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JP2006302850A - 防水パッキンとそれを用いた防水コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

防水パッキンとそれを用いた防水コネクタ及びその製造方法 Download PDF

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JP2006302850A
JP2006302850A JP2005127198A JP2005127198A JP2006302850A JP 2006302850 A JP2006302850 A JP 2006302850A JP 2005127198 A JP2005127198 A JP 2005127198A JP 2005127198 A JP2005127198 A JP 2005127198A JP 2006302850 A JP2006302850 A JP 2006302850A
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packing
thermoplastic adhesive
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JP2005127198A
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Tetsuo Kato
哲男 加藤
Kazuki Zaitsu
加都喜 財津
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】電線と防水パッキンとコネクタハウジング等の取付側との間の防水を簡単且つ確実に行わせ、且つ取付側との組立を作業性及び効率良く行わせる。
【解決手段】内側に電線挿通部9、外側に、取付側16に対する接触部13をそれぞれ有するコア部材4と、少なくとも電線挿通部と接触部とに付着された熱可塑性接着剤5とで構成され、加熱により、電線挿通部の熱可塑性接着剤で電線3に接着し、接触部の熱可塑性接着剤で取付側に接着する防水パッキン1を採用する。コア部材4を電線挿通部9から分割した。防水パッキン1と、端子付き電線3を挿入するコネクタハウジング22と、防水パッキンを挿入する取付側であるコネクタハウジングのパッキン収容部16とを備える防水コネクタ24を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線の外周面とパッキン取付側の内周面とに熱可塑性接着剤で接着して確実な防水を行わせる防水パッキンとそれを用いた防水コネクタ及びその製造方法に関するものである。
図16は、従来の防水コネクタとその製造方法の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この防水コネクタ81は、合成樹脂製のコネクタハウジング82と、コネクタハウジング82に覆設される合成樹脂製のカバー83と、電線84の絶縁被覆の外周面に装着される筒状の防水パッキン85とを備えるものである。防水パッキン85はポリエステルやエラストマ等の材料で形成されている。
コネクタハウジング82の後半部は開口され、開口部内に端子の板状の延長部86が配置され、絶縁被覆電線84が端子延長部86の上に配置され、防水パッキン85が開口部内に収容され、防水パッキン85の上からカバー83が被着され、カバー83の突部で電線84と防水部材85が押さえられ、その状態でカバー83がコネクタハウジング82に対して超音波加振される。
カバー83の両側端部88がコネクタハウジング82の基板部87に溶着して一体化すると共に、電線84の絶縁被覆が溶けて導体部が露出し、端子延長部86に接続され、防水パッキン85が溶融して開口部を塞いで外部からの水の浸入を防止する。
特開平10−321287号公報(図1)
しかしながら、上記従来の防水コネクタとその製造方法にあっては、筒状の防水パッキン85に一本ずつ電線84を挿通させたり、テープ状の防水部材を巻き付けなければならないために、作業の機械化が困難であったり、加工が面倒で多くの工数を要するという問題があった。また、防水パッキン全体を溶融させる部材を使用した場合、加熱に多くの時間を必要とすると共に、防水パッキン85の外径が小さい場合には、溶融した際に、電線84の外周面と防水パッキン85の内周面との間や、防水パッキン85の外周面と取付側であるコネクタハウジング82の内面との間に隙間を生じやすく、防水部材の設定量、取付位置等の管理点が多く、品質が安定しないという懸念があった。また、超音波加振により、カバー83とコネクタハウジング82、電線84と端子延長部86、防水パッキン85とコネクタハウジング82をそれぞれ同時に溶融接着する手段をとった場合、防水パッキン85が溶融したか否かの見極めが難しいという問題があったり、カバー83をコネクタハウジング82に永久的に固着させてしまうために、メンテナンスやリサイクルのために分解して金属製の端子86を効率的に取り出すことが困難であるという問題もあった。
本発明は、上記した問題や懸念を解消して、電線と防水パッキンとの間や防水パッキンとコネクタハウジング等との間の防水を簡単且つ確実に行えて防水性を高めることができ、しかも、電線やコネクタハウジング等の取付側との組立・解体を作業性及び効率良く行わせることのできる防水パッキンとそれを用いた防水コネクタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る防水パッキンは、内側に電線挿通部、外側に、取付側に対する接触部をそれぞれ有するコア部材と、少なくとも該電線挿通部と該接触部とに付着された熱可塑性接着剤とで構成され、加熱により、該電線挿通部の熱可塑性接着剤で電線に接着し、該接触部の熱可塑性接着剤で該取付側に接着することを特徴とする。
上記構成により、電線挿通部に電線を挿通し、防水パッキンを取付側に挿入して加熱することで、熱可塑性接着剤が溶融して電線が電線挿通部に隙間なく接着され、それと同時に防水パッキンの外周面が取付側の内周面に隙間なく接着される。それにより、電線の外周面と電線挿通部の内周面との間及び取付側と防水パッキンとの間が防水され、且つ電線と電線挿通部及び取付側と防水パッキンとが相互に固定される。コア部材があることで、電線挿通部において電線がコア部材でしっかりと支持され、熱可塑性接着剤がコア部材で押されて電線にしっかりと密着する。取付側としては、合成樹脂製のコネクタハウジングの開口されたパッキン収容部や、電気接続箱本体(ケースやカバー)の電線導出用の開口部(パッキン収容部)等が挙げられる。コア部材は弾性を有していてもいなくてもよい(軟質でも硬質でもよい)。熱可塑性接着剤は常温で弾性的に固形化され、加熱によって溶融して流動化するものであり、常温で粘着性を有しない(べとつかない)から、防水パッキンの取り扱いや取付側への防水パッキンの装着作業が容易である。
請求項2記載の防水パッキンは、請求項1記載の防水パッキンにおいて、前記コア部材が前記電線挿通部から分割されたことを特徴とする。
上記構成により、コア部材を展開した状態で電線がセットされ、コア部材を閉じて電線が電線挿通部内に挟むように保持され、その状態で熱可塑性接着剤が加熱溶融される。分割コア部材は熱可塑性接着剤の溶融までの間において係止手段で係止しておくことが好ましい。
請求項3に係る防水パッキンは、請求項2記載の防水パッキンにおいて、前記電線挿通部が電線挿通孔、又は電線を埋入させる柔軟な電線挿通面、又は前記熱可塑性接着剤を充填する空室、又はフラット電線を挿通させる電線挿通面で構成されたことを特徴とする。
上記構成により、電線挿通部が電線挿通孔である場合、両コア部材の電線挿通溝の間に電線がセットされ、両電線挿通溝が整合して電線挿通孔となり、電線挿通孔の内周の熱可塑性接着剤が溶融して、電線の外周面が電線挿通孔の内周面に隙間なく接着される。また、電線挿通部が柔軟な電線挿通面である場合、電線は電線挿通面を溝状に凹ませてセットされ、溶融した熱可塑性接着剤で電線挿通面に電線が隙間なく接着される。コア部材としては熱可塑性接着剤に接着性のある軟質のゴム材等が好適である。また、電線挿通部がコア部材の空室である場合、空室内に熱可塑性接着剤が充填され、熱可塑性接着剤の間に電線がセットされ、溶融した熱可塑性接着剤で電線が包まれるように接着される。コア部材の外壁は溶融した熱可塑性接着剤の漏出を阻止すると共に、熱可塑性接着剤に電線挟持方向の弾性力を付与する。また、電線挿通部がフラット電線用の電線挿通面である場合、フラット電線が電線挿通面の間にセットされ、溶融した熱可塑性接着剤でフラット電線が電線挿通面に隙間なく接着される。フラット電線の導体部が外側に膨出したものは、電線挿通面に電線挿通孔を連通形成して導体部を挿通させる。
請求項4に係る防水パッキンは、請求項1記載の防水パッキンにおいて、前記電線挿通部である電線挿通孔に連通する電線挿入用のスリットを有し、該スリットに前記熱可塑性接着剤が付着されたことを特徴とする。
上記構成により、電線がスリットから電線挿通孔に挿入され、熱可塑性接着剤の加熱溶融でスリットが隙間なく接着されて閉じ、それと同時に電線の外面が電線挿通孔の内面に隙間なく接着される。電線を挿入する際にスリットは外側に開くから、弾性のコア部材を用いることが好ましい。
請求項5に係る防水パッキンは、請求項1〜4の何れか記載の防水パッキンにおいて、使用しない前記電線挿通部に装着ないし形成される防水栓を含むことを特徴とする。
上記構成により、使用しない電線挿通部において溶融した熱可塑性接着剤で電線と共に防水栓(盲栓)が電線挿通部に隙間なく接着され、使用しない電線挿通部が確実に防水される。防水栓としては合成ゴム製(弾性)や合成樹脂製(非弾性)のものや、コア部材に一体に形成されたものや、熱可塑性接着剤で一体ないし別体に形成されたもの等を使用可能である。
請求項6に係る防水パッキンを用いた防水コネクタは、請求項1〜5の何れか記載の防水パッキンと、端子付き電線を挿入するコネクタハウジングと、該防水パッキンを挿入する前記取付側である該コネクタハウジングのパッキン収容部とを備えることを特徴とする。
上記構成により、例えばコネクタハウジング内に端子付き電線が挿入され、防水パッキンが電線に装着されてコネクタハウジングのパッキン収容部内に挿入される。あるいは、端子付き電線が防水パッキン内に挿通され、端子付電線がコネクタハウジング内に挿入されると同時に防水パッキンがパッキン収容部内に挿入される。次いで熱可塑性接着剤が加熱溶融されて、電線の外面と防水パッキンの電線挿通部の内面、及び防水パッキンの外面とパッキン収容部の内面とが同時に隙間なく接着固定される。
請求項7に係る防水パッキンを用いた防水コネクタは、請求項6記載の防水パッキンを用いた防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングが、前記端子付き電線を挿入するインナハウジングと、該インナハウジングを挿入するアウタハウジングとで構成され、該アウタハウジングに前記パッキン収容部が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、例えばインナハウジング内に端子付き電線が挿入され、電線に防水パッキンが装着され、インナハウジングがアウタハウジング内に挿入されつつ防水パッキンがアウタハウジングのパッキン収容部内に挿入される。次いで熱可塑性接着剤が加熱溶融されて、電線の外面と防水パッキンの電線挿通部の内面、及び防水パッキンの外面とパッキン収容部の内面とが同時に隙間なく接着固定される。これにより、電線と防水パッキンとアウタハウジングとが相互に接着固定され、インナハウジングは例えば防水パッキンで挿入方向に押圧されてアウタハウジングとの間で固定される。防水パッキンはインナハウジングに対する防水を兼ねたリヤホルダとして作用する。
請求項8に係る防水パッキンを用いた防水コネクタの製造方法は、請求項1〜5の何れか記載の防水パッキンを用い、該防水パッキンの前記電線挿通部に電線を挿通し、該防水パッキンをコネクタハウジングのパッキン収容部に挿入し、該防水パッキンを加熱して前記熱可塑性接着剤を溶融させ、該溶融した該熱可塑性接着剤で該電線と該電線挿通部及び該防水パッキンと該パッキン収容部を接着し防水させることを特徴とする。
上記構成により、例えばコネクタハウジング内に端子付き電線が挿入され、防水パッキンが電線に装着されてコネクタハウジングのパッキン収容部内に挿入される。あるいは、端子付き電線が防水パッキン内に挿通され、端子付電線がコネクタハウジング内に挿入されると同時に防水パッキンがパッキン収容部内に挿入される。次いで熱可塑性接着剤が加熱溶融されて、電線の外面と防水パッキンの電線挿通部の内面、及び防水パッキンの外面とパッキン収容部の内面とが同時に隙間なく接着固定される。
請求項1記載の発明によれば、熱可塑性接着剤で電線の外面の防水と取付側の内面の防水とを確実に且つ効率良く行うことができると共に、電線と防水パッキンとの固定及び防水パッキンと取付側との固定すなわち組立を同時に且つ他の係止手段を用いずに効率良く且つ低コストで行うことができる。また、内側のコア部材で電線表面に圧力がかかるように電線をしっかりと支持して熱可塑性接着剤で電線挿通部に確実に密着させることができるから、電線外周の防水性が向上する。また、接着剤硬化後の保持力は接着力に依存できるので、作業性を考慮した大きな係止手段を用いないから、防水構造が簡素化・コンパクト化される。また、熱可塑性接着剤は常温でべとつかないから、防水パッキンの取り扱いや取付側への防水パッキンの装着作業等を容易に作業性良く行うことができ、接着剤で汚れないので機械化が容易にできる。また、熱可塑性接着剤を溶融して電線と防水パッキンと取付側とを分離させることができるから、メンテナンスやリサイクルの際、工業用ドライヤや高温槽に入れ、簡単に分離することができる。
請求項2記載の発明によれば、コア部材を開いて電線をコア部材内に容易に挿通セットすることができ、また、電線への防水部材(熱可塑性接着剤)の接着を従来の防水部材の挿通や巻き付けに要する作業時間よりも短くできるので、電線間の防水のための組立作業性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、丸型電線やフラット電線等に対応して種々の電線挿通部において各種電線を隙間なく確実に防水することができ、また、接着後に電線が引っ張られても挿通部や接着剤の弾性で追従できて、防水性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、コア部材を分割することなく、電線を電線挿通部に容易に挿通させることができると共に、熱可塑性接着剤の溶融によってスリットを隙間なく閉じることができるから、電線外周における防水性が向上する。また、スリットが広く開口したようにコア部材を作っておき、接着時に電線を充分被覆する形状にすれば、電線の挿通作業性が更に高くなる。
請求項5記載の発明によれば、使用しない未回路の電線挿通部を他の電線の接着と当時に防水栓で簡単且つ確実に防水することができ、防水の信頼性が向上する。防水栓は丸型電線の未回路部分の防水にも有効であるが、特に請求項3記載のフラット電線に防水栓を組み付ける作業を容易に行うことができ、未回路部を防水パッキンの一体形成で封止することで、未回路部の防水構造の組立が簡素化される。
請求項6記載の発明によれば、電線外周の防水とコネクタハウジングのパッキン収容部内面の防水とを熱可塑性接着剤で同時に且つ確実に行うことができると共に、電線と防水パッキンの固定と防水パッキンとコネクタハウジングの固定とを同時に且つ他の係止手段を用いずに確実に効率良く行うことができるから、防水コネクタの防水の信頼性と組立作業性が向上し、且つ防水コネクタが低コスト化・コンパクト化される。
請求項7記載の発明によれば、熱可塑性接着剤による電線外周の防水と同時に防水パッキンとアウタハウジングとの防水と固定、及び防水パッキンによるインナハウジングの係止固定を行うことができるから、インナハウジングへの電線付き端子の係止手段やアウタハウジングへのインナハウジングの係止手段やアウタハウジングへの防水パッキンの係止手段が不要となり、防水コネクタの構造が簡素化・低コスト化・コンパクト化される。
請求項8記載の発明によれば、電線外周の防水とコネクタハウジングのパッキン収容部内面の防水とを熱可塑性接着剤で同時に且つ確実に行うことができると共に、電線と防水パッキンの固定と防水パッキンとコネクタハウジングの固定とを同時に且つ他の係止手段を用いずに確実に効率良く行うことができるから、防水コネクタの防水の信頼性と組立作業性が向上し、且つ防水コネクタが低コスト化・コンパクト化される。
図1〜図6は、本発明に係る防水パッキンとそれを用いた防水コネクタ(防水構造)及びその製造方法の一実施形態を示すものである。
図1において、符号1は防水パッキン、2は合成樹脂製のインナハウジング、3は、インナハウジング内に挿入された端子付き電線をそれぞれ示している。
図2にも示す如く、防水パッキン1は内側のコア部材4と外側の熱可塑性接着剤5とで構成されている。熱可塑性接着剤5はコア部材4の前後の端面を除く内面と外面とに付着している。なお、前後の端面に熱可塑性接着剤5を付着させても実使用上は何ら問題はない。
コア部材4は合成ゴム等の弾性材又は合成樹脂等の硬質材で形成されている。熱可塑性接着剤5はいわゆるホットメルト材であり、加熱(110〜120゜C程度)によって溶融して流動性を帯び、自然冷却によって弾性を有したまま固形化される。
コア部材4の弾性材としては、アクリルゴム、高速加硫シリコーン、ウレタンゴム、NBR、フッ素ゴム、EPDM等を使用可能である。コア部材4の樹脂材としては、PBT、PA、PP、PET、ABS等を使用可能である。また、熱可塑性接着剤5としては、酢酸ビニル樹脂系、塩化ビニル樹脂系、αオレフィン樹脂系、水性高分子イソシアネート系等を使用可能である。
コア部材4への熱可塑性接着剤5の付着方法は、例えばディッピングやスプレー等によって行うことができる。ディッピングは、金属製の容器内で熱可塑性接着剤を加熱溶融させ、溶融した熱可塑性接着剤の中にコア部材4を浸すことで行われる。コア部材4の前後の端面に熱可塑性接着剤を付着させない場合はマスキングを施したり、長形のコア部材の母材をディッピングした後で切断する等の手法を用いることができる。また、コア部材4の電線挿通部9やハウジング接着面13は、コア部材4の成型金型を放電加工で凹凸を付けたりマクロ的な凹凸を付けて熱可塑性接着剤5がのりやすくすることで、接着後の保持力アップにも効果がある。
スプレーは、スプレー容器内で熱可塑性接着剤を加熱溶融させ、コア部材4を図2のように展開した状態で、溶融した熱可塑性接着剤を圧縮エア等でノズルから霧状に噴霧してコア部材4の表面に吹き付けることで行われる。コア部材4の表面をぐるりと一周するように吹き付けることで、コア部材4の前後の端面に熱可塑性接着剤5を付着させることなく、所要な部分に熱可塑性接着剤5を均一に付着させることができる。また、接着の必要な面を狙ってスプレーする方法でもよい。
図2の防水パッキン1は上下分割され、且つ両分割パッキン6が一側の薄肉のヒンジ7で連結されて開閉自在である。各分割パッキン6のコア部材4の内面には断面半円状の電線挿通溝8が複数等ピッチ(狭ピッチ)で形成され、上下の電線挿通溝8が整合して断面円形の電線挿通孔(電線挿通部)9(図3)を構成する。
各コア部材4の各電線挿通溝8の間の山型状の隔壁10の頂面(分割面)11は幅狭に形成されている。熱可塑性接着剤5は、コア部材4の幅狭な頂面(分割面)11と、電線挿通溝8の円弧面と、両側のやや幅広な頂面(分割面)12と、分割パッキン6の両側面と上又は下の外面とに連続して付着されている。一例として、電線挿通孔9(図3)の内径が2mmの場合、熱可塑性接着剤5の厚さは0.2mm程度である。
両分割パッキン6の幅狭な頂面11を接合させるようにしたことで、分割しない場合に較べて電線挿通孔9を狭ピッチで確実に形成することができる(分割しない場合は各電線挿通孔間の隔壁10が薄くなって切れやすい懸念がある)。少なくとも何れか一方の分割パッキン6の頂面(分割面)11,12に熱可塑性接着剤5が付着していれば、両分割パッキン6を相互に接着可能である。
各分割パッキン6のコア部材4の外周面(接触部)13すなわち上又は下の外面と側面とは図4の合成樹脂製のアウタハウジング15の後端側の矩形筒状のパッキン収容部16内に挿入するべく、平坦に形成されている。図2の如くヒンジ7とは反対側の側面に係止手段として可撓性の係止爪17と係合凹部18が対称に設けられていることが好ましい。係止爪17は係合凹部18側の側面14と同一面に位置し、係止状態で側面14から外側に突出しないようになっている。
係止手段17,18は図1において両分割パッキン6を合体させてから熱可塑性接着剤5を加熱するまでの間で端子付き電線(電線)3を仮固定(仮保持)させるためのものである。係止爪17に代えて円柱状の係止ボス(図示せず)を設け、係合凹部18に代えて係合孔(図示せず)を設け、ボスの表面の熱可塑性接着剤5を係合孔に圧入して係止させることも可能である。係止手段に代えて別部材のクランプ等で両分割パッキン6を合体(接合)させた状態で保持させることも可能はある。
図1において防水パッキン1はインナハウジング2の後端面に近接するか好ましくは接触(当接)して配置されている。端子付き電線3をインナハウジング2に上部開口19から下向きに挿入し、次いで又はそれと同時に下側の分割パッキン6の各電線挿通溝8に電線3を上から下向きに挿入する。次いで上側の分割パッキン6をヒンジ7を支点に回動させて、図3の如く下側の分割パッキン6に接合させる。
これにより、各電線3が電線挿通溝8の表面の弾性の熱可塑性接着剤5で保持(挟持)され、熱可塑性接着剤5の弾性的な摩擦力で電線3の長手方向の位置ずれが抑止される。常温での電線3の挿通作業時等に熱可塑性接着剤5が粘着性を有さず、べとつかないから、作業が容易である。電線3の絶縁被覆としては熱可塑性接着剤5の溶融温度でも溶融しない材質のものを用いる。
図3のインナハウジング2と端子付き電線3と防水パッキン1との一次組立体(インナ組立体)20を図4の如くアウタハウジング15の矩形筒状の周壁でなるパッキン収容部(取付側)16に挿入する。インナ組立体20の挿入は防水パッキン1がパッキン収容部内に完全に挿入されるまで行い、防水パッキン1の挿入は外周面(接触部)13の熱可塑性接着剤5がパッキン収容部16の内面21に摺接しつつやや圧入気味に行われる。防水パッキン1は何らべとつかないので、挿入作業が容易である。例えば組立の機械化の際、パーツフィーダやロボットアームで組立が可能となり、接着剤充填工程が要らない。インナハウジング2とアウタハウジング15とでコネクタハウジング22が構成される。
図4の実施形態では、インナ組立体20(インナハウジング2や防水パッキン1)を上下二段に接合した状態でアウタハウジング15に挿入している。端子付き電線3の端子23(図1)の極数が少なくてもよい場合は、インナ組立体20を図3の一段の状態で図4よりも小形のアウタハウジング15に挿入する。何れの場合も図6の如くインナハウジング2の後端面2aに当接するまで防水パッキン1を押し込むことが好ましい。インナハウジング2の前端面2bはアウタハウジング15の前端内面15aにガタ付きなく当接させる。また、図4の符号5と21の面をテーパ状に形成し、アウタハウジング15にインナ組立体20を挿入保持する力で接着時の圧力をかけたり、符号21の面にプライマ等の界面親和剤を塗ってもよい。
図5の如く、アウタハウジング15内にインナ組立体20を挿入した状態で、熱可塑性接着剤5に外部から熱を加えることで、防水パッキン1の電線挿通孔9の内周面の熱可塑性接着剤5が溶けて、電線3の外周面との間の隙間を塞ぎつつ、電線3の外周面と電線挿通孔9の内周面とを接着固定させる。それと同時に、防水パッキン1の外周面(接触部)13の熱可塑性接着剤5が溶けて、アウタハウジング15のパッキン収容部16の内周面との間の隙間を塞ぎつつ、防水パッキン1の外周面とパッキン収容部16の内周面とを接着固定させる。それと同時に、上下(左右でもよい)の分割パッキン6が分割面11,12(図2)の熱可塑性接着剤5で相互に接着し、一体的に強固に固定される。それと同時に、上下に積層された防水パッキン1(図6)が外周面の熱可塑性接着剤5で相互に接着固定される。これらにより、図6の防水コネクタ24が完成する。
電線3の外周面と電線挿通孔9の内周面との間の隙間と、防水パッキン1の外周面とアウタハウジング15の内周面との間の隙間がなくなったことで、外部から防水コネクタ24内への水の浸入が確実に防止される。なお、図6のアウタハウジング15の前端の端子挿入孔25は相手コネクタ(図示せず)の嵌合時に内側の主ハウジング26と外側のフード部27との間のゴムパッキン(図示せず)で防水される。
コア部材4として硬質な合成樹脂材を用いた場合は、軟質なゴム材を用いた場合に較べて電線挿通孔9の撓み変形がないから、電線3の外周面と電線挿通孔9の内周面との接触圧力が増加し、電線3と防水パッキン1との接着力が増大する。この効果は軟質なゴム材を用いた場合にも発揮される。また、各端子間の組付け間隔が狭いもの(ファインピッチ)に有利であり、加熱前の隙間があっても加熱時に粘度の低くなった接着剤が毛管作用で封止する。
また、電線3と防水パッキン1が接着固定され、防水パッキン1とアウタハウジング15とが接着固定され、アウタハウジング内でインナハウジング2が防水パッキン1で押圧固定される(防水パッキン1の前端面に熱可塑性接着剤5を付着させた場合は接着固定される)ことで、端子付き電線3とアウタハウジング15とが固定され、これらのための係止手段すなわちインナハウジング2とアウタハウジング15との係止手段や、端子23とインナハウジング2との係止手段や、防水パッキン1とアウタハウジング15又はインナハウジング2との係止手段が不要となる。これにより、コネクタ構造が簡素化・低コスト化・コンパクト化される。
また、両分割パッキン6同士が分割面11,12(図2)の熱可塑性接着剤5で相互に接着されるから、係止手段17,18(図2)で強い係止力を発揮させる必要がなく(係止手段17,18はあくまでも仮係止のための係止力の弱い小さなもので十分である)、それによっても構造が簡素化・コンパクト化される。
なお、図3において、回路形態によって電線3を挿通させない電線挿通孔9が生じた場合には、防水のためのゴム材や合成樹脂材の防水栓(図示しない盲栓)を電線挿通孔9に挿入したり、防水栓として棒状の熱可塑性接着剤5を挿着して、溶融した熱可塑性接着剤5でこれら防水栓を電線挿通孔9の内面に接着して電線挿通孔9を隙間なく塞ぐようにすることが好ましい。防水栓には前後端に抜け止め用の鍔部を設けておくことが好ましい。予め使用しない電線挿通孔9が分かっている場合には、分割式の防水パッキン1の一方のコア部材4に電線挿通溝8の断面形状の円弧状の突条(図示しない防水栓)を設け、突条を他方のコア部材4の電線挿通溝8に係合させて熱可塑性接着剤5で接着防水したり、コア部材4の電線挿通溝8を断面半円状の熱可塑性接着剤(防水栓)5で埋めておくことも可能である。このように予め電線挿通孔9に多めに熱可塑性接着剤5を付着させておき、その熱可塑性接着剤5によって不要な電線挿通孔9を閉塞させることも可能であり、特に後述のフラット電線(図12)の空回路(未回路)の電線挿通孔封止手段として有効である。
また、防水パッキン1は、既存のゴムパッキンの作用(防水作用)と、ゴムパッキンの抜け出しを阻止するリヤホルダの作用(保持作用)との両方を担保するから、部品点数の削減とコネクタの長手方向のコンパクト化が図られる。
熱可塑性接着剤5の加熱方法としては、例えば、図5のように防水コネクタ24を下向き(電線3を上向き)又は横向きにした状態でコンベア等に載せて110〜120゜C程度の加熱炉内を通過させたり、あるいは恒温槽に複数の防水コネクタ24を入れて加熱させたりすることが好ましい。防水コネクタ24を下向きにするのは、溶融時の防水パッキン1の抜け出しを防ぐためである。
図1においては、インナハウジング2の後端に隣接して防水パッキン1を配置しているが、例えば端子付き電線3をインナハウジング2に挿入した後、インナハウジング2の後方で電線3に防水パッキン1を装着し、防水パッキン1を手等で電線3に沿ってインナハウジング2の近くまで又は当接するまで移動させ、次いで図4の如くインナ組立体20をアウタハウジング15に装着することも可能である。
また、上記実施形態においては、防水パッキン1を分割式として電線3の装着性を向上させたが、分割式でない防水パッキンを用いて、その電線挿通孔9の開口から電線3を長手方向に挿通させて図3の状態を得ることも可能である。また、分割式とした場合に、ヒンジ7(図2)を用いずに、両分割パッキン6を係止手段で係止させることも可能である。係止手段としては、上記係止爪17と係合凹部18、係止ボスと係合孔の他に、係止アームと係合凹部等、種々の形態のもの(但し、外側に出っ張らないもの)を適宜設定可能である。
また、図6の実施形態の防水コネクタ1は図1の如く上部を開口したインナハウジング2を用いているが、必ずしも上部を開口したものである必要はなく、四方を囲まれたインナハウジングを用いることも可能である。また、端子付き電線3の端子23は圧着に限らず圧接で電線3に接続されたものであってもよい。
また、本例の端子23は雌端子であり、インナハウジング2は雌端子23を全長に渡って収容した状態で、前端壁27(図1)に相手雄端子に対する挿入孔を有しているが、雌端子23に代えて雄端子を収容する場合は、雄端子の電線接続部側のみをインナハウジング内に収容し、雄端子の前半のタブ状電気接触部をインナハウジングの前端壁から前方に突出させ、アウタハウジング(フード部27は不要である)の内側に、相手コネクタに対するコネクタ嵌合室を形成させることも可能である。
また、図7に示す如く、フード部のない矩形箱状のコネクタハウジング28の後端部に防水パッキン1を収容する開口部であるパッキン収容部(取付側)29を形成し、パッキン収容部29の前側に複数の端子収容室30を並列に設けたものにおいて、パッキン収容部29に防水パッキン1を挿入し、防水パッキン1を外部から加熱して、溶融した熱可塑性接着剤5で電線3とコア部材4の電線挿通孔9の内面を接着すると同時に、コア部材4の外周面(接触部)13をコネクタハウジング28のパッキン収容部29の内面に接着して、防水コネクタ71を構成することも可能である。防水パッキン1は分割式であるが、非分割としたり、あるいは多段に積層したりすることも可能である。使用しない電線挿通孔9には前例同様の防水栓を装着ないし形成して熱可塑性接着剤5で接着防水する。
また、図8に示す如く、矩形箱状のコネクタハウジング31の端子収容室32の後端の開口部であるパッキン収容部(取付側)33内に一つずつ独立した防水パッキン34を挿入して、加熱することで、溶融した熱可塑性接着剤5で電線3とコア部材4の電線挿通孔9の内面、及びコア部材4の外周面(接触部)13とコネクタハウジング31のパッキン収容部33の内面を接着させて、防水コネクタ72を構成することも可能である。電線径(端子)が小さい場合はパッキン収容部33は端子収容室32よりも大きいことが挿入作業性の上から好ましい。防水パッキン34は分割式であるが、非分割とすることも可能である。使用しない電線挿通孔9には防水栓を装着ないし形成して熱可塑性接着剤5で接着防水する。
また、上記各実施形態においては、矩形状のコネクタハウジング22,28,31に対応して矩形状の防水パッキン1,34を形成したが、例えば断面円形(円柱状)のコネクタハウジング(図示せず)に対応して円形の防水パッキンを形成し、円形の防水パッキンに一ないし複数の電線挿通孔を放射状等に設け、防水パッキンの熱可塑性接着剤を加熱溶融して上記同様に電線と防水パッキン、防水パッキンとコネクタハウジングとの接着防水を行わせることも可能である。円形の防水パッキンを分割式とする場合は、例えば同心円状(環状)や三分割等に分割し、それぞれ分割面に電線挿通孔を配置することが好ましい。
また、上記した各防水パッキン1,34を用いた防水構造は、例えば電気接続箱の合成樹脂製の上カバーや下カバー等に一体に形成したコネクタハウジング(図示せず)に防水パッキン1,34を装着することで構成するものにおいても適用可能である。
また、コネクタ以外で、図9に示す如く、電気接続箱35の合成樹脂製のカバー(接続箱本体)36に電線導出用の開口部37を設け、開口部37の周囲にハウジング状の周壁で成るパッキン収容部(取付側)38を一体形成し、電線39と共に防水パッキン1をパッキン収容部内に挿入し、加熱して熱可塑性接着剤5を溶融して、電線39とコア部材4の電線挿通孔9の外面、及びコア部材4の外周面(接触部)13と取付側であるパッキン収容部38の内面とを接着防水させることも可能である。なお、パッキン収容部38は外部に突出せずに凹状にへこんだものであってもよい。使用しない電線挿通孔9には防水栓を装着ないし形成して熱可塑性接着剤5で接着防水する。図6〜図9の構成は防水パッキンを用いた防水構造としても有効である。
図10は、防水パッキンの他の実施形態を示すものであり、上記実施形態の防水パッキン1が中実であったのに対し、この防水パッキン40(一対の分割パッキン41)の各コア部材42は底壁(天壁)と前壁と後壁と両側壁とで囲まれた空室(電線挿通部)43を有し、各空室内に熱可塑性接着剤5を予め充填しておき、下側の分割パッキン41の前後の壁部の電線挿通溝44で電線3を支持させ、上側の分割パッキン41を被せ、内側の熱可塑性接着剤5を外表面の熱可塑性接着剤5と共に加熱して溶融させ、空室内の熱可塑性接着剤5を電線3の外周面に接着させると同時に、外周面(接触部)45の熱可塑性接着剤5をコネクタハウジングや接続箱本体といった取付側に接着させるものである。
空室内の熱可塑性接着剤5は射出成型等により、防水パッキン40の箱状のコア部材42内に鎖線5で示す如く図2の例の電線挿通溝8の形状に充填することが好ましい。厳密には溶け代を見込んで、コア部材42の高さよりも少し高く空室内の熱可塑性接着剤5を突出させておくことが好ましい。上下の分割パッキン41の電線挿通溝44の内周面が電線の外周面に密着して加熱時の空室内の熱可塑性接着剤5の外部への溶け出しを阻止する。
コア部材42として熱可塑性接着剤5よりも硬質の部材を用いた場合は、コア部材42が空室内の熱可塑性接着剤5に電線挟み方向の力を付与するから、電線3の外面と熱可塑性接着剤5の電線挿通孔(符号44で代用)の内面との密着力が高まり、防水性が向上する。また、上下の分割パッキン41を閉じた際に、コア部材42の前後壁の電線挿通溝44の端縁に電線3の合成樹脂製の絶縁被覆を食い込ませるようにすれば、電線3に抜き出し方向の力が作用してもその力を受け止めて電線3の長手方向の位置ずれを防止し、電線3と熱可塑性接着剤5との密着性が確保される。また、電線挿通溝44の内周面に予め熱可塑性接着剤5を付着させておけば防水性が一層高まる。使用しない電線挿通孔(符号44で代用)には前例同様の防水栓を装着して熱可塑性接着剤5で接着防水したり、コア部材内に充填された熱可塑性接着剤5と一体の防水栓で熱可塑性接着剤5の電線挿通溝を埋めて防水することが可能である。
図11は、防水パッキンのその他の実施形態を示すものであり、この防水パッキン46(一対の分割パッキン47)は内側にシリコーンゴム等の柔軟で弾性の板状のコア部材48を有し、コア部材48の外周面に熱可塑性接着剤5を付着させたものである。コア部材48は内側に平坦な電線挿通面(電線挿通部)49を有し、外側に平坦な接触面(接触部)50を有している。
上下の分割パッキン47の内側の電線挿通面49の間に電線3を並列に配置し、上下の分割パッキン47で電線を挟むことで、電線3が柔軟な各コア部材48を圧縮させてコア部材48の内側に半径分の寸法で埋入され、その状態で加熱することで、熱可塑性接着剤5が溶けて、電線3とコア部材48との間及びコア部材48の外周面(接触部)13とコネクタハウジングや接続箱本体といった取付側の内周面との間を接着防水する。電線3を挿通させない部位には前例のような防水栓を使用しなくとも上下の電線挿通面49が自動的に密着して防水が行われる。
上記各実施形態においては、丸型電線3,39を使用したが、例えば図12に示す如く、丸型電線に代えてフラット電線51を使用することも可能である。この場合、防水パッキン52(一対の分割パッキン53)の各コア部材54には、フラット電線51の導体部55の周囲の絶縁被覆の膨出部56の形状に合わせて例えば矩形状等の電線挿通溝57を設けておく。各電線挿通溝57の間の隔壁58の頂面59にはフラット電線51の各導体部55の間の帯状の連結被覆60が配置され、電線挿通溝57の内面と頂面59とで電線挿通面(電線挿通部)61が構成される。
上下の分割パッキン53の電線挿通面61でフラット電線51を挟み、その状態でコネクタハウジングや接続箱本体等の取付側に挿入し、加熱して内外周の熱可塑性接着剤5を溶かして、フラット電線51とコア部材54との間及びコア部材54の外周面(接触部)13と取付側の内周面との間を接着防水する。コア部材54は弾性材に限らず硬質の合成樹脂材であってもよいことは言うまでもない。使用しない電線挿通孔(符号57で代用)には前例同様の防水栓を装着ないし形成して熱可塑性接着剤5で接着防水する。従来においてはフラット電線51の未回路部分(導体部55を抜した部分)の防水が極めて困難であったが、未回路部分に予め矩形状等の防水栓を装着したり、熱可塑性接着剤5に矩形状等の防水栓を一体に形成しておくことで、フラット電線51の未回路部における防水を簡単且つ確実に行うことができる。
図12のフラット電線51は導体部55の比較的厚いものであるが、導体部55が銅箔やプリント回路等の薄いものである場合は、フラット電線の絶縁被覆を含む厚みが全幅に渡ってほぼ均一であるので、防水パッキン52に電線挿通溝57を設ける必要はなく、コア部材54に平坦な電線挿通面(電線挿通部)を形成すればよい。
図13は、図4の実施形態に対応して、防水パッキン1’を複数積層する構造を示すものであり、係止手段として一方の防水パッキン1’に係止爪62が突設され、他方の防水パッキン1’に係止爪62を係合させる係合凹部63が設けられている。係止爪62や係合凹部63は各分割パッキン6’を合体させるための係止手段である係止爪17や係合凹部18と同じものである。防水パッキン1’の積層数は二層に限らず、三層、四層と端子付き電線3の接続回路数に応じて複数層に設定可能である。図13において符号5は図2の形態と同様の熱可塑性接着剤、9は同じく電線挿通孔を示している。
図14は、丸型電線3をスリット65から電線挿通孔(電線挿通部)66に挿入させる形態の非分割式の防水パッキン64を示すものである。スリット65はコア部材67の長辺側の壁部に複数等ピッチで並列に設けられ、各スリット65は厚さ方向中央の電線挿通孔66に連通し、スリット65の内面と電線挿通孔66の内周面とコア部材67の外周面(接触部)68とに熱可塑性接着剤5が付着されている。コア部材67は電線挿通時にスリット65を拡げるために合成ゴム等の弾性材であることが好ましい。スリット65は初期的にほぼ閉じていることが好ましい。このスリット65を用いた防水パッキン64は円形の防水パッキンにも適用可能である。使用しない電線挿通孔66には前例同様の防水栓を装着ないし形成して熱可塑性接着剤5で接着防水する。
図15(a)の如く、スリット64から電線挿通孔66に電線3を挿入し、次いで図15(b)の如く、コネクタハウジングや接続箱本体といった樹脂体69の孔状のパッキン収容部(取付側)70に圧入気味に挿入する(押し込む)ことで、パッキン収容部70の内周面が防水パッキン64を押圧し、図15(a)で開いたスリット64が初期形状に復元して閉じ、この状態で防水パッキン64を加熱することで、図15(c)の如く、熱可塑性接着剤5が溶けてスリット64が封止され、それと同時に電線3の外周面とコア部材67の電線挿通孔66の内周面が接着防水され、コア部材67の外周面68とコネクタハウジングや接続箱本体等の取付側69のパッキン収容部70の内周面とが接着防止される。
パッキン収容部70の内径は防水パッキン64の挿入時に防水パッキン64の外周面と隙間なく接する程度の寸法であることが好ましい。防水パッキン64はパッキン収容部内にある程度の力で押し込まれるように挿入される。これは上記各実施形態においても同様である。
上記各実施形態の防水パッキン1,1’,40,46,52,64を用いた防水構造において、メンテナンス等で電線3,39,51や端子23等を取り出さねければならない場合や、リサイクルで電線や端子をコネクタハウジング22,28,31や接続箱本体36から分離しなければならない場合には、防水パッキンを再加熱して熱可塑性接着剤5を溶かした状態で、防水パッキンごと電線を引き抜き、防水パッキンを分割等して、あるいは電線を引っ張って防水パッキンの電線挿通孔から容易に離脱させることができる。
本発明に係る防水パッキンとそれを用いた防水コネクタの一製造過程を示す斜視図である。 防水パッキンの一実施形態を示す展開状態の斜視図である。 インナハウジング側の電線を防水パッキンに挿通した状態の斜視図である。 インナハウジングと防水パッキンをアウタハウジングに挿入する状態を示す分解斜視図である。 防水パッキンを加熱して防水コネクタを形成する状態を示す斜視図である。 防水コネクタの一実施形態を示す縦断面図である。 防水コネクタの他の実施形態を示す分解斜視図である。 防水コネクタのその他の実施形態を示す分解斜視図である。 防水パッキンを電気接続箱に装着する実施形態を示す分解斜視図である。 防水パッキンの他の実施形態を示す斜視図である。 防水パッキンのその他の実施形態を示す斜視図である。 防水パッキンにフラット電線を装着する実施形態の分解斜視図である。 防水パッキンを多段に積層する形態を示す分解斜視図である。 防水パッキンのその他の実施形態を示す斜視図である。 (a)は防水パッキンに電線を挿入した状態、(b)は防水パッキンを取付側に挿入した状態、(c)は加熱溶融した熱可塑性接着剤で接着防水した状態をそれぞれ示す平面図である。 従来の防水コネクタの一形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1,34,40,46,52,64 防水パッキン
2 インナハウジング
3 端子付き電線(電線)
4,42,54,67 コア部材
5 熱可塑性接着剤
9,66 電線挿通孔(電線挿通部)
13,45,68 外周面(接触部)
15 アウタハウジング
16,29,33,38,70 パッキン収容部(取付側)
22,28,31 コネクタハウジング
24,71,72 防水コネクタ
39 電線
43 空室(電線挿通部)
49,61 電線挿通面(電線挿通部)
51 フラット電線
65 スリット

Claims (8)

  1. 内側に電線挿通部、外側に、取付側に対する接触部をそれぞれ有するコア部材と、少なくとも該電線挿通部と該接触部とに付着された熱可塑性接着剤とで構成され、加熱により、該電線挿通部の熱可塑性接着剤で電線に接着し、該接触部の熱可塑性接着剤で該取付側に接着することを特徴とする防水パッキン。
  2. 前記コア部材が前記電線挿通部から分割されたことを特徴とする請求項1記載の防水パッキン。
  3. 前記電線挿通部が電線挿通孔、又は電線を埋入させる柔軟な電線挿通面、又は前記熱可塑性接着剤を充填する空室、又はフラット電線を挿通させる電線挿通面で構成されたことを特徴とする請求項2記載の防水パッキン。
  4. 前記電線挿通部である電線挿通孔に連通する電線挿入用のスリットを有し、該スリットに前記熱可塑性接着剤が付着されたことを特徴とする請求項1記載の防水パッキン。
  5. 使用しない前記電線挿通部に装着ないし形成された防水栓を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか記載の防水パッキン。
  6. 請求項1〜5の何れか記載の防水パッキンと、端子付き電線を挿入するコネクタハウジングと、該防水パッキンを挿入する前記取付側である該コネクタハウジングのパッキン収容部とを備えることを特徴とする防水パッキンを用いた防水コネクタ。
  7. 前記コネクタハウジングが、前記端子付き電線を挿入するインナハウジングと、該インナハウジングを挿入するアウタハウジングとで構成され、該アウタハウジングに前記パッキン収容部が形成されたことを特徴とする請求項6記載の防水パッキンを用いた防水コネクタ。
  8. 請求項1〜5の何れか記載の防水パッキンを用い、該防水パッキンの前記電線挿通部に電線を挿通し、該防水パッキンをコネクタハウジングのパッキン収容部に挿入し、該防水パッキンを加熱して前記熱可塑性接着剤を溶融させ、該溶融した該熱可塑性接着剤で該電線と該電線挿通部及び該防水パッキンと該パッキン収容部を接着し防水させることを特徴とする防水パッキンを用いた防水コネクタの製造方法。
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