JP2006350195A - ブレード及びブレードの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 支持体と該支持体に接合されるエラストマー部材とを有するブレードであって、該支持体の該エラストマー部材との接合部を少なくとも含む表面に、エラストマー用接着剤とエラストマー硬化用触媒との混合物を含有する接着剤層を設けたことを特徴とするブレード及びその製造方法。
【選択図】 図1
Description
該ブレード成形用金型に配置される該支持体の、該エラストマー部材成形用キャビティ内に突出した一端側を少なくとも含む表面に、エラストマー用接着剤とエラストマー硬化用触媒との混合物を塗布する工程を含むことを特徴とするブレードの製造方法が提供される。
<ポリウレタンエラストマー原料の調製>
イソシアネートとして4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用い、ポリオールとして数平均分子量2500のアジペート系ポリエステルポリオールを用いたプレポリマーと、1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンの混合物にウレタン硬化用触媒として酢酸カリウム及びトリエチレンジアミン(TEDA)を加えた硬化剤を準備した。
支持体は室温に放置しておいたものを用い、この時支持体の表面温度は25℃であった。ポリウレタンエラストマー部材と金属製支持体との接着には、フェノール樹脂系接着剤をアセトンで3:2に希釈したものを用い、接着剤の固形分に対して濃度が12質量%となるよう硬化剤に含まれる触媒TEDAを加えた。これをスポンジに適量含ませ、支持体のポリウレタンエラストマー部材との接合部に塗布した。
上型と下型で構成されるブレード成形用金型のエラストマー部材形成用のキャビティ内に接着剤を塗布した支持体の一端側を突出した状態で配置した。この時の成形金型の表面温度は、エラストマーの硬化温度より3〜5℃低い状態であった。その後、プレポリマーと硬化剤を混合した液状組成物を成型型内に注入し加熱硬化させ、硬化物を脱型することによりブレードを得た。
成型されたエラストマー部材を10mm幅で切断する。次に図2のように金属製ホルダーを固定用チャック5で固定し、エラストマー部材を引張り用チャック6で保持して、図2中の矢印で示す方向に200mm/minの速度で引張り、その先端部にロードセルを連結して引張強度を測定した。この方法により上記ブレードの接着強度を測定した。結果を表1に示す。
アセトンで3:2に希釈したフェノール樹脂系接着剤の固形分に対して濃度が6質量%となるようアミン系触媒を加え、ブレード部材との接合部に塗布した支持体を用い、実施例1と同様にしてブレードの成型を行い接着強度の測定を行った。結果を表1に示す。
アセトンで3:2に希釈したフェノール樹脂系接着剤の固形分に対して濃度が40質量%となるようアミン系触媒を加え、ブレード部材との接合部に塗布した支持体を用い、実施例1と同様にしてブレードの成型を行い接着強度の測定を行った。結果を表1に示す。
ウレタン硬化用触媒を加えないアセトンで3:2に希釈したフェノール樹脂系接着剤をブレード部材との接合部に塗布した支持体を用い、実施例1と同様にしてブレードの成型を行い接着強度の測定を行った。結果を表1に示す。
2 支持体
3 エラストマー部材
4 接着剤層
5 固定用チャック
6 引張り用チャック
Claims (6)
- 支持体と該支持体に接合されるエラストマー部材とを有するブレードであって、該支持体の該エラストマー部材との接合部を少なくとも含む表面に、エラストマー用接着剤とエラストマー硬化用触媒との混合物を含有する接着剤層を設けたことを特徴とするブレード。
- 前記エラストマー部材がポリウレタンエラストマーである請求項1に記載のブレード。
- 前記エラストマー用接着剤がフェノール樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、又はこれらの変性樹脂や複合系樹脂を含む接着剤である請求項1又は2に記載のブレード。
- 前記エラストマー硬化用触媒がアミン触媒、金属触媒及び有機金属酸塩触媒から選ばれる請求項1〜3のいずれかに記載のブレード。
- 前記エラストマー硬化用触媒が、前記エラストマー用接着剤の固形分に対して5〜25質量%混合される請求項1〜4のいずれかに記載のブレード。
- 上型と下型とで構成されるブレード成形用金型のエラストマー部材成形用キャビティ内に支持体の一端側を突出した状態で配置し、上型と下型とで挟み合わせ、該エラストマー部材成形用キャビティ内に熱硬化型エラストマー原料を注入して硬化させ、硬化物を脱型してなるブレードの製造方法において、
該ブレード成形用金型に配置される該支持体の、該エラストマー部材成形用キャビティ内に突出した一端側を少なくとも含む表面に、エラストマー用接着剤とエラストマー硬化用触媒との混合物を塗布する工程を含むことを特徴とするブレードの製造方法。
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JP2005179142A JP2006350195A (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | ブレード及びブレードの製造方法 |
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JP2004125821A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真式画像形成装置用ウレタンブレード部材及びその製造方法 |
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