JP2006347682A - 物品搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の物品移載箇所1,3にわたって移動自在な物品搬送用の移動体4が複数台設けられ、物品搬送要求情報に応じた物品搬送処理を行わせるように複数台の移動体4の作動を制御する運転制御手段9が設けられ、運転制御手段9が、複数台の移動体4の夫々についての装備機器の交換タイミングを異ならせるために作動実績を異ならせる実績変更用運転条件に基づいて、複数台の移動体4のうちで物品搬送作動を行わせる移動体4を選択して物品搬送処理を行うように構成されている。
【選択図】図1
Description
そして、二台の移動体が、同じ軌道上を移動するように構成され、運転制御手段が、物品搬送要求情報に基づいて、二台の移動体のすべてまたは一方を物品搬送作動を行わせる移動体として選択して物品搬送処理を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1の物品搬送装置において、移動体には、物品搬送作動を行うことにより消耗するセンサやブレーキなどの装備機器が備えられる。これらの装備機器は使用により消耗するので、寿命となる前に交換する必要がある。そこで、例えば、装備機器の使用期間が設定期間になると、装備機器の交換タイミングになったとして、装備機器の交換を行っている。装備機器を交換する場合には、その装備機器を備えた移動体を退避箇所などに移動させて、その移動体が物品搬送作動を行わないようにして装備機器の交換作業を行う。
この場合には、二台の移動体の夫々について装備機器の使用期間が同じになるので、二台の移動体の夫々についての装備機器の交換タイミングを同じにしている。したがって、二台の移動体ともが物品搬送作動を行わないようにして物品搬送を一旦中断させた状態で、二台の移動体の装備機器の交換作業を一時に行うことになる。
しかしながら、物品搬送装置を適応する設備によっては、物品搬送を中断させることなく、常時、物品搬送を継続させることが求められており、このような要求に応えることができない虞がある。
前記運転制御手段が、前記複数台の移動体の夫々についての装備機器の交換タイミングを異ならせるために作動実績を異ならせる実績変更用運転条件に基づいて、前記複数台の移動体のうちで物品搬送作動を行わせる移動体を選択して前記物品搬送処理を行うように構成されている点にある。
そして、例えば、装備機器の使用期間が長い移動体について、その使用期間が設定期間になることにより装備機器の交換タイミングとなったとすると、装備機器の使用期間が短い移動体は、装備機器の使用期間が長い移動体よりも装備機器の交換タイミングとなるのを遅らせることができる。
このようにして、複数台の移動体の夫々における作動実績を異ならせることにより、複数台の移動体の夫々についての装備機器の交換タイミングを異ならせることができる。したがって、複数台の移動体の一部が装備機器の交換タイミングとなっても、装備機器の交換タイミングとなっていない移動体を存在させて、一部の移動体については装備機器の交換作業を行いながら、他の移動体が物品搬送作動を行うことができる。
以上のことから、常時、物品搬送を継続させることができながら、複数台の移動体について装備機器の交換作業を行うことができる物品搬送装置を提供できるに至った。
複数台の移動体の夫々の作動実績に極端な差が生じてしまうと、複数台の移動体のうち、一部の移動体だけが物品搬送作動を繰り返し行うこととなって、複数台の移動体を有効に活用することができず、搬送能力の低下を招く虞がある。
したがって、複数台の移動体の夫々の作動実績に目標比に応じた差を生じさせることにより、複数台の移動体の夫々の作動実績に生じる差が極端な差となることを防止でき、搬送能力の低下を抑制できる。
そして、運転制御手段が、実績変更用運転条件に基づいて物品搬送作動を行わせる移動体を選択して物品搬送処理を行う際に、実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の移動体を物品搬送作動させるだけでなく、実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の移動体が選択の移動体が物品搬送作動を行うために移動する物品搬送用移動範囲内に位置する場合には、その非選択の移動体を物品搬送用移動範囲外に移動させるように、非選択の移動体を作動させる。
したがって、選択の移動体が、軌道上を移動する際に、非選択の移動体にて邪魔されることなくスムーズに移動しながら物品搬送作動を行うことができ、物品搬送を効率よく行うことができる。
この物品収納設備は、図1に示すように、複数の収納部1を縦横に並べて備えた物品収納棚2と、その物品収納棚2と入出庫用の物品支持部3との間で物品Bを搬送する物品搬送用の移動体としてのスタッカークレーン4とから構成されている。
そして、前後一対の支柱5と左右一対の載置支持部6とにより一つの収納部1が形成され、この収納部1が縦横に複数並べて設けられている。
前記物品収納棚2における複数の収納部1の夫々および入出庫用の物品支持部3の夫々が、物品移載箇所として構成されている。
前記走行レール7の両端部のうち、入出庫用の物品支持部3側の端部には、スタッカークレーン4の運転を管理する地上側コントローラ9が設けられ、この地上側コントローラ9が、どの収納部1にどの物品を収納しているかなどの収納情報を管理している。
そして、スタッカークレーン4は、走行台車10の水平移動、昇降台11の昇降作動、および、移載装置12の移載作動により、入出庫用の物品支持部3に存在する物品Bを物品収納棚2の収納部1に収納する入庫、あるいは、物品収納棚2の収納部1に収納されている物品Bを入出庫用の物品支持部3に取り出す出庫を行うように構成されている。
二つの荷受台13のうち、物品収納棚2から遠い側に位置するものを第一荷受台13aとし、物品収納棚2に近い側に位置するものを第二荷受台13bとしている。
そして、第一スタッカークレーン4aは、第一荷受台13aと物品収納棚2との間での物品搬送を行い、第二スタッカークレーン4bは、第二荷受台13bと物品収納棚2との間での物品搬送を行う。
前記昇降台11は、昇降用チェーン15にて吊下げ支持され、この昇降用チェーン15は、ガイドレール8に沿って案内される上部フレーム16に設けた案内スプロケット17と昇降ポスト14の下方側に設けた案内スプロケット18とに巻き掛けられて、走行台車10の一端に装備した巻き取りドラム19に連結されている。
そして、巻き取りドラム19をインバータ式の昇降用電動モータ20にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン15の繰り出し操作や巻き取り操作で昇降台11を昇降作動させるように構成されている。
この昇降用ロータリーエンコーダ22については、詳細な図示は省略するが、昇降用ロータリーエンコーダ22の回転軸に、昇降ポスト14の上下方向に敷設されたチェーンに歯合するスプロケットが取り付けられ、昇降台11の昇降によりスプロケットが回転して、昇降経路の下端部に設定された基準位置からの昇降台11の昇降距離を検出することにより、昇降台11の昇降位置を検出するように構成されている。
そして、走行用電動モータ25にて駆動輪24aを正逆に回転駆動することにより、走行台車10を水平移動させるように構成されている。
この走行用ロータリーエンコーダ23については、詳細な図示は省略するが、走行用ロータリーエンコーダ23の回転軸に、走行レール7に沿って敷設されたチェーンに歯合するスプロケットが取り付けられ、走行台車10の水平移動によりスプロケットが回転して、走行レール7の一端部に設定された基準位置からの走行台車10の水平移動距離を検出することにより走行台車10の走行位置を検出するように構成されている。
そして、クレーン制御装置26に対しては、昇降用ロータリーエンコーダ22の検出情報および走行用ロータリーエンコーダ23の検出情報が入力されるように構成されている。
そして、クレーン制御装置26は、複数の収納部1の夫々に対応する棚側の物品移載位置および入出庫用の物品支持部3に対応する入出庫側の物品移載位置に移載装置12を移動させるべく、走行台車10の水平移動および昇降台11の昇降作動を制御し、かつ、棚側の物品移載位置および入出庫側の物品移載位置において移載装置12が収納部1および入出庫用の物品支持部3に対して物品移載を行うべく、移載装置12の移載作動を制御する物品搬送作動を行うように構成されている。
そして、クレーン制御装置26は、走行用ロータリーエンコーダ23の検出情報に基づいて走行台車10を指令された走行用目標停止位置に走行させるべく、走行台車10の水平移動を制御する走行制御を行う走行制御部26a、昇降用ロータリーエンコーダ22の検出情報に基づいて昇降台11を指令された昇降用目標停止位置に昇降させるべく、昇降台11の昇降作動を制御する昇降制御を行う昇降制御部26b、収納部1および荷受台13に対して物品移載を行うべく、移載装置12の移載作動を制御する移載制御を行う移載制御部26cなどから構成されている。
前記昇降制御部26bにおける昇降制御では、昇降用電動モータ20を作動開始させて昇降台11の昇降作動を開始し、昇降用ロータリーエンコーダ22にて検出される昇降台11の昇降位置が指令された昇降用目標停止位置になると、昇降用電動モータ20の作動を停止させてブレーキをかけて昇降用目標停止位置に昇降台11を停止させるべく、昇降用電動モータ20の作動を制御する。
前記移載制御部26cにおける移載制御では、フォーク式の移載装置12を作動させ、フォークを突出させて物品Bを掬い取るあるいは物品Bを卸し、その後フォークを引退させるべく、移載装置12の移載作動を制御する。
そして、クレーン制御装置26は、地上側コントローラ9からの指令に基づいて、走行制御部26aによる走行制御、昇降制御部26bによる昇降制御、および、移載制御部26cによる移載制御を行うことによって、物品搬送作動を行うように構成されている。
このようにして、複数台のスタッカークレーン4の作動を制御する運転制御手段Hが、地上側コントローラ9と二つのクレーン制御装置26とから構成されている。
そして、運転制御手段Hは、スタッカークレーン4を物品搬送作動させるごとに作動回数を積算することにより、スタッカークレーン4を実際に作動させた作動実績を二台のスタッカークレーン4ごとに管理している。
ちなみに、作動実績については、物品搬送作動を行った回数に限らず、例えば、スタッカークレーン4の作動時間や水平移動距離などを積算するようにしてもよい。
そして、運転制御手段Hは、二台のスタッカークレーン4のうちの一方を物品搬送作動を行わせるスタッカークレーン4として選択する場合に、複数台のスタッカークレーン4の夫々についての装備機器の交換タイミングを異ならせるために作動実績を異ならせる実績変更用運転条件に基づいて、二台のスタッカークレーン4のうちで物品搬送作動を選択して物品搬送処理を行う。
前記実績変更用運転条件は、二台のスタッカークレーン4の夫々の作動実績についての目標比である。この実施形態では、第一スタッカークレーン4aの第一作動実績Q1と第二スタッカークレーン4bの第二作動実績Q2との目標比が、Q1:Q2=25:24と設定されている。
前記運転制御手段Hは、二台のスタッカークレーン4の作動実績Q1,Q2を管理しており、複数台のスタッカークレーン4の作動実績の比(Q1:Q2)が目標比(25:24)となるように二台のスタッカークレーン4の作動を制御するように構成されている。
前記同時入庫処理および同時出庫処理は、二台のスタッカークレーン4のすべてを物品搬送作動を行わせるスタッカークレーンとして選択する物品搬送処理である。
前記第一の単独入庫処理および第一の単独出庫処理は、二台のスタッカークレーン4のうち第一スタッカークレーン4aを物品搬送作動を行わせるスタッカークレーンとして選択する物品搬送処理である。
前記第二の単独入庫処理および第二の単独出庫処理は、二台のスタッカークレーン4のうち第二スタッカークレーン4bを物品搬送作動を行わせるスタッカークレーンとして選択する物品搬送処理である。
前記運転制御手段Hは、物品搬送要求情報が複数の物品Bの入庫を要求するものであると、同時入庫処理を選択して実行する(ステップ1,2)。
前記運転制御手段Hは、物品搬送要求情報が一つの物品Bの入庫を要求するものであると、第一スタッカークレーン4aの第一作動実績Q1に目標比に対応する割合(24/25)を掛けた第一目標作動実績P1(=Q1×24/25)が第二スタッカークレーン4bの第二作動実績Q2より小さいか否かを判別する(ステップ3,4)。そして、運転制御手段Hは、第一目標作動実績P1が第二作動実績Q2よりも小さいと、第一の単独入庫処理を選択して実行し(ステップ5)、第一目標作動実績P1が第二作動実績Q2以上であると、第二の単独入庫処理を選択して実行する(ステップ6)。
前記運転制御手段Hは、物品搬送要求情報が一つの物品Bの出庫を要求するものであると、第一スタッカークレーン4aの第一作動実績Q1に目標比に対応する割合(24/25)を掛けた第一目標作動実績P1(=Q1×24/25)が第二スタッカークレーン4bの第二作動実績Q2より小さいか否かを判別する(ステップ9,10)。そして、運転制御手段Hは、第一目標作動実績P1が第二作動実績Q2よりも小さいと、第一の単独出庫処理を選択して実行し(ステップ11)、第一目標作動実績P1が第二作動実績Q2以上であると、第二の単独出庫処理を選択して実行する(ステップ12)。
前記運転制御手段Hが、実績変更用運転条件に基づいて、二台のスタッカークレーン4のうちで物品搬送作動を選択して物品搬送処理を行うことによって、第一スタッカークレーン4aの第一作動実績Q1と第二スタッカークレーン4bの第二作動実績Q2との比がQ1:Q2=25:24となる。したがって、第一スタッカークレーン4aよりも第二スタッカークレーン4bの方が装備機器の使用期間を短くでき、それだけ物品搬送作動による装備機器の消耗を抑えることができる。
そして、この実施形態では、装備機器の使用期間が長い第一スタッカークレーン4aについて、その装備機器の使用期間が設定期間となると、装備機器の交換タイミングとなったとして、例えば、第一スタッカークレーン4aにおける装備機器の交換タイミングを24ヶ月おきとしている。
それに対して、装備機器の使用期間が短い第二スタッカークレーン4bは、第一スタッカークレーン4aよりも装備機器の交換タイミングを遅らせることができる。
そして、装備機器を交換する場合には、物品搬送作動の途中であれば、その物品搬送作動を行ったのち、スタッカークレーン4を退避箇所などに移動させて装備機器の交換作業を行う。退避箇所については、図示は省略するが、スタッカークレーン4が物品搬送作動のために水平移動する範囲よりも外側となるように、走行レール7の両端箇所に配置されている。
図5〜図10は、物品収納設備の一部を省略した側面図であり、左端に入出庫用の物品支持部3が位置し、その入出庫用の物品支持部3よりも右側に物品収納棚2が位置する。
ちなみに、この同時入庫処理を実行する際には、第一荷受台13aと第二荷受台13bとの両方に物品Bを載置させることになるが、二つの物品Bのうち物品収納棚2の奥側に収納すべき物品Bを第二荷受台13bに載置させるようにしている。
第一クレーン制御装置26Aに対する入庫指令は、第一荷受台13aに載置されている物品Bを収納部1に収納させるための指令であり、第一荷受台13aに対応する入出庫側の物品移載位置および物品Bを収納すべき収納部1に対応する棚側の物品移載位置についての昇降用目標停止位置と走行用目標停止位置とが指令される。
第二クレーン制御装置26Bに対する入庫指令は、第二荷受台13bに載置されている物品Bを収納部1に収納させるための指令であり、第二荷受台13bに対応する入出庫側の物品移載位置および物品Bを収納すべき収納部1に対応する棚側の物品移載位置についての昇降用目標停止位置と走行用目標停止位置とが指令される。
また、物品Bを収納すべき収納部1については、スタッカークレーン4の水平移動方向において、第二クレーン制御装置26Bに対する入庫指令よりも第一クレーン制御装置26Aに対する入庫指令の方が入出庫用の物品支持部3に近い側になるように指令される。
第一クレーン制御装置26Aでは、まず、図中点線で示すように、第一スタッカークレーン4aが第一荷受台13aに載置されている物品Bを受け取るべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。次に、図中実線で示すように、第一スタッカークレーン4aがその受け取った物品Bを収納すべき収納部1に収納すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
第二クレーン制御装置26Bでは、まず、図中点線で示すように、第二スタッカークレーン4bが第二荷受台13bに載置されている物品Bを受け取り、次に、図中実線で示すように、第二スタッカークレーン4bがその受け取った物品Bを収納すべき収納部1に収納すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
待機指令は、第二スタッカークレーン4bをその場に待機させるための指令である。
追い出し指令は、第一スタッカークレーン4aが物品搬送作動を行うために移動する物品搬送用移動範囲W外に第二スタッカークレーン4bを移動させるための指令である。そして、この追い出し指令では、第一スタッカークレーン4aから遠ざかる側の水平方向において物品搬送用移動範囲W外の最も近い位置に位置する収納部1の走行用目標停止位置を指令する。
第二クレーン制御装置26Bでは、待機指令が指令されると、図中実線で示すように、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行わず、第二スタッカークレーン4bをその場に待機させる。
また、第二クレーン制御装置26Bでは、追い出し指令が指令されると、図中点線から図中実線で示すように、走行台車10を指令された物品搬送用移動範囲W外の走行用目標停止位置に位置させるべく、走行制御部23aによる走行制御を行う。
このようにして、運転制御手段Hが、実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の第二スタッカークレーン4bを実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の第一スタッカークレーン4aを物品搬送用移動範囲W外に水平移動させる。
このHP用の追い出し指令では、第二スタッカークレーン4bが物品搬送作動を行うために移動する物品搬送用移動範囲W外に第一スタッカークレーン4aを移動させるべく、第一荷受台13aに対応する入出庫側の物品移載位置についての走行用目標停止位置を指令する。
このようにして、運転制御手段Hが、実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の第一スタッカークレーン4aを実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の第二スタッカークレーン4bを物品搬送用移動範囲W外に水平移動させる。
第二クレーン制御装置26Bでは、まず、図中点線で示すように、第二スタッカークレーン4bが第二荷受台13bに載置されている物品Bを受け取り、次に、図中実線で示すように、第二スタッカークレーン4bがその受け取った物品Bを収納すべき収納部1に収納すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
前記地上側コントローラ9は、第一クレーン制御装置26Aおよび第二クレーン制御装置26Bの両方に対して出庫指令を行う。
第一クレーン制御装置26Aに対する出庫指令は、収納部1に収納されている物品Bを第一荷受台13aに取り出すための指令であり、物品Bを取り出すべき収納部1に対応する棚側の物品移載位置および第一荷受台13aに対応する入出庫側の物品移載位置についての昇降用目標停止位置と走行用目標停止位置とが指令される。
第二クレーン制御装置26Bに対する出庫指令は、収納部1に収納されている物品Bを第二荷受台13bに取り出すための指令であり、物品Bを取り出すべき収納部1に対応する棚側の物品移載位置および第二荷受台13bに対応する入出庫側の物品移載位置についての昇降用目標停止位置と走行用目標停止位置とが指令される。
また、物品Bを取り出すべき収納部1については、スタッカークレーン4の水平移動方向において、第二クレーン制御装置26Bに対する出庫指令よりも第一クレーン制御装置26Aに対する出庫指令の方が入出庫用の物品支持部3に近い側になるように指令される。
第一クレーン制御装置26Aでは、まず、図中実線で示すように、第一スタッカークレーン4aが収納部1に収納されている物品Bを取り出すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。次に、図中点線で示すように、第一スタッカークレーン4aがその取り出した物品Bを第一荷受台13aに移載すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
第二クレーン制御装置26Bでは、まず、図中実線で示すように、第二スタッカークレーン4bが走行台車7の水平移動方向に異なる収納部1に収納されている物品Bを取り出し、次に、図中点線で示すように、第二スタッカークレーン4bがその取り出した物品Bを第二荷受台13bに移載すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
前記地上側コントローラ9は、第一クレーン制御装置26Aに対して出庫指令を行い、かつ、第一の単独入庫処理と同様に、第二スタッカークレーン4bの現在位置が物品搬送用移動範囲W内にあるか否かによって、第二クレーン制御装置26Bに対して待機指令または追い出し指令を行う。
ちなみに、図9では、第二スタッカークレーン4bの現在位置が物品搬送用移動範囲W外にある場合を図示している。
第二クレーン制御装置26Bでは、待機指令が指令されると、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行わず、第二スタッカークレーン4bをその場に待機させる。また、第二クレーン制御装置26Bでは、追い出し指令が指令されると、走行台車10を指令された物品搬送用移動範囲W外の走行用目標停止位置に位置させるべく、走行制御部23aによる走行制御を行う。このようにして、運転制御手段Hが、実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の第二スタッカークレーン4bを実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の第一スタッカークレーン4aを物品搬送用移動範囲W外に水平移動させる。
前記地上側コントローラ9は、第一クレーン制御装置26Aに対してHP用の追い出し指令を行い、かつ、第二クレーン制御装置26Bに対して出庫指令を行う。
第一クレーン制御装置26Aでは、走行台車10を第一荷受台13aに対応する入出庫側の物品移載位置についての走行用目標停止位置に位置させるべく、走行制御部23aによる走行制御を行う。このようにして、運転制御手段Hが、実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の第一スタッカークレーン4aを実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の第二スタッカークレーン4bを物品搬送用移動範囲W外に水平移動させる。
第二クレーン制御装置26Bでは、まず、第二スタッカークレーン4bが収納部1に収納されている物品Bを取り出し、次に、第二スタッカークレーン4bがその取り出した物品Bを第一荷受台13aに移載すべく、走行制御部23aによる走行制御、昇降制御部23bによる昇降制御、および、移載制御部23cによる移載制御を行う。
(1)上記実施形態では、二台のスタッカークレーン4が同じ走行レール7を水平移動するようにしているが、例えば、図11に示すように、入出庫用の物品支持部3および物品収納棚2にわたる走行レール7を平行に二本並べ、二台のスタッカークレーン4を異なる走行レール7を水平移動するように設けて実施することも可能である。
この場合、図中左側に位置する第一スタッカークレーン4aは、第一入出庫用の物品支持部3aと第一物品収納棚2aとの間での物品搬送を行い、図中左側に位置する第二スタッカークレーン4bは、第二入出庫用の物品支持部3bと第二物品収納棚2bとの間での物品搬送を行う。そして、図示は省略するが、物品の搬入出箇所と第一入出庫用の物品支持部3aと第二入出庫用の物品支持部3bとを結ぶ入出庫用コンベヤが設けられている。例えば、第一スタッカークレーン4aを物品搬送作動させて入庫を行う場合には、この入出庫用コンベヤが、入庫する物品を搬入出箇所から第一入出庫用の物品支持部3aに搬送する。
4 物品搬送用の移動体
7 軌道
H 運転制御手段
W 物品搬送用移動範囲
Claims (4)
- 複数の物品移載箇所にわたって移動自在な物品搬送用の移動体が複数台設けられ、物品搬送要求情報に応じた物品搬送処理を行わせるように前記複数台の移動体の作動を制御する運転制御手段が設けられた物品搬送装置であって、
前記運転制御手段が、前記複数台の移動体の夫々についての装備機器の交換タイミングを異ならせるために作動実績を異ならせる実績変更用運転条件に基づいて、前記複数台の移動体のうちで物品搬送作動を行わせる移動体を選択して前記物品搬送処理を行うように構成されている物品搬送装置。 - 前記実績変更用運転条件が、前記複数台の移動体の夫々の作動実績についての目標比であり、
前記運転制御手段が、前記複数台の移動体の作動実績の比が前記目標比となるように前記複数台の移動体の作動を制御するように構成されている請求項1に記載の物品搬送装置。 - 前記運転制御手段が、前記物品搬送要求情報に基づいて、前記複数台の移動体のすべての選択および前記複数台の移動体のうちの一部の選択を行って前記物品搬送処理を行うように構成され、かつ、前記複数台の移動体のうちの一部の選択を行うときに、前記実績変更用運転条件に基づいて物品搬送作動を行わせる移動体を選択するように構成されている請求項1または2に記載の物品搬送装置。
- 前記複数台の移動体が、同じ軌道上を移動するように構成され、
前記運転制御手段が、前記実績変更用運転条件に基づいて選択しなかった非選択の移動体を前記実績変更用運転条件に基づいて選択した選択の移動体が物品搬送作動を行うために移動する物品搬送用移動範囲外に移動させるように、前記複数台の移動体の作動を制御するように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品搬送装置。
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