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JP2006239534A - 電解水生成装置およびそれを備えた流し台 - Google Patents

電解水生成装置およびそれを備えた流し台 Download PDF

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JP2006239534A
JP2006239534A JP2005057252A JP2005057252A JP2006239534A JP 2006239534 A JP2006239534 A JP 2006239534A JP 2005057252 A JP2005057252 A JP 2005057252A JP 2005057252 A JP2005057252 A JP 2005057252A JP 2006239534 A JP2006239534 A JP 2006239534A
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water
electrolytic cell
pump
flow rate
electrolytic
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Sakae Shimizu
栄 清水
Masahiro Ono
昌浩 大野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】電解槽内で発生したガスをポンプにより確実に排出して、使用者が望む所定のpH値のアルカリイオン水や酸性イオン水を常時安定して生成できる電解水生成装置およびそれを備えた流し台を提供する。
【解決手段】原水を電気分解してアルカリイオン水や酸性イオン水を生成する電解槽19と、電解槽19に印加する電解電圧を制御する制御部26とを有し、電解槽19に原水を供給する給水管14の水量を検出する流量センサ17を備え、少なくとも前記電解槽19で生成されたアルカリイオン水の吐水管23または酸性イオン水の排水管25に水を吸排するポンプ駆動部28を設けるようにした。
【選択図】図2

Description

水道水や井戸水等の原水を電気分解して、アルカリイオン水や酸性イオン水を生成する、電解水生成装置およびそれを備えた流し台に関する。
現在、電解槽の排水口の流量比率を可変するために電動弁、または電磁弁で制御する方法が一般的に使用されている。ポンプを使用する場合は、装置が大きくなったりするため、限定された使用目的のために使用されている。
例えば、生成した酸性水をポンプによって循環させるために使用したりする場合などがある。しかし、ポンプの技術の進歩により小型で安価なポンプの開発がされており、酸性水循環流路にポンプを備えた電解水生成装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−57495号公報
しかしながら前記従来の技術の(特許文献1)に記載の電解水生成装置では、電解槽の吐水、排水比率を固定した場合、ポンプを一定の回転数で循環させても、電解の強度により電解槽内で発生するガスの量が異なるため、生成するpHが安定しないことがあった。
また、前記ガス発生量に応じてをポンプの回転数を制御し、排水流量を大きくすることで排水流量比率変え、前記ガスの排出をしなければ、使用したいpH値の電解水を安定して生成することができないことがあった。
さらに、ある流量以上で機器の最大電解電圧を電解槽に印加しても、設定pH値の電解水を生成できない場合は、供給流量を少なくしなければ、使用者が望む所定のpH値の電解水を安定して生成できない場合もあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者が望む所定のpH値のアルカリイオン水や酸性イオン水を常時安定して生成することができる電解水生成装置およびそれを備えた流し台を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、原水を電気分解してアルカリイオン水や酸性イオン水を生成する電解槽と、電解槽に印加する電解電圧を制御する制御部とを有し、電解槽に原水を供給する給水管の水量を検出する流量センサを備え、少なくとも前記電解槽で生成されたアルカリイオン水の吐水管または酸性イオン水の排水管に水を吸排するポンプを設けたことを特徴としている。
この構成により、電解槽内で発生したガスをポンプにより確実に排出できるという作用が達成できる。
本発明は使用者が望む所定のpH値のアルカリイオン水や酸性イオン水を常時安定して生成することができる電解水生成装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態は、原水を電気分解してアルカリイオン水や酸性イオン水を生成する電解槽と、電解槽に印加する電解電圧を制御する制御部とを有し、電解槽に原水を供給する給水管の水量を検出する流量センサを備え、少なくとも電解槽で生成されたアルカリイオン水の吐水管または酸性イオン水の排水管に水を吸排するポンプを設けるようにしたものである。
これにより、電解槽内で発生したガスをポンプにより確実に排出して、使用者が望む所定のpH値のアルカリイオン水や酸性イオン水を常時安定して生成できる電解水生成装置を提供することができる。
またポンプの回転数を検出する回転数検出手段を備え、制御部は回転数検出手段により検出されたポンプの回転数に応じてポンプの出力を制御するようにしてもよい。
この場合は、ポンプの出力を制御することで吐水管から吐出されるアルカリイオン水の水量と排水管から吐出される酸性イオン水の水量の比率を変えることができるので、例えば原水中に炭酸が多く含まれている場合などのように、所定のpH値のアルカリイオン水が生成し難い場合であっても、上記水量の比率を排水管から吐出される酸性イオン水の水量が多くなるように変更することで、使用者が望む所定のpH値のアルカリイオン水を生成することができる。
そして上記電解水生成装置を流し台に組込むようにすれば、厨房での使い勝手を大いに高めることが出来る。
(実施の形態1)
図1の本発明の実施の形態1における電解水生成装置の概略構造図に示すように、1は流量センサ等の流量検知手段、2は生成したいpH値を設定する操作表示手段、3は電解槽の水を排水するための排水用電磁弁を駆動するための電磁弁駆動手段、4は電解槽等の電解手段、5は設定pH値のイオン水が得られるために電解手段4に電解電圧を印加する電解電圧出力手段である。
6はpHセンサや電解電流等により生成されたpH値を検知できるpH検知手段、8は電解手段4の排水側に取り付けられた小型DCポンプ等のポンプ駆動手段、7はポンプの回転数が検知できるポンプ回転数検知手段、10はトランスや、スイッチング電源等の電源手段が配置されている。
9は流量検知手段1の流量測定値をもとに操作表示手段2で設定されたpH値のイオン水が得られるために電解手段4にpH値検知手段6により電解電圧を制御したり、ポンプの回転数によりポンプ駆動手段8を制御するMPUである。
図2の本発明の実施の形態1における電解水生成装置のブロック図に示すように、11は水道水等の原水管12に水栓13を介して接続された電解水生成装置、14は一端が原水管12に水栓13を介して接続され他端が原水を電気分解するための電解槽19に接続された水道水等の原水を供給する給水管、15は使用者が切換える水路切換弁である。
16は原水中の残留塩素、トリハロメタン、カビ臭等を吸着する活性炭及び一般細菌や不純物を精度よく取除く中空糸膜等を内部に備えた浄水部であり、17は給水管14の原水の流量を測定する絞り式センサやタービン式センサ等の流量センサ、18は流量センサ17の下流側の給水管14に配置されグリセロリン酸カルシウムや乳酸カルシウム等のカルシウムイオンを原水中に付与し原水導電率を高めるカルシウム添加筒である。
19は水を電気分解してアルカリイオン水、酸性イオン水を生成する電解槽、20は電解槽19を2分し電極室を形成する隔膜、21及び22は隔膜20で2分されて形成された各電極室に配置されている電極板である。
23は電極板21側の水(電極板21が陰極の場合はアルカリイオン水)を吐出する吐水管、24は電解槽19の排水を排水管25に排水するための排水弁、25は電極板22側の水(電極板22が陽極の場合は酸性イオン水)及び排水弁24を開くことにより電解槽19の排水を排出する排水管、27は制御部26に接続され利用者がイオン水の水質やpH強度、各種機能の選択設定を行う操作表示部である。
28はポンプに電圧を印加して駆動するポンプ駆動部、29はポンプ駆動部28のポンプ回転数を検知するポンプ回転数検知部、26は操作表示部27の設定と流量センサ17の測定値をもとに設定pH値のイオン水が得られるために電解槽19に電解電圧を印加し電解電流を制御したり、ポンプ駆動を制御する制御部、30は電源コード31を介して商用電源を整流して電気分解及び制御に必要な直流電圧にする電源である。
次に、以上のように構成された実施の形態1における電解水生成装置のポンプ駆動方法について説明する。
電解槽の出口の吐水側と排水側の比率がn:1(nは1以上の任意の数)とする。電解水生成装置11の利用者が操作表示部27により所望のpH値になるようにアルカリイオン水又は酸性イオン水等の生成モードと電解強度を設定し、水栓13を開き、水路切換弁15を本体側通水に切換えることにより原水は原水管12から給水管14を通り流量センサ17に供給される。
その後、浄水部16で原水中の残留塩素等を活性炭で吸着し、一般細菌や不純物等を中空糸膜等で取除かれ、流量センサ17を通過し、流量センサ17が給水管14の原水の流量を測定する(流量測定工程)。
この流量がある任意の流量以下か制御部26で判断する。任意流量以下の場合で、かつ設定した電解強度が強アルカリ、または強酸性のときは、制御部26からポンプ駆動部28に電圧を印加して、ポンプを駆動することで排水側の流量を外へと排出する。
電解槽19内で発生し、排水側に付着したガスをポンプの吸引力で排水することができ、迅速に利用者が所望するpH値のイオン水を得ることができる。
例えば、利用者の所望のpH値が10.0以上を操作表示部27で設定する。このとき電解槽19の出口の吐水側と排水側の流量比率は8:1とする。次に、水栓13を開いて本体に通水する。
流量センサ17と制御部26により、供給される流量が測定される。その流量が2.5L/分の場合、電解開始流量を1.2L/分としたとき、流量が1.2〜2.5L/分で予め制御部26が設定したポンプに印加する電圧を制御して、電圧を上げると回転数が上がり吸引力が上がり電解槽19内に発生し排水口に付着したガスは排水管25を通して外へ排出することが可能となる。
次に、以上のように構成された実施の形態1における電解水生成装置のについて排水の流量比率を変える方法を説明する。
ポンプ駆動部28にポンプ回転数検知部29を設けることで、制御部26によりポンプ駆動部28に印加する電圧に対するポンプ回転数をポンプ回転数検知部29で検知する。
この回転数から排水管25の流量を測定することができる。機器の最大印加可能電圧を印加したときに、所望するpH値のアルカリイオン水、または酸性イオン水の生成ができない場合は、ポンプ駆動部28に印加する電圧と回転数を検知しながら上げ、最適な排水の流量にして、安定した電解水を生成することができる。
例えば、利用者の所望のpH値が9.5を操作表示部27で設定する。このとき電解槽19の出口の吐水側と排水側の流量比率は8:1とする。次に、水栓13を開いて本体に通水する。
流量センサ17と制御部26により、供給される流量が測定される。その流量が5.0L/分の場合、電解開始流量を1.2L/分としたとき、流量が5.0L/分で予め制御部26が設定した電解電圧を電解槽19に印加する。そのときの印加電圧が機器の最大電解電圧、つまり100%の電圧を印加した場合で電解したとき、印加する電解電圧100%の状態で、ポンプ駆動部28に印加する電圧を制御して、ポンプの回転数をポンプ回転数検知部29で検知して制御部26で排水側の流量を測定することで、吐水側と排水側の流量比率を制御する。
供給された流量が一定であれば、ポンプの印加電圧を上げると回転数が上がり、排水の流量が大きくなり排水比率が上がり、吐水:排水の比率が1:1までの流量比率が可能となり、安定したpH値の電解水を生成することが可能となる。
以上のように本発明の実施の形態1における電解水生成装置は構成されているので以下のような作用を有する。
(1)流量センサにより給水管の原水の流量を測定することができる。
(2)供給された流量に対して、設定されたpH値のイオン水を生成するため、電解電圧出力手段で電解槽に電圧を加したときの電解電流を電解電流検知手段で検知できる。
(3)電解電流から生成したpH値を制御手段から推測できる。
(4)供給流量と、電解電圧からガス発生量を推測し、ポンプ駆動部へ電圧を印加することで、ポンプが回転し、電解槽の排水側を吸引し、排水流量で電解槽の出口に付着したガスを吸い出すことで、電解槽の排出をスムーズにできて、電解性能を保つことができ、迅速に所望のpH値のイオン水を得ることができる。
以上のような本発明の実施の形態1における電解水生成装置の流量調節方法によれば以下のような作用を有する。
(1)流量センサにより給水管の原水の流量を測定することができる。
(2)供給された流量に対して、設定されたpH値のイオン水を生成するため、電解電圧出力手段で電解槽に電圧を加したときの電解電流を電解電流検知手段で検知できる。
(3)電解電流から生成したpH値を制御手段から推測できる。
(4)ポンプ駆動部への電圧に対して、ポンプ回転数検知部でポンプ回転数を検知することができる。
(5)排水通水路の径と回転数により排水の流量を推測できる。
(6)供給流量、排水流量から、吐水:排水の比率を推測できる。
供給流量に対して、電解電圧電圧が最大値を印加した場合で、設定されたpH値を生成できないと判断した場合は、ポンプ駆動部への印加電圧を上げることで回転数を上げて、排水流量を大きくし、吐水流量を少なくすることで設定pHを生成することができ、迅速に所望のpH値のイオン水を得ることができる。
なお、本実施の形態の電解水生成装置11を図3に示すように流し台32に取りつけることで、流し台32の使い勝手を大いに高めることができる。
図3の本発明の実施の形態1における電解水生成装置を備えた流し台の概略全体構成図に示すように、ステンレスや人工大理石等からなる流し台32があり、その流し台32の上面には、ABS等のプラスチックやステンレスからなる電解水生成装置11の本体が設置されている。その本体に原水(水道水や井戸水等)を供給する給水管14は、流し台32の側面および上面を貫通して取りつけられている。
給水管14には使用者が手動で開閉する水栓13が設置されていて、その水栓13の先には水路切換弁15が取りつけられており、使用者がその水路切換弁15を切換えることにより、原水を給水管14を通じて本体へ導入することができる。
本体の上面には吐水管23が設置されていて、本体内で電気分解された電解水(通常はアルカリイオン水)が吐水される。
一方、本体の下部には排水管25が取りつけられていて、同じく電解水(通常は酸性イオン水)が吐水されている。
また本体には電源コード31が接続されていて、電気分解等に必要な電源が供給されている。
給水管14より本体に導入されずに水路切換弁15からそのまま排出された原水と、吐水管23から吐水されたアルカリイオン水および排水管25から吐水された酸性イオン水は、流し台32の水槽33の排水口34より臭気逆流を防止するための封水トラップ35を有する排水管(2)36を通過した後、流し台32外に排水される。
本発明の電解水生成装置は、病院等で殺菌消毒に使用される強酸性水生成装置等への応用が期待できる。
本発明の実施の形態1における電解水生成装置の概略構造図 本発明の実施の形態1における電解水生成装置のブロック図 本発明の実施の形態1における電解水生成装置を備えた流し台の概略全体構成図
符号の説明
1 流量検知手段
2 操作表示手段
3 電磁弁駆動手段
4 電解手段
5 電解電圧出力手段
6 pH検知手段
7 ポンプ回転検知手段
8 ポンプ駆動手段
9 制御手段(MPU)
10 電源手段
11 電解水生成装置
12 原水管
13 水栓
14 給水管
15 水路切換弁
16 浄水部
17 流量センサ
18 カルシウム添加筒
19 電解槽
20 隔膜
21 電極板
22 電極板
23 吐水管
24 排水弁
25 排水管
26 制御部
27 操作表示部
28 ポンプ駆動部
29 ポンプ回転数検知部
30 電源
31 電源コード
32 流し台
33 水槽
34 排水口
35 排水トラップ
36 排水管(2)

Claims (3)

  1. 原水を電気分解してアルカリイオン水や酸性イオン水を生成する電解槽と、電解槽に印加する電解電圧を制御する制御部とを有し、電解槽に原水を供給する給水管の水量を検出する流量センサを備え、少なくとも前記電解槽で生成されたアルカリイオン水の吐水管または酸性イオン水の排水管に水を吸排するポンプを設けたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記ポンプの回転数を検出する回転数検出手段を備え、制御部は回転数検出手段により検出されたポンプの回転数に応じて前記ポンプの出力を制御することを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 請求項1または2記載の電解水生成装置を備えた流し台。
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