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JP2006267694A - レンズ鏡筒及びレンズユニット - Google Patents

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JP2006267694A
JP2006267694A JP2005087092A JP2005087092A JP2006267694A JP 2006267694 A JP2006267694 A JP 2006267694A JP 2005087092 A JP2005087092 A JP 2005087092A JP 2005087092 A JP2005087092 A JP 2005087092A JP 2006267694 A JP2006267694 A JP 2006267694A
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unit
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measuring sensor
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Yukio Noguchi
幸夫 野口
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Takehiko Senba
威彦 仙波
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
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Fujinon Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】 測距センサを備えた小型のレンズ鏡筒及びレンズユニットを提供する。
【解決手段】 レンズユニット10の前面には、対物レンズ20と、被写体距離を検出するAFセンサ21とが露呈されている。AFセンサ21は、対物レンズ20の近傍で撮影光束を遮らない位置に設けられている。また、AFセンサ21の一部が、対物レンズ20の外形21aよりも内側に配置されている。このため、AFセンサ21を配置するスペースを確保するために、レンズユニット10の外径を大きくする必要がないので、レンズユニット10を小型化できる。さらに、AFセンサ21と撮影レンズとの視差を小さくすることができるので、被写体距離を正確に検出することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被写体距離を検出する測距センサを備えたレンズ鏡筒及びレンズユニットに関する。
撮影レンズを保持するレンズ鏡筒を備えたカメラでは、被写体距離を検出する測距センサがカメラ本体に設けられている。このため、測距センサと撮影レンズとが離れており、視差が生じる。また、撮影レンズのうち最も物体側に配される対物レンズの近傍に、被写体距離を検出する測距センサを配置したカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このカメラでは、測距センサが対物レンズの近傍に配置されているため、測距センサと撮影レンズとの視差(パララックス)を小さくすることができる。
特公昭56−54609号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のカメラでは、測距センサが対物レンズの径方向両端部の近傍に配置されている。このため、レンズ鏡筒の外径が大きくなり、レンズ鏡筒を小型化することが難しいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、測距センサを備えた小型のレンズ鏡筒及びレンズユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、撮影レンズを保持するとともに、被写体距離を検出する測距センサを備えたレンズ鏡筒であり、前記測距センサは、前記撮影レンズのうち最も物体側に配される対物レンズの近傍で、撮影光束を遮らない位置に設けられ、前記測距センサの少なくとも一部が、前記対物レンズの外形よりも内側に配置されていることを特徴とするものである。
また、前記測距センサを前記対物レンズよりも前方に配置しても良いし、前記対物レンズの背後に配置して、前記対物レンズを通して前記被写体距離を検出しても良い。
さらに、本発明のレンズ鏡筒は、撮影レンズを保持するとともに、被写体距離を検出する測距センサを備えたレンズ鏡筒であり、前記撮影レンズのうち最も物体側に配される対物レンズは、撮影光束が入射する領域よりも外側の端部が切断されており、この切断面に近接するように、前記測距センサが配置されていることを特徴とするものである。
また、前記測距センサは、前記対物レンズの前面に着脱自在に取り付けられるレンズキャップの有無を検知することが好ましい。さらに、前記対物レンズを覆う遮蔽位置と前記対物レンズから退避する退避位置との間で開閉自在なレンズバリアを備え、前記測距センサは、前記レンズバリアの開閉を検知することが好ましい。
さらに、本発明のレンズユニットは、前記レンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒内に配置され、前記撮影レンズによって結像された被写体像を撮像する撮像素子とを備え、カメラ本体に着脱自在に装着されることを特徴とするものである。
本発明のレンズ鏡筒によれば、測距センサが、対物レンズの近傍で撮影光束を遮らない位置に設けられ、測距センサの少なくとも一部が、対物レンズの外形よりも内側に配置されている。このため、測距センサの配置スペースを確保するために、レンズ鏡筒の外径を大きくする必要がない。このため、測距センサを備えたレンズ鏡筒を小型化することができる。また、測距センサと撮影レンズとの視差が小さくなり、被写体距離を正確に検出することができる。
測距センサが対物レンズの背後に設けられており、測距センサが、対物レンズを通して被写体距離を検出する。このため、測距センサをさらに内側に配置して、レンズ鏡筒をさらに小型化することができる、また、測距センサと撮影レンズとの視差をさらに小さくすることができる。
さらに、本発明のレンズ鏡筒によれば、対物レンズは、撮影光束が入射する領域よりも外側の端部が切断され、この切断面に近接するように、測距センサが配置されている。このため、測距センサの配置スペースを確保するために、レンズ鏡筒の外径を大きくする必要がない。このため、測距センサを備えたレンズ鏡筒を小型化することができる。また、測距センサと撮影レンズとの視差が小さくなり、被写体距離を正確に検出することができる。
また、測距センサが、レンズキャップの有無、またはレンズバリアの開閉を検知するので、レンズキャップまたはレンズバリアによって対物レンズが遮蔽されている時に、鏡筒内の部品を駆動せずに済むので、無駄な消費電力を低減することができる。
最初に、第1の実施形態であるレンズユニット10について説明する。図1に示すレンズユニット10は、カメラ本体11に着脱自在に装着される交換式のレンズ鏡筒であり、後述するように、撮像素子であるCCDが収納されている。
このレンズユニット10の前面には、対物レンズ20と、測距センサであるオートフォーカスセンサ(以下、AFセンサと称する)21とが露呈されており、背面には、マウント部22が設けられている。また、レンズユニット10は、フォーカスリング23、ズームリング24、及び絞りリング25を備えている。また、これらのリング23〜25の外周面には、ロック解除ボタン26が各々に設けられており、ロック解除ボタン26を押圧操作することにより、これらが回転操作可能となる。
カメラ本体11の前面には、マウント部30と、リリースボタン31と、ストロボ光を被写体に向けて照射するストロボ発光部32とが設けられている。また、上面には、電源ボタン33、シャッタボタン34、及び操作ダイヤル35で構成される操作部36が設けられている。電源ボタン33は、カメラ本体11の電源をONまたはOFFにする際に、押圧操作される。シャッタボタン34は、撮影を行う際に押圧操作される。また、操作ダイヤル35は、撮影モードと、再生モードとを切り替える際に操作される。また、図示せぬ背面には、画像や設定画面等を表示するLCD等が設けられている。
レンズユニット10をカメラ本体11に装着する際は、マウント部22をマウント部30に形成された凹部30aに挿入することによって、レンズユニット10をカメラ本体11に装着する。このように、レンズユニット10がカメラ本体11に装着されると、レンズユニット10とカメラ本体11とが電気的に接続される。リリースボタン31は、カメラ本体11からレンズユニット10を取り外す時に押圧操作される。
このレンズユニット10は、ズームリング24が絞りリング25に隣接して、ユニット全長が短縮される短縮位置と、ズームリング24を前方に移動させ、ユニット全長が伸長された伸長位置との間でユニット全長が伸縮可能にされている。レンズユニット10を使用しない場合、ズームリング24を短縮位置に移動させ、レンズユニット10を使用する場合、ズームリング24を伸長位置に移動させて使用する。このズームリング24は、伸長位置に移動された時に回転操作可能となる。
以下に、レンズユニット10の構成について、図2及び図3を用いて説明する。レンズユニット10は、固定筒40、移動筒41、カム筒42、及びカバー筒43を備えて構成されている。固定筒40の背面には、前述のマウント部22が設けられており、カメラ本体11に固定されている。また、固定筒40の前端側には、3本のガイド軸40aが設けられている。このガイド軸40aは、外周面及び内周面から先端が突出されており、3本のガイド軸40aが、光軸Lを中心とする周方向の3分割位置に配置されている。また、後端側の外周面には、絞りリング25が回転自在に設けられている。
移動筒41は、固定筒40よりも内側に配置されている。この移動筒41には、光軸L1と平行に形成され、前述のガイド軸40aと係合する3本のガイド溝41aが設けられている。このため、移動筒41は、固定筒40内に収納される位置(図2に示す位置)と、固定筒40から前方に引き出された位置(図3に示す位置)との間で直進方向(光軸L方向)に移動自在であり、回転が規制されている。
また、カム筒42は、固定筒40よりも外側に配置され、移動筒41によって回転自在に保持されている。また、カバー筒43は、カム筒42よりも外側に配置され、カム筒42を覆うように設けられている。このカバー筒43は、移動筒41に固定されており、カバー筒43の前端は、移動筒41の前端よりも前方に突出している。また、ガバー筒43の外側には、フォーカスリング23と、ズームリング24とが配置されており、カバー筒43によって、これらのリング23,24が回転自在に保持されている。
このように、カム筒42及びカバー筒43は、移動筒41によって保持されており、フォーカスリング23及びズームリング24は、カバー筒43によって保持されている。このため、ズームリング24を短縮位置(図2に示す位置)と伸長位置(図3に示す位置)との間で移動させた時に、固定筒40に対して、これらが一体となって移動する。
また、レンズユニット10内には、撮影レンズ50と、この撮影レンズ50によって結像された被写体像を撮像する撮像素子であるCCD51とが設けられている。撮影レンズ50は、第1群レンズである対物レンズ20と、第2群レンズ52と、第3群レンズ53と、第4群レンズ54とを備えて構成されている。
移動筒41は、対物レンズ20と、第2群レンズ52とを保持している。また、固定筒40は、絞り機能を有するシャッタユニット55と、第3群レンズ53と、フィルタユニット56と、第4群レンズ54と、CCD51とを保持している。
対物レンズ20は、移動筒41の前面に固定されている。また、第2群レンズ52は、ズームレンズであり、移動筒41内に配置されており、光軸L1に沿って進退自在に保持されている。シャッタユニット55は、固定筒40内の前端部に固定され、このシャッタユニット55の背後には、第3群レンズ53、フィルタユニット56が順に配置され、固定筒40内で固定されている。第3群レンズ53は、レンズ保持枠69によって保持されており、このレンズ保持枠69は、固定筒40に固定されている。シャッタユニット55及びフィルタユニット56は、このレンズ保持枠69によって保持されている。また、フィルタユニット56は、NDフィルタを撮影光の光路に挿脱自在に挿入して撮影光を減光する。
また、第4群レンズ54は、フィルタユニット56の背後に配置されている。この第4群レンズ54は、フォーカスレンズであり、レンズ保持枠60によって保持され、固定筒40内で光軸L1に沿って移動自在に保持されている。レンズ保持枠60は、フォーカスモータ61の駆動軸61aと螺合しており、さらに、ガイド軸62によって回転止めされている。このため、フォーカスモータ61が回転駆動されると、第4群レンズ54が光軸L1に沿って進退移動する。また、第4レンズ群54の後方には、CCD51が配置されており、撮影レンズ50によって結像された被写体像を撮像する。
前述の対物レンズ20は、レンズ保持枠65によって保持されており、このレンズ枠65が移動筒41の前面側に取り付けられている。AFセンサ21は、対物レンズ20よりも前方で、撮影光束を遮らない位置に設けられている。この撮影光束とは、撮影レンズ50に入射する被写体光束のうち、CCD51の撮像面に入射する光束であり、2点鎖線LA,LBで囲まれた範囲内の光束である。
AFセンサ21は、アクティブ方式のAFセンサであり、図4に示すように、赤外線を被写体に向けて照射する投光部21aと、反射光を受光する受光部21bとを備えている。AFセンサ21は、照射された赤外線の反射光を受光するまでの時間によって、被写体距離を検出する。なお、このAFセンサ21は、赤外線を用いるものに限らず、超音波を照射して、その反射波が戻るまでの時間によって被写体距離を検出するものでも良い。
このAFセンサ21の一部は、対物レンズ20の外形20aよりも内側(光軸L1側)に配置されている。また、AFセンサ21は、屈曲性を有する回路基板であるFPC(Flexible Printed Circuit)FPC66に実装された状態で、移動筒41の前面に設けられている。また、このFPC66は、対物レンズ20の外周に沿って配置されている。
また、カバー筒43の前面には、化粧板67が設けられている。この化粧板67には、対物レンズ20を露呈させる開口67aと、AFセンサ21を露呈させる開口67bとが形成されており、対物レンズ20及びAFセンサ21が外部に露呈される。
また、第2群レンズ52は、レンズ保持枠68によって保持されている。このレンズ保持枠68には、3本のカムフォロワー68aが設けられている。また、移動筒41には、光軸L1と略平行な3本の直進ガイド溝41bが形成されている。これらの直進ガイド溝41bは、カムフォロワー68aが挿通されて、カムフォロワー68aの先端が突出される。レンズ保持枠68は、これらの直進ガイド溝41bによって回転止めされる。また、カム筒42には、カムフォロワー68aと係合するカム開口42aと、連結ピン42bと、ガイド軸40aと係合する係合溝42cとが設けられている。
カム開口42aは、直進ガイド溝41bから突出するカムフォロワー68aの先端部と係合する。このため、カム筒41が回転されると、カム開口42aの光軸方向への変位に応じて、第2群レンズ52が、光軸Lに沿って移動する。
連結ピン42bは、カバー筒43に形成された開口43aに挿通され、連結ピン42bの先端部は、ズームリング24の内周面に形成された係合穴24aと係合される。また、開口43aは、周方向に沿って形成されており、ズームリング24が回転操作されると、カム筒42がズームリング42と共に回転する。
係合溝42cは、短縮位置から伸長位置へのカム筒42の直進移動をガイドするとともに、伸長位置では、カム筒42の回転をガイドする。
また、前述のフォーカスリング23及び絞りリング25は、焦点調節、及び絞りの開口径の調節を手動で行う場合に、撮影者によって回転操作される。これらの回転位置は、ポジションセンサ(図示せず)によって検出され、これらのポジションセンサによって検出された回転位置に基づいて、第4群レンズ54の位置、及びシャッタユニット55の絞りの開口径が変更される。
前述したように、AFセンサ21を対物レンズ20よりも前方に設け、AFセンサ21の一部が、対物レンズ20の外形20aよりも内側になるように配置したので、AFセンサ21の配置スペースを確保するために、レンズユニットの外径を大きくする必要がない。このため、AFセンサ21を備えたレンズユニットを小型化することができる。
また、AFセンサ21を対物レンズ20よりも外側に配置した場合と比べて、AFセンサ21と撮影レンズ50との視差(パララックス)が小さくなり、被写体距離を正確に検出することができる。
次に、レンズユニット10の電気的構成について説明する。図5に示すように、レンズユニット10には、ユニット内の各部を制御するユニット制御部70が設けられている。ユニット制御部70は、各部を制御する制御プログラムが記憶されたROMと、作業用データを一時的に記憶するRAMとを備えている。ユニット制御部70は、この制御プログラムに基づいて各部を制御する。
ユニット制御部70には、AFセンサ21、モータドライバ71、及びポジションセンサ72,73が接続されている。AFセンサ21は被写体距離を検出し、ユニット制御部70に出力する。モータドライバ71は、モータ61に接続されており、ユニット制御部70は、AFセンサ21によって検出された被写体距離に基づいて、モータドライバ71を制御してモータ61を駆動する。このモータ61によって、第4群レンズ54が光軸L1に沿って進退移動され、焦点調節が行われる。
また、ポジションセンサ72は、フォーカスリング23の回転位置を検出し、ポジションセンサ73は、絞りリング25の回転位置を検出する。ユニット制御部70は、フォーカスリング23が回転操作された時に、この回転位置に基づいて第4群レンズ54を移動させて焦点調整を行う。また、ユニット制御部70は、絞りリング25が回転操作された時に、この回転位置に基づいてシャッタユニット55及びフィルタユニット56を制御して、CCD51に入射する光量を調節する。
また、ユニット制御部70には、CCDドライバ75を介してCCD51が接続されている。ユニット制御部70は、CCDドライバ75を制御してCCD51を駆動する。CCD51は、光電変換により被写体像を電気信号に変換して、アナログ信号である画像データを取得する。
さらに、このCCD51は、アナログ信号処理部76と接続されており、画像データをアナログ信号処理部76に出力する。このアナログ信号処理部76は、データバス77を介してユニット制御部70に接続されており、ユニット制御部70によって制御される。アナログ信号処理部76は、画像データに対してノイズの除去や増幅処理を施して、A/D変換器78に出力する。A/D変換器78は、画像データをアナログ信号からデジタル信号に変換する。
A/D変換器78には、AE/AF検出部79が接続されており、デジタル信号に変換された画像データを出力する。AE/AF検出部79は、ユニット制御部70によって制御され、画像データの高周波成分の振幅値が最大となる合焦位置を検出してAF検出値を出力する。さらに、AE/AF検出部79は、露出が最適となるAE検出値を検出してAE検出値を出力する。
ユニット制御部70は、AFセンサ21によって検出された被写体距離に基づいて第4群レンズ54の位置調整を行った後、AE/AF検出部79から取得したAF検出値に基づいて、第4群レンズ54の位置を微調整する。さらに、ユニット制御部70は、AE検出値に基づいて、シャッタユニット55及びフィルタユニット56を制御し、CCD51に入射する光量を調節する。
また、ユニット制御部70には、データバス77を介して、シリアルドライバ80及び電源制御部81が接続されている。ユニット制御部70は、シリアルドライバ80を制御し、マウント部22の背面に設けられたマウント接点82、及びカメラ本体11のマウント部30に設けられたマウント接点83を介して、カメラ本体11との間で各種操作信号や画像データの送受信を行う。
つまり、ユニット制御部70は、シリアルドライバ80を制御して、A/D変換器78によってデジタル信号化された画像データをシリアル信号に変換して、デジタルカメラ10に出力する。
電源制御部81は、マウント接点82に接続されている。電源制御部81は、マウント接点82,83を介して、カメラ本体11から給電される。ユニット制御部70は、電源制御部81を制御してレンズユニット10内の各部に給電させる。また、ユニット制御部70は、マウント接点82,83を介して、カメラ本体11内の制御部90から制御信号を取得し、この制御信号に基づいてユニット内の各部を制御する。
次に、カメラ本体11の電気的構成について説明する。カメラ本体11には、本体内の各部を制御する制御部90が設けられている。制御部90は、各部を制御する制御プログラムが記憶されたROMと、作業用データを一時的に記憶するRAMとを備えている。制御部90は、この制御プログラムに基づいて各部を制御する。
デジタル信号処理部91は、データバス92を介してメモリ93が接続されている。このデジタル信号処理部91は、画像データをレンズユニット10から取得して、画像データをメモリ93に記憶させる。デジタル信号処理部91は、画像データがメモリ93に記憶されている時に、画像データに対して階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正等の各種画像処理、YC変換処理等を施す。
撮影モードにおいて、デジタル信号処理部91は、撮影処理が実行される前に、画像データに対して簡易な画像処理と簡易なYC処理とを施して、LCDドライバ95に出力する。制御部90は、LCDドライバ95を制御して画像データをLCD96にスルー画として表示させる。
また、撮影処理が実行された時に、デジタル信号処理部91は、画像データに対して画像処理、YC変換処理、及び圧縮処理等を施す。制御部90には、メディアコントローラ97に接続されており、メディアコントローラ97を制御して、圧縮処理された画像データを記録メディア98に記録させる。
また、再生モードでは、制御部90が、メディアコントローラ97を制御して、記録メディア98から画像データを読み出させ、デジタル信号処理部91によって伸張処理が施された後、画像データを再生画像としてLCD96に表示させる。
また、制御部90には、操作部36、及びストロボ制御部99が接続されている。制御部99は、操作部36から各種操作信号を取得して、各操作信号に対応する処理を実行する。ストロボ制御部99には、ストロボ発光部32が接続されている。制御部90は、ストロボ制御部99を制御して、ストロボ発光部32を発光させる。
また、制御部90には、データバス92を介して、シリアルドライバ100及び電源制御部101が接続されている。制御部90は、シリアルドライバ100を制御し、マウント接点82,83を介して、レンズユニット10との間で各種操作信号や画像データの送受信を行う。
電源制御部101は、バッテリ102に接続されている。この電源制御部101は、制御部90によって制御され、バッテリ102の出力電圧を所定電圧に変圧し、カメラ本体11内の各部に給電を行う。また、電源制御部101は、マウント接点83と接続されており、マウント接点82,83を介してレンズユニット10に対して給電を行う。
以上、第1の実施形態であるレンズユニット10について説明したが、前述のAFセンサ21が、例えば、図6に示すように、レンズユニット10の前面に着脱自在に取り付けられるレンズキャップ105の有無を検知しても良い。この場合、ユニット制御部70が、AFセンサ21によって検出された被写体距離が所定の閾値未満であるか否かを判定して、所定の閾値未満である場合は、レンズキャップが有ると判定し、所定の閾値以上の場合、レンズキャップが無いと判定する。
また、図7に示すように、対物レンズ20を覆う遮蔽位置と、対物レンズ20から退避する位置との間で開閉自在なレンズバリア106がカバー筒43の前端部に設けられている場合、AFセンサ21が、このレンズバリア106の開閉を検知しても良い。この場合、レンズキャップ105の場合と同様に、AFセンサ21によって検出された被写体距離が所定の閾値未満か否かによって、レンズバリア106の開閉を検知する。
このように、AFセンサ21によって、レンズキャップ105の有無や、レンズバリア106の開閉を検知することによって、レンズキャップ105、またはレンズバリア106によって、対物レンズ20が覆われている時に、ユニット制御部70がCCD51を駆動しなくて済む。このため、無駄な電力消費を低減することができる。また、LCD96に警告メッセージを表示させても良い。
次に、第2の実施形態であるレンズユニット110の説明を行う。レンズユニット10では、AFセンサ21を対物レンズの前方に配置したが、図8に示すレンズユニット110では、AFセンサ21が対物レンズ20の背後に配置されており、レンズユニット10の場合と同様に、撮影光束を遮らない位置に設けられている。
また、図9に示すように、AFセンサ21は、対物レンズ20の外形20aよりも内側(光軸L1側)に配置されている。また、レンズユニット10と同様に、カバー筒43の前面には、化粧板111が設けられている。この化粧板111は、化粧板67とは異なり、AFセンサ21を露呈させる開口が必要ないので、対物レンズ20を露呈させる開口111aのみが形成されている。また、AFセンサ21は、赤外線の照射と反射光の受光とを対物レンズ21を通して行う。
このレンズユニット111では、レンズユニット10の場合よりもAFセンサ21を光軸L1側に配置することができるので、撮影レンズとAFセンサとの視差(パララックス)をさらに小さくすることができる。このため、焦点調整をより正確に行うことができる。
また、AFセンサ21を対物レンズ20の背後に設け、AFセンサ21が、対物レンズ20の外形20aよりも内側に配置されるので、レンズユニット10よりも外径をさらに小さくすることが可能である。また、AFセンサ21を対物レンズ20の背後に設けているため、レンズユニット10よりも光軸L1方向の長さを短縮することができる。
なお、その他の構成は、レンズユニット10と同様であり、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。また、レンズユニット10と同様に、AFセンサ21が、レンズキャップ105の有無や、レンズバリア106の開閉を検知しても良い。
次に、第3の実施形態であるレンズユニット120について説明する。図10に示すレンズユニット120は、レンズユニット10,110とは対物レンズの形状が異なる。対物レンズ121は、撮影光束が入射する領域(2点鎖線LA,LBの内側)よりも外側の端部がカットされ、図11に示すように略D字形状にされている。この対物レンズ121は、レンズ保持枠122によって保持され、移動筒41の前面に固定されている。
また、レンズ保持枠122は、対物レンズ121の切断面121aと接する部分の厚さが薄くされており、AFセンサ21は、切断面121aと近接するように配置されている。
また、移動筒41の前面には、化粧板123が設けられている。この化粧板123は、レンズユニット10の場合と同様に、対物レンズ121を露呈させる開口123aと、AFセンサ21を露呈させる開口123bとが形成されており、対物レンズ121及びAFセンサ21が外部に露呈される。
このレンズユニット120では、レンズユニット10と同様に、AFセンサ21を光軸L1側に配置することができるので、撮影レンズとAFセンサとの視差(パララックス)を小さくすることができる。このため、焦点調整を正確に行うことができる。また、AFセンサ21の配置スペースを確保するために、外径を大きくする必要がない。このため、レンズユニットを小型化することができる。
なお、その他の構成は、レンズユニット10と同様であり、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。また、レンズユニット10と同様に、AFセンサ21が、レンズキャップ105の有無や、レンズバリア106の開閉を検知しても良い。
なお、上記実施形態において、測距センサとして、アクティブ方式のAFセンサを用いる場合を例に説明したが、パッシブ方式(例えば、位相差検出方式)のAFセンサを用いても良い。
また、上記実施形態において、撮像素子としてCCDを用いる場合を例に説明したが、これに限るものではなく、例えば、CMOSイメージセンサを用いても良い。
さらに、上記実施形態において、レンズ鏡筒内に撮像素子を備えたレンズユニットを例に説明したが、撮像素子を備えていない通常のレンズ鏡筒にも本発明を適用できる。また、カメラ本体に着脱自在のレンズ鏡筒ではなく、カメラ本体に一体に設けられたレンズ鏡筒に本発明を適用しても良い。
さらに、上記実施形態において、デジタルカメラを例に説明したが、これに限るものではなく、デジタルビデオカメラや銀塩カメラ等に本発明を適用しても良い。
第1の実施形態であるレンズユニットの構成を示す斜視図である。 レンズユニットの構成を示す断面図であり、短縮状態を示している。 レンズユニットの構成を示す断面図であり、伸長状態を示している。 レンズユニットの構成を示す正面図である。 レンズユニット及びカメラ本体の電気的構成を示すブロック図である。 レンズキャップの検知を説明する断面図である。 レンズバリアの検知を説明する断面図である。 第2の実施形態であるレンズユニットの構成を示す断面図である。 レンズユニットの構成を示す正面図である。 第3の実施形態であるレンズユニットの構成を示す断面図である。 レンズユニットの構成を示す正面図である。
符号の説明
10,110,120 レンズユニット
11 カメラ本体
20,121 対物レンズ
21 AFセンサ
50 撮影レンズ
51 CCD
105 レンズキャップ
106 レンズバリア
121a 切断面

Claims (7)

  1. 撮影レンズを保持するとともに、被写体距離を検出する測距センサを備えたレンズ鏡筒において、
    前記測距センサは、前記撮影レンズのうち最も物体側に配される対物レンズの近傍で、撮影光束を遮らない位置に設けられ、前記測距センサの少なくとも一部が、前記対物レンズの外形よりも内側に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記測距センサは、前記対物レンズよりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記測距センサは、前記対物レンズの背後に配置され、前記対物レンズを通して前記被写体距離を検出することを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  4. 撮影レンズを保持するとともに、被写体距離を検出する測距センサを備えたレンズ鏡筒において、
    前記撮影レンズのうち最も物体側に配される対物レンズは、撮影光束が入射する領域よりも外側の端部が切断されており、この切断面に近接するように、前記測距センサが配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 前記測距センサは、前記対物レンズの前面に着脱自在に取り付けられるレンズキャップの有無を検知することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記対物レンズを覆う遮蔽位置と前記対物レンズから退避する退避位置との間で開閉自在なレンズバリアを備え、前記測距センサは、前記レンズバリアの開閉を検知することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載のレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒内に配置され、前記撮影レンズによって結像された被写体像を撮像する撮像素子とを備え、カメラ本体に着脱自在に装着されることを特徴とするレンズユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011128284A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Canon Inc 撮像装置
JP2012083709A (ja) * 2010-09-16 2012-04-26 Panasonic Corp レンズ鏡筒
WO2023279242A1 (zh) * 2021-07-05 2023-01-12 深圳市大疆创新科技有限公司 一种图像采集设备的镜头组件以及图像采集设备

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