JP2006267544A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2重マトリクス方式の電気光学装置において、走査線の形状を工夫することにより、縞模様状の表示不良が生じるのを防止する。
【解決手段】 液晶表示装置は、1つの走査線で2行分の画素電極を駆動する2重マトリクス方式であり、特に1ライン反転駆動方式を適用するのを前提とし、画素電極の行単位毎に、画素電極の電圧極性が切り替わるように、各走査線を、1行分に対応する画素電極を隔てて、2行分に対応する画素電極と平面的に重なるように且つコの字状の平面形状を有するように形成している。また、各走査線は、YドライバICが走査線を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。このような構成により、1つの画素電極行の電位と、隣接する他の画素電極行の電位とが互いに相殺し合うことになるため、液晶の実効値の変動が抑制され、縞模様状の表示不良が発生するのを防止することができる。
【選択図】 図8
【解決手段】 液晶表示装置は、1つの走査線で2行分の画素電極を駆動する2重マトリクス方式であり、特に1ライン反転駆動方式を適用するのを前提とし、画素電極の行単位毎に、画素電極の電圧極性が切り替わるように、各走査線を、1行分に対応する画素電極を隔てて、2行分に対応する画素電極と平面的に重なるように且つコの字状の平面形状を有するように形成している。また、各走査線は、YドライバICが走査線を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。このような構成により、1つの画素電極行の電位と、隣接する他の画素電極行の電位とが互いに相殺し合うことになるため、液晶の実効値の変動が抑制され、縞模様状の表示不良が発生するのを防止することができる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、各種情報の表示に用いて好適な電気光学装置及び電子機器に関する。
従来より、液晶装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ装置、及びフィールドエミッション表示装置などの各種の電気光学装置が知られている。そのような電気光学装置の一例として、データ線等を有する基板と、走査線を有する対向基板の間に液晶を封入してなる多重マトリクス方式の液晶装置が知られている。
この方式は、1つの走査線に対応するデータ線(信号線)の数を2倍(2重マトリクス)、3倍(3重マトリクス)、・・・、N(N重マトリクス:Nは2以上の自然数)倍というように多重化して、各画素への駆動電圧の印加期間をN倍にする技術である。これにより、各画素を表示する期間をN倍にすることができるため、画面の明るさやコントラスト比を向上させることができるという利点を有している。また、多重マトリクス方式を採用した場合、単純マトリクス方式を採用した場合と比べてデューティ比を下げることができるため、駆動電圧の低減、駆動周波数の低減が図れ、低消費電力化を実現することができるという利点も有している。
このような多重マトリクス方式の一例として、2重マトリクス方式を適用した液晶装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に係る液晶装置では、各走査電極(走査線)の幅をY方向(縦方向)に配列された画素電極の2つ分の長さに設定していると共に、各走査電極を画像表示領域の両側からその内側に向けて交互に櫛歯状に配線するようにしている。これにより、画像表示領域の両側に位置する額縁領域には第2引き回し配線を夫々半分ずつだけ設ければよくなるので、X方向の両側における額縁領域をバランスよく狭めることが出来るとしている。
上記した2重マトリクス方式の液晶装置において、縦方向(データ線の延在方向)に相隣接する画素電極の間には寄生容量が形成される。すなわち、縦方向に相隣接する画素電極同士はその間に存在する寄生容量によって容量結合される。このため、かかる液晶装置において、走査電極毎、即ち1ライン毎に電圧極性を反転させる方式(一般に、「1ライン反転駆動方式」と称される)を適用すると、その寄生容量の影響により、縞模様状の表示不良が生じてしまうという問題がある。
このような表示不良が発生する原因について簡単に説明する。
上記の2重マトリクス方式の液晶装置では、走査電極の幅は縦方向に配列された画素電極の2つ分の長さに設定されている。このため、かかる液晶装置に1ライン反転駆動方式を適用すると、2行分に対応する画素電極毎に、その電圧極性は反転することになる。即ち、任意の1つの走査電極に対向配置された2行分の画素電極は正又は負極性に対応する電位になっていると共に、それに応じて、その任意の1つの走査電極の上側及び下側に隣接する他の走査電極に対向配置された2行分の画素電極は負又は正極性に対応する電位になっている。
また、上述のように、縦方向に隣接する画素電極の間には寄生容量が存在するため、各画素電極には、縦方向に隣り合う画素電極からの電位が寄生容量を介して廻り込むことになる。ここで、任意の1つの画素電極行の電位と、それに縦方向に隣り合う他の画素電極行の電位とが同一の大きさで且つ極性が反転している場合、その両者の電位は相殺され、当該任意の1つの画素電極行は寄生容量の影響を受けることはない。このため、その任意の1つの画素電極行に対応する液晶の実効値は変動することはない。しかし、そうでない場合、当該任意の1つの画素電極行には、縦方向に隣り合う他の画素電極行からの同極性の電位が寄生容量を介して印加されるため電荷が余分に上乗せされる。このため、その任意の1つの画素電極行に対応する液晶の実効値は変動することになる。
その結果、寄生容量の影響を受けない任意の1つの画素電極行と、寄生容量の影響を受けて電荷が余分に上乗せされた任意の1つの画素電極行とが交互に生成される。そして、このような現象が全ての画素電極行に亘って生じるため、それらの不均衡に起因して縞模様状の表示不良が発生してしまうことになる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、走査線の形状を工夫することにより、縞模様状の表示不良が生じるのを防止することが可能な2重マトリクス方式の電気光学装置及び電子機器を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電気光学装置は、行及び列方向に配置された複数の画素電極と、前記列方向に配置された複数の画素電極に対応するように両側に設けられた複数のデータ線と、前記複数のデータ線と交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線の交点に対応して設けられ、前記画素電極に接続された複数のスイッチング素子と、前記複数の走査線を順次走査する走査線駆動回路と、を備え、前記走査線の各々は、前記画素電極の行毎に対応して設けられてなるとともに、前記走査線を1行飛ばして2行毎に接続されてなり、且つ前記走査線駆動回路が前記走査線を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。
上記の電気光学装置は、行及び列方向に配置された複数の画素電極と、列方向に配置された複数の画素電極に対応するように両側に設けられた複数のデータ線と、複数のデータ線と交差する複数の走査線と、複数のデータ線と複数の走査線の交点に対応して設けられ、画素電極に接続された、TFD素子又はTFT素子などの複数のスイッチング素子と、複数の走査線を順次走査する走査線駆動回路と、を備えて構成される。好適な例では、前記走査線駆動回路は、前記複数の走査線のうちの1つを順次排他的に選択し、当該選択された走査線に対して、当該選択された走査線の直前に選択された走査線と極性を反転させた電位に対応する走査信号を供給することができる(1ライン反転駆動方式)。なお、スイッチング素子としてTFT素子を適用した場合、複数の走査線は複数のゲート線に対応し、複数のデータ線はソース線に対応する。
特に、この電気光学装置では、前記走査線の各々は、画素電極の行毎に対応して設けられてなるとともに、走査線を1行飛ばして2行毎に接続されてなり、且つ走査線駆動回路が走査線を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。好適な例では、前記走査線の各々は、前記データ線の延在方向と略直交する方向に延在してなり、前記データ線の延在方向に交互に噛み合うように配置されている。
このため、1ライン反転駆動方式に基づき走査線を順次走査することにより、2行分に対応する画素電極を同時に駆動することができ、且つ、画素電極の電圧極性を、画素電極の行単位毎に反転させることができる。ここで、正又は負極性に対応する電位が印加された任意の1つの画素電極に着目した場合、それに応じて当該任意の1つの画素電極の上側及び下側に隣接する他の画素電極には負又は正極性に対応する電位が印加される。また、当該任意の1つの画素電極と、それに隣接する当該他の画素電極との間には夫々寄生容量が形成されている。
このため、正又は負極性に対応する電位が印加された当該1つの画素電極側には、その上側及び下側に隣接する他の画素電極の負又は正極性に対応する電位が寄生容量を通じて廻り込むと共に、その逆に、負又は正極性に対応する電位が印加された当該他の画素電極側には、それぞれ当該1つの画素電極の正又は負極性に対応する電位が寄生容量を通じて廻り込む。ここで、それらの電位は同一の大きさで且つ極性が逆であるため、それらの電位は相殺し合う。これにより、当該1つの画素電極は寄生容量の影響を受けなくなるので、当該1つの画素電極に対応する液晶の実効値が変動するのを抑制することができる。そして、このような作用は画素電極の全体に亘って生じる。これにより、縞模様状の表示不良が生じるのを防止することができる。
好適な例では、前記複数の走査線はコの字状に形成することができる。また、好適な例では、前記走査線の各々は第1部分、第2部分及び第3部分を有し、前記第1部分及び前記第3部分は、前記画素電極の1行分に対応する間隔をおいて、1行分に対応する前記複数の画素電極と各々対向してなり、前記第2部分は前記第1部分の一端側と前記第3部分の一端側とを繋いでいる。
上記の電気光学装置の一つの態様では、複数の走査線を順次走査する走査線駆動回路及び当該走査線駆動回路に接続された配線を有する素子基板と、対向基板とを備え、前記素子基板と前記対向基板の間には、複数の金属粒子を分散配置してなる枠状のシール部材が設けられており、前記第2部分は前記枠状のシール部材に対応する位置に配置されており且つ前記複数の金属粒子を介して前記配線と上下導通している。これにより、走査線駆動回路と走査線とが、枠状のシール部材内に混入された複数の金属粒子、及び配線(引き回し配線)を介して電気的に接続される。即ち、走査駆動回路は、走査線に走査信号を供給することが可能となる。
好適な例では、Nを自然数としたときに、前記画素電極の両側に設けられた一組のデータ線のうち、前記画素電極の左側に位置するデータ線は、前記複数のスイッチング素子を介して、(4N−3)行及び(4N−2)行に対応する前記複数の画素電極に電気的に接続されていると共に、前記画素電極の右側に位置するデータ線は、前記複数のスイッチング素子を介して、(4N−1)行及び4n行に対応する前記複数の画素電極に電気的に接続されている。
また、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を電気光学装置の一例としての液晶表示装置に適用したものである。本実施形態は、2重マトリクス方式の液晶表示装置において、走査線の形状を工夫することにより、縞模様状の表示不良が生じるのを防止する。
[液晶表示装置の構成]
まず、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成について説明する。図1は、本発明の液晶表示装置100の概略構成を模式的に示す平面図である。図1では、主として、液晶表示装置100の電極及び配線の構成を平面図として示している。ここに、本発明の液晶表示装置100は、TFD素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置であると共に、いわゆる2重マトリクス方式の液晶表示装置である。また、この液晶表示装置100は、バックライトなどの照明装置を用いた透過型の液晶表示装置でもある。
まず、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成について説明する。図1は、本発明の液晶表示装置100の概略構成を模式的に示す平面図である。図1では、主として、液晶表示装置100の電極及び配線の構成を平面図として示している。ここに、本発明の液晶表示装置100は、TFD素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置であると共に、いわゆる2重マトリクス方式の液晶表示装置である。また、この液晶表示装置100は、バックライトなどの照明装置を用いた透過型の液晶表示装置でもある。
まず、図2を参照して、液晶表示装置100の断面構成について説明する。そして、その後、素子基板91の電極及び配線の構成等について説明する。図2は、図1の液晶表示装置100において、1つの横列をなす画素電極群を通る切断線A−A’に沿った概略断面図である。
図2において、液晶表示装置100は、素子基板91と、その素子基板91に対向して配置されるカラーフィルタ基板92とが枠状のシール部材3を介して貼り合わされ、その内部に液晶が封入されて液晶層4が形成されてなる。この枠状のシール部材3には、複数の金属粒子などの導通部材7が混入されている。また、この液晶表示装置100において、素子基板91とカラーフィルタ基板92の間には図示しないスペーサが配置されており、このスペーサにより両基板が一定の間隔に規定されている。
下側基板1の内面上には、サブ画素領域SG毎に、透明導電材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)などからなる画素電極10が形成されている。また、下側基板1の内面上において、各画素電極10の隅の位置には、二端子素子としてのTFD(Thin Film Diode)素子21が形成されている。さらに、下側基板1の内面上において、各画素電極10の両側には、それぞれクロムなどからなるデータ線32a、32bが形成されている。図2の断面構成では、各画素電極10は、対応する各TFD素子21を介して、データ線32aに電気的に接続されている。なお、図2とは異なる断面では、各画素電極10は、対応する各TFD素子21を介して、データ線32aではなくデータ線32bに電気的に接続されている。こうして、この素子基板91は、図1に示すように、Y方向に列をなす画素電極群毎に、その両側に1組のデータ線32a及び32bが設けられており、いわゆる2重マトリクス構造をなしている。また、下側基板1の内面上の左右周縁部には、クロムなどからなる引き回し配線31が形成されている。この引き回し配線31の一端側はシール部材3内に延在しており、そのシール部材3の内部に混入された導通部材7と電気的に接続されている。下側基板1、データ線32a及び32b、TFD素子21、並びに、画素電極10等の内面上には配向膜17が形成されている。
一方、上側基板2の内面上には、サブ画素領域SG毎にR(赤)、G(緑)、B(青)の三色のいずれかからなる着色層6R、6G、及び6Bが形成されている。そして、着色層6R、6G、及び6Bは、対応する各画素電極10に対向している。着色層6R、6G及び6Bによりカラーフィルタが構成される。画素領域Gは、R、G、Bのサブ画素から構成されるカラー1画素分の領域を示している。なお、以下の説明において、色を問わずに着色層を特定する場合は単に「着色層6」と記し、色を区別して着色層を特定する場合は「着色層6R」などと記す。
また、各着色層6の間に対応する上側基板2の内面上には、隣接するサブ画素領域SGを隔て、一方のサブ画素領域SGから他方のサブ画素領域SGへの光の混入を防止するため黒色遮光層BMが形成されている。この黒色遮光層BMは、黒色の樹脂材料、例えば黒色の顔料を樹脂中に分散させたもの等を用いることが好ましい。なお、本発明では、これに代えて、R、G、Bの着色層が相互に重ね合わされて形成された重ね遮光層(図示略)を用いてもよい。
着色層6及び黒色遮光層BMの内面上には、アクリル樹脂等からなるオーバーコート層19が形成されている。このオーバーコート層19は、液晶表示装置100の製造工程中に使用される薬剤等による腐食や汚染から、着色層6等を保護する機能を有している。オーバーコート層19の内面上には走査線8が形成されている。なお、走査線8等の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。
下側基板1の外面上には、偏光板11が配置されている一方、上側基板2の外面上には、偏光板12が配置されている。また、偏光板11の下側には、照明装置としてのバックライト15が配置されている。バックライト15は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等といった点状光源や、冷陰極蛍光管等といった線状光源と導光板を組み合わせたものなどが好適である。
さて、本実施形態の液晶表示装置100において透過型表示がなされる場合、バックライト15から出射した照明光は、図2に示す経路Tに沿って進行し、画素電極10及び着色層6等を通過して観察者に至る。この場合、その照明光は、着色層6を透過することにより所定の色相及び明るさを呈する。こうして、所望のカラー表示画像が観察者により視認される。
(電極及び配線構成等)
次に、図3乃至図7等を参照して、素子基板91の電極及び配線の構成などについて説明する。図3は、素子基板91を正面方向(即ち、図2における上方)から観察したときの素子基板91の電極及び配線などの構成を平面図として示す。また、図3において、電極や配線以外のその他の要素は説明の便宜上図示を省略している。
次に、図3乃至図7等を参照して、素子基板91の電極及び配線の構成などについて説明する。図3は、素子基板91を正面方向(即ち、図2における上方)から観察したときの素子基板91の電極及び配線などの構成を平面図として示す。また、図3において、電極や配線以外のその他の要素は説明の便宜上図示を省略している。
図1において、1つの画素電極10と、それに対向する走査電極8との交差する領域が、表示の最小単位であるサブ画素領域SGを構成する。そして、このサブ画素領域SGが紙面縦方向及び紙面横方向に複数個、マトリクス状に並べられた領域が有効表示領域V(2点鎖線により囲まれる領域)である。この有効表示領域Vに、文字、数字、図形等の画像が表示される。なお、図1及び図3において、液晶表示装置100の外周と、有効表示領域Vとによって区画された領域は、画像表示に寄与しない額縁領域38である。
素子基板91は、複数のTFD素子21、複数の画素電極10、複数の引き回し配線31、複数のデータ線32a及び32b、複数のYドライバIC33、XドライバIC34、並びに複数の外部接続用端子35などを備えている。
素子基板91の張り出し領域36上には、YドライバIC33及びXドライバIC34が例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)を介して、それぞれ実装されている。なお、図3において、素子基板91の張り出し領域36側の辺91aから反対側の辺91cへ向かう方向をY方向とし、辺91dから反対側の辺91bへ向かう方向をX方向とする。
張り出し領域36上には、複数の外部接続用端子35が形成されている。YドライバIC33及びXドライバIC34の各入力端子(図示略)は、導電性を有するバンプを介して、その複数の外部用接続端子35にそれぞれ接続されている。外部接続用端子35は、ACFや半田などを介して、図示しない配線基板、例えばフレキシブルプリント基板に接続されている。これにより、例えば携帯電話や情報端末などの電子機器から液晶表示装置100へ信号や電力が供給される。
各YドライバIC33の出力端子(図示略)は、導電性を有するバンプを介して、複数の引き回し配線31に接続されている。一方、各XドライバIC34の出力端子(図示略)は、導電性を有するバンプを介して、複数のデータ線32a及び32bに接続されている。なお、各YドライバIC33及びXドライバIC34の機能等については後述する。
各引き回し配線31は、本線部分31aと、その本線部分31aに対して略直角に折れ曲がる折れ曲がり部分31bとにより構成されている。各本線部分31aは、額縁領域38内を張り出し領域36からY方向に延在するように形成されている。また、各本線部分31aは、一定の間隔を隔てて形成されている。各折れ曲がり部分31bは、額縁領域38内において、X方向に且つ左右に位置するシール部材3内まで延在している。そして、各折れ曲がり部分31bの終端部は、シール部材3内で導通部材7に電気的に接続されている。
各データ線32a及び32bは、直線状の配線であり、張り出し領域36から有効表示領域VにかけてY方向に延在するように形成されている。また、各データ線32aは、Y方向に列をなす画素電極群の紙面左側に配置されていると共に、各データ線32bは、当該Y方向に列をなす画素電極群の紙面右側に配置されている。
各TFD素子21は、各画素電極10の左下隅の位置又は右下隅の位置に配置されている。そして、各TFD素子21は、対応する画素電極10とデータ線32a又は32bとに電気的に接続されている。
次に、各YドライバIC33及びXドライバIC34の機能等について説明する。
各YドライバIC33は、いわゆる1ライン反転駆動方式により、各引き回し配線31等を介して各走査線8を順次排他的に走査する。また、各YドライバIC33は、各走査線8に走査電位VAを印加し、XドライバIC34は各データ線32a及び32bに対して信号電位VBを印加する。電位VA及びVBについて、図5を参照して説明する。まず、各走査線8には、図5(a)に示すような走査電位VAが印加される。ライン選択期間T毎に、各走査線8は順次排他的に選択され、ある共通電位VGNDに対して±Vselなる電位差、即ち電圧を持ついずれかの電位が印加される。なお、この電圧、±Vselを選択電圧と呼ぶ。そして、ライン選択期間T後には、各走査線8に対して、共通電位VGNDに対して±Vhldなる電圧を持ついずれかの電位が印加される。ここで、選択時の電位がVGND+VselのときにはVGND+Vhldの電位が印加され、選択時の電位がVGND−VselのときにはVGND−Vhldの電位が印加される。なお、この電圧Vhldを保持電圧(又は非選択電圧)と呼ぶ。また、全ての走査線8が一巡して選択され終わる期間をフィールド期間といい、次のフィールド期間では、先のフィールド期間とは逆特性の選択電圧を用いて順次排他的に、走査線8を選択していく。
XドライバICは、データ線32a及び32bに対して、図5(b)に示すように、共通電位VGNDに対して±Vsigなる電圧を持ついずれかの電位を印加する。ここで、ある選択期間に選択された走査線8に印加する電位がVGND+Vselの場合に、VGND−Vsigをオン電位Von、VGND+Vsigをオフ電位Voffとして用いる。また、ある選択期間に選択された走査線8に印加する電位がVGND−Vselの場合に、VGND+Vsigをオン電位Von、VGND−Vsigをオフ電位Voffとして用いる。
即ち、信号電位VBの各ライン選択期間T内の波形は、当該データ線32a及び32bに係る列における各画素の階調に応じて設定されるが、まず、信号電位VBは、各ライン選択期間T毎にオン区間とオフ区間に分割され、オン区間においてはオン電位Vonに、オフ区間においてはオフ電位Voffに設定される。即ち、信号電位VBは、階調値に応じてパルス幅変調される。そして、画素電極10に与えるべき階調が高くなるほど(ノーマリーホワイトモードでは暗くなるほど)、オン区間の占める割合が大きく設定される。
次に、走査線8並びにデータ線32a及び32bの電極間電圧VABを図5(c)の実線で示す。図示のように、電極間電圧VABの絶対値は、画素電極10の選択期間において高くなることがわかる。また、液晶層4に印加される液晶層電圧VLCは、図5(c)のハッチングで示すようになる。液晶層電圧VLCが変化する際には、液晶層4が形成する容量を充放電しなければならないため、液晶層電圧VLCは電極間電圧VABに対して過渡応答的に変化する。なお、図5(c)において電圧VNLは電極間電圧VABと液晶層電圧VLCとの差、即ちTFD素子21の端子電圧である。
本実施形態における信号電位VBの一例を図6(a)に示す。図6(a)において、ライン選択期間Tはオン区間とオフ区間により構成される。また、走査電位VAは図6(a)に示すようであるから、電極間電圧VAB及び液晶層電圧VLCは図6(b)に示すようになる。
図7に、液晶表示装置100における階調表示における駆動波形を示す。上述のように、液晶表示装置100では液晶層4に印加する駆動電圧をパルス幅変調することにより階調表示が行われる。図7の上段に白表示、グレー表示、黒表示の場合の1ライン分(1T)の駆動波形例を示す。なお、本例はノーマリーホワイトの液晶表示装置100であるとする。
走査線駆動波形61は走査線8に印加されるパルス波形であり、上記の走査電位VAを規定する。また、データ線駆動波形62はデータ線32a及び32bに印加されるパルス波形であり、上記信号電位VBを規定する。上記のように、液晶層4に対しては、走査線8とデータ線32a又は32bとの電位差、つまり電極間電位が印加される。即ち、液晶層4には、走査線駆動波形61とデータ線駆動波形62の合計の電圧、即ち図7の下段に示す合成電圧波形に示す電極間電圧が印加される。また、図7の下段では、実際の液晶層4の電圧レベル(液晶層電圧レベル)の変化を液晶層電圧波形63として示している。液晶層4は、電圧を印加してから液晶分子の配向が変化するまでに遅延があるため、その分の過渡応答が生じて図7の下段に示す液晶層電圧波形63が液晶層4に印加されることになる。液晶層電圧レベルに応じて、液晶表示装置100の階調が変化する。本実施形態の液晶表示装置100はノーマリーホワイトであるので、液晶層電圧レベルが低い場合が白表示、高い場合が黒表示、その中間がグレー表示(中間調表示)となる。図7の上段の波形から理解されるように、グレー表示(中間調表示)時の中間調レベルはデータ線駆動波形62のパルス幅により制御される。
次に、図4を参照して、カラーフィルタ基板92の電極の構成について説明する。
図4に示すように、各走査線8は、第1部分8a、第2部分8b及び第3部分8cにて構成され、コの字状の平面形状をなしている。
第1部分8a及び第3部分8cは、同一形状をなし、データ線32a及び32bの延在方向と略直交する方向(X方向)に延在するように形成されている。第1部分8aのY方向における長さ(幅)、及び、第3部分8cのY方向における長さ(幅)は、少なくとも画素電極10のY方向における長さ以上の長さに設定されている。また、第1部分8aと第3部分8cとは、1行分に対応する複数の画素電極10を隔てて対向配置されている。第2部分8bは、データ線32a及び32bの延在方向(Y方向)に延在するように形成されており、第1部分8aの一端側と第3部分8cの一端側とを繋いでいる。また、第2部分8bは、紙面左側又は紙面右側に位置するシール部材3内に配置されており、シール部材3内の導通部材7を介して電気的に接続されている。
また、各走査線8は、YドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に、且つ、データ線32a及び32bの延在方向に交互に噛み合うように配置されている。
図1及び図4において、ある任意の噛み合う一組の走査線8のうち、紙面右側に開口を有する一方の走査線8に着目した場合、一方の走査線8の第1部分8aと、当該一方の第3部分8cとの間には、紙面左側に開口を有する他方の走査線8の第1部分8aが配置されていると共に、当該一方の走査線8の第3部分8cの下側には当該他方の走査線8の第3部分8cが配置されている。つまり、本発明の液晶表示装置100は、櫛歯状に互いに噛み合うように配置された一組の走査線8を複数有している。
以上に述べた、カラーフィルタ基板92と素子基板91とをシール部材3を介して貼り合わせた状態が図1に示されている。図示のように、カラーフィルタ基板92の各走査線8は、素子基板91の各データ線32a及び32bに対して直交している。そして、各走査線8は、第1部分8aと第3部分8cとの間の開口に位置する1行分に対応する画素電極10を隔てて、2行分に対応する画素電極10と平面的に重なっている。
また、カラーフィルタ基板92の各走査線8の第2部分8bと、素子基板91の各引き回し配線31とは、図示のように左辺側と右辺側との間で交互に重なり合っており、その各走査線8の第2部分8bと各引き回し配線31とは、シール部材3内の導通部材7を介して上下導通している。つまり、カラーフィルタ基板92の各走査線81と、素子基板91の各引き回し配線31との導通は、図示のように左辺側と右辺側との間で交互に実現されている。こうして、カラーフィルタ基板92の各走査線8は、素子基板91の各引き回し配線31を介して、紙面左右に夫々位置する各YドライバIC33に電気的に接続されている。
(走査線の配線構造)
次に、図8等を参照して、本発明の特徴をなす走査線の配線構造について説明する。図8は、図1における液晶表示装置100を模式的に且つ部分的に拡大して示す平面図である。図8において、X方向は行方向に対応していると共に、Y方向は列方向に対応している。また、図8では、説明に必要な最小限の要素のみ示す。なお、以下において、上記で説明した液晶表示装置100の要素は同一の符号を付し、その説明は省略又は簡略化する。
次に、図8等を参照して、本発明の特徴をなす走査線の配線構造について説明する。図8は、図1における液晶表示装置100を模式的に且つ部分的に拡大して示す平面図である。図8において、X方向は行方向に対応していると共に、Y方向は列方向に対応している。また、図8では、説明に必要な最小限の要素のみ示す。なお、以下において、上記で説明した液晶表示装置100の要素は同一の符号を付し、その説明は省略又は簡略化する。
画素電極10は、下側基板1上においてマトリクス状に配置されている。そして、Y方向に相隣接する画素電極10の間には寄生容量C1が形成されている。つまり、Y方向に相隣接する画素電極同士は、その間に存在する寄生容量C1によって容量結合されている。
各データ線32aは、下側基板1上において、Y方向に列をなす画素電極群(以下、「Y方向画素電極群」とも呼ぶ)の紙面左側に配置されており且つY方向に延在するように形成されている。一方、各データ線32bは、下側基板1上において、Y方向画素電極群の紙面右側に配置されており且つY方向に延在するように形成されている。換言すれば、任意の1つのY方向画素電極群の両側には、一組のデータ線32a及び32bが形成されている。
各TFD素子21は、2行分に対応する画素電極10の単位毎に、各画素電極10の左下隅の位置又は右下隅の位置に配置されており、対応する各画素電極10と各データ線32a又は32bとに電気的に接続されている。即ち、各画素電極10の左下隅の位置に配置される各TFD素子21は、当該各画素電極10の左側に位置するデータ線32aと電気的に接続されていると共に、各画素電極10の右下隅の位置に配置される各TFD素子21は、当該各画素電極10の右側に位置するデータ線32bと電気的に接続されている。
このような構成により、図1及び図8において、紙面上側に位置する画素電極10のアドレスを1行目とし、紙面下側に位置する画素電極10のアドレスをN(N:自然数、以下同様)行目とした場合、画素電極10の両側に設けられた一組のデータ線32a及び32bのうち、画素電極10の左側に位置するデータ線32aは、各TFD素子21を介して、(4N−3)行及び(4N−2)行に対応する各画素電極10に電気的に接続されていると共に、当該画素電極10の右側に位置するデータ線32bは、各TFD素子21を介して、(4N−1)行及び4n行に対応する各画素電極10に電気的に接続されている。
一方、上側基板2上には、本発明の特徴をなす複数の走査線8(二点鎖線に対応する部分)等が形成されている。
各走査線8は、画素電極10の行毎に対応して設けられていると共に、走査線8を1行飛ばして2行毎に接続されてなり、且つYドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。換言すれば、各走査線8は、1行分に対応する画素電極10を隔てて、2行分に対応する画素電極10と平面的に重なっている。各走査線8はコの字状の平面形状をなしており、第1部分8a、第2部分8b及び第3部分8cを有している。第1部分8a及び第3部分8cは、X方向に延在してなり、画素電極10の1行分に対応する間隔をおいて、1行分に対応する画素電極10と各々対向している。なお、第2部分8bの構成等については上述した通りである。
また、各走査線8は、YドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に且つデータ線32a及び32bの延在方向に交互に噛み合うように配置されている。図8において、ある任意の噛み合う一組の走査線8のうち、紙面右側に開口を有する一方の走査線8に着目した場合、一方の走査線8の第1部分8aと、当該一方の第3部分8cとの間には、紙面左側に開口を有する他方の走査線8の第1部分8aが配置されていると共に、当該一方の走査線8の第3部分8cの下側には当該他方の走査線8の第3部分8cが配置されている。つまり、本発明の液晶表示装置100は、櫛歯状に互いに噛み合うように配置された一組の走査線8を複数有している。
次に、本発明の実施形態に係る液晶表示装置100の特有の作用効果について説明する。
一般的に、各走査線のY方向の長さ(幅)が2画素分の長さに設定された2重マトリクス方式の液晶表示装置に対して、1ライン反転駆動方式を適用すると縞模様状の表示不良が生じてしまう。この発生原因は上述した通りである。即ち、これは、2行分の画素電極単位毎に、画素電極の電圧極性が反転するため、寄生容量の影響を受けない画素電極行と、寄生容量の影響を受ける画素電極行とが交互に生成され液晶の実効値が変動することにより生じるものである。
そこで、このような表示不良が生じるのを防止するためには、全ての画素電極行が寄生容量の影響を受けないような構成にすればよい。理論上は、任意の1つの画素電極行を基準としたときに、当該任意の1つの画素電極行の電圧極性が正又は負極性である場合、それに応じて、当該任意の1つの画素電極行の上側及び下側に隣接する他の画素電極行の電圧極性が負又は正極性である構成にすればよい。例えば、このような構成例としては、1つの走査線が1行分の画素電極に対向する構成を有する1重マトリクス方式の液晶表示装置であって、1ライン反転駆動方式を適用してなるものが挙げられる。このような構成にすれば、液晶の駆動時、当該任意の1つの画素電極行の電位と、隣接する他の画素電極行の電位とは同一の大きさで且つ極性が反転することになるため両者の電位は相殺し合うことになる。その結果、液晶の実効値が変動するのを抑制でき、縞模様状の表示不良が発生するのを防止することができる。
このような観点を考慮して、2重マトリクス方式を適用する本発明では、1ライン反転駆動方式を適用するのを前提とし、画素電極の行単位毎に、画素電極10の電圧極性が切り替わるように走査線8の形状を工夫して、縞模様状の表示不良が生じるのを防止するようにしている。
即ち、本発明では、各走査線8を、画素電極10の行毎に対応して設けていると共に、走査線8を1行飛ばして2行毎に接続し、且つYドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置している。換言すれば、各走査線8は、1行分に対応する画素電極10を隔てて、2行分に対応する画素電極10と平面的に重なるように形成されている。そして、各走査線8は、YドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に、且つ、データ線32a及び32bの延在方向に交互に噛み合うように配置されている。
より具体的には、上記したように、各走査線8は、コの字状の平面形状を有し、第1部分8a、第2部分8b及び第3部分8cにより構成されている。第1部分8a及び第3部分8cは、データ線32a及び32bの延在方向と略直交する方向に延在するように形成されており、また、その各々は、1行分に対応する複数の画素電極10を隔てて対向するように配置されている。このため、第1部分8a及び第3部分8cは、対応する1行分に対応する画素電極と平面的に重なり合っている。第2部分8bは、第1部分8aの一端側と、第3部分8cの一端側とを繋いでおり、且つ、シール部材3内の導通部材7を介して引き回し配線31及び各YドライバIC33と電気的に接続されている。
また、図1、図4及び図8において、ある任意の噛み合う一組の走査線8のうち、紙面右側に開口を有する一方の走査線8に着目した場合、一方の走査線8の第1部分8aと、当該一方の第3部分8cとの間には、紙面左側に開口を有する他方の走査線8の第1部分8aが配置されていると共に、当該一方の走査線8の第3部分8cの下側には当該他方の走査線8の第3部分8cが配置されている。つまり、本発明は、櫛歯状に互いに噛み合うように配置された一組の走査線8を複数有している。以上のような構成を有する本発明の液晶表示装置100では、1ライン反転駆動方式に基づき、各走査線8が順次排他的に走査される。
いま、図8に示す液晶表示装置100では、1ライン反転駆動方式に基づき、Y1及びY3に対応する走査線8には正極性に対応する電位が、Y2及びY4に対応する走査線8には負極性に対応する電位が夫々印加されている。このため、それらの各走査線8に平面的に重なり合う画素電極10には、それらの各走査線8と同極性の電位が印加されることになる。
ここで、Y1に係る走査線8と平面的に重なる画素電極10と、Y2に係る走査線8と平面的に重なる画素電極10とに着目したとき、Y1に係る走査線8の第1部分8aに平面的に重なる画素電極10(便宜上、「画素電極10a」と呼ぶ)と、Y2に係る走査線8の第1部分8aに平面的に重なる画素電極10(便宜上、「画素電極10b」と呼ぶ)との間、画素電極10bとY1に係る走査線8の第3部分8cに平面的に重なる画素電極10(便宜上、「画素電極10c」と呼ぶ)との間、画素電極10cとY2に係る走査線8の第3部分8cに平面的に重なる画素電極10(便宜上、「画素電極10d」と呼ぶ)との間はそれぞれ寄生容量C1が存在している。
このため、画素電極10a側には、画素電極10bの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10b側には、画素電極10aの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むことになる。ここで、それらの電位は同一の大きさで且つ極性が逆であるため、それらの電位は相殺し合う。また、上記同様の作用により、画素電極10b側には、画素電極10cの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10c側には、画素電極10bの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込む。上記同様の理由により、それらの電位は相殺し合う。さらに、上記同様の作用により、画素電極10c側には、画素電極10dの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10d側には、画素電極10cの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込む。上記同様の理由により、それらの電位は相殺し合う。このような作用は、Y3に係る走査線8と平面的に重なり合う画素電極10と、Y4に係る走査線8と平面的に重なり合う画素電極10についても生じる。
以上に述べた作用により、各画素電極10は寄生容量C1の影響を受けないので、液晶の実効値が変動するのを抑制することができる。よって、縞模様状(横縞状)の表示不良が生じるのを防止することができる。
[変形例]
上記の実施形態では、特に、各走査線8を、画素電極10の行毎に対応して設けていると共に、走査線8を1行飛ばして2行毎に接続し、且つYドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置していた。また、別の表現をすれば、各走査線8は、1行分に対応する画素電極10を隔てて、2行分に対応する画素電極10と平面的に重なるように形成されており、且つ、各走査線8は、YドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に、且つ、データ線32a及び32bの延在方向に交互に噛み合うように配置されていた。
上記の実施形態では、特に、各走査線8を、画素電極10の行毎に対応して設けていると共に、走査線8を1行飛ばして2行毎に接続し、且つYドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置していた。また、別の表現をすれば、各走査線8は、1行分に対応する画素電極10を隔てて、2行分に対応する画素電極10と平面的に重なるように形成されており、且つ、各走査線8は、YドライバIC33が走査線8を順次走査する方向に、且つ、データ線32a及び32bの延在方向に交互に噛み合うように配置されていた。
しかし、本発明の構成は必ずしも上記のような構成だけに限られない。ここで、図9を参照して、本発明を適用することが可能な他の形態に係る液晶表示装置200ついて簡単に説明する。図9は、当該液晶表示装置200の構成を模式的に示す部分平面図である。なお、以下において、上記の液晶表示装置100と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略又は簡略化する。
液晶表示装置200において、Y2に対応する走査線8とY4に対応する走査線8とに着目した場合、この液晶表示装置200では、負極性に対応する電位が印加される、Y2に対応する走査線8の第3部分8cと、同じく負極性に対応する電位が印加される、Y4に対応する走査線8の第1部分8aとはY方向に相隣接するように配置されている。即ち、この液晶表示装置200では、一般に、負極性に対応する電位が印加される、任意の1つの偶数アドレス番号に対応する走査線8の第3部分8cと、同じく負極性に対応する電位か印加される、次の偶数アドレス番号に対応する走査線8の第1部分8aとがY方向に相隣接するように配置される。この点が、上記の液晶表示装置100の構成と異なっており、その他の構成等は上記の液晶表示装置100の構成等と同様である。
このため、任意の1つの偶数アドレス番号に対応する走査線8の第3部分8cと対向する画素電極10、及び、次の偶数アドレス番号に対応する走査線8の第1部分8aと対向する画素電極10には、それぞれ負極性に対応する電位が寄生容量C1を介して廻り込むことになり、その部分では本発明の効果を得ることができない。なお、その部分以外では、上記の液晶表示装置100と同様の作用効果を得ることができる。これにより、この液晶表示装置200では、上記の液晶表示装置100に比べて、若干表示品質が劣るものの、本発明は、このような形態を有する液晶表示装置200に対しても適用することができる。
なお、本発明では、この形態に代えて、正極性に対応する電位が印加される、任意の1つの奇数アドレス番号に対応する走査線8の第3部分8cと、同じく正極性に対応する電位か印加される、次の奇数アドレス番号に対応する走査線8の第1部分8aとを、Y方向に相隣接するように配置しても構わない。
また、上記の実施形態及び変形例では、スイッチング素子としてTFD素子21を用いた液晶表示装置100又は200に本発明を適用することにしたが、これに限らず、スイッチング素子としてTFT(薄膜トランジスタ)素子を用いた液晶表示装置にも本発明を適用することは可能である。
ここで、図10を参照して、TFT素子を有する液晶表示装置300に本発明を適用した例について説明する。図10は、当該液晶表示装置300の構成を模式的に示す部分平面図である。なお、以下では、上記の実施形態と異なる点について説明すると共に、上記の液晶表示装置100と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略又は簡略化する。
この液晶表示装置300では、カラーフィルタ基板92側には、走査線8ではなく対向電極(図示略)が形成される一方、素子基板91側には、TFD素子21ではなくTFT素子450、及び、複数のデータ線32a及び32bに加え複数のゲート線80が夫々形成される。また、この液晶表示装置200における駆動方式は、上記の液晶表示装置100の駆動方式と同様である。
TFT素子450は、素子基板91において、上記したTFD素子21と同一の位置に設けられている。ここで、図11を参照して、TFT素子450の構成について説明する。図11において、TFT素子450では、図示しないゲート線80から分岐したゲート電極401の上に、それを覆うようにゲート絶縁膜403が設けられている。ゲート絶縁膜403の上には、ゲート電極402に重なるようにa−Si層405が設けられている。a−Si層405の上には、2つに分断されたn+−a−Si層406a、406bが設けられている。さらに、n+−a−Si層406aの上には図示しないソース線、即ちデータ線32a又は32bから分岐したソース電極408が設けられ、n+−a−Si層406bの上にはドレイン電極409が設けられている。ドレイン電極409の上には、画素電極10が部分的に重なるように設けられている。
各ゲート線80は、画素電極10の行毎に対応して設けられていると共に、ゲート線80を1行飛ばして2行毎に接続されており、且つYドライバIC33がゲート線80を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されている。
具体的には、各ゲート線80は、第1部分80a、第2部分80b及び第3部分80cを有しており、TFT素子450及びYドライバIC33に電気的に接続されている。第1部分80a及び第3部分80cは、X方向に延在するように且つ複数のデータ線32a及び32bと交差するように設けられており、第2部分80bは、第1部分80aと第3部分80cとを繋いでいる。
また、紙面上側に位置する画素電極10のアドレスを1行目とし、紙面下側に位置する画素電極10のアドレスをN(N:自然数)行目とした場合、Y1、Y3、Y5などの奇数アドレスに対応する各ゲート線80の第1部分80aは(4N−3)行の画素電極10と接続されたTFT素子450に、また、当該各ゲート線80の第3部分80cは(4N−1)行の画素電極10と接続されたTFT素子450に夫々接続されている。一方、Y2、Y4、Y6などの偶数アドレスに対応する各ゲート線80の第1部分80aは(4N−2)行の画素電極10と接続されたTFT素子450に、また、当該各ゲート線80の第3部分80cは(4N)行の画素電極10と接続されたTFT素子450に夫々接続されている。
データ線32aは、各TFT素子450を介して、(4N−3)行及び(4N−2)行に対応する各画素電極10に電気的に接続されていると共に、データ線32bは、各TFT素子450を介して、(4N−1)行及び4n行に対応する各画素電極10に電気的に接続されている。
以上のような構成を有する液晶表示装置200では、上記した液晶表示装置100と同様の作用効果を得ることができる。
即ち、ここで、Y1に係るゲート線80にTFT素子450を介して接続された画素電極10と、Y2に係るゲート線80にTFT素子450を介して接続された画素電極10とに着目したとき、Y1に係るゲート線80の第1部分80aにTFT素子450を介して接続された画素電極10(便宜上、「画素電極10a」と呼ぶ)と、Y2に係るゲート線80の第1部分80aにTFT素子450を介して接続された画素電極10(便宜上、「画素電極10b」と呼ぶ)との間、画素電極10bとY1に係るゲート線80の第3部分80cにTFT素子450を介して接続された画素電極10(便宜上、「画素電極10c」と呼ぶ)との間、画素電極10cとY2に係るゲート線80の第3部分80cにTFT素子450を介して接続された画素電極10(便宜上、「画素電極10d」と呼ぶ)との間はそれぞれ寄生容量C1が存在している。
このため、画素電極10a側には、画素電極10bの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10b側には、画素電極10aの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むことになる。ここで、それらの電位は同一の大きさで且つ極性が逆であるため、それらの電位は相殺し合う。また、上記同様の作用により、画素電極10b側には、画素電極10cの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10c側には、画素電極10bの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込む。上記同様の理由により、それらの電位は相殺し合う。さらに、上記同様の作用により、画素電極10c側には、画素電極10dの負極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込むと共に、その逆に、画素電極10d側には、画素電極10cの正極性に対応する電位が寄生容量C1を通じて廻り込む。上記同様の理由により、それらの電位は相殺し合う。このような作用は、Y3に係るゲート線80にTFT素子450を介して接続された画素電極10と、Y4に係るゲート線80にTFT素子450を介して接続された画素電極10についても生じる。
以上に述べた作用により、各画素電極10は寄生容量C1の影響を受けないので、液晶の実効値が変動するのを抑制することができる。よって、縞模様状(横縞状)の表示不良が生じるのを防止することができる。
また、上記の実施形態及び変形例では、透過型の液晶表示装置に本発明を適用することとしたが、これに限らず、反射型若しくは半透過反射型の液晶表示装置に本発明を適用することも可能である。
[電子機器]
次に、本発明による液晶表示装置100、200又は300を電子機器の表示装置として用いる場合の実施形態について説明する。
次に、本発明による液晶表示装置100、200又は300を電子機器の表示装置として用いる場合の実施形態について説明する。
図12は、本実施形態の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、上記の液晶表示装置100、200又は300と、これを制御する制御手段410とを有する。ここでは、液晶表示装置100、200又は300を、パネル構造体403と、半導体ICなどで構成される駆動回路402とに概念的に分けて描いてある。また、制御手段410は、表示情報出力源411と、表示情報処理回路412と、電源回路413と、タイミングジェネレータ414と、を有する。
表示情報出力源411は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ414によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路412に供給するように構成されている。
表示情報処理回路412は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKとともに駆動回路402へ供給する。駆動回路402は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路413は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
次に、本発明に係る液晶表示装置100、200又は300を適用可能な電子機器の具体例について図13を参照して説明する。
まず、本発明に係る液晶表示装置100、200又は300を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図13(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶表示装置100、200又は300を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図13(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶表示装置100、200又は300を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置100、200又は300を適用可能な電子機器としては、図13(a)に示したパーソナルコンピュータや図13(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
1 下側基板、 2 上側基板、 3 シール部材、 6 着色層、 8 走査線、 10 画素電極、 17 配向膜、 19 オーバーコート層、 21 TFD素子、 32a、32b データ線、 31 引き回し配線、 80 ゲート線、 91 素子基板、 92 カラーフィルタ基板、 100、200又は300 液晶表示装置、 450 TFT素子
Claims (8)
- 行及び列方向に配置された複数の画素電極と、
前記列方向に配置された複数の画素電極に対応するように両側に設けられた複数のデータ線と、
前記複数のデータ線と交差する複数の走査線と、
前記複数のデータ線と前記複数の走査線の交点に対応して設けられ、前記画素電極に接続された複数のスイッチング素子と、
前記複数の走査線を順次走査する走査線駆動回路と、を備え、
前記走査線の各々は、前記画素電極の行毎に対応して設けられてなるとともに、前記走査線を1行飛ばして2行毎に接続されてなり、且つ前記走査線駆動回路が前記走査線を順次走査する方向に交互に噛み合うように配置されていることを特徴とする電気光学装置。 - 前記複数の走査線はコの字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記走査線の各々は第1部分、第2部分及び第3部分を有し、
前記第1部分及び前記第3部分は、前記画素電極の1行分に対応する間隔をおいて、1行分に対応する前記複数の画素電極と各々対向してなり、
前記第2部分は前記第1部分の一端側と前記第3部分の一端側とを繋いでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。 - 複数の走査線を順次走査する走査線駆動回路及び当該走査線駆動回路に接続された配線を有する素子基板と、対向基板とを備え、
前記素子基板と前記対向基板の間には、複数の金属粒子を分散配置してなる枠状のシール部材が設けられており、
前記第2部分は前記枠状のシール部材に対応する位置に配置されており且つ前記複数の金属粒子を介して前記配線と上下導通していることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。 - 前記走査線の各々は、前記データ線の延在方向と略直交する方向に延在してなり、前記データ線の延在方向に交互に噛み合うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記走査線駆動回路は、前記複数の走査線のうちの1つを順次排他的に選択し、当該選択された走査線に対して、当該選択された走査線の直前に選択された走査線と極性を反転させた電位に対応する走査信号を供給することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- Nを自然数としたときに、
前記画素電極の両側に設けられた一組のデータ線のうち、前記画素電極の左側に位置するデータ線は、前記複数のスイッチング素子を介して、(4N−3)行及び(4N−2)行に対応する前記複数の画素電極に電気的に接続されていると共に、前記画素電極の右側に位置するデータ線は、前記複数のスイッチング素子を介して、(4N−1)行及び4n行に対応する前記複数の画素電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部として備えることを特徴とする電子機器。
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KR20150092802A (ko) * | 2014-02-05 | 2015-08-17 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 이의 구동 방법 |
-
2005
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US9799282B2 (en) | 2014-02-05 | 2017-10-24 | Samsung Display Co. Ltd. | Liquid crystal display device and method for driving the same |
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