JP2006253020A - 燃料電池発電装置及び吸排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に屋内に設置するパッケージ型燃料電池発電装置において、吸気及び排気用ダクト構成を簡単化し、設置用スペースの削減と容易な設置作業が可能となる燃料電池発電装置を提供することにある。
【解決手段】2重管ダクト構造を利用した吸排気装置を有する燃料電池発電装置である。発電本体10には、排気される空気を外部に放出する内管11aと外部から空気を導入する外管11bとが一体的に結合された2重管ダクト構造から構成された吸排気装置が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】2重管ダクト構造を利用した吸排気装置を有する燃料電池発電装置である。発電本体10には、排気される空気を外部に放出する内管11aと外部から空気を導入する外管11bとが一体的に結合された2重管ダクト構造から構成された吸排気装置が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特にパッケージ型燃料電池発電装置及び吸排気装置に関する。
近年、パッケージ型燃料電池発電装置という燃料電池システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この装置は、燃料処理装置、発電用装置、電力調整装置や制御装置を含む電気設備、及び温度管理と発電に伴って発生する熱を供給するための熱管理利用設備などをパッケージ化し、主として屋内配置を目的としたものである。
燃料処理装置は、燃料電池の原燃料である都市ガスやLPG(液化石油ガス)を水素リッチガスに改質させる改質器である。発電用装置は、水素リッチガスと空気に含まれる酸素とを反応させて直流電力を発電する。電力調整装置は主機能として、発電用装置からの直流電力を交流電力に変換する。制御装置は、燃料電池本体や電力調整装置などを管理する。
ところで、パッケージ型燃料電池発電装置を運転するには、電気系の接続、パッケージ(システム)の外部との配管やダクトによる流体の交換、及びパッケージ内の換気が必要である。配管接続により、燃料処理装置への原燃料の供給、及び燃料電池発電で消費される空気の供給が必要となる。また、排熱を利用する場合は、例えば利用形態が温水である場合は、配管接続により、冷水の戻りと温水供給が必要である。
外部から供給される空気は、燃料電池本体の空気極に発電反応用として使用される空気と、燃料電池本体の燃料極からの排気に含まれる未反応の可燃性ガスを燃焼するための燃焼用空気として消費される。配管またはダクトにより、燃焼器の排気と空気極の排気が排出される。
次に、パッケージ型燃料電池発電装置の換気について説明する。
パッケージ型燃料電池発電装置では、パッケージ内部で生じる熱の排出と、可燃性ガスがパッケージ内部で万一漏洩した場合においてもパッケージ内部を安全な状態に保つため、常に換気されていることが要求される。
リレーやコンタクターなど火花源となる電気設備、即ち電力調整装置や制御装置などは、可燃性ガスを取り扱う発電装置と隔壁などにより区分されて、個別に換気を行う必要がある。前述の先行技術文献(特許文献1)に示されているように、一般的に、燃料を取り扱う区分の換気は、排気側に換気ファンを設置して、区分内の圧力を外気より若干低く維持する負圧換気とする。また、火花源となる設備を有する区分の換気は、吸気側に換気ファンを設置して押し込み換気とする。
即ち、隔壁を境界にして、燃料を取り扱う区分の圧力が常に火花源となる電気設備を有する区分より低く維持されることより、万一可燃性のガスが漏洩しても、火花源のある区分へ流れることは無く高い安全性が保証される。さらに、可燃性ガスを取り扱う区分には可燃性ガス検知器が設置されて、可燃性ガスが漏洩した場合には、警報あるいは自動停止等の安全動作を行うように設計製造されている。
パッケージ型燃料電池発電装置は、水素を取り扱うことから天井部での滞留を防止するため、一般には換気用空気はパッケージの下部から吸込み、上部から排気する構造である。また、可燃性ガス検知器は、パッケージに上部に設置される。
パッケージ型燃料電池発電装置のシステム排気である燃焼器排気および空気極排気は水蒸気を多く含んでおり、排出先の外気温が低い時には白煙を生じる場合がある。このような白煙の発生を押えるため、例えばシステム排気と換気用排気とを混合して、水蒸気分圧を低減した後に大気に放出する方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
さらに、公式の燃料電池発電規定として、燃料電池設備を設置する室は、燃料ガスが漏洩したとき、滞留しない構造でなければならないという規定がある(例えば、非特許文献1を参照)。この非特許文献1には、パッケージタイプの燃料電池発電設備に対しては、以下(1)〜(3)の設備の設置が求められている。(1)強制的な換気装置を設ける。(2)換気装置が故障したときに動作する警報装置、あるいは燃料電池設備の自動停止装置を設け、故障時速やかに必要な処置を講じられるようにする。(3)必要に応じて、適当な箇所に可燃性ガス漏えい検知器を設け、ガス漏えい時に警報又は燃料電池の自動停止を行うようにする。
特許第3490205号公報
特開平9−223510号公報
社団法人日本電気協会 燃料電池発電規定(JEAC5002−1992 第1−11条 燃料ガス漏洩に対する安全対策)
ところで、パッケージ型燃料電池発電装置を屋内に設置する場合には、前述したように、発電運転で消費する空気や、換気用空気を屋外より導入するための吸気ダクト、システム排気を放出するためのシステム排気用ダクト、およびパッケージ内の換気用排気を屋外に放出するための換気用排気ダクトが必要となる。
吸気ダクトは、発電運転で消費する空気の取り込み口へ接続すると共に、パッケージ下部に換気空気を供給する必要がある。一方、換気用排気ダクトは、パッケージ内部で水素等可燃性ガスが滞留することがないように、天井部に取り付けなければならない。このため、パッケージ型燃料電池発電装置を屋内に設置する場合、大径の複雑なダクト構成が必要となり、これに伴う大きな設置スペースと煩雑な設置作業が必要となっている。
そこで、本発明の目的は、特に屋内に設置するパッケージ型燃料電池発電装置において、吸気及び排気用ダクト構成を簡単化し、設置用スペースの削減と容易な設置作業が可能となる燃料電池発電装置を提供することにある。
本発明の観点は、2重管ダクト構造を利用した吸排気装置を有する燃料電池発電装置である。
本発明の観点に従った燃料電池発電装置は、炭化水素系燃料から水素リッチガスを使用して発電する燃料電池発電装置において、前記水素リッチガスを生成する燃料処理装置と発電用装置とを含む本体と、前記本体に設けられて、外部との空気の吸排気を行うための吸排気装置とを有し、前記吸排気装置は、外部から空気を導入する外管ダクト部材、及び前記本体から排気される空気を外部に放出する内管ダクト部材を有し、前記外管ダクト部材と前記内管ダクト部材とが一体的に結合された2重管ダクト構造から構成されている。
本発明によれば、2重管ダクト構造を利用した給排気機構の統合化を実現できる。これにより、吸気及び排気用ダクト構成を簡単化し、設置用スペースの削減と容易な設置作業が可能となる。従って、特に屋内に設置するパッケージ型燃料電池発電装置の小型化を実現できる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。図2は、同本体10と電気設備部27とを含むシステムの構成を説明するための図である。
図1は、本実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。図2は、同本体10と電気設備部27とを含むシステムの構成を説明するための図である。
(システム構成)
パッケージ型燃料電池発電装置は、図2に示すように、発電装置本体(以下単に本体と表記する場合がある)10と電気設備部27とが隔壁25を介してパッケージ化された構成であり、通常では屋内に設置される燃料電池発電設備である。
パッケージ型燃料電池発電装置は、図2に示すように、発電装置本体(以下単に本体と表記する場合がある)10と電気設備部27とが隔壁25を介してパッケージ化された構成であり、通常では屋内に設置される燃料電池発電設備である。
発電装置本体10は、外部から供給される都市ガスやLPG(液化石油ガス)に代表される炭化水素系燃料などの原燃料100を水素リッチガスに改質させる改質器を含む燃料処理装置20、および水素リッチガスと空気(110)に含まれる酸素とを反応させて直流電力を生成する燃料電池本体21を含む。
さらに、本体10は、温度管理を実行し、発電に伴って発生する熱を外部に供給する熱管理利用設備23も含む。熱管理利用設備23は、排熱を利用する利用形態として、例えば温水の場合には冷水120aを導入し、温水120bを供給するように構成されている。
一方、電気設備部27は、燃料電池本体21により生成された直流電力を交流電力に変換する電力調整装置22、及び本体10や電力調整装置22を管理する制御装置24を有する。電気設備部27は、本体10とは隔壁25より区分されて、吸気側に換気ファン26が設置されている。即ち、電気設備部27の区分では、換気ファン26により吸気側111aから吸気された空気が、排気側111bに放出される押し込み換気がなされている。
本体10では、ブロア28により導入される空気110は、燃料電池本体21の空気極210に供給される空気極用空気110aと、燃料処理装置20の燃焼器20aに供給される燃焼用空気110bとに分岐されている。
燃焼器20aは、燃料電池本体21の燃料極211からの排気に含まれる未反応の可燃性ガスを、燃焼用空気110bにより燃焼した後の排気(燃焼器排気)114を放出する。
本体10は、当該排気114、及び燃料電池本体21の空気極210により空気極用空気110aが消費された後の排気113を合わせて、後述する配管またはダクトを通じてシステム排気115として放出する。
(吸排気装置の構成)
以上のような構成のパッケージ型燃料電池発電装置において、図1を参照して、発電装置本体10内に設けられる吸排気装置の構成を説明する。
以上のような構成のパッケージ型燃料電池発電装置において、図1を参照して、発電装置本体10内に設けられる吸排気装置の構成を説明する。
吸排気装置は、図1に示すように、ダクト接続部12により本体10の上部に取り付けられた2重管ダクト11と、システム空気ダクト14と、換気下降ダクト15と、排気ファン16が取り付けられた混合ボックス17とを有する。
2重管ダクト11は、パッケージ型燃料電池発電装置が設置された建屋の壁200を貫通して屋外へ通じている。図1には詳細は図示していないが、2重管ダクト11の内管11aと外管11bは、屋外において分岐装置で分岐されて、排気(117)が吸気(外部からの空気110)に吸い込まれないよう大気に開口している。
2重管ダクト11は、内管11aと外管11bとにより環状の吸排気流路を構成している。2重管ダクト11の外管11bから導入される空気110(屋外の新鮮な空気)は、システム空気ダクト14と換気下降ダクト15により、本体10の内部で分岐される。
システム空気ダクト14は、空気フィルタ13を介してブロア28(1台または複数台)に接続されている。空気フィルタ13は、システム空気ダクト14からの空気から粉塵等を除去して、ブロア28に送出する。ブロア28は、図2に示すように、燃料処理装置20及び燃料電池本体21にそれぞれ空気110a,110bを供給する。
一方、換気下降ダクト15を通過する空気は、本体10の下部に導かれて、換気吹き出し口15aより本体10の内部に吹き出される。本体10内の上部に配置された排気ファン16は、換気下降ダクト15により導入された空気116を吸引し、混合ボックス17に送り出している。また、本体10内の上部において、排気ファン16の吸い込み近傍には、ガス検知器18が設置される。このガス検知器18は、本体10の内部に可燃性ガスが漏洩した場合には警報を出力するか、あるいはパッケージ型燃料電池発電装置を自動停止するための制御信号を例えば制御装置24に出力する。
混合ボックス17は、排気ファン16による換気排気(空気116)とダクト19を介して流入されるシステム排気115とを混合して、2重管ダクト11に送出する。混合ボックス17は、2重管ダクト11の内管11aに接続している。混合ボックス17からの混合排気117は、内管11aを通過して本体10の内部から屋外に放出される。ここで、2重管ダクト11の内管11aは、導電性の材料からなり、電気的に接地されている構成である。
(作用効果)
まず、本実施形態の吸排気装置であれば、発電装置本体10の内部は、本体10の上部に設置された換気ファン16により排気換気されるため、本体10が設置されている建物の内部や屋外大気に比べて低い圧力に維持される。
まず、本実施形態の吸排気装置であれば、発電装置本体10の内部は、本体10の上部に設置された換気ファン16により排気換気されるため、本体10が設置されている建物の内部や屋外大気に比べて低い圧力に維持される。
本吸排気装置は、内管11aと外管11bを有し、屋外に開口部を有する2重管ダクト11により環状の吸気流路を構成している。外管11bからは、屋外の新鮮な空気110が本体10の内部に導入される。この空気110の一部は、システムで消費される空気として、システム空気ダクト14を介して燃料処理装置20及び燃料電池本体21のそれぞれに供給される。システム空気ダクト14を通過する空気は、空気フィルタ13で粉塵等が除去された後に、ブロア28により燃料処理装置20及び燃料電池本体21に供給される。
一方、換気下降ダクト15を通過する空気は、本体10の下部に導かれて、換気吹き出し口15aより本体10の内部に放出される。ここで、排気ファン16により換気下降ダクト15により導入された空気116は吸引されるため、本体内の換気は上昇流となって流れることになる。
ここで、本体10の内部で空気が澱むことなく、換気流れが隅々まで行き渡るように、換気吹き出し口15aと排気ファン16は、本体10内で相互に対角関係になるような位置に設置されることが好ましい。また、本体10内にバッフル板等の部材を設けて、換気を行き渡らせるような構成にしてもよい。要するに、本実施形態の吸排気装置であれば、仮に空気より比重の軽い可燃性ガスが漏洩した場合においても、本体10の内部で澱むことなく換気排出が可能である。さらに、排気ファン16による吸引換気により、常に本体10の内部は、外部より若干低い圧力に保たれる。従って、仮に可燃性ガス等が漏洩した場合においても、本体10の周囲、即ち屋内に可燃性ガス等が漏えいすることなく、混合ボックス17及び2重管ダクト11の内管11aにより、排気117は屋外に放出されることになる。
また、2重管ダクト11の内管11aを流れる排気117により、外管11bを流れる吸気110が暖められる。従って、大気温度が氷点以下となる寒冷時においても、2重管ダクト11)内で吸気110が暖められることにより、本体10内に流入した時点では、空気は凍結を生じる温度以上に上昇している可能性が高い。
以上のように本実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置では、1組の2重管ダクト11を使用する吸排気装置により、本体10の内部の吸排気を確実に行うことができる。従って、特に多数のダクトを使用する複雑なダクト構成を扶養にすることができるため、パッケージ型燃料電池発電装置を屋内に設置する場合に、吸排気装置の設置に伴う大きな設置スペースと煩雑な設置作業を不要にすることができる。
さらに、外気温度が氷点以下になる寒冷時においても、本体10の内部に供給する空気の温度を上昇させることが可能であるため、低温の空気に対する対策などを不要にすることができる。
また、換気下降ダクト15により本体10の下部の任意の場所から換気(116)を吹き出す構造であるため、本体10の内部での各種機器の配置自由度が相対的に緩和することが可能となる。
更にまた、2重管ダクトの内管11aは、導電性材料からなり、電気的に接地されている構成である。このため、内管11aでの排気117の通過及び外管11bでの空気110の通過による摩擦で生じる静電気が、2重管ダクト11に蓄積されるような事態を回避できる。これにより、静電気に起因する火花が、特に内管11a内で発生することを未然に防止することができる。このような構成により、例えば燃料電池発電装置の緊急停止時などに、可燃性ガスが排気によりパージされるような運転時に、静電気に起因する着火の発生を未然に防止することが可能となる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図3は、第2の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態の吸排気装置では、図3に示すように、2重管ダクト11の内管11aと外管11bで構成される吸排気流路の屋外用大気開口部が保守の容易な場所に設置されている。また、特に外管11bに接続された開口部には、粗塵用空気フィルタ30が設けられている。
即ち、屋外から導入される空気110は、粗塵用空気フィルタ30により粗塵が除去されて、一部がシステム空気としてシステム空気ダクト14に分岐される。システム空気ダクト14からの空気は、前述したように、空気フィルタ13により微細な粉塵が除去されて、さらにブロワ28により燃料処理装置20及び燃料電池本体21に供給される。
また、本実施形態の吸排気装置では、2重管ダクト11の内管11aは、外管11bに接続された開口部とは異なる方向の屋外用大気開口部を有するダクト11cに接続されている。このダクト11cは、例えば内管11aとは直交する方向に設けられて、内管11aを通過する排気117を、屋外用大気開口部を介して屋外に放出する。
(作用効果)
本実施形態の吸排気装置であれば、屋外から導入される空気110は、粗塵用空気フィルタ30により、大気中の粉塵の大部分を占める粗大粒子などが除去された後に、システム空気ダクト14に送られる。システム空気ダクト14を通過する空気は、さらに空気フィルタ13により微細な粉塵が除去されて、本体10の内部に供給される。従って、システムで消費される空気として、清浄度の高い空気を供給することができる。
本実施形態の吸排気装置であれば、屋外から導入される空気110は、粗塵用空気フィルタ30により、大気中の粉塵の大部分を占める粗大粒子などが除去された後に、システム空気ダクト14に送られる。システム空気ダクト14を通過する空気は、さらに空気フィルタ13により微細な粉塵が除去されて、本体10の内部に供給される。従って、システムで消費される空気として、清浄度の高い空気を供給することができる。
なお、空気フィルタ13は、細かな粉塵を取り除く高性能フィルタ、具体的には空気中の不純物を取り除く活性炭あるいは化学吸着フィルタ、あるいはそれらを組み合わせたフィルタであることが好ましい。
また、粗塵用空気フィルタ30を2重管ダクト11の保守性の良い場所に設置することにより、本体10の内部を開放することなく、粗塵用空気フィルタ30の交換などの保守作業が容易となる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図4は、第3の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態のパッケージ型燃料電池発電装置は、図4(又は図2)に示すように、本体10(可燃性ガスを取り扱う燃料室)と、火花源と成り得る電気接点を有する機器を設置する電気設備部27(電気室)とを隔壁25により区分された構成である。
このような構成のパッケージ型燃料電池発電装置において、本実施形態の吸排気装置は、図4に示すように、建屋壁200を貫通する2重管ダクト11により負圧換気する本体10側の装置と、電気設備部27に設置されて、室内空気により加圧換気する装置とに区分される。
(作用効果)
本実施形態の吸排気装置において、本体10側の装置は、図1に示す第1の実施形態と同様である。一方、電気設備部27に設置された吸排気装置は、換気ファン26により空気111aを導入して排気111bする加圧換気を行う。従って、本体10と接する隔壁25では、常に電気設備部27側が本体10(燃料室)より若干高い圧力に保たれる。このため、万一本体10の内部で可燃性ガスの漏洩が生じた場合においても、電気設備部27側に、可燃性ガスが漏洩するような事態を防止できる。
本実施形態の吸排気装置において、本体10側の装置は、図1に示す第1の実施形態と同様である。一方、電気設備部27に設置された吸排気装置は、換気ファン26により空気111aを導入して排気111bする加圧換気を行う。従って、本体10と接する隔壁25では、常に電気設備部27側が本体10(燃料室)より若干高い圧力に保たれる。このため、万一本体10の内部で可燃性ガスの漏洩が生じた場合においても、電気設備部27側に、可燃性ガスが漏洩するような事態を防止できる。
以上要するに本実施形態の吸排気装置によれば、換気の必要な区分の中で本体10側の換気を屋外空気110で実行し、火花源となりうる機器を納めた電気設備部27(電気室)に対しては屋内空気による加圧換気を行う。これにより、ダクト構成を複雑化することなく、火花源となりうる機器を納めた電気設備部27(電気室)に対する可燃性ガスの漏洩を回避できる。従って、可燃性ガスを取り扱う本体10と、隔壁25を介して隣接している電気設備部27(電気室)に対する安全性を高めることが可能となる。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図5は、第4の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態の吸排気装置において、本体10の内部で各種機器を支持する構造部材の中で、上下に配置する支持構造部材の一部に中空構造の部材を使用し、当該中空構造の支持部材を換気下降ダクト15として使用する構成である。
なお、図5において、混合ボックス17は、ダクト19を介して、燃料処理装置20及び燃料電池本体21などの内部機器50から放出されるシステム排気115と、排気ファン16による換気排気(空気116)とを混合する。また、内部機器50は、支持構造部材を兼用する換気下降ダクト15に取り付けられた支持部材51により支持されている。
(作用効果)
以上本実施形態の吸排気装置であれば、2重管ダクト11の外管11bにより導入された空気110は、本体10の内部で支持構造部材を兼用する換気下降ダクト15により、本体10の下部へ導かれて、吹き出し口15aより本体10の内部の換気に使用される。
以上本実施形態の吸排気装置であれば、2重管ダクト11の外管11bにより導入された空気110は、本体10の内部で支持構造部材を兼用する換気下降ダクト15により、本体10の下部へ導かれて、吹き出し口15aより本体10の内部の換気に使用される。
支持構造部材を兼用して換気下降ダクト15を構成することにより、換気用専用のダクトを設置する必要がないため、特に本体10の内部でのダクト構成のコンパクト化が可能となる。従って、パッケージ型燃料電池発電装置の本体10の小型化を図ることが容易となる。
(第5の実施形態)
図6は、第5の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については、図1及び図3と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図6は、第5の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については、図1及び図3と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態の吸排気装置は、図6に示すように、2重管ダクト11の内管11aの内面または外面、あるいは両側に、伝熱を促進する伝熱促進体60を設けた構造である。また、2重管ダクト11の外管11bの内面または外面のいずれか、あるいは両側に、断熱性能と吸音性能を有する素材61を設けた構造である。
(作用効果)
本実施形態の吸排気装置では、2重管ダクト11の外管11bにより、屋外の空気110が導入されて、システム空気ダクト14及び換気下降ダクト15により、本体10の内部に供給される。
本実施形態の吸排気装置では、2重管ダクト11の外管11bにより、屋外の空気110が導入されて、システム空気ダクト14及び換気下降ダクト15により、本体10の内部に供給される。
一方、2重管ダクト11の内管11aは、本体10の内部からの排気117が屋外に向けて通過している。ここで、本体10の排気117の温度は、図2に示すような熱管理利用設備23により調整されて、通常では、30℃〜60℃程度である。
2重管ダクト11の内管11aでは、当該排気117とその壁面の外側を通過する空気110との間で熱交換が行なわれる。この場合、本実施形態では、内管11aには伝熱を促進する伝熱促進体60が設けられているため、排気117と吸気110との熱交換が促進されることになる。従って、本体10から排気117により捨てられる熱を、吸入する空気110により効率よく回収することが可能となる。
一方、2重管ダクト11の外管11bには、断熱性能を有する素材61が設けられている。このため、排気117により暖められた空気110は、外気により冷却されることなく、本体10の内部に送られる。また、吸音性能を有する素材61により、2重管ダクト11を通って放出される本体10内部を音源とする騒音は、屋外に至るまでに減衰させることが可能となる。
以上要するに本実施形態の吸排気装置であれば、本体10からの排気117により捨てられる熱を効率よく回収することができる。また、寒冷時で大気温度が低い場合においても、2重管ダクト11に設けられた素材61による断熱効果により、外気により冷却で燃料電池発電装置の運転性能が低下するのを防止することができる。
さらに、2重管ダクト11に設けられた素材61による吸音効果により、本体10の内部に設けられたファンやブロワなどを音源とする騒音を、低減することが可能となる。従って、特に屋内に設置される発電装置として、静粛性に優れたパッケージ型燃料電池発電装置を提供することが可能となる。
(第6の実施形態)
図7は、第6の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図7は、第6の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態の吸排気装置は、図7に示すように、混合ボックス17の下部に設けられたドレン管70及び水タンク18を有する構成である。ドレン管70は、水タンク18と、混合ボックス17とを接続し、後述する凝縮した水を混合ボックス17から水タンク18に送り出す配管部材である。
なお、混合ボックス17に内管11aが接続される2重管ダクト11は、屋外に向けて上り勾配になるように設置される。
(作用効果)
一般的に、パッケージ型燃料電池発電装置において、本体10の燃料処理装置20及び燃料電池本体21から排気されるシステム排気115には、多量の水蒸気が含まれている。混合ボックス17では、換気ファン16により送り出される換気116との混合により、システム排気115に含まれる水蒸気分圧が低下する。しかし、換気116の温度が低い場合には、水蒸気分が凝縮して、混合ボックス17の下部に溜まる。
一般的に、パッケージ型燃料電池発電装置において、本体10の燃料処理装置20及び燃料電池本体21から排気されるシステム排気115には、多量の水蒸気が含まれている。混合ボックス17では、換気ファン16により送り出される換気116との混合により、システム排気115に含まれる水蒸気分圧が低下する。しかし、換気116の温度が低い場合には、水蒸気分が凝縮して、混合ボックス17の下部に溜まる。
一方、2重管ダクト11の内管11aを流れる混合排気117は、内管11aの内壁を通じて吸入される空気に冷却されるため水蒸気分が壁面に凝縮する。この内管11aの壁面に凝縮した水分は、ダクト11の勾配により、混合ボックス17に向かって流下する。
従って、凝縮した水分(凝縮水)は、全て混合ボックス17に集められて、さらにドレン管70を通じて水タンク71に貯められる。この水タンク71に回収された凝縮水は、発電本体10での発電に使用することも可能である。不要な場合は、水タンク71の上部座より本体10の外部へ排水するように構成される。
なお、水タンク71において水位を確保して水封することにより、凝縮水が本体10の内部に逆流することを防止できる。また、水タンク71の凝縮水を再使用しない場合は、タンク71は、小容量のものでよい。
以上要するに本実施形態の吸排気装置であれば、システム排気115に含まれる水蒸気による凝縮水を、本体10に回収して再利用することが可能となる。また、通常では、凝縮水を2重管ダクト11の屋外開口部で処理する必要があるが、このような処理を不要にすることができる。
(第7の実施形態)
図8及び図9は、第7の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については、図1及び図3と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
図8及び図9は、第7の実施形態に関するパッケージ型燃料電池発電装置の吸排気装置の構成を説明するための図である。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については、図1及び図3と同一符号を付して説明を省略する。また、システムの構成は、図2に示すものと同様であるため説明を省略する。
本実施形態の吸排気装置は、図8に示すように、外観的には、図3に示す第2の実施形態と同様であり、混合ボックス17に接続された2重管ダクト11を構成する内管11a、外管11b、及びダクト11cを有する。さらに、吸排気装置は、2重管ダクト11に接続されたシステム空気ダクト14及び換気下降ダクト15を有する。
2重管ダクト11は、図9(A)に示すように、内管11a及びダクト11cに接続された排気フード90と、及び外管に接続された吸気フード91を有する。この排気フード90と吸気フード91は、図9(B)に示すように、本体10のエンクロージャに固定されている。排気フード90の吹き出し口は、吸気フード91の吸込み口と異なる方向に向けて設置される。
なお、例えば豪雪地区にて本体10のエンクロージャ高さを上回る積雪が想定される場合には、十分な高さまで2重管ダクト11を上方に延長して、排気フード90と吸気フード91を設置することが好ましい。
(作用効果)
本実施形態の吸排気装置であれば、異なる方向に開口した排気フード90と吸気フード91により、排気117が吸気に回り込み、再度吸い込まれるような事態を防止することができる。吸気フード91の開口部から導入される空気110は、2重管ダクト構造の吸排気系を介して本体10の内部に設けられたシステム空気ダクト14及び換気下降ダクト15システムへ送られる。
本実施形態の吸排気装置であれば、異なる方向に開口した排気フード90と吸気フード91により、排気117が吸気に回り込み、再度吸い込まれるような事態を防止することができる。吸気フード91の開口部から導入される空気110は、2重管ダクト構造の吸排気系を介して本体10の内部に設けられたシステム空気ダクト14及び換気下降ダクト15システムへ送られる。
本実施形態の吸排気装置では、2重管ダクト11に設けられた吸排気口が1箇所だけであり、しかも本体10の上部に設置されることから、耐候性の高い燃料電池発電装置を構成することができる。従来の屋外用燃料電池発電装置では、本体の下部に吸気口が設定されているため、特に積雪による閉塞状態が発生することがある。これに対して、本実施形態では、吸排気口を本体10の上部に設置することが可能となったため、積雪量の影響を受けない吸排気が可能となる。
また、2重管ダクト構造により、吸排気系を本体10の1箇所に集合することが可能となるため、本体10の開口部を減少させて、特に騒音の遮蔽が容易になった。また、騒音源である換気ファン16とブロワ28の騒音を、2重管ダクト11の1箇所で減衰処理することで低騒音化が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…発電装置本体(本体)、11…2重管ダクト、11a…内管、11b…外管、
12…ダクト接続部、13…空気フィルタ、14…システム空気ダクト、
15…換気下降ダクト、16…排気ファン、17…混合ボックス、18…ガス検知器、
20…燃料処理装置、20a…燃焼器、21…燃料電池本体、22…電力調整装置、
23…熱管理利用設備、24…制御装置、25…隔壁、26…換気ファン、
27…電気設備部、28…ブロア、210…空気極、211…燃料極。
12…ダクト接続部、13…空気フィルタ、14…システム空気ダクト、
15…換気下降ダクト、16…排気ファン、17…混合ボックス、18…ガス検知器、
20…燃料処理装置、20a…燃焼器、21…燃料電池本体、22…電力調整装置、
23…熱管理利用設備、24…制御装置、25…隔壁、26…換気ファン、
27…電気設備部、28…ブロア、210…空気極、211…燃料極。
Claims (15)
- 炭化水素系燃料から水素リッチガスを使用して発電する燃料電池発電装置において、
前記水素リッチガスを生成する燃料処理装置と発電用装置とを含む本体と、
前記本体に設けられて、外部との空気の吸排気を行うための吸排気装置とを有し、
前記吸排気装置は、
外部から空気を導入する外管ダクト部材、及び前記本体から排気される空気を外部に放出する内管ダクト部材を有し、
前記外管ダクト部材と前記内管ダクト部材とが一体的に結合された2重管ダクト構造から構成されていることを特徴とする燃料電池発電装置。 - 前記吸排気装置は、
前記外管ダクト部材から空気を導入し、前記内管ダクト部材から空気を放出する空気の環状流路を構成することを特徴とする請求項1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記吸排気装置は、
前記外管ダクト部材を介して導入された空気を、前記本体で消費する空気と前記本体内の換気用空気に分岐するための分岐用ダクト部材を含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記吸排気装置は、
前記外管ダクト部材を介して導入された空気を前記本体で消費した後の排気用空気と、前記本体内の換気用空気とを混合して、前記内管ダクト部材に送出する混合装置を含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記吸排気装置は、
前記外管ダクト部材を介して導入された空気を、前記本体で消費する空気と前記本体内の換気用空気に分岐するための分岐用ダクト部材と、
前記本体で消費した後の排気用空気と前記換気用空気とを混合して、前記内管ダクト部材に送出する混合装置とを有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記吸排気装置は、
前記分岐用ダクト部材により分岐された空気の一方を、前記本体で消費する空気として前記燃料処理装置または前記発電用装置に供給するための空気供給手段を含むことを特徴とする請求項3又は請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記分岐用ダクト部材により分岐された空気の一方で、前記本体で消費される空気を濾過するためのフィルタ部材を有することを特徴とする請求項3、請求項5、請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 前記外管ダクト部材には、外部から導入する空気を濾過するためのフィルタ部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 前記本体と隔壁により区分されて、前記発電用装置により発電された電力を制御するため電力設備を有する電力設備部を有し、
前記電力設備部には、前記吸排気装置とは独立した換気用装置が設置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記分岐用ダクト部材は、前記本体に設けられる中空構造の支持部材をダクト部材として使用して、前記換気用空気を前記本体内に放出させる構造であることを特徴とする請求項3又は請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 前記吸排気装置は、
前記外管ダクト部材または前記内管ダクト部材の一方あるいは両方に、吸排気される空気間の熱移動を促進するための拡大伝熱面あるいは乱流促進体が設けられた構造であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。 - 前記混合装置に接続されて、前記混合装置に発生する凝縮水を回収するための配管を有することを特徴とする請求項4から請求項11のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 前記外管ダクト部材と前記内管ダクト部材において、前記外管ダクト部材に設けられた空気の導入用開口部と、前記内管ダクト部材に設けられた空気の放出用開口部の方向がそれぞれ異なる方向に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 前記内管ダクト部材は、導電性を有する材料で構成されて、かつ接地されていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
- 燃料電池発電装置に適用する吸排気装置であって、
外部から前記燃料電池発電装置の内部に空気を導入する外管ダクト部材と、
前記燃料電池発電装置の内部から排気される空気を外部に放出する内管ダクト部材とを有し、
前記外管ダクト部材と前記内管ダクト部材とが一体的に結合された2重管ダクト構造で、前記燃料電池発電装置での空気の環状流路を構成することを特徴とする吸排気装置。
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