JP2006251586A - 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路および駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示すべき画像がベタ画像のように階調の変化の小さい単調な画像である場合に表示ムラの発生を抑制することができる表示装置を提供する。
【解決手段】ソースドライバ300内に映像信号線SL2〜SLnに対応する画像判定回路P2〜Pnを備える。画像判定回路P2〜Pnは、前列のサンプルホールド回路SH1〜SHn−1から出力されたサンプリング映像信号AVsと表示制御回路200から出力された映像信号AVとを比較し、表示すべき画像がベタ画像であるか否かを判定する。判定の結果、ベタ画像であれば、ソースドライバ300は、表示制御回路200から出力された映像信号AVをサンプルホールド回路を介さずに映像信号線SL2〜SLnに印加する。ベタ画像でなければ、ソースドライバ300は、従来通り、サンプルホールド回路から出力されたサンプリング映像信号AVsを映像信号線SL2〜SLnに印加する。
【選択図】図2
【解決手段】ソースドライバ300内に映像信号線SL2〜SLnに対応する画像判定回路P2〜Pnを備える。画像判定回路P2〜Pnは、前列のサンプルホールド回路SH1〜SHn−1から出力されたサンプリング映像信号AVsと表示制御回路200から出力された映像信号AVとを比較し、表示すべき画像がベタ画像であるか否かを判定する。判定の結果、ベタ画像であれば、ソースドライバ300は、表示制御回路200から出力された映像信号AVをサンプルホールド回路を介さずに映像信号線SL2〜SLnに印加する。ベタ画像でなければ、ソースドライバ300は、従来通り、サンプルホールド回路から出力されたサンプリング映像信号AVsを映像信号線SL2〜SLnに印加する。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶表示装置等の表示装置に関し、更に詳しくは、そのような表示装置の映像信号線駆動回路および駆動方法に関する。
一般に、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、液晶層を挟持する2枚の透明基板を含む表示部を備えており、当該2枚の基板のうち一方の基板には、複数の映像信号線と複数の走査信号線とが格子状に配置され、それら複数の映像信号線と走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された画素形成部が設けられている。またアクティブマトリクス型液晶表示装置は、その表示部の映像信号線を駆動するソースドライバ(映像信号線駆動回路)と、その表示部の走査信号線を駆動するゲートドライバ(走査信号線駆動回路)とを有している。
図9は、従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置における要部の構成を、表示部の等価回路と共に示したブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200とソースドライバ350とゲートドライバ400と表示部500とを有している。表示部500には、互いに交差(直交)する複数(n本)の映像信号線SL1〜SLnと複数(m本)の走査信号線GL1〜GLmとが設けられている。映像信号線SL1〜SLnはソースドライバ350と接続され、走査信号線GL1〜GLmはゲートドライバ400と接続されている。また、映像信号線SL1〜SLnと走査信号線GL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ50(以下、TFT50という)と、TFT50に接続された画素容量51が設けられている。各TFT50のゲート端子は走査信号線GL1〜GLmのいずれかに接続され、ソース端子は映像信号線SL1〜SLnのいずれかに接続され、ドレイン端子は画素容量51に接続されている。画素容量51は、透明電極からなる画素電極とそれに対向して設けられた対向電極とに挟持された液晶層に形成される表示媒体としての液晶容量(不図示)と、その液晶容量と並列して設けられている補助容量(不図示)とから構成されている。
次に、点順次駆動方式が採用されている液晶表示装置を例に挙げて、ソースドライバ350の構成および動作について説明する。図10は、点順次駆動方式が採用されているソースドライバ350の構成を示すブロック図である。図10に示すように、このソースドライバ350は、サンプリングパルス生成回路30と、n個のサンプルホールド回路SH1〜SHnを含むサンプルホールド回路群31とを備えている。サンプリングパルス生成回路30は、表示制御回路200から出力されたスタートパルス信号SPとクロック信号CKとを受け取り、サンプリングパルスSAM1〜SAMnを順次に出力する。サンプルホールド回路SH1〜SHnは、サンプリングパルス生成回路30から出力されたサンプリングパルスSAM1〜SAMnに基づいて、表示制御回路200から出力された映像信号AVをサンプリングし、そのサンプリングした映像信号AVを駆動用映像信号として映像信号線SL1〜SLnに出力する。
図11は、上述した液晶表示装置のソースドライバ350における信号波形図である。サンプリングパルス生成回路30にスタートパルス信号SPのパルスが入力されると、表示制御回路200からソースドライバ350に送られる映像信号AVを順次にサンプリングするために、クロック信号CKに基づいてサンプリングパルスSAM1〜SAMnが順次に出力される。サンプリングパルスSAM1〜SAMnは、サンプリングパルス生成回路30から出力され、サンプルホールド回路SH1〜SHnに与えられる。サンプルホールド回路SH1〜SHnは、サンプリングパルスSAM1〜SAMnに基づいて映像信号AVを順次にサンプリングし、それを駆動用映像信号として映像信号線SL1〜SLnに印加する。これにより、映像信号線SL1〜SLnの配線容量に駆動用映像信号が順次に書き込まれる。一方、ゲートドライバ400は、表示制御回路200から出力される水平同期信号HSYと垂直同期信号VSYとに基づいて、走査信号線GL1〜GLmを1水平走査期間毎に順次に選択し、選択された走査信号線に接続されたTFT50を導通状態にする。これにより、各映像信号線SL1〜SLnの配線容量に書き込まれる駆動用映像信号が、オン状態にされたTFT50に接続された画素容量51に順次に書き込まれる。以上のようにして、1水平走査期間分の映像信号AVのサンプリングが行われ、そのサンプリングされた映像信号AVが駆動用映像信号として各画素容量51に書き込まれる。その後、選択された走査信号線上のTFT50は非導通状態になり、次のフレーム期間に駆動用映像信号が書き込まれるまでの間、各画素容量51の電荷が保持される。以上の動作が各走査信号線GL1〜GLmにつき順次に行われることにより、1フレーム分の画像表示が行われる。
このような表示装置に関し、表示すべき画像の時間的あるいは空間的な階調変化の程度にかかわらず良質な画像表示を実現するために様々な提案が行われている。例えば、特許文献1には、或る時点における画像信号とその直前の時点における画像信号とを比較することにより動画であるか静止画であるかを判別し、その判別結果に基づく駆動を行うことにより時間的な階調変化に応じた画像表示を行う表示装置が開示されている。
特開2001−296841号公報
ところが、上述のような表示装置において、空間的な階調変化の極めて小さい画像(以下、「ベタ画像」という。)が表示された場合、表示画像に表示ムラが視認されることがある。表示ムラの原因のひとつとして、ソースドライバ内のサンプルホールド回路において映像信号に混入されるノイズが挙げられる。このようなノイズは微小なものであるため、表示すべき画像が例えば自然画のように階調変化の大きい画像である場合には、相対的にノイズが小さいものとなり、表示ムラは視認されにくい。一方、表示すべき画像がベタ画像である場合には、相対的にノイズが大きいものとなり、表示ムラが視認される。
そこで、本発明では、表示すべき画像がベタ画像のように階調変化の小さい単調な画像である場合に表示ムラの発生を抑制することができる表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、画像を表示する表示部と接続され、外部から与えられる表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示部に含まれる複数の映像信号線に駆動用の映像信号を印加する映像信号線駆動回路であって、
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールド回路と、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定手段と、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールド回路から出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替手段と
を備えることを特徴とする。
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールド回路と、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定手段と、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールド回路から出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度を判定し、
前記駆動用映像信号切替手段は、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記表示すべき画像を表わす映像信号とし、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記サンプルホールド回路から出力された映像信号とすることを特徴とする。
前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度を判定し、
前記駆動用映像信号切替手段は、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記表示すべき画像を表わす映像信号とし、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記サンプルホールド回路から出力された映像信号とすることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記サンプルホールド回路は、各映像信号線に対応して設けられ、
前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号の階調と各映像信号線につき前列の映像信号線に対応して設けられているサンプルホールド回路から出力された映像信号の階調との差に基づいて前記階調変化の程度を判定することを特徴とする。
前記サンプルホールド回路は、各映像信号線に対応して設けられ、
前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号の階調と各映像信号線につき前列の映像信号線に対応して設けられているサンプルホールド回路から出力された映像信号の階調との差に基づいて前記階調変化の程度を判定することを特徴とする。
第4の発明は、表示装置であって、
第1から第3の発明のいずれかの発明に係る映像信号線駆動回路を備えることを特徴とする。
第1から第3の発明のいずれかの発明に係る映像信号線駆動回路を備えることを特徴とする。
第5の発明は、外部から与えられる表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて前記画像を表示する表示部に含まれる複数の映像信号線に駆動用の映像信号を印加する映像信号線駆動回路を備える表示装置の駆動方法であって、
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールドステップと、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定ステップと、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールドステップで出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替ステップと
を備えることを特徴とする。
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールドステップと、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定ステップと、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールドステップで出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替ステップと
を備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記画像判定ステップでは、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度が判定され、
前記駆動用映像信号切替ステップでは、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記表示すべき画像を表わす映像信号とされ、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記サンプルホールドステップで出力された映像信号とされることを特徴とする。
前記画像判定ステップでは、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度が判定され、
前記駆動用映像信号切替ステップでは、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記表示すべき画像を表わす映像信号とされ、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記サンプルホールドステップで出力された映像信号とされることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、画像を表示する表示部と接続される映像信号線駆動回路には、映像信号をサンプリングして出力するサンプルホールド回路と所定の判定処理を行う画像判定手段と駆動用の映像信号として映像信号線に印加される信号を判定処理の結果に応じて切り替える駆動用映像信号切替手段とが含まれる。このため、表示すべき画像がベタ画像であるか否かを画像判定手段によって判定する構成とすることにより、ベタ画像であるか否かによって映像信号線に印加される信号を切り替えることができる。これにより、表示すべき画像がベタ画像である場合に、外部から与えられた映像信号をサンプルホールド回路を介することなく駆動用映像信号として映像信号線に印加することができる。その結果、ベタ画像の表示の際に、サンプルホールド回路でのサンプリングに起因するノイズの混入が抑止され、ムラのない鮮明な画像が表示される。
上記第2の発明によれば、表示すべき画像の空間的な階調変化の程度が判定され、その階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さければ外部から与えられた映像信号がサンプルホールド回路を介することなく駆動用の映像信号として映像信号線に印加される。このため、ノイズの影響が大きく現れるような階調変化の小さい画像の表示の際に、サンプルホールド回路でのサンプリングに起因するノイズの混入が抑止され、ムラのない鮮明な画像が表示される。
上記第3の発明によれば、階調変化の程度は、外部から与えられた映像信号とサンプルホールド回路から出力された映像信号とに基づいて判定される。このため、比較的簡単な回路構成で階調変化の程度の判定が可能となる。これにより、コストを高めることなく、上記第2の発明の効果を奏する映像信号線駆動回路が実現される。
以下に、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<1.液晶表示装置の構成および動作>
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置における要部の構成を、表示部の等価回路と共に示したブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200とソースドライバ(映像信号線駆動回路)300とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)400と表示部500とを備えている。表示部500には、互いに交差(直交)する複数(n本)の映像信号線SL1〜SLn(以下、「1列目〜n列目の映像信号線」ともいう。)と複数(m本)の走査信号線GL1〜GLm(以下、「1行目〜m行目の走査信号線」ともいう。)とが設けられている。映像信号線SL1〜SLnはソースドライバ300と接続され、走査信号線GL1〜GLmはゲートドライバ400と接続されている。また、映像信号線SL1〜SLnと走査信号線GL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して、スイッチング素子としてのTFT50と、そのTFT50に接続された画素容量51とが設けられている。各TFT50のゲート端子は走査信号線GL1〜GLmのいずれかに接続され、ソース端子は映像信号線SL1〜SLnのいずれかに接続され、ドレイン端子は画素容量51に接続されている。画素容量51は、透明電極からなる画素電極とそれに対向して設けられた対向電極とに挟持された表示媒体としての液晶容量(不図示)と、液晶容量と並列して設けられている補助容量(不図示)とから構成されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置における要部の構成を、表示部の等価回路と共に示したブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200とソースドライバ(映像信号線駆動回路)300とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)400と表示部500とを備えている。表示部500には、互いに交差(直交)する複数(n本)の映像信号線SL1〜SLn(以下、「1列目〜n列目の映像信号線」ともいう。)と複数(m本)の走査信号線GL1〜GLm(以下、「1行目〜m行目の走査信号線」ともいう。)とが設けられている。映像信号線SL1〜SLnはソースドライバ300と接続され、走査信号線GL1〜GLmはゲートドライバ400と接続されている。また、映像信号線SL1〜SLnと走査信号線GL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して、スイッチング素子としてのTFT50と、そのTFT50に接続された画素容量51とが設けられている。各TFT50のゲート端子は走査信号線GL1〜GLmのいずれかに接続され、ソース端子は映像信号線SL1〜SLnのいずれかに接続され、ドレイン端子は画素容量51に接続されている。画素容量51は、透明電極からなる画素電極とそれに対向して設けられた対向電極とに挟持された表示媒体としての液晶容量(不図示)と、液晶容量と並列して設けられている補助容量(不図示)とから構成されている。
表示制御回路200は、外部から画像データDVを受け取り、表示すべき画像を表わす映像信号AVと、表示部500に画像を表示するタイミングを制御するための水平同期信号HSY、垂直同期信号VSY、クロック信号CKおよびスタートパルス信号SPを出力する。ソースドライバ300は、表示制御回路200から出力された映像信号AV、クロック信号CKおよびスタートパルス信号SPを受け取り、表示部500内の各映像信号線SL1〜SLnに駆動用映像信号を印加する。ゲートドライバ400は、各走査信号線GL1〜GLmを1水平走査期間ずつ順次に選択するために、表示制御回路200から出力された水平同期信号HSYと垂直同期信号VSYとに基づいて、アクティブな走査信号の各走査信号線GL1〜GLmへの印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
<2.ソースドライバの構成と動作>
図2は、本実施形態におけるソースドライバ300の構成を示すブロック図である。このソースドライバ300には、サンプリングパルス生成回路30と映像信号抽出回路32とが含まれている。映像信号抽出回路32には、1列目の映像信号線SL1に対応して設けられているサンプルホールド回路SH1と2列目からn列目の映像信号線SL2〜SLnに対応して設けられている映像信号選択回路SEL2〜SELnとが含まれている。さらに、映像信号選択回路SEL2〜SELnには、画像判定回路P2〜Pnとサンプルホールド回路SH2〜SHnとインバータ回路NOT2〜NOTnとスイッチSWa2〜SWan、SWb2〜SWbn、およびSWc2〜SWcnとが含まれている。なお、インバータ回路NOT2〜NOTn、スイッチSWa2〜SWan、およびスイッチSWb2〜SWbnによって駆動用映像信号切替手段が実現される。
図2は、本実施形態におけるソースドライバ300の構成を示すブロック図である。このソースドライバ300には、サンプリングパルス生成回路30と映像信号抽出回路32とが含まれている。映像信号抽出回路32には、1列目の映像信号線SL1に対応して設けられているサンプルホールド回路SH1と2列目からn列目の映像信号線SL2〜SLnに対応して設けられている映像信号選択回路SEL2〜SELnとが含まれている。さらに、映像信号選択回路SEL2〜SELnには、画像判定回路P2〜Pnとサンプルホールド回路SH2〜SHnとインバータ回路NOT2〜NOTnとスイッチSWa2〜SWan、SWb2〜SWbn、およびSWc2〜SWcnとが含まれている。なお、インバータ回路NOT2〜NOTn、スイッチSWa2〜SWan、およびスイッチSWb2〜SWbnによって駆動用映像信号切替手段が実現される。
サンプリングパルス生成回路30は、表示制御回路200から出力されたスタートパルス信号SPとクロック信号CKとを受け取り、サンプリングパルスSAM1〜SAMnを順次に出力する。映像信号抽出回路32は、表示制御回路200から出力された映像信号AVを受け取り、サンプリングパルス生成回路30から出力されたサンプリングパルスSAM1〜SAMnに基づいて、駆動用映像信号を映像信号線SL1〜SLnに順次に印加する。
次に、映像信号抽出回路32内の映像信号選択回路SEL2〜SELnの動作について説明する。映像信号選択回路SEL2〜SELn内のサンプルホールド回路SH2〜SHnには、表示制御回路200から出力された映像信号AVとサンプリングパルス生成回路30から出力されたサンプリングパルスSAM2〜SAMnとが入力される。サンプルホールド回路SH2〜SHnは、サンプリングパルスSAM2〜SAMnが与えられている期間中、映像信号AVをサンプリングする。サンプリングされた映像信号(以下、「サンプリング映像信号」という。)は、スイッチSWb2〜SWbnの一方の端子に与えられるとともに後列(次の列)の映像信号選択回路SEL3〜SELn内の画像判定回路P3〜Pnに与えられる。なお、サンプルホールド回路SHnから出力されるサンプリング映像信号AVsについては、スイッチSWbnの一方の端子にのみ与えられる。
画像判定回路P3〜Pnは、表示制御回路200から出力された映像信号AVと前列の映像信号選択回路SEL2〜SELn−1内のサンプルホールド回路SH2〜SHn−1から出力されたサンプリング映像信号AVsとを受け取り、スイッチSWa3〜SWan、SWb3〜SWbnのオン/オフを制御するための切替制御信号Kを後述する画像判定処理の結果に応じて出力する。なお、画像判定回路P2は、表示制御回路200から出力された映像信号AVと1列目の映像信号線SL1に対応して設けられているサンプルホールド回路SH1から出力されたサンプリング映像信号AVsとを受け取り、スイッチSWa2、SWb2のオン/オフを制御するための切替制御信号Kを後述する画像判定処理の結果に応じて出力する。切替制御信号Kは、インバータ回路NOT2〜NOTnの入力端子に与えられるとともにスイッチSWa2〜SWanに与えられる。
インバータ回路NOT2〜NOTnは、画像判定回路P2〜Pnから出力された切替制御信号Kの論理レベルを反転し、その論理レベルを反転させた信号を反転後切替制御信号Krとして出力する。反転後切替制御信号Krは、スイッチSWb2〜SWbnに与えられる。
スイッチSWa2〜SWanは、画像判定回路P2〜Pnから出力される切替制御信号Kの論理レベルに応じて、オン/オフが切り替えられる。詳しくは、スイッチSWa2〜SWanは、切替制御信号Kの論理レベルがハイレベルの時にはオンになり、切替制御信号Kの論理レベルがローレベルの時にはオフになる。スイッチSWb2〜SWbnは、インバータ回路NOT2〜NOTnから出力される反転後切替制御信号Krの論理レベルに応じて、オン/オフが切り替えられる。詳しくは、スイッチSWb2〜SWbnは、反転後切替制御信号Krの論理レベルがハイレベルの時にはオンになり、反転後切替制御信号Krの論理レベルがローレベルの時にはオフになる。ここで、反転後切替制御信号Krの論理レベルは、切替制御信号Kの論理レベルが反転したものである。従って、スイッチSWa2〜SWanがオンになっている期間にはスイッチSWb2〜SWbnはオフになっており、スイッチSWa2〜SWanがオフになっている期間にはスイッチSWb2〜SWbnはオンになっている。スイッチSWc2〜SWcnは、サンプリングパルスSAM2〜SAMnが与えられている期間中、オンになっている。
上述したように、サンプリングパルスSAM1〜SAMnはサンプリングパルス生成回路30から順次に出力される。ここで、2列目の映像信号線SL2に着目し、サンプリングパルスSAM2が出力されている期間中に映像信号線SL2に印加される駆動用映像信号について説明する。サンプリングパルスSAM2が出力されている期間中、サンプルホールド回路SH2は映像信号AVをサンプリングして、その映像信号AVをサンプリング映像信号AVsとして出力する。画像判定回路P2は、表示制御回路200から出力された映像信号AVとサンプルホールド回路SH1から出力されたサンプリング映像信号AVsとを受け取り、それらの信号によって形成される画像がベタ画像であるか否かを判定する。その結果、ベタ画像であると判定されると、画像判定回路P2は切替制御信号Kの論理レベルをハイレベルにする。一方、ベタ画像ではないと判定されると、画像判定回路P2は切替制御信号Kの論理レベルをローレベルにする。スイッチSWa2は切替制御信号Kの論理レベルがハイレベルの時にオンになるので、ベタ画像であれば、スイッチSWa2はオンになる。スイッチSWb2は反転後切替制御信号Krの論理レベルに基づいてオン/オフが切り替えられるので、ベタ画像でなければ、スイッチSWb2はオンになる。なお、画像判定回路P2〜Pnについての詳しい構成と動作については後述する。
ここで、スイッチSWb2がオンになっている時にはサンプルホールド回路SH2から出力されたサンプリング映像信号AVsが映像信号線SL2に印加されるが、スイッチSWa2がオンになっている時には表示制御回路200から出力された映像信号AVがサンプルホールド回路SH2を介さずに映像信号線SL2に印加される。従って、表示すべき画像がベタ画像である場合には、表示制御回路200から出力された映像信号AVがサンプルホールド回路SH2を介さずに駆動用映像信号として映像信号線SL2に印加されることになる。一方、表示すべき画像がベタ画像ではない場合には、サンプルホールド回路SH2から出力されたサンプリング映像信号AVsが駆動用映像信号として映像信号線SL2に印加されることになる。
<3.画像判定回路の構成と動作>
次に、表示制御回路200から出力される映像信号AVに基づく画像がベタ画像であるか否かを判定する処理(画像判定処理)について詳しく説明する。図3は、画像判定処理を行う画像判定回路P2〜Pnの詳細な構成を示すブロック図である。画像判定回路P2〜Pnは、減算回路61と上限比較回路62と下限比較回路63とAND回路64とを備えている。
次に、表示制御回路200から出力される映像信号AVに基づく画像がベタ画像であるか否かを判定する処理(画像判定処理)について詳しく説明する。図3は、画像判定処理を行う画像判定回路P2〜Pnの詳細な構成を示すブロック図である。画像判定回路P2〜Pnは、減算回路61と上限比較回路62と下限比較回路63とAND回路64とを備えている。
画像判定回路P2〜Pnには、表示制御回路200から出力された映像信号(以下、「当列映像信号AVj」という。)と前列の映像信号線SL1〜SLn−1に対応して設けられているサンプルホールド回路SH1〜SHn−1から出力されたサンプリング映像信号(以下、「前列映像信号AVk」という。)とが入力される。当列映像信号AVjと前列映像信号AVkとは、画像判定回路P2〜Pn内の減算回路61に入力される。減算回路61は、当列映像信号AVjの信号値と前列映像信号AVkの信号値との差を算出し、その差を減算値Dとして出力する。減算値Dは、上限比較回路62と下限比較回路63とに入力される。また、上限比較回路62、下限比較回路63には、減算値Dが所定の範囲内に含まれるか否かを判断するために、それぞれ上限閾値Lu、下限閾値Ldが入力される。上限比較回路62は、減算値Dと上限閾値Luとを比較し、その結果を上限比較結果信号Suとして出力する。詳しくは、減算値Dが上限閾値Luよりも小さければ上限比較結果信号Suの論理レベルをハイレベルにし、減算値Dが上限閾値Lu以上であれば上限比較結果信号Suの論理レベルをローレベルにする。下限比較回路63は、減算値Dと下限閾値Ldとを比較し、その結果を下限比較結果信号Sdとして出力する。詳しくは、減算値Dが下限閾値Ldよりも大きければ下限比較結果信号Sdの論理レベルをハイレベルにし、減算値Dが下限閾値Ld以下であれば下限比較結果信号Sdの論理レベルをローレベルにする。上限比較回路62から出力された上限比較結果信号Suと下限比較回路63から出力された下限比較結果信号Sdとは、AND回路64に入力される。AND回路64は、上限比較結果信号Suの論理値と下限比較結果信号Sdの論理値との論理積を切替制御信号Kとして出力する。なお、本実施形態においては、信号の論理レベルがハイレベルである時には、当該信号の論理値は1であるものとし、信号の論理レベルがローレベルである時には、当該信号の論理値は0であるものとする。また、上限閾値Luと下限閾値Ldとの関係は次式(1)で表されるとおり、それらの絶対値は等しくなっている。
Ld=−Lu ・・・(1)
Ld=−Lu ・・・(1)
次に、画像判定回路P2〜Pn内の減算回路61、上限比較回路62、および下限比較回路63の具体的な回路構成について説明する。図4は、減算回路61の具体的な構成を示す回路図である。減算回路61は、オペアンプOP611と4個の抵抗器R612、R613、R614、およびR615とを備えている。図4に示すように、オペアンプOP611の反転入力端子には抵抗器R612を介して前列映像信号AVkが入力され、オペアンプOP611の非反転入力端子には抵抗器R614を介して当列映像信号AVjが入力される。また、接続点617と接続点619とは抵抗器R613を介して接続され、接続点618は抵抗器R615を介して接地されている。ここで、抵抗器R612、R613、R614、およびR615については、全て等しい抵抗値となっている。このような構成により、減算回路61から出力される減算値Dは次式(2)で表される。
D=AVj−AVk ・・・(2)
D=AVj−AVk ・・・(2)
図5(a)は、上限比較回路62の具体的な構成を示す回路図である。上限比較回路62は、コンパレータCMP621と2個の抵抗器R622、R623とを備えている。電源電圧VDD1を抵抗器R622と抵抗器R623とによって分圧することにより、上限閾値Luが生成されている。コンパレータCMP621の反転入力端子には減算値Dが入力され、コンパレータCMP621の非反転入力端子には上限閾値Luが入力される。そして、減算値Dと上限閾値Luとの比較結果がコンパレータCMP621から上限比較結果信号Suとして出力される。このとき、減算値Dが上限閾値Luよりも小さければ上限比較結果信号Suの論理レベルはハイレベルとなり、減算値Dが上限閾値Lu以上であれば上限比較結果信号Suの論理レベルはローレベルとなる。
図5(b)は、下限比較回路63の具体的な構成を示す回路図である。下限比較回路63は、コンパレータCMP631と2個の抵抗器R632、R633とを備えている。電源電圧VDD2を抵抗器R632と抵抗器R633とによって分圧することにより、下限閾値Ldが生成されている。コンパレータCMP631の非反転入力端子には減算値Dが入力され、コンパレータCMP631の反転入力端子には下限閾値Ldが入力される。そして、減算値Dと下限閾値Ldとの比較結果がコンパレータCMP631から下限比較結果信号Sdとして出力される。このとき、減算値Dが下限閾値Luよりも大きければ下限比較結果信号Sdの論理レベルはハイレベルとなり、減算値Dが下限閾値Ld以下であれば下限比較結果信号Sdの論理レベルはローレベルとなる。
なお、上述の式(1)を満足させるために、本実施形態においては、次式(3)〜(5)に示す関係が成立するように、上限比較回路62と下限比較回路63とが構成されている。
VDD2=−VDD1 ・・・(3)
R632=R622 ・・・(4)
R633=R623 ・・・(5)
VDD2=−VDD1 ・・・(3)
R632=R622 ・・・(4)
R633=R623 ・・・(5)
<4.作用>
次に、図6、図7、および図11を参照しつつ、本実施形態における作用について説明する。なお、ここでは3列目の映像信号線SL3に対応して設けられている映像信号選択回路SEL3に着目して説明する。
次に、図6、図7、および図11を参照しつつ、本実施形態における作用について説明する。なお、ここでは3列目の映像信号線SL3に対応して設けられている映像信号選択回路SEL3に着目して説明する。
図11に示す従来例と同様、各映像信号線SL1〜SLnに駆動用映像信号を順次に印加するために、サンプリングパルスSAM1〜SAMnがサンプリングパルス生成回路30から順次に出力される。サンプリングパルスSAM2が出力されている期間中、サンプルホールド回路SH2は映像信号AVをサンプリングして、その映像信号AVをサンプリング映像信号AVsとして出力する。サンプルホールド回路SH2から出力されたサンプリング映像信号AVsは、3列目の映像信号線SL3に対応して設けられている画像判定回路P3に入力される。画像判定回路P3に入力されるサンプリング映像信号AVsの信号値は、サンプリングパルスSAM2が出力された後、再度サンプリングパルスSAM2が出力されるまで維持される。
サンプリングパルスSAM3が出力されている期間中には、サンプルホールド回路SH3が映像信号AVをサンプリングして、その映像信号AVをサンプリング映像信号AVsとして出力する。そのサンプリング映像信号AVsは、スイッチSWb3の一方の端子に与えられる。画像判定回路P3は、表示制御回路200から出力された映像信号AVと映像信号選択回路SEL2内のサンプルホールド回路SH2から出力されたサンプリング映像信号AVsとを受け取り、それらの信号値の差である減算値Dと上述した上限閾値Luおよび下限閾値Ldとを比較することによりベタ画像であるか否かを判定する。その結果、ベタ画像であると判定されると、画像判定回路P3から出力される切替制御信号Kの論理レベルはハイレベルとなる。これにより、図6に示すようにスイッチSWa3はオン、スイッチSWb3はオフとなり、表示制御回路200から出力された映像信号AVがサンプルホールド回路SH3を介さずに駆動用映像信号として映像信号線SL3に印加される。一方、ベタ画像ではないと判定されると、画像判定回路P3から出力される切替制御信号Kの論理レベルはローレベルとなる。これにより、図7に示すようにスイッチSWa3はオフ、スイッチSWb3はオンとなり、サンプルホールド回路SH3から出力されたサンプリング映像信号AVsが駆動用映像信号として映像信号線SL3に印加される。
<5.効果>
以上のように、本実施形態によると、各映像信号線SL2〜SLnに対応して設けられている画像判定回路P2〜Pnにおいて、表示制御回路200から出力される映像信号(当列映像信号AVj)と前列のサンプルホールド回路SH1〜SHn−1から出力されるサンプリング映像信号(前列映像信号AVk)とが比較される。そして、当列映像信号AVjの信号値と前列映像信号AVkの信号値との差である減算値Dが所定の範囲内にあるか否かによって、表示すべき画像がベタ画像であるか否かが判定される。そして、ベタ画像であると判定された場合には、サンプルホールド回路SH2〜SHnによってサンプリングされた映像信号は映像信号線には印加されず、表示制御回路200から出力された映像信号が直接的に映像信号線に印加される。このため、表示装置がベタ画像を表示する際、映像信号線に印加される駆動用映像信号に、サンプルホールド回路でのサンプリングに起因するノイズが混入することはない。これにより、表示装置においてベタ画像が表示される際に、ムラのない鮮明な画像が表示される。
以上のように、本実施形態によると、各映像信号線SL2〜SLnに対応して設けられている画像判定回路P2〜Pnにおいて、表示制御回路200から出力される映像信号(当列映像信号AVj)と前列のサンプルホールド回路SH1〜SHn−1から出力されるサンプリング映像信号(前列映像信号AVk)とが比較される。そして、当列映像信号AVjの信号値と前列映像信号AVkの信号値との差である減算値Dが所定の範囲内にあるか否かによって、表示すべき画像がベタ画像であるか否かが判定される。そして、ベタ画像であると判定された場合には、サンプルホールド回路SH2〜SHnによってサンプリングされた映像信号は映像信号線には印加されず、表示制御回路200から出力された映像信号が直接的に映像信号線に印加される。このため、表示装置がベタ画像を表示する際、映像信号線に印加される駆動用映像信号に、サンプルホールド回路でのサンプリングに起因するノイズが混入することはない。これにより、表示装置においてベタ画像が表示される際に、ムラのない鮮明な画像が表示される。
<6.その他>
上記実施形態においては、アクティブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ソースドライバ300内にサンプルホールド回路を備え、表示制御回路200から出力された映像信号を1列ずつ順次にサンプリングし、そのサンプリングされた映像信号を映像信号線に印加する表示装置であれば、本発明を適用することができる。
上記実施形態においては、アクティブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ソースドライバ300内にサンプルホールド回路を備え、表示制御回路200から出力された映像信号を1列ずつ順次にサンプリングし、そのサンプリングされた映像信号を映像信号線に印加する表示装置であれば、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては点順次方式が採用されている表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。図8に示すように、ソースドライバ300内にラッチ回路33を備え、ラッチストローブ信号LSに応じて、全ての映像信号線SL1〜SLnに一斉に駆動用映像信号を出力する、線順次方式が採用された表示装置にも適用することができる。
30…サンプリングパルス生成回路
32…映像信号抽出回路
61…減算回路
62…上限比較回路
63…下限比較回路
64…AND回路
200…表示制御回路
300…ソースドライバ
400…ゲートドライバ
AV…映像信号
AVs…サンプリング映像信号
K…切替制御信号
P2〜Pn…画像判定回路
SAM1〜SAMn…サンプリングパルス
SEL2〜SELn…映像信号選択回路
SH1〜SHn…サンプルホールド回路
SL1〜SLn…映像信号線
32…映像信号抽出回路
61…減算回路
62…上限比較回路
63…下限比較回路
64…AND回路
200…表示制御回路
300…ソースドライバ
400…ゲートドライバ
AV…映像信号
AVs…サンプリング映像信号
K…切替制御信号
P2〜Pn…画像判定回路
SAM1〜SAMn…サンプリングパルス
SEL2〜SELn…映像信号選択回路
SH1〜SHn…サンプルホールド回路
SL1〜SLn…映像信号線
Claims (6)
- 画像を表示する表示部と接続され、外部から与えられる表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示部に含まれる複数の映像信号線に駆動用の映像信号を印加する映像信号線駆動回路であって、
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールド回路と、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定手段と、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールド回路から出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替手段と
を備えることを特徴とする、映像信号線駆動回路。 - 前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度を判定し、
前記駆動用映像信号切替手段は、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記表示すべき画像を表わす映像信号とし、前記画像判定手段によって前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を前記サンプルホールド回路から出力された映像信号とすることを特徴とする、請求項1に記載の映像信号線駆動回路。 - 前記サンプルホールド回路は、各映像信号線に対応して設けられ、
前記画像判定手段は、前記表示すべき画像を表わす映像信号の階調と各映像信号線につき前列の映像信号線に対応して設けられているサンプルホールド回路から出力された映像信号の階調との差に基づいて前記階調変化の程度を判定することを特徴とする、請求項2に記載の映像信号線駆動回路。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の映像信号線駆動回路を備えたことを特徴とする、表示装置。
- 外部から与えられる表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて前記画像を表示する表示部に含まれる複数の映像信号線に駆動用の映像信号を印加する映像信号線駆動回路を備える表示装置の駆動方法であって、
前記表示すべき画像を表わす映像信号を所定のタイミングでサンプリングし、当該サンプリングされた映像信号を出力するサンプルホールドステップと、
前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて所定の判定処理を行う画像判定ステップと、
前記判定処理の結果に応じて、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号を、前記表示すべき画像を表わす映像信号と前記サンプルホールドステップで出力された映像信号との間で切り替える駆動用映像信号切替ステップと
を備えることを特徴とする、駆動方法。 - 前記画像判定ステップでは、前記表示すべき画像を表わす映像信号に基づいて、前記表示すべき画像の空間的な階調変化の程度が判定され、
前記駆動用映像信号切替ステップでは、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも小さいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記表示すべき画像を表わす映像信号とされ、前記画像判定ステップで前記階調変化の程度が予め定められた程度よりも大きいと判定された場合には、前記駆動用の映像信号として前記複数の映像信号線に印加される信号が前記サンプルホールドステップで出力された映像信号とされることを特徴とする、請求項5に記載の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005070321A JP2006251586A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路および駆動方法 |
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JP2005070321A Pending JP2006251586A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路および駆動方法 |
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JP (1) | JP2006251586A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101222646B (zh) * | 2008-01-30 | 2010-06-02 | 上海广电(集团)有限公司中央研究院 | 一种适用于avs编码的帧内预测装置及预测方法 |
-
2005
- 2005-03-14 JP JP2005070321A patent/JP2006251586A/ja active Pending
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