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JP2006250960A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2006250960A JP2005063180A JP2005063180A JP2006250960A JP 2006250960 A JP2006250960 A JP 2006250960A JP 2005063180 A JP2005063180 A JP 2005063180A JP 2005063180 A JP2005063180 A JP 2005063180A JP 2006250960 A JP2006250960 A JP 2006250960A
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Abstract

【課題】2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合において、トナーと共にキャリアをも自動的に補給することで、現像剤の交換のためのダウンタイムを大幅に低減し、しかもランニングコストも満足できる現像装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1に形成された静電像を有色トナーと透明トナーとを用いて現像するための少なくともトナーとキャリアとを含む現像剤を収容した複数の現像容器41と、複数の現像容器のそれぞれに少なくともトナーとキャリアとを含む補給現像剤を補給するための現像剤補給機構50と、現像容器41から現像剤を排出するための現像剤排出機構60と、を有する現像装置は、透明トナーを収容した現像容器41に補給される補給現像剤のキャリアの重量比は、有色トナーを収容した現像容器41に補給される補給現像剤のキャリアの重量比よりも低い構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般に、複写機やプリンタなどの画像形成装置にて用いられる現像装置及びその画像形成装置に関し、特に、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を採用する画像形成装置、特に有彩色の画像形成を行う画像形成装置においては、非磁性トナーと磁性キャリアを混合して現像剤として使用する2成分現像方式が広く利用されている。
2成分現像方式は、現在行われている他の現像方式に比較して、画質の安定性、長期使用による装置の耐久性などの長所を備えている一方、使用による現像剤の劣化、特にキャリアの劣化によるトナーの帯電量(以下、「トリボ」という。)の低下が現像性の変化をもたらし、画像出力枚数の増加に伴い色味変動やトナー飛散といった画像不良等が発生する。そのため、画像形成装置の長期使用においては、現像剤を交換するダウンタイム(装置調整等のために画像出力を行うことのできない時間)と手間が必要であった。
そこで、特許文献1では、劣化した現像剤を少量ずつ回収し、その分の現像剤を新たに補給することにより、現像剤の性能をある程度維持しながら、現像剤の交換の手間を省く方法が提案された。つまり、劣化した現像剤(キャリア)を新しいものと徐々に入れ替えていくことによって、見掛け上のキャリアの劣化進行が止まり、現像剤全体としての特性を安定させ、更に自動的に現像剤を交換することで現像剤交換という作業を不要にできる利点がある。
特に、近年、2成分現像方式を用いた電子写真においては、安定した画像を、ダウンタイムを極力少なくして出力する要望がPOD市場などで高まっており、特許文献1に提案されているようなダウンタイムを減らす技術が有用である。更に、現像剤の劣化をあるレベルで安定させることができるので、現像剤劣化による画質変動を防止することもできる。
キャリアの劣化とは、キャリアのトナーに対するトリボ付与能力の低下で表すことができる。具体的には、キャリアに被覆したコート剤の削れや、トナー・外添剤のキャリアの表面への付着によりトリボ付与能力が徐々に低下して、キャリアは劣化していく。
特許文献1に提案される技術によれば、現像容器内のキャリアの劣化を抑えることが可能である。出力枚数あたりどの程度の頻度でキャリアの補給/排出を行うかによって、キャリアの劣化レベルは変化させることができるためである。
簡単に述べれば、キャリアの交換頻度を多くすれば、現像剤はよりフレッシュな状態で安定する。ここで、画像比率によるキャリアの劣化レベルの差に関して更に説明する。
1個1個のキャリアが現像容器中で使用された時間を、A4サイズの記録材による画像の出力枚数を単位として「年齢」と表現する。ここで、耐久試験における、ある画像出力枚数xでの、現像容器中のキャリアの平均年齢をP(x)とし、現像容器中のキャリア総量をW(g)とする。又、更に1枚画像が形成されたとき、トナーの消費に伴ってd(g)の新しいキャリアが補給され、同じくd(g)の現像容器内に存在した現像剤が排出されるものとする。
計算のため、仮に画像形成とキャリアの入れ替えが時系列においてシリアルに行われるものとして、x枚の画像形成直後でキャリアの入れ替え直前のキャリアの平均年齢をP(x)、その直後のキャリアの平均年齢をQ(x)とすると、
Q(x)=P(x)×[(W−d)/W]+P(0)×[d/W] (1)
ここでP(0)は初期の平均年齢であるからP(0)=0であり、
Q(x)=P(x)×[(W−d)/W] (2)
となる。
又、平均年齢がQ(x)の状態から更に1枚画像を形成した状態がP(x+1)であり、この間キャリアは等しく画像形成に使用されたものとするので、
P(x+1)=Q(x)+1 (3)
式(2)と(3)より
P(x+1)=P(x)×[(W−d)/W]+1 (4)
即ち、
P(x)=[1−(1−d/W)]*W/d (5)
つまり、現像剤自動交換を行ったときのキャリアの平均年齢はW/d(=現像容器中のキャリア総量/1枚あたりのキャリア入れ替え量)に収束する。
具体例として、現像容器内の現像剤量が375g、現像容器内の現像剤のトナー濃度(全現像剤重量に占めるトナー重量の割合:以下「TD比」という。)が8%とした場合、キャリア量が約345gとなる。そして、補給用の現像剤(以下「補給現像剤」という。)のキャリアの重量比(全現像剤重量に占めるキャリア重量の割合:以下「CD比」という。)は15%とする。又、最大濃度を出力するためのトナーの載り量を0.7mg/cmとすると、画像比率が5%の場合、A4サイズの記録材1枚あたり21.3mgのトナーが消費される。同時に、1枚あたりのキャリア入れ替え量は3.8mgとなる。以上から計算した結果を図3に平均年齢推移グラフとして示した。
尚、図中の破線のデータは補給現像剤のCD比が0%、つまりキャリア混入量が0である場合の結果であり、枚数とキャリアの平均年齢とが同じとなっている。更に、図3には、画像比率を10%、50%とした場合の結果も示した。
図3から明らかなように、CD比が15%の補給現像剤を用いることで、画像比率5%で画像出力枚数が300K枚(300000枚)の時点で、キャリアの平均年齢は90K枚で飽和する。これに対し、CD比が0%の補給現像剤を用いる場合は、同時点でキャリアの平均年齢は300Kとなり、現像剤交換が余儀なくされる。
このように、現像容器からキャリアを排出すると共に、トナーを補給する際にキャリアをも補給することで、現像容器内のキャリアの劣化レベルを抑えることができる。
一方、更なる高画質化の目的のために、例えば透明色のトナーを最上層へ定着することなどによって、表面の光沢性を上げる高画質化のための技術が提案されている。
例えば、特許文献2によれば、作像可能領域全面に透明トナーによる現像を行うことによって、画像表面の光沢性を高め、銀塩写真に近い色調をもつカラー画像を提供できる技術が提案されている。
又、特許文献3、特許文献4及び特許文献5によれば、透明トナーによる現像を作像領域全面に行うことで光沢性を向上させるだけでなく、透明トナーの載り量を調整して表面性が均一な等肌な面を形成し、トナー隆積による凹凸の少ない、より銀塩写真に近いような画像を形成する方法が提案されている。
しかしながら、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合、次のような問題があることが分かった。
つまり、例えば作像可能領域全面に対し透明トナーを用いた現像を行う場合、透明トナーの画像比率は有色トナーの画像比率よりも断然多くなる。従って、透明トナーのみ、画像1枚あたりのトナー消費量が多くなり、これにより現像剤の補給回数も増加するため、現像器内に補給されるキャリア量も増加することになる。このため、透明トナー用のキャリアのみ交換頻度が上がり、キャリアにかかるコストが高い場合にはランニングコストが増大することがある。
即ち、画像比率が高い場合、キャリアの交換頻度が多く、現像剤はよりフレッシュな状態で安定するかわりに、ランニングコスト的には不利になる。
図3から分かるように、画像比率が5%である場合と50%である場合では、キャリアの平均年齢は10倍の差を有することになる。つまり、画像比率が5%である場合と50%である場合ではキャリアに要するコストが実に10倍も変わってくるのである。
又、画像出力枚数の増加に伴うキャリアの劣化度合いが、有色トナー用のキャリアと透明トナー用のキャリアとで合わないため、画像出力枚数の増加に伴って有色トナーと透明トナーとの乗り量バランスが崩れ、光沢性、平滑性が損なわれることがある。つまり、画像出力枚数の増加に伴って有色部のトナーのみ厚みが盛り上がり、光沢性、平滑性が崩れることがある。
特公平2−21591号公報 特開平4−278967号公報 特開平5−6033号公報 特開平5−127437号公報 特開2000−147863号公報
本発明の目的は、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合において、トナーと共にキャリアをも自動的に補給することで、現像剤の交換のためのダウンタイムを大幅に低減し、しかもランニングコストも満足できる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合において、トナーと共にキャリアをも自動的に補給することで、現像剤の交換のためのダウンタイムを大幅に低減し、しかも常に光沢性、平滑性の良好な画像を形成することを可能とする現像装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る現像装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体に形成された静電像を有色トナーと透明トナーとを用いて現像するための少なくともトナーとキャリアとを含む現像剤を収容した複数の現像容器と、前記複数の現像容器のそれぞれに少なくともトナーとキャリアとを含む補給現像剤を補給するための現像剤補給機構と、前記現像容器から現像剤を排出するための現像剤排出機構と、を有する現像装置において、透明トナーを収容した現像容器に補給される補給現像剤のキャリアの重量比は、有色トナーを収容した現像容器に補給される補給現像剤のキャリアの重量比よりも低いことを特徴とする現像装置である。
本発明の他の態様によれば、像担持体と、前記像担持体に形成された静電像を現像する上記本発明の現像装置と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合において、トナーと共にキャリアをも自動的に補給することで、現像剤の交換のためのダウンタイムを大幅に低減し、しかもランニングコストも満足できる。又、本発明によれば、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用する場合において、トナーと共にキャリアをも自動的に補給することで、現像剤の交換のためのダウンタイムを大幅に低減し、しかも常に光沢性、平滑性の良好な画像を形成することが可能となる。
以下、本発明に係る現像装置及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
[画像形成装置の全体構成及び動作]
先ず、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。図1は本実施例の画像形成装置100の概略構成を示す。画像形成装置100は、画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送信された画像情報信号に従って、電子写真方式により記録材、例えば記録用紙、OHPシート、布などにフルカラー画像を形成することのできる、フルカラーレーザービームプリンタである。
画像形成装置100は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周りには、帯電手段としての帯電器2、露光手段としてのレーザー露光装置3、クリーニング手段としてのクリーナー7、及び回転式現像装置8が配置されている。又、感光ドラム1に対向して、ローラ11、12、13、14にて張架された中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。
回転式現像装置8は、感光ドラム1に対向して配置され、回転自在に支持された回転体(以下、「現像ロータリー」という。)8Aを有する。この現像ロータリー8Aには、複数の現像手段として、5色分の有色トナー用現像器、即ち、イエロートナー用現像器4Y、マゼンタトナー用現像器4M、シアントナー用現像器4C、ブラックトナー用現像器4K、ライトブラックトナー用現像器4LKが搭載され、更に透明トナー用現像器4Wが搭載されている。
例えば、フルカラー画像の形成時には、感光ドラム1は、先ず、その表面が帯電器2によって帯電される。次いで、帯電された感光ドラム1の表面にレーザー露光装置3から光像Eが照射されることによって感光ドラム1上に静電像(潜像)が形成される。この潜像は、回転式現像装置8により現像される。つまり、現像ロータリー8Aが矢印方向に回転させられ、所定の現像器、例えば、現像器4LKが感光ドラム1上と対向した現像部に移動させられる。そして、この現像器4LKが作動されることで、感光ドラム1上に現像剤像、即ち、トナー像が形成される。
その後、感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1と中間転写ベルト5との対向部(一次転写部)において、一次転写手段としての一次転写ローラ6に印加される一次転写バイアスの作用により、中間転写ベルト5上に転写される。
以上の動作を繰り返すことで、中間転写ベルト5上に、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー、ライトブラックトナー、及び透明トナーが順次重ね合わせられた多重トナー像が形成される。本実施例では、画像の光沢性、平滑性を向上するために、多重トナー像が略均一平面となるように、作像可能領域全面において、有色トナーの乗り量の多い部分にはそれに応じた少量の透明トナーが重ねられ、一方有色トナーの乗り量の少ない部分にはそれに応じた多量の透明トナーが重ねられるようになっている。この他、作像領域の全面に透明トナーを乗せた上に、略均一平面となるように有色トナー及び透明トナーを乗せてトナー像を形成するなどしてもよい。透明トナーを用いた画像形成方法自体は、本発明においては任意であり、利用可能な方法を適宜選択して用いればよい。
中間転写ベルト5上に形成された多重トナー像は、二次転写手段としての二次転写ローラ15と中間転写ベルト5との対向部(二次転写部)において、二次転写ローラ15に印加される二次転写バイアスの作用により、記録材Pに転写される。記録材Pは、中間転写ベルト5上の多重トナー像の先端が二次転写部に搬送されるタイミングに合わせて、図示しない記録材供給部から二次転写部に搬送されてくる。
トナー像が転写された記録材Pは、搬送ベルト16a、16bにより定着手段としてのローラ定着器9へと搬送される。記録材Pは、定着器9によって加圧/加熱され、その上にトナー像が永久画像として定着される。その後、記録材Pは、機外に排出される。
又、一次転写工程後に感光ドラム1上に残った一次転写残トナーは、クリーナー7により除去される。更に、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残った二次転写残トナーは、図示しない転写ベルトクリーナにより除去される。
[現像器]
次に、図2を参照して、現像器4(4Y、4M、4C、4K、4LK、4W)について詳しく説明する。本実施例では、各現像器4Y、4M、4C、4K、4LK、4Wは、使用するトナーの色が異なることを除いて、実質的に同一の構成とされる。
現像器4は、現像容器41を有し、現像容器41内に非磁性トナー(トナー)と磁性キャリア(キャリア)とを備える2成分現像剤(現像剤)Tが収容されている。現像容器41は、感光ドラム1に対向した領域に開口部41aを有しており、この開口部41aに一部露出するようにして現像剤担持体としての現像スリーブ42が回転可能に配置されている。現像スリーブ42は、非磁性材料で構成され、その内部に磁界発生手段である固定のマグネット43が配置されている。又、現像容器41内には、撹拌スクリュー45、46が設けられている。現像容器41内の現像剤Tは、撹拌スクリュー45、46によって撹拌されながら循環搬送される。
現像動作時には、現像スリーブ42は図2の矢印方向に回転し、現像容器41内の現像剤Tを担持する。現像スリーブ42の回転に伴い、現像剤規制部材としてのブレード44によりその量が規制されて層状とされた現像剤Tが、感光ドラム1と対向する現像領域Aに搬送される。そして、現像領域Aにおいて、静電像に応じて現像剤Tからトナーが感光ドラム1上に供給される。これにより、感光ドラム1に形成されている静電像がトナー像として現像される。静電像を現像した後の現像剤Tは、現像スリーブ42の回転にしたがって搬送され、現像容器41内に回収される。
現像スリーブ42には、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが図示しない現像バイアス発生手段から印加される。本実施例では、現像バイアスの交流成分の波形は矩形波であり、例えば、周波数2kHz、Vpp2kVである。この現像バイアスによって現像スリーブ42と感光ドラム1との間に交番電界を形成し、トナーをキャリアから電気的に剥離してトナーミストを形成することで、現像効率が向上する。
現像剤について詳しく説明すると、有色トナーは、ポリエステルを主体とした樹脂バインダーに顔料を混錬したものを粉砕分級して得られる、体積平均粒径が8μm程度のものを用いる。又、本実施例では、淡色トナーであるライトブラックトナーは、濃色トナーであるブラックトナーに対し含有させる顔料部数を少なくすることで作製した。
又、透明トナーは、光透過性が高く、着色剤の入らない樹脂からなる平均粒径1〜25μmもので、例えばスチレン等のスチレン系単量体とブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類単量体及び/又はメチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類単量体との共重合により得られるスチレン−アクリル系共重合体樹脂で、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、その他熱硬化性樹脂も用いられる。透明トナーは実質的に無色であり、少なくとも可視光を実質的に散乱することなく良く透過する。
更に、必要に応じて、任意の成分を添加することができる。例えば、ワックス類、脂肪酸、又は脂肪酸の金属塩を添加すると、透明トナーが定着時に熱溶融する際、均一被膜が形成されやすく、透明性が向上し、表面光沢に優れたカラー画像が得られる。又、熱ロールによる定着時には、オフセットを防止する効果を発揮することもできる。それ以外にも、トナーの流動性や帯電付与性を確保する目的でシリカ、アルミナ、チタニア(酸化チタン)、又は有機樹脂粒子を等を外添剤として添加することができる。
キャリアは、フェライトを主とするコアにシリコン樹脂をコートしたもので、50%粒径(D50)が40μmのものを用いる。
このようなトナーとキャリアとを重量比で約8:92の割合で混合し、トナー濃度(TD比)8%の2成分現像剤として用いる。
[現像剤補給機構]
次に、本実施例の特徴的な部分について説明する。
本実施例では、現像装置8は、各現像器4の現像容器41に補給現像剤として少なくともトナーとキャリアとを含む補給現像剤を補給するための現像剤補給機構を有する。又、現像装置8は、各現像器4の現像容器41から現像剤を排出する現像剤排出機構を有する。
つまり、画像形成によってトナーが消費されると、その分のトナーは現像剤補給槽50から補給される。本実施例では、現像剤補給槽50から補給される補給現像剤はトナーとキャリアとを混合したものであり、画像形成によって消費した分のトナーを補うと同時に、現像容器41内に新しいキャリアが補給される。つまり、本実施例では、現像剤補給機構は、各現像器4毎に、現像剤補給槽50と、現像剤補給槽50から現像容器41に設けられた補給口(図示せず)に向けて補給現像剤を搬送し、その補給口から現像容器41内に補給現像剤を供給する補給部材(図示せず)とを有して構成される。補給部材は、本実施例では回転可能なスクリューとされ、画像形成に伴って決定された補給すべき補給現像剤量に応じて駆動されて、所定量の補給現像剤を現像容器41内に供給する。こうして、現像剤補給機構は、少なくともトナーとキャリアとを所定の重量比で各現像器4に補給する。
補給すべき補給現像剤量は、如何なる方法によって決定してもよいが、例えば当業者には周知のインダクタンス検知ATR(自動トナー補給装置)、光学検知式ATR、パッチ検ATR、ビデオカウントATR、又はこれらの全て若しくはいずれかの組み合わせを好適に用い得る。インダクタンス検知ATRでは現像剤の透磁率を検知するインダクタンスセンサにより、又光学検知式ATRでは例えば反射型の光学センサにより、現像容器41内の現像剤のトナー濃度を直接的に検知し、それに応じて補給現像剤の供給量を決定することができる。パッチ検ATRでは、感光体(又は中間転写体若しくは記録材担持体)に所定の基準トナー像(パッチ画像)を形成して、その画像濃度を例えば反射型の光学式センサによって検知し、間接的に現像容器41内の現像剤のトナー濃度を検知し、それに応じて補給現像剤の供給量を決定することができる。ビデオカウントATRでは、形成する画像の画素毎の濃度情報の積算値によりトナー使用量を計算して、現像容器41内の現像剤のトナー濃度を推測し、それに応じて補給現像剤の供給量を決定することができる。本発明においては、補給現像剤の補給制御方法自体は任意であり、利用可能なものを適宜選択して用いればよい。
一方、現像容器41中に新しいキャリアが補給された分、現像容器41内に存在する現像剤量が増加するが、その分は現像容器41の壁面に設けられた現像剤排出口60から排出される。現像剤排出口60の位置は、現像容器41内に現像剤が375gとなって安定するように調整されている。排出された現像剤は、現像ロータリー8Aの中心に設けられた回収スクリュー(図示せず)に集められ、廃現像剤容器(図示せず)に集められる。つまり、本実施例では、現像剤排出機構は、現像剤排出口60と、現像剤排出口60から排出された現像剤を廃現像剤容器へと搬送する廃現像剤搬送手段(図示せず)を有して構成される。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ライトブラックの各色のトナーを収容する各現像剤補給槽50を「有色トナー用補給槽」、透明トナーを収容する現像剤補給槽50を「透明トナー用補給槽」という。
そして、本実施例では、現像剤補給槽50に充填する補給現像剤のキャリアの重量比、即ち、CD比(全現像剤重量に占めるキャリア重量の割合)を、有色トナー用補給槽と透明トナー用補給槽とで変え、透明トナー用補給槽において、有色トナー用補給槽よりも補給現像剤のCD比を低くした。
具体的には、透明トナー用補給槽では補給現像剤のCD比を6.4%とし、有色トナー用補給槽では補給現像剤のCD比を15%とした。従って、現像剤補給槽50内の補給現像剤の初期総重量を400gとし、透明トナー用補給槽にはトナー374.4g、キャリア25.6gを充填し、又、有色トナー用補給槽にはそれぞれトナー340g、キャリア60gを充填した。即ち、本実施例では、透明トナー用補給槽に充填された透明トナーの重量と、有色トナー用補給槽に充填された有色トナーの重量とは異なっており、透明トナー用補給槽に充填された透明トナーの重量は、有色トナー用補給槽に充填された有色トナーの重量より大きくなっている。
本実施例では、透明トナー用補給槽と有色トナー用補給槽とにおける補給現像剤のCD比の比率は、次のようにして決定した。つまり、図4に示すように、画像の光沢性、平滑性を向上するために透明トナーを用いて画像を形成する場合、想定される通常の使われ方での透明トナーによる画像の平均画像比率は70%程度で、各有色トナーによる画像の平均画像比率は30%程度である。このことから、透明トナー用キャリアの平均年齢は、ほぼ、各有色トナー用キャリアの3/7以下になることに鑑みて計算し、有色トナー用補給槽に充填する補給現像剤のCD比の、透明トナー用補給槽に充填する補給現像剤のCD比に対するCD比レートを7/3とするように、透明トナー用補給槽と有色トナー用補給槽とにおける補給現像剤のCD比の比率を決定した。
勿論、平均画像比率は、画像形成装置100の使用者や環境に応じ変化するため、それらに応じて補給現像剤のCD比を調整し、透明トナー用補給槽において有色トナー用補給槽よりも補給現像剤のCD比を低くすることができる。
以下、検討結果を述べる。
先ず、従来例として、透明トナー用補給槽と有色トナー用補給槽とで補給現像剤のCD比を全て揃えて15%にし、有色トナーによる画像の画像比率を30%、透明トナーによる画像の画像比率を70%とした時の、現像器内のキャリアの平均年齢と画像出力枚数(A4サイズの記録材)との関係は、有色トナー用と透明トナー用とで、それぞれ図5の実線と破線の関係になる。
透明トナー用キャリアの平均年齢が、有色トナー用キャリアの平均年齢より低くなるのは、透明トナーによる画像の画像比率が有色トナーによる画像の画像比率よりも高いため、透明トナー用キャリアの交換レートが上がるためである。
従って、この現象に鑑みて、平均画像比率に見合ったCD比、具体的には有色トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を15%にし、透明トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を6.4%にした場合の、現像器内のキャリアの平均年齢と画像出力枚数との関係は、有色トナー用と透明トナー用とで、それぞれ図6の実線と破線の関係になる。このように、透明トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を、有色トナー用補給槽における補給現像剤のCD比よりも低くすることにより、キャリアの平均年齢を、有色トナー用と透明トナー用とで、差分なく揃えることができる。
表1に、従来例と本実施例における、画像出力枚数(A4サイズの記録材)の増加に伴う現像器内のトナーのトリボの推移、画像の平滑性の推移、及び有色トナー用キャリアにかかるコストを1とした場合の透明トナー用キャリアにかかるコストを示す(キャリア自体の単価は有色トナー用と透明トナー用とで同じとした。)。
画像の平滑性については、人物を含む写真原稿を基に作成した画像を使って、画質の評価を目視評価により行った。画質の評価は20人の評価者を対象として、以下の4段階評価を行った。
1:構造線が画像全体に見られて銀塩印画紙写真とは全く異なり好ましくない。
2:部分的に構造線が見られて気になり、銀塩印画紙写真とは異なり好ましくない。
3:部分的に構造線が見られるが気にならず、銀塩印画紙写真に近くやや好ましい。
4:構造線が全く見られず銀塩写真に近く好ましい。
次に、その平均値を求め、以下の基準で評価した。
×:平均値が2.5未満の場合
○:2.5以上3.5未満の場合
◎:3.5以上の場合
従来例における、画像出力枚数の増加に伴うキャリアの平均年齢の推移は図5に示した通りであり、更に、本実施例における、画像出力枚数の増加に伴うキャリアの平均年齢の推移は図6に示した通りである。
Figure 2006250960
図5に示されるように、有色トナーによる画像の平均画像比率が30%で、透明トナーによる画像の平均画像比率が70%である時に、有色トナー用補給槽と透明トナー用補給槽とで補給現像剤のCD比を15%で揃えた場合、有色トナー用キャリアの平均年齢より透明トナー用キャリアの平均年齢が低くなる。従って、表1に示すように、従来例では画像出力枚数が増加するにつれて、有色トナーと透明トナーとでトリボに差が生じる。その結果、有色トナーが乗る画像部(有色部)と、透明トナーが乗る非画像部(無色部)とのトナー厚さを初期の段階で合わせたとしても、画像出力枚数が増加することにより、トナーの乗り量に変化が生じる。これにより、画像上の平滑性が損なわれる。
具体的には、有色トナーのトリボが透明トナーに比べて低くなるため、初期と同じ潜像を形成したとしても、画像出力枚数の増加に伴ってトリボの下がった有色トナーで初期と同じ潜像電位を埋めるためには、初期よりもたくさんのトナーが乗ることになる。一方、透明トナーのトリボは初期と殆んど変化しない。従って、定着後の記録材P上のトナーの乗り方は、図8に示すように有色トナー像のみが盛り上がった状態となることがある。そして、有色トナーの凹凸は人間の目につきやすいという特徴があるため、結果として画像の平滑性が失われたように見える。
これに対して、本実施例では、有色トナーによる画像の平均画像比率が30%で、透明トナーによる画像の平均画像比率が70%であることを考慮して、有色トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を15%、透明トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を6.4%と予め調整している。これによって、有色トナー用キャリアの平均年齢と透明トナー用キャリアの平均年齢は略等しくなる。従って、表1に示すように、本実施例では画像出力枚数が増加するにつれて有色トナーと透明トナーとでトリボに差が生じることがなくなる。その結果、有色トナーが乗る画像部(有色部)と透明トナーが乗る非画像部(無色部)のトナー厚さを初期の段階で合わせると、画像出力枚数の増加に伴ってトナーのトリボは変化するが、有色トナーと透明トナーとでトリボのバランスは崩れず、画像上の有色トナーと透明トナーとの厚さのバランスも崩れない。これにより、画像上の平滑性は損なわれることはない。
又、透明トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を変えることにより、もう1つの利点が得られる。現像剤補給槽50内に含まれるトナー量が透明トナー用補給槽において多くなっている点である。つまり、通常、透明トナーの使用量は有色トナーに対し多いが、本実施例では、現像剤補給槽50内トナー量を多くすることで、透明トナー用補給槽の交換間隔を伸ばすことが可能になる。
更に、表1に示す結果から分かるように、本実施例では、透明キャリアの使用量を低減できるため、透明トナー用/有色トナー用キャリアコスト比を従来よりも下げることが可能である。
尚、透明トナー及び有色トナーにおける補給現像剤のCD比は、5〜50%の範囲が適切である。5%を下回った場合には、キャリアの補給による入れ替え効果の効果が低くなってしまう。50%を超えた場合には、現像に寄与すべきトナー量が少なくなり過ぎ、現像時の濃度追従性が劣ってしまう。
以上、本実施例によれば、各有色トナー用現像器と、透明トナー用現像器とで、ほぼ同等のキャリア劣化度合とすることができ、画像の光沢性、平滑性を維持できると同時に、ランニングコストの低減を達成できる。つまり、本実施例によれば、2成分現像方式で有色トナーと透明トナーを使用するシステムを採用する場合において、現像剤交換によるダウンタイムをなくした上で、画像の平滑性、光沢性を良好に維持し、且つ、ランニングコストも満足できる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本構成及び動作は実施例1のものと同じであるので、実施例1の画像形成装置と実質的に同一若しくは相当する機能を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例では、透明トナー用補給槽における補給現像剤のCD比を6.4%から更に5%まで減らして検討した。有色トナー用補給槽における補給現像剤のCD比は、実施例1と同一の15%とした。検討結果を図7及び表2に示す。画像の評価方法は、実施例1に準じる。
Figure 2006250960
図7に示すように、本実施例では、透明トナー用キャリアの平均年齢は、有色トナー用キャリアの平均年齢よりも若干高くなる。従って、画像出力枚数の増加に伴って透明トナーのトリボが有色トナーに比べて低くなるため、画像出力枚数が増加した時には、記録材P上の透明トナーのトナー厚さが有色トナーのトナー厚さよりも高くなり、透明トナーが有色トナーよりも若干盛り上がることがある。図9は、この状態の定着後の記録材P上のトナーの乗り方を示したものであり、有色トナーが乗った部分に隣接する透明トナーの一部が、有色トナーの部分になだれ込んだような状態で定着されることがある。しかしながら、透明トナーは、トナー自体が透明であるがために、その乗り方に多少の凹凸があっても、それが平滑感の低減に即つながるわけではなく、透明トナーの乗り量が多少変化した場合でも、画像の色味変動や、目立つ画像欠陥につながりにいという特徴を有する。このため、現像器内の現像剤を、有色トナーに比べて特にフレッシュな状態で安定させなくてもよく、キャリアのコストが高い場合には、むしろ交換頻度を落としたほうがランニングコストの増大を回避できる。
表2に示す結果から分かるように、本実施例では、画像の平滑性は維持されており、又、透明キャリアの使用量を実施例1よりも低減することができる。
以上、本実施例によれば、画像の平滑性、光沢性を損なうことなく、更に透明トナー用/有色トナー用キャリアコスト比をより下げることが可能となる。
尚、上述の実施例1又は2において、更に、ビデオカウント(例えばレーザー発光の積算値)を計測することで画像比率を算出し、この算出値から図4の特性を利用しつつ透明トナーの使用比率を求め、この使用比率に応じたCD比を有するトナー容器を選択するようにしても良い。この場合、例えば、画像形成装置本体が、複数種類のCD比を有する現像剤補給槽(トナー容器)を事前に備えており、容器交換時には、それらの中から自動的に最適なものを選択するようにしても良い。あるいは、装置本体が最適なCD比を表示し、ユーザがその表示値にあったCD比の容器を装着するようにしても良い。
又、上述の実施例において、現像容器中のキャリア平均年齢を下げることを目的として、現像剤の絶対量を少なくするように調整しても良い。これは、現像剤量を少なくすることで、現像剤の入れ替えを早くして、平均年齢の低下を狙おうとするものである。例えば、図4における使用状況が平均画像比率30%程度であるような画像形成装置においては、現像剤量の異なる現像器間で約2.3倍の使用比率差(透明トナーの方が有色トナーよりも約2.3倍多く使われる)が生じる。よって、平均画像比率30%程度の使用状況においては、現像容器内の現像剤量を、有色トナー用の現像器と透明トナー用の現像器の両者におけるキャリア比率が同等だったとすると、透明トナー用の現像器については115g、有色トナー用の現像器については50gとすることで、理論上の両者のキャリア平均年齢を、ほぼ同等にすることができる。
このような状況を鑑みると、透明トナー用の現像器と有色トナー用の現像器におけるキャリアの平均年齢を合わせるべく、使用比率の高い透明トナーを有する補給用現像剤のキャリア比率を、有色トナーを有する補給用現像剤のキャリア比率よりも小さくするという本発明の構成が有効であるのは、有色トナー用の現像容器内の現像剤量に対する透明トナー用の現像容器内の現像剤量の比率が、想定される平均画像比率における有色トナーに対する透明トナーの使用比率以内となる範囲である。例えば、平均画像比率30%の時においては、有色トナーに対する透明トナーの使用比率は約2.3倍であるため、有色トナー用の現像容器内の現像剤量に対する透明トナー用の現像容器内の現像剤量の比率が2.3倍以内の範囲であれば、本発明が有効となる。
以上、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施態様に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、画像形成装置は、一つの感光体に対して複数の現像器を設ける方式を採用し、特に、回転式現像器を用いるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、それぞれが感光体を備える複数の画像形成部(画像形成ステーション)を横方向又は縦方向に並列に配置し、それぞれの画像形成部で感光体上に形成したトナー像を記録材担持体上の記録材又は中間転写体の上に重ねて転写するタンデム型の画像形成装置が当業者には周知である。本発明は、斯かるタンデム型の画像形成装置であっても等しく適用可能である。或いは、一つの感光体に対して複数の現像器を設ける方式において、いずれか又は全部の現像器が感光体に対向して配置されており、所定のタイミングで所定の現像器を感光体に近接若しくは接触させることで、感光体上の静電像を所望の現像器により現像するようにしてもよい。
又、プロダクティビティ優先モードとして画像形成を4色(Y、M、C、K)で画像形成を行う4色モードと、高画質モードや特殊モードとして6色(W、Y、M、C、K、LK)又は3色(W、K、LK)で画像形成を行うモードとを具備していてもよい。これにより、様々な使用者のニーズに合わせてトナー消費量と生産性の両立を図ることができる。更に、5色(W、Y、M、C、K)で画像形成を行うモードを備えていてもよいし、或いは更に多くの淡色トナー、例えば、淡色のイエロー、マゼンタ、シアンを用いる現像器のいずれか又は全てを備えた画像形成装置とすることも当然可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 図1の画像形成装置が備える現像器の概略構成図である。 キャリアの平均年齢を説明するためのグラフ図である。 透明トナーシステムにおける有色トナーと透明トナーの使用量を説明するためのグラフ図である。 従来例におけるキャリアの平均年齢を示すグラフ図である。 実施例1におけるキャリアの平均年齢を示すグラフ図である。 実施例2におけるキャリアの平均年齢を示すグラフ図である。 従来例における定着後の画像の透明トナーと有色トナーとの関係を示す模式図である。 実施例2における定着後の画像の透明トナーと有色トナーとの関係を示す模式図である。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
4 現像器
8 回転式現像装置
41 現像容器
50 現像剤補給槽
60 現像剤排出口

Claims (6)

  1. 像担持体に形成された静電像を有色トナーと透明トナーとを用いて現像するための少なくともトナーとキャリアとを含む現像剤を収容した複数の現像容器と、前記複数の現像容器のそれぞれに少なくともトナーとキャリアとを含む補給現像剤を補給するための現像剤補給機構と、前記現像容器から現像剤を排出するための現像剤排出機構と、を有する現像装置において、
    透明トナーを収容した現像容器に補給される補給現像剤のキャリアの重量比は、有色トナーを収容した現像容器に補給される補給現像剤のキャリアの重量比よりも低いことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤補給機構は、少なくともトナーとキャリアとを含む補給現像剤を収容した複数の現像剤補給槽を有し、透明トナーを収容した現像剤補給槽における補給現像剤のキャリアの重量比が、有色トナーを収容した現像剤補給槽における補給現像剤のキャリアの重量比よりも低いことを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記現像剤補給槽に充填された透明トナーの重量と、前記現像剤補給槽に充填された有色トナーの重量とが異なることを特徴とする請求項2の現像装置。
  4. 前記現像剤補給槽に充填された透明トナーの重量は、前記現像剤補給槽に充填された有色トナーの重量より大きいことを特徴とする請求項3の現像装置。
  5. 前記複数の現像容器として、少なくとも有色トナーであるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーをそれぞれ収容した現像容器と、透明トナーを収容した現像容器とを有することを特徴とする1〜4のいずれかの項に記載の現像装置。
  6. 像担持体と、前記像担持体に形成された静電像を現像する請求項1〜5のいずれかの項に記載の現像装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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