JP2006240447A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の前後方向における小型化、及び軽量化を図ることができる車両用サンバイザ装置を提供する。
【解決手段】車両用サンバイザ装置1は、車両室内に入射する入射光を遮蔽するために進退される遮光体5を備えている。また、車両用サンバイザ装置1は、遮光体5の進退方向の移動を許容し、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置された回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53,54を備えている。回転駆動体33,34は駆動モータ7にて回転駆動され、回転する回転駆動体33,34によって遮光体5が進退される。遮光体5は、遮光体5の進退方向に沿って延び、遮光体5の幅方向に互いに間隔を空けて形成され、互いに向き合う1対の側面部21b,22bを備えている。そして、側面部21bに回転駆動体33及び従動回転体43が接触すると共に、側面部22bに回転駆動体34及び従動回転体44が接触している。
【選択図】 図1
【解決手段】車両用サンバイザ装置1は、車両室内に入射する入射光を遮蔽するために進退される遮光体5を備えている。また、車両用サンバイザ装置1は、遮光体5の進退方向の移動を許容し、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置された回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53,54を備えている。回転駆動体33,34は駆動モータ7にて回転駆動され、回転する回転駆動体33,34によって遮光体5が進退される。遮光体5は、遮光体5の進退方向に沿って延び、遮光体5の幅方向に互いに間隔を空けて形成され、互いに向き合う1対の側面部21b,22bを備えている。そして、側面部21bに回転駆動体33及び従動回転体43が接触すると共に、側面部22bに回転駆動体34及び従動回転体44が接触している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、直射日光等の入射光を遮光して防眩するための遮光体を駆動モータの駆動により作動させる車両用サンバイザ装置に関するものである。
従来、電動で作動される車両用サンバイザ装置として、特許文献1にて開示されているものがある。この車両用サンバイザ装置は、断面コ字状で車両の長手方向に湾曲した保持体を備えている。この保持体は、固定具を介して車両の天井部に固定されている。この保持体の上面には長方形状の孔が形成されており、同保持体の下面には、その長手方向、即ち車両の前後方向に沿って延びるスリットが形成されている。このような保持体には、長方形状をなし、車両の長手方向に沿って湾曲した遮光体が挿入されている。遮光体の下面には角柱状の凸部が形成されており、遮光体は、凸部が前記スリット内に配置されるようにして保持体に挿入されている。また、保持体の上面に形成された前記孔内にはゴム製の従動プーリが設けられており、該従動プーリは保持部材の内側に挿入された遮光体に接触している。そして、駆動モータに接続された駆動プーリの回転が従動プーリに伝達されて従動プーリが回転することにより、該従動プーリの回転方向に応じて遮光体が進退される。この時、遮光体は、保持体に案内されながら進退される。
特開平8−2251号公報(第3−4頁、第5−8図)
しかしながら、遮光体を車両の前後方向に沿って移動させるために、保持体は、遮光体の移動範囲に応じた長さに形成される。そのため、保持体は、車両の前後方向に沿って長尺となってしまう。近年では、車室内の見栄えを考慮して、車両用サンバイザ装置は車両の天井部内に配設されることもある。この場合、天井部内のスペースはもとより狭いため、保持体が長尺となると、天井部内に車両用サンバイザ装置を配置することが困難となる。
また、特許文献1にて記載されている車両用サンバイザ装置では、車両の前後方向にスライドされる遮光体を、遮光体の移動範囲内において該遮光体が何れの場所にある場合にも安定して保持するために、保持体は頑強に作られることになる。そのため、保持体は大型で重量が大きいものとなってしまう。このことも、天井部内に車両用サンバイザ装置を配置することを困難にする一因となる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両の前後方向における小型化、及び軽量化を図ることができる車両用サンバイザ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両室内に入射する入射光を遮蔽するために進退される遮光体を備えた車両用サンバイザ装置であって、前記遮光体の進退方向の移動を許容し、且つ前記遮光体の上下方向の移動を規制するように配置されて前記遮光体を支持する少なくとも3対の支持体と、前記遮光体を進退させるために前記支持体のうちの少なくとも1つを直接若しくは間接的に回転駆動する駆動モータとを備え、前記遮光体は、前記遮光体の進退方向に沿って延び、前記遮光体の幅方向に互いに間隔を空けて形成され、互いに向き合う若しくは互いに逆向きとなる少なくとも1対の側面部を有し、少なくとも1対の前記側面部には、それぞれに前記支持体のうち2つ以上が接触されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、前記側面部に接触する前記支持体は、支持大径部と、該支持大径部と同軸となるように形成され前記支持大径部よりも小径の支持小径部とを備え、前記支持大径部における前記支持小径部側の端面及び前記支持小径部における前記支持大径部と逆側の端面のうち何れか一方が前記側面部に接触している。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、前記遮光体は、該遮光体の厚さ方向に高低差を有するように形成されると共に、前記遮光体の進退方向に沿って延び、前記遮光体の幅方向に互いに間隔を空けて形成された1対の段差部を有しており、1対の前記側面部は、前記段差部を構成する面のうち、高低差のある2つの面を接続する接続面であり、少なくとも1対の前記接続面には、それぞれに前記支持体のうち2つ以上が接触されている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用サンバイザ装置において、前記遮光体は、前記入射光を遮蔽するための遮光板と該遮光板の周縁部に取り付けられる枠部材とを備えて構成され、前記段差部は、前記枠部材に形成されている。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記駆動モータにて直接若しくは間接的に回転駆動される前記支持体の外周には、周方向に複数のギヤ歯が形成されており、前記遮光体には、前記ギヤ歯が噛合される噛合部が形成されており、前記駆動モータにより直接若しくは間接的に回転された前記支持体の回転が、前記ギヤ歯を介して前記噛合部に伝達されることにより、前記遮光体が進退される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、少なくとも3対の前記支持体のうち少なくとも1対の前記支持体は、前記遮光体の表面に接触し、前記遮光体の進退に応じて従動回転されるローラである。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、遮光体は、その移動範囲に渡って長尺に形成された従来の保持体を利用することなく、該遮光体の進退方向の移動を許容するように、且つ該遮光体の上下方向の移動を規制するように配置された少なくとも3対の支持体によって支持されている。よって、従来のような長尺の保持体を備えない分だけ車両用サンバイザ装置の車両の前後方向における小型化を図ることができる。また、従来のように遮光体の移動範囲に渡って遮光体を保持するために頑強に形成された保持体を備えないことにより、車両用サンバイザ装置の軽量化を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、遮光体は、その移動範囲に渡って長尺に形成された従来の保持体を利用することなく、該遮光体の進退方向の移動を許容するように、且つ該遮光体の上下方向の移動を規制するように配置された少なくとも3対の支持体によって支持されている。よって、従来のような長尺の保持体を備えない分だけ車両用サンバイザ装置の車両の前後方向における小型化を図ることができる。また、従来のように遮光体の移動範囲に渡って遮光体を保持するために頑強に形成された保持体を備えないことにより、車両用サンバイザ装置の軽量化を図ることができる。
更に、少なくとも1対の側面部には、それぞれに複数の支持体のうち2つ以上が接触されていることから、側面部に接触している支持体によって、遮光体は、その進退動作中に、進行方向と直交する方向、即ち遮光体の幅方向にずれることが防止される。
また更に、例えば、遮光体がその進退方向に沿って湾曲している場合には、従来は保持体を遮光体の形状に応じて湾曲させる必要がある。この場合、保持体を精度良く遮光体の形状に合わせて湾曲させないと、保持体によって遮光体の移動が妨げられることがある。そして、保持体を精度良く遮光体の形状に合わせて湾曲させることは、製造コストの増大、及び製造時間の増大に繋がる。しかしながら、本発明においては遮光体を少なくとも3対の支持体にて支持することにより、従来のような保持体を備えなくてもよいため、保持体を遮光体の形状に合わせて湾曲させる必要がない。そのため、製造コストの増大、及び製造時間の増大が抑えられる。
請求項2に記載の発明によれば、側面部に接触する支持体のそれぞれは、支持大径部における支持小径部側の端面及び支持小径部における支持大径部と逆側の端面のうち何れか一方を前記側面部に接触させている。従って、側面部に接触している前記端面により、遮光体は、その進退動作中に、進行方向と直交する方向、即ち遮光体の幅方向にずれることが防止される。
また、側面部に接触する支持体は支持大径部と支持小径部とを有するため、当該支持体には支持大径部と支持小径部とにより段部が形成される。そして、このような支持体が、該支持体に形成された段部を遮光体の幅方向の端部に合わせるように配置されると、当該支持体が配置された側の遮光体の幅方向の端面に支持大径部における支持小径部側の端面が接触する。この時、支持小径部の外周面が遮光体の表面に接触されて、遮光体を支持する。このように、支持体に段部が形成されると、1対の側面部を設けるために段差等を設けて遮光体を複雑な形状としなくても、遮光体の幅方向(進退方向と直交する方向)の両端面を1対の側面部とすることが可能となる。従って、遮光体を簡単な形状とすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、少なくとも1対の接続面には、それぞれに、複数の支持体のうち2つ以上が接触されていることから、接続面に接触している支持体により、遮光体は、その進退動作中に、進行方向と直交する方向、即ち遮光体の幅方向にずれることが防止される。
また、請求項1に従属する場合には、遮光体に1対の段差部を形成し、該段差部の接続面を1対の側面部とすることにより、支持体を段部のない簡単な形状(例えば円板状)とすることが可能となる。即ち、支持体は、該支持体の1端面が接続面に接触されると共に、該支持体の外周面が高低差のある2つの面のうち一方の面に接触されるように配設されることにより、段部のない形状であっても接続面に接触すると共に遮光体の表面に接触して遮光体を支持することが可能である。ここで、「一方の面」とは、接続面との間の角度(遮光体内に形成される角度ではなく、空間側に形成される角度)が小さい方の面である。従って、支持体を段部のない簡単な形状とすることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、遮光体は、入射光を遮蔽するための遮光板と該遮光板の周縁部に取り付けられる枠部材とを備えて構成されている。そして、段差部は、枠部材に形成されている。そのため、入射光を遮蔽する遮光板に段差部が形成される等、遮光板が複雑な形状とされることが防止される。従って、遮光板の成形時に、遮光体に歪みが発生することが防止される。
請求項5に記載の発明によれば、遮光体に形成された噛合部に、駆動モータにて回転駆動される支持体の外周に形成された複数のギヤ歯が噛合され、駆動モータにて回転される支持体の回転がギヤ歯を介して噛合部に伝達されることにより遮光体が進退される。従って、遮光体に対する回転駆動体の空転が防止される。また、ギヤ歯と噛合部とが噛合しているため、駆動モータの停止時に、遮光体に対して該遮光体を進出させる方向の力が加わったとしても、駆動モータが負荷となって遮光体の進出が防止される。このため、車両用サンバイザ装置を備えた車両が坂道を下る場合等に、遮光体の自重等、遮光体を進出させる方向の力が遮光体に加えられても、遮光体が進出されることが防止される。
請求項6に記載の発明によれば、少なくとも1対の支持体がローラであることから、遮光体の進退動作に応じてローラである支持体が従動回転する。そのため、遮光体の移動を妨げる方向の力がローラである支持体から遮光体に対して加えられることが抑制され、直接若しくは間接的に駆動モータに接続された支持体から当該駆動モータに加えられる負荷が低減される。また、ローラである支持体は、遮光体の進退動作に応じて従動回転するため、支持体が遮光体の進退動作に応じて回転しないものである場合に比べて、遮光体が進退される時に発生する騒音が低減される。
本発明によれば、車両の前後方向における小型化、及び軽量化が図られる車両用サンバイザ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3(図2参照)側の天井部4内に収容されている。車両用サンバイザ装置1は、遮光体5、作動機構6、駆動モータ7、受光センサ8、及びECU(制御装置)9(図3参照)を備えて構成されている。このうち、遮光体5、作動機構6、駆動モータ7、及びECU9は、一体に組み付けられてモジュール化されている。
図1に示すように、本実施形態の車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3(図2参照)側の天井部4内に収容されている。車両用サンバイザ装置1は、遮光体5、作動機構6、駆動モータ7、受光センサ8、及びECU(制御装置)9(図3参照)を備えて構成されている。このうち、遮光体5、作動機構6、駆動モータ7、及びECU9は、一体に組み付けられてモジュール化されている。
図4に示すように、遮光体5は、遮光板11と、該遮光板11の周縁部に取り付けられる枠部材12とから構成されている。
遮光板11は、フロントガラス13を通過して車室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩すべく、不透明な部材にて形成され、略四角形状をなしている(図2参照)。遮光板11における車両2前方側の2つの角部は、R形状をなしている。また、遮光板11は、車両2の前方に向かうに連れて徐々に下方に向かうように湾曲している。遮光板11がこのように湾曲されていることから、遮光板11(遮光体5)は、車両2の前方に向かうほど車両2の下方に近づくように配設されたフロントガラス13に沿って進退される。
遮光板11は、フロントガラス13を通過して車室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩すべく、不透明な部材にて形成され、略四角形状をなしている(図2参照)。遮光板11における車両2前方側の2つの角部は、R形状をなしている。また、遮光板11は、車両2の前方に向かうに連れて徐々に下方に向かうように湾曲している。遮光板11がこのように湾曲されていることから、遮光板11(遮光体5)は、車両2の前方に向かうほど車両2の下方に近づくように配設されたフロントガラス13に沿って進退される。
枠部材12は、樹脂材料により形成されており、遮光板11における車幅方向の両端部に沿って設けられた2つの側方枠部21,22と、遮光板11の前端部(車両2前方側の端部)に沿って設けられた前端枠部23と、遮光板11の後端部(車両2後方側の端部)に沿って設けられた後端枠部24とから構成されている。
側方枠部21,22は、遮光板11を挟んで対称形状に形成されている。側方枠部21,22は略円柱状をなしており、その長さは、遮光板11における車両2の前後方向の長さよりも長く形成されている。また、側方枠部21,22は、後端から前端に向かうに連れて徐々に車両2の下方に向かうように湾曲している。即ち、側方枠部21,22は、遮光板11と同様に、車両2の後方から前方に向かうに連れて徐々に下方に向かうように湾曲している。
図5(a)(b)に示すように、側方枠部21,22には、その軸方向(前端から後端に向かう方向)に沿って延びる段差部21a,22aが形成されている。段差部21a,22aは、側方枠部21,22の軸方向から見ると、側方枠部21,22の互いに向き合う側且つ上方側の部分に形成されている。この段差部21a,22aが形成されることにより、側方枠部21,22には、前記遮光板11の幅方向に互いに向き合う1対の側面部21b,22b(接続面)が形成されている。また、段差部21a,22aには、側方枠部21,22の軸方向(遮光体5の進退方向)に沿って配置された複数の歯部21d,22dよりなる噛合部21e,22eが設けられている。
また、図5(c)(d)に示すように、側方枠部21,22には、該側方枠部21,22の互いに向き合う側、且つ側方枠部21,22において噛合部21e,22eよりも下側となる部分に、溝部21f,22fが形成されている。溝部21f,22fは、側方枠部21,22の軸方向に沿って、側方枠部21,22の前端から後端の手前の所定一まで延びている。この溝部21f,22fにおける側方枠部21,22の軸方向に沿った長さは、板厚方向から見た遮光板11の車幅方向端部において、直線状の部分(遮光板11の前端部のR形状になっている部分を除いた部分)の長さと等しく形成されている。また、溝部21f,22fの幅は、遮光板11の板厚と等しく形成されている。
また、図5(a)(b)に示すように、側方枠部21,22の後端寄りの部分(溝部21f,22fが形成されていない部分)には、スナップフィット係合爪21g,22gが形成されている。スナップフィット係合爪21g,22gは、互いに向き合う側方枠部21,22に向かって突設されており、その先端部には、側方枠部21,22の前端側に向かって突出した三角柱状の係合爪21h,22hが形成されている。
更に、図5(c)(d)に示すように、側方枠部21,22の前端部において、前記段差部21a,22a及び前記溝部21f,22fと逆側(車幅方向に沿って遮光板11と逆側)の部分には、係合凹部21m,22mが形成されている。係合凹部21m,22mは、側方枠部21,22の前端から後端に向かって延びる係合溝21p,22pと、該係合溝21p,22pと連設され、該係合溝21p,22pよりも幅が広く形成された係合穴21q,22qとから構成されている。
図6(a)に示すように、前記前端枠部23は、側方枠部21,22と同様に略円柱状をなしている。そして、前端枠部23は、板厚方向から見た遮光板11の前端部において直線状の部分に対応して形成された直線部26と、該直線部26の両端部から延び、板厚方向から見た遮光板11の前端部においてR形状をなす部分に対応して形成された円弧部27,28とを備えて構成されている。
前端枠部23には、側方枠部21,22に形成された段差部21a,22aと同様の段差部23aが形成されている。また、前端枠部23には、その軸方向(前端枠部23の一端から他端に向かう方向)に沿って、段差部21a,22aよりも下側の部分に、前記溝部21f,22fと同様の溝部23fが形成されている。この溝部23fは、前記溝部21f,22fと連設されるようになっている。
前記円弧部27,28の先端部には、側方枠部21,22に形成された係合凹部21m,22m(図5(c)(d)参照)に係合される係合部27m,28mが突設されている。係合部27m,28mは、各円弧部27,28に対向される側方枠部21,22に向かって延び前記係合溝21p,22pに対応した形状(角柱状)をなす係合凸部27p,28pと、係合凸部27p,28pの先端部に形成され、前記係合穴21q,22qに対応した形状(略長方形の板状)をなす係合本体部27q,28qとから構成されている。
図4及び図6(b)に示すように、後端枠部24は略四角柱状をなしており、その長さは、遮光板11の車幅方向の長さと等しく形成されている。後端枠部24の遮光板11側の面には、前記側方枠部21,22に形成された溝部21f,22fと同様の溝部24fが形成されている。溝部24fは、前記溝部21f,22fと連設されるようになっている。また、図6(b)に示すように、後端枠部24の両端部には、遮光板11と逆側(車両2の後方側)に向かって延びる延設部24gが形成されている。延設部24gには、前記スナップフィット係合爪21g,22gがスナップフィット係合されるスナップフィット凹部24hが形成されている。
遮光体5が組み立てられる際には、まず、前端枠部23の両端部に形成された係合部27m,28mに、側方枠部21,22の前端部に形成された係合凹部21m,22mが係合される位置となるように、側方枠部21,22及び前端枠部23とが位置合わせされる。この時、側方枠部21,22は、係合凹部21m,22mの係合溝21p,22pと係合部27m,28mの係合凸部27p,28pとを係合させつつ、先端部から後端部に向かうに連れて互いに遠ざかるようなハの字状に配置されている。
次いで、遮光板11の後端部が後端枠部24の溝部24fに嵌め込まれることにより、遮光板11に対して後端枠部24が取り付けられる。この状態の遮光板11の先端部が前端枠部23の溝部23fに嵌め込まれる。次いで、側方枠部21,22が互いに平行となるまで、側方枠部21,22の後端部が互いに近づくように移動される。これにより、遮光板11の車幅方向の両端部がそれぞれ側方枠部21,22の溝部21f,22fに嵌め込まれる。そして、側方枠部21,22が互いに平行となるまで移動されると、側方枠部21,22のスナップフィット係合爪21g,22gが後端枠部24のスナップフィット凹部24hにスナップフィット係合されて遮光体5が形成される。係合爪21h,22hによって、側方枠部21,22が後端枠部24から離れる方向に移動することが防止される。また、遮光板11の周縁部が溝部21f,22f,23f,24fに嵌め込まれることにより、側方枠部21,22は、遮光板11によって該遮光板11の幅を狭める方向への移動が禁止される。即ち、側方枠部21,22は、遮光板11によって、係合凹部21m,22mと係合部27m,28mとの係合が外れる方向への移動が禁止される。これにより、遮光板11から枠部材12が外れることが防止されている。
上記のように構成された遮光体5は、前記作動機構6及び前記駆動モータ7により、天井部4及びフロントガラス13に沿ってスライド作動される。これにより、遮光体5は、天井部4の開口部4a(図2参照)から進出されたり、開口部4aから天井部4内に向かって後退(格納)されたりする。そして、遮光体5の最大進出時には、該遮光体5によって、フロントガラス13における運転席3側の上部の所定範囲が覆われる。
図1に示すように、作動機構6は、回転駆動部31と、従動回転部41と、中間支持部51とを備えて構成されている。図7に示すように、回転駆動部31、従動回転部41、及び中間支持部51は、車両用サンバイザ装置1を天井部4内に固定するためのブラケット61によって支持されている。
ブラケット61は、3つの支持ブラケット62〜64、及び2つの連結ブラケット65,66とから構成されている。支持ブラケット62〜64は、前記遮光体5の車両2の幅方向の長さよりも若干長く形成された帯状部62a〜64aと、該帯状部62a〜64aの両端部から該帯状部62a〜64aと直交するように延びる支持部62b〜64bとから構成され、コ字状をなしている。これらの支持ブラケット62〜64は、帯状部62a〜64aの長手方向が車両2の幅方向と対応するように配置されると共に、車両2の前後方向に互いに所定の間隔を置いて配置されている。そして、支持ブラケット62〜64は、車両2の前後方向に沿って互いに平行に配置された2本の連結ブラケット65,66に対してそれぞれ螺子(図示略)により固定されて一体化されている。
図1に示すように、回転駆動部31は、回転軸32と、該回転軸32に固定された1対の回転駆動体33,34とを備えて構成されている。回転軸32は円柱状をなし、その軸方向の長さは前記遮光体5における車幅方向の長さよりも長く形成されている。
図8に示すように、回転駆動体33,34は、円板状の駆動大径部33a,34aと該駆動大径部33a,34aと同軸となるように一体に形成された円板状の駆動小径部33b,34bとから構成されている。回転駆動体33,34には、その径方向中央部に、軸方向に貫通した貫通孔33c,34cが形成されている。そして、回転駆動体33,34は、貫通孔33c,34cに回転軸32が嵌挿されることにより、駆動大径部33a,34aが互いに向き合うようにして回転軸32の両端部に固定されている。尚、回転駆動体33と回転駆動体34とは、互いに、遮光板11における車幅方向の長さと略等しい間隔を空けて回転軸32に対して固定されている。
回転軸32の両端は、各回転駆動体33,34から突出しており、3つの支持ブラケット62〜64のうち最も車両2の後方側に配置された支持ブラケット62の支持部62bにて回転可能に支持されている。また、回転軸32の一端(図1において車両中央線側の一端)は、前記駆動モータ7に連結されている。この駆動モータ7は減速機構を備えており、正逆回転される。そして、駆動モータ7が駆動されると、該駆動モータ7によって回転軸32が回転され、回転軸32と一体に回転駆動体33,34が回転される。即ち、回転駆動体33,34は、回転軸32により同期して回転される。
前記駆動大径部33a,34aの外周には、前記側方枠部21,22に形成された噛合部21e,22eに噛合するギヤ部33d,34dが形成されている。そして、駆動モータ7にて回転軸32が回転されて駆動大径部33a,34aが回転されると、ギヤ部33d,34dと噛合部21e,22eとが噛合していることから、駆動大径部33a,34aの回転方向に応じて遮光体5が進退される。
前記駆動小径部33b,34bは、駆動大径部33a,34aよりもその外径が小さく形成されている。駆動小径部33b,34bの外径は、前記噛合部21e,22eにギヤ部33d,34dが噛合された際に、駆動小径部33b,34bの外周面33e,34eが側方枠部21,22の外周面21r,22rに接触する大きさとなっている。そして、このような回転駆動体33,34は、駆動大径部33a,34aにおいて駆動小径部33b,34bが形成されている側の端面33f,34fが前記遮光体5に設けられた1対の側面部21b,22bにそれぞれ接触するように配置されている(図11参照)。
図1に示すように、従動回転部41は、回転軸42と、該回転軸42に固定された1対の従動回転体43,44とを備えて構成されている。回転軸42は、前記回転軸32と同様に円柱状をなし、その軸方向の長さは前記遮光体5における車幅方向の長さよりも長く形成されている。
図9に示すように、従動回転体43,44は、円板状の従動大径部43a,44aと該従動大径部43a,44aと同軸となるように一体に形成された円板状の従動小径部43b,44bとから構成されている。従動小径部43b,44bは、従動大径部43a,44aよりもその外径が小さく形成されている。
従動回転体43,44には、その径方向中央部に、軸方向に貫通した貫通孔43c,44cが形成されている。そして、従動回転体43,44は、貫通孔43c,44cに回転軸42が嵌挿されることにより、従動大径部43a,44aが互いに向き合うようにして回転軸42の両端部に固定されている。尚、従動回転体43,44は、互いに、遮光板11における車幅方向の長さと略等しい間隔を空けて回転軸42に対して固定されている。
回転軸42の両端は、各従動回転体43,44から突出しており、3つの支持ブラケット62〜64のうち最も車両2の前方側に配置された支持ブラケット63の支持部63bにて回転可能に支持されている。この状態で、従動回転体43,44は、前記側方枠部21,22にそれぞれ接触している。詳しくは、従動小径部43b,44bの外周面43e,44eが側方枠部21,22の外周面21r,22rに接触すると共に、従動大径部43a,44aにおける従動小径部43b,44b側の端面43f,44fが遮光体5に設けられた1対の側面部21b,22bにそれぞれ接触している(図12参照)。そして、従動回転体43,44は、遮光体5の上側から上記のように遮光体5に接触することにより、遮光体5を支持している。また、従動回転体43,44は、従動小径部43b,44bの外周面43e,44eが遮光体5(側方枠部21,22)に接触していることから、遮光体5の進退動作に応じて該遮光体5によって回転される。即ち、従動回転体43,44は、遮光体5の進退動作に応じて該遮光体5によって回転されるローラである。
図1に示すように、中間支持部51は、回転軸52と、該回転軸52に取着された1対の中間支持体53,54とを備えて構成されている。回転軸52は、回転軸32,42と同様に円柱状をなし、その軸方向の長さは前記遮光体5における車幅方向の長さよりも長く形成されている。
図10に示すように、中間支持体53,54は、ゴム材料にて形成されており、円板状をなしている。中間支持体53,54は、回転軸52の両端部に、該回転軸52に対して回転可能となるように取着されている。尚、中間支持体53,54は、互いに、遮光板11における車幅方向の長さと略等しい間隔を空けて配置されている。
回転軸52の両端は、各中間支持体53,54から突出しており、3つの支持ブラケット62〜64のうち、支持ブラケット62,63間に配置された支持ブラケット64の支持部64bに、引っ張りコイルばね55,56を介して取着されている。詳しくは、支持部64bに引っ張りコイルばね55,56の一端がそれぞれ固定されると共に、回転軸52の両端に引っ張りコイルばね55,56の他端がそれぞれ固定されている。これにより、回転軸52が引っ張りコイルばね55,56によって上方に向かって(遮光体5に向かって)引っ張られるため、中間支持体53,54は遮光体5に向かって付勢されている。そして、中間支持体53,54の外周面53e,54eが遮光体5の下側から側方枠部21,22の外周面21r,22rに接触する(図13参照)。中間支持体53,54は、遮光体5の下側から遮光体5に接触することにより、前記従動回転体43,44と共に遮光体5を支持している。そして、中間支持体53,54の外周面53e,54eが遮光体5(側方枠部21,22)に接触していることから、遮光体5の進退動作に応じて該遮光体5によって回転される。即ち、中間支持体53,54は、遮光体5の進退動作に応じて該遮光体5によって回転されるローラである。
上記のように、作動機構6は、回転駆動部31及び従動回転部41が遮光体5の上側から該遮光体5に接触すると共に、回転駆動部31と従動回転部41との間で中間支持部51が遮光体5の下側から接触することにより、遮光体5を保持している。詳しくは、回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53,54が、遮光体5の進退方向の移動を許容し、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置されて遮光体5を支持している。そして、駆動モータ7が回転されると、該駆動モータ7の回転駆動力は、回転軸32を介して回転駆動体33,34に伝達される。回転駆動体33,34に伝達された回転駆動力は、回転駆動体33,34のギヤ部33d,34dから遮光体5の噛合部21e,22eに伝達される際に、遮光体5をスライド作動させる力に変換され、その力によって遮光体5がスライド作動(進退動作)される。そして、従動回転体43,44及び中間支持体53,54は、遮光体5によって回転されながら遮光体5を支持している。
この時、遮光体5は、該遮光体5に設けられた1対の側面部21b,22bに回転駆動体33,34及び従動回転体43,44が接触した状態で進退される。詳しくは、対をなす側面部21b,22bのうち一方の側面部21bには、駆動大径部33aにおける駆動小径部33b側の端面33f及び従動大径部43aにおける従動小径部43b側の端面43fが接触されている。そして、他方の側面部22bには、駆動大径部34aにおける駆動小径部34b側の端面34f、従動大径部44aにおける従動小径部44b側の端面44fが接触されている。そして、この状態で、遮光体5が進退される。そのため、遮光体5は、駆動大径部33a,34aの端面33f,34f及び従動大径部43a,44aの端面43f,44fによって車両2の前後方向にスライド作動するように案内されると共に、遮光体5の幅方向(遮光体5における車幅方向)への移動が防止される。
図1に示すように、前記受光センサ8は、フロントガラス13の車両室内側上端部において遮光板11の幅方向略中央部となる位置に設けられている。この受光センサ8は、複数個の受光素子(図示略)を有しており、所定範囲A内に入射される入射光の強度と、上下方向及び左右方向の入射角度θ1,θ2(図2,図1参照)をそれぞれ検出する。尚、この所定範囲Aとは、一般的な体格の人が運転席3(図2参照)に適正な姿勢で座った際に、遮光体5にて最低限遮光が必要な範囲に設定されている。このような受光センサ8は、所定範囲A内に入射光が入射されると、入射した入射光の強度及び上下左右の入射角度θ1,θ2に応じた入射光検出信号をECU9に出力する。
図3に示すように、ECU9には、バッテリ71から駆動電源が供給される。また、ECU9には、起動スイッチ(起動SW)72が電気的に接続されている。ECU9は、起動SW72のオン操作に基づいて動作状態となる。ECU9は、前記受光センサ8から入力される入射光検出信号に基づいて、所定範囲A内に入射した入射光が運転者にて眩惑が生じ得る所定強度以上か否かを判断すると共に、その入射光の入射角度を検出する。所定範囲A内に入射した入射光の強度が所定強度以上であると判断すると、ECU9は、その入射光の入射角度に応じた最適な遮光体5の進出量となるように上記駆動モータ7を制御する。尚、ECU9には、このような遮光制御を行う制御マップが予め格納されている。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用・効果を有する。
(1)遮光体5は、その移動範囲内に渡って長尺に形成された従来の保持体を利用することなく、遮光体5の進退方向の移動を許容するように、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置された1対の回転駆動体33,34、1対の従動回転体43,44、及び1対の中間支持体53,54によって支持されている。よって、従来のような長尺の保持体を備えない分だけ車両用サンバイザ装置1の車両の前後方向における小型化を図ることができる。また、従来のように遮光体5の移動範囲に渡って遮光体を保持するために頑強に形成された保持体を備えないことにより、車両用サンバイザ装置1の軽量化を図ることができる。その結果、車両用サンバイザ装置1を天井部4内に配置し易くなる。
(1)遮光体5は、その移動範囲内に渡って長尺に形成された従来の保持体を利用することなく、遮光体5の進退方向の移動を許容するように、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置された1対の回転駆動体33,34、1対の従動回転体43,44、及び1対の中間支持体53,54によって支持されている。よって、従来のような長尺の保持体を備えない分だけ車両用サンバイザ装置1の車両の前後方向における小型化を図ることができる。また、従来のように遮光体5の移動範囲に渡って遮光体を保持するために頑強に形成された保持体を備えないことにより、車両用サンバイザ装置1の軽量化を図ることができる。その結果、車両用サンバイザ装置1を天井部4内に配置し易くなる。
(2)遮光体5に設けられた1対の側面部21b,22b(接続面)には、それぞれに、駆動大径部33a,34aにおける駆動小径部33b,34b側の端面33f,34f及び従動大径部43a,44aにおける従動小径部43b,44b側の端面43f,44fが接触されている。そのため、側面部21b,22bに接触している駆動大径部33a,34aの端面33f,34f及び従動大径部43a,44aの端面43f,44fによって、遮光体5は、その進退動作中に、進行方向と直交する方向、即ち遮光体5の幅方向にずれることが防止される。
(3)従来のような保持体を備えた車両用サンバイザ装置であると、本実施形態のように遮光体5が湾曲している場合には、保持体を遮光体5の形状に応じて湾曲させる必要があり、しかも、その湾曲形状は車種によって様々である。この場合、保持体を精度良く遮光体5の形状に合わせて湾曲させないと、保持体によって遮光体5の移動が妨げられることがある。そして、保持体を精度よく遮光体5の形状に合わせて湾曲させることは、製造コストの増大、及び製造時間の増大に繋がる。しかしながら、本実施形態では、1対の回転駆動体33,34、1対の従動回転体43,44、及び1対の中間支持体53,54にて遮光体5を支持していることから、従来のような長尺の保持体を備えなくてもよいため、保持体を遮光体5の形状に合わせて湾曲させる必要がない。その結果、製造コストの増大、及び製造時間の増大を抑えることができる。
(4)遮光体5は、入射光を遮蔽するための遮光板11と、該遮光板11の周縁部に取り付けられる枠部材12とから構成されている。そして、回転駆動体33,34、従動回転体43,44が接触される側面部21b,22bを有する段差部21a,22aは、枠部材12に形成されている。また、回転駆動体33,34の外周に形成されたギヤ部33d,34dが噛合される噛合部21e,22eも枠部材12に形成されている。このように、入射光を遮蔽する遮光板11ではなく枠部材12に段差部21a,22aや噛合部21e,22eが設けられることにより、遮光板11が複雑な形状とされることが防止される。従って、遮光板11の成形時に、遮光板11に歪みが発生することを防止することができる。
(5)遮光体5は、該遮光体5を構成する枠部材12に形成された噛合部21e,22eに、駆動大径部33a,34aの外周に形成されたギヤ部33d,34dが噛合され、回転駆動体33,34の回転がギヤ部33d,34dを介して噛合部21e,22eに伝達されることにより進退される。従って、遮光体5に対する回転駆動体33,34の空転が防止される。また、ギヤ部33d,34dと噛合部21e,22eとが噛合しているため、駆動モータ7の停止時に、遮光体5に該遮光体5を進出させる方向の力らが加わったとしても、駆動モータ7が負荷となって遮光体5の進出が防止される。その結果、車両2が坂道を下る場合等に、遮光体5の自重等、遮光体5を進出させる方向の力が遮光体5に加えられても、遮光体5が進出されることを防止することができる。
(6)従動回転体43,44及び中間支持体53,54は、ローラであることから、遮光体5の進退動作に応じて回転される。そのため、従動回転体43,44及び中間支持体53,54から遮光体5の移動を妨げる方向の力が遮光体5に加えられることが抑制され、回転駆動体33,34を介して駆動モータ7に加えられる負荷が低減される。従って、駆動モータ7の小型化を図ることができ、引いては車両用サンバイザ装置1の小型化を図ることができる。また、遮光体5の進退動作に応じて従動回転体43,44及び中間支持体53,54が回転するため、回転駆動体33,34と共に遮光体5を支持するものが回転しないものである場合に比べて、遮光体5の進退動作時に発生する騒音(摺動音等)を低減させることができる。更に、中間支持体53,54はゴム製であることから、遮光体5の進退動作時に発生する騒音をより低減させることができると共に、遮光体5の移動に伴う振動を吸収し、車両用サンバイザ装置1にて発生する振動を抑制することができる。
(7)中間支持部51は、引っ張りコイルばね55,56にて上方(天井方向)に向かって(遮光体5に向かって)引っ張られている。このため、引っ張りコイルばね55,56によって、遮光体5における車両2の上下方向のがたつきを吸収することができる。また、遮光体5は、車両2の前後方向に沿って湾曲しているが、引っ張りコイルばね55,56が伸縮することにより、遮光体5の湾曲形状に容易に対応することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、遮光体5は、湾曲形状に形成された遮光板11と、該遮光板11と同様に湾曲した枠部材12とから構成されている。しかしながら、遮光板11が弾性変形可能な材料にて形成されている場合には、遮光板11は、最初から湾曲形状に形成されなくてもよい。この場合、遮光板11は、枠部材12に組み付けられることにより、湾曲形状をなす。
○上記実施形態では、遮光体5は、湾曲形状に形成された遮光板11と、該遮光板11と同様に湾曲した枠部材12とから構成されている。しかしながら、遮光板11が弾性変形可能な材料にて形成されている場合には、遮光板11は、最初から湾曲形状に形成されなくてもよい。この場合、遮光板11は、枠部材12に組み付けられることにより、湾曲形状をなす。
○上記実施形態では、枠部材12は、4つの部材(側方枠部21,22、前端枠部23、後端枠部24)から構成されているが、これに限らない。枠部材12は、3つ以下の部材から構成されてもよいし、5つ以上の部材から構成されてもよい。
○上記実施形態では、遮光体5は、遮光板11と枠部材12とから構成されているが、枠部材12がない構成であってもよい。この場合、噛合部21e,22eは、遮光板11に直接形成される。このように構成すると、部品点数を減らすことができる。
○上記実施形態では、遮光板11は、不透明な部材にて形成されているが、これに限らない。例えば、着色透明な部材や、半透明な部材にて形成されていてもよい。この場合、遮光体5が、上記実施形態のように遮光板11と枠部材12とから形成されると、遮光板11に噛合部21e,22e等を形成しなくてもよい。そのため、遮光板11に複雑な加工を施すことを防いで、遮光板11の成形時に遮光板11が歪むことを抑制することができる。その結果、着色透明や半透明な部材にて形成された遮光板11を通した搭乗者の視界が歪むことを抑制することができる。
○上記実施形態では、従動回転体43,44は、回転軸42と一体に回転するが、これに限らない。回転軸42を支持ブラケット63に対して回転不能に固定し、従動回転体43,44が回転軸42に対して回転する構成としてもよい。また、図9に示すように、従動回転体43,44は、一つの回転軸42に取り付けられるのでなはく、支持ブラケット63の支持部63b(図14においては図示略)に対してそれぞれ取り付けられるものであってもよい。
○上記実施形態では、中間支持体53,54は、回転不能に支持された回転軸52に対して回転するが、回転軸52を回転可能に支持し、中間支持体53,54が回転軸52と一体に回転する構成としてもよい。
○上記実施形態では、中間支持体53,54はゴム製であるが金属製であってもよい。
○上記実施形態では、回転駆動体33,34は、同期駆動されるために、回転軸32にて連結されているが、例えば、図14に示すような構成の場合には、回転軸32にて連結されなくてもよい。図14に示す回転駆動体33,34には、それぞれ駆動モータ7が連結されている。これらの駆動モータ7は、ECU9にて同期して回転するように制御される。
○上記実施形態では、回転駆動体33,34は、同期駆動されるために、回転軸32にて連結されているが、例えば、図14に示すような構成の場合には、回転軸32にて連結されなくてもよい。図14に示す回転駆動体33,34には、それぞれ駆動モータ7が連結されている。これらの駆動モータ7は、ECU9にて同期して回転するように制御される。
○上記実施形態では、駆動モータ7は、減速機構付きのモータであるが、減速機構を備えないモータを駆動モータ7としてもよい。この場合、駆動モータ7の回転軸と、回転駆動体33,34を支持する回転軸32との間、若しくは駆動モータ7の回転軸と回転駆動体33,34との間にギヤを噛ませることにより、駆動モータ7の回転を減速して回転軸32に伝達する。
○上記実施形態では、回転駆動体33,34に形成されたギヤ部33d,34dと遮光体5に形成された噛合部21e,22eとが噛合し、回転駆動体33,34が回転することにより遮光体5が進退されるが、遮光体5を進退させる方法はこれに限らない。例えば、ギヤ部33d,34dを備えない回転駆動体33,34の外周面が、噛合部21e,22eを備えない遮光体5の表面に接触し、回転駆動体33,34の外周面と遮光体5の表面との間の摩擦力により、回転駆動体33,34の回転に応じて遮光体5が進退される構成としてもよい。
○遮光体5,回転駆動体33,34、及び従動回転体43,44の形状は、図15(a)(b)乃至図23(a)(b)に示すような形状であってもよい。尚、図15(a)(b)乃至図23(a)(b)では、遮光体5は、一つの部材よりなるように図示しているが、遮光板11と枠部材12とからなる構成としてもよい。また、図15(a)(b)乃至図23(a)(b)では、対をなす回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53,54が取り付けられる回転軸を省略して図示している。
図15(a)(b)に示す遮光体5は、上記実施形態のような段差部21a,22aを備えていない。そして、遮光体5の幅方向(車幅方向に沿った方向)の両端面が、互いに逆向きとなる1対の側面部101a,101bとなっている。そして、側面部101aに、駆動大径部33aにおける駆動小径部33b側の端面33fと従動大径部43aにおける従動小径部43b側の端面43fとが接触し、側面部101bに駆動大径部34aにおける駆動小径部34b側の端面34fと従動大径部44aにおける従動小径部44b側の端面44fとが接触している。このように構成された場合、回転駆動体33,34は、駆動大径部33a,34a及び駆動小径部33b,34bから構成されることにより段部を有しており、同様に、従動回転体43,44は、従動大径部43a,44a及び従動小径部43b,44bから構成されることにより段部を有している。そして、回転駆動体33,34及び従動回転体43,44が、それぞれが有する段部を遮光体5の幅方向の両端部に合わせて配置されると、側面部101aに回転駆動体33の端面33fと従動回転体43の端面43fとが接触し、側面部101bに回転駆動体34の端面34fと従動回転体44の端面44fとが接触する。この時、駆動小径部33b,34bの外周面33e,34eが遮光体5の表面に接触されると共に、従動小径部43b,44bの外周面43e,44eが遮光体5の表面に接触されて、遮光体5を支持している。このように、回転駆動体33,34及び従動回転体43,44が段部を有していると、1対の側面部を設けるために段差等を設けて遮光体5を複雑な形状としなくても、遮光体5の幅方向(進退方向と直交する方向)の両端面を1対の側面部101a,101bとすることが可能となる。従って、遮光体5に段差等を設けることなく、遮光体5を簡単な形状とすることができる。尚、遮光体5は、駆動大径部33a,34aにて駆動されてもよいし、駆動小径部33b,34bにて駆動されてもよい。
また、図16(a)(b)に示す遮光体5には、1対の段差部111a,111bが形成されている。そして、遮光体5において、段差部111a,111bを構成する面のうち、高低差のある2つの面を接続する面が、互いに逆向きとなる1対の側面部112a,112b(接続面)となっている。そして、円板状をなす1対の回転駆動体113,114が段差部111a,111bにそれぞれ配置され、回転駆動体113,114の一端面113a,114aが側面部112a,112bにそれぞれ接触している。また、円板状をなす1対の従動回転体115,116が段差部111a,111bにそれぞれ配置され、従動回転体115,116の一端面115a,116aがそれぞれ側面部112a,112bに接触している。このように、遮光体5に1対の段差部111a,111bを形成すると、回転駆動体113,114及び従動回転体115,116を段部のない簡単な構成とすることができる。尚、この場合、回転駆動体113,114の外周面と遮光体5の表面とが接触して遮光体5が進退される。
また、図17(a)(b)では、図16(a)(b)に示す遮光体5に対し、図15(a)(b)に示す回転駆動体33,34及び従動回転体43,44を配置している。そして、1対の側面部112a,112bには、駆動大径部33a,34aの端面33f,34f及び従動大径部43a,44aの端面43f,44fがそれぞれ接触している。
また、図18(a)(b)では、図16(a)(b)に示す遮光体5に対し、図15(a)に示す回転駆動体33,34及び図16(b)に示す従動回転体116,115を配置している。そして、1対の側面部112a,112bには、駆動大径部33a,34aの端面33f,34f及び従動回転体115,116の一端面115a,116aがそれぞれ接触している。
また、図19(a)(b)では、図16(a)(b)に示す遮光体5に対し、図16(a)に示す回転駆動体113,114及び図15(b)に示す従動回転体43,44を配置している。そして、1対の側面部112a,112bには、回転駆動体113,114の一端面113a,114a及び従動大径部43a,44aの端面43f,44fがそれぞれ接触している。
また、図20(a)(b)に示す遮光体5は、図16(a)(b)に示す遮光体5と同じである。そして、この遮光体5に対し、図15(a)に示す回転駆動体33と、図16(a)に示す回転駆動体114とを対にして配置している。更に、同遮光体5に対し、図16(b)に示す従動回転体115,116を配置している。そして、側面部112aには、駆動大径部33aの端面33f及び従動回転体115の一端面115aが接触し、側面部112bには、回転駆動体114の一端面114a及び従動回転体116の一端面116aが接触している。
また、図21(a)(b)に示す遮光体5は、図16(a)(b)に示す遮光体5と同じである。そして、この遮光体5に対し、図16(a)に示す回転駆動体113と、図15(a)に示す回転駆動体34とを対にして配置している。更に、同遮光体5に対し、図16(b)に示す従動回転体115と、図15(b)に示す従動回転体44とを対にして配置している。そして、側面部112aには、回転駆動体113の一端面113a及び従動回転体115の一端面115aが接触し、側面部112bには、駆動小径部34bにおける駆動大径部34aと逆側の端面34h及び従動小径部44bにおける従動大径部44aと逆側の端面44hが接触している。
また、図22(a)(b)に示す遮光体5は、その幅方向の両端部に1対の突条部121a,121bが形成されることにより、1対の段差部122a,122bを備えている。1対の段差部122a,122bを構成する面のうち、高低差を有する2つの面を接続する面が、互いに向き合う1対の側面部123a,123b(接続面)となっている。この遮光体5に対し、図15(a)に示す回転駆動体33,34及び図16(b)に示す従動回転体115,116が配置されている。そして、側面部123aには、駆動大径部33aの端面33f及び従動回転体115の一端面115bが接触し、側面図123bには、駆動大径部34aの端面34f及び従動回転体116の一端面116bが接触している。
また、図23(a)(b)に示す遮光体5は、遮光体5の幅方向に間隔を空けて形成され、遮光体5の進退方向に沿って延びる突条部131a,131bを備えている。これにより、遮光体5には、2対の段差部が形成される。そして、1対の突条部131a,131bにおいて、互いに向き合う面132a,132bが1対の側面部132a,132bとなると共に、互いに逆向きとなる面133a,133bが1対の側面部133a,133bとなる。この遮光体5に対し、1対の回転駆動体141,142が配置されると共に、図16(b)に示す従動回転体115,116が配置される。回転駆動体141,142は、駆動小径部141a,142aと、該駆動小径部141a,142aの両端部に同軸となるように形成された駆動大径部141b,141c,142b,142cとを備えて構成されている。そして、側面部132aには駆動大径部141bにおける駆動小径部141a側の端面141dが接触し、側面部132bと対をなす側面部132bには駆動大径部142bにおける駆動小径部142a側の端面142dが接触している。また、側面部133aには駆動大径部141cにおける駆動小径部141a側の端面141e及び従動回転体115の一端面115aが接触し、側面部133aと対をなす側面部133bには、駆動大径部142cにおける駆動小径部142a側の端面142e及び従動回転体116の一端面116aが接触している。上記したように、図15(a)(b)乃至図23(a)(b)に示すように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記実施形態では、遮光体5を支持する回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53、54は、全てが回転する構成となっているが、これに限らない。少なくとも駆動モータ7に接続された回転駆動体33,34が回転可能な構成となっていればよく、従動回転体43,44及び中間支持体53、54は、回転しないもの(例えば、遮光体5が摺動されるもの)であってもよい。例えば、図14においては、ローラ状の中間支持体53,54の代わりに、支持ブラケット64の支持部64bの先端部で遮光体5側に向かって延びる延設支持部143,144を設け、該延設支持部143,144にて遮光体5を支持している。
○上記実施形態では、回転駆動体33,34及び従動回転体43,44は遮光体5の上側に配置され、中間支持体53,54は回転駆動体33,34及び従動回転体43,44の間で遮光体5の下側に配置されている。しかしながら、回転駆動体33,34、従動回転体43,44、及び中間支持体53,54は、遮光体5の進退方向の移動を許容し、且つ遮光体5の上下方向の移動を規制するように配置されて遮光体5を支持するように配置されていればよい。例えば、図24では、駆動モータ(図示略)にて回転される回転駆動体151及び従動回転体152が遮光体5の下側から遮光体5に接触し、回転駆動体151及び従動回転体152の間で中間支持体153が遮光体5の上側から遮光体5に接触することにより遮光体5を支持している。また、図25では、回転駆動体161及び従動回転体162が遮光体5の上側から遮光体5に接触し、回転駆動体161及び従動回転体162の間で2対の中間支持体163,164が遮光体5の下側から遮光体5に接触することにより遮光体5を支持している。また、図26では、回転駆動体171及び従動回転体172が遮光体5の上側から遮光体5に接触し、回転駆動体171及び従動回転体172の間で中間支持体173が遮光体5の下側から遮光体5に接触することにより遮光体5を支持している。但し、図26に示す中間支持体173は、中間支持体53,54のようなローラではなく、中間支持体173に対して遮光体5が摺動するように構成されている。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記実施形態では、回転駆動体33,34は、従動回転体43,44、及び中間支持体53、54はそれぞれ1対設けられているが、複数対設けられてもよい。この場合、遮光体5に形成された少なくとも1対の側面部には、それぞれに、回転駆動体、従動回転体、及び中間支持体のうち、2つ以上が接触されるように構成する。尚、1対の側面部とは、遮光体5の進退方向に沿って延び、遮光体5の幅方向に互いに空間を空けて形成され、遮光体5の幅方向に互いに向き合う若しくは互いに逆向きとなる面である。
○上記実施形態では、車両2の前方から順に、従動回転体43,44、中間支持体53,54、回転駆動体33,34という順序で各部材が配置されているが、これに限らない。例えば、車両2の前方から順に、回転駆動体33,34、中間支持体53,54、従動回転体43,44という順序で各部材が配置されてもよい。また、回転駆動体33,34の両側(車両の前後方向における両側)に、従動回転体43,44及び中間支持体53,54が配置されてもよい。
○上記実施形態では、車両用サンバイザ装置1は、運転席3に座る搭乗者に対して設けられていたが、助手席に座る搭乗者に対して設けられてもよい。
上記各実施形態、及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
上記各実施形態、及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記駆動モータにて回転駆動される前記支持体と、該支持体と対をなす前記支持体とは、前記遮光体の幅方向に間隔を空けて配置されると共に同期して回転されることを特徴とする車両用サンバイザ装置。このように構成すると、遮光体が幅方向にずれることがより抑制され、遮光体の進退動作が安定して行われる。
2…車両、5…遮光体、7…駆動モータ、11…遮光板、12…枠部材、21a,22a,111a,111b,122a,122b…段差部、21b,22b,112a,112b,123a,123b,132a,132b,133a,133b…接続面としての側面部、21e,22e…噛合部、33,34,113,141,142,151,161,171…支持体としての回転駆動体、33a,34a,141b,141c,142b,142c…支持大径部としての駆動大径部、33b,34b,141a,142a…支持小径部としての駆動小径部、33d,34d…ギヤ歯としてのギヤ部、33f,34f,34h,43f,44f,141d,141e,142d,142e…端面、43,44,115,116,152,162,172…支持体としての従動回転体、43a,44a…支持大径部としての従動大径部、43b,44b…支持小径部としての従動小径部、53,54,153,163,164,173…支持体としての中間支持体、101a,101b…側面部、143,144…支持体としての延設支持部。
Claims (6)
- 車両室内に入射する入射光を遮蔽するために進退される遮光体を備えた車両用サンバイザ装置であって、
前記遮光体の進退方向の移動を許容し、且つ前記遮光体の上下方向の移動を規制するように配置されて前記遮光体を支持する少なくとも3対の支持体と、
前記遮光体を進退させるために前記支持体のうちの少なくとも1つを直接若しくは間接的に回転駆動する駆動モータと
を備え、
前記遮光体は、前記遮光体の進退方向に沿って延び、前記遮光体の幅方向に互いに間隔を空けて形成され、互いに向き合う若しくは互いに逆向きとなる少なくとも1対の側面部を有し、
少なくとも1対の前記側面部には、それぞれに前記支持体のうち2つ以上が接触されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記側面部に接触する前記支持体のそれぞれは、支持大径部と、該支持大径部と同軸となるように形成され前記支持大径部よりも小径の支持小径部とを備え、前記支持大径部における前記支持小径部側の端面及び前記支持小径部における前記支持大径部と逆側の端面のうち何れか一方が前記側面部に接触していることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記遮光体は、該遮光体の厚さ方向に高低差を有するように形成されると共に、前記遮光体の進退方向に沿って延び、前記遮光体の幅方向に互いに間隔を空けて形成された1対の段差部を有しており、
1対の前記側面部は、前記段差部を構成する面のうち、高低差のある2つの面を接続する接続面であり、
少なくとも1対の前記接続面には、それぞれに前記支持体のうち2つ以上が接触されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項3に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記遮光体は、前記入射光を遮蔽するための遮光板と該遮光板の周縁部に取り付けられる枠部材とを備えて構成され、
前記段差部は、前記枠部材に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記駆動モータにて直接若しくは間接的に回転駆動される前記支持体の外周には、周方向に複数のギヤ歯が形成されており、
前記遮光体には、前記ギヤ歯が噛合される噛合部が形成されており、
前記駆動モータにより直接若しくは間接的に回転された前記支持体の回転が、前記ギヤ歯を介して前記噛合部に伝達されることにより、前記遮光体が進退されることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
少なくとも3対の前記支持体のうち少なくとも1対の前記支持体は、前記遮光体の表面に接触し、前記遮光体の進退に応じて従動回転されるローラであることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
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