JP2006121013A - コイル部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 巻線と金属端子とを確実に電気的に接続された状態で適切に継線することが可能なコイル部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】 巻線30を第2の端子部分44,54と第1の片部分46,56とで狭持して、各金属端子41,42,51,52に固定する。各金属端子41,42,51,52に固定された巻線30のうち少なくとも第2の片部分47,57に対応する部分の被覆をレーザー照射により除去する。巻線30における被覆が除去された部分を第2の端子部分44,54と第2の片部分47,57とで狭持して、各金属端子41,42,51,52に固定する。巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とを第2の片部分47,57へのレーザー照射又はアークにより溶接する。
【選択図】 図1
【解決手段】 巻線30を第2の端子部分44,54と第1の片部分46,56とで狭持して、各金属端子41,42,51,52に固定する。各金属端子41,42,51,52に固定された巻線30のうち少なくとも第2の片部分47,57に対応する部分の被覆をレーザー照射により除去する。巻線30における被覆が除去された部分を第2の端子部分44,54と第2の片部分47,57とで狭持して、各金属端子41,42,51,52に固定する。巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とを第2の片部分47,57へのレーザー照射又はアークにより溶接する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コイル部品の製造方法に関する。
この種のコイル部品として、巻芯部と当該巻芯部の端に位置する鍔部とを有するコアと、巻芯部に巻回された巻線と、巻線に電気的に接続されると共に鍔部に設けられた金属端子とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、コアの巻芯部に絶縁被覆された導体線を巻回して巻線を形成し、当該巻線を鍔部に設けられた金属端子に溶接(例えば、レーザー溶接)により継線するコイル部品の製造方法が開示されている。特許文献1に記載の製造方法では、金属端子には仮固定用の係止部が形成されており、巻線の一部を係止部にて仮固定した後に巻線を金属端子に継線している。
特開2003−234218号公報
本発明は、巻線と金属端子とを確実に電気的に接続された状態で適切に継線することが可能なコイル部品の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、巻線と金属端子とを確実に電気的に接続された状態で適切に継線し得るコイル部品の製造方法について鋭意研究を行った結果、以下のような事実を新たに見出した。
通常、巻線には、絶縁被覆された導体線が用いられる。このため、巻線と金属端子とを電気的に接続するためには、巻線と金属端子とを継線する前に、被覆を除去しておく必要がある。そこで、本発明者等は、被覆を除去する方法として、以下の2つの方法を発案するに至った。第1の方法は、巻線を形成した際に金属端子に位置する部分の被覆を予め除去しておく方法、すなわち予め所望の位置の被覆が除去された導体線を用いて巻線を形成する方法である。第2の方法は、巻線を金属端子に溶接して継線する際に、熱により被覆を除去する方法である。
しかしながら、いずれの方法も、以下のような問題点を含んでおり、巻線と金属端子とを確実に電気的に接続された状態で適切に継線し得るコイル部品の製造方法としては、不十分である。まず、第1の方法では、巻線を形成した際に、被覆を除去した部分と金属端子との位置ずれが生じてしまうことがあり、巻線と金属端子との電気的な接続が確実に行えなくなる懼れがある。一方、第2の方法では、巻線を形成した後に除去することから、上述した位置ズレの問題は生じ難い。しかしながら、被覆が炭化するなどして、適切に溶接できなくなる懼れがある。
以上のことを鑑みて、本発明に係るコイル部品の製造方法は、巻芯部と当該巻芯部の端に位置する鍔部とを有するコアと、巻芯部に巻回される巻線と、巻線に電気的に接続されると共に鍔部に設けられる金属端子と、を備えるコイル部品の製造方法であって、金属端子は、鍔部に対峙する端子部分と、当該端子部分から伸びる第1及び第2の片部分と、を有しており、巻線を端子部分と第1の片部分とで狭持して、金属端子に固定する工程と、金属端子に固定された巻線のうち少なくとも第2の片部分に対応する部分の被覆をレーザー照射により除去する工程と、巻線における被覆が除去された部分を端子部分と第2の片部分とで狭持して、金属端子に固定する工程と、巻線における被覆が除去された部分と金属端子とを第2の片部分へのレーザー照射又はアークにより溶接する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るコイル部品の製造方法では、まず、巻線が端子部分と第1の片部分とで狭持されて金属端子に固定された後、金属端子に固定された巻線のうち少なくとも第2の片部分に対応する部分の被覆がレーザー照射により除去される。そして、巻線における被覆が除去された部分が端子部分と第2の片部分とで狭持されて、金属端子に固定された後に、巻線における被覆が除去された部分と金属端子とが第2の片部分へのレーザー照射又はアークにより溶接される。したがって、巻線を形成した後に被覆が除去されることから、上述した第1の方法のように位置ズレが生じることはない。また、被覆が除去された状態で溶接が行われることから、巻線における被覆が除去された部分と金属端子とが適切に溶接される。これらの結果、巻線と金属端子とが確実に電気的に接続された状態で適切に継線されることとなる。
また、第2の片部分に対応する部分の被覆をレーザー照射により除去する工程では、互いに異なる複数の方向からのレーザー照射により被覆を除去することが好ましい。この場合、被覆をより一層確実に除去することができる。
本発明によれば、巻線と金属端子とを確実に電気的に接続された状態で適切に継線することが可能なコイル部品の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。本実施形態は、本発明をコモンモードフィルタに適用した例である。
まず、図1〜図6に基づいて、本実施形態に係るコモンモードフィルタ1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係るコモンモードフィルタを示す斜視図である。図2及び図3は、本実施形態に係るコモンモードフィルタに含まれるコアを示す斜視図である。図4は、本実施形態に係るコモンモードフィルタに含まれる金属端子を示す斜視図である。図5及び図6は、本実施形態に係るコモンモードフィルタに含まれるコアの鍔部周辺の断面図である。
コモンモードフィルタ1は、図1に示されるように、コア10と、巻線30と、金属端子40とを備えている。
コア10は、図2及び図3にも示されるように、巻芯部12と、当該巻芯部12の軸方向の両端に形成された一対の鍔部13とを有している。コア10は、いわゆるドラムコアである。コア10は、磁性体(例えば、フェライト等)又は非磁性体(例えば、セラミック等)からなる。巻芯部12は、四角柱形状を呈している。各鍔部13は、直方体形状を呈している。巻芯部12と鍔部13とは、一体的に形成されている。コア10は、その巻芯部12の軸心方向に平行な断面での形状がH字状を呈している。以下、鍔部13については、それぞれが略同一形状であるため、特に明記しない限り、片側のみで説明し、図2及び図3に示すように、巻芯部12の長手方向をX軸方向、巻芯部12の幅方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向と定義して説明する。
各鍔部13は、巻芯部12に連結する第1の部分14と、当該第1の部分14よりY軸方向に延出されている第2の部分15と、第2の部分15の反対方向に延出されている第2の部分16と、を有している。これら第1の部分14と第2の部分15とは、巻芯部12の軸芯を通るZX平面に対して面対称な構成になっている。
第1の部分14は、Z軸方向が長手方向であり且つY軸方向が幅方向であって、巻芯部12と略同一の幅である略直方体形状を呈している。第1の部分14は、一対の第1の側面14a,14bと、一対の第2の側面14c,14dと、一対の第3の側面14e,14fと、を有している。第1の側面14a,14b同士は、X軸方向で見て互いに対向するように位置している。第2の側面14c,14d同士は、Z軸方向で見て互いに対向し、且つ、各第1の側面14a,14bに交差する方向(本実施形態においては、直交する方向)に伸びるように位置している。第3の側面14e,14f同士は、Y軸方向で見て互いに対向し、且つ、各第1の側面14a,14b及び各第2の側面14c,14dに交差する方向(本実施形態においては、直交する方向)に伸びるように位置している。各第1の側面14a,14bは巻芯部12の軸心方向に直交することとなる。第1の側面14bには、巻芯部12が連結されることとなる。
第2の部分15は、第1の部分14の第3の側面14eからY軸方向に伸び、Z軸方向が長手方向である略直方体形状を呈している。第2の部分15は、一対の第1の側面15a,15bと、一対の第2の側面15c,15dと、第3の側面15eと、を有している。第1の側面15a,15b同士は、X軸方向で見て互いに対向するように位置している。第2の側面15c,15d同士は、Z軸方向で見て互いに対向し、且つ、各第1の側面15a,15bに交差する方向に伸びるように位置している。第3の側面15eは、各第1の側面15a,15b及び各第2の側面15c,15dに交差する方向に伸びるように位置している。各第1の側面15a,15bは巻芯部12の軸心方向に直交することとなる。第1の部分14の第2の側面14c及び第3の側面14eと、第2の部分15の第2の側面15cとで、段差が形成されており、第2の部分15の第2の側面15cは第1の部分14の第2の側面14cよりも低い位置にある。
第2の側面15c,15dは、第1〜第3の平面17a〜17cを含んでいる。第2の側面16c,16dは、第1〜第3の平面18a〜18cを含んでいる。
第2の側面15cに含まれる第2の平面17bは、巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に見て第1の平面17aよりも巻芯部12(第1の側面15b)側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に直交する方向(Z軸方向)に見て第1の平面17aよりも他方の第2の側面15d側に位置している。第2の側面15cは、第1の平面17aから第2の平面17bにわたって、段下がり形状を呈することとなる。第2の側面15cに含まれる第3の平面17cは、巻芯部12の軸心方向に見て第1の平面17aよりも第1の側面15a側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向に直交する方向に見て第1の平面17aよりも他方の第2の側面15d側に位置している。
第2の側面15dに含まれる第2の平面17bは、巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に見て第1の平面17aよりも巻芯部12(第1の側面15b)側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に直交する方向(Z軸方向)に見て第1の平面17aよりも他方の第2の側面15c側に位置している。第2の側面15dは、第1の平面17aから第2の平面17bにわたって、段下がり形状を呈することとなる。第2の側面15dに含まれる第3の平面17cは、巻芯部12の軸心方向に見て第1の平面17aよりも第1の側面15a側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向に直交する方向に見て第1の平面17aよりも他方の第2の側面15c側に位置している。第2の側面15dに含まれる第2の平面17bは、第1の部分14の第2の側面14dと同一平面上に位置する。
第1〜第3の平面17a〜17cは、第1の側面15a側から第1の側面15b側に向かって、第3の平面17c、第1の平面17a、第2の平面17bの順に位置している。第1の平面17aと第2の平面17bとの間には傾斜面17dが位置しており、第1の平面17a、傾斜面17d及び第2の平面17bとで段差が形成されている。第1の平面17aと第3の平面17cとの間には、傾斜面17eが位置しており、第1の平面17a、傾斜面17e及び第3の平面17cとで段差が形成されている。
第2の側面15c,15dには、第1の平面17aと第2の平面17bとの境界段差を跨ぐように凹部20が設けられている。凹部20の開口端は、第1の平面17aにおけるX軸方向での途中位置から、傾斜面17d及び第2の平面17bにわたって伸びており、第2の平面17bの第1の側面15b側の端まで至っている。凹部20は、第2の側面15c,15dにおけるY軸方向での略中央に位置している。
第1の平面17aには、当該第1の平面17aの第1の側面15a側の端から凹部20にわたるように、溝部21が設けられている。溝部21の深さは、凹部20の深さよりも浅く設定されている。また、溝部21の開口端の幅(Y軸方向での長さ)は、凹部20の開口端の幅(Y軸方向での長さ)よりも小さく設定されている。
第2の部分16は、第1の部分14の第3の側面14fからY軸方向に伸び、Z軸方向が長手方向である略直方体形状を呈している。第2の部分16は、一対の第1の側面16a,16bと、一対の第2の側面16c,16dと、第3の側面16eと、を有している。第1の側面16a,16b同士は、X軸方向で見て互いに対向するように位置している。第2の側面16c,16d同士は、Z軸方向で見て互いに対向し、且つ、各第1の側面16a,16bに交差する方向に伸びるように位置している。第3の側面16eは、各第1の側面16a,16b及び各第2の側面16c,16dに交差する方向に伸びるように位置している。各第1の側面16a,16bは巻芯部12の軸心方向に直交することとなる。第1の部分14の第2の側面14c及び第3の側面14fと、第2の部分16の第2の側面16cとで、段差が形成されており、第2の部分16の第2の側面16cは第1の部分14の第2の側面14cよりも低い位置にある。
第2の側面16cに含まれる第2の平面18bは、巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に見て第1の平面17aよりも巻芯部12(第1の側面16b)側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に直交する方向(Z軸方向)に見て第1の平面18aよりも他方の第2の側面16d側に位置している。第2の側面16cは、第1の平面18aから第2の平面18bにわたって、段下がり形状を呈することとなる。第2の側面16cに含まれる第3の平面18cは、巻芯部12の軸心方向に見て第1の平面18aよりも第1の側面16a側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向に直交する方向に見て第1の平面18aよりも他方の第2の側面16d側に位置している。
第2の側面16dに含まれる第2の平面18bは、巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に見て第1の平面18aよりも巻芯部12(第1の側面16b)側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向(X軸方向)に直交する方向(Z軸方向)に見て第1の平面18aよりも他方の第2の側面16c側に位置している。第2の側面16dは、第1の平面18aから第2の平面18bにわたって、段下がり形状を呈することとなる。第2の側面16dに含まれる第3の平面18cは、巻芯部12の軸心方向に見て第1の平面18aよりも第1の側面16a側に位置し且つ巻芯部12の軸心方向に直交する方向に見て第1の平面18aよりも他方の第2の側面16c側に位置している。第2の側面16dに含まれる第2の平面18bは、第1の部分14の第2の側面14dと同一平面上に位置する。
第1〜第3の平面18a〜18cは、第1の側面16a側から第1の側面16b側に向かって、第3の平面18c、第1の平面18a、第2の平面18bの順に位置している。第1の平面18aと第2の平面18bとの間には傾斜面18dが位置しており、第1の平面18a、傾斜面18d及び第2の平面18bとで段差が形成されている。第1の平面18aと第3の平面18cとの間には、傾斜面18eが位置しており、第1の平面18a、傾斜面18e及び第3の平面18cとで段差が形成されている。
第2の側面16c,16dには、第1の平面18aと第2の平面18bとの境界段差を跨ぐように凹部22が設けられている。凹部22の開口端は、第1の平面18aにおけるX軸方向での途中位置から、傾斜面18d及び第2の平面18bにわたって伸びており、第2の平面18bの第1の側面16b側の端まで至っている。凹部22は、第2の側面16c,16dにおけるY軸方向での略中央に位置している。
第1の平面18aには、当該第1の平面18aの第1の側面16a側の端から凹部22にわたるように、溝部23が設けられている。溝部23の深さは、凹部22の深さよりも浅く設定されている。また、溝部23の開口端の幅(Y軸方向での長さ)は、凹部22の開口端の幅(Y軸方向での長さ)よりも小さく設定されている。
巻線30は、2本の導体線31を含んでいる。2本の導体線31は、絶縁被覆されており、巻芯部12に巻回されている。2本の導体線31は、互いに電気的に絶縁されると共に、互いに磁気結合する。各導体線31として、絶縁被膜銅線(例えば、ポリウレタン銅線、ポリアミドイミド銅線等)を用いることができる。
金属端子40は、第1の金属端子41,42と、第2の金属端子51,52とを含んでいる。第1の金属端子41,42は、鍔部13の第2の部分15にそれぞれ装着されている。第2の金属端子51,52は、鍔部13の第2の部分16にそれぞれ装着されている。第1の金属端子41及び第2の金属端子51には、一方の導体線31が電気的に接続されている。第1の金属端子42及び第2の金属端子52には、他方の導体線31が電気的に接続されている。
第1の金属端子41,42は、図4にも示されるように、第1の端子部分43と、当該第1の端子部分43の各端部から伸びる一対の第2の端子部分44,45と、第2の端子部分44から伸びる第1及び第2の片部分46,47を有している。第1の端子部分43と、一対の第2の端子部分44,45と、第1及び第2の片部分46,47とは、金属板を折り曲げ加工することにより形成される。第1の端子部分43は、鍔部13の第2の部分15の第1の側面15aに対峙する。第2の端子部分44は、鍔部13の第2の部分15の第2の側面15cに対峙する。第2の端子部分45は、鍔部13の第2の部分15の第2の側面15dに対峙する。一対の第2の端子部分44,45のそれぞれの先端部は、巻芯部12方向に折り曲げられている。
第2の端子部分44には、凸部48が第2の側面15cに設けられた凹部20に対応する位置に設けられている。凸部48は、第2の端子部分45に向かって突出している。第2の端子部分45には、凸部49が第2の側面15dに設けられた凹部20に対応する位置に設けられている。凸部49は、第2の端子部分44に向かって突出している。
第1及び第2の片部分46,47は導体線31を継線するためのものであり、第2の端子部分44とで導体線31を挟持する。第1及び第2の片部分46,47は、第2の端子部分44におけるY軸方向での一方の端部から伸びている。第1の片部分46は、導体線31を固定するための係止片であり、図4にて示された状態から曲げられることにより、第2の端子部分44とで導体線31を挟持する。第2の片部分47は、レーザー溶接により主に溶融状態とされるための係止片であり、図4にて示された状態から曲げられることにより、第2の端子部分44とで導体線31を挟持する。図1では、図示を省略するが、第1及び第2の片部分46,47と第2の端子部分44とで導体線31を挟持した状態でレーザー溶接を行うことにより、第1の金属端子41と導体線31とが機械的及び電気的に接続される。図4に示されるように、曲げられる前の状態では、第1の片部分46と第2の端子部分44とが成す角度は略45°であり、第2の片部分47と第2の端子部分44とが成す角度は略90°である。
図4に示されるように、第1の金属端子41,42が鍔部13に装着されていない状態で、第1の端子部分43と、一対の第2の端子部分44,45とがそれぞれ成す角度は、いずれも鋭角(例えば、86°程度)である。また、第1の金属端子41,42が鍔部13に装着されていない状態で、第1の端子部分43のZ軸方向の長さは第1の側面15aのZ軸方向の長さよりも僅かに大きく、一対の第2の端子部分44,45の端部のZ軸方向での間隔は、第1の側面15aのZ軸方向の長さよりも僅かに小さい。
第1の金属端子41,42は、図5にも示されるように、凸部48,49が凹部20に入った状態で一対の第2の端子部分44,45により一対の第2の側面15c,15dを狭持することにより、鍔部13の第2の部分15に設けられる。第1の金属端子41,42を鍔部13の第2の部分15にそれぞれ装着する場合、第1の金属端子41,42は、一対の第2の端子部分44,45の間隔が広げられながら、第2の部分15の第1の側面15a側から第2の部分15に外挿される。このとき、凸部48,49は、第2の側面15c,15dに設けられた溝部21に係合し、第1の金属端子41,42の導入方向を規定する。
第2の金属端子51,52は、図4にも示されるように、第1の端子部分53と、当該第1の端子部分53の各端部から伸びる一対の第2の端子部分54,55と、第2の端子部分54から伸びる第1及び第2の片部分56,57を有している。第1の端子部分53と、一対の第2の端子部分54,55と、第1及び第2の片部分56,57とは、金属板を折り曲げ加工することにより形成される。第1の端子部分53は、鍔部13の第2の部分16の第1の側面16aに対峙する。第2の端子部分54は、鍔部13の第2の部分16の第2の側面16cに対峙する。第2の端子部分55は、鍔部13の第2の部分16の第2の側面16dに対峙する。一対の第2の端子部分54,55のそれぞれの先端部は、巻芯部12方向に折り曲げられている。
第2の端子部分54には、凸部58が第2の側面16cに設けられた凹部22に対応する位置に設けられている。凸部58は、第2の端子部分55に向かって突出している。第2の端子部分55には、凸部59が第2の側面16dに設けられた凹部22に対応する位置に設けられている。凸部59は、第2の端子部分54に向かって突出している。
第1及び第2の片部分56,57は導体線31を継線するためのものであり、第2の端子部分54とで導体線31を挟持する。第1及び第2の片部分56,57は、第2の端子部分54におけるY軸方向での他方の端から伸びている。第1の片部分56は、導体線31を固定するための係止片であり、図4にて示された状態から曲げられることにより、第2の端子部分54とで導体線31を挟持する。第2の片部分57は、レーザー溶接により主に溶融状態とされるための係止片であり、図4にて示された状態から曲げられることにより、第2の端子部分54とで導体線31を挟持する。図1では、図示を省略するが、第1及び第2の片部分56,57と第2の端子部分54とで導体線31を挟持した状態でレーザー溶接を行うことにより、第2の金属端子51と導体線31とが機械的及び電気的に接続される。図4に示されるように、曲げられる前の状態では、第1の片部分56と第2の端子部分54とが成す角度は略45°であり、第2の片部分57と第2の端子部分54とが成す角度は略90°である。
図4に示されるように、第2の金属端子51,52が鍔部13に装着されていない状態で、第1の端子部分53と、一対の第2の端子部分54,55とがそれぞれ成す角度は、いずれも鋭角(例えば、86°程度)である。また、第2の金属端子51,52が鍔部13に装着されていない状態で、第1の端子部分53のZ軸方向の長さは第1の側面16aのZ軸方向の長さよりも僅かに大きく、一対の第2の端子部分54,55の端部のZ軸方向での間隔は、第1の側面16aのZ軸方向の長さよりも僅かに小さい。
第2の金属端子51,52は、図6にも示されるように、凸部58,59が凹部22に入った状態で一対の第2の端子部分54,55により一対の第2の側面16c,16dを狭持することにより、鍔部13の第2の部分16に設けられる。第2の金属端子51,52を鍔部13の第2の部分16にそれぞれ装着する場合、第2の金属端子51,52は、一対の第2の端子部分54,55の間隔が広げられながら、第2の部分16の第1の側面16a側から第2の部分16に外挿される。このとき、凸部58,59は、第2の側面16c,16dに設けられた溝部23に係合し、第2の金属端子51,52の導入方向を規定する。
次に、図7〜図14に基づいて、本実施形態に係るコモンモードフィルタ1の製造過程について説明する。図7〜図14は、本実施形態に係るコモンモードフィルタの製造過程を説明するための図である。
まず、コア10と、金属端子40(第1の金属端子41,42及び第2の金属端子51,52)とを用意する。そして、図7に示されるように、コア10に各金属端子41,42,51,52を装着する(端子装着工程)。ここでは、各金属端子41,42,51,52を、上述したように、鍔部13の各対応する部分15,16の第1の側面15a,16a側から各凸部48,49,58,59が対応する凹部20,22に嵌る位置まで外挿する。その後、第2の端子部分44,45,54,55の各先端部を、巻芯部12方向に折り曲げる。
次に、1本の導体線31を用意し、図8に示されるように、巻芯部12に巻回する(巻線工程)。そして、図9に示されるように、導体線31の所望の位置を第1の片部分46,56と第2の端子部分44,54とで挟持し、導体線31を各金属端子41,52に固定する(第1の仮固定工程)。その後、導体線31を各金属端子41,52に固定した後、導体線31を切断する(切断工程)。
次に、1本の導体線31を用意し、巻芯部12に巻回する(巻線工程)。そして、図10に示されるように、導体線31の所望の位置を第1の片部分46,56と第2の端子部分44,54とで挟持し、導体線31を各金属端子51,42に固定する(第1の仮固定工程)。その後、導体線31を各金属端子51,42に固定した後、導体線31を切断する(切断工程)。これらにより、巻線30が形成されることとなる。各第1の片部分46,56は、曲げられる前の状態では第2の端子部分44,54との成す角度が略45°であり、第1の片部分46,56を容易に曲げることができる。なお、図8〜10において、導体線31は既に切断した状態で示されている。
次に、図11に示されるように、巻線30(各導体線31)の被覆を除去する(被覆除去工程)。被覆の除去は、各金属端子41,42,51,52に固定された巻線30のうち少なくとも第2の片部分47,57に対応する部分の被覆をレーザー照射により行う。ここでは、互いに異なる複数の方向(本実施形態では、異なる2方向)D1,D2からのレーザー照射により被覆を除去する。第2の片部分47,57と第2の端子部分44,54とが成す角度は略90°であるので、第2の片部分47,57はレーザー照射に対して障害とはなり難い。レーザーには、例えばYAGレーザーを用いることができる。レーザー照射は、異なる2方向D1,D5から行ってもよく、また、異なる2方向D3,D4から行ってもよい。方向D1と方向D2とでは、135°程度ずれている。方向D1と方向D5、及び、方向D3と方向D4とでは、それぞれ180°程度ずれている。
次に、図1に示されるように、第2の片部分47,57を曲げて、巻線30における被覆が除去された部分を第2の端子部分44,54と第2の片部分47,57とで狭持する。これにより、巻線30の両端部が各金属端子41,42,51,52に固定されることとなる(第2の仮固定工程)。
次に、図12に示されるように、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とを第2の片部分47,57へのレーザー照射により溶接する。これにより、巻線30が各金属端子41,42,51,52に継線されることとなる(継線工程)。レーザー光の照射領域LAは、図13に示されるように、第2の片部分47,57と巻線30とを含むように設定されることが好ましい。レーザーには、被覆除去工程と同様に、例えばYAGレーザーを用いることができる。巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52との溶接には、レーザー照射による溶接の代わりに、アークによる溶接を用いることができる。
これらの工程を経て、上述した構成を有するコモンモードフィルタ1が得られることとなる。
以上のように、本実施形態においては、まず、巻線30が第2の端子部分44,54と第1の片部分46,56とで狭持されて各金属端子41,42,51,52に固定された後、各金属端子41,42,51,52に固定された巻線30のうち少なくとも第2の片部分47,57に対応する部分の被覆がレーザー照射により除去される。そして、巻線30における被覆が除去された部分が第2の端子部分44,54と第2の片部分47,57とで狭持されて、各金属端子41,42,51,52に固定された後に、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とが第2の片部分47,57へのレーザー照射により溶接される。したがって、巻線30を形成した後に被覆が除去されることから、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52との間に位置ズレが生じることはない。また、被覆が除去された状態で溶接が行われることから、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とが適切に溶接される。これらの結果、巻線30と各金属端子41,42,51,52とが確実に電気的に接続された状態で適切に継線されることとなる。
また、本実施形態において、被覆除去工程では、互いに異なる複数の方向D1,D2からのレーザー照射により被覆を除去している。これにより、被覆をより一層確実に除去することができる。レーザー照射方向は、互いに135°程度以上ずれていることが好ましい。
次に、図9、図10、及び図14〜図17に基づいて、本実施形態に係るコモンモードフィルタの製造過程の変形例について説明する。図14〜図17は、本実施形態に係るコモンモードフィルタの製造過程の変形例を説明するための図である。
まず、端子装着工程については、上述した実施形態における端子装着工程と同じであり、説明を省略する。
次に、1本の導体線31を用意し、図14に示されるように、導体線31の所望の位置を一方の第1の金属端子41の第1の片部分46と第2の端子部分44とで挟持し、導体線31を一方の第1の金属端子41に固定する(第1の仮固定工程)。そして、図15に示されるように、導体線31を巻芯部12に巻回する(巻線工程)。続いて、図9に示されるように、導体線31の所望の位置を他方の第2の金属端子52の第1の片部分56と第2の端子部分54とで挟持し、導体線31を他方の第2の金属端子52に固定する(第1の仮固定工程)。その後、導体線31を切断する(切断工程)。これにより、巻線30が形成されることとなる。なお、図14及び図15において、導体線31は既に切断した状態で示されている。
次に、1本の導体線31を用意し、図16に示されるように、導体線31の所望の位置を一方の第2の金属端子51の第1の片部分56と第2の端子部分54とで挟持し、導体線31を一方の第2の金属端子51に固定する(第1の仮固定工程)。そして、図17に示されるように、導体線31を巻芯部12に巻回する(巻線工程)。続いて、図10に示されるように、導体線31の所望の位置を他方の第1の金属端子42の第1の片部分46と第2の端子部分44とで挟持し、導体線31を他方の第1の金属端子42に固定する(第1の仮固定工程)。その後、導体線31を切断する(切断工程)。これにより、巻線30が形成されることとなる。なお、図16及び図17において、導体線31は既に切断した状態で示されている。
被覆除去工程、第2の仮固定工程及び継線工程については、上述した実施形態における各工程と同じであり、説明を省略する。これらの工程によっても、上述した構成を有するコモンモードフィルタ1が得られることとなる。
以上のように、上記変形例においても、上述した本実施形態と同様に、巻線30を形成した後に被覆が除去されることから、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52との間に位置ズレが生じることはない。また、被覆が除去された状態で溶接が行われることから、巻線30における被覆が除去された部分と各金属端子41,42,51,52とが適切に溶接される。これらの結果、巻線30と各金属端子41,42,51,52とが確実に電気的に接続された状態で適切に継線されることとなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、コア10は、上述した形状のコアに限られない。また、コモンモードフィルタ1は、当該コモンモードフィルタ1の上面を平坦面として、自動装着機の吸着ノズルで吸着可能にするために、板状コアを備えていてもよい。板状コアの代わりに、セラミック製の板や樹脂製の板を備えていてもよく、コモンモードフィルタ1を樹脂モールドしてもよい。
本実施形態において、各第1の片部分46,56は、曲げられる前の状態では第2の端子部分44,54との成す角度が略45°に設定されているが、これに限られるものではなく、例えば、図18に示されるように略90°に設定されていてもよい。また、各第2の片部分47,57の形状は、図4等に示された形状に限られることなく、図19に示されるように、第1の片部分46,56と同様な形状であってもよい。
本実施形態では、コア10としてドラムコアを採用しているが、これに限られるものではない。例えば、コア10は、図20に示されるように、一対の巻芯部12と、当該一対の巻芯部12の軸方向の両端に形成された一対の鍔部13とを有する形状であってもよい。図20に示されたコモンモードフィルタ1では、各巻芯部12に1本の導体線31が巻回されている。
本実施形態では、本発明をコモンモードフィルタ1に適用しているが、これに限られることなく、コモンモードフィルタ以外のコイル部品(例えば、巻線30が1本あるいは3本以上有するインダクタ部品等)に本発明を適用してもよい。
1…コモンモードフィルタ、10…コア、12…巻芯部、13…鍔部、30…巻線、31…導体線、40…電極、41,42…第1の金属端子、43…第1の端子部分、44,45…第2の端子部分、46…第1の片部分、47…第2の片部分、51,52…第2の金属端子、53…第1の端子部分、54,55…第2の端子部分、56…第1の片部分、57…第2の片部分。
Claims (2)
- 巻芯部と当該巻芯部の端に位置する鍔部とを有するコアと、前記巻芯部に巻回される巻線と、前記巻線に電気的に接続されると共に前記鍔部に設けられる金属端子と、を備えるコイル部品の製造方法であって、
前記金属端子は、前記鍔部に対峙する端子部分と、当該端子部分から伸びる第1及び第2の片部分と、を有しており、
前記巻線を前記端子部分と前記第1の片部分とで狭持して、前記金属端子に固定する工程と、
前記金属端子に固定された前記巻線のうち少なくとも前記第2の片部分に対応する部分の被覆をレーザー照射により除去する工程と、
前記巻線における被覆が除去された前記部分を前記端子部分と前記第2の片部分とで狭持して、前記金属端子に固定する工程と、
前記巻線における被覆が除去された前記部分と前記金属端子とを前記第2の片部分へのレーザー照射又はアークにより溶接する工程と、を備えることを特徴とするコイル部品の製造方法。 - 前記第2の片部分に対応する前記部分の被覆をレーザー照射により除去する工程では、互いに異なる複数の方向からのレーザー照射により被覆を除去することを特徴とする請求項1に記載のコイル部品の製造方法。
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