JP2006199732A - 芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と;芳香族ビニル単量体(b1)0.5〜99.5質量%、式(I)で表される単量体(b2)0.5〜99.5質量%、他の単量体(b3)0〜40質量%からなる単量体混合物[単量体(b1)〜(b3)の合計は100質量%]を重合して得られる重合体である流動性向上剤(B)と;安定剤(C)とを含有する芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物およびその成形品。
【化1】
(式中R1 は水素原子またはメチル基、R2 は置換基を有していてもよいフェニル基。)
【選択図】 なし
Description
(1)の方法は、溶融流動性が大きく向上するものの、必要以上の分子量低下は芳香族ポリカーボネート系樹脂からなる成形品の耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性を損なう。よって、成形品の優れた特性を保持したまま、芳香族ポリカーボネート系樹脂の低分子量化によって芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物の溶融流動性を向上させるには限界がある。
(6)の方法では、低分子量のスチレン系共重合体の少量添加によって、成形品の耐熱性をある程度保持したまま、芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物の溶融流動性の向上が可能であるものの、いまだ相溶性が不充分である。そのため、成形品に表層剥離が生じやすく、それに伴って、衝撃強度、実用上重要なウエルド外観、面衝撃が充分でないという問題点を残している。
また、従来の方法により、芳香族ポリカーボネート系樹脂系組成物からなる成形品を大型化および軽量、薄肉化するためには、次のような問題点がある。
例えば、(1)の方法では、溶融粘度が低下し、溶融流動性が大きく向上するものの、分子量が低下するにつれて、耐熱性、耐衝撃性等の機械特性が低下し、さらには耐薬品性も損なわれる問題がある。
本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、さらに難燃剤(E)を含有していてもよい。
本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、さらに帯電防止剤(F)を含有していてもよい。
そして、本発明の成形品は、本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を成形してなるものである。
本発明の成形品は、透明性、耐熱性、耐薬品性(さらには、剛性、難燃性、帯電防止性等)に優れる。
芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)は、芳香族ヒドロキシ化合物と、ジフェニルカーボネート等の炭酸ジエステルまたはホスゲンとを反応させることによって得られる芳香族ポリカーボネート重合体または共重合体である。芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)は、分岐状のものであってもよい。分岐状の芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)の場合、芳香族ヒドロキシ化合物としては、芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香族ポリヒドロキシ化合物等とが併用される。
芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)の分子量は、溶媒として塩化メチレンを用い、温度25℃で測定された溶液粘度より換算した粘度平均分子量で、14000〜40000が好ましく、16000〜30000がより好ましく、18000〜26000が特に好ましい。また、2種以上の芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)を混合して用いてもよい。
本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物には、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)が本来有する優れた透明性、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性、自己消火性(難燃性)等を損なわない範囲、具体的には芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)100質量部に対して50質量部以下の範囲で、必要に応じて他の樹脂および/またはエラストマーを配合してもよい。
流動性向上剤(B)は、芳香族ビニル単量体(b1)0.5〜99.5質量%、下記式(I)で表される単量体(b2)0.5〜99.5質量%、および他の単量体(b3)0〜40質量%からなる単量体混合物[ただし、単量体(b1)〜(b3)の合計は100質量%である。]を重合して得られる重合体である。
流動性向上剤(B)は、溶融成形時には、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と相分離挙動を示し、かつ成形品の使用温度領域では、耐剥離性が良好なレベルとなるような、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との相溶性(親和性)を示すため、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)の特性(耐熱性、耐衝撃性等)を損なうことなく、従来にない著しい溶融流動性(成形性)および耐薬品性の向上効果を発現する。
芳香族ビニル単量体(b1)の含有量が99.5質量%を超えると、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との相溶性が不充分となり、結果、成形品が層状剥離を引き起こし、外観および機械特性を損なう場合がある。芳香族ビニル単量体(b1)の含有量が0.5質量%未満であると、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との相溶性が良くなりすぎるため、溶融時に相分離挙動を充分に発揮することができず、溶融流動性の向上効果が低下するとともに、耐薬品性の向上効果が低下する傾向にある。
単量体(b2)の含有量が0.5質量%未満であると、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との相溶性が不充分となり、結果、成形品が層状剥離を引き起こし、外観および機械特性を損なう場合がある。単量体(b2)の含有量が99.5質量%を超えると、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との相溶性が良くなりすぎるため、溶融時に相分離挙動を充分に発揮することができず、溶融流動性の向上効果が低下するとともに、耐薬品性の向上効果が低下する傾向にある。
極めて高度な透明性を発現する重合体としては、芳香族ビニル単量体(b1)0.5〜40質量%と、単量体(b2)60〜99.5質量%とからなる重合体(B1)(両者の合計量は100質量%である)、芳香族ビニル単量体(b1)60〜99.5質量%と、単量体(b2)0.5〜40質量%とからなる重合体(B2)(両者の合計量は100質量%である)の2つが挙げられる。
安定剤(C)は、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、熱安定剤である。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)等が挙げられる。光安定剤は、紫外線吸収剤と併用することが好ましい。
光安定剤の配合量は、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と他の樹脂および/またはエラストマーと流動性向上剤(B)との合計100質量部に対して、0.01〜2質量部が好ましい。
酸化防止剤としては、公知の酸化防止剤、例えば、ヒンダードフェノール等のフェノール系酸化防止剤;ホスファイト系酸化防止剤、ホスホナイト系酸化防止剤等のリン系酸化防止剤;チオエーテル系等のイオウ系酸化防止剤等が挙げられる。これらのうち、低揮発性で耐油性のよいフェノール系酸化防止剤と、成形時の初期色を改良するリン系酸化防止剤との併用が好ましい。
熱安定剤としては、燐酸誘導体である燐酸エステル、亜リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸、これらのエステル等が挙げられる。
熱安定剤の配合量は、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と他の樹脂および/またはエラストマーと流動性向上剤(B)との合計100質量部に対して、0.001〜0.15質量部が好ましく、0.002〜0.07質量部がより好ましい。
無機充填剤(D)としては、例えば、ガラス繊維、ガラスミルドファイバー、ガラスフレーク、ガラスビーズ、炭素繊維、シリカ、アルミナ、酸化チタン、硫酸カルシウム粉体、石膏、石膏ウィスカー、硫酸バリウム、タルク、マイカ、クレー等の層状化合物、ワラストナイト、珪酸カルシウム、カーボンブラック、グラファイト、鉄粉、銅紛、二硫化モリブデン、炭化ケイ素、炭化ケイ素繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、チタン酸カリウム繊維等のウィスカー、芳香族ポリアミド繊維等が挙げられる。これらのうち、ミルドファイバー、カットファイバー、ガラスパウダー等と呼称されている市販のガラス繊維、ピッチ系、PAN系等の炭素繊維等の繊維状補強剤、層状化合物が好ましい。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、繊維状補強剤または層状化合物に各種表面処理を施したものであってもよい。
また、芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物からなる成形品の優れた透明性を損なわない無機充填剤(D)としては、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)との屈折率の差が0.015以下のガラス繊維または50〜200ミリ当量/100gの陽イオン交換容量を有する層状珪酸塩が特に好ましい。
50〜200ミリ当量/100gの陽イオン交換容量を有する層状珪酸塩は、SiO2 連鎖からなるSiO4 四面体シート構造と、Al、Mg、Li等を含む八面体シート構造とを組み合わせた層からなり、その層間に交換性陽イオンが配位した珪酸塩(シリケート)または粘土鉱物(クレー)である。珪酸塩(シリケート)または粘土鉱物(クレー)としては、スメクタイト系鉱物、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性雲母等が挙げられる。
これら層状珪酸塩は、天然品または合成品のいずれであってもよい。合成品は、例えば、水熱合成、溶融合成、固体反応によって製造される。層状珪酸塩のうち、陽イオン交換容量等の点から、モンモリロナイト、ヘクトライト等のスメクタイト系粘土鉱物、Li型フッ素テニオライト、Na型フッ素テニオライト、Na型四珪素フッ素雲母等の膨潤性を持ったフッ素雲母が好ましく、ベントナイトを精製して得られるモンモリロナイトまたは合成フッ素雲母が、純度等の点からより好ましい。これらのうち、良好な機械特性、熱安定性が得られる合成フッ素雲母が特に好ましい。
難燃剤(E)としては、テトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェニルオキサイド等の臭素系難燃剤、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン等の塩素系難燃剤等のハロゲン系難燃剤;非ハロゲンリン酸エステル系難燃剤(モノフォスフェート/縮合)、含ハロゲンリン酸エステル系難燃剤(モノフォスフェート/縮合)、無機リン酸塩系難燃剤、赤リン系難燃剤等のリン系難燃剤;三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機系難燃剤;有機塩系難燃剤、シリコーン系難燃剤等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
有機塩系難燃剤としては、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホン酸ジカリウム、ジフェニルスルホン−3−スルホン酸カリウム、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸カリウム、ビス(2,6−ジブロモ−4−クミルフェニル)リン酸カリウム、ビス(4−クミルフェニル)リン酸ナトリウム、ビス(p−トルエンスルホン)イミドカリウム、ビス(ジフェニルリン酸)イミドカリウム、ビス(2,4,6−トリブロモフェニル)リン酸カリウム、ビス(2,4−ジブロモフェニル)リン酸カリウム、ビス(4−ブロモフェニル)リン酸カリウム、ジフェニルリン酸カリウム、ジフェニルリン酸ナトリウム、パーフルオロブタンスルホン酸カリウム、ラウリル硫酸ナトリウムまたはカリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウムまたはカリウム等が挙げられる。
芳香族リン酸エステル系難燃剤としては、トリフェニルホスフェート、トリス(2,6−キシリル)ホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)レゾルシンジホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)ヒドロキノンジホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)−4,4’−ビフェノールジホスフェート、テトラフェニルレゾルシンジホスフェート、テトラフェニルヒドロキノンジホスフェート、テトラフェニル−4,4’−ビフェノールジホスフェート、芳香環ソースがレゾルシンおよびフェノールでありフェノール性OH基を含まない芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがレゾルシンおよびフェノールでありフェノール性OH基を含む芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがヒドロキノンおよびフェノールでありフェノール性OH基を含まない芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがヒドロキノンおよびフェノールでありフェノール性OH基を含む芳香族ポリホスフェート(以下に示す「芳香族ポリホスフェート」は、フェノール性OH基を含む芳香族ポリホスフェートおよび含まない芳香族ポリホスフェートの両方を意味するものとする)、芳香環ソースがビスフェノールAおよびフェノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがテトラブロモビスフェノールAおよびフェノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがレゾルシンおよび2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがヒドロキノンおよび2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがビスフェノールAおよび2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがテトラブロモビスフェノールAおよび2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート等が挙げられる。
帯電防止剤(E)としては、スルホン酸のアルキル金属塩、スルホン酸のホスホニウム塩、アンモニウム塩等のアニオン系、カチオン系、両性系、非イオン系の各種界面活性剤;ポリエチレンオキサイド、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルアミドイミド、エチレンオキシド・エビハロヒドリン共重合体、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート共重合体等のポリエーテル系の高分子型帯電防止剤;脂肪酸エステル化合物、カーボン、グラファイト、金属粉末等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
スルホン酸金属塩およびホスホニウム塩しては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベンゼンスルホン酸カルシウム、ベンゼンスルホン酸マグネシウム、ベンゼンスルホン酸バリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ホスホニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩等が挙げられる。
本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物には、溶融成形時の金型からの離型性をより向上させるために、本発明の目的を損なわない範囲で離型剤を添加してもよい。離型剤としては、脂肪酸エステル、ポリオルガノシロキサン、パラフィンワックス、蜜蝋等が挙げられる。離型剤の添加量は、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と他の樹脂および/またはエラストマーと流動性向上剤(B)との合計100質量部に対して、0.001〜0.5質量部が好ましい。
ブルーイング剤の添加量は、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)と他の樹脂および/またはエラストマーと流動性向上剤(B)との合計100質量部に対して、0.05〜2ppmが好ましく、0.5〜1.5ppmがより好ましい。ブルーイング剤の添加量が多すぎると、成形品の青みが強くなって視感透明度が低下する場合がある。
タイプ3に分類されるもの以外のポリテトラフルオロエチレンとしては、例えば、アルゴフロンF5(モンテフルオス(株)製)、ポリフロンMPA、ポリフロンFA−100(ダイキン工業(株)製)等が挙げられる。これらポリテトラフルオロエチレンは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、例えば、芳香族ポリカーボネート系樹脂(A)、流動性向上剤(B)、および安定剤(C)、必要に応じて他の樹脂、エラストマー、無機充填剤(D)、難燃剤(E)、帯電防止剤(F)、他の添加剤を、タンブラー、V型ブレンダー、スーパーミキサー、ナウターミキサー、バンバリーミキサー、混練ロール、押出機等で混合することによって調製することができる。
また、本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、実試用温度領域内(室温〜高温)において透明性が保たれた成形品を提供することが可能である。ここでいう高温とは、60〜100℃の範囲である。
本発明の成形品は、本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物をそのまま、または溶融押出機で一旦ペレット状にしてから、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法、ブロー成形法、注型成形法等の公知の方法で成形することにより得られる。特に、本発明の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、射出成形品の原料として有用である。
流動性向上剤(B−1)の製造:
冷却管および攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに、アニオン系乳化剤(「ラテムルASK」、花王(株)製)(固形分28%)1.0部(固形分)、蒸留水295部を仕込み、窒素雰囲気下に水浴中で80℃まで加熱した。ついで、セパラブルフラスコ内に、硫酸第一鉄0.0001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.0003部、ロンガリット0.3部を蒸留水5部に溶かしたものを加え、その後、スチレン87.5部、メタクリル酸フェニル12.5部、t−ブチルヒドロパーオキサイド0.2部、n−オクチルメルカプタン0.5部の混合物を180分かけて滴下した。その後、80℃で60分間攪拌し、重合体エマルションを得た(重合率は98%)。
流動性向上剤(B−2)の製造:
n−オクチルメルカプタンの量を0.5部から0.2部に変更した以外は、製造例1と同様の方法により重合体(流動性向上剤(B−2))を得た(重合率は98%)。質量平均分子量(Mw)は97000、分子量分布(Mw/Mn)は2.0であった。
流動性向上剤(B−3)の製造:
スチレンを25部、メタクリル酸フェニル75部、n−オクチルメルカプタンの量を0.5部から2部に変更した以外は、製造例1と同様の方法により重合体(流動性向上剤(B−3))を得た(重合率は99%)。質量平均分子量(Mw)は27000、分子量分布(Mw/Mn)は1.9であった。
流動性向上剤(B−4)の製造:
冷却管および攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに、リン酸カルシウム0.4部、蒸留水150部を仕込み、ついでスチレン87.5部、メタクリル酸フェニル12.5部、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)1部、α−メチルスチレンダイマー0.7部を溶解した混合物を加え、しばらく攪拌した後、窒素バブリングを30分実施した。窒素雰囲気下、80℃で4時間攪拌し、さらに90℃で1時間攪拌を行った。沈殿物を分離、洗浄した後、75℃で24時間乾燥し、重合体(流動性向上剤(B−4))を得た(重合率は98%)。質量平均分子量(Mw)は47000、分子量分布(Mw/Mn)は2.0であった。
流動性向上剤(B’−5)の製造:
スチレン87.5部、メタクリル酸フェニル12.5部を、スチレンを96部、アクリル酸n−ブチル4部に変更し、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)1部、α−メチルスチレンダイマー0.7部を、過酸化ベンゾイル1.2部に変更した以外は、製造例4と同様の方法により重合体(流動性向上剤(B’−5))を得た(重合率は97%)。質量平均分子量(Mw)は150000、分子量分布(Mw/Mn)は3.3であった。
芳香族ポリカーボネート系樹脂として以下のものを用意した。
PC1:芳香族ポリカーボネート系樹脂、「パンライトL1225WS」、帝人化成(株)製、粘度平均分子量2.1万。
PC2:芳香族ポリカーボネート系樹脂、「パンライトL1225ZL」、帝人化成(株)製、粘度平均分子量1.8万。
得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物について、後述の(1)〜(5)の評価を行った。その結果を表2に示す。
(1)溶融流動性:
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物のスパイラルフロー長さ(SFL)を、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)を用いて評価した。成形温度は280℃、金型温度は80℃、射出圧力は98MPaとした。また、成形品の厚さは2mm、幅は15mmとした。
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、厚さ2mm、15cm角の平板を作製し、これを切断して厚さ2mm、15cm×2.5cmの成形品を得た。試験片を120℃で2時間アニール処理した後、カンチレバー試験を行い、薬品塗布による試験片の破断時間を測定した。測定は、試験温度:23℃、荷重:20MPa、溶媒:トルエン/イソオクタン=1/1vol比で実施した。
(2)で得られた成形品の突き出しピン跡にカッターで切り込みを入れ、剥離状態を目視で観察した。評価基準は以下の通りである。
○:剥離なく良好。
×:表層剥離が見られる。
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、厚さ1/4インチの成形品を成形した。成形品の荷重たわみ温度をASTM D648に準拠して測定した。アニール処理は120℃で1時間実施し、荷重は1.82MPaとした。
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、厚さ3mm、5cm角の平板の成形品を成形した。
成形品の全光線透過率、ヘイズをASTM D1003に準拠して23℃と100℃で測定した。
一方、比較例1で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、相溶性が不充分なため、良好な耐剥離性が得られず、溶融流動性および耐薬品性の向上も得られなかった。
また、比較例2、3で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、流動性向上剤(B)を含んでおらず、充分な流動性および耐薬品性が得られなかった。
芳香族ポリカーボネート系樹脂を含む樹脂材料として以下のものを用意した。
PC3:芳香族ポリカーボネート系樹脂(「ユーピロンS−2000F」、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製、粘度平均分子量2.5万)と、スチレン−アクリロニトリル樹脂(「SR 30B」、ユーエムジー・エービーエス(株)製)とを、95/5質量比で混合したもの。
PC4:芳香族ポリカーボネート系樹脂(「ユーピロンS−2000F」、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製、粘度平均分子量2.5万)と、ポリエステル系エラストマー(「ペルプレンP−40」、東洋紡(株)製)とを95/5質量比で混合したもの。
得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂について、上述の(1)〜(4)の評価、および後述の(6)の評価を行った。その結果を表3に示す。
(6)透明性:
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、厚さ2mm、5cm×10cmの平板の成形品を成形した。成形品の透明性を目視により以下基準で評価した。
○:透明性良好。
△:透明感あり。
×:透明性なし。
一方、比較例4、5で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、流動性向上剤(B)を含んでおらず、充分な流動性および耐薬品性が得られなかった。
芳香族ポリカーボネート系樹脂および無機充填剤として以下のものを用意した。
PC5:芳香族ポリカーボネート系樹脂、「タフロンFN1700」、出光石油化学(株)製、粘度平均分子量1.7万、屈折率1.585。
ガラス繊維1:「CS03MAFT737K25」、旭ファイバーグラス(株)製、屈折率1.545、平均繊維長さ3mm、平均繊維直径13μm、収束剤:ウレタン系収束剤。
ガラス繊維2:「ECRガラス繊維」、旭ファイバーグラス(株)製、屈折率1.579、平均繊維長さ3mm、平均繊維直径13μm、収束剤:ウレタン系収束剤。
得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂について、後述の(7)、上述の(2)〜(4)、(6)の評価を行った。その結果を表4に示す。
(7)溶融流動性:
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物のスパイラルフロー長さ(SFL)を、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)を用いて評価した。成形温度は290℃、金型温度は80℃、射出圧力は98MPaとした。また、成形品の厚さは2mm、幅は15mmとした。
一方、比較例6、7で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、流動性向上剤(B)を含んでおらず、充分な流動性および耐薬品性が得られなかった。
芳香族ポリカーボネート系樹脂、これを含む樹脂材料、および難燃剤として以下のものを用意した。
PC5:芳香族ポリカーボネート系樹脂、「タフロンFN1700」、出光石油化学(株)製、粘度平均分子量1.7万。
PC6:芳香族ポリカーボネート系樹脂(「タフロンFN1700」、出光石油化学(株)製、粘度平均分子量1.7万)と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(「UX 050」、ユーエムジー・エービーエス(株)製)と、スチレン−アクリロニトリル樹脂(「SR 30B」、ユーエムジー・エービーエス(株)製)とを、80/10/10質量比で混合したもの。
難燃剤1:「メガファックF114」、パーフルオロブタンスルフォン酸カリウム、大日本インキ化学工業(株)製。
難燃剤2:「PX−200」、縮合型リン酸エステル系難燃剤、大八化学工業(株)製。
得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物について、上述の(1)〜(4)、(6)、および後述の(8)の評価を行った。その結果を表5に示す。
(8)難燃性:
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、肉厚1/8インチの試験片を得た。得られた5個の成形品の難燃性を、アンダーライターズラボラトリーズインコーポレーションのブレチン94、材料分類のための燃焼試験UL94/V−0、V−1、V−2に示される試験法に基づいて評価した。UL94についての各Vの等級の基準は概略次の通りである。
V−0:点火炎を取り除いた後の平均火炎保持時間が5秒以下であり、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V−1:点火炎を取り除いた後の平均火炎保持時間が25秒以下であり、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V−2:点火炎を取り除いた後の平均火炎保持時間が25秒以下であり、かつこれらの試料が脱脂綿に着火する微粒炎を落下する。
また、UL94は、全試験棒が特定のV等級に合格しなければ、その等級に分類してはならない旨を規定している。この条件を満たさない場合には、その5個の試験棒は最も成績の悪い1個の試験棒の等級を与えられる。例えば、1個の試験棒がV−2に分類される場合には、5個の全試験棒に対する等級はV−2である。
一方、比較例8、9で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、流動性向上剤(B)を含んでおらず、充分な流動性および耐薬品性が得られなかった。
芳香族ポリカーボネート系樹脂および帯電防止剤として以下のものを用意した。
PC1:芳香族ポリカーボネート系樹脂(「パンライトL1225WS」、帝人化成(株)製、粘度平均分子量2.1万。
帯電防止剤:ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩、花王(株)製。
得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物について、上述の(1)〜(5)、および後述の(9)の評価を行った。その結果を表6に示す。
(9)帯電防止性:
芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を用い、射出成形機(「IS−100」、東芝機械(株)製)により、厚さ3mm、5cm角の平板の成形品を成形した。成形板表面の固有抵抗を、東亜電波工業製(株)SM−8210極限絶縁計により測定した。
一方、比較例10で得られた芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物は、流動性向上剤(B)を含んでおらず、充分な流動性および耐薬品性が得られなかった。
Claims (5)
- さらに無機充填剤(D)を含有する請求項1記載の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物。
- さらに難燃剤(E)を含有する請求項1または請求項2記載の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物。
- さらに帯電防止剤(F)を含有する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物。
- 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物を成形してなる成形品。
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