JP2006188128A - 物品搬送設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 走行路面Pを走行する物品搬送車1と、その物品搬送車1を直線部分2とカーブ部分3とを組み合わせた走行経路4に沿って走行させるべく、物品搬送車1の走行装置の作動を制御する走行制御手段5とが設けられ、走行制御手段5が、物品搬送車1をカーブ部分3に沿って走行させるときには、カーブ部分3として設定された位置が異なる複数の設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eのうちから、異なる設定カーブ部分を順次選択する状態で選択した一つの設定カーブ部分に沿って走行させるべく、走行装置の作動を制御するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
そして、物品搬送車をカーブ部分に沿って走行させるときには、走行制御手段が、駆動輪を回転駆動させながら、その駆動輪を縦軸心周りで旋回するように、走行用電動モータおよび操向装置の作動を制御するように構成されている。
そして、上記従来の物品搬送設備では、物品搬送車をカーブ部分に沿って走行させるときに、物品搬送車が同一のカーブ部分に沿って走行するので、物品搬送車が走行する位置が同一位置に集中し、走行路面のうち、カーブ部分に相当する箇所だけが磨耗し、局部的な磨耗を生じることになる。
したがって、走行路面に局部的な磨耗が生じると、走行路面の清掃作業や走行路面の補修作業を行う回数も増え、それだけ作業の煩雑化を招く虞がある。
前記走行制御手段が、前記物品搬送車を前記カーブ部分に沿って走行させるときには、前記カーブ部分として設定された位置が異なる複数の設定カーブ部分のうちから、異なる設定カーブ部分を順次選択する状態で選択した一つの設定カーブ部分に沿って走行させるべく、前記走行装置の作動を制御するように構成されている点にある。
このように、走行制御手段は、異なる設定カーブ部分を順次選択する状態で選択した一つの設定カーブ部分に沿って物品搬送車を走行させるべく、走行装置の作動を制御することにより、物品搬送車がカーブ部分を走行するときに、物品搬送車が走行する位置を複数の設定カーブ部分に分散させることができる。
したがって、走行路面に局部的な磨耗が生じるのを防止でき、走行路面の清掃作業や走行路面の補修作業の回数を極力少なくできる。
したがって、物品搬送車が走行する位置を複数の設定カーブ部分に均等に分散させることができ、走行路面に局部的な磨耗が生じるのを的確に防止できる。
したがって、搬送効率を低下させないようにしながらも、走行路面に局部的な磨耗が生じるのを防止できる。
この物品搬送設備は、図1に示すように、床面などの走行路面Pを走行する物品搬送車1、および、その物品搬送車1を直線部分2とカーブ部分3とを組み合わせた走行経路4に沿って走行させるべく、物品搬送車1の走行を制御する走行制御手段としての走行制御部5を設けて構成されている。
そして、物品移載箇所6は、走行経路4の側脇などに、走行経路4に沿って複数設置されている。
ちなみに、管理部7と走行制御部5との間での通信については、図示はしないが、例えば、管理部7と走行制御部5との通信を中継するアンテナなどの中継通信装置を複数設けて、この中継通信装置を介する通信により情報の授受を行うように構成されている。
そして、カーブ部分3として、直線部分2の長手方向に位置が異なる複数の設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eが設定されており、複数の設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eの夫々が、同じ曲率半径の半円形状に設定されている。
前記駆動輪9は、走行用電動モータ11により回転駆動され、上下軸心周りに回転自在に支持されている。また、図1および図3では図示を省略するが、操向装置12にて上下軸心周りで駆動輪9を旋回される操向装置12が設けられ、物品搬送車1の走行方向が変更自在に構成されている。
そして、走行装置が、走行用電動モータ11や操向装置12により構成され、走行制御部5が、走行経路4に沿って物品搬送車1を走行させるべく、走行装置の作動を制御するように構成されている。
前記複数の反射体14については、壁部などを利用して、走行経路4に対応して配設されている。
また、物品搬送車1には、図4に示すように、物品搬送車1の走行距離を検出するために駆動輪9に設けられたロータリエンコーダなどの距離検出部16、物品搬送車1の方位を検出するレートジャイロなどの方位検出部17なども設けられている。
そして、走行制御部5は、目的の物品移載箇所6に対応する走行経路4上の目標停止位置に達すると、走行用電動モータ11を停止させブレーキをかけて目標停止位置に物品搬送車1を停止させる。
その後、目標停止位置に停止した状態で、移載装置8を作動させることにより、目的の物品移載箇所1との間で物品を移載する。
そして、走行制御部5は、検出した現在位置、距離検出部16の検出情報、および、方位検出部17の検出情報に基づいて、走行経路4に沿って物品搬送車1を走行させるべく、走行用電動モータ11および操向装置12の作動を制御するように構成されている。
そして、走行制御部5には、走行経路4の位置情報に加えて、複数の反射体14についての配設位置情報も、レイアウトマップとして予め記憶されており、記憶しているレイアウトマップおよび投受光部15による走査角情報に基づいて物品搬送車1の現在位置を検出する。
前記走行制御部5は、物品搬送車1をカーブ部分3に沿って走行させるときには、複数の第1〜第5設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eのうちから、異なる設定カーブ部分を順次選択する状態で選択した一つの設定カーブ部分に沿って走行させるべく、走行用電動モータ11および操向装置12の作動を制御するように構成されている。
そして、走行制御部5は、複数の第1〜第5設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eのうちから一つの設定カーブ部分を選択する際に、複数の第1〜第5設定カーブ部分3A〜3E,3a〜3eの夫々を均等に選択すべく、異なる設定カーブ部分を順次選択するように構成されている。
そして、走行制御部5は、例えば、まず、第1設定カーブ部分3A,3aを選択し、次に選択するときには、第2設定カーブ部分3B,3bを選択し、次に選択するときには、第3設定カーブ部分3C,3cを選択するようにして、単位回数(例えば1回)ごとに第1設定カーブ部分3A,3aから順番に次の異なる設定カーブ部分を選択するように構成されている。
そこで、複数の設定カーブ部分の夫々は、駆動輪9が通過する位置が重複しないように設定されており、この点からも、走行路面Pに局部的な磨耗が生じるのを防止している。
(1)上記実施形態では、複数の設定カーブ部分の夫々が、同じ曲率半径の半円形状に設定されているが、例えば、図5に示すように、複数の設定カーブ部分3f〜3hの夫々が、異なる曲率のカーブ形状に設定して実施することもでき、複数の設定カーブ部分の夫々をどのような形状にするかは適宜変更が可能である。
また、設定カーブ部分の数についても、上記実施形態の如く、5つの設定カーブを設定したり、図5に示す如く、3つの設定カーブを設定するなど、適宜変更が可能である。
そして、走行経路の形状については、直線部分と各種の形状のカーブ部分とを組み合わせて走行経路を形成することができ、走行経路4をどのような形状にするかは適宜変更が可能である。
例えば、走行制御部5が、直線部分2を走行するときには、間隔を隔てて配設された補正用マークを検出して走行方向を補正しながら、直線部分2に沿って走行し、カーブ部分3を走行するときには、距離検出部16および方位検出部17の検出情報に基づいて、カーブ部分3に沿って走行するように構成されている物品搬送車を適応することが可能である。
2 直線部分
3 カーブ部分
3A〜3E 設定カーブ部分
3a〜3e 設定カーブ部分
3f〜3h 設定カーブ部分
4 走行経路
5 走行制御手段
11,12 走行装置
P 走行路面
Claims (3)
- 走行路面を走行する物品搬送車と、その物品搬送車を直線部分とカーブ部分とを組み合わせた走行経路に沿って走行させるべく、前記物品搬送車の走行装置の作動を制御する走行制御手段とが設けられている物品搬送設備であって、
前記走行制御手段が、前記物品搬送車を前記カーブ部分に沿って走行させるときには、前記カーブ部分として設定された位置が異なる複数の設定カーブ部分のうちから、異なる設定カーブ部分を順次選択する状態で選択した一つの設定カーブ部分に沿って走行させるべく、前記走行装置の作動を制御するように構成されている物品搬送設備。 - 前記走行制御手段が、前記複数の設定カーブ部分のうちから一つの設定カーブ部分を選択する際に、複数の設定カーブ部分の夫々を均等に選択すべく、異なる設定カーブ部分を順次選択するように構成されている請求項1に記載の物品搬送設備。
- 前記複数の設定カーブ部分の夫々が、平行状に並ぶ一対の前記直線部分の長手方向に異なる位置で一対の前記直線部分の長手方向の端部どうしを繋ぐようにカーブする同じ曲率半径の半円形状に設定されている請求項1または2に記載の物品搬送設備。
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JP2021521027A (ja) * | 2018-04-09 | 2021-08-26 | ベーハーエス イントラロジスティクス ゲーエムベーハー | 段ボールプラント |
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