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JP2006166286A - リング型ネットワークシステム及びリング型ネットワーク用ノード - Google Patents

リング型ネットワークシステム及びリング型ネットワーク用ノード Download PDF

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JP2006166286A
JP2006166286A JP2004357663A JP2004357663A JP2006166286A JP 2006166286 A JP2006166286 A JP 2006166286A JP 2004357663 A JP2004357663 A JP 2004357663A JP 2004357663 A JP2004357663 A JP 2004357663A JP 2006166286 A JP2006166286 A JP 2006166286A
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Yasuhiro Tanaka
康博 田中
Hisafumi Hatamori
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Abstract

【課題】 従来のリング型ネットワークでは、ノード優先順位が最高の1個のノードをクロックマスタノードとしていた。そのため、クロックマスタノードが故障した場合に、ノード優先順位が次点のノードがクロックマスタノードになるまでの間は、クロックマスタノードが存在しない期間が発生した。
【解決手段】 外部クロックを入力するノードを複数にし、ノード優先順位が最高または外部クロック入力が有るノードをクロックマスタノードとして動作させるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リング型ネットワークシステム及びリング型ネットワーク用ノードに関するものであり、特にクロックマスタ複数化に係るものである。
従来の二重化された伝送路により複数のノードがリング状に接続されたリング型ネットワークでは、1個のノードが自ノードのクロックにより動作し、自ノードのクロックを他ノードに送るクロックマスタノードとなり、残りのノードはクロックマスタノードから送られるクロックに従うクロックスレーブノードになる。そして、各ノードは伝送路により互いに情報を送受信する。
どのノードがクロックマスタノードになるかを決定するために、各ノードは、ノード優先順位設定部、ノード優先順位抽出部、順位情報生成部、ノード優先順位決定部とを有する。ノード優先順位設定部は自ノードのノード優先順位を設定し、ノード優先順位抽出部は伝送路から受信した情報からノード優先順位のデータを抽出する。順位情報生成部は、自ノードのノード優先順位(自ノード順位と呼ぶ)と伝送路から受信した情報から抽出したノード優先順位(伝送データ順位)とを比較して、どちらか大きい方を伝送路に伝送する情報のノード優先順位のデータとして設定する。そして、ノード優先順位決定部は、自ノード順位と伝送データ順位とを比較して両伝送路とも自ノード順位の方が高い場合に自ノードをクロックマスタノードとし、それ以外の場合に自ノードをクロックスレーブノードとする。
予めノード優先順位設定部によりノード優先順位を設定することにより、クロックマスタノードをどのノードにするかを容易に設定することができる。クロックマスタノードとして動作しているノードが故障した場合に、残りの健全なノードの中で自ノード順位が最も高いノードがクロックマスタノードとして動作することが示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−358736号公報(図1)
前記特許文献1に示されたものでは、最高のノード優先順位を持つノードが、故障等が原因でリングネットワークから離脱した場合、次点のノード優先順位をもつノードがクロックマスタノードに遷移する。最高ノード優先順位をもつノードが離脱した瞬間は、ノード優先順位の設定が完了していないため、次点のノード優先順位をもつノードはまだクロックマスタノードでなく、リング型ネットワーク内で、クロックマスタが存在しない期間が発生する。
このため過渡期にクロックマスタ無しでお互いが従属同期しあう状態に陥り、同期状態が不安定となり通信の一時的な乱れを引き起こすという問題点があり、特に、通信の乱れが瞬時においても許容されないようなシステムにおいては、前記特許文献1に示された構成では対応不可能であった。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであって、クロックマスタノードを複数にして、1個のクロックマスタノードに故障等が発生した場合においても、過渡的なクロック擾乱を起こさない信頼性の高いリング型ネットワークシステムを提供することを目的としている。
この発明に係るリング型ネットワークシステムは、情報を互いに送受信する複数のノードと、複数のノードをリング状に接続し前記情報が流される二重化された伝送路とを備え、
前記複数のノードのうち少なくとも1個のノードが自ノードのクロックにより動作し自ノードのクロックを他のノードに送るクロックマスタノードとして動作し、クロックマスタノード以外のノードがクロックマスタノードから送られるクロックに従うクロックスレーブノードとして動作し、
前記情報にはクロックマスタノードを決めるために使用するノード優先順位のデータが有り、
前記各ノードが、自ノードのノード優先順位である自ノード順位を設定するノード優先順位設定部と、前記各伝送路により受信した前記情報からノード優先順位のデータを抽出するノード優先順位抽出部と、前記情報から抽出したノード優先順位である伝送データ順位と前記自ノード順位の内で優先度が高い方を前記各伝送路に送出する前記情報のノード優先順位のデータに設定する順位情報生成部と、前記伝送データ順位と前記自ノード順位とを比較し両伝送路とも前記自ノード順位の方が優先度が高い場合にクロックマスタノードとして動作するように決定し、それ以外の場合にクロックスレーブノードとして動作するように決定する動作モード決定部とを有し、
前記複数のノードは、外部クロック入力を入力可能な少なくとも2個の第1のノードと、該第1のノード以外のノードである第2のノードに区分され、前記第1のノードは、外部クロック入力の有無を判断する外部クロック入力判断部を有し、
全ての前記第1のノードに入力される外部クロックの周波数は同じであり、
前記第1のノードの前記自ノード順位が必ず前記第2のノードの前記自ノード順位よりも優先度が高く、
前記第1のノードの前記動作モード決定部が、外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断する場合にも外部クロックを自ノードのクロックとして使用してクロックマスタノードとして動作するように決定するものである。
この発明のリング型ネットワークシステムは、複数のノードがリング状に接続され、外部クロックを入力してクロックマスタとして動作するノードを複数化しているので、1個のクロックマスタノードが故障した場合にでも、過渡的なクロックの擾乱を起こさない信頼性の高いリング型ネットワークシステムが得られるという効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、リング型ネットワークシステムを示すシステム構成図である。図2は、リング内のデータ伝送に用いられるフレームを示す概念図である。
図3はZ4バイト受信比較部32の構成を示すブロック図である。図4は、リング型ネットワークシステムにおけるノードの構成を示すブロック構成図である。図5は、各ノードにおけるノード優先順位番号の比較手順を示すフローチャートである。
図1において、複数のノード、この場合4個のノード110、111、112、113は0系伝送路1及び1系伝送路2でリング状に結ばれている。なお、ノード110、111、112、113の内で、ノード110、111には網同期クロック供給装置が接続しており、外部クロックを入力可能な第1のノードである。これに対して、ノード112、113が外部クロックを入力できない第2のノードである。
なお、この実施の形態1ではノード数を4個としたが、これに限定されるものではない。
図1において、前記ノード110、112に図示された端末回線IF(端末回線インタフエース)20は、ITU−T(Internatinal Telcommunication Union:国際電気通信連合)規格G−703等の基準に応じたものである。
各端末回線IF20は、それぞれ回線伝送路21を介してTDM22(Time Devision Multiplexer:多重化装置)に接続されている。リング内を伝送されるフレームデータの同期をとるZ4バイト受信比較部32は、各ノード110、111、112、113に設けられている。なお、図1では図示していないが、ノード111、113にも、同様の端末回線IF20が設けられており、回線伝送路21を介してTDM22に接続されている。
図2は、リング内のデータ伝送に用いられるフレームを示す概念図である。このフレームによりノード間で情報が送受信される。この図2全体でSTM−1フレーム(Syncronized Trans Mode−1フレーム)を示し、このSTM−1フレームには端末回線IF20からのデータを直接多重可能な1個のVC−4フレームが設けられている。また、STM−1フレームは、270バイト×9行のタイムスロットから成る。SOHは、9バイト×9行のタイムスロットから成るセクションオーバヘッド(SECTION OVER HEAD)であり、同期及び制御等のための固定した値が設定されるチャネルである。
また、POHは、1バイト×9行のタイムスロットから成るパスオーバヘッド(PASS OVER HEAD)であり、ユーザが自由に利用できるユーザチャネルを有する。この実施の形態1では、このパスオーバヘッドの第1のユーザチャネルであるZ4バイトに基準に応じたフレーム番号を設定するものである。例えば、STM−1フレームのVC−4フレームのZ4バイトには、1〜127のノード優先順位番号を設定する。ここで、0はノード優先順位番号として使用しないものとする。
次に、図3は、前記各ノード110〜113に設けられているZ4バイト受信比較部32の構成を示している。Z4バイト受信比較部32は、フレーム受信部を構成するSTM−1フレーム同期検出部50、SOH終端部51及びPOH終端部52と、フレーム送信部を構成するPOH生成部59、SOH付加部60及びSTM−1フレーム同期パターン付加部61と、Z4バイトの抽出と比較を行うためのZ4バイト抽出部62、ノード優先順位設定部63、外部クロック入力判断部69及びZ4バイト比較部64と、伝送されて来たフレーム及び伝送するフレームを保存する多重分離メモリ部56とを有する。
STM−1フレーム同期検出部50はノード110〜113に受信されたデータのSTM−1フレームの同期を取る。STM−1フレーム同期検出部50が抽出した受信クロックは、クロック再生部67(後述)に送られる。SOH終端部51はSOHの解析を行い、POH終端部52はPOHの解析を行う。
受信したフレームは多重分離メモリ部55においてこのノードに対するものかどうかがチェックされ、このノードに対するフレームは、端末回線IF20に送られる。このノードに対するものでないフレームと端末回線IF20から送られてきたフレームは多重分離メモリ部55に保存され、順番にPOH生成部59で処理される。
POH生成部59は、多重分離メモリ部55から送られて来るフレームに対して、Z4比較部64が決定したノード優先順位番号をPOHのZ4バイトに設定する。つまり、POH生成部59は順位情報の生成を行う順位情報生成部である。SOH付加部60はSOHの付加を行い、STM−1フレーム同期パターン付加部61はSTM−1フレームを送信する。
ノード優先順位抽出部であるZ4バイト抽出部62は、受信したVC−4フレームのZ4バイトからノード優先順位番号を抽出する。また、ノード優先順位設定部63は、自ノードのノード優先順位番号を設定するものであり、例えばディップスイッチを用いる。
ここで、ノード優先順位番号について説明しておく。ノード優先順位番号はノードの優先順位を決定するものであり、ノードごとに異なる番号とする。ノード優先順位番号が小さいノードを優先度が高いとする。第1のノードであるノード110、111には、第2のノードであるノード112、113よりも小さいすなわち優先順が高い番号を設定する。なお、ノード優先順位番号が同じ場合には、ノード自体の番号が小さい方を優先順位が高いと判断するなど、他のデータと組み合わせてノード優先順位を判断することも可能である。また、ノード優先順位番号が大きいノードを優先度が高いとしてもよい。
動作モード決定部であるZ4バイト比較部64は、Z4バイトから抽出されたノード優先順位番号とノード優先順位設定部63により設定されたノード優先順位番号とを比較し、比較結果と外部クロック入力判断部69からの入力を元に、動作モードを決める。決定した動作モードはクロック選択部65で利用され、優先度が高い方のノード優先順位番号はPOH生成部59で使用される。
外部クロック入力判断部69は外部クロックを入力可能な第1のノードに有り、外部クロック入力68を使用するかどうかを設定するものであり、例えばディップスイッチを用いる。外部クロックを入力できない第2のノードには外部クロック入力判断部69が無く、Z4バイト比較部64は常に外部クロック入力が無いものとして動作する。外部クロック入力判断部69を外部クロック入力の有無を自動で判断するソフトウェアで構成したり、すべてのノードに外部クロック入力判断部69を持たせたりしてもよい。
図4を参照して、クロック選択部65の構成を説明する。クロック選択部65には、STM−1フレーム同期検出部50が抽出した受信クロックを再生するクロック再生部67と、自ノードのクロックを生成するマスタクロック生成部66とを有する。また、第1のノードでは、網同期クロック制御装置4からの外部クロックが入力される外部クロック入力部68が有る。外部クロック入力部68が有り、外部クロック入力判断部69が外部クロック有りと判断する場合は、マスタクロック生成部66は外部クロック入力部68からの外部クロックを自ノードのクロックとして生成する。
クロック選択部65は、0系と1系のZ4バイト比較部64とがともにクロックマスタノードとして動作すべきだと判断する場合にはマスタクロック生成部66からのクロックを、そうでない場合はクロック再生部67が再生したクロックを、0系と1系のZ4バイト受信比較部32に供給する。
次に動作について説明する。図1において、TDM22により時分割多重されたディジタルデータは、回線伝送路21を通り端末回線IF20で終端される。各ノード110〜113のうち、ノード110、111がクロックマスタノードとして動作し、残りはクロックスレーブノードとして動作することになるが、立ち上げ直後は全てのノード110〜113が自ノードのクロックで動作する。
各ノード110〜113は、自らのタイミングでノード優先順位設定部63により設定された優先順位番号をPOHのZ4バイト(図2参照)に設定する。ここで、ノード優先順位番号は、小さい方が優先順位の高いノードとする。各ノードにおいては隣接するノードから受信したフレーム中のZ4バイトのノード優先順位番号(伝送データ順位と呼ぶ)と予めノード優先順位設定部63により設定された自ノードのノード優先順位番号(自ノード順位と呼ぶ)とを比較する。
その比較手順を図3のブロック構成図及び図5のフローチャートを参照しながら説明する。ステップS1において、ノード優先順位抽出部であるZ4バイト抽出部62はPOHのZ4バイトから伝送データ順位Mを抽出する。ステップS2において、Z4バイト比較部(動作モード決定部)64は、伝送データ順位Mと自ノード順位Nとを比較する。
ステップS2において、Z4バイトから抽出した伝送データ順位Mの方が大きい場合は、ステップS3において自ノード順位NをPOH生成部59においてZ4バイトに設定し、ステップS4において、カウンタの計数値nに1を加えステップS5へ行く。
ステップS5において、カウンタの計数値nが所定値より大きいかどうか、すなわち伝送データ順位Mが自ノード順位Nよりも大きい値であることが所定回数続けば、ステップS6においてそのノードを仮マスタノードとし、ステップS8へ進む。ここで、指定回数はノードの総数にノイズ等に対する若干の余裕を加えた値に設定しておく。例えば、ノードの総数が127ならば、1.1倍の140回位にしておく。
ステップS2において、伝送データ順位Mが自ノード順位Nよりも小さいか等しい場合は、ステップS7において、伝送データ順位MをPOH生成部59においてZ4バイトに設定し、次ノードに送信し、ステップS8へ行く。ステップS8において、0系、1系両系が共に仮マスタノードであるかどうかを判断し、仮マスタノードであるならばステップS10へ行く。ステップS8において、0系、1系両系が共に仮マスタノードでないならば、S9へ行く。
ステップ9において、外部クロック入力判断部69にて外部クロック入力有りと判断されているならばS10へ行く。外部クロック入力判断部69にて外部クロック入力有りと判断されていない場合には、このノードがクロックマスタノードでないことになり、S12に進む。
ステップS10において、当該ノードをクロックマスタノードとし、ステップS11においてクロック選択部65によリクロック生成部66のクロックを使用する。ステップS12では、当該ノードをクロックスレーブノードとする。クロックスレーブノードではSTM−1フレーム同期検出部50が抽出した受信クロックを使用する。
このようにノード優先順位の最も高く設定されたノードあるいは外部クロック入力有りと判断されたノードがクロックマスタノードとして動作することになる。新しくノードが追加された場合も、同様である。また、クロックマスタノードとして動作させるノードを変更したい場合は、ノード優先順位の設定、および、外部クロック入力の有無を変更する。
従って、外部クロック入力有りと判断され、かつノード優先順位が最高と次点に設定されているノード110とノード111がともにクロックマスタノードとして動作することになる。ノード110、ノード111のどちらかが故障したとしても、クロックマスタノードが存在しない期間が発生せず、過渡的なクロックの擾乱は発生しない。なお、外部クロック入力判断部69により、外部クロック入力ありと判断されるノードを2個としたが、2個より多くてもよい。また、同一の網同期クロック入力装置4から複数のノードに外部クロックを入力するようにしたが、同じ周波数のクロックであれば、ノード毎に異なる装置から外部クロックを入力するようにしてもよい。
実施の形態2.
なお、前記実施の形態1では、外部クロック入力部68への、外部クロック入力が停止するケースがない場合について述べたが、図6に示すように外部クロック入力断検出回路70を設け、外部クロック入力部68の故障により外部クロック入力断時、つまり外部クロックが正常に入力されていないときには、外部クロック入力判断部69にて外部クロック入力ありと判断されるならば、クロックマスタノードに設定されているノードからのリングヘの信号出力を強制的に停止してリング型ネットワークから離脱するようにする。このように外部クロック入力断検出回路70を設けたので、誤ってクロックスレーブノードがこの外部クロック入力断ノードに従属同期を継続することを回避し、もう一方のクロックマスタノードに従属同期することができる。
実施の形態3.
なお、前記実施の形態2では、外部クロック入力判断部69により、外部クロック入力有りと判断されているノードで外部クロック入力断を検出した時には、そのノードからのリングヘの信号出力を強制的に停止してリング型ネットワークから離脱する場合について述べたが、図7に示すように、外部クロック入力判断部69により外部クロック入力有りと判断されているノードで、外部クロック入力断検出回路70により外部クロック入力断を検出した時には、クロックマスタノードからクロックスレーブノードに移行して他のクロックマスタノードに従属同期するとともに、両系の伝送路に送信するフレームのZ4バイトに受信フレームから抽出したノード優先順位を設定し、また、他のノードが自ノードに従属しないようにする信号もフレームの所定の位置に設定する。
他のノードが自ノードに従属しないようにする信号として、この実施の形態3では、前記特許文献1での実施の形態5における上流障害信号と同等な信号を使用する。上流障害信号を受信した各ノードの動作も前記特許文献1の場合と同様とする。
また、図7における上流障害通知出力とは、前記特許文献1の実施の形態5における上流障害通知出力と同等な信号を出力することを意味する。こうすると、クロックスレーブノードは、外部クロック入力断となったクロックマスタノードに従属同期していたすべてのクロックスレーブノードは、他のクロックマスタノードに従属同期することになり、外部クロック入力断となったノードを、ネットワークから離脱させる必要がなく、自身のノードにつながる端末の通信を継続させることができるという効果がある。
なお、他のノードが自ノードに従属しないようにする信号として別の信号を使用してもよい。
以上のようなこの発明の実施の形態1〜3は、高い信頼性を必要とされるリング型ネットワークシステムに利用可能である。
この発明の実施の形態1のリング型ネットワークシステムを示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1のリング内データ伝送に用いられるフレームを示す概念図である。 この発明の実施の形態1のZ4バイト受信比較部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のリング型ネットワークシステムにおけるノードの構成を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1の各ノードにおけるノード優先順位番号の比較手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2のリング型ネットワークシステムを示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態3のリング型ネットワークシステムを示すシステム構成図である。
符号の説明
1 0系伝送路、2 1系伝送路、4 網同期クロック供給装置、
32 Z4バイト受信比較部、59 POH生成部(順位情報生成部)、
62 Z4バイト抽出部(ノード優先順位抽出部)、63 ノード優先順位設定部、
64 Z4バイト比較部(動作モード決定部)、69 外部クロック入力判断部、
70 外部クロック入力断検出回路、110〜113 ノード。

Claims (6)

  1. 情報を互いに送受信する複数のノードと、複数のノードをリング状に接続し前記情報が流される二重化された伝送路とを備え、
    前記複数のノードのうち少なくとも1個のノードが自ノードのクロックにより動作し自ノードのクロックを他のノードに送るクロックマスタノードとして動作し、クロックマスタノード以外のノードがクロックマスタノードから送られるクロックに従うクロックスレーブノードとして動作し、
    前記情報にはクロックマスタノードを決めるために使用するノード優先順位のデータが有り、
    前記各ノードが、自ノードのノード優先順位である自ノード順位を設定するノード優先順位設定部と、前記各伝送路により受信した前記情報からノード優先順位のデータを抽出するノード優先順位抽出部と、前記情報から抽出したノード優先順位である伝送データ順位と前記自ノード順位の内で優先度が高い方を前記各伝送路に送出する前記情報のノード優先順位のデータに設定する順位情報生成部と、前記伝送データ順位と前記自ノード順位とを比較し両伝送路とも前記自ノード順位の方が優先度が高い場合にクロックマスタノードとして動作するように決定し、それ以外の場合にクロックスレーブノードとして動作するように決定する動作モード決定部とを有し、
    前記複数のノードは、外部クロック入力を入力可能な少なくとも2個の第1のノードと、該第1のノード以外のノードである第2のノードに区分され、前記第1のノードは、外部クロック入力の有無を判断する外部クロック入力判断部を有し、
    全ての前記第1のノードに入力される外部クロックの周波数は同じであり、
    前記第1のノードの前記自ノード順位が必ず前記第2のノードの前記自ノード順位よりも優先度が高く、
    前記第1のノードの前記動作モード決定部が、外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断する場合にも外部クロックを自ノードのクロックとして使用してクロックマスタノードとして動作するように決定することを特徴とするリング型ネットワークシステム。
  2. 外部クロックが正常に入力されているかどうかを検出する外部クロック入力断検出部を前記第1のノードが有し、
    外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断しており、かつ外部クロックが正常に入力されていないと前記外部クロック入力断検出部が検出した前記ノードが、伝送路への情報の送信を停止することを特徴とする請求項1に記載のリング型ネットワークシステム。
  3. 外部クロックが正常に入力されているかどうかを検出する外部クロック入力断検出部を前記第1のノードが有し、
    外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断しており、かつ外部クロックが正常に入力されていないと前記外部クロック入力断検出部が検出した前記ノードにおいて、その前記ノードの前記動作モード決定部がクロックスレーブノードとして動作することを決定し、他のノードが自ノードに従属しないようにする信号をその前記ノードが各伝送路に送出することを特徴とする請求項1に記載のリング型ネットワークシステム。
  4. 二重化された伝送路によりリング状に接続されてリング型ネットワークを構成して互いに情報を送受信し、自ノードのクロックにより動作し自ノードのクロックを他のノードに送るクロックマスタノードまたはクロックマスタノードから送られるクロックに従うクロックスレーブノードの何れかとして動作するノードであって、
    外部クロック入力の有無を判断する外部クロック入力判断部と、
    自ノードのノード優先順位である自ノード順位を設定するノード優先順位設定部と、
    前記各伝送路により受信した前記情報からノード優先順位のデータを抽出するノード優先順位抽出部と、
    前記情報から抽出したノード優先順位である伝送データ順位と前記自ノード順位の内で優先度が高い方を前記各伝送路に送出する前記情報のノード優先順位のデータに設定する順位情報生成部と、
    前記伝送データ順位と前記自ノード順位とを比較し両伝送路とも前記自ノード順位の優先度方が高い場合または外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断する場合の何れかの場合にクロックマスタノードとして動作するように決定し、それ以外の場合にクロックスレーブノードとして動作するように決定する動作モード決定部とを備え、
    外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断する場合には、外部クロックを自ノードのクロックとして使用することを特徴とするリング型ネットワーク用ノード。
  5. 外部クロックが正常に入力されているかどうかを検出する外部クロック入力断検出部を備え、
    外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断しており、かつ外部クロックが正常に入力されていないと前記外部クロック入力断検出部が検出した場合に、自ノードから伝送路への情報の送信を停止することを特徴とする請求項4に記載のリング型ネットワーク用ノード。
  6. 外部クロックが正常に入力されているかどうかを検出する外部クロック入力断検出部を備え、
    外部クロック入力が有ると前記外部クロック入力判断部が判断しており、かつ外部クロックが正常に入力されていないと前記外部クロック入力断検出部が検出した場合に、前記動作モード決定部がクロックスレーブノードとして動作することを決定し、各伝送路に他のノードが自ノードに従属しないようにする信号を送出することを特徴とする請求項4に記載のリング型ネットワーク用ノード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101123491B (zh) * 2007-09-21 2010-08-18 中兴通讯股份有限公司 一种先进电信计算机体系系统时间同步的实现装置及方法

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