JP2006031988A - モジュラコネクタの保護カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 保護カバー10は、第1電線11の端部12に設けられた第1プラグ本体13と、第1電線11から離れる方向に沿って斜めに突出する第1爪14とを有する第1モジュラコネクタ15を、中継コネクタ20の開口21に挿入してから第1電線11の端部12、第1モジュラコネクタ15および機器におけるコネクタ開口21側の端部22にわたって粘着テープ25を巻回するために、第1爪14を覆う被覆部30を備え、被覆部30が、第1電線11の端部12から機器におけるコネクタ開口21側の端部22まで滑らかに連続する外形状を有している。
【選択図】 図1
Description
図11(A),(B)に示すように、中継コネクタ100は、略箱状の本体101における互いに離れる方向を向く側面に、コネクタ開口102がそれぞれ設けられ、各コネクタ開口102に、LANケーブル103の端部に備えたモジュラコネクタ104のプラグ本体105が対向させて挿入される。
LANケーブル103は、端部のモジュラコネクタ104の爪106を押下することにより中継コネクタ100から取り外せる。
粘着テープ107を複数層巻回する場合には、最下層が防水性を得るための層、上層が耐候性を得るための層となる。
このように、粘着テープ107を巻回する前に爪106をあらかじめ切断するという事前作業が必要になり、作業性が悪い。
万が一、粘着テープ107に皺等が発生すると、所望の防水性・耐候性を得ることが難しい場合がある。
加えて、モジュラコネクタ防水装置110は、モジュラコネクタ111の爪120を延長部121で覆っている。
よって、滑らかに連続する被覆部に粘着テープを巻き付けることで、粘着テープに皺等が生じないように簡単に巻回できる。これにより、電線の端部とコネクタ開口側の端部とにわたる粘着テープの巻回作業性が容易になる。
加えて、粘着テープに皺等が生じないように簡単に巻回することで、所望の防水性・耐候性が確実に得られる。
第1プラグ本体13は、略箱状に形成された部材で、先端部13Aに端子(図示せず)が設けられ、この端子が電線11に電気的に接続されている。
第1プラグ本体13の上先端部には、第1爪14の基部14Aが一体成形されている。この第1爪14Aは、電線11から離れる方向に沿って斜めに突出し、先端部14Bに押下げ力をかけることにより弾性変形可な部材である。
図示しない機器に第2電線(電線)41が接続され、第2電線41の端部42に第2プラグ本体(プラグ本体)43が接続され、第2プラグ本体43に中継コネクタ20の開口23に挿入して接続される。
第2電線41の端部42、第2モジュラコネクタ45およびコネクタ開口23側の端部24にわたって粘着テープ25(図3参照)を巻回するために、保護カバー10を備える。
第2電線42は第1電線11と同一部材であり、第2モジュラコネクタ45は第1モジュラコネクタ15と同一部材である。
被覆部30を全体に略筒状に形成することで、被覆部30の全周にわたって粘着テープ25が被覆可能になり、粘着テープ25の巻回作業性が向上する。
加えて、粘着テープ25に皺等が生じないように簡単に巻回することで、所望の防水性・耐候性が確実に得られる。
これにより、図4(B)に示すように、被覆部30が矢印のように加圧された際に、第1プラグ本体13の側面13Bに当接部36が当接し、被覆部30が必要以上に第1プラグ本体13側に変形することを防ぐ。
よって、被覆部30の変形で第1爪14が押し下げられることを防いで、第1爪14を保護できる。
図5(A)に示すように、一方の被覆部30の切込み34を開いて、第1モジュラコネクタ15および電線11の端部12を被覆部30内に貫通させる。
同様に、他方の被覆部30の切込み34を開いて、第2モジュラコネクタ45および電線41の端部42を被覆部30内に貫通させる。
第2モジュラコネクタ45を中継コネクタ20の他方の開口23(図1参照)嵌め込で、その状態に第2爪44でロックする。
次に、他方の被覆部30と電線41の端部42に粘着テープ25を巻回して仮止めするとともに、一方の被覆部30と電線11の端部12に粘着テープ25を巻回して仮止めする。
外形部33は、図1、図2に示すように、一端31から他端32まで滑らかに連続するテーパ状に形成された部位である。よって、電線41の端部42側から外形部33を経て他方の被覆部30の端部まで粘着テープ25に皺などが発生させない状態で良好に巻回できる。
なお、粘着テープ25を2層巻回する場合には、もう一度、粘着テープ25を1層巻回する。
すなわち、例えば、中継コネクタ20の高さがH1の場合には、一対のリブ53および一対のリブ55で中継コネクタ20を支えることが可能である。
さらに、変形例のモジュラコネクタの保護カバー50によれば、第1実施形態のモジュラコネクタの保護カバー10と同様の効果が得られる。
よって、一方の保護カバー60と他方の保護カバー60とを突き合わせた際に、一方の保護カバー60の嵌合溝63と他方の保護カバー60の嵌合突片64とが係合するとともに、一方の保護カバー60の嵌合突片64と他方の保護カバー60の嵌合溝63とが係合する。
さらに、第2実施形態のモジュラコネクタの保護カバー60によれば、第1実施形態のモジュラコネクタの保護カバー10と同様の効果が得られる。
このように、スリット73を開いて保護カバー70を取り付けることができるので、保護カバー70の取付け作業が容易になる。
なお、第3実施形態の場合、第1爪14および第2爪44がスリット73内に嵌め込まれる。
さらに、第3実施形態のモジュラコネクタの保護カバー70によれば、第1実施形態のモジュラコネクタの保護カバー10と同様の効果が得られる。
スリット83を広げることで、被覆部81を、モジュラコネクタ15,45および中継コネクタ20(図1、図2参照)に被せることができる。
さらに、第4実施形態のモジュラコネクタの保護カバー80によれば、第1実施形態のモジュラコネクタの保護カバー10と同様の効果が得られる。
ヒンジ95を利用してスリット93を矢印の方向に開き、被覆部91を、モジュラコネクタ45および中継コネクタ20(図1、図2参照)の一部に被せることができる。
さらに、第5実施形態のモジュラコネクタの保護カバー90によれば、第1実施形態のモジュラコネクタの保護カバー10と同様の効果が得られる。
11 第1電線(電線)
12 第1電線の端部
13 第1プラグ本体(プラグ本体)
14 第1爪(爪)
15 第1モジュラコネクタ(モジュラコネクタ)
20 中継コネクタ(コネクタ)
21,23 コネクタ開口
22,24 コネクタ開口側の端部
30,51,61,71,81,91 被覆部
41 第2電線(電線)
42 第2電線の端部
43 第2プラグ本体(プラグ本体)
44 第2爪(爪)
45 第2モジュラコネクタ(モジュラコネクタ)
Claims (4)
- 電線の端部に設けられた略箱状のプラグ本体と、
前記プラグ本体から前記電線に向かうとともに前記電線から離れる方向に沿って斜めに突出する爪とを有するモジュラコネクタを機器に設けられたコネクタ開口に挿入してから前記電線の端部、前記モジュラコネクタおよび前記機器における前記コネクタ開口側の端部にわたって粘着テープを巻回するために、
前記爪を覆う被覆部を備え、前記被覆部が前記電線の端部から前記機器における前記コネクタ開口側の端部まで滑らかに連続する外形状を有していることを特徴とするモジュラコネクタの保護カバー。 - 前記被覆部の内側に前記プラグ本体における少なくとも前記爪が設けられた側面に当接可能な当接部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモジュラコネクタの保護カバー。
- 前記被覆部が筒状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモジュラコネクタの保護カバー。
- 前記被覆部に内外を連通するスリットが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のモジュラコネクタの保護カバー。
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