JP2006002073A - 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 - Google Patents
化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006002073A JP2006002073A JP2004181067A JP2004181067A JP2006002073A JP 2006002073 A JP2006002073 A JP 2006002073A JP 2004181067 A JP2004181067 A JP 2004181067A JP 2004181067 A JP2004181067 A JP 2004181067A JP 2006002073 A JP2006002073 A JP 2006002073A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- structural unit
- compound
- polymer compound
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 C*CC(*)(C(C)C)C(OC1(*)C(C)CCC1)=O Chemical compound C*CC(*)(C(C)C)C(OC1(*)C(C)CCC1)=O 0.000 description 3
- HZBVROVWYYTULX-UHFFFAOYSA-N CCC(C)(C(C)C)C(OCOC1C2CC(C3)CC1CC3C2)=O Chemical compound CCC(C)(C(C)C)C(OCOC1C2CC(C3)CC1CC3C2)=O HZBVROVWYYTULX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UBRDLTHOSDJHDJ-UHFFFAOYSA-N CCC(C)(C)C(OC(CCO1)C1=O)=O Chemical compound CCC(C)(C)C(OC(CCO1)C1=O)=O UBRDLTHOSDJHDJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
Description
KrFエキシマレーザーを用いて露光する方法に好適なレジスト材料として提案されている化学増幅型ポジ型レジスト組成物は、一般に、ベース樹脂として、ポリヒドロキシスチレン系樹脂の水酸基の一部を酸解離性溶解抑制基で保護したものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。酸解離性溶解抑制基としては、1−エトキシエチル基に代表される鎖状エーテル基又はテトラヒドロピラニル基に代表される環状エーテル基等のいわゆるアセタール基、tert−ブチル基、2−アルキル−2−アダマンチル等の第三級アルキル基、tert−ブトキシカルボニル基に代表される第三級アルコキシカルボニル基等が主に用いられている。
また、ArFエキシマレーザーを用いて露光する方法に好適なレジスト材料として提案されている化学増幅型ポジ型レジスト組成物は、一般に、ベース樹脂として、(メタ)アクリル系樹脂の水酸基の一部を、上記と同様の酸解離性溶解抑制基で保護したものが用いられている。中でも、酸解離性溶解抑制基として第三級アルキル基を用いた樹脂が広く用いられている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記したような従来の化学増幅型レジストにあっては、その解像性の向上には限界がある。
また、使用できる酸発生剤の種類が限られるという問題もある。すなわち、発生する酸の強度が弱い酸発生剤を用いた場合、第三級アルキル基等の酸解離性溶解抑制基が充分に解離せず、レジストパターンが充分に解像しないおそれがある。そのため、現在、酸発生剤としては、発生する酸の強度が強い、フッ素化アルキルスルホン酸イオンをアニオン部に有するオニウム塩が最も一般的に用いられている。
本発明の第1の態様は、下記一般式(1)で表される化合物である。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様のポジ型レジスト組成物を基板上に塗布し、プレべークし、選択的に露光した後、PEB(露光後加熱)を施し、アルカリ現像してレジストパターンを形成することを特徴とするレジストパターン形成方法である。
また、「露光」とは、放射線の照射全般を含む概念とする。
本発明の化合物(以下、化合物(a)ということがある。)は、上記式(1)に示すように、複数((n+1)個)の(メタ)アクリル酸メチルエステルのエステル側鎖部のメチレン基が、酸素原子を介して、炭素数1〜20の炭化水素基Aに結合した構造を有するものである。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル酸エステル」とは、メタクリル酸エステルとアクリル酸エステルの一方あるいは両方を意味する。
炭化水素基としては、直鎖状でも、分岐状でも、環状でもよく、また、それらの組み合わせであってもよい。また、不飽和結合を有さない飽和炭化水素基であっても、不飽和結合を有する不飽和炭化水素基であってもよい。
これらの中でも、工業上の入手が容易である点から、炭素数1〜4の直鎖状の飽和炭化水素基が好ましい。該飽和炭化水素基の炭素数は、より好ましくは1〜3、さらに好ましくは2または3である。かかる飽和炭化水素基は、たとえばnが1である場合はアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、n−ブチレン基が挙げられる。
ここで、「炭素数4〜15の環式基を有する炭化水素基」とは、その基の構造内に、炭素数4〜15の環式基(環状炭化水素基)を有する炭化水素基であり、炭素数4〜15の環状炭化水素基のみから構成されていてもよく、また、該環状炭化水素基にメチレン基、エチレン基等の直鎖状の炭化水素基が結合した基であってもよい。該環式基の炭素数は、より好ましくは4〜10、さらに好ましくは4〜8である。
また、炭素数4〜15の環式基を有する炭化水素基の炭素数は、好ましくは4〜20、より好ましくは4〜10である。
ここで、「脂肪族」とは、芳香族に対する相対的な概念であって、芳香性を持たない基、化合物等を意味するものと定義する。また、「脂肪族環式基」(好ましくは脂環式基)は、芳香性を持たない単環式基または多環式基を意味する。
炭素数4〜15の脂肪族環式基としては、例えば、シクロアルカン、ビシクロアルカン、ビシクロアルケン、トリシクロアルカン、テロラシクロアルカン、メチルビシクロアルカン、メチルビシクロアルケン、メチルトリシクロアルカン、メチルテロラシクロアルカン、エチルビシクロアルカン、エチルビシクロアルケン、エチルトリシクロアルカン、エチルテロラシクロアルカンなどから2個以上の水素原子を除いた基などを例示できる。
特には、シクロヘキサン、シクロペンタン、アダマンタン、ノルボルナン、ノルボルネン、メチルノルボルナン、エチルノルボルナン、メチルノルボルネン、エチルノルボルネン、イソボルナン、トリシクロデカン、テトラシクロドデカンなどのポリシクロアルカンから2個以上の水素原子を除いた基などが挙げられる。この様な多環式基は、ArFレジストにおいて、多数提案されているものの中から適宜選択して用いることができる。
これらの中でも、シクロヘキサン、シクロペンタン、アダマンタン、ノルボルナン等の環状飽和炭化水素から2個以上の水素原子を除いた基(環状飽和炭化水素基)が、解像性等の点で好ましく、特に、シクロヘキサンから2個の水素原子を除いた基であることが最も好ましい。
Z−CH2−O−A−[O−CH2−Z]n
[式中、A,nは前記と同様であり、Zはハロゲン原子(塩素、臭素等)を表す。]
で表されるハロゲン化メチルエーテル化合物を合成し、これと(メタ)アクリル酸とを反応させることにより製造することができる。
本発明の高分子化合物(以下、高分子化合物(A)ということがある。)は、上記一般式(11)で表される構成単位(a1)を含むことを特徴とする。
構成単位(a1)における基−CH2−O−A−[O−CH2−]sは、酸解離性溶解抑制基として作用する。そのため、露光により酸発生剤成分から発生した酸が高分子化合物(A)に作用すると、酸解離性溶解抑制基である−CH2−O−A−[O−CH2−]sが解離し、これによって高分子化合物(A)全体がアルカリ不溶性からアルカリ可溶性に変化する。
そのため、レジストパターンの形成において、マスクパターンを介して露光すると又は露光に加えて露光後加熱すると、露光部はアルカリ可溶性へ転じる一方で未露光部はアルカリ不溶性のまま変化しないので、アルカリ現像することによりポジ型のレジストパターンが形成できる。
式(11)中、R1、R2は、上記一般式(1)におけるR1、R2と同様の意味を有する。
また、式(11)中、sは、上記一般式(1)におけるnと同様の意味を有する。
Aは、(s+1)価の有機基を表す。有機基としては、特に限定されず、たとえば炭素原子(C)および水素原子(H)からなる炭化水素基(アルキレン基、アリーレン基などの飽和又は不飽和の芳香族又は脂肪族炭化水素基等)、さらにそれ以外のヘテロ原子を含む基、たとえばC、Hおよび酸素原子(O)を含む基(たとえばエーテル基、ポリエーテル基、エステル基等)、C、Hおよび窒素原子(N)を含む基等があげられる。
これらの中でも、特に、本発明の効果に優れることから、Aが、炭素数1〜20の(n+1)価の炭化水素基であることが好ましい。すなわち、構成単位(a1)が、化合物(a)から誘導される構成単位(a1−1)であることが好ましい。
なお、「化合物(a)から誘導される構成単位」とは、化合物(a)のエチレン二重結合が開裂して形成される構成単位である。
高分子化合物(A)は、前記構成単位(a1)の他に、酸解離性溶解抑制基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位(a2)を含むことが好ましい。これにより、さらに解像性が向上する。
ここで、モノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルの、「モノ」とは、下記一般式で表される(α−低級アルキル)アクリル酸エステル残基を1つ有することを意味する。
「α−低級アルキルアクリル酸エステル」とは、アクリル酸エステルのα炭素原子に結合した水素原子が低級アルキル基で置換されたものを意味する。
α−低級アルキルアクリル酸エステルの「低級アルキル基」は、特にことわりがない限り、好ましくは炭素数1〜5の直鎖又は分岐状アルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基などが挙げられ、工業的にはメチル基が好ましい。
「モノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位」とは、モノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルのエチレン性二重結合が開裂して構成される構成単位を意味する。
前記単環の脂環式基としては、シクロヘキサン、シクロペンタン等のモノシクロアルカンから1個の水素原子を除いた基等が例示できる。
前記多環の脂環式基としては、ビシクロアルカン、トリシクロアルカン、テトラシクロアルカン等のポリシクロアルカンから1個または2個の水素原子を除いた基等が例示でき、具体的には、アダマンタン、ノルボルナン、イソボルナン、トリシクロデカン、テトラシクロドデカンなどのポリシクロアルカンから1個または2個の水素原子を除いた基などが挙げられる。
この様な単環または多環の脂環式基は、例えばKrFエキシマレーザー用、ArFエキシマレーザー用等のレジスト組成物の樹脂成分において、多数提案されているものの中から適宜選択して用いることができる。
これらの中でもシクロヘキシル基、シクロペンチル基、アダマンチル基、ノルボルニル基、テトラシクロドデカニル基が工業上入手しやすい点から好ましい。
より具体的には、R22及びR23は、それぞれ独立して、上記R21と同様の低級の直鎖状又は分岐状のアルキル基であることが好ましい。中でも、R22及びR23が共にメチル基である場合が工業的に好ましく、具体的には、2−(1−アダマンチル)−2−プロピル(メタ)アクリレートから誘導される構成単位を挙げることができる。
また、基−COOR24は、式中に示したテトラシクロドデカニル基の3または4の位置に結合していてよいが、これらは異性体が混合していることから、結合位置を特定できない。また、モノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルのカルボキシル基残基も同様に式中に示した8または9の位置に結合するが、結合位置の特定はできない。
高分子化合物(A)は、前記構成単位(a1)の他に、または前記構成単位(a1)および(a2)の他に、ラクトン含有単環又は多環式基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位(a3)を含むことが好ましい。これにより、レジスト膜と基板との密着性が高められ、微細なレジストパターンにおいてもパターン倒れ、膜剥がれ等が起こりにくくなる。また、高分子化合物(A)の親水性が高まり、現像液との親和性が高まって、露光部でのアルカリ溶解性が向上し、解像性の向上に寄与する。
構成単位(a3)としては、モノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルのエステル側鎖部にラクトン環からなる単環式基またはラクトン環を有する多環の脂環式基が結合した構成単位が挙げられる。なお、このときラクトン環とは、−O−C(O)−構造を含むひとつの環を示し、これをひとつの目の環として数える。したがって、ここではラクトン環のみの場合は単環式基、さらに他の環構造を有する場合は、その構造に関わらず多環式基と称する。
そして、構成単位(a3)としては、具体的には例えば、γ−ブチロラクトンから水素原子1つを除いた単環式基や、ラクトン環含有ポリシクロアルカンから水素原子を1つを除いた多環式基等が挙げられる。
具体的には、例えば以下の一般式(31)で表される構成単位等の、単環式のラクトン環からなる単環式基を有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位、式(32)〜(35)で表される構成単位等の、ラクトン環を有する多環の脂環式基を有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位等が挙げられる。
これらの中でも、特に、式(31)で表される構成単位が、特に解像性に優れ、さらに焦点深度幅等のリソグラフィー特性にも優れるため、好ましく、特に、ラクトン骨格上のα炭素にエステル結合を有し、R31およびR32が水素原子である構成単位、すなわちγ−ブチロラクトンのモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位が好ましい。
・構成単位(a4):極性基含有脂肪族炭化水素基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位
・構成単位(a5):構成単位(a2)〜(a4)以外の、多環式の脂肪族炭化水素基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位
・構成単位(a6):モノ(α−低級アルキル)アクリル酸から誘導される構成単位
構成単位(a4)は、極性基含有脂肪族炭化水素基を含有する(メタ)アクリル酸エステルから誘導される構成単位である。かかる構成単位を有することにより、高分子化合物(A)の親水性が高まり、現像液との親和性が高まって、露光部でのアルカリ溶解性が向上し、解像性の向上に寄与する。
極性基としては、水酸基、シアノ基等が挙げられ、特に水酸基が好ましい。
脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜10の直鎖状又は分岐状の炭化水素基(アルキレン基)や、多環式の脂肪族炭化水素基(多環式基)が挙げられる。該多環式基としては、構成単位(a1)において例示したものと同様の多数の多環式基から適宜選択して用いることができる。
構成単位(a4)は、高分子化合物(A)を構成する全構成単位の合計に対して、10〜50モル%含まれていることが好ましく、20〜40モル%がより好ましい。
構成単位(a5)は、構成単位(a2)〜(a4)以外の、多環式の脂肪族炭化水素基を含有するモノ(α−アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位である。
ここで、「構成単位(a2)〜(a4)以外」とは、これらと重複しないという意味であり、多環式の脂肪族炭化水素基(以下、単に多環式基ということがある)としては、前記構成単位(a1)〜(a4)におけるものと同様な多数の多環式基が挙げられる。特にトリシクロデカニル基、アダマンチル基、テトラシクロドデカニル基から選ばれる少なくとも1種以上であると、工業上入手し易いなどの点で好ましい。
構成単位(a5)として、具体的には、下記(51)〜(53)の構造のものを例示することができる。
なお、(α−メチル)スチレンから誘導される構成単位とは(α−メチル)スチレンのエチレン二重結合が開裂して形成される構成単位であり、(α−メチル)ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位とは(α−メチル)ヒドロキシスチレンのエチレン二重結合が開裂して形成される構成単位である。
また、(α−メチル)スチレンとは、スチレンとα−メチルスチレンの一方あるいは両方を意味し、(α−メチル)ヒドロキシスチレンとは、ヒドロキシスチレンとα−メチルヒドロキシスチレンの一方あるいは両方を意味する。
本発明のポジ型レジスト組成物は、上記本発明の高分子化合物(A)(以下、(A)成分ということがある)、および(B)露光(放射線の照射)により酸を発生する酸発生剤成分(以下、(B)成分ということがある)を含有することを特徴とする。
(A)成分は、前記本発明の高分子化合物(A)であり、高分子化合物(A)は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
かかる(A)成分は、酸解離性溶解抑止基を有し、酸の作用によりアルカリ可溶性が増大する、いわゆるベース樹脂成分であり、そのようなポジ型レジスト組成物にあっては、露光により(B)成分から酸が発生すると、その酸の作用により、酸解離性溶解抑制基である−CH2−O−A−[O−CH2−]sが解離し、これによって高分子化合物(A)全体のアルカリ可溶性が増大する。
したがって、レジストパターンの形成においてマスクパターンを介して露光すると、または露光に加えて露光後加熱(PEB)を行うと、露光部においてアルカリ可溶性が増大するので、アルカリ現像することによりポジ型のレジストパターンが形成できる。
(B)成分としては、公知の酸発生剤中から任意のものを適宜選択して用いることができる。このような酸発生剤としては、これまで、ヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム塩系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、ビスアルキルまたはビスアリールスルホニルジアゾメタン類、ポリ(ビススルホニル)ジアゾメタン類、ジアゾメタンニトロベンジルスルホネート類などのジアゾメタン系酸発生剤、イミノスルホネート系酸発生剤、ジスルホン系酸発生剤など多種のものが知られている。
また、ポリ(ビススルホニル)ジアゾメタン類としては、例えば、以下に示す構造をもつ1,3−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)プロパン(化合物A、分解点135℃)、1,4−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ブタン(化合物B、分解点147℃)、1,6−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ヘキサン(化合物C、融点132℃、分解点145℃)、1,10−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)デカン(化合物D、分解点147℃)、1,2−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)エタン(化合物E、分解点149℃)、1,3−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)プロパン(化合物F、分解点153℃)、1,6−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ヘキサン(化合物G、融点109℃、分解点122℃)、1,10−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)デカン(化合物H、分解点116℃)などを挙げることができる。
(B)成分の含有量は、高分子化合物(A)100質量部に対し、0.5〜30質量部が好ましく、1〜10質量部がより好ましい。上記範囲より少ないとパターン形成が十分に行われないおそれがあり、上記範囲を超えると均一な溶液が得られにくく、保存安定性が低下する原因となるおそれがある。
本発明のポジ型レジスト組成物には、レジストパターン形状、引き置き経時安定性などを向上させるために、さらに、任意の成分として、含窒素有機化合物(D)(以下、(D)成分という)を配合させることができる。
この(D)成分は、既に多種多様なものが提案されているので、公知のものから任意に用いれば良いが、アミン、特に第2級低級脂肪族アミンや第3級低級脂肪族アミンが好ましい。
ここで、低級脂肪族アミンとは、炭素数5以下のアルキルまたはアルキルアルコールのアミンを言い、この第2級や第3級アミンの例としては、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリペンチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどが挙げられるが、特にトリエタノールアミンのような第3級アルカノールアミンが好ましい。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)成分は、(A)成分100質量部に対して、通常0.01〜5.0質量部の範囲で用いられる。
また、前記(D)成分との配合による感度劣化を防ぎ、またレジストパターン形状、引き置き安定性等の向上の目的で、さらに任意の成分として、有機カルボン酸又はリンのオキソ酸若しくはその誘導体(E)(以下、(E)成分という)を含有させることができる。なお、(D)成分と(E)成分は併用することもできるし、いずれか1種を用いることもできる。
有機カルボン酸としては、例えば、マロン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸などが好適である。
リンのオキソ酸若しくはその誘導体としては、リン酸、リン酸ジ‐n‐ブチルエステル、リン酸ジフェニルエステルなどのリン酸又はそれらのエステルのような誘導体、ホスホン酸、ホスホン酸ジメチルエステル、ホスホン酸‐ジ‐n‐ブチルエステル、フェニルホスホン酸、ホスホン酸ジフェニルエステル、ホスホン酸ジベンジルエステルなどのホスホン酸及びそれらのエステルのような誘導体、ホスフィン酸、フェニルホスフィン酸などのホスフィン酸及びそれらのエステルのような誘導体が挙げられ、これらの中で特にホスホン酸が好ましい。
(E)成分は、(A)成分100質量部当り0.01〜5.0質量部の割合で用いられる。
本発明のポジ型レジスト組成物には、さらに所望により、混和性のある添加剤、例えばレジスト膜の性能を改良するための付加的樹脂、塗布性を向上させるための界面活性剤、溶解抑制剤、可塑剤、安定剤、着色剤、ハレーション防止剤などを適宜、添加含有させることができる。
本発明のポジ型レジスト組成物は、材料を有機溶剤に溶解させて製造することができる。
有機溶剤としては、使用する各成分を溶解し、均一な溶液とすることができるものであればよく、従来、化学増幅型レジストの溶剤として公知のものの中から任意のものを1種または2種以上適宜選択して用いることができる。
例えば、γ−ブチロラクトン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2−ヘプタノンなどのケトン類や、エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール、またはジプロピレングリコールモノアセテートのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテルまたはモノフェニルエーテルなどの多価アルコール類およびその誘導体や、ジオキサンのような環式エーテル類や、乳酸メチル、乳酸エチル(EL)、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチルなどのエステル類などを挙げることができる。
これらの有機溶剤は単独で用いてもよく、2種以上の混合溶剤として用いてもよい。
また、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)と極性溶剤とを混合した混合溶媒は好ましいが、その配合比(質量比)は、PGMEAと極性溶剤との相溶性等を考慮して適宜決定すればよいが、好ましくは1:9〜9:1、より好ましくは2:8〜8:2の範囲内とすることが好ましい。
より具体的には、極性溶剤としてELを配合する場合は、PGMEA:ELの質量比が好ましくは2:8〜8:2、より好ましくは3:7〜7:3であると好ましい。
また、有機溶剤として、その他には、PGMEA及びELの中から選ばれる少なくとも1種とγ−ブチロラクトンとの混合溶剤も好ましい。この場合、混合割合としては、前者と後者の質量比が好ましくは70:30〜95:5とされる。
有機溶剤の使用量は特に限定しないが、基板等の支持体に塗布可能な濃度で、塗布膜厚に応じて適宜設定されるものであるが、一般的にはレジスト組成物の固形分濃度が2〜20質量%、好ましくは5〜15質量%の範囲内となる様に用いられる。
本発明のポジ型レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法は例えば以下の様にして行うことができる。
すなわち、まずシリコンウェーハのような支持体上に、上記ポジ型レジスト組成物をスピンナーなどで塗布し、80〜150℃の温度条件下、プレベークを40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施し、これに例えばArF露光装置などにより、ArFエキシマレーザー光を所望のマスクパターンを介して選択的に露光(放射線を照射)した後、80〜150℃の温度条件下、PEB(露光後加熱)を40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施す。次いでこれをアルカリ現像液、例えば0.1〜10質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いて現像処理する。このようにして、マスクパターンに忠実なレジストパターンを得ることができる。
なお、支持体(基板)とレジスト組成物の塗布層との間には、有機系または無機系の反射防止膜を設けることもできる。
基板としては、例えばシリコンウェーハ、銅、クロム、鉄、アルミニウムなどの金属製の基板や、ガラス基板などが挙げられる。
配線パターンの材料としては、例えば銅、ハンダ、クロム、アルミニウム、ニッケル、金などが使用可能である。
これらの効果は、高分子化合物(A)において、上記構成単位(a1)が複数の(メタ)アクリレート単位を有し、しかも酸分解性が高く、Aが解離しやすいことによると推測される。すなわち、構成単位(a1)が複数の(メタ)アクリレート単位を有することにより、酸解離性溶解抑制基として機能するAの解離後のアルカリ溶解性が向上し、露光部と未露光部とのアルカリ溶解性のコントラストが大きくなって、解像性が向上すると推測される。また、上記式(11)に示すように、(メタ)アクリレート単位のエステル側鎖部のメチル基が、酸素原子を介してAに結合した構造を有することにより、Aが、アニオン部にカンファースルホン酸イオンを有するオニウム塩から発生する酸のような、強度の弱い酸であっても容易に解離するため、発生する酸の強度が弱い酸発生剤を用いた場合であっても良好にレジストパターンを解像できると推測される。
また、アニオン部にカンファースルホン酸イオンを有するオニウム塩でも十分な解像性能を示すことから、それよりも強度の強い酸を発生するジアゾメタン系酸発生剤のような非イオン性の酸発生剤を用いても、十分な解像性能を示すことが予想される。
そのため、本発明のポジ型レジスト組成物は、液浸リソグラフィ用の材料としても期待される。すなわち、液浸リソグラフィは、露光時に、従来は空気や窒素等の不活性ガスであったレンズとウェーハ上のレジスト層との間の部分を空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する溶媒、例えば、純水またはフッ素系不活性液体等の溶媒で満たす方法であり、同じ露光波長の光源を用いてもより短波長の光源を用いた場合や高NAレンズを用いた場合と同様に、高解像性が達成されると同時に焦点深度幅の低下もないと言われている。この液浸リソグラフィでは、酸発生剤としてオニウム塩等のイオン性の酸発生剤等を用いると、液浸時にレジスト膜中の酸発生剤が水中に溶出するコンタミの懸念がある。そのため、非イオン性の酸発生剤を使用できる本発明のポジ型レジスト組成物は、液浸リソグラフィ用の材料としても期待される。
以下の手順で、下記式(h1)〜(h3)で示されるハロゲン化エーテル化合物[1,2−ビス(クロロメトキシ)エタン、1,4−ビス(クロロメトキシ)プロパン、および1,4−ビス(クロロメトキシメチル)シクロへキサン]を合成した。
それぞれの原料となるジヒドロキシ体[1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、または1,4−シクロへキサンジメタノール]に、パラホルムアルデヒドを加え、ジヒドロキシ体に対して2.0〜3.0当量の塩化水素ガスを吹き込み、50℃にて12時間反応させた。反応終了後、生成物を減圧蒸留し、1,2−ビス(クロロメトキシ)エタン(以下、化合物(h1)という)、1,4−ビス(クロロメトキシ)プロパン(以下、化合物(h2)という)、および1,4−ビス(クロロメトキシメチル)シクロへキサン(以下、化合物(h3)という)を得た。
17.2gのメタクリル酸を400mLのテトラヒドロフランに溶解し、トリエチルアミン21.2gを加えた。室温で攪拌した後、15.9gの化合物(h1)を溶解させたテトラヒドロフラン100mLを滴下した。室温で12時間攪拌した後、析出した塩を濾別した。得られた濾液を溶媒留去し、酢酸エチルに200mLに溶解させた後、純水(100mL×3回)で洗浄し、溶媒留去した。無色油状物を得た。この化合物をモノマー1とする。
モノマー1の赤外吸収スペクトル、プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)を測定した結果を以下に示す。また、モノマー1の構造を下記式(m1)に示す。
IR(cm−1):2962(C−H伸縮)、1725(C=O伸縮)、1638(C=C伸縮)
1H−NMR(CDCl3、内部標準:テトラメチルシラン)ppm:1.97(s、6H)、3.85(s、4H)、5.40(s、4H)、5.64(s、2H)、6.18(s、2H)
17.2gのメタクリル酸を400mLのテトラヒドロフランに溶解し、トリエチルアミン21.2gを加えた。室温で攪拌した後、17.3gの化合物(h2)を溶解させたテトラヒドロフラン100mLを滴下した。室温で12時間攪拌した後、析出した塩を濾別した。得られた濾液を溶媒留去し、酢酸エチルに200mLに溶解させた後、純水(100mL×3回)で洗浄し、溶媒留去した。無色油状物を得た。この化合物をモノマー2とする。
モノマー2の赤外吸収スペクトル、プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)を測定した結果を以下に示す。また、モノマー2の構造を下記式(m2)に示す。
IR(cm−1):2961(C−H伸縮)、1726(C=O伸縮)、1638(C=C伸縮)
1H−NMR(CDCl3、内部標準:テトラメチルシラン)ppm:1.88〜1.95(m、8H)、3.74〜3.77(m、4H)、5.35(s、4H)、5.62(s、2H)、6.18(s、2H)
17.2gのメタクリル酸を400mLのテトラヒドロフランに溶解し、トリエチルアミン21.2gを加えた。室温で攪拌した後、24.1gの化合物(h3)を溶解させたテトラヒドロフラン100mLを滴下した。室温で12時間攪拌した後、析出した塩を濾別した。得られた濾液を溶媒留去し、酢酸エチルに200mLに溶解させた後、純水(100mL×3回)で洗浄し、溶媒留去した。無色油状物を得た。この化合物をモノマー3とする。
モノマー3の赤外吸収スペクトル、プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)を測定した結果を示す。また、モノマー3の構造を下記式(m3)に示す。
IR(cm−1):2924、2859(C−H伸縮)、1725(C=O伸縮)、1638(C=C伸縮)1H−NMR(CDCl3、内部標準:テトラメチルシラン)ppm:0.95〜1.96(m、16H)、3.45〜3.55(m、4H)、5.34(s、4H)、5.6(s、2H)、6.15(s、2H)
0.6gのモノマー1(m1)と、5.0gの2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(下記式(m4))と、4.5gのγ−ブチロラクトンメタクリレート(下記式(m5))とを、100mLのテトラヒドロフランに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.41gを加えた。6時間還流した後、反応溶液を1Lのn−ヘプタンに滴下した。析出した樹脂を濾別、減圧乾燥を行い、白色な粉体樹脂(下記式(p1))を得た。この樹脂を樹脂1とする。
樹脂1の質量平均分子量(Mw)は11800であった。また、カーボン13核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を測定した結果、組成比(モル比)はx:y:z=29.5:66.1:4.4であった。
1.4gのモノマー1(m1)と、2.5gの2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(上記式(m4))と、1.8gのγ−ブチロラクトンメタクリレート(上記式(m5))とを、200mLのテトラヒドロフランに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.22gを加えた。6時間還流した後、反応溶液を2Lのn−ヘプタンに滴下した。析出した樹脂を濾別、減圧乾燥を行い、白色な粉体樹脂(上記式(p1))を得た。この樹脂を樹脂2とする。
樹脂2の質量平均分子量(Mw)は5400であった。また、カーボン13核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を測定した結果、組成比(モル比)はx:y:z=22.7:49.2:28.1であった。
0.5gのモノマー1(m1)と、2.1gのγ−ブチロラクトンメタクリレート(上記式(m5))と、2.5gの2−アダマントキシメチルメタクリレート(下記式(m6))とを、200mLのテトラヒドロフランに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.20gを加えた。6時間還流した後、反応溶液を2Lのn−ヘプタンに滴下した。析出した樹脂を濾別、減圧乾燥を行い、白色な粉体樹脂(下記式(p2))を得た。この樹脂を樹脂3とする。
樹脂3の質量平均分子量(Mw)は14400であった。また、カーボン13核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を測定した結果、組成比(モル比)はx:y:z=31.7:50.4:17.9であった。
1.3gのモノマー1(m1)と、1.7gのγ−ブチロラクトンメタクリレート(上記式(m5))と、2.5gの2−アダマントキシメチルメタクリレート(上記式(m6))とを、200mLのテトラヒドロフランに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.20gを加えた。6時間還流した後、反応溶液を2Lのn−ヘプタンに滴下した。析出した樹脂を濾別、減圧乾燥を行い、白色な粉体樹脂(上記式(p2))を得た。この樹脂を樹脂4とする。
樹脂4の質量平均分子量(Mw)は7200であった。また、カーボン13核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を測定した結果、組成比(モル比)はx:y:z=22.9:34.5:42.6であった。
10.6gの2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(上記式(m4))と、15.0gのγ−ブチロラクトンメタクリレート(上記式(m5))とを、230mLのテトラヒドロフランに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.74gを加えた。12時間還流した後、反応溶液を2Lのn−ヘプタンに滴下した。析出した樹脂を濾別、減圧乾燥を行い、白色な粉体樹脂(下記式(p3))を得た。この樹脂を比較樹脂1とする。
比較樹脂1の質量平均分子量(Mw)は8780であった。また、カーボン13核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を測定した結果、組成比(モル比)はx:y=64:36であった。
有機反射防止膜組成物「ARC−29」(ブリュワーサイエンス社製)を、スピンナーを用いてシリコンウェーハ上に塗布し、ホットプレート上で205℃で60秒間焼成して乾燥させることにより、77nmの有機反射防止膜を形成した。そして、後述する表2の組成のポジ型フォトレジスト組成物を、スピンナーを用いて上記有機反射防止膜上に塗布し、ホットプレート上で120℃、90秒間プレベークし、乾燥することにより、膜厚250nmのレジスト層を形成した。ついで、ArF露光装置NSR−S302(ニコン社製;NA(開口数)=0.60,2/3輪帯)により、ArFエキシマレーザー(193nm)を、マスクパターンを介して選択的に照射した。そして、120℃、60秒間の条件でPEB処理し、さらに23℃にて2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間パドル現像し、その後60秒間水洗して乾燥して、レジストパターンを形成した。その結果を表3に示す。
130nmのラインアンドスペースが1:1に形成される露光時間を感度(EOP)としてmJ/cm2(エネルギー量)単位で測定した。
<解像性>
上記EOPにおいての極限解像度をSEM写真により判断した。
一方、酸発生剤として、発生する酸の強度がTPS−PFBSに比べて弱い上記式(b−1)の化合物を用いた比較例1のポジ型フォトレジスト組成物は、レジストパターンが解像しなかった。
Claims (16)
- 前記Aが、炭素数1〜4の直鎖状の飽和炭化水素基、または炭素数4〜15の環式基を有する炭化水素基である請求項1に記載の化合物。
- 前記構成単位(a1)が、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物から誘導される構成単位(a1−1)である請求項5に記載の高分子化合物。
- さらに、酸解離性溶解抑制基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位(a2)を含む請求項5または6に記載の高分子化合物。
- さらに、ラクトン含有単環又は多環式基を含有するモノ(α−低級アルキル)アクリル酸エステルから誘導される構成単位(a3)を含む請求項5〜8のいずれか一項に記載の高分子化合物。
- 質量平均分子量が2000〜50000である請求項5〜11のいずれか一項に記載の高分子化合物。
- (A)請求項5〜12のいずれか一項に記載の高分子化合物、および(B)露光により酸を発生する酸発生剤成分を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
- 前記(B)露光により酸を発生する酸発生剤成分が、アニオン部にカンファースルホン酸イオンを有するオニウム塩を含有する請求項13に記載のポジ型レジスト組成物。
- さらに含窒素有機化合物を含有する請求項13または14に記載のポジ型レジスト組成物。
- 請求項13〜15のいずれか一項に記載のポジ型レジスト組成物を基板上に塗布し、プレべークし、選択的に露光した後、PEB(露光後加熱)を施し、アルカリ現像してレジストパターンを形成することを特徴とするレジストパターン形成方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004181067A JP4722417B2 (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 |
KR1020067021229A KR100848031B1 (ko) | 2004-04-13 | 2005-04-05 | 고분자 화합물, 이 고분자 화합물을 함유하는 포토레지스트조성물, 및 레지스트 패턴 형성 방법 |
PCT/JP2005/006657 WO2005100412A1 (ja) | 2004-04-13 | 2005-04-05 | 高分子化合物、該高分子化合物を含有するフォトレジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 |
US11/578,189 US7700259B2 (en) | 2004-04-13 | 2005-04-05 | Polymer compound, photoresist composition containing such polymer compound, and method for forming resist pattern |
EP05728789.8A EP1736485B1 (en) | 2004-04-13 | 2005-04-05 | Polymer compound, photoresist composition containing such polymer compound, and method for forming resist pattern |
TW094111227A TWI326008B (en) | 2004-04-13 | 2005-04-08 | High molecular weight compound, photoresist composition containing the compound and formation method for photoresist pattern |
US12/707,462 US8741538B2 (en) | 2004-04-13 | 2010-02-17 | Polymer compound, photoresist composition containing such polymer compound, and method for forming resist pattern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004181067A JP4722417B2 (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006002073A true JP2006002073A (ja) | 2006-01-05 |
JP4722417B2 JP4722417B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=35770736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004181067A Expired - Lifetime JP4722417B2 (ja) | 2004-04-13 | 2004-06-18 | 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4722417B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006028472A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-02-02 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP2006169319A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 |
WO2009005036A1 (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-08 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 光学部品用樹脂、光学部品用樹脂に用いる原料組成物及び光学部品 |
KR100987614B1 (ko) | 2007-08-07 | 2010-10-13 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 포지티브형 레지스트 조성물, 레지스트 패턴 형성 방법,고분자 화합물 및 화합물 |
US7919651B2 (en) | 2007-08-07 | 2011-04-05 | Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. | Positive resist composition, method of forming resist pattern, polymeric compound, and compound |
WO2012014435A1 (ja) | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 化合物、感放射線性組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP2012108529A (ja) * | 2007-05-23 | 2012-06-07 | Jsr Corp | 感放射線性樹脂組成物 |
JP2014212171A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | 富士フイルム株式会社 | レジスト除去液、これを用いたレジスト除去方法およびフォトマスクの製造方法 |
KR20170023711A (ko) | 2015-08-24 | 2017-03-06 | 더 스쿨 코포레이션 칸사이 유니버시티 | 고분자 화합물, 감방사선성 조성물 및 패턴형성방법 |
KR20170023710A (ko) | 2015-08-24 | 2017-03-06 | 더 스쿨 코포레이션 칸사이 유니버시티 | 고분자 화합물, 감방사선성 조성물 및 패턴형성방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08305025A (ja) * | 1995-04-21 | 1996-11-22 | Ocg Microelectron Materials Inc | 架橋されたポリマー |
JPH10260601A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-09-29 | Konica Corp | 熱定着方法 |
JP2002244299A (ja) * | 1996-04-24 | 2002-08-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 化学増幅ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004181067A patent/JP4722417B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08305025A (ja) * | 1995-04-21 | 1996-11-22 | Ocg Microelectron Materials Inc | 架橋されたポリマー |
JP2002244299A (ja) * | 1996-04-24 | 2002-08-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 化学増幅ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JPH10260601A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-09-29 | Konica Corp | 熱定着方法 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006028472A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-02-02 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP2006169319A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 |
JP2015062072A (ja) * | 2007-05-23 | 2015-04-02 | Jsr株式会社 | 感放射線性樹脂組成物 |
JP2012108529A (ja) * | 2007-05-23 | 2012-06-07 | Jsr Corp | 感放射線性樹脂組成物 |
WO2009005036A1 (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-08 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 光学部品用樹脂、光学部品用樹脂に用いる原料組成物及び光学部品 |
KR100987614B1 (ko) | 2007-08-07 | 2010-10-13 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 포지티브형 레지스트 조성물, 레지스트 패턴 형성 방법,고분자 화합물 및 화합물 |
US7919651B2 (en) | 2007-08-07 | 2011-04-05 | Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. | Positive resist composition, method of forming resist pattern, polymeric compound, and compound |
WO2012014435A1 (ja) | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 化合物、感放射線性組成物及びレジストパターン形成方法 |
KR20130094775A (ko) | 2010-07-30 | 2013-08-26 | 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 | 화합물, 감방사선성 조성물 및 레지스트 패턴 형성방법 |
US9239517B2 (en) | 2010-07-30 | 2016-01-19 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Compound, radiation-sensitive composition and resist pattern formation method |
JP2014212171A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | 富士フイルム株式会社 | レジスト除去液、これを用いたレジスト除去方法およびフォトマスクの製造方法 |
KR20170023711A (ko) | 2015-08-24 | 2017-03-06 | 더 스쿨 코포레이션 칸사이 유니버시티 | 고분자 화합물, 감방사선성 조성물 및 패턴형성방법 |
KR20170023710A (ko) | 2015-08-24 | 2017-03-06 | 더 스쿨 코포레이션 칸사이 유니버시티 | 고분자 화합물, 감방사선성 조성물 및 패턴형성방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4722417B2 (ja) | 2011-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4794835B2 (ja) | 高分子化合物、酸発生剤、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006096965A (ja) | 高分子化合物、該高分子化合物を含有するフォトレジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 | |
JP4828204B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法、並びに高分子化合物 | |
JP4213107B2 (ja) | レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4942925B2 (ja) | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
EP1736485B1 (en) | Polymer compound, photoresist composition containing such polymer compound, and method for forming resist pattern | |
JP4722417B2 (ja) | 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4738803B2 (ja) | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 | |
JP4319136B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4668042B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4191103B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006113140A (ja) | 液浸露光用ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006349800A (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4184352B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP4409366B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006001907A (ja) | 化合物、高分子化合物、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 | |
JP4889950B2 (ja) | 電子線またはeuv用ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
US20090162785A1 (en) | Polymer compound, negative resist composition, and method of forming resist pattern | |
JP2007240718A (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4667945B2 (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4657883B2 (ja) | レジストパターン形成方法 | |
JP2006003844A (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP4494161B2 (ja) | 高分子化合物、ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006227160A (ja) | ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 | |
JP2006162797A (ja) | フォトマスク製造用ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110406 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4722417 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |