JP2006000148A - 毛髪保持具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一端部21の開口部から他端部22の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシート23A,23Bにより構成された筒状体2からなる毛髪保持具1であって、前記筒状体2は、複数個の短筒片3が、それらを連結する連結機構31により長手方向に連結されて形成されている。
【選択図】図1
Description
本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端部21の開口部から他端部22の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシート23A,23Bにより構成された筒状体2からなる毛髪保持具1であって、前記筒状体2は、複数個の短筒片3が、それらを連結する連結機構31により長手方向に連結されて形成されている。
例えば、筒状体2内に挿入された状態の毛髪に対して筒状体2の外部から毛髪処理剤を施したいときには、該毛髪処理剤に対して透過性を有する材料を用いればよい。挿入されている毛髪のみに毛髪処理剤を施したいときには、該毛髪処理剤に対して非透過性を有する材料を用いればよい。本実施形態においては、筒状体2の外部から毛髪処理剤を施すため、毛髪処理剤に対して透過性を有する不織布が用いられている。
シートの厚みは、特に限定されないが、好ましくは5μm〜500μmである。シートの厚みは、シート全体で均一の方が好ましい。
本発明の毛髪保持具と組み合わせて使用される毛髪処理剤としては、パーマ処理剤、スタイリング剤、染毛剤、トリートメント剤等が挙げられる。
このように構成された筒状体2からなる毛髪保持具1によれば、カール対象の毛髪の長さに応じて、必要により、図1(b)に示すように、ミシン目31から隣接する短筒片3間を分離して、筒状体2の長さを調整(短く)することができる。
先ず、毛髪束Hの長さに応じて、必要に応じ短筒片3間をミシン目31で分離して、筒状体2を毛髪束に対応した長さに調整する。ここでは、図1(b)に示す3個の短筒片3が連結された筒状体2からなる毛髪保持具1を用いる。
そして、図2(a)に示すように、筒状体2の一端部21の開口部を楕円形状に開口して、該開口部から毛髪束Hを挿入する。そして、図2(b)に示すように、毛髪束Hを、その先端が筒状体2の他端部22の開口部から少しはみ出るまで、筒状体2に挿通させる。
筒状体2はパーマ処理剤に対し透過性を有しているので、パーマ処理剤は筒状体2を透過して毛髪束Hに施される。所定時間後、筒状体2から毛髪束Hを挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
尚、筒状体2の一端部21の開口部から毛髪束Hを挿入させる際に、必要に応じ、該開口部を真円状に開口した方が、毛髪束Hをスムーズに挿入させ易い。また、必ずしも、毛髪束Hの先端を筒状体2の他端部22の開口部からはみ出させる必要はない。
そして、毛髪の長さに応じて、必要に応じ短筒片3間をミシン目31で分離し、筒状体2の長さを短くすることができるので、筒状体2に余り部分が生じず、毛髪束に綺麗なカールを容易に付与することができる。また、パーマ処理剤等の毛髪処理剤のロスが少ない。
短筒片3間の連結機構がミシン目31であるため、その形成が容易であり、短筒片3間の分離も容易である。
短筒片3の一方の端部(図面下方の端部)には、ピン32aが突設されており、短筒片3の他方の端部(図面上方の端部)には、ピン32aが挿通篏合し得る孔部32bが設けられている。そのため、図3に示すように、ピン32aを孔部32aに挿通篏合させることにより、短筒片3を着脱自在に長手方向に連結することができる。
尚、短筒片3の両端部は、強度を確保するため、ピン32a及び孔部32bと一体的に高剛性の材料から形成されている。
図4に示すように、短筒片3の一方の端部(図面上方の端部)には、オスのメカニカルファスナー33aが、短筒片3上方に向けて延設されており、短筒片3の他方の端部(図面下方の端部)には、メスのメカニカルファスナー33bが、短筒片3下方に向けて延設されている。オスのメカニカルファスナー33aの係合面は短筒片3の内周面側(図面手前側)に形成されており、メスのメカニカルファスナー33bの係合面は短筒片3の外周面側(図面奥側)に形成されている。そのため、図4に示すように、オスのメカニカルファスナー33とメスのメカニカルファスナー33bとを係合させることにより、短筒片3を着脱自在に長手方向に連結することができる。
このように構成された第3実施形態の毛髪保持具1によれば、連結機構が着脱自在な機械的係合機構からなるため、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
連結テープ34としては、例えば、短筒片3の外周面が不織布等からなる場合には、オスのメカニカルファスナー等が用いられ、短筒片3の外周面が樹脂フィルム等のメカニカルファスナーが係合しない材料からなる場合には、粘着テープ等が用いられる。
このように構成された第4実施形態の毛髪保持具1によれば、連結機構が短筒片3の表面に着脱自在な連結テープ34からなるため、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
具体的には、図6に示すように、図1に示す第1実施形態のような、短筒片3がミシン目31で連結された筒状体2が、更に長手方向に複数個連結されて、長尺筒体4を形成している。このように構成された長尺筒体4によれば、被施術者の毛髪の長さに応じてミシン目31で切断して、適当な長さの筒状体2を得ることができる。
連結機構は、複数個の短筒片を長手方向に連結することができるものであれば、前述した連結機構以外の機構を採用することができる。
1個の筒状体を構成する短筒片の個数は、筒状体の長さ及びその可変刻み等に応じて適宜設定することができる。
長尺筒体は、図6に示すようなミシン目で連結された形態に制限されず、第2実施形態〜第4実施形態に示すように筒状体が連結された形態、又はその他の形態で形成することもできる。
筒状体の断面形状は、扁平形に制限されず、例えば、略円形、略楕円形でもよい。
2 筒状体
21 一端部
22 他端部
23A,23B シート
24 側縁部
3 短筒片
31 ミシン目
32 ピン結合部材
33 メカニカルファスナー
34 連結テープ
4 長尺筒体
H 毛髪束
Claims (5)
- 一端部の開口部から他端部の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された筒状体からなる毛髪保持具であって、
前記筒状体は、複数個の短筒片が、それらを連結する連結機構により長手方向に連結されて形成されている毛髪保持具。 - 前記連結機構は、隣接する前記短筒片間のミシン目である請求項1記載の毛髪保持具。
- 前記連結機構は、前記短筒片の長手方向端部に設けられた着脱自在な機械的係合機構である請求項1記載の毛髪保持具。
- 前記連結機構は、前記短筒片とは別体な該短筒片の表面に着脱自在な連結テープである請求項1記載の毛髪保持具。
- 複数個の前記筒状体が長手方向に連結されて長尺筒体を形成している請求項1〜4の何れかに記載の毛髪保持具。
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