JP4619244B2 - 毛髪保持具 - Google Patents
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Description
本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束H〔図3(c)参照〕を挿通可能に構成された扁平形状の筒状体2からなる毛髪保持具である。筒状体2における一方の面及び他方の面は、それぞれ一面シート23A及び他面シート23Bから形成されており、一面シート23A及び他面シート23Bにおける一端の開口部21近傍それぞれに、指を掛け得る一対の指掛け部4,4が設けられている。指掛け部4は、一個のみでも良いが、毛髪挿入操作の容易性を考慮すると、一対設けた方が好ましい。
筒状体2の大きさは、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜設定されるが、好ましくは、長さが50〜350mm、幅が20〜100mmである。
一面シート23Aと他面シート23Bとの接合には、ヒートシール、インパルスシール、超音波シール、接着剤、粘着テープ、縫製等が用いられ、本実施形態においては、ヒートシールが用いられている。
一面シート23A又は他面シート23Bと取り込み口補強シート51との積層体のテーバーこわさは、好ましくは0.4mN・m以上、1.0mN・m以下である。
尚、前記「テーバーこわさ」は、JIS P8125に規定される「こわさ試験方法」により測定されるテーパーこわさである。
指掛け部4を形成する材料としては、各種可撓性材料が用いられる。その可撓性材料としては、樹脂フィルム、紙、金属板又はこれらの複合体等が挙げられる。
指掛け部4の幅は、筒状体2の幅にもよるが、指掛け部4に指を掛けた際の安定感や触感等の観点から、好ましくは5mm以上、60mm以下であり、更に好ましくは10mm以上、40mm以下である。
巻き上げ用糸7は、筒状体2内に挿入されている毛髪束を、筒状体2ごと巻き上げる手段として用いられる。本発明において巻き上げとは、毛髪に所定のくせ付けをすること全般を意味し、本来の巻き上げ(スパイラル状の巻き上げ)に加えて例えば湾曲や屈曲も包含される。
詳細には、筒状体2は、その両側部に第1の挿通孔部6Aからなる第1の挿通孔部列と、第2の挿通孔部6Bからなる第2の挿通孔部列とを有している。第1の挿通孔部列における隣接する挿通孔部6A,6Aの間隔は一定になっている。第2の挿通孔部列においても同様であり、その間隔は第1の挿通孔部列と同じになっている。そして、各挿通孔部列における挿通孔部6A,6Bは、互いに半ピッチずれるように互い違いに配置されている。
従って、巻き上げ用糸7の他端72側を引っ張ると、筒状体2は、スパイラル状に変形する。
ここでは、筒状体2における一端の開口部21への毛髪束Hの挿入に、毛髪挿入具3を用いる。毛髪挿入具3は、図3に示すように、細長板状で、一端側が先細状に形成された板状部材31からなる。板状部材31は、硬質の合成樹脂シート等から形成されている。板状部材31の他端側には、長手方向に延びる波状スリット形状の係止部32が設けられており、更に係止部32と連続する略矩形状の切り抜き部33が形成されている。
次に、図3(a)に示すように、毛髪束Hを毛髪挿入具3の係止部32に挿通して係止させる。毛髪束Hは、毛髪挿入具3における係止部32の形状に従って、毛髪挿入具3の長手方向と直交する方向に延びた状態で係止部32に係止される。
そして、図3(c)に示すように、毛髪挿入具3を筒状体2の他端の開口部22から引き抜く。その結果、毛髪挿入具3の係止部32に係止されていた毛髪束Hは、係止部32から外れ、筒状体2の他端の開口部22からはみ出るまで挿通される。尚、毛髪束Hは、筒状体2の他端の開口部22からはみ出させなくてもよい。
この状態を保持するために、図4(c)に示すように、糸留め8を筒状体2における最も上部に位置する挿通孔部6B近傍に移動し、巻き上げ用糸7に係止して、筒状体2の巻き上げ状態を維持する。
所定時間放置後、筒状体2に向けて第2のパーマネント処理剤(酸化剤)を付与し、再び所定時間放置する。これによって、筒状体2内に挿入されている毛髪束Hに対して、そ
の巻き上げ形態のパーマネントウエーブが掛けられる。その後、糸留め8を巻き上げ用糸7の他端72側に移動し、毛髪束Hの巻き上げ状態を解除する。引き続き毛髪束Hを筒状体2から取り出し、すすぎ洗いをし、更にシャンプー及びブローをする。
一対の指掛け部4,4がそれぞれ一面シート23A及び他面シート23Bの外面に面状に接合されているため、筒状体2の一端の開口部21をスムーズに開口させることができる。
指掛け部4の輪形状は、矩形輪状に制限されず、例えば楕円輪状でもよい。また、指掛け部4の幅は、一定でなくてもよく、例えば図5に示すように、平面視で筒状体2の一面シート23A又は他面シート23Bから離間するにつれて狭くなっていてもよい(台形状)。
指掛け部4は、指を掛けることができれば、輪状でなくてもよく、例えば鉤状(ホック状)でもよい。また、指掛け部4は、指が挿入できる形状に限られず、例えば図6に示すように、指で挟持できる形状でも良い。尚、図6においては、筒状体2における巻き上げ用糸7の図示を省略している。
指掛け部4は、一面シート23A又は他面シート23Bに直接的に又は間接的に面状に接合されていることが好ましいが、線状に接合することもできる。
巻き上げ用糸7の挿通形態は、筒状体2を巻き上げることができれば、前述の実施形態における挿通形態に制限されない。巻き上げ用糸7は設けられていなくてもよい。
2 筒状体
21 一端の開口部
22 他端の開口部
23A 一面シート
23B 他面シート
3 毛髪挿入具
4 指掛け部
51 取り込み口補強シート
6A、6B、6C 挿通孔部
7 巻き上げ用糸
71 一端
72 他端
8 糸留め
F 指
H 毛髪束
Claims (3)
- 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に構成された扁平形状の筒状体からなる毛髪保持具であって、
前記筒状体における一方の面及び他方の面は、それぞれ一面シート及び他面シートから形成されており、
前記一面シート及び前記他面シートにおける前記一端の開口部近傍に、指を掛け得る指掛け部が設けられている毛髪保持具。 - 前記指掛け部は、テーバーこわさが0.4mN・m以上、1.0mN・m以下の材料から形成されている請求項1記載の毛髪保持具。
- 前記一対の指掛け部は、それぞれ、前記一面シート及び前記他面シートの外面に直接的に又は間接的に面状に接合されている請求項1又は2に記載の毛髪保持具。
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