JP2005328423A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者に、番組の表示を変更する前に、変更するタイミングを通知するテレビジョン受像機を提供する。
【解決手段】 親画面用受信手段102と子画面用受信手段103とOSD作成手段106と合成表示手段104,105と各手段を制御する制御手段107、更に子画面番組データを解析する第一解析手段103dを備え、制御手段は、第一解析手段から得られる解析結果に基づいてOSD作成手段と合成表示手段を制御し、合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、親画面用受信手段と子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 親画面用受信手段102と子画面用受信手段103とOSD作成手段106と合成表示手段104,105と各手段を制御する制御手段107、更に子画面番組データを解析する第一解析手段103dを備え、制御手段は、第一解析手段から得られる解析結果に基づいてOSD作成手段と合成表示手段を制御し、合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、親画面用受信手段と子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ひとつの表示装置に複数の番組映像を同時に表示することが可能なマルチ画面表示機能を有するテレビジョン受像機に関する。
従来、マルチ画面表示機能を有するテレビジョン受像機は、表示装置の表示部分を左右に二分し、主番組を左側部分、副番組を右側部分に表示するタイプが主流となっていた。
このようなテレビジョン受像機は、主番組と副番組の表示したり、或いは、主番組のみの表示したりする場合、利用者はリモコン送信機などを介して、表示変更の設定を行なう必要があった。
例えば、主番組がCM放送中であるときに限り、主番組に加えて副番組も見たい場合、利用者は、主番組でCM放送が開始されると、リモコン送信機を用いて主番組と副番組の表示設定を行ない、CM放送が終了すると、再び、リモコン送信機を用いて主番組のみを表示する設定を行なう必要があった。そのため、利用者は、主番組でCMが放送されるたびに、リモコン送信機を用いて表示変更の設定を行なう必要があり、非常に面倒であった。
このような課題を解決するため、特許文献1記載のテレビジョン受像機が提案された。
そのテレビジョン受像機は、主番組を受信する主番組受信器と、副番組を受信する裏番組受信器と、主番組受信器と裏番組受信器から出力された番組データを合成する合成回路と、合成回路から出力された番組データを表示する表示装置を有し、更に、CM検出手段として、主番組受信器、裏番組受信器、および合成回路を制御する制御回路を有して構成される。
主番組受信器と裏番組受信器の内部は、受信アンテナに共通に接続されたチューナを有し、チューナの選局出力を増幅するIF回路と、IF回路からの信号を処理した後、映像信号と音声信号を復調する信号処理回路が、チューナと縦列接続されている。
合成回路は、表示装置に、主番組受信器から出力される映像データをサイズの大きい親画面に表示し、裏番組受信器から出力される映像データをサイズの小さい子画面に表示するため、PIP(Picture In Picture)回路で構成される。
親画面と子画面の合成は、親画面の中にある子画面表示部分に対し、画像圧縮率に応じて走査線を間引いた子画面の映像をはめ込むことで実現される。
信号処理回路は主番組の音声信号を復調すると共に、多重制御信号より主番組がCM放送中であるか否かの判定を行なう。CM放送であるか否かは、音声モードがステレオであるか、モノラルであるかを判断材料とする。
制御回路は、その判定結果に基づいて、合成回路に対し、CM放送中である場合は、主番組受信器から出力された映像データを親画面に、裏番組受信器から出力された映像データを子画面に表示する設定を行ない、CM放送中でない場合は、主番組受信器から出力された映像データのみを表示する設定を行なう。
このようなCM検出手段を設けることにより、表示方法(主番組と裏番組の表示、主番組のみ表示)をテレビジョン受像機側が変更することが可能となり、利用者は、主番組でCMが放送されるたびに、リモコン送信機を用いて表示設定の操作を行なう必要がなくなった。
しかし、こうした表示の変更は、利用者の意思とは関係なく、テレビジョン受像機側が自動的に行なうことから、利用者は、表示の急変に追従できず、利用者に不快感を与えてしまう可能性が考えられる。
本発明の目的は、利用者に、番組の表示を変更する前に、変更するタイミングを通知するテレビジョン受像機を提供することにある。
本発明のテレビジョン受像機は、親画面に表示する番組の番組データの選局から復号処理までを行なう親画面用受信手段と、子画面に表示する番組の番組データの選局から復号処理までを行なう子画面用受信手段と、OSDデータを作成するOSD作成手段と、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段より出力された映像データおよび前記OSD作成手段より出力されたOSDデータを合成して表示する合成表示手段と、前記各手段を制御する制御手段を備え、更に、子画面に表示する番組の番組データを解析する第一解析手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
また本発明は、更に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を遅延するための遅延手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示し、該切替タイミングで、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
また本発明は、更に、親画面に表示する番組の番組データを解析する第二解析手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段と前記第二解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
また本発明において、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記合成表示手段を制御し、子画面の画面サイズ、及び/或いは表示位置を動的に変更するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とする。
また本発明において、前記制御手段は、事前設定した利用者解析条件を記憶しており、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段から得られる解析結果が前記利用者解析条件に合致した場合に、前記OSD作成手段と前記合成表示手段、または前記合成表示手段を制御し、また前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御することを特徴とする。
また本発明において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組の音声データに含まれる周波数成分を解析すること、表示する番組の音声データより、音声多重放送の多重制御信号を解析し、モノラル放送・ステレオ放送・二ヶ国語放送などの音声モードを解析すること、表示する番組の音声データより、音量レベルを解析すること、表示する番組のデータより、CMが放送されているか否かを解析すること、表示する番組のデータより、サービスの切替を解析すること、表示する番組のデータより、あらかじめ利用者が指定した映像シーンが表示されているか否かを解析することを特徴とする。
本発明によれば、利用者に、番組の表示を変更する前に、変更するタイミングを通知するテレビジョン受像機を得ることができる。
以下、本発明のテレビジョン受像機の実施の形態を、図を用いて説明する。
最初に、図1〜図5を用いて、第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のテレビジョン受信機の第1の実施の形態を示す構成図である。図1のテレビジョン受像機101は、親画面用受信器102、子画面用受信器103、合成部104、表示部105、OSD作成部106、制御部107、ユーザI/F108を有して構成される。更に、親画面用受信器102は、チューナ・復調部102a、パケット分離部102b、映像音声復号部102cを有して構成され、子画面用受信器103は、チューナ・復調部103a、パケット分離部103b、映像音声復号部103c、データ解析部103dを有して構成される。
外部に備えたアンテナ109でデジタル放送信号を受信し、その信号を親画面用受信器102に入力すると、チューナ・復調部102aにおいて目的の搬送波が選択され、復調の処理が行なわれ、TS(Transport Stream)が復元される。更に、パケット分離部102bにおいてTSパケットの分離が行なわれ、TS化される前のPES(Packetized Elementary Stream)、もしくはES(Elementary Stream)が復元される。最後に、映像音声復号部102cにおいて復号処理が行なわれ、番組データ(映像データ、音声データ、番組関連データ)が生成され、合成部104に出力される。
アンテナ109に対して親画面用受信器102と並列に接続された子画面用受信器103にデジタル放送信号を入力すると、チューナ・復調部103aにおいて目的の搬送波が選択され、復調処理が行なわれ、TSが復元される。その後、パケット分離部103bにおいてTSパケットの分離が行なわれ、TS化される前のPES、もしくはESが復元される。その後、映像音声復号部103cにおいて復号処理が行なわれ、親画面用受信器102の場合と同様に番組データ(映像データ、音声データ、番組関連データ)が生成され、合成部104に出力される。
また、パケット分離部103bからは、データ解析部103dにTSパケットが出力され、番組データの解析が行なわれる。
図2は、図1のデータ解析部103dの内部を示す構成図である。データ解析部103dは、音声周波数解析部201、音声モード解析部202、音量レベル解析部203、CM解析部204、サービス解析部205、映像シーン解析部206を有して構成される。
パケット分離部103bから出力されるTSパケットは、音声周波数解析部201〜映像シーン解析部206において、一旦、復号処理が行なわれる。音声周波数解析部201〜映像シーン解析部206は、復号処理を行なうことで、番組データ(音声データ、映像データ、番組関連データ)を生成し、このデータを解析対象とする。
音声周波数解析部201では、番組音声の周波数成分の解析を行なう。音声モード解析部202では、音声多重放送の多重制御信号から、ステレオ/モノラル/二ヶ国語などの音声モードの解析を行なう。音量レベル解析部203では、番組音声の音量レベルの解析を行なう。CM解析部204では、子画面に表示する番組がCM中であるか否かの解析を行なう。
サービス解析部205では、子画面に表示する番組のサービス切替の解析を行なう。映像シーン解析部206では、子画面に表示する番組に、利用者が、後述する解析条件に合致した映像シーンが表示されているか否かの解析を行なう。ここでいうサービスとは、番組関連データに含まれるイベント記述子が管理する番組のことを意味する。
図1において、ユーザI/F108は、リモコン送信機などから発せられる信号を検知する部分であり、検知した信号をそのまま制御部107に出力する。
利用者が、リモコン送信機を用いて主番組のみの表示設定を行なうと、制御部107は、親画面用受信器102に対し、主番組を選局し復号処理を行ない映像データを出力させ、合成部104に入力し、合成部104では、親画面用受信器102から出力された映像データのみを表示部105に入力する。
利用者が、リモコン送信機を用いて主番組と副番組の表示設定を行なうと、制御部107は、親画面用受信器102に対し、主番組を対象とした選局から復号までの処理を行ない映像データを出力させ、合成部104に入力させる。また子画面用受信器103に対し、副番組を対象とした選局から復号までの処理を行ない映像データを出力させ、合成部104に入力させる。合成部104では親画面用受信器102から出力された映像データと子画面用受信器103から出力された映像データを合成して出力させる。
制御部107は、利用者が、主番組と副番組の表示設定を行なうと、データ解析部103dから得られる解析結果を取得し、本実施の形態における事前設定の利用者解析条件と合致した結果が得られた場合、OSD作成部106と合成部104を制御してOSDの表示を行なう共に、親画面用受信器102と子画面用受信器103に対し、親画面で表示している番組を子画面に表示し、子画面に表示している番組を親画面に表示するための、選局から復号までの設定を変更する。
合成部104は、制御部107の指示に従い、主番組表示器102の映像データを表示部105に出力することや、親画面用受信器102と子画面用受信器103の映像データ、また、OSD作成部106より出力されるOSDデータを合成して表示部105に出力する。
表示部105は、ブラウン管や液晶のディスプレーであり、合成部104から出力された番組データを表示する部分である。
利用者は、リモコン送信機などを用いて主番組と副番組の表示設定を行なう場合、本実施の形態では、事前に利用者が希望する利用者解析条件の設定を行なう。
例えば、利用者が、子画面に表示している番組の中で、特定の人物が言葉を発したとき、特定の音楽が流れたとき、或いは番組内容が盛り上がったときなど、利用者にとって視聴価値の高い場面が表示されたときに、子画面に表示している番組を親画面に表示したいと思った場合、利用者解析条件として事前設定し、その事前設定した利用者解析条件を制御部107に記憶する。
また、CM放送や番組の開始時と終了時、もしくは特定の映像シーンが放送されたときに子画面に表示していた番組を親画面に表示したい場合、そのタイミングを検出するための基準を解析条件として事前設定し、その事前設定した利用者解析条件を制御部107に記憶する。
次に、利用者は、リモコン送信機などを用いて主番組と副番組のチャンネル番号を指定して、マルチ画面表示の事前設定を行ない、その事前設定した利用者条件を制御部107に記憶する。
テレビジョン受像機101は、子画面の番組データが事前設定の利用者解析条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に番組の変更するタイミングを表示部105に表示し、その後に番組表示を切替える。
次に、図3〜図5を用いて、図1の制御部107の処理内容と表示部105に表示される画面のイメージを説明する。
図3は、図1の制御部107の処理内容を示すフローチャートである。図4は、図1の表示部105に表示される親画面と子画面の合成表示例を示す図である。図5は、図1の表示部105に表示される親画面と子画面とOSDの合成表示例を示す図である。
図1の制御部107の処理内容を示すフローチャートにおいて、制御部107は、上記事前設定の利用者条件に基づき、親画面用受信器102に対して主番組を選局し復号処理するまでの設定を行ない、子画面用受信器103に対しては副番組を選局し復号処理するまでの設定を行なう。また、合成部104に対しては、親画面用受信器102と子画面用受信器103から出力された映像データを合成して表示部105に出力させる。その結果表示部105に、図4に示した親子画面を表示し、親画面に主番組を、子画面に副番組を表示する(ステップ1)。
その後、制御部107は、利用者によるマルチ画面表示の設定に変更がないか否かをチェックし(ステップ2)、設定を変更している場合はマルチ画面表示を終了する。設定を変更していない場合は、子画面用番組データを解析したデータ解析部103dから解析結果を取得し、上記事前設定の利用者解析条件に合致するデータが含まれているか常時監視する(ステップ3)。
上記事前設定の利用者解析条件に合致するデータが含まれていた場合、図5に示したように「表示変更まであと5秒」というOSDを表示する(ステップ4)。
そして、5秒経過したら、制御部107は、子画面用受信器103に対し、現在親画面に表示している番組を選局し復号処理を行ない、映像データを出力するように制御し、親画面用受信器102に対しては、現在子画面に表示している番組を選局し復号処理を行ない、映像データを出力するように制御する。その結果、現在親画面に表示している番組を子画面に表示し、現在子親画面に表示している番組を親画面に表示する(ステップ5)。尚、「5秒」は一例であり、OSDを表示し始めてから、実際に表示変更が行なわれるまでの時間を示せればよい。
以上、制御部107が(ステップ1)〜(ステップ5)の処理を行なうことで、子画面用番組データが事前設定したユーザ解析条件に合致したときに、表示部105にOSDを表示して事前に表示切替のタイミングを利用者に通知し、その後親画面と子画面に表示している番組を入れ替えることができる。
本実施の形態では、デジタル放送信号に対応したテレビジョン受像機を用いて説明を行なったが、子画面用番組データの解析結果に基づいて表示を変更し、表示変更のタイミングを表示部にOSD表示して、利用者に通知することが可能であれば、アナログ放送信号に対応したテレビジョン受像機でも同様の効果が得られる。
次に、図6と図7を用いて、第2の実施の形態について説明する。
図6は、本発明のテレビジョン受信機の第2の実施の形態を示す構成図である。図6のテレビジョン受像機301は、図1のテレビジョン受像機101に対し、更に、データ遅延部302eとデータ遅延部303eを有して構成される。データ遅延部302eとデータ遅延部303eの具体例としてはデータ記録部で構成される。
データ遅延部302eは、パケット分離部102bから出力されるTSパケットを一時的に記録し、記録したデータをパケット分離部102bに出力する。データ遅延部303eは、パケット分離部103bから出力されるTSパケットを一時的に記録し、記録したデータをパケット分離部103bに出力する。
データ遅延部302eとデータ遅延部303eを備えることにより、親画面用受信器102と子画面用受信器103から出力される番組データ(映像データ、音声データ、番組関連データ)は、図1に記載したテレビジョン受像機1に比べ、遅延して表示される。
次に、図7を用いて、図6の制御部107の処理内容を説明する。
図7は、図6の制御部107の処理内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートの(ステップ1)〜(ステップ5)の部分は、図3で示した(ステップ1)〜(ステップ5)と同じである。
図7は、図6の制御部107の処理内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートの(ステップ1)〜(ステップ5)の部分は、図3で示した(ステップ1)〜(ステップ5)と同じである。
利用者は、リモコン送信機などを用いて主番組と副番組の表示設定を行なう場合、本実施の形態では、事前に利用者が先述した遅延時間の事前設定を行ない、その事前設定した利用者条件を制御部107に記憶する。
制御部107は、上記事前設定の遅延時間に相当するデータ量を算出し、データ遅延部302eとデータ遅延部303eに対して、そのデータ量に相当する分だけ遅延し、番組の表示に遅延が生じるように制御する(ステップ6)。(ステップ6)以降の(ステップ1)〜(ステップ5)の処理は、図3で述べた内容と同じである。
ただし、データ解析部103dには、パケット分離部103bで処理されたTSパケットが遅延されることなくそのまま入力されるため、番組が子画面に表示される前に番組データを解析することができる。
そのため、(ステップ3)において解析条件が合致し、その条件に合致した部分が、実際に表示部105に表示されるまでの時間((ステップ6)で設定した遅延時間に相当する)、(ステップ4)において表示部105にOSD表示することができるので、図1では、事前設定の利用者解析条件に合致する番組データ部分が表示部105に表示された後、表示が変更されるのに対し、図6では、事前設定の利用者解析条件に合致する番組データが表示部105に表示されるタイミングで表示を変更することができる。
本実施の形態では、デジタル放送信号に対応したテレビジョン受像機を用いて説明を行なったが、図1でも述べたとおり、子画面用番組データの解析結果に基づいて表示を変更し、表示変更のタイミングを表示部にOSD表示して、利用者に通知することが可能であれば、アナログ放送信号に対応したテレビジョン受像機でも同様の効果が得られる。
次に、図8〜図10を用いて、第3の実施の形態について説明する。
図8は、本発明のテレビジョン受信機の第3の実施の形態を示す構成図である。図8のテレビジョン受像機401は、図1のテレビジョン受像機101に対し、更にデータ解析部402dを有して構成される。
図9は、図8のデータ解析部402dの内部を示す構成図である。データ解析部402dは、図2のデータ解析部103dと同じ構造になっている。
データ解析部402dは、パケット分離部102bから出力されるTSパケットに対し、復号処理を行ない、復号により得られた番組データを対象に各種解析を行なう。
図10は、図8の制御部107の処理内容を示すフローチャートである。(ステップ1)〜(ステップ2)、及び(ステップ4)〜(ステップ5)は、図3と同じである。
(ステップ7)は、親画面用番組データと子画面用番組データを対象に、事前設定の利用者解析条件に合致するデータが含まれているか常時監視する。
親画面用番組データと子画面用番組データの解析結果のうち、音声周波数解析結果、音声モード解析結果、音声レベル解析結果、サービス解析結果、映像シーン解析結果に関しては、子画面用番組データの解析結果しか参照しない。
一方、CM解析結果に関しては、親画面用番組データと子画面用番組データの解析結果を参照する。親画面用番組がCM放送中である場合、子画面用番組データの解析結果を参照し、子画面用番組がCM放送中であれば、親画面と子画面の番組の変更を行なわない。親画面用番組がCM放送中である場合、子画面用番組データの解析結果を参照し、子画面用番組がCM放送中でなければ、親画面と子画面に表示する番組の変更を行なう。
本実施の形態では、デジタル放送信号に対応したテレビジョン受像機を用いて説明を行なったが、図1でも述べたとおり、親画面用番組データと子画面用番組データの解析結果に基づいて表示を変更し、表示変更のタイミングを表示部にOSD表示して、利用者に通知することが可能であれば、アナログ放送信号に対応したテレビジョン受像機でも同様の効果が得られる。
次に、図11〜図14を用いて、第4の実施の形態について説明する。
図11は、本発明のテレビジョン受信機の第4の実施の形態を示す構成図である。図11のテレビジョン受像機501の構成は、図1に記載したテレビジョン受像機101と同じである。ただし制御部107の処理内容が異なる。
図11は、本発明のテレビジョン受信機の第4の実施の形態を示す構成図である。図11のテレビジョン受像機501の構成は、図1に記載したテレビジョン受像機101と同じである。ただし制御部107の処理内容が異なる。
図12は、図11の制御部107の処理内容を示すフローチャートである。(ステップ1)〜(ステップ3)、及び(ステップ5)は、図3と同じである。
(ステップ3)において、子画面用番組データを解析し、事前設定の利用者解析条件と合致するデータが番組データに含まれていた場合、制御部107は、合成部104を制御し、図13のように子画面の表示部分を、通常の表示サイズより大きく表示したり、もしくは図14のように子画面の表示部分を、通常の表示サイズより小さく表示する。このように、通常の子画面の表示サイズを変更することで、利用者に対して、表示が変更することを通知する(ステップ8)。
その後、(ステップ9)において、利用者が表示を変更することを、リモコン送信機などを介して承認すると、(ステップ5)にて、表示の変更を行なう。
以上、制御部107が(ステップ1)〜(ステップ3)、(ステップ8)、〜(ステップ9)、及び(ステップ5)の処理を行なうことにより、子画面用番組データが事前設定の利用者解析条件に合致したときに、通常とは異なるサイズで子画面を表示することにより、表示変更のタイミングを利用者に通知することが出来る。
また、(ステップ9)の処理は必ずしも必要ではなく、(ステップ8)において、一定時間、通常とは異なる方法で子画面を表示し、(ステップ10)に進んでも、同様の効果が得られる。
本実施の形態では、デジタル放送信号に対応したテレビジョン受像機を用いて説明を行なったが、子画面用番組データの解析を行ない表示変更のタイミングを通常の表示サイズとは異なるサイズで子画面番組を表示することが可能であれば、アナログ放送信号に対応したテレビジョン受像機でも同様の効果が得られる。
また、子画面の表示サイズだけでなく、表示位置を変更して、利用者に表示の変更のタイミングを通知しても同様の効果が得られる。
本実施の形態によれば、利用者に、番組の表示を変更する前に、変更するタイミングを通知するテレビジョン受像機を得ることができる。それにより、利用者は、番組が変更する前に変更することを事前に知ることができるので、番組の変更に対応することができる。
また本実施の形態によれば、番組の変更を、利用者が事前設定した利用者解析条件と合致した場合に行なう。それにより、利用者好みの番組の変更が可能となる。
101…テレビジョン受像機、102…親画面用受信器、102a…チューナ・復調部、102b…パケット分離部、102c…映像音声復号部、103…子画面用受信器、103a…チューナ・復調部、103b…パケット分離部、103c…映像音声復号部、103d…データ解析部、104…合成部、105…表示部、106…OSD作成部、107…制御部、108…ユーザI/F、109…アンテナ、201…音声周波数解析部、202…音声モード解析部、203…音量レベル解析部、204…CM解析部、205…サービス解析部、206…映像シーン解析部、301…テレビジョン受像機、302e…データ遅延部、303e…データ遅延部、401…テレビジョン受像機、402d…データ解析部、501…テレビジョン受像機。
Claims (11)
- 親画面に表示する番組の番組データの選局から復号処理までを行なう親画面用受信手段と、子画面に表示する番組の番組データの選局から復号処理までを行なう子画面用受信手段と、OSDデータを作成するOSD作成手段と、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段より出力された映像データおよび前記OSD作成手段より出力されたOSDデータを合成して表示する合成表示手段と、前記各手段を制御する制御手段を備え、更に、子画面に表示する番組の番組データを解析する第一解析手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1記載のテレビジョン受像機において、更に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を遅延するための遅延手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示し、該切替タイミングで、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1記載のテレビジョン受像機において、更に、親画面に表示する番組の番組データを解析する第二解析手段を備え、前記制御手段は、前記第一解析手段と前記第二解析手段から得られる解析結果に基づいて前記OSD作成手段と前記合成表示手段を制御し、前記合成表示手段に、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組の切替タイミングを表示するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1記載のテレビジョン受像機において、前記制御手段は、前記第一解析手段から得られる解析結果に基づいて前記合成表示手段を制御し、子画面の画面サイズ、及び/或いは表示位置を動的に変更するとともに、前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御し、親画面に表示する番組と子画面に表示する番組を変更することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記制御手段は、事前設定した利用者解析条件を記憶しており、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段から得られる解析結果が前記利用者解析条件に合致した場合に、前記OSD作成手段と前記合成表示手段、または前記合成表示手段を制御し、また前記親画面用受信手段と前記子画面用受信手段を制御することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組の音声データに含まれる周波数成分を解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組の音声データより、音声多重放送の多重制御信号を解析し、モノラル放送・ステレオ放送・二ヶ国語放送などの音声モードを解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組の音声データより、音量レベルを解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組のデータより、CMが放送されているか否かを解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組のデータより、サービスの切替を解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
- 請求項1から4のうちいずれかに記載のテレビジョン受像機において、前記第一解析手段、または前記第一解析手段と前記第二解析手段は、表示する番組のデータより、あらかじめ利用者が指定した映像シーンが表示されているか否かを解析することを特徴とするテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
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JP2004145982A JP2005328423A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | テレビジョン受像機 |
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Cited By (2)
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JP2008124881A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Hitachi Ltd | 放送受信装置 |
CN109565631A (zh) * | 2016-09-28 | 2019-04-02 | 雅马哈株式会社 | 混音器、混音器的控制方法以及程序 |
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2004
- 2004-05-17 JP JP2004145982A patent/JP2005328423A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008124881A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Hitachi Ltd | 放送受信装置 |
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