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JP2005325508A - 自毛活用型かつら - Google Patents

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JP2005325508A
JP2005325508A JP2005230160A JP2005230160A JP2005325508A JP 2005325508 A JP2005325508 A JP 2005325508A JP 2005230160 A JP2005230160 A JP 2005230160A JP 2005230160 A JP2005230160 A JP 2005230160A JP 2005325508 A JP2005325508 A JP 2005325508A
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JP2005230160A
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Toshio Yaguchi
利男 矢口
Yoshihiko Isobedate
嘉彦 磯辺館
Katsuo Sukai
勝男 須貝
Sakiko Imai
咲子 今井
Ryuji Yamakawa
龍司 山川
Shinkichi Kojima
晋吉 小島
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Aderans Co Ltd
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FUONTEENU KK
Aderans Co Ltd
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Abstract

【課題】 かつらのアウトラインとなる周縁枠部材が無く、多くの自毛を容易に引き出すことができ、かつらの擬毛と万遍なく混ぜ合わせて自毛を有効に利用し全体として毛量を豊かにし得る、自毛活用型のかつらを提供する。
【解決手段】 かつらの隙間から装着者の自毛を引き出してかつらに取り付けた擬毛15と混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらにおいて、線状に形成した複数本のリブ13及び線状に形成した環状の連結用リブ14で構成し、複数本のリブと各リブに対して二点で交差する連結用リブとを組み合わせてかつらのアウトラインを形成しないように骨格様のフレームワークを形成し、この骨格様のフレームワークに多数の擬毛を取り付けて周縁枠を有しない植毛フレーム11を構成し、植毛フレームの間から出した装着者の自毛とリブに取り付けた擬毛とを混ぜ合わせて装着する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、装着者の頭部に生えている自毛をかつらから外方へ引き出して、かつらに取り付けた擬毛と混ぜ合わせるようにした自毛活用型のかつらに関し、特に、数多くの自毛を万遍なく容易に引き出すことができる自毛活用型かつら及び自毛活用型かつらの製造方法に関する。
従来のかつらは、一般に、かつらの全体形状、即ちアウトラインを画成するかつらベースに多数の擬毛を取り付けて形成されるが、このうち、所謂自毛活用型のかつらは、かつらベースに複数の孔又は網目を形成して、その孔又は網目から自毛を引き出してかつらの擬毛と混ぜ合わせる形式のものであり、例えば図19に示すように構成されている。
図19に示す自毛活用型のかつら70は、かつらベースとして目の粗いネット部材で形成したネットベース71が使用されていて、そのネット形状は菱形状、矩形状などのクロス目を有するものが知られている。このようにクロスさせて縦横に配置したネットベース71には、予め擬毛72(図面には一部の毛髪だけが示されている。)が多数取り付けられている。ここで、擬毛の材料としては、一般に、人毛又は合成繊維で作った人工毛髪が用いられ、本明細書ではかつらに取り付ける人毛又は合成繊維で作った毛髪材を擬毛と称している。
上記自毛活用型のかつらを頭部に装着する場合は、ネットベース71の空間から整髪用ブラシなどを用いて自毛Hを引き出し、次いで引き出した自毛Hをかつらの擬毛72と混ぜ合わせ、かつらの裏面に取り付けたストッパーなどを用いてこのストッパーにて装着者の自毛を挟着することにより、自毛を活用してかつら70を装着する。
しかしながら、このような自毛活用型のかつら70を頭部に装着すると、多くの自毛が縦横のネットベース71の下側でネットベースに押しつけられてしまうので、下側に押しつけられた多くの自毛Hがネットベース71に挟まったままとなって、整髪用ブラシを用いて自毛Hを引き出そうとしてもネットの目から自毛の引き出しが容易に行なず、多くの自毛Hが活用されないままとなってしまう。また、ブラシの櫛歯先端が網目内に入るとこれに引っかかり易く、ブラシを引き抜く際、無理な力が加わってネットベース71が切れてしまったり、ブラシが破損したりする恐れがある。
さらに、図19に示すような従来のかつらベースの場合、ネット部材を縦横に張設して湾曲状態を保持しなければならないので、かつらベースの重要な要素として必ず周縁枠部材73を必要とする。すなわち、ネット部材によるかつらベースの周縁は、かつらの形状とサイズを画成する周縁枠部材73によって補強されていなければならない。この周縁枠部材73は、一般に、従来の自毛活用型かつらの外形となるアウトラインを構成しており、かつらベースの型くずれを防ぐため、通常周縁部が幅広の布テープやポリウレタン樹脂コーティングなどによって比較的肉厚に且つ剛性に縁取りして形成されている。その結果、ネット部材及びこの周縁枠部材73により装着者の自毛Hを押さえ付けるようにしてかつら70を装着せざるを得なかった。この周縁枠部材73は、下側に押さえつけられている自毛Hを上方へ引き上げることに一層大きな障害として作用する。また、周縁枠部材により装着者の頭部がある程度圧迫して締めつけられるため、頭皮からの発汗作用が妨げられる。
従来型の自毛活用型かつらに不可欠の周縁枠部材のさらに深刻な不利な点は、この周縁枠部材が第三者に露見し易いということである。自毛活用型かつらが図19に示すような部分かつらとして形成されている場合、この部分かつらは浅い椀状を呈しており、これを装着者の頭上に被せたとき装着者の特に前額部では、周縁枠部材73が前額部の生え際に沿って横方向に配置される。このため、もともと周縁枠部材73が頭部のほぼ半周にわたって前額部を左右に横切る方向に配置されていることで露顕し易いことに加え、前額部の領域に生えている自毛Hが周縁枠部材73の下側で押しつけられてしまうので生え際がかつら70と馴染まず、かつら70の前縁が浮き上がって、不自然な状態になってしまう。このことは、かつらの周縁を露見し易くすることを一層助長してしまう。また、周縁枠部材73に取り付けられている擬毛72は、ヘアスタイルによっては毛流方向が自毛Hの流れと大きく異なるため、擬毛72と自毛Hとを混ぜ合わせることが難しい。その結果、パーマネント、アイロン、ドライヤーなどでカールをつけながら擬毛72と自毛Hとを混ぜ合わせなければならず、所望のヘアスタイルを醸しだすのに手間のかかる作業が必要となる。
上記周縁枠部材の存在により、装着者の後頭部においても問題がある。周縁枠部材73が後頭部の領域の自毛を押さえ付ける結果、かつら70の周縁74が浮き上がり、かつらの擬毛72と装着者の自毛Hとの間で段差が生じて、その境目が周縁74に沿って段状の横筋となって顕れ、かつらを装着していることが視認されてしまいがちになる。
従って、この発明の第一の目的は、多くの自毛を容易に引き出すことができ、かつら装着者の自毛をかつらの擬毛と混ぜ合わせて万遍なく有効に利用し全体として毛量を豊かにし得る、自毛活用型のかつらを提供することにある。
この発明の第二の目的は、周縁枠部材並びにネット或いは人工皮膚等の椀状又は帽子状のかつらベースを廃止することにより、かつらの周縁が容易に視認されることのない自毛活用型のかつらを提供することである。
本発明の第三の目的は、上記自毛活用型のかつらの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による自毛活用型かつらは、線状に形成した複数本のリブ及び線状に形成した環状の連結用リブで構成し、該複数本のリブと各リブに対して二点で交差する該連結用リブとを組み合わせてかつらのアウトラインを形成しないように骨格様のフレームワークを形成し、この骨格様のフレームワークに多数の擬毛を取り付けて周縁枠を有しない植毛フレームを構成し、植毛フレームの間から引き出した装着者の自毛と上記リブに取り付けた擬毛とを混ぜ合わせて装着することを特徴としている。
さらに、前記リブは、その自由端に膨出部を備えていることが望ましい。
前記リブは、その自由端に擬毛取付用のループを備えていてもよい。
また、前記リブは、弾性を備えた剛性材料から成る芯材とその芯材を覆う熱収縮性のチューブとで形成されていてもよい。
本発明によれば、容易に自毛を引き出すことができる自毛活用型かつらが得られ、装着者の自毛を万遍なく有効に利用し、全体として毛量を豊かにすることができる。また、フレームワークを剛性と弾性を備えたリブを用いて骨格状に形成することにより、従来のかつらに必要であった周縁枠部材が本発明では不要となり、従って、かつらの外形を構成するアウトラインが存在しないので、かつらの周縁が容易に視認されることのない自毛活用型のかつらが提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を具体的に説明する。
図1乃至図3は本発明の第一の実施形態に係る自毛活用型かつら1を示す斜視図及び平面図並びに装着状態の斜視図である。この自毛活用型かつら(以下、単にかつらと称する場合がある。)は、頭部の所望の位置に載せて、植毛フレーム10に取り付けられている擬毛15と装着者の自毛Hとを混ぜ合わせて装着するようになっており、装着に際して、植毛フレーム10の間から自毛Hを容易に引き出して擬毛15と十分に絡ませることができる。
図1及び図2では、植毛フレーム10の構造を分かり易く説明するために、植毛フレーム10に取り付けた擬毛15の描写を僅か数本だけ描くに止め大部分を省略しているが、擬毛15は実際には、植毛フレーム10の全体にわたって上方へ突出させて緻密に取り付けられている。このかつらは、図2において上側が装着者の前額部側に位置し下側が後頭部側に位置するようにして、図3に示すように装着されるようになっており、全体が装着者の頭部の例えば薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう調整されている。植毛フレーム10は、図1に示すように、装着者の頭部形状に沿うように頂部側が膨出した湾曲状に形成されている。なお、図3はかつらを装着者の頭部の適宜の位置に載せた状態を示し、植毛フレーム10から数本の自毛Hが突出した状態が描かれているが、実際は、装着者が本かつらを装着した状態で自毛Hの大部分を万遍なく引き出すことができる。
さて、図1〜3に明瞭に表れているように、本発明の自毛活用型かつら1は、基本的には複数本のリブ13に多数の擬毛15を取り付けることにより形成した植毛フレーム10だけの構成で成っている。複数本のリブ13の組み合わせは、丁度、人の肋骨のような、或いは魚の骨パターンのような、或いは木の葉の葉脈パターンのような骨格様のフレームワークを呈しており、細い骨状のリブだけを組み合わせることにより構成したものである。図示例では、6本のリブ13a〜13fは装着者の頭部の前後方向に略平行に配置され、前額部及び後頭部付近、特に前額部付近において、各リブの先端が不揃いとなるように互いに異なる長さで、中側の二本のリブ13c,13dが最も長く、外側のリブ13a,13fに行くにつれて次第に短くなっている。
このように中央のリブ13c,13dの先端を最も突出させ、左右に位置するリブ13a,13b,13e,13fを徐々に引っ込めるように配置すれば、一般的なヘアラインL(図3参照)に沿った配置となる。このリブ13は装着者の自毛Hの粗密の程度によりその数を適宜増減することができ、そのパターンも後で詳述するように種々の形状を採り得る。
これらの複数本のリブ13a〜13fをばらけないよう、本実施例では一本の連結用リブ14が用いられている。連結用リブ14は、例えば図1及び図2に示すように、上記複数本のリブと同一部材で略直線状に形成され、複数本のリブを並置した中央位置で横方向に配置されて、各リブ13a〜13fと連結固定されている。このように、植毛フレーム10の骨格は、リブ13a〜13fと連結用リブ14とを所定形状になるよう適宜に組み合わせて、それらの交点を接着,結着,縫着,溶着などで連結させることにより形成されている。
第一実施形態のかつらの植毛フレーム10を構成する骨格様のフレームワークのパターンは、あたかも木の葉の中央脈(midrib)とそれから分岐する葉脈(vein)の如き形態を示しており、葉脈の如き各リブ13a〜13fはそれぞれ約1〜2cmの間隔を開けて中央脈の如き連結用リブ14に連結されており、図2から分かるように、リブ13同士の間隔は、先端に行くにつれて次第に幅方向に間隔を広げて形成されている。植毛フレーム10を構成する上記骨格様のフレームワークの重量は、その材質にもよるが、せいぜい約1〜5g程度と軽量であり、例えばテニスのガットのような直径1mm程度のナイロン製の細線とすれば、約1〜3g程度となり、これに擬毛15を密生して取り付けても、総重量は約5〜10グラム程度と非常に軽量に作ることができる。
上記骨格様のフレームワークは、従来のかつらにおいて必須であった、かつらの外形ラインを具備するかつらベースのような、アウトラインを画成するラインが存在しないように形成される。即ち、本発明におけるフレームワークは、かつらの外形を画定する外郭となる周縁枠を有さず、リブの先端部のみが外郭部位近傍に配置されて構成される。植毛フレーム10は、このようなフレームワークに擬毛15が取り付けられて形成され、従来技術に示すかつら70の周縁枠部材73を備えていない。
各リブ13a〜13f及び連結用リブ14は、装着者の頭皮を傷つけるおそれがなく、またドライヤー等の熱の影響を受けにくい材料、例えばナイロン(ポリアミド系合成繊維),ポリエステル等の合成樹脂材料が好ましく、その他、金属,硬質紙,硬質ゴム,木,竹,ガラス繊維,カーボン繊維等の弾性及び剛性を備えた材料が使用でき、例えば直径0.1〜3.0mm程度のナイロン繊維の撚り線で形成すると好ましい剛性と弾性のリブが得られる。このリブ13には多数の擬毛15を取り付けるので、その全体重量に抗して頭部形状に沿った湾曲状態を維持できる程度の剛性と弾力性を有する材料で構成することが必要であり、例えば頭皮の形状に沿って湾曲し、形態復元性に優れる形状記憶樹脂から構成すれば一層好ましい。
各リブ13,14の先端は、図2に示すように、好ましくは、膨出部13gが形成される。この膨出部13gを略球形状に膨出して形成することにより、リブ13に取り付けた擬毛15が抜け落ちるのを防ぐとともに、頭皮との接触をソフトにして、頭皮を傷つけるのを防止することができる。
リブ13,14に取り付ける擬毛としては、人毛の他に、ナイロン,ポリエステル等で作った、例えば直径0.05乃至0.2mm程度の人工毛髪が好適であり、リブに結着,縫着,或いは巻き付けて接着し、多数本を所定の方向に突出させて取り付ける。従って、ここに植毛フレームの「植毛」とは、リブに擬毛を植え付ける場合のほか、結着,接着、或いは巻き付けて接着するなど、種々の態様で固着する場合を含む。擬毛15は、装着者の自毛Hと同色或いは、ファッション性を好む場合は、自毛Hとは異なる色彩を取り付ければ、おしゃれ用のかつらとすることもできる。
この発明による自毛活用型かつら1は以上のように構成されており、装着する場合には、図3に示すように、先ず上記自毛活用型かつら1を装着者の頭に載せて位置合わせする。装着者の頭部に載置する部位は、図3に示すように、各リブの先端部がヘアラインLから数センチ天頂部側へ入り込んだ位置にセットする。続いて、自毛Hの引き出し作業を行なう。この場合、かつら1を頭の上から一方の手で押さえつつ、ブラシや櫛を用いて、好ましくはリブ13の長さ方向に向けてブラッシングする。ここで、装着者は、連結用リブ14を境に、前側は前方に向けて、後側は後方へ向けてブラッシングすることにより、かつら1に抑え込まれている自毛Hをリブ13の間から上方に引き出すことができる。その場合、各リブ13がブラッシング方向に沿って互いに平行に延びているから、ブラッシング中にブラシや櫛がリブ13に引っかかることはなく、また自毛Hがリブ13に絡まることもなく、ほぼ100%近くの自毛Hを簡単にリブ13の間から引き出すことができる。また、リブ13の先端へ向けてブラッシングすることで、リブ13が頭皮に圧接されるので、リブ13の浮き上がりを防止できる。一方、リブの先端側から基端に向かってブラッシングしてリブ13がたとえ上方へ浮いたとしても、このリブ13は弾力性があるため形状復元性があり、頭形に沿った元の形状にすぐに復元することができる。
そして、上述のように自毛Hをかつら1の植毛フレーム10の外面に引き出したところで整髪用ブラシ等により軽くブラッシングして、自毛Hと擬毛15とを混ぜ合わせながら所望の髪型に整髪することにより、かつらの装着が完了する。なお、かつらの頭部への固定は、公知のかつら用ストッパーをかつらの裏側へ固着しておき、このストッパーにて自毛Hを挟着して固定すれば便利である。
本発明の自毛活用型かつらを装着した場合、十分な間隔で頭部の前後方向に互いに平行に延びている各リブ13とこれを連結するリブ14だけで構成されているので、装着者の生え際や後頭部において、従来の周縁枠が存在するかつらのような周囲に沿った横方向のヘアラインが存在せず、従って、かつらを装着していることが露見しない。また、特にヘアラインの領域においても、自毛Hと擬毛72との毛分かれが生じず、毛分かれによる段差も発生しない。
また、第一実施形態に係る自毛活用型かつら1は、従来のかつらベースの外形を画成するような周縁枠部材が存在しておらず、ヘアラインで囲まれた中央寄りに自毛の中に埋入されるようにして装着されるので、装着者の自毛Hを十分にかつらの隙間から引き出すことができるとともに、自毛Hと擬毛15とが相互の混ぜ合いによって互いに良好に馴染み、これにより、装着者の、特に前額部及び後頭部で、植毛フレーム10の頭部からの浮上りが生じない。また特に前額部においては、リブ13が直面することになるので、長さが不揃いであることと相俟つて、装着者の自毛Hの生え際が自然に見える。
そして、かつらの外形を画成するアウトラインが存在しないので、周縁枠部材を構成しないことから、植毛フレーム10が自毛中に完全に隠蔽され、頭部から露見するようなこともない。
このように、第一実施形態に係る自毛活用型かつら1は、自毛Hの引き出しが容易であることから、自毛Hを十分に生かすことができて、自毛Hが擬毛15と馴染み易くなる。そして、かつらの周縁付近に於いて、違和感のない自然さが生じることから、かつら1の視認性が低減される。さらに、植毛フレーム10の骨格が、リブ13,14を組み合わせたフレームワークだけで構成されることで、通気性に富むとともに、極めて軽量に形成することができる。
なお、上記かつら1は、男性用かつら,女性用かつらとして用いることができる他、おしゃれ用のファッションかつらとしても適用でき、いずれの場合にも、自毛の引き出しが容易にできるので自毛を十分に活用することができる。したがって、自毛との馴染みが良好でかつらの周縁の生え際に違和感がなく、自然なヘアスタイルを作ることができる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第一実施形態の第一変形例を示す自毛活用型かつら2を説明する。
図4に示す植毛フレーム11は、図示の場合上下方向、即ち、装着者の頭部の前後方向に互いに間隔を開けて略平行に延びる複数本、図示の場合7本のリブ13と、これらのリブ13の各両端から引っ込んだ内側にて、各リブ13と二点で交差する1つの環状の連結用リブ14とで構成される。このように各リブ13はこの環状の連結用リブ14でそれぞれ二点で連結されることにより、フレームワークがより強固に保形される。
さらに、このフレームワークは、外側に湾曲した二本の補助連結用リブ16を備えている。これにより、フレームワークの型がより強固に保持され、特に頭部の左右両サイドへの密着が向上する。また、図4に鎖線で示すように、この補助連結用リブ16を利用して自毛活用型かつら2を頭部に固定保持するためのストッパー17を取り付けるようにすることもできる。これら、複数本のリブ13、環状の連結用リブ14及び補助連結用リブ16は、全て同じ細線材料から構成されて剛性と弾力性とを有している。
この自毛活用型かつら2は以上のように構成されており、装着する場合には、図5に示すように、先ず上記自毛活用型かつら2を装着者の頭に載せて位置合わせし、ブラッシングにより自毛Hを十分に引き出す。その後、かつら2を植毛フレーム11の周縁付近に付設した適宜のストッパー17を用いて装着者の自毛に係着する。ストッパー17としては、例えば反転可能な基材に多数の櫛歯を設けた特公昭54−16785号公報(対応する米国特許番号(USP)第4155370号)に記載の挟着具が好適であり、または両面テープや液状の医療用瞬間接着剤等を適用することにより装着者の頭部に固定する。
次に、本自毛活用型かつら1の製造方法について、図4に示すかつら2に例をとって説明する。
最初に、図6に符号19で示すように、好ましくは装着者の頭部形状にできるだけ一致するように成型した頭部形状を模した石膏頭型を製作する。この石膏頭型19上に所望のフレームワークのパターンを書き込み、このパターンに沿ってリブ13及び環状の連結用リブ14を所定長さに切って配置し、それぞれの交点となる部分に印を付ける。
次に、超音波溶着機にて各リブ13と連結用リブ14の印の付いた交点部分を溶着してリブ13,14同士を連結する。この状態で平面状のフレームワークが形成される。
この平面状のフレームワークを石膏頭型19に描かれているパターンに合わせて湾曲し固定する。そして、所定時間、所定温度で加熱処理することにより、フレームワークは、装着者の頭部形状に沿った湾曲状に形成される。
最後に、湾曲した骨格様のフレームワークに擬毛15を取り付けることにより植毛フレーム11、即ち、本発明による自毛活用型かつらが完成する。
リブ13,14としてポリアミド樹脂で作った細線を用いる場合は、約150℃〜170℃で、30分〜4時間程熱処理を施すと湾曲形態が安定する。このリブは、透明,半透明又は肌色或いは擬毛15と同色に着色されたものを用いるのが望ましい。また、リブの表面をサンドペーパーなどで粗面処理を施すと、表面の艶を抑えることができるとともに、取り付けた擬毛15の抜け落ちを防止するうえで好ましい。
なお、各リブ13,14の両先端部に滴状の球体(膨出部13g)を作る場合は、例えば樹脂液にリブの先端を浸漬し、冷却固化することにより形成することができる。
上記平面状のフレームワークを石膏頭型19上に固定保持する際、この石膏頭型19の表面に、作製しようとする湾曲状の骨格様フレームワークのパターンに沿った溝19aを刻設し、刻設した溝19aに、図7に示すように、リブ13,14をはめ込んで固定保持するようにしてもよい。リブ13,14を溝19aに収容して加熱処理すると、加熱時に変形等を生じることなく安定して所定形状の湾曲したフレームワークが成形される。
このようにして、植毛フレーム11の成形,製作を行なうと、装着者の頭形状にぴったりと沿った、浮き上がりの生じ難い植毛フレーム11を簡便に製造することができる。
さらに他の製造方法としては、上記石膏頭型19の溝19aを利用して、例えば溶融した合成樹脂材を流し込み、それを冷やして固化することで、湾曲状の骨格様のフレームワークを一体成形することができる。従って、交点の連結作業などが不要になる。
次に、図8を参照して、本発明の第一実施形態の第二変形例を説明する。図8(A)に示す自毛活用型かつら3は、フレームワークを図1〜図3に示す自毛活用型かつら1と同様に複数のリブ13及び連結用リブ14を組み合わせて構成されるが、縦方向に並置した複数の各リブ13が、図8(B)に示すように、長さ方向の途中の部位13hから外方へ屈曲して浮き上がり、この屈曲した箇所13hから先端に向かって頭部形状100に沿うように湾曲し、その先端が頭皮に接するように形成されている。このように、リブ13の一部が浮き上がって頭皮から離れている。
このような自毛活用型かつら3を頭部に装着した場合、リブ13の一部が頭部から浮き上がっているので、ボリューム感を出すことができる。例えば、屈曲部位13hに取り付けた擬毛15は、図8(B)に示すように、上方へ突出させた後、途中から後方へなびかせることができるので、毛髪が立ち上がることによりボリューム感を出すことができ、特にオールバックのヘアスタイルを現出するのに好適である。
なお、図8中Fは前額部側を示し、Rは後頭部側を示す。また図8では、前額部側に連結用リブ14を二本配置し、その間にネット部材を張って増毛領域Nを設けている。増毛領域Nを設けることにより、この領域で擬毛15がより多数緻密に取り付けられる。
ところで、フレーワークとしては、上記図1,図4及び図8に示すものの他、図9〜15に示すように、種々のバライティに富むパターンに形成することができる。例えば、本発明に用い得るフレームワークは、装着者の髪型に適合するように、髪の分け目の種類に応じた分髪部タイプ、毛髪のボリュームを変化させるのに適したボリュームアップタイプ、各種のヘアスタイルに適した毛流タイプ、それらの混合タイプ、など装着者の好みに応じた形態に形成することができる。図9〜図15はかつらを頭部へ装着した状態の平面図であるが、各かつらの擬毛15や自毛Hの記載を簡略化している。
先ず、図9に示すかつらは、頭部のほぼ中央に作った分け目に在る自毛を引き出して活用すると共に、後頭部の増毛を図るタイプのものである。このため、図9に示すように、装着者の分髪部P(図9中に示す二点鎖線)に在る自毛を引き出し易くするために、分髪部Pを挟む二つのリブ13c,13dは、他のリブ同士の間隔よりも広げられている。
また、各リブ13はそれぞれ、前後方向に略並行に配置されており、装着者のヘアスタイルとして、分髪部を中心にして頭部の左右の側面に向けて髪を流すヘアスタイルに好適である。さらに、このフレームワークは、二本の連結用リブ14を後頭部の部位に並置して設け、その領域にネット部材を張って増毛領域Nを設けており、緻密に擬毛を取り付け得るようにしている。
次に、図10に示すフレームワークは、図9と同様に、頭部の中央部に自毛による分髪部Pが形成されており、ヘアスタイルは、頭部の全体の髪を後側に流すタイプのものである。このため、フレームワークは、図10に示すように、分髪部を挟むのに好適な幅を持って形成されているU字状のリブ13−1とそれから枝のように分岐して前方へ向かいつつ左右側面に向けて湾曲した複数のリブ13−2とで構成されている。
図11に示すフレームワークは、図9及び図10に示すものと異なり、装着者の分髪部Pの自毛が薄い場合にその部分の増毛を図ると共に、分髪部Pが頭部の左側にある場合に好適なタイプのものである。このフレームワークは、分髪部を挟むのに好適な幅を持って形成されているU字状のリブ13−1とそれから枝状に分岐して取り付けられている複数のリブ13−2とで構成されて、分髪部Pにはネット部材を張って増毛領域Nが形成されている。この増毛領域Nには、分髪部Pを形成するように擬毛15が取り付けられる。
次に、図12〜図15に、主としてボリュームアップタイプのかつらを示す。図12に示すかつらは、V字状に屈曲させた複数のリブ13を連結して構成されており、各リブ13の隣接する距離間隔を狭くすることで、擬毛15の密度が高くなるようになっている。なお、図12に示すフレームワークは、頭部全体にわたってリブ13が配置されることから、頭部の残毛状態が全体的に少ない場合に好適に増毛できるタイプのものである。
一方、図13に示すかつらは、前額側のボリュームアップを図るものであり、フレームワークは、各リブ13の隣接する距離間隔を前額側において狭くして、各リブ13,14を組み合わせて構成されている。特に、毛流を後側に流すバックスタイルに好適に整髪できるタイプである。
また、図14に示すかつらは、天頂部に位置するリブ13の密度を高くして、天頂部の増毛効果を高めるものであり、このフレームワークは、つむじ部分を囲む環状の連結用リブ14と、その外側に配置した半環状の連結用リブ14−1と、環状の連結用リブ14から放射状に伸びて配置されている複数のリブ13とで構成され、さらに、環状の連結用リブ14内に、ネット部材を張って増毛領域Nが設けられている。この増毛領域Nには、つむじを形成するように擬毛15を取り付ける。図14に示すかつらは、天頂部、特につむじ領域の残毛が少なく、その周辺も薄くなっている人に対して、好適に増毛を図ることができるタイプのものである。
さらに、図15に示すかつらは、天頂部の残毛が少なく、ヘアスタイルが側方から後方へ流れているヘアスタイルの場合に好適に増毛できるタイプのものである。このフレームワークは、毛流方向に曲げられた複数のリブ13が連結用リブ14に連結して配置され、さらに、後頭部側でリブ13と連結用リブ14の近接距離を狭くすることで、後頭部の毛量密度を高めるものでもある。
以上のように、湾曲した骨格状のフレームワークを種々のパターンで配置構成することができ、何れのものも、毛流方向へのブラッシングによって自毛の引き出しを容易に行なうことができるとともに、ブラシや櫛がブラッシングの際にリブ13,14に引っかかることがない。
前記増毛領域Nは、ネット部材の代わりに人工皮膚で形成されてもよい。
なお、フレームワークは、上記に示した他に様々な形態に形成することができるのは言うまでもない。また、フレームワークは、一本の長いリブを所望の形状に屈曲させて、かつらの周縁枠を形成しないようにして構成してもよい。
次に、フレーム部材を構成するリブの構造の幾つかの例を図16〜18を用いて説明する。
図16(A)及び(B)は、リブ13の先端が目立たないように工夫したものであり、これらの図は、リブ13の先端にループ13iを形成し、このループ13iにも擬毛15を取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。このループ13iは、一本の線材の一端をリブ13の先端部に添着し、その中間をリブの先端から突出させて環を作った後、他端をリブ13の先端部に巻回し、接着剤で固定することにより形成されている。
このループ13iは、例えばリブ13と同様の素材で形成することができ、弾性及び剛性を有するとともに、ドライヤー等の影響を受けにくい材料、例えばナイロンやポリエステルなどの合成樹脂材,金属線,カーボン繊維などの弾性及び剛性を備えた材料から構成される。好ましくは、ループ13iを構成する線材はリブ13より小径のものが選択される。
上記ループ13iは、図16(A)に示すように、頭皮面に平行に配設し、或いは、図16(B)に示すように、頭皮面に垂直に配設することができる。このようにループ13iに擬毛15を取り付けることにより、リブ13の先端を隠すことができる。
次に、ループを設けることなく、先端に擬毛15を取り付け得る好ましいリブについて、図17を参照しつつ説明する。このリブ18は、芯材18aと熱収縮性のチューブ18bとで構成されており、前記リブ13(14,15)を芯材18aとして、その全周囲に熱収縮性チューブ18bを被覆することにより、構成されている。図17(A)は熱収縮性チューブ18bで被われたリブ18の構成を示す部分拡大側断面図、図17(B)は図17(A)のA−A断面図、図17(C)はB−B断面図である。
このような熱収縮性チューブ18b(以下、単にチューブと言う場合がある)で被われたリブ18は、芯材18aの先端を完全に被って、しかもその残余の部分が突出部18cとして形成されている。この状態で、突出部18cを含む熱収縮性チューブ18bの全体に擬毛15を植設する。これにより、リブ18の先端部が擬毛15で覆われることになるので、一層視認されにくい。熱収縮性チューブ18bは好ましくは、乳白色或いは頭皮又は毛髪と同系統に着色すれば、自毛H及び擬毛に隠蔽されて一層露顕されにくい。
この熱収縮性チューブ18bはポリオレフィンやポリエチレン或いはエチレン・プロピレン・ゴム(E.P.R)を主成分として構成したものが好適であり、100℃〜105℃で少なくとも径方向に40パーセント及びチューブの軸方向に大きくとも15パーセントの熱収縮特性を有するものが便宜である。また、芯材18aは、熱収縮性チューブ18bよりも変形温度が高いものを用いるのが好ましい。このような熱収縮性チューブ18bをリブ18の表皮材として用いると、擬毛15の取り付けが容易に且つ確実に行なうことができる。例えば、熱収縮性チューブ18bに擬毛15を取り付ける際も植毛針を用いて容易に縫着し得るし、或いは巻回して取り付けても弾力性に富むので滑るようなこともなく、確実に取り付けることができる。
図18(A)〜(C)は、熱収縮性のチューブ18bで被覆されているリブ18の製造例を説明するための側面図である。
図18(A)に示すように、熱収縮性のチューブ18bは、芯材18aの外径より大きい内径を有しており、収縮される前のチューブ18bに芯材18aを差し込み、100℃〜105℃の温度範囲で数十分程度(例えば、5分〜30分)加熱処理を施すことで、チューブ18bが熱収縮して芯材18aに密着する。この際、チューブ18bは芯材18aの全長より長く形成されているので、加熱処理後は、図18(B)に示すように、残余のチューブ(突出部)18cが芯材18aの両端からさらに外方へ縮径状態で延出している。このように、チューブ18bは芯材18aよりも長く形成されるのが望ましい。加熱処理を施されたリブ18の表面は、弾性のあるゴム質であるが、艶があるため、やすりなどでその表面を擦り、図18(C)に示すように艶消しされていれば、迷彩効果に富んで好ましい。また、薬液処理にて艶消しすることも可能である。
上記二重構造のリブ18の代わりに、リブ13の表面から例えばレーステープなどのネット材等を巻き付けて、これらのネット材等に擬毛15を結着するようにしてもよい。また、ネット材に代えて、ウレタン素材などの他のフィルム状又は薄いシート状のテープをリブ13に接着剤を用いて接着しながら巻いて、このテープに擬毛15を結着又は植設するようにしてもよい。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の第一実施形態に係る自毛活用型かつらを示す斜視図であり、実際にはフレームワークに多数の擬毛が密集して取り付けられているが、フレームワークの構造を明瞭に示すため、殆どの擬毛の図示を省略している。 図1に示す自毛活用型かつらの、取り付けられている擬毛の大部分の図示を省略した平面図である。 図1に示す自毛活用型かつらを頭部への装着状態を示す斜視図であり、実際は自毛とフレームワークに取り付けた多数の擬毛とが混ぜ合わされて装着される。 本発明による自毛活用型かつらの第一実施形態の第一変形例の構成を示す概略平面図である。 図4のかつらを装着者の頭部に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明による自毛活用型かつらの製造方法の一例を示し、フレームワークの成形工程を示す斜視図である。 図6に示す石膏頭型へリブ材をセットした状態の断面図である。 本発明の第一実施形態の第二変形例に係る自毛活用型かつらを示す斜視図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)に示すかつらに用いられるリブの形態を示す側面図である。 本発明の第一実施形態の他の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の他の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の他の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の他の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態のさらに他の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の別の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 本発明の第一実施形態のさらに別の変形例に係る骨格様のフレームワークの構成を示す平面図である。 (A)及び(B)は本発明に用いるリブの一例を示し、先端に形成したループへ擬毛を取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。 本発明に用いるリブの一例を示し、(A)は芯材を熱収縮性のチューブで被覆することにより形成したリブの部分拡大側面図、(B)は(A)のA−A断面図、(C)は(A)のB−B断面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ、図17に示すリブの製造工程を説明する斜視図である。 図19は従来の自毛活用型かつらを装着した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,2 かつら
10,11 植毛フレーム
13,13a〜13f,13−2,18 リブ
13g 膨出部
13h 屈曲部位
13i ループ
13−1 U字状のリブ
14 連結用リブ
14−1 半環状の連結用リブ
15 擬毛
16 補助連結用リブ
17 ストッパー
18a 芯材
18b 熱収縮性のチューブ
18c 突出部
19 石膏頭型
19a 溝

Claims (4)

  1. かつらの隙間から装着者の自毛を引き出してかつらに取り付けた擬毛と混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらにおいて、
    線状に形成した複数本のリブ及び線状に形成した環状の連結用リブで構成し、該複数本のリブと各リブに対して二点で交差する該連結用リブとを組み合わせてかつらのアウトラインを形成しないように骨格様のフレームワークを形成し、
    この骨格様のフレームワークに多数の擬毛を取り付けて周縁枠を有しない植毛フレームを構成し、
    上記植毛フレームの間から出した装着者の自毛と上記リブに取り付けた擬毛とを混ぜ合わせて装着することを特徴とする、自毛活用型かつら。
  2. 前記リブが、その自由端に膨出部を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の自毛活用型かつら。
  3. 前記リブが、弾性を備えた剛性材料から成る芯材とその芯材を覆う熱収縮性のチューブとで形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の自毛活用型かつら。
  4. 前記リブが、その自由端に擬毛取付用のループを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の自毛活用型かつら。
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