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JP2005324934A - 産業車両およびその昇降体自動停止装置 - Google Patents

産業車両およびその昇降体自動停止装置 Download PDF

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JP2005324934A JP2004145332A JP2004145332A JP2005324934A JP 2005324934 A JP2005324934 A JP 2005324934A JP 2004145332 A JP2004145332 A JP 2004145332A JP 2004145332 A JP2004145332 A JP 2004145332A JP 2005324934 A JP2005324934 A JP 2005324934A
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Abstract

【課題】 産業車両における昇降体の自動停止位置を、手間がかからず素早く設定できるようにする。
【解決手段】 フォークリフト1におけるシート2の近傍に前後傾動可能に設置されたリフトレバー4と、所定の対応付けに従い傾動角度から揚高停止位置を求めて記憶するCPUおよびメモリと、記憶された揚高停止位置となるとフォーク10の移動を停止するCPUと、リフトレバー4の前方にレーザー光線Lを照射する、リフトレバー4と一体のレーザーポインタ14と、レーザー光線Lの少なくとも一部を反射してポイントPを形成するゲージ16とが設けられており、ゲージ16は、リフトレバー4が特定の傾動角度となった場合におけるポイントPの近傍に、当該特定の傾動角度に対応付けられた揚高停止位置を示す目盛15を付したものとされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、産業車両における昇降体を、設定した停止位置において自動的に停止する装置、およびこの装置を備えた産業車両に関する。
従来の産業車両の昇降体自動停止装置として、下記特許文献1に挙げるフォークリフトのフォーク揚高自動停止装置が知られている。この装置にあっては、3個の設定表示ボタンスイッチが運転席の前部に設けられており、自動停止モードにおいて当該ボタンスイッチのいずれかが押されると、フォークが、当該ボタンスイッチに対応付けられて設定された揚高停止位置まで移動するとともに、当該揚高停止位置において自動停止される。
そして、揚高停止位置の設定は、フォークリフトの運転開始直後において、リフトレバーによりフォークを所望の揚高停止位置まで上昇させた後に、対応付けたい設定表示ボタンスイッチを押すことで行われる。
特開平5−278997号公報
以上のような従来の装置では、フォークリフトの運転者は、揚高停止位置の設定のためにその都度フォークを上昇しなければならず、煩わしさを覚える。また、フォークリフトの運転者は、揚高停止位置の設定時において、フォークを確認しながらのリフトレバー操作の後に、設定表示ボタンスイッチの位置を視認して押さなければならず、視線や手の移動の手間をかけることになり、揚高停止位置を素早く設定できない。
そこで、請求項1に記載の発明は、フォークリフトにおけるフォークの揚高自動停止位置を始めとする産業車両における昇降体の自動停止位置を、手間がかからず素早く設定できるようにすることを目的としたものである。
また、請求項6に記載の発明は、昇降体の自動停止位置を手間がかからず素早く設定できる産業車両を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、産業車両の昇降体自動停止装置において、荷役のための昇降体を備えた産業車両における運転席の近傍に前後傾動可能に設置された停止位置設定レバーと、停止位置設定レバーの傾動角度と昇降体の停止位置との所定の対応付けに従い、傾動角度から停止位置を求めて記憶する停止位置記憶手段と、停止位置記憶手段に記憶された停止位置となると昇降体の移動を停止する自動停止手段と、停止位置設定レバーの前方に光線を照射する、停止位置設定レバーと一体の光線照射手段と、光線照射手段により照射される光線の少なくとも一部を反射するゲージとが設けられており、ゲージは、停止位置設定レバーが特定の傾動角度となった場合における光線の反射位置またはその近傍に、当該特定の傾動角度に対応付けられた停止位置を示す目盛を付したものであることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、ゲージは、産業車両のフレーム前部に固定され、あるいは前面ガラスと一体とされていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、自動停止手段は、停止位置設定レバーに設けられた設定スイッチに対する入力、または停止位置設定レバーについての初回操作後の一定時間以上の静止を契機として、昇降体の移動を開始することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、停止位置は、昇降体の揚高に係る停止位置またはチルト角に係る停止位置であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、停止位置設定レバーは、昇降体の揚高を操作するリフトレバー、または昇降体のチルト角を操作するチルトレバーの少なくとも一方と共通のものであり、これらレバーには、停止位置設定レバーとして用いるか、リフトレバーあるいはチルトレバーとして用いるかを切り替えるモード切り替えスイッチが設けられていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、産業車両において、上記昇降体自動停止装置を備えていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、停止位置設定レバーに設けられた光線照射手段からの光線を反射して光線反射位置を示すゲージが設けられ、光線反射位置をゲージ上で合わせると、ゲージ上に示された停止位置に対応する停止位置設定レバーの傾動角度が得られる。よって、素早く簡単に昇降体の停止位置を設定することができる、という効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、ゲージをフレーム前部に固定し、あるいは前面ガラスと一体とすることで、上記効果に加えて、ゲージを簡素かつコンパクトで運転者の視線移動の少ないものとすることができる、という効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、停止位置の記憶を、設定スイッチへの入力または停止位置設定レバーの静止により行うことで、上記効果に加えて、より分かり易い停止位置の設定操作を提供することができる、という効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、昇降体の揚高またはチルト角に関するものとすることで、上記効果に加えて、多用される荷役操作に対し、素早く簡易に行える停止位置設定操作を提供することができる、という効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、停止位置設定レバーと各種レバーとを共通化したことで、上記効果に加えて、運転者にとって分かり易い停止位置の設定操作を提供することができる、という効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、上記停止位置設定レバーやゲージ等を備えた産業車両としたことで、素早く簡単に昇降体の停止位置を設定可能な産業車両を提供することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施形態に係るフォークリフトの揚高自動停止装置について、適宜図面に基づき説明する。
図1は産業車両であるフォークリフト1の斜視図であって、フォークリフト1は、運転者が座る運転席としてのシート2と、シート2の近傍に前後傾動可能に設置されたリフトレバー4と、シート2を囲むフレーム6と、フレーム6の前部間に渡された前面ガラス8と、前面ガラス8の前方両脇において立つマスト9と、両マスト9に昇降可能に支持される昇降体としてのフォーク10とを備えている。
リフトレバー4には、図2に示すように、これを停止位置設定レバーとして用いるか(設定モード)、あるいは通常のリフトレバーとして用いるか(通常モード)を切り替えるモード切り替えスイッチ12が設けられている。また、リフトレバー4には、押すと入力信号を発生する押しボタン形式の設定スイッチ13が設けられている。更に、リフトレバー4の先端縁前部には、前方にレーザー光線Lを発する光線照射手段としてのレーザーポインタ14が設置されている。なお、通常のリフトレバーとは、その傾動角度に応じた昇降速度でフォーク10を昇降するようなものである。
また、前面ガラス8には、フォーク10の特定の揚高が目盛15として描かれることで、ゲージ16が一体的に形成されている。ゲージ16は、運転者の視界をなるべく妨げないように、前面ガラス8の端部に配置されている。また、ゲージ16は、リフトレバー4の前方に配置されており、レーザーポインタ14が発したレーザー光線Lの少なくとも一部を反射する。ゲージ16上には、この反射(あるいはレーザー光線Lの通過)により、光点であるポイントPが形成される。
図3はフォークリフト1の制御ブロック図である。フォークリフト1には、上記モード切り替えスイッチ12や設定スイッチ13、レーザーポインタ14とインターフェイス19において電気的に接続されたコントローラ20が内蔵される。コントローラ20は、インターフェイス19と電気的に接続されたCPU21を備えている。
CPU21は、インターフェイス19を介して、モード切り替えスイッチ12が設定モード側あるいは通常モード側のいずれに切り替えられているかを把握する。また、CPU21は、インターフェイス19を介して、設定スイッチ13が発する入力信号を受信して、設定スイッチへの入力(ON)を把握する。更に、CPU21は、インターフェイス19を介してレーザーポインタ14と電気的に接続されており、レーザーポインタ14によるレーザー光線Lの発光ないしはその停止(発光のON/OFF)を制御可能となっている。
また更に、CPU21には、フォーク10の現時点での揚高を示す揚高信号を発生する揚高センサ22が、インターフェイス19を介して揚高信号を受信可能に電気的に接続される。また同様に、CPU21には、リフトレバーポテンション24も電気的に接続される。リフトレバーポテンション24は、リフトレバー4の基端部を包含する状態でフォークリフト1に内蔵され、リフトレバー4の傾動角度に対応する傾動角度信号を出力するものである。CPU21は、インターフェイス19を介しこの傾動角度信号を受信可能である。
加えて、CPU21は、インターフェイス19を介して油圧ポンプ30のモータ32と電気的に接続されており、モータ32への制御信号を出力するようになっている。油圧ポンプ30は、フォーク10を昇降するためにマスト9とフォーク10の間に設けられたリフトシリンダ34へ油圧を供給するものである。油圧ポンプ30とリフトシリンダ34との間の油路には、その流量を調整する電磁弁36が設置されている。電磁弁36は、インターフェイス19を介してCPU21と電気的に接続されており、CPU21の発する制御信号を受信する。そして、CPU21は、これら制御信号の発信によって、油圧や流量を調整し、リフトシリンダ34の昇降を制御することで、フォーク10の揚高や昇降速度を制御する。なお、コントローラ20は、CPU21と電気的に接続されていて各種情報を記憶するメモリ40を備えている。
そして、このようなフォークリフト1では、モード切り替えスイッチ12や設定スイッチ13、レーザーポインタ14を備えたリフトレバー4、ゲージ16、CPU21やメモリ40を備えたコントローラ20、揚高センサ22、リフトレバーポテンション24からなるフォーク揚高自動停止装置が構成され、図4に示すような手順において、フォーク10の停止位置を設定し、この停止位置でフォーク10を自動停止させることができる。
即ち、運転者は、まずモード切り替えスイッチ12を設定モード側に切り替える。コントローラ20のCPU21は、この切り替えを把握して(ステップ50)、モードを設定モードとし(ステップ51)、レーザーポインタ14の発光をONにする(ステップ52)。レーザーポインタ14によるレーザー光線Lは前方へ直進し、前面ガラス8のゲージ16上にポイントPを形成する。なお、ポイントPは、レーザー光線Lの反射光のうちシート2方面に向かうものとして捉えることもでき、運転者はゲージ16におけるポイントPを視認可能である。
運転者は、このようなゲージ16上のポイントPを視認しながら、停止位置設定レバーとしてのリフトレバー4を傾動操作する。
ゲージ16においては、リフトレバー4が1000mmの停止位置信号の発生に対応する傾動角度となった場合におけるポイントPの隣接位置に、「1000−」という目盛15が付されている。また、ゲージ16においては、リフトレバー4が2000mmの停止位置信号の発生に対応する傾動角度となった場合におけるポイントPの隣接位置に、「2000−」という目盛15が付されている。そして同様に、「3000−」等の目盛15も付されている。なお、目盛15における「−」は、ポイントPと目盛15とが良い精度で合致するように付されている水平線である。またここでは、傾動角度と揚高停止位置とが正比例の関係を有するようにされ、目盛15の示す揚高停止位置が一定値毎とされ、目盛15がほぼ等間隔となっている。
運転者は、リフトレバー4を傾動操作し、適宜目盛15を利用しながら、ゲージ16上における設定したい揚高停止位置に対応する部位に、ポイントPを位置させる。ここでは、例えば「1000−」という目盛15の隣接部位にポイントPを位置させると、揚高停止位置を1000mmにしようとすることとなり、「1000−」という目盛15と「2000−」という目盛15との中央にポイントPを位置させると、揚高停止位置を1500mmにしようとすることとなる。なお、目盛15の間には、数値のない線のみの補助目盛17が等間隔で設けられており、運転者は、設定したい揚高停止位置に対応する補助目盛17の隣接部位に、ポイントPを位置させることができる。
そして、運転者は、設定スイッチ13を押す。すると、CPU21はこれを把握し(ステップ54)、リフトレバーポテンション24の発している傾動角度信号が示す傾動角度に対応する揚高停止位置を求め、メモリ40に記憶して、揚高停止位置の設定を完了する(ステップ56)。ここで、当該傾動角度とゲージ16におけるポイントPの位置とが対応するため、ゲージ16におけるポイントPの位置と揚高停止位置とがほぼ合致する。また、CPU21は、レーザーポインタ14によるレーザー光線Lの発光を停止する(ステップ57)。ここに言う「停止」とは、単純に発光をOFFさせることであっても良いし、あるいはレーザーの発光状態を変化させる(例えば点滅させる)ことが含まれていても良い。なお、ステップ56を実行するCPU21、およびメモリ40が、停止位置記憶手段を構成する。また、傾動角度と揚高停止位置との対応は、所定の関数としてメモリ40に記憶されており、CPU21によって参照可能である。
続いて、コントローラ20のCPU21は、油圧ポンプ30のモータ32や電磁弁36を制御してフォーク10を揚高停止位置に向けて上昇または下降するとともに、メモリ40における揚高停止位置と、揚高センサ22からの揚高信号が示すフォーク10の揚高とを比較し、これらが一致するまでフォーク10の移動を続ける(ステップ58、60)。そして、CPU21は、フォーク10の現在の揚高が揚高停止位置に合致すると、フォーク10を停止し(ステップ62)、揚高自動停止動作を完了する。なお、これらステップ58〜62を実行するCPU21が、自動停止手段を構成する。
以上のようなフォークリフト1のフォーク揚高自動停止装置あるいはフォークリフト1においては、荷役のためのフォーク10を備えたフォークリフト1におけるシート2の近傍に前後傾動可能に設置されたリフトレバー4と、リフトレバーポテンション24の示すリフトレバー4の傾動角度とフォーク10の揚高停止位置との所定の対応付けに従い、傾動角度から揚高停止位置を求めて記憶するCPU21およびメモリ40と、メモリ40に記憶された揚高停止位置となるとフォーク10の移動を停止するCPU21と、リフトレバー4の前方にレーザー光線Lを照射する、リフトレバー4と一体のレーザーポインタ14と、レーザーポインタ14により照射されるレーザー光線Lの少なくとも一部を反射してポイントPを形成するゲージ16とが設けられており、ゲージ16は、リフトレバー4が特定の傾動角度となった場合におけるポイントPの位置またはその近傍に、当該特定の傾動角度に対応付けられた揚高停止位置を示す目盛15を付したものとされているため、運転者は視線を手元等に移動させず前方を見たまま自然に揚高停止位置の設定ができるし、リフトレバー4の傾動操作によるレーザーポインタ14によるポイントPをゲージ16上で所望位置に合わせるだけで極めて素早く簡単に揚高停止位置の設定ができる。なお、フォーク10を一旦設定位置まで移動させることなく容易に揚高停止位置の設定ができるがゆえに、揚高設定位置を複数種類記憶してこれらを切り替えるような機構を設けなくとも、様々な揚高設定位置を手間なく設定可能であるが、このような機構を併設しても良い。
また、ゲージ16は、フォークリフト1の前面ガラス8と一体とされているため、簡素で邪魔にならず運転者の視線移動も少ない合理的なゲージ16を実現することができる。
更に、CPU21は、リフトレバー4に設けられた設定スイッチ13に対する入力を契機として停止位置を記憶するため、運転者は停止位置の記憶を明示的に指令することができ、運転者にとって分かり易い停止位置設定とすることができる。
また更に、リフトレバー4は、昇降体の揚高を直接操作する通常のリフトレバーとして用いるか、揚高停止位置設定レバーとして用いるかを切り替えるモード切り替えスイッチ12が設けられているため、揚高に関する通常の操作および停止位置設定操作を共通のレバーで提供することができ、運転者に分かり易い停止位置設定操作を実現することができる。
加えて、以上のようなフォーク揚高自動停止装置において、停止位置は、昇降体の揚高に係る停止位置であるため、頻繁に操作する揚高について簡単な停止位置設定を行うことができる。
なお、主に上記実施形態を変更してなる本発明の実施形態を例示する。
上記実施形態において、リフトレバーに設定スイッチを設けない一方、CPUは、設定モード切り替え以降におけるリフトレバーの操作後の一定時間(例えば5秒)以上の静止を、リフトレバーポテンションによる傾動角度信号に基づいて判断し、この静止がなされたと判断すると、このときの傾動角度に対応する揚高停止位置を記憶するようにする。このようにすると、一定時間のリフトレバーの静止を契機としてフォークの移動が始まるようになり、傾動操作して待てば動作開始するという簡易で手間のない操作を提供することができる。
また、モード切り替えスイッチを省略し、専用の停止位置設定レバーを設ける。このようにすると、レバーの本数が増えるものの、運転者はモードの切り替えを意識せずに停止位置の設定をすることができる。
あるいは、フォークの前後傾動操作であるチルト操作に関し、レーザーポインタを有するチルト停止位置設定レバーを設け、ゲージには特定のチルト角に対応するポイント位置に隣接する目盛を付し、CPUはチルト停止位置設定レバーの傾動角度ないしはポイント位置に対応するチルト角停止位置を算出して目盛に記憶するようにする。このようにすると、フォークのチルト操作においても停止位置の設定が容易になる。なお、チルト停止位置設定レバーのみを設けても良いし、揚高停止位置設定レバーとチルト停止位置設定レバーとを併設しても良い。
また、ゲージを、前面ガラスとは別体の長板状に形成し、フレーム前部に固定する。このようにしても、簡素で邪魔にならず運転者の視線移動も少ない合理的なゲージとすることができる。
あるいは、停止位置設定レバーの傾動角度と停止位置との変換をする手段と、自動停止手段とを物理的に別々にしたり、傾動角度と停止位置との変換をする手段とメモリとを一体にしたりする。また、レーザーポインタの代わりに赤外線照射器を設けるとともに、ゲージにつき赤外線を可視光線として反射するものとする。あるいは、目盛を線ではなく点等としたり、各種スイッチの形式を変更したり、各種動作ステップの順序を入れ替えたりする。
また、停止位置の設定直後にフォークの移動を開始せず、更に別のフォーク移動指令用スイッチを設け、当該スイッチの入力により設定された停止位置への移動を開始するようにしたり、通常のレバー操作において設定された停止位置に至るとフォークを停止するようにしたりする。そして、本発明は、シートが設置されない立席タイプを始めとする他のタイプのフォークリフトや他の産業車両、ないしはこれらに係る昇降体自動停止装置に適用できる。
本発明に係るフォークリフトの斜視図である。 図1におけるフォークリフトのリフトレバーの斜視図である。 図1におけるフォークリフトの制御ブロック図である。 本発明に係るフォークリフトのフォーク自動停止装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 フォークリフト
4 リフトレバー
8 前面ガラス
10 フォーク
12 モード切り替えスイッチ
13 設定スイッチ
14 レーザーポインタ
15 目盛
16 ゲージ
17 補助目盛
20 コントローラ
21 CPU
22 揚高センサ
24 リフトレバーポテンション
40 メモリ
L レーザー光線
P ポイント

Claims (6)

  1. 荷役のための昇降体を備えた産業車両における運転席の近傍に前後傾動可能に設置された停止位置設定レバーと、
    停止位置設定レバーの傾動角度と昇降体の停止位置との所定の対応付けに従い、傾動角度から停止位置を求めて記憶する停止位置記憶手段と、
    停止位置記憶手段に記憶された停止位置となると昇降体の移動を停止する自動停止手段と、
    停止位置設定レバーの前方に光線を照射する、停止位置設定レバーと一体の光線照射手段と、
    光線照射手段により照射される光線の少なくとも一部を反射するゲージと
    が設けられており、
    ゲージは、停止位置設定レバーが特定の傾動角度となった場合における光線の反射位置またはその近傍に、当該特定の傾動角度に対応付けられた停止位置を示す目盛を付したものである
    ことを特徴とする産業車両の昇降体自動停止装置。
  2. ゲージは、産業車両のフレーム前部に固定され、あるいは前面ガラスと一体とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の産業車両の昇降体自動停止装置。
  3. 停止位置記憶手段は、停止位置設定レバーに設けられた設定スイッチに対する入力、または停止位置設定レバーについての初回操作後の一定時間以上の静止を契機として、停止位置を記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の産業車両の昇降体自動停止装置。
  4. 停止位置は、昇降体の揚高に係る停止位置またはチルト角に係る停止位置である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の産業車両の昇降体自動停止装置。
  5. 停止位置設定レバーは、昇降体の揚高を操作するリフトレバー、または昇降体のチルト角を操作するチルトレバーの少なくとも一方と共通のものであり、これらレバーには、停止位置設定レバーとして用いるか、リフトレバーあるいはチルトレバーとして用いるかを切り替えるモード切り替えスイッチが設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の産業車両の昇降体自動停止装置。
  6. 請求項1ないし請求項5に記載の昇降体自動停止装置を備えた産業車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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