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JP2005324615A - ダクト構造 - Google Patents

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JP2005324615A JP2004143088A JP2004143088A JP2005324615A JP 2005324615 A JP2005324615 A JP 2005324615A JP 2004143088 A JP2004143088 A JP 2004143088A JP 2004143088 A JP2004143088 A JP 2004143088A JP 2005324615 A JP2005324615 A JP 2005324615A
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Takeshi Shidara
武志 設楽
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Abstract

【課題】 比較的簡単な構造で断熱性を向上することにより、結露を防止するとともに、ダクト内外の熱の授受を阻止しつつ、ダクトの剛性を向上させる。
【解決手段】 車体側部材43により第1ダクト体51が構成され、第1ダクト体51に沿って設けられた第2ダクト体52が第1ダクト体51とともにダクト41を構成する。第2ダクト体52の内壁53は半筒状に形成され、この内壁53を所定の間隔をあけて覆う外壁54が半筒状に形成される。内壁53及び外壁54の両側縁が一対の側壁56,57により閉止され、内壁53と外壁54と一対の側壁56,57の間の中空部58がリブ59により所定の間隔をあけて区画される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、空調機器が発生した冷気又は暖気を所定の場所に導くダクトの構造に関するものである。
従来、この種のダクト構造として、天井側部に前後方向に所定の間隔をあけて複数のステイが懸装されかつこれらのステイの下部に荷物棚が架設されたバスの車室内に、前後方向に延びるクーラダクトが荷物棚及びステイの双方の外側部に取付けられた荷物棚付きバスのクーラダクトの取付構造(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。この荷物棚付きバスのクーラダクトの取付構造では、荷物棚がアルミニウムの押出し成形により形成され、ダクトが樹脂の押出し成形により形成される。またダクトの下面が荷物棚の下面と面一になるように構成され、荷物棚の下面とダクトの下面の双方が単一の表皮で覆われる。
このように構成されたクーラダクトの取付構造では、荷物棚及びステイの双方の外側部にダクトを取付けるので、ステイに予めダクト及び荷物棚を取付け、その状態でステイを天井に懸装することにより、荷物棚と別個独立してクーラダクトを車体に取付ける構造と比較して、ステイの天井への取付け作業で荷物棚及びクーラダクトの双方をバスの天井に前後方向に延びて取付けることができる。この結果、クーラダクトの取付け作業を大幅に低減できる。この場合、ダクトとして樹脂の押出し成形品を用い、荷物棚としてアルミニウムの押出し成形品を用いることにより、所望のダクト及び荷物棚を比較的安価に作製できる。またダクトの下面を荷物棚の下面と面一になるように構成し、荷物棚の下面とダクトの下面の双方を単一の表皮で覆うので、ダクトと荷物棚の境目における接合部分を覆い隠すことができ、車室内の美観を向上できるようになっている。
特開2002−120541号公報(請求項1、段落[0017])
しかし、上記従来の特許文献1に示された荷物棚付きバスのクーラダクトの取付構造では、ダクトを樹脂の押出し成形により形成し、荷物棚の下面とダクトの下面の双方を単一の表皮で覆った構造であるため、熱伝導率の小さい樹脂製のダクトを用いても、このダクト内を通る冷気によりダクト表面及び表皮表面が冷され、この冷されたダクト表面及び表皮表面に車室内の多湿の高温空気が接触すると、この空気中の水蒸気が水滴となって結露するおそれがあった。
また、上記従来の特許文献1に示された荷物棚付きバスのクーラダクトの取付構造では、樹脂製のダクト表面を表皮で覆った構造であるため、剛性を確保するためにダクトの厚さを比較的厚くしなればならず、重量が増大する問題点があった。
本発明の目的は、比較的簡単な構造で断熱性を向上することにより、結露を防止できるとともに、ダクト内外の熱の授受を阻止できる、ダクト構造を提供することにある。
また本発明の別の目的は、軽量化を図ることができるとともに、剛性を向上できる、ダクト構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、筒状に形成された内壁12、この内壁12を所定の間隔をあけて覆う筒状の外壁13と、内壁12及び外壁13の長手方向に延びかつ内壁12と外壁13の間の中空部14を内壁12及び外壁13の周方向に所定の間隔をあけて区画するリブ16とを備えたダクト構造である。
この請求項1に記載されたダクト構造では、ダクト11が内壁12、外壁13及びリブ16を備えた比較的簡単な構造であって、内壁12及び外壁13間に中空部14を有する二重構造であるため、中空部14内の空気層の存在により断熱性が高くなり、ダクト11表面への結露を防止できるとともに、ダクト11内外の熱の授受を阻止できる。またダクト11が内壁12及び外壁13をリブにより補強した構造であるため、内壁12及び外壁13の厚さを薄くすることができ、これによりダクト11の軽量化を図ることができるとともに、ダクト11の剛性を向上できる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、内壁12、外壁13及びリブ16が押出し成形により一体成形されたことを特徴とする。
この請求項2に記載されたダクト構造では、内壁12、外壁13及びリブ16を押出し成形により一体的に形成したので、ダクト11の製作工数を低減できる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、更に図1に示すように、押出し成形に用いられる材料が合成樹脂であることを特徴とする。
この請求項3に記載されたダクト構造では、ダクト11が内壁12及び外壁13間に中空部14を有する二重構造であり、内壁12、外壁13及びリブ16が熱伝導性の低い合成樹脂により形成されるので、断熱性を更に向上できる。
請求項4に係る発明は、図4に示すように、車体側部材43により構成された第1ダクト体51と、第1ダクト体51に沿って設けられ第1ダクト体51とともにダクト41を構成する第2ダクト体52とを備えたダクト構造の改良である。
その特徴ある構成は、第2ダクト体52が、半筒状に形成された内壁53と、この内壁53を所定の間隔をあけて覆う半筒状の外壁54と、内壁53及び外壁54の両側縁を閉止する一対の側壁56,57と、内壁53と外壁54と一対の側壁56,57の間の中空部58を所定の間隔をあけて区画するリブ59とを有するところにある。
この請求項4に記載されたダクト構造では、第2ダクト体52が内壁53、外壁54及びリブ59を備えた比較的簡単な構造であって、内壁53及び外壁54間に中空部58を有する二重構造であるため、中空部58内の空気層の存在により断熱性が高くなり、第2ダクト体52表面への結露を防止できるとともに、第2ダクト体52内外の熱の授受を阻止できる。また第2ダクト体52が内壁53及び外壁54をリブ59により補強した構造であるため、内壁53及び外壁54の厚さを薄くすることができ、これにより第2ダクト体52の軽量化を図ることができるとともに、第2ダクト体52の剛性を向上できる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、更に図4に示すように、側壁56,57が車体側部材43に固着されたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたダクト構造では、第2ダクト体52の側壁56,57を車体側部材43に固着するという比較的簡単な作業で、少なくとも第2ダクト体52側が二重構造である筒状のダクト41を形成できる。
以上述べたように、本発明によれば、筒状に形成された内壁を筒状の外壁が所定の間隔をあけて覆い、内壁及び外壁の長手方向に延びるリブが内壁と外壁の間の中空部を内壁及び外壁の周方向に所定の間隔をあけて区画したので、比較的簡単な構造で内壁及び外壁間に中空部を有する二重構造を形成できる。この結果、中空部内の空気層の存在により断熱性が高くなり、ダクト表面への結露を防止できるとともに、ダクト内外の熱の授受を阻止できる。またダクトが内壁及び外壁をリブにより補強した構造であるため、内壁及び外壁の厚さを薄くすることができる。この結果、ダクトの軽量化を図ることができるとともにダクトの剛性を向上できる。
また内壁、外壁及びリブを押出し成形により一体成形すれば、ダクトの製作工数を低減できるので、製造コストを抑制できる。
また押出し成形に用いられる材料が合成樹脂であれば、内壁、外壁及びリブが熱伝導性の低い合成樹脂により形成されるので、断熱性を更に向上できる。
また第1ダクト体とともにダクトを構成する第2ダクト体の内壁を半筒状に形成し、この内壁を半円筒状の外壁が所定の間隔をあけて覆い、内壁及び外壁の両側縁を一対の側壁が閉止し、内壁と外壁と一対の側壁の間の中空部をリブが所定の間隔をあけて区画すれば、第2ダクト体が内壁、外壁及びリブを備えた比較的簡単な構造であって、内壁及び外壁間に中空部を有する二重構造であるため、中空部内の空気層の存在により断熱性が高くなり、第2ダクト体表面への結露を防止できるとともに、第2ダクト体内外の熱の授受を阻止できる。また第2ダクト体が内壁及び外壁をリブにより補強した構造であるため、内壁及び外壁の厚さを薄くすることができる。この結果、第2ダクト体の軽量化を図ることができるとともに、第2ダクト体の剛性を向上できる。
更に側壁を車体側部材に固着すれば、比較的簡単な作業で少なくとも第2ダクト体側が二重構造である筒状のダクトを形成できる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、ダクト11は、円筒状に形成された内壁12と、この内壁12を所定の間隔をあけて覆う円筒状の外壁13と、内壁12と外壁13の間の中空部14を内壁12及び外壁13の周方向に所定の間隔をあけて区画する8本のリブ16とを備える。上記中空部14の厚さtは中空部14内の空気が対流を起さない程度に形成される。具体的には、中空部14の厚さtは成形性のため少なくとも3mmとする必要がある。また上記リブ16は、内壁12及び外壁13の長手方向に延びるとともに、内壁12及び外壁13の軸線を中心として放射状に延びて設けられる。更に上記内壁12、外壁13及びリブ16は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂やPP(ポリプロピレン)樹脂やPC(ポリカーボネート)樹脂等の合成樹脂の押出し成形により一体的に形成される。
このように構成されたダクト構造では、ダクト11が内壁12及び外壁13間に中空部14を有する二重構造に形成されるので、中空部14内の対流の生じない空気層の存在により断熱性が高くなる。この結果、ダクト11内を冷気が通過し、ダクト11外が高温多湿であっても、ダクト11表面への結露を防止できる。また上記ダクト11の二重構造によりダクト11内外の熱の授受が阻止されるので、ダクト11内の冷気や暖気が外に逃げない。またダクト11が内壁12及び外壁13をリブ16により補強した構造であるため、内壁12及び外壁13の厚さを薄くすることができる。この結果、ダクト11の軽量化を図ることができるとともにダクト11の剛性を向上できる。更に内壁12、外壁13及びリブ16を合成樹脂の押出し成形により一体成形したので、ダクト11の製作工数を低減できるとともに、断熱性を更に向上できる。なお、中空部14の厚さを3mmとすると、ダクト11の厚さを薄くすることができ、中空部14内の対流の生じない空気層の存在による断熱性の向上やダクト11の軽量化等の各機能を確実に確保できる。
<第2の実施の形態>
図2は本発明の第2の実施の形態を示す。
この実施の形態では、内壁22が合成樹脂の押出し成形により円筒状に形成され、外壁23及びリブ26がアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属の押出し成形により一体的に形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダクト構造では、熱伝導性の低い合成樹脂製の内壁22と、内壁22及び外壁23間の中空部24の空気層により断熱性を向上でき、金属製のリブ26及び外壁23によりダクト21の剛性を向上できる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第3の実施の形態>
図3は本発明の第3の実施の形態を示す。
この実施の形態では、内壁32及びリブ36が合成樹脂の押出し成形により一体的に形成され、外壁33がアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属の押出し成形により筒状に形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダクト構造では、熱伝導性の低い合成樹脂製の内壁32及びリブ36と、内壁32及び外壁33間の中空部34の空気層により断熱性を向上でき、金属製の外壁33によりダクト31の剛性を向上できる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第4の実施の形態>
図4〜図6は本発明の第4の実施の形態を示す。
この実施の形態では、ダクト41がバス42の天井の左側部及び右側部に配設される(図5)。またダクト41は、車体側部材43により構成された第1ダクト体51と、第1ダクト体51に沿って設けられ第1ダクト体51とともにダクト41を構成する第2ダクト体52と備える(図4及び図5)。第1ダクト体51は、車体側部材であるルーフパネル43の左側部及び右側部の湾曲部により構成される。ルーフパネル43はバス42の上面からこの上面の左右湾曲部を構成するアウタパネル44と、このアウタパネ44ルの下面に所定の間隔をあけて設けられたインナパネル46とを有する。また第2ダクト体52は、半筒状に形成された内壁53と、この内壁53を所定の間隔をあけて覆う半筒状の外壁54と、内壁53及び外壁54の両側縁を閉止する一対の側壁56,57と、内壁53と外壁54と一対の側壁56,57の間の中空部58を所定の間隔をあけて区画するリブ59とを有する(図4)。上記中空部58の厚さtは中空部58内の空気が対流を起さない程度に形成される。具体的には、中空部58の厚さtは成形性のため少なくとも3mmとする必要がある。
上記リブ59は、内壁53及び外壁54の長手方向に延びるとともに、内壁53及び外壁54に対して略垂直に延びて内壁53及び外壁54を接続するように設けられる(図4)。また一対の側壁56,57は、内壁53と外壁54の両側縁を閉止する一対の側壁本体56a,57aと、これらの側壁本体56a,57aから外側方へ突出する一対のフランジ部56b,57bとからなる。一対のフランジ部56b,57bのうち一方のフランジ部56bに対向するインナパネル46には略逆L字状のブラケット61が固着され、このブラケット61のうち一方のフランジ部56bに対向する位置には所定の間隔をあけて第1タップ孔61aが形成される。また他方のフランジ部57bに対向するインナパネル46には所定の間隔をあけて第2タップ孔46aが形成される。更に第2ダクト体52の端面は閉止部材62により閉止される(図5及び図6)。この閉止部材62は、平板状内壁62aと、この内壁62aから所定の間隔をあけて設けられた平板状外壁62bとからなる(図6)。上記内壁53、外壁54、側壁56,57、リブ59及び閉止部材62は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂やPP(ポリプロピレン)樹脂やPC(ポリカーボネート)樹脂等の合成樹脂の押出し成形により一体的に形成される。
一方、バス42の床下には、冷気又は暖気を発生する空調ユニット63と、この空調ユニット63が発生した冷気又は暖気を上記ダクト41,41に導く床下ダクト64が設置される(図5)。床下ダクト64は、一端が空調ユニット63に接続された主ダクト66と、一端が主ダクト66の他端にそれぞれ接続され左右に分岐して他端が上記ダクト41,41の閉止部材62にそれぞれ接続された一対の分岐ダクト67,68とを有する。なお、第2ダクト体52の下面にはダクト41内部の冷気を車室内に吹出すための通孔(図示せず)が設けられ、この通孔にはグリル(図示せず)が取付けられる。
このように構成されたダクト構造では、第2ダクト体52が内壁53及び外壁54間に中空部58を有する二重構造に形成されるので、中空部58内の対流の生じない空気層の存在により断熱性が高くなる。この結果、ダクト41内を冷気が通過し、ダクト41外が高温多湿であっても、第2ダクト体52表面への結露を防止できる。また第1ダクト体51及び第2ダクト体52が二重構造であるので、ダクト41内外の熱の授受が阻止される。この結果、ダクト41内への冷気や暖気が外に逃げない。また第2ダクト体52が内壁53及び外壁54をリブ59により補強した構造であるため、内壁53及び外壁54の厚さを薄くすることができる。この結果、第2ダクト体52の軽量化を図ることができるとともに、第2ダクト体52の剛性を向上できる。また第2ダクト体52の内壁53、外壁54、側壁56,57及びリブ59を合成樹脂の押出し成形により一体成形したので、第2ダクト体52の製作工数を低減できるとともに、断熱性をより向上できる。更に第2ダクト体52の側壁56,57のフランジ部56b,57bをルーフパネル43のインナパネル46にタッピングスクリュー69を用いて固着するという比較的簡単な作業で、第1及び第2ダクト体51,52がともに二重構造である筒状のダクト41を形成できる。なお、少なくとも車室内側に面する部分或いは乗員側に面する部分を第2ダクト体により二重構造とすれば、必要最小限の範囲(結露してはならない車室内側に面する部分や乗員側に面する部分)の結露を防止することができる。
<第5の実施の形態>
図7は本発明の第5の実施の形態を示す。
この実施の形態では、第2ダクト体72の内壁73が合成樹脂の押出し成形により形成され、外壁74、リブ79及び一対の側壁がアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属の押出し成形により一体的に形成される。また内壁73はリブ79及び側壁本体の先端に接着剤を用いて固着される。上記以外は第4の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダクト構造では、熱伝導性の低い合成樹脂製の内壁73と、内壁73及び外壁74間の中空部78の空気層により断熱性を向上でき、金属製の外壁74、リブ79及び側壁によりダクト71の剛性を向上できる。上記以外の動作は第4の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第6の実施の形態>
図8は本発明の第6の実施の形態を示す。
この実施の形態では、内壁83、リブ89及び一対の側壁の側壁本体が合成樹脂の押出し成形により一体的に形成され、外壁84及び一対の側壁のフランジ部がアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属の押出し成形により一体的に形成される。また外壁84はリブ89及び側壁本体の先端に接着剤を用いて固着される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダクト構造では、熱伝導性の低い合成樹脂製の内壁83、リブ89及び側壁本体と、内壁83及び外壁84間の中空部88の空気層により断熱性を向上でき、金属製の外壁84及びフランジ部によりダクト81の剛性を向上できる。上記以外の動作は第4の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
なお、上記第1〜第3の実施の形態では、内壁及び外壁をそれぞれ円筒状に形成したが、四角筒状、三角筒状又はその他の筒状に形成してもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態では、リブを8本設けたが、7本以下又は9本以上のリブを設けてもよい。
また、上記第2の実施の形態では、内壁を合成樹脂により形成しかつ外壁及びリブを金属により形成し、第3の実施の形態では、内壁及びリブを合成樹脂により形成しかつ外壁を金属により形成したが、内壁を金属により形成したり或いは外壁を合成樹脂により形成したり、内壁、リブ及び外壁の材質の組合わせは自由である。
また、上記第4〜第6の実施の形態では、第1ダクト体として二重構造のルーフパネルとして断熱性に優れたものを挙げたが、単一構造のアウタパネルとしてもよく、或いはルーフトリムであってもよい。
更に、上記第5の実施の形態では、内壁を合成樹脂により形成しかつ外壁、リブ及び側壁を金属により形成し、第6の実施の形態では、内壁、リブ及び側壁の側壁本体を合成樹脂により形成しかつ外壁及び側壁のフランジ部を金属により形成したが、内壁を金属により形成したり或いは外壁を合成樹脂により形成したり、内壁、リブ、外壁及び側壁の材質の組合わせは自由である。
本発明第1実施形態のダクト構造の断面図である。 本発明第2実施形態のダクト構造を示し図1の拡大図に対応する要部拡大断面図である。 本発明第3実施形態のダクト構造を示し図1の拡大図に対応する要部拡大断面図である。 本発明第4実施形態のダクト構造を示す図5のA−A線断面図である。 そのダクトを含むバスの要部斜視図である。 図5のB−B線断面図である。 本発明第5実施形態のダクト構造を示し図4の拡大図に対応する要部拡大断面図である。 本発明第6実施形態のダクト構造を示し図4の拡大図に対応する要部拡大断面図である。
符号の説明
11,21,31,41,71,81 ダクト
12,22,32,53,73,83 内壁
13,23,33,54,74,84 外壁
14,24,34,58,78,88 中空部
16,26,36,59,79,89 リブ
43 ルーフパネル(車体側部材)
51 第1ダクト体
52,72,82 第2ダクト体
56,57 側壁

Claims (5)

  1. 筒状に形成された内壁(12,22,32)と、
    この内壁(12.22.32)を所定の間隔をあけて覆う筒状の外壁(13,23,33)と、
    前記内壁(12,22,32)及び前記外壁(13,23,33)の長手方向に延びかつ前記内壁(12,22,32)と前記外壁(13,23,33)の間の中空部(14,24,34)を前記内壁(12,22,32)及び前記外壁(13,23,33)の周方向に所定の間隔をあけて区画するリブ(16,26,36)と
    を備えたダクト構造。
  2. 内壁(12)、外壁(13)及びリブ(16)が押出し成形により一体成形された請求項1記載のダクト構造。
  3. 押出し成形に用いられる材料が合成樹脂である請求項2記載のダクト構造。
  4. 車体側部材(43)により構成された第1ダクト体(51)と、前記第1ダクト体(51)に沿って設けられ前記第1ダクト体(51)とともにダクト(41,71,81)を構成する第2ダクト体(52,72,82)とを備えたダクト構造において、
    前記第2ダクト体(52,72,82)が、半筒状に形成された内壁(53,73,83)と、この内壁(53,73,83)を所定の間隔をあけて覆う半筒状の外壁(54,74,84)と、前記内壁(53,73,83)及び前記外壁(54,74,84)の両側縁を閉止する一対の側壁(56,57)と、前記内壁(53,73,83)と前記外壁(54,74,84)と前記一対の側壁(56,57)の間の中空部(58,78,88)を所定の間隔をあけて区画するリブ(59,79,89)と
    を有することを特徴とするダクト構造。
  5. 側壁(56,57)が車体側部材(43)に固着された請求項4記載のダクト構造。
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