JP2005309256A - 映像表示装置および映像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体が遅い速度で移動する状態でも滑らかな動画表示を実現できると共に、速い速度で移動する場合にも対応できる映像表示装置等を提供する。
【解決手段】 映像表示装置100において、液晶表示装置11と、制御部12と、速度検出部13とから構成されている。液晶表示装置11は、複数の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nが人を乗せて走行する電車4から見ることができる部位に、電車4の経路に沿って無間隔で一列状態に配列されて構成される。映像を表示する際に、制御部12は、速度検出部13により検出された電車4の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで液晶表示装置11の所定位置に表示するように制御する。これにより、表示画像と電車4の相対速度が上がるので、電車4が遅い速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現できる。
【選択図】 図2
【解決手段】 映像表示装置100において、液晶表示装置11と、制御部12と、速度検出部13とから構成されている。液晶表示装置11は、複数の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nが人を乗せて走行する電車4から見ることができる部位に、電車4の経路に沿って無間隔で一列状態に配列されて構成される。映像を表示する際に、制御部12は、速度検出部13により検出された電車4の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで液晶表示装置11の所定位置に表示するように制御する。これにより、表示画像と電車4の相対速度が上がるので、電車4が遅い速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、レール上を走行する電車や、エレベータ等のように人を乗せて走行、移動する移動体に乗っている人が、連続動作映像(動画像)あるいは静止映像として見ることができる映像表示装置および映像表示方法に関する。詳しくは、人を乗せて走行する移動体から見ることができる部位に、複数個のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成される表示手段を設け、映像表示の際に、走行する移動体の走行速度情報を取得し、この走行速度に応じて複数の静止画像を、それぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示する構成とすることによって、移動体が遅い速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現することができると共に、速い速度で移動する場合にも対応できるようにした映像表示装置等に係るものである。
従来、電車の線路沿いに、電車の窓から見えるように、動画の映像を複数コマに分けた静止画を並べて表示させることによって、電車の窓から動画の映像を見ることができる映像表示装置および映像表示方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、図13に示すように、トンネル内の壁面に所定間隔で端末の画像表示装置を配置し、各画像表示装置で動画を構成する各コマの静止画を点滅表示し、これにより所定速度で移動する車両内の搭乗客に、コマ送りの映像を提供することができるようになされている。
連続した静止画が動画として人間の目に視認されるためには、映画の場合にあっては1秒間に24コマ、テレビションの場合にあってはNTSC標準では1秒間に30フレーム、PAL標準にあっては1秒間に25フレームが必要とされている。従って通常の動画映像を得るには最低24コマ/秒を必要とする。
例えば、30フレーム/秒の静止画を表示するためのLED表示装置(または液晶表示装置)の設置間隔は、電車4の走行速度によって異なる。例えば、時速40kmの場合、設置間隔は37cmとなり、また、時速60kmの場合、設置間隔は53cmとなる。
所定走行速度に対してある設置間隔で設置された表示装置は、電車4の走行速度が変化する場合に、安定して、自然な動画を見せることが困難である。
そのため、移動体が映像表示システムの設置区間を通過する際の全期間にわたり、移動体の速度に応じて安定した画像表示を行うことができる移動体用表示装置および方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この場合、映像表示手段の配列の先頭部近傍に設けた第1の速度検出手段から得た速度と画像表示手段の配列の末尾部近傍に設けた第2の速度検出手段から得た速度とに基づいて、画像表示手段による静止画表示タイミングを制御するようになされる。
これにより、移動体が画像表示手段の配列区間を通過する際のほぼ全期間にわたって、移動体の速度に応じた静止画表示タイミング制御が可能となる。このため、移動体が画像表示手段の配列区間を通過する途中で移動体の速度が変化しても、それに対応したタイミングで各表示手段における画像表示を行うことができ、移動体側の乗客から観察される画像を安定化することができる。
しかしながら、上述した特許文献1の映像表示装置においては、電車4の線路沿いに並べた静止画を電車4の窓4aから動画として見せるためには、電車4の速度を一定以上に保つ必要があった。
例えば、1秒あたり30フレームの静止画を見せるべく、90個の静止画を並べて3秒間の映像とした際に、電車4の速度は時速50km/h±10km/h程度が許容範囲であった。この速度より遅い速度で走行する場合、静止画を表示する端末が所定距離に離れて配置されているため、フレームのバラツキが発生し、即ち、各フレームの静止画が表示される時間が長くなり、または2つのフレームの間隔が長いため、映像は不連続になり、不自然な動画に見える。
例えば、移動体の速度が2分の1(25km/h)になる場合、6秒間に90個の静止画を見ることになるので、移動体に乗っている人が、断続的な1枚1枚の静止画を見るようになり、連続的滑らかな動画の映像を見ることができなくなるという問題があった。
従って、静止画の表示時間が長くなると、ボケがあり、スムーズな動画が得られず、動画としては満足すべきものが得られなかった。これは人間の目の残像効果により、あるコマの静止画の点灯時間が長いと次のコマを見てもこれら二つのコマが同時に見えていることとなり、実際の見えかたとしては画像が流れてボケてしまう、あるいは多重像となって見えるためと考えられる。
なお、静止画の表示間隔が長くなると、不連続の映像となり、動画としては満足すべきものが得られなかった。
また、特許文献2の場合は、移動体が表示装置の設置された区間を通過する際に、ある程度の速度変化があった時、安定した画像表示を行うことができるが、移動体が想定した速度より明らかに遅い速度(例えば、上述したように移動体の速度が2分の1(25km/h)になる)で移動する場合には対応できない。また、移動体が想定した速度より明らかに速い速度で移動する場合にも対応できない。
そこで、この発明は、移動体が遅い速度で移動する状態でも滑らかな動画表示を実現することができると共に、速い速度で移動する場合にも対応できるようにした映像表示装置および映像表示方法を提供することを目的とする。
この発明に係る映像表示装置は、移動体の経路に沿って所定間隔で静止画像を点滅表示することにより、移動体の搭乗者に対して静止画像による連続的な映像を提供する映像表示装置において、移動体の搭乗者が移動体から見ることができる部位に、複数のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、該表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給する映像信号供給装置と、移動体の走行速度を検出する速度検出手段と、該速度検出手段により検出された移動体の走行速度に基づいて、複数の静止画像をそれぞれ所定タイミングで表示手段の所定位置に表示するように映像信号供給装置を制御する表示制御手段とを備えるものである。
例えば、表示制御手段は、1フレームの画像を表示するための時間に移動体が移動する距離と静止画像の横幅とが1:1であるときの移動体の走行速度を基準速度とし、移動体の走行速度が基準速度より遅い場合には、移動体の走行速度に基づいて、基準速度における移動体が移動する距離よりも短い距離をずらして、複数の静止画像を所定のタイミングで表示し、移動体の走行速度が基準速度より速い場合には、移動体の走行速度に基づいて、基準速度における移動体が移動する距離よりも長い距離をずらして、複数の静止画像を所定のタイミングで表示するように制御する。
また例えば、表示手段は、任意に設定される横幅で静止画像を表示することが可能である。表示手段は、液晶表示装置、プラズマ表示装置または有機エレクトロルミネセンス表示装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成される。また、表示手段は、プロジェクタを備え、該プロジェクタの映写面は移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置される。
また例えば、複数のプログラムに対応する静止画像のデータを格納する格納手段をさらに有し、静止画像のデータは、映像表示装置本体から、またはネットワークを介して外部配信装置から供給される。さらに、複数のプログラムから表示しようとするプログラムを選択する選択手段をさらに有し、表示制御手段は、表示手段に供給される静止画像の映像信号を、少なくともプログラム単位毎に一定期間もしくは任意に変更するように選択手段を制御する。
また、この発明に係る映像表示装置は、移動体の経路に沿って所定間隔で静止画像を点滅表示することにより、移動体の搭乗者に対して静止画像による連続的な映像を提供する映像表示装置において、移動体の搭乗者が移動体から見ることができる部位に、複数のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、該表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給する映像信号供給装置と、予め設定された移動体の走行速度の情報に基づいて、複数の静止画像をそれぞれ所定タイミングで表示手段の所定位置に表示するように映像信号供給装置を制御する表示制御手段とを備えるものである。
この発明に係る映像表示方法は、人を乗せて走行する移動体の経路に沿って配置された複数個のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給し、表示させる映像表示装置における映像表示方法であって、移動体の走行速度情報を取得し、取得した移動体の走行速度に基づいて、複数の静止画像を、それぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示することを特徴とするものである。
この発明においては、移動体の搭乗者が移動体から見ることができる部位に、複数個のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、移動体の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで表示手段の所定位置に表示するように映像信号供給装置を制御する表示制御手段とを備え、映像を表示する際に、移動体の走行速度の情報を取得し、得られた移動体の走行速度に基づいて、複数の静止画像を、それぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示するようになされる。
これにより、本来のスピードであれば、移動しなければ見ることができない2枚目以降の静止画を、遅い速度の状態で見せるため、2枚目、3枚目・・・n枚目の静止画を1枚目側に引き寄せて表示するようになり、移動体の外と中との間での相対的速度が上がるので、移動体が遅い速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現することが可能となる。
また、移動体の走行速度に基づいて、各静止画の表示位置を決めることで、遅い速度から速い速度まで広範囲の速度に対応することが可能となる。また、映像表示装置の区間内で移動体の速度が変化する場合でも安定した画像表示を行うことが可能となる。
また、移動体の経路に沿って配置された複数個のディスプレイ装置が連続的に配置されるため、表示する静止画の横幅を自由に調整することができ、表示画像の横幅の制御を受けない、標準画像信号、ワイド画像信号共に対応することが可能となる。
この発明によれば、移動体の搭乗者が移動体から見ることができる部位に、複数個のディスプレイ装置を移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、移動体の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで表示手段の所定位置に表示するように映像信号供給装置を制御する表示制御手段とを備え、映像を表示する際に、移動体の走行速度の情報を取得し、得られた移動体の走行速度に基づいて、複数の静止画像を、それぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示するものであり、移動体が低速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現することができると共に、速い速度で移動する場合にも対応できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態の映像表示装置および表示制御方法について説明する。
図1は本発明が適用される実施の態様を示すものである。図1に示すように、レール2が施設された走行路3を、人を乗せて走行することができる移動体であるこの例では電車4より、その窓4aを通して電車4から見ることのできる部位、この例では走行路3が形成されたトンネル5の壁面5aに、複数個の液晶ディスプレイ装置からなる液晶表示装置(LCD表示装置)11が間隔無しに配列されて映像表示装置100が構成される。
図1は本発明が適用される実施の態様を示すものである。図1に示すように、レール2が施設された走行路3を、人を乗せて走行することができる移動体であるこの例では電車4より、その窓4aを通して電車4から見ることのできる部位、この例では走行路3が形成されたトンネル5の壁面5aに、複数個の液晶ディスプレイ装置からなる液晶表示装置(LCD表示装置)11が間隔無しに配列されて映像表示装置100が構成される。
図2は、本発明の実施の形態の映像表示装置100の構成を示す図である。図2に示すように、映像表示装置100は、表示手段としての液晶表示装置11と、制御手段としての制御部12と、速度検出手段としての速度検出部13とから構成されている。
液晶表示装置11は、複数の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nが電車4の経路に沿って無間隔で一列状態に配置されて構成される。
図3は、液晶ディスプレイ装置の構成例を示す図である。図3に示すように、液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nは、表示パネル40と、発光装置41と、表示端末42とから構成されている。
表示パネル40は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示パネルである。LCDは反射型と透過型の二つの方式があるが、いずれの場合にあっても点滅光源として発光装置41が必要である。表示パネル40には、例えば20インチ程度の表示画面を有する透過式LCDの表示パネルが用いられる。また、発光装置41は、ストロボや白色LEDなどを用いた発光装置である。例えば透過型液晶表示装置の場合にあっては、バックライト(間欠照明装置)としてフラッシュライト(ストロボライト)が使用され、反射型液晶表示装置にあっては単に照明装置としてストロボが使用される。
なお、例えば発光装置41にフラッシュライトを用いた場合、フラッシュライト駆動回路14は所定のデューティ比で表される点滅制御信号に応答して動作する。例えば、静止画供給時間(表示時間)をt1とし、静止画供給停止時間をt2とすると、100t1<t2なる時間関係になるように間欠的表示を行うとき、フラッシュライトはt1の時間だけ点灯し、t2の時間だけ暗くなる点滅制御される。
表示端末42は、例えば、通信制御回路43と、タイミング制御回路44と、発光制御回路45と、表示制御回路46と、フレーム選択合成回路47と、画像記憶部48とを有する。
通信制御回路43は、隣接する液晶ディスプレイ11−1,11−2,11−3,・・・,11−nや制御部12(または画像サーバ)と通信を行い、システム全体の同期をとる回路である。
タイミング制御回路44は、通信制御回路43からの指示により端末全体の制御を行う回路である。また、タイミング制御回路44から発光制御指示信号、表示制御指示信号、および画像処理制御信号が出力され、それぞれ発光制御回路45、表示制御回路46、およびフレーム選択合成回路47に入力される。
発光制御回路45は、タイミング制御回路44からの指示に基づいて発光装置41を駆動する。これにより発光装置41は所定タイミングで点滅する。また、表示制御回路46は、タイミング制御回路44からの指示に基づいて表示パネル40を駆動する。これにより画像信号が所定タイミングで表示パネル40に表示される。また、フレーム選択合成回路47は、タイミング制御回路44からの指示に基づいて画像記憶部48から読み出し、そして読み出された画像のシフト、合成、回転など処理を行う。表示する際に、例えば電車4が遅い速度で走行する場合、即ち1つの表示パネルに2つのフレームの画像信号を表示する必要の場合、フレーム選択合成回路47は、隣接する2つのフレームの画像データを使用して表示パネル40に表示すべき画像を合成して表示制御回路46に供給するようになされる。
画像記憶部48は、メモリまたはハードディスクであり、制御部12(または画像サーバ)から送られてきた静止画像のデータを一時的に保存するようになされる。また、画像記憶部48に記憶された静止画像のデータを必要に応じて書き換えることが可能とされる。画像記憶部48に記憶される静止画像のデータのフレーム数は、電車4の走行速度によって異なる。速度が遅い場合は、1つの液晶ディスプレイで表示するフレーム数が多いため、画像記憶部48に記憶する必要があるフレーム数も多くなる。
また、液晶表示装置11は、制御部12の制御により複数の表示画面に亘って1つの静止画を表示することが可能である。この例では、2つの表示画面に亘って1つの静止画を表示する場合について説明する。
制御部12は、制御手段として速度検出部13により検出された列車4の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで液晶表示装置11の所定位置に表示するように制御する。制御部12は通常パーソナルコンピュータで構成することができる(後述図4参照)。
速度検出部13は、列車4が位置することを検出する検出センサ13aと電車の走行速度を検出する速度検出センサ13bとを備える。検出センサ13aは、電車が所定区間、例えば液晶表示装置11が設置されている区間に進入するとオンになり、またこの区間から退出するとオフになるようになされている。なお、液晶表示装置11が設置されている区間の後尾にも検出センサ13aを設けるようにしてもよい。また、検出センサ13aの検出信号、および速度検出センサ13bにより検出された列車4の速度に関する信号は、制御部12に入力される。
図4は、制御部の構成例を示す図である。図4に示すように、パーソナルコンピュータを使用したときの制御部12は、中央処理装置CPU21と、静止画像のデータを格納する格納手段として機能するRAM22と、制御プログラムが格納されたメモリであるROM23と、バッファメモリ24と、外部入力装置であるこの例ではマウス25と、制御情報を入力するキーボード26とから構成されている。
CPU21は、ROM23に格納された制御プログラムに従って、RAM22をワークエリアとして使用しながら、映像表示装置100の全体の動作を制御する。また、CPU21は、速度検出センサ13bにより検出された電車4の速度に基づいて、各静止画の表示位置を算出する機能を有する。また、CPU21は、複数のプログラムに対応する静止画像のデータを選択する選択手段としても機能する。
また、RAM22には、それぞれ内容の異なる複数のプログラムに対応する静止画像のデータが格納されている。これらの静止画像のデータは必要に応じて制御部12からそれぞれの表示端末42の画像記憶部48に転送され、記憶される。
CPU21には液晶表示装置11が設置されている場所に電車4が接近したことを検出する検出センサ13aからの検出信号が入力する。この例では電車4の先端部(運転者席)が通過したことを検出する検出センサ13aが電車4の先端部に最も近い液晶表示装置11側に設置されており、この通過を検出した信号がCPU21に供給される。
CPU21がこの検出信号を受信すると、CPU21は表示制御信号を液晶表示装置11に送出するようになされる。検出センサ13aが動作している期間が経過すると、つまり電車4が通り過ぎると、CPU21は表示終了信号を液晶表示装置11に送出し、液晶表示装置11は静止映像信号に関する連続動作表示を終了する。
また、CPU21には速度検出センサ13bにより検出された電車4の速度に関する信号が入力される。CPU21は速度検出センサ13bにより検出された電車4の速度に基づいて、各静止画の表示位置を算出し、それに関する制御信号を液晶表示装置11に送出し、静止映像信号を液晶表示装置11の所定位置に表示するように制御する。
図5は、プログラムリストの例を示す図である。プログラムには、テレビ用広告、映画の予告版、プロモーションビデオ等の宣伝広告用映像の静止画像が含まれる。図5は、RAM22に記憶されている複数のプログラムを模式的に表したものである。複数のプログラムをRAM22に記憶する場合には図5のように、例えばプログラムアドレス01には化粧品の宣伝広告のために使用する映像の静止画像が蓄積される。同様にプログラムアドレス02には例えば乗用車の宣伝広告のために使用する映像の静止画像が蓄積される。因みに、図5の例では同03にはハンバーガーの、同07にはウイスキーの、同08にはたばこの、同09には電気製品のそれぞれ宣伝広告用映像の静止画像が記憶されている。
どのように蓄積するかは任意であるが、例えば画像入力装置33を用いて記憶する場合には次のようになる。まず化粧品に関する映像の静止画像であって所定フレーム分を画像入力装置33から取り込んで、RAM22にアドレス01を与えて記憶する。次に乗用車に関する所定フレーム数分の映像の静止画像を画像入力装置33から取り込んでアドレス02を指定してRAM22に記憶する。以下順番に同様の手順にて残りの映像の静止画像を所定フレーム数分記憶する。
図5に示された複数のプログラムが記憶されたリストをプログラムリストと呼称する。プログラムリストは必要があればモニタであるプログラム表示部31や表示部32で確認することができる。
図6は、一つの液晶ディスプレイ装置に1フレームの静止画を表示する場合の表示例を示す図である。例えば、液晶表示装置11の液晶パネルの横幅は47cmとした場合、1秒間30枚の画像を見せるために、一つの液晶ディスプレイ装置に1フレームの静止画が表示されるときの電車速度は50km/hである。ここで、説明のため、この速度を基準速度とする。
図6に示すように、電車の速度が基準速度である場合、フレームF1の画像は液晶ディスプレイ装置11−1に表示され、フレームF2の画像は液晶ディスプレイ装置11−2に表示され、フレームF3の画像は液晶ディスプレイ装置11−3に表示され、このように、フレームFnの画像は液晶ディスプレイ装置11−nに表示される。この場合、30フレームの静止画を、30枚の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・,11−30で表示することになる。
図7は、電車の速度が2分の1になった場合の静止画表示例を示す図である。図7に示すように、電車の速度は基準速度の2分の1、即ち25km/hである場合、フレームF1の画像は液晶ディスプレイ装置11−1に表示され、フレームF2の画像は液晶ディスプレイ装置11−1の半分と液晶ディスプレイ装置11−2の半分に表示され、即ちフレームF2の位置をフレームF1より半フレーム分ずらして表示される。同様に、フレームF3の画像は、フレームF3の位置をフレームF2より半フレーム分ずらして表示される。この場合、30フレームの静止画を、16枚の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・,11−16で表示することになる。
図8は、電車の速度が2倍になった場合の静止画表示例を示す図である。図8に示すように、電車4の速度は基準速度の2倍、即ち100km/hである場合、フレームF1の画像は液晶ディスプレイ装置11−1に表示され、フレームF2の画像は液晶ディスプレイ装置11−3に表示され、同様に、フレームF3の画像は液晶ディスプレイ装置11−5に表示される。
この場合、図12に示す従来の表示装置が所定間隔で配置される映像表示装置1と同様に所定間隔で複数の静止画を表示することができる。
図9は、1秒間24フレームの画像を表示する場合、速度と表示位置との関係を示す図である。図9においては、液晶表示装置11の上から見て、各フレームの静止画の表示順序および表示位置を示している。図9(a)は、電車4の速度は50km/hである場合、各フレームの画像の表示位置を示している。ここで、液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・11−nの表示画面の横幅を約55cmとする。図9(b)は、電車4の速度は10km/hである場合、各フレームの画像の表示位置を示している。
図9(a)に示すように、電車4が50km/hで走行する場合、液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・11−nの表示画面に、それぞれフレームF1,フレームF2,・・・フレームFnの画像が表示されている。この場合、速度に基づいて算出した各フレームの画像表示位置は55cmずつのずれであり、そのため、各フレームの画像は、間隔がなく、且つ重なったこともなく表示されている。この場合、24フレームの静止画は、24つの液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・,11−24で表示される。
また、図9(b)に示すように、電車4が10km/hで走行する場合、速度に基づいて算出した各フレームの画像表示位置は11cmずつのずれであり、そのため、各フレームの画像は、重ねて表示されている。ここで、説明便利のため、表示パネル40は規格のものではなく、例えば、液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・11−nの表示画面の幅を88cmとし、フレームの幅も88cmとする場合、液晶ディスプレイ装置11−1には、フレームF1の画像が表示された後、電車4の進行方向に11cmずらした位置にフレームF2の画像が表示され、このとき、液晶ディスプレイ装置11−1と11−2の表示画面には、それぞれフレームF2の画像の一部分が表示される。
また、フレームF2の画像が表示された後、さらに11cmずらした位置にフレームF3の画像が表示され、このとき、液晶ディスプレイ装置11−1,11−2の表示画面には、それぞれフレームF3の画像の一部分が表示される。従って、フレームF2〜フレームF8の画像を表示する際に、液晶ディスプレイ装置11−1と11−2が同時に駆動され、画像表示を行う。
液晶ディスプレイ装置11−1,11−2の表示画面にフレームF8の画像が表示された後、フレームF9の画像の表示位置は、液晶ディスプレイ装置11−1の先端から88cmの位置にある液晶ディスプレイ装置11−2の表示画面になる。即ち、フレームF9の画像を表示する際に、液晶ディスプレイ装置11−2のみが駆動され、画像表示を行う。また、フレームF10〜フレームF16の画像を表示する際に、液晶ディスプレイ装置11−2と11−3が同時に駆動され、画像表示を行う。フレームF17の画像を表示する際に、液晶ディスプレイ装置11−3のみが駆動され、画像表示を行う。そして、フレームF18〜フレームF24の画像を表示する際に、液晶ディスプレイ装置11−3と11−4が同時に駆動され、画像表示を行う。従って、隣り合った左側の表示枠に8フレーム前の画像が表示される。この場合、24フレームの静止画像は、4つの液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,11−4で表示される。
このように、画像をずらしながら表示することで、遅い速度の場合でも同じフレームレートの画像表示が可能である。
なお、電車4の速度が100km/hである場合、画像の表示位置のずれは110cmとなり、また、フレームの幅が110cmより小さい場合、各フレームの画像が離れて表示されるようになる。
表示画像の幅(画像フレームの幅)を任意に設定することが可能とされる。上述したように、画像の表示位置は、画像の幅および移動体(搭乗者)の移動速度と関連する。ここで、表示パネル(以下、特に記載がない限り、1台の液晶ディスプレイ装置が有する液晶表示パネルをいう。)の幅をWpとし、表示画像の幅をWvとし、移動体(搭乗者)の移動速度をVtとし、バックライト発光間隔をTfとし、発光インターバルにおける搭乗者(観測者)の移動距離Stsとする。
発光インターバル当たりの搭乗者の移動距離は、Sts=Vt×Tfとなる。移動距離Stsが表示画像の幅Wvより大きい場合(Sts>Wv)、画像は、離れるようにそれぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示される。また、移動距離Stsが表示画像の幅Wvと等しい場合(Sts=Wv)、画像は隣接して表示される。また、移動距離Stsが表示画像の幅Wvより小さい場合(Sts>Wv)、画像は隣接した状態でシフトされながら表示される。
また、表示パネル当たり、表示される画像の分割数Ndは以下の式で計算できる。
Nd=Wp×Sts
Nd=Wp×Sts
分割数を増やせば、遅い速度に対応できるようになるが、速度が遅くなると画像記憶部48で保持すべきデータ量が増えるため、画像記憶部48の容量が大きくする必要がある。
図10は、表示シーケンス例を示す図である。この場合、表示パネルの幅Wpと表示画像の幅Wvとが一致する。また、表示される画像の分割数Nd=6×Stsとする。
ここで、図10(a)は物理的な表示パネルの並びを示している。図10(b)は時刻0時の表示内容を示している。この時、表示パネルにそれぞれフレームF1,F7,F13,F19が表示されている。搭乗者はフレームF1を観測する。図10(c)は時刻Tf後の表示内容を示している。この時、フレームF2,F8,F14,F20が表示されている。搭乗者はフレームF2を観測する。図10(d)は時刻Tf×2後の表示内容を示している。この時、フレームF3,F9,F15,F21が表示されている。搭乗者はフレームF3を観測する。図10(e)は時刻Tf×3後の表示内容を示している。この時、フレームF4,F10,F16,F22が表示されている。搭乗者はフレームF4を観測する。図10(f)は時刻Tf×4後の表示内容を示している。この時、フレームF5,F11,F17,F23が表示されている。搭乗者はフレームF5を観測する。図10(g)は時刻Tf×5後の表示内容を示している。この時、フレームF6,F12,F18,F24が表示されている。搭乗者はフレームF6を観測する。次の表示時刻は、(b)と同様になり、搭乗者はフレームF7を観測する。このように、上述した内容が繰り返し表示される。この場合、24フレームの静止画像は、5つの液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,11−4,11−5で表示される。
図10に示すように、液晶ディスプレイ装置11−2に表示されるフレームは2〜12の11フレームである。フレームF7以外のフレームを表示する際には、2つのフレームの画像データより合成画像を生成して表示するようになされる。例えば、時刻Tf時(図10(c)参照)はフレームF2とフレームF8の画像データを用いて合成画像を生成して表示する。従って、液晶ディスプレイ装置11−2の画像記憶部48は2〜12の11フレームの画像データを一時的に保持する必要である。
また、液晶ディスプレイ装置11−3に表示されるフレームは8〜18の11フレームである。この場合、フレームF13以外のフレームを表示する際には、2つのフレームの画像データより合成画像を生成して表示するようになされる。従って、液晶ディスプレイ装置11−3の画像記憶部48は8〜18の11フレームの画像データを一時的に保持する必要である。他の液晶ディスプレイ装置については同様である。なお、液晶ディスプレイ装置11−1の画像記憶部48は1〜6の6フレームの画像データを一時的に保持すればよい。
以下、図面を参照しながら、映像表示装置100の動作を説明する。図11は、映像表示装置100において映像表示する際の処理動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、映像表示装置100において映像表示する際に、まず、ステップS1で、バッファメモリ24にプログラムリスト#N(N=1,2,・・・)をストアする。例えば、プログラムリストの01の映像内容をストアする。
次に、ステップS2で、検出センサ13aにより電車を位置することが検出したか否かを判断する。この場合、検出センサ13aにより電車4が位置することを検出したと判断された場合には、ステップS3で、電車4の速度情報を取得する。ここで、速度検出センサ13bにより電車4の走行速度を検出して、検出された速度を取得する。なお、常に一定速度で走行する場合、予め設定された速度情報を取得する。そして、ステップS4で、画像の表示位置を算出する。ここで、CPU21は、検出された電車4の走行速度に基づいて、各画像の表示位置を算出するようになされる。
そして、ステップS5で、バッファメモリ24を動作させ、画像信号を液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,・・・11−nの表示画面の所定位置に表示するようになされる。また、ステップS6で、電車4が通過したか否かを判断する。電車4が通過したと判断された場合には、ステップS7で、CPU21はバッファメモリ24の動作を停止する。なお、ステップS6で、NOと判断された場合は、ステップS3に戻り、上述した動作を繰り返す。
次に、ステップS8で映像表示モードが継続していることが確認されると、ステップS9でプログラムリスト01を「1」だけインクリメントしてステップS1に戻り、同様な映像表示動作の待機状態となる。
映像表示モードが終了した場合にはこの映像表示処理プログラムが終了する。このように映像表示モード期間中は電車4が通過するたびにプログラムリストが更新されるから、電車4が通過するたびに自動的に表示する映像のプログラムが書き換えることができる。したがって、送出プログラムのプログラムの仕方によっては乗客に提供する各プログラムの送出回数を同じにすることができる。この例の場合、例えば電車4の走行速度が0〜100km/hの範囲である。
このように本実施の形態においては、液晶表示装置11と、制御部12と、速度検出部13とから構成されている。液晶表示装置11は、複数の液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nが人を乗せて走行する電車4から見ることができる部位に、電車4の経路に沿って無間隔で一列状態に配列されて構成される。この映像表示装置100において、予め順次映出して連続動作となる複数の静止画を作成し、これらの複数の静止画を記憶しておき、映像表示する際に、制御部12は、速度検出部13により検出された電車4の速度に基づいて複数の静止画像を、それぞれ所定タイミングで液晶表示装置11の所定位置に表示するように制御する。
これにより、表示画像と電車の相対速度を上げることで、電車4が低い速度で移動する状態でも、自然で滑らかな動画表示を実現することができる。即ち、遅い速度の場合でも映像撮影時と同じ状態を再現でき、商業的に利用することができる。
また、電車4の走行速度に基づいて、各静止画の表示位置を決めることで、遅い速度から速い速度までの広い範囲に対応することができる。また、映像表示装置100の区間内で電車4の速度が変化する場合でも安定した画像表示を行うことができる。
また、電車4の経路に沿って配置された複数個のディスプレイ装置が連続的に配置されるため、表示する静止画の横幅を自由に調整することができ、表示画像の横幅の制御を受けない、標準画像信号、ワイド画像信号共に対応することができる。
なお、上述実施の形態においては、画像データが映像表示装置100の制御部12から供給される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、画像データをネットワークを介して外部配信装置から供給するようにしてもよい。
図12は、ネットワークを介した画像配信システムの構成例を示す図である。図12に示すように、画像データは、まず配信センター(外部配信装置)50からネットワーク60を介してクラスタマスタ70a,70b,・・・70nに供給され、そして、クラスタマスタ70a,70b,・・・70nから映像表示装置100a,100b,・・・100nに供給される。ここで、映像表示装置100aは2つのユニット(映像表示装置)からなり、クラスタマスタ70aからの画像データはそれぞれのユニットに供給される。これにより、各場所に配置された映像表示装置100a,100b,・・・100nの表示内容を配信センター50でコントロールすることができる。
また、上述実施の形態においては、移動体が電車4である場合について説明したが、これに限定されるものではない。移動体が、エレベータ、エスカレータ、動く歩道、遊園地の乗り物等である場合にもこの発明を適用できる。また、エスカレータ、動く歩道の場合、速度一定であるため、速度検出の必要がなく、即ち速度検出センサを設けなくてもよい。映像表示する際に、予め設定された速度で表示を制御することができる。映像表示する際の処理動作は、上述した図11に示すフローチャートと同様である。この場合、初回のみ表示位置の算出を行う。
また、上述実施の形態においては、ディスプレイ装置として液晶ディスプレイ装置11−1,11−2,11−3,・・・,11−nを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではない。他のディスプレイ装置、例えば、LED表示装置、プラズマ表示装置、有機EL(electroluminescence)表示装置等を用いてもよい。これらの自己発光の表示装置を用いる場合は、発光装置を設ける必要がない。なお、ディスプレイ装置としてプロジェクタを用いてもよい。この場合、プロジェクタの映写面が移動体の移動方向に平行して連続的に配置して表示手段を構成する。また、1つのプロジェクタで複数の静止画(例えば、2つまたは3つの静止画)をそれぞれ所定タイミングで、所定位置に表示するようにしてもよい。これにより、少ない表示装置で映像表示システムを構成することができ、コストダウンを図ることができる。
また、上述実施の形態においては、制御部にはCPU21を用いたが、これに限定されるものではない。例えば制御回路を構成するハードウエアを用いてもよい。この場合、高速な処理を実現することが可能である。
また、上述実施の形態においては、液晶表示装置11の片側に速度検出部13を設けたものについて説明したが、これに限定されるものではない。液晶表示装置11の両側に速度検出部13を設けるようにしてもよい。この場合、設置された液晶表示装置11の両方から電車(移動体)4が来る場合ともに対応できる。
以上のように、この発明に係る映像表示装置および映像表示方法は、人を乗せて走行する移動体から見ると、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を連続動作の映像として見ることのできるため、地下鉄、遊園地等場所で広告媒体として利用できる。
1・・・映像表示装置、2・・・レール、3・・・走行路、4,4a・・・電車(移動体)および窓、5,5a・・・トンネル及び壁面、11・・・液晶表示装置、11−1,11−2,11−3,・・・11−n・・・液晶ディスプレイ装置、12・・・制御部、13・・・速度検出部、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・バッファメモリ、25・・・マウス、26・・・キーボード、31・・・プログラム表示部、32・・・表示部、33・・・画像入力装置、40・・・表示パネル、41・・・発光装置、42・・・表示端末、43・・・通信制御回路、44・・・タイミング制御回路、45・・・発光制御回路、46・・・表示制御回路、47・・・フレーム選択合成回路、48・・・画像記憶部、50・・・配信センター(外部配信装置)、60・・・ネットワーク、70a,70b,70n・・・クラスタマスタ、100,100a,100b,100n・・・映像表示装置
Claims (10)
- 移動体の経路に沿って所定間隔で静止画像を点滅表示することにより、上記移動体の搭乗者に対して上記静止画像による連続的な映像を提供する映像表示装置において、
上記移動体の搭乗者が上記移動体から見ることができる部位に、複数のディスプレイ装置を上記移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、
上記表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給する映像信号供給装置と、
上記移動体の走行速度を検出する速度検出手段と、
上記速度検出手段により検出された上記移動体の走行速度に基づいて、上記複数の静止画像をそれぞれ所定タイミングで上記表示手段の所定位置に表示するように上記映像信号供給装置を制御する表示制御手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 上記表示制御手段は、
1フレームの画像を表示するための時間に上記移動体が移動する距離と上記静止画像の横幅とが1:1であるときの上記移動体の走行速度を基準速度とし、
上記移動体の走行速度が上記基準速度より遅い場合には、上記移動体の走行速度に基づいて、上記基準速度における上記移動体が移動する距離よりも短い距離をずらして、上記複数の静止画像を所定のタイミングで表示し、
上記移動体の走行速度が上記基準速度より速い場合には、上記移動体の走行速度に基づいて、上記基準速度における上記移動体が移動する距離よりも長い距離をずらして、上記複数の静止画像を所定のタイミングで表示するように制御する。
ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。 - 上記表示手段は、任意に設定される横幅で上記静止画像を表示することが可能である
ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。 - 上記表示手段は、複数の液晶表示装置、プラズマ表示装置または有機エレクトロルミネセンス表示装置を上記移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成される
ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。 - 上記表示手段は、複数のプロジェクタを備え、該プロジェクタの映写面は上記移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置される
ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。 - 上記プロジェクタは、同時に複数の静止画像を表示することが可能である
ことを特徴とする請求項5記載の映像表示装置。 - 複数のプログラムに対応する上記静止画像のデータを格納する格納手段をさらに有し、
上記静止画像のデータは、上記映像表示装置本体から、またはネットワークを介して外部配信装置から供給される
ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。 - 上記複数のプログラムから表示しようとするプログラムを選択する選択手段をさらに有し、
上記表示制御手段は、上記表示手段に供給される静止画像の映像信号を、少なくとも上記プログラム単位毎に一定期間もしくは任意に変更するように上記選択手段を制御する
ことを特徴とする請求項7記載の映像表示装置。 - 移動体の経路に沿って所定間隔で静止画像を点滅表示することにより、上記移動体の搭乗者に対して上記静止画像による連続的な映像を提供する映像表示装置において、
上記移動体の搭乗者が上記移動体から見ることができる部位に、複数のディスプレイ装置を上記移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段と、
上記表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給する映像信号供給装置と、
予め設定された上記移動体の走行速度の情報に基づいて、上記複数の静止画像をそれぞれ所定タイミングで上記表示手段の所定位置に表示するように上記映像信号供給装置を制御する表示制御手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 人を乗せて走行する移動体の経路に沿って配置された複数個のディスプレイ装置を上記移動体の経路に沿って無間隔で一列状態に配置して構成された表示手段に、連続動画像を構成する複数の静止画像の映像信号を供給し、表示させる映像表示装置における映像表示方法であって、
上記移動体の走行速度情報を取得し、
取得した上記移動体の走行速度に基づいて、上記複数の静止画像を、それぞれ所定距離ずつずらして所定タイミングで表示する
ことを特徴とする映像表示方法。
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