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JP2005231861A - 紙折り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を落とすことなく、低コストで折り目を付けた記録紙の高さを低くできる紙折り装置を提供することを課題とする。
【解決手段】3本の折りローラ3,4,5と増し折りローラ6とを含み構成される。メインの折りローラ3は正逆回転駆動可能である。サブの折りローラ4,5と増し折りローラ6は、折りローラ3の回転軸線(回転軸O)と平行に配置され、折りローラ3に圧接してそれぞれ従動回転する。増し折りローラ6は、サブの折りローラ5の記録紙排出側にメインの折りローラ3の従動ローラとして配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置の記録紙後処理装置における紙折り装置に関する。
従来、複写機等で画像記録された記録紙の後処理加工装置について種々提案がされている。記録紙後処理装置に搭載される紙折り装置としては、搬送される記録紙の先端を規制するストッパに当接させることによりループを形成させ、そのループを紙折りローラ対のニップに噛み込ませて記録紙を折る技術が一般によく知られている。また、前述のストッパに換えてブレーキ手段を用いた紙折り装置の提案(例えば特許文献1)もある。このような従来の折りローラは、記録紙がニップ部を通過することにより折り目を形成するもので、一般的には1回しかニップ部は通過しないため、一旦折り目をつけても紙の腰により折り畳んだ状態の記録紙の高さが大きくなってしまうことがある。そのため、折った後、紙綴じ等後処理を行う場合に所定の枚数を積載できなかったり、搬送抵抗が大きく搬送経路上でトラブルが発生する等の問題があった。こうした問題を解決する提案として、例えば特許文献2に示すように折りローラを正逆転させ折りローラのニップ部に折り目を往復させる構造としたものがある。また、例えば特許文献3には、折りローラの排出側において、記録紙の排出方向に対し略垂直に移動して記録紙の折り目を再度押圧する増し折りローラを設けた提案が示されている。
特開2000−44115号公報 特開平10−194587号公報 特開昭62−16987号公報
しかしながら、上記のような提案においては、例えば特許文献2では正転、逆転、正転とさせるため、その間生産性が落ちることになる。また、例えば特許文献3では別途駆動モータを要し装置が大型化しコストアップとなる問題があった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、生産性を落とすことなく、低コストで折り目を付けた記録紙の高さを低くできる紙折り装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明紙折り装置は、搬送される記録紙を停止させることにより記録紙にループを形成させる記録紙停止手段と、
ループを噛み込むことにより記録紙に折り目を形成する折りローラとを備えた紙折り装置であって、
折り目形成後の記録紙搬送経路上に折りローラの回転軸線と平行に配置され、折りローラとの間で折り目を再度押圧する増し折りローラを備えたことを特徴とする。
上記本発明の紙折り装置は、折りローラと増し折りローラとが軸線を平行に搬送経路上に並んで配置され、記録紙を搬送することによって増し折りを行うので生産性が落ちることなく、折り目を付けた記録紙の高さを低くすることができる。
具体的には、折り目は、複数形成可能に構成され、
増し折りローラは、最終折り目形成後の記録紙搬送経路上に配置されたことを特徴とするとしている。これにより、折りの最終折り目を形成後に増し折りを行うので、例えば二つ折りモードやZ折りモードの折りの種類に対応して増し折りが行うことができる。
また、具体的には、折りローラは、駆動ローラを含む複数のローラで構成され、
増し折りローラは、駆動ローラに圧接されたことを特徴とするとしている。これにより、増し折りローラの構成が簡素化され、装置の小型化、低コスト化が図れる。
さらに、具体的には、増し折りローラは、従動ローラであることを特徴とするとしている。これにより、増し折りローラに駆動源を不要とし、装置の小型化、低コスト化ができる。
また、折りローラは、駆動ローラと第1、第2の従動ローラとを有し、駆動ローラと第1従動ローラとにより、第1の折り目が形成可能とし。駆動ローラと第2従動ローラとにより、第2の折り目が形成可能に構成され、
増し折りローラは、第2従動ローラの記録紙排出側に駆動ローラの従動ローラとして配置されたことを特徴とするとしている。このように紙折り装置を構成することにより、紙折り装置の小型化が図れるとともに、折りローラの駆動ローラを増し折りローラの駆動源とし、低コスト化が実現できる。
さらに、具体的には、増し折りローラは、第1、第2の従動ローラと同じ形状としたことを特徴とするとしている。増し折りローラをこのように構成しているので、部品の共通化により低コスト化できる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明に係る紙折り装置1を備えた複写機100の記録紙後処理装置70の全体概略図である。記録紙後処理装置70には、紙折り装置1と、紙綴じ装置30とを含み構成される。
記録紙後処理装置70と複写機100との間には、入口ガイド板11が設けられ、複写機100で画像記録された記録紙が記録紙後処理装置70の紙折り装置1に送り込まれる。
図2は、紙折り装置1の概略構成図である。紙折り装置1は、複写機100から受け取った記録紙を下方へ搬送する搬送路25と、記録紙の前後/表裏を反転させるスイッチバック搬送路26と、記録紙を紙綴じ装置30へ搬送する搬送路27と、スイッチバック搬送路26から記録紙を受け取り第1の折りを行うため下方へ搬送する第1搬送路21と、複数種類の紙折りを行うとともに増し折りを行う紙折り部2と、第2の折りを行うための第2搬送路22と、紙折り及び増し折り後の記録紙をさらに下方に搬送する第3搬送路23と、第3搬送路23から記録紙を受け取り搬送路27へ送り込む搬送路24とを有している。
図3は、紙折り部2の構成を示す拡大図である。紙折り部2は、3本の折りローラ3,4,5と増し折りローラ6とを備える。メインの折りローラ3は正逆回転駆動可能である。サブの折りローラ4,5と増し折りローラ6は、折りローラ3の回転軸線(回転軸O)と平行に配置され、折りローラ3に圧接してそれぞれ従動回転する。増し折りローラ6は、第2の折りを行う折りローラ5の記録紙排出側にメインの折りローラ3の従動ローラとして配置されている。
第1搬送路21は、紙折り部2の図中右側に位置してガイド板により形成されている。第1搬送路21には正逆回転駆動可能な搬送ローラ対211が備えられている。第1搬送路21には、搬送ローラ対211により搬送される用紙の先端が、第1搬送路21中を第2搬送路22への分岐部212から所定距離だけ下流に達したことを検出するセンサ213と、このセンサ213による検出に応答して第1搬送路21の分岐部212から上記所定距離よりも短い距離で下流側で記録紙の表面に接触することにより、該記録紙を停止させるためのブレーキ部材7とが備えられている。具体的には、センサ213は、第1搬送路21中における分岐部212から図中下方に設置されており、ブレーキ部材7の記録紙との接触部はセンサ213と分岐部212との間に位置されている。
ブレーキ部材7は、紙折りのために第1搬送路21に送り込まれた記録紙の表面に接触して記録紙を規制することで第1の紙折り位置を決めるためのものである。従って、複数の折りの種類(二つ折り或いはZ折り)及び記録紙サイズに応じて上記所定距離が複数設定されており、これに従ってブレーキ部材7が記録紙に接触する位置が変更される。ブレーキ部材7は、軸71を中心にして揺動可能なアーム72と、このアーム72の先端近傍に取り付けられ記録紙に接触し得る圧接部73とを有している。記録紙に接触する方向にアーム72が揺動し、圧接部73と第1搬送路21を形成するガイド板214との間で記録紙を挟持することにより、搬送される記録紙をその挟持場所で停止させ、紙折りのためのループを形成することが可能となっている。ブレーキ部材7の揺動は、例えば図示しないソレノイドやモータ等の駆動手段、又はばね部材などを利用して行われる。
第2搬送路22は、紙折り部2の真上に位置し、第1搬送路21から分岐してガイド板により形成されている。つまり紙折り部2は、第2搬送路22の起点近傍に設けられており、ブレーキ部材7の作動により分岐部212に形成される記録紙のループを噛み込んで記録紙を折る構成とされている。第2搬送路22には、通紙方向切換え爪221と、記録紙規制板222とが備えられている。規制板222は、この搬送路22に送り込まれた記録紙の先端を規制して第2の紙折り位置を決めるためのもので、図示しないソレノイドによって第2搬送路22の上部において記録紙搬送方向に位置の変更が可能である。切換え爪221は、図示しないソレノイドによって駆動され、折りローラ3,4間を通過して記録紙を第2搬送路22に送り込む(図3における実線の状態)と、第2搬送路22をパスして直接折りローラ3,5間に送り込む(図3における破線の状態)とに切換える。
紙折り装置1は、紙折りの種類として二つ折り(中央を折る)モード、Z折り(Z字状に折る)モードとを有している。Z折りモードで第1の折りが終了した記録紙は、第1の折り目を先にして切換え爪221に案内されて第2搬送路22へ案内される。第2搬送路22に位置する規制板222は、記録紙のサイズに応じてZ折りモードの第2の折りに対応する位置にセットされている。記録紙の第1の折り目が規制板222に当接すると、記録紙は折りローラ3,4から付与される搬送力で、折りローラ3,5のニップ部側に湾曲してループを形成し、このループが折りローラ3,5のニップ部に噛み込まれ、第2の折りが形成される。
二つ折りモードの場合は、折りローラ3,4にて第1の折りが形成された記録紙は、切換え爪221が切換えられて(図3における破線の状態)、切換え爪221に案内されて折りローラ3,5間に第1の折り目を先にして送り込まれる。
折りローラ3,4及び折りローラ3,5を通過した記録紙は、折りローラ3と、折りローラ3に圧接している増し折りローラ6とにより、折り目を再び押し付けられる(増し折りされる)。第3搬送路23は、ガイド板によって形成され、増し折りされた記録紙を受け取り、搬送路24に搬送する。折りローラ5と、増し折りローラ6間にはガイド部材8が設けられ、記録紙を第1又は第2の折りが形成された記録紙を折りローラ3と増し折りローラ6との間に導くガイドの働きをしている。
図2に示すように、搬送路24は、紙折り部2の左側に位置してガイド板により形成されている。搬送路24には、記録紙を上方へ搬送する搬送ローラ対241,242,243とが備えられている。搬送路24の上方は搬送路27に連結されている。
第1搬送路21の上流側の搬送路25及びスイッチバック搬送路26について説明する。搬送路25はガイド板により形成されている。搬送路25には、複写機100から受け取った記録紙を下方に搬送する搬送ローラ対251,252と、記録紙検出用のセンサ253とが備えられている。
スイッチバック搬送路26はガイド板より形成されている。スイッチバック搬送路26には、正逆回転駆動可能な搬送ローラ対261と、スイッチバックされた記録紙を図中上方に搬送する搬送ローラ対262と、記録紙検出用のセンサ263とが備えられている。記録紙を紙折り部2へ搬送しないでスイッチバックさせる場合は、記録紙後端がセンサ263で検出されると、搬送ローラ対261が逆転に切換えられ、記録紙は図中上方へ搬送される。
搬送路27は、ガイド板により形成されている。この搬送路27には搬送ローラ対271が備えられている。搬送路27は、前述の紙折り及び増し折りされた記録紙と、紙折り部2をパスした記録紙とを紙綴じ装置30へ搬送する。
次に、紙綴じ装置30について説明する。図1に示すように、紙綴じ装置30は、後処理の形態によって分ける分留部40と、紙折り装置1から受け取った記録紙を分留部40に搬送する搬送路31と、紙綴じを行う紙綴じ部50と、分留部40から紙綴じ部50に記録紙を搬送する略U字状の搬送路32と、記録紙を排出する排紙ガイド装置60と、紙綴じを行わない記録紙を分留部40から排紙ガイド装置60に水平方向に搬送する搬送路33と、紙綴じを行わない記録紙を分留部40から上方へ搬送する搬送路34とを有している。
排紙ガイド装置60から排出された記録紙は第1積載トレイ71に積載される。本実施例では、複数のトレイを有し、第1積載トレイ71の上方に第2積載トレイ72を設けている。また、紙綴じ装置30の上部に第3の積載トレ73を設けている。搬送路34に搬送された記録紙は第3積載トレイ73に排出される。複写機100側のオペレータの操作により記録紙の積載箇所が決定される。なお、第1積載トレイ71及び第2積載トレイ72は上下可動可能に設けられている。
紙綴じ部50について説明する。搬送路32はガイド板によって形成され、この搬送路32には、搬送ローラ321,322,323とステイプル排出ローラ324とが備えられている。ステイプル排出ローラ324を経て記録紙は後処理トレイ51に排出される。ステイプル排出ローラ324の近傍であって記録紙搬送方向の下流側には叩きコロ52が設けられている。後処理トレイ51は、記録紙に後処理を施すのに先立ち、後端基準フェンス53によって記録紙束の下端部を整合するようにしている。すなわち各記録紙は搬送路32の終端部近傍において、搬送の向きが略180度反転される。そして、ここに搬送されてきた各記録紙束はステイプル排出ローラ324の回転動作と後処理トレイ方向に移動可能な叩きコロ52との協同作用により、後端基準フェンス53方向に叩かれて後処理トレイ51の下方に落下する。これにより、記録紙束の下方端が整合される。なお、記録紙束の両側端を押圧する移動フェンス(図示しない)により記録紙束を整列させるようにしている。
記録紙束の整合後、紙綴じ動作に移行する。中綴じ処理は、記録紙束の中央部に左右一対のステイプル針でまとめて綴じ処理を行うものである。後処理トレイ51の中央部に2個の中綴じ処理装置54が後端基準フェンス53に平行に設けられ、ステイプル針で綴じ処理を施すようにしている。なお、端面綴じを行う場合には、後処理トレイ51下端部に設けられた端面綴じ装置55で綴じ処理が行えるようになっている。
次に、中折り処理について説明する。中折り処理は、中綴じ処理された記録紙束に対し、中央部に中折りを施すものである。図1に示すように、中折り部56は、互いに当接する駆動モータ(図示しない)により回転駆動される中折りローラ対57と、中折りローラ対57間のニップ部分に向けて、すなわち記録紙搬送方向に対して直角で、かつ後処理トレイ51に対して垂直方向に進退可能に設けた薄板状の中折り板58と含み構成される。
排紙ガイド装置60は、中折り処理のモード以外の場合は、記録紙を外部の第1積載トレイ71に排出する一方、中折り処理のモードの場合には、ここまで搬送されてきた記録紙束の先端部を一時的に固定しておくようになっている。排紙ガイド装置60は、カム部材61と、このカム部材61と係合するリンク62を介して上下に回動するガイド部材63と、このガイド部材63に設けた排紙ローラ64Aと、この排紙ローラ64Aに圧接可能な排紙ローラ64Bとを有している。
記録紙束を上方に移動させる移動手段(図示しない)によって後処理トレイ51の上方に中綴じされた記録紙束が持ち上げられていき、記録紙束の中央部が中折り板58の前進移動する方向と合致する位置に達したところで停止する。ここで記録紙束の先端部である上端部分は排紙ローラ64A,64B間に達するところまで搬送されてくる。排紙ローラ64A,64B間に記録紙束の先端部を通過させるため排紙ガイド装置60が作動する。
この排紙ガイド装置60では、排紙ローラ64A,64Bを記録紙束の厚さ以上の間隔に離間した状態で待機させるため、カム部材61が回動しリンク62が上方へ移動する。その結果ガイド部材63が回動軸631を中心にして回動しガイド部材63の左側端部が上方へ移動する。これにより、排紙ローラ64Aが排紙ローラ64Bから離間するようになり、記録紙束の先端部の通過を許容する。その後、カム部材61が逆方向に回動し、リンク62が下方に移動し、ガイド部材63が下方に移動する。これにより、記録紙束を挟んだ状態で排紙ローラ64A,64Bが当接するが、排紙ローラ64Bの駆動が停止状態となっているので、記録紙束が排紙ローラ64A,64Bに挟持された状態で固定される。
その後、中折り板58が記録紙束のある中折りローラ対57のニップ部分に向けて前進移動し、記録紙束の中央部の中綴じ部分を中折りローラ対57のニップ部分へ押し込む。その後、この中折り板58の押圧・前進動作により、記録紙束がその中央部分から中折りローラ対57間に挟着・圧接されていくが、この中折りローラ対57の圧接動作と回転動作によって記録紙束が中央部分でしっかりと折り曲げられられていく。
記録紙束を中折りした後、中折り板58は後退移動する。あわせて排紙ローラ64A,64Bにより挟持も解除される。中折りされた記録紙束は中折りローラ対57により積載トレイ71に排出される。
次に分留部40について説明する。分留部40は、ソレノイドにより作動する上下2つの分離爪41,42を有している。分離爪41と42が協同して搬送路31から搬送される記録紙を3方向に分留するものである。図1に示すように、下の分離爪42の右端が上方(42aの位置)にある状態では、記録紙は搬送路32へ搬送される。また、図5(a)に示すように上の分離爪41の右端(41aの位置)が下方にある状態では、記録紙は搬送路34へ搬送される。さらに、図5(b)に示すように分離爪41と42の右端(41aと42a)が離間した状態では、記録紙は搬送路33へ搬送される。
搬送路31はガイド板により形成され、この搬送路31には搬送ローラ対311、312が備えられている。また、搬送路33はガイド板により形成され、この搬送路33には搬送ローラ対331が備えられている。さらに、搬送路34はガイド板により形成され、この搬送路34には搬送ローラ対341,342が備えられている。
そして、複写機100側においてオペレータにより紙折りの種類が選択決定される。二つ折りモード(或いはZ折りモード)で指定された記録紙は、紙折り部2において紙折り及び増し折りされた後、搬送路23,24,27を通過して、例えば搬送路31、分留部40、搬送路33を経て(紙綴じ処理をパスして)、排紙ガイド装置60から積載トレイ71に排出される。
また、例えば紙折り部2において紙折り及び増し折りされた記録紙を、搬送路23,24,27を通過して、搬送路31、分留部40から搬送路32を経て(紙綴じ処理を経由して)、排紙ガイド装置60から積載トレイ71に排出することができる。紙折り部2を通過して紙折り(二つ折り或いはZ折り)された記録紙は折り目を先にして、搬送路23,24,27を通過して、搬送路31、分留部40から搬送路32を経て、後処理トレイ51に置かれる。記録紙束は端面が整合された後、端面綴じ装置55で綴じ処理が行われた後、排紙ガイド装置60から積載トレイ71に排出される。
なお、本実施例における増し折りローラ6は、図3において他の折りローラと異なる形状としているが、図4に示すように折りローラ4,5と同一形状で構成することも可能である。
このように、紙折り装置1は、折りローラ3と増し折りローラ6とが軸線を平行に搬送経路上に並んで配置され、記録紙を搬送することによって増し折りを行う構成としており、生産性が落ちることなく、折り目を付けた記録紙の高さを低くすることができる。また、折りの最終折り目を形成後に増し折りを行うので、例えば二つ折りモードやZ折りモードの折りの種類に対応して増し折りが行うことができる。さらに、増し折りローラ6は、駆動ローラである折りローラ3に圧接された従動ローラであり、構成が簡素化され駆動源を不要とし、装置の小型化、低コスト化ができる。また、増し折りローラ6は、従動ローラである折りローラ4,5と同じ形状とすることにより、部品の共通化により低コストでできる。
本発明に係る紙折り装置を備えた複写機の記録紙後処理装置の全体概略図。 紙折り装置の概略構成図。 紙折り部の構成を示す拡大図。 紙折り部の他の実施例を示す説明図。 分留部の構成を示す説明図。
符号の説明
1 紙折り装置
2 紙折り部
3 折りローラ(駆動ローラ)
4,5 折りローラ(従動ローラ)
6 増し折りローラ
7 ブレーキ部材(停止手段)
21 第1搬送路
22 第2搬送路
23 第3搬送路
70 記録紙後処理装置
100 複写機
222 規制板(停止手段)

Claims (6)

  1. 搬送される記録紙を停止させることにより記録紙にループを形成させる記録紙停止手段と、
    前記ループを噛み込むことにより記録紙に折り目を形成する折りローラとを備えた紙折り装置であって、
    前記折り目形成後の記録紙搬送経路上に前記折りローラの回転軸線と平行に配置され、前記折りローラとの間で前記折り目を再度押圧する増し折りローラを備えたことを特徴とする紙折り装置。
  2. 前記折り目は、複数形成可能に構成され、
    前記増し折りローラは、最終折り目形成後の記録紙搬送経路上に配置されたことを特徴とする請求項1記載の紙折り装置。
  3. 前記折りローラは、駆動ローラを含む複数のローラで構成され、
    前記増し折りローラは、前記駆動ローラに圧接されたことを特徴とする請求項1又は2記載の紙折り装置。
  4. 前記増し折りローラは、従動ローラであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紙折り装置。
  5. 前記折りローラは、前記駆動ローラと第1、第2の従動ローラとを有し、前記駆動ローラと第1従動ローラとにより、第1の折り目が形成可能とされ、前記駆動ローラと第2従動ローラとにより、第2の折り目が形成可能に構成され、
    前記増し折りローラは、前記第2従動ローラの記録紙排出側に前記駆動ローラの従動ローラとして配置されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の紙折り装置。
  6. 前記増し折りローラは、前記第1、第2の従動ローラと同じ形状としたことを特徴とする請求項5記載の紙折り装置。
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