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JP2005229667A - グロメット - Google Patents

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JP2005229667A
JP2005229667A JP2004033430A JP2004033430A JP2005229667A JP 2005229667 A JP2005229667 A JP 2005229667A JP 2004033430 A JP2004033430 A JP 2004033430A JP 2004033430 A JP2004033430 A JP 2004033430A JP 2005229667 A JP2005229667 A JP 2005229667A
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JP
Japan
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harness
grommet
partition wall
insertion hole
main body
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JP2004033430A
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Atsushi Odajima
厚志 小田嶋
Ikuo Honda
郁夫 本多
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

【課題】どのような状況の隔壁にも簡単に取り付けることができ、しかもハーネスをしっかり固定できるグロメットを提供する。
【解決手段】隔壁挿通穴をすべて覆うように嵌め込まれる本体部10と、該本体部10の一端側にのみ形成される鍔部11とからなり、前記本体部10に、そこに挿通されるべきハーネスの外径より小さい径であって、ハーネスを挿通させることのできる径の挿通用穴12を形成させるとともに、前記本体部10を隔壁挿通穴に嵌め込んだ際、当接する鍔部11と隔壁面とを固着手段により固着自在に形成させた。
【選択図】図1

Description

この発明は、隔壁にハーネス等を挿通する際に用いるグロメットに関する。
建設機械には、油圧ホースや電線などのハーネスが配置され、それらハーネスが隔壁内外を挿通する構造も多数存在する。具体的には、隔壁に挿通穴を形成して、その穴にハーネスを挿通する。車体の振動等により、ハーネスと挿通穴の縁とが接触して摩耗することもあるので、挿通穴の内周にはリング状の緩衝部材であるグロメットが介挿されている。このような構造において、グロメットとハーネスとの間には間隙が形成されるので、その遊びを防ぐために、ハーネスを挿通穴の前後のフレーム等にクリップで固定している。
しかし、ハーネスが挿通する箇所は、フレームの内部や狭隘な場所も多く、クリップの取付作業が著しく困難になることがあるばかりか、状況によっては、クリップの固定位置を最適な場所に設置できないこともあり、ハーネスの配線ルートを最適ルートから迂回せざるを得ないケースも生じていた。
このような問題に対して、本発明者らは、挿通穴の箇所で直接ハーネスを固定する手段を講じればよいとの考えに達し、そこで従来技術を調査した。その結果、特開2001−288781号(特許文献1)と特開2001−176346号(特許文献2)が見出された。前者は図4に示す構造で、グロメット50にハーネスとほぼ同径の挿通穴51を形成し、そこにハーネスを挿通させるもので、そのようなグロメット50が隔壁3の挿通穴30に嵌め込まれるので、その嵌め込みと同時にハーネスの固定が行われる。一方後者は、図5に示すように、前者のグロメットとほぼ同じ構造の仕切板61の外側に外枠62を装着させたうえ、その外枠62を隔壁3の挿通穴30に嵌め込む構造であり、前者と同様に、ハーネス4を挿通させたグロメット60を隔壁3の挿通穴30に嵌め込めば、ハーネス4の固定が可能となる。
特開2001−288781号(図1、図2、図3) 特開2001−176346号(図2)
しかし、これらの技術はいずれも隔壁3の挿通穴30に対するグロメット50,60の固着構造が、グロメット50,60(62)の外周に溝52,63を形成し、その外周溝52,63を前記挿通穴30の内周縁に嵌め込む構造となっているので、その嵌め込み作業は、ハーネス4を挿通させたグロメット50,60を撓ませながら行う必要があり、作業場所が狭隘な場合は、その作業が依然として困難となる。一応、特開2001−288781号においては、嵌め込み作業の困難さを解消させるため、図4(b)に示すような、ぬすみ部(切り欠き)53を形成させて撓みを容易化させる形態も提案されているが、ハーネスが挿通された状態のグロメットでは狭隘な場所での作業の困難さがあまり解消されず、またぬすみ部53の成形工程分製造コストが増すという問題もある。
また、これら技術は、本来、グロメットとハーネスとの間に形成されていた隙間のシールを目的として、その隙間をなくすために、グロメット50,60にハーネス挿通用穴51,64を形成する構造としているので、挿通状態によって必ずしもハーネス4が固定されるものでなく、ハーネス4が前後に移動してしまうおそれもある。例えば、特開2001−176346号のぬすみ部53が形成される態様では、嵌め込み状態であってもグロメット50は容易に撓んでしまうので、ハーネスも動きやすくなる。また、特開2001−176346号の場合はグロメット60を撓ませたりすることも想定しており、撓みにともないハーネス4が移動するおそれは大きい。
この発明は、従来技術の以上のような問題に鑑み創案されたもので、どのような状況の隔壁にも簡単に取り付けることができ、しかもハーネスをしっかり固定できるグロメットを提供しようとするものである。
このため、この発明に係るグロメットは、隔壁挿通穴をすべて覆うように嵌め込まれる本体部と、該本体部の一端側にのみ形成される鍔部とからなり、前記本体部に、そこに挿通されるべきハーネスの外径より小さい径であって、ハーネスを挿通させることのできる径の挿通用穴を形成させるとともに、前記本体部を隔壁挿通穴に嵌め込んだ際、当接する鍔部と隔壁面とを固着手段により固着自在に形成させたことを特徴とする。
本発明のグロメットは、ハーネス挿通用穴がハーネスの外径より小さい径であって、ハーネスを挿通させることのできる径となっており、その穴にいったんハーネスを挿通させれば、ハーネスはグロメット本体部において緩みがなくしっかり固定される。
一方、グロメット自体の隔壁に対する固着は、グロメット本体部を隔壁挿通穴の嵌め込むと、一端側に形成された鍔部が隔壁挿通穴の周縁の壁面に当接して係止されるので、その当接状態において、鍔部の上から固着手段、例えばボルトを螺着していけば良い。また、グロメットを嵌め込もうとする隔壁の片方面側に、嵌込作業に干渉する部材があるような場合は、反対側の壁面側から同様の固着作業を行えば良い。なお、固着手段としては、上述したボルトなどの螺着手段の他、鍔部を糊代として用いる接着剤等、種々の手段が適用可能である。
すなわち、本発明のグロメットは、ハーネスの固定がしっかり行えるとともに、グロメットの固着については、撓ませて変形させるようなことを要さずに、単に隔壁挿通穴にグロメット本体部を嵌め込んで、鍔部を固着手段で固着すれば足りるので、極めて容易に行える。
なお、本発明のグロメットは基本的に撓ませることを要さないので、硬い素材を用いることができるが、それでもハーネス用挿通穴の径がそこを通すハーネスの径より小さく形成されていることから、素材として、径が多少拡張される程度の柔軟性は要求される(素材としては、例えば硬質ゴム系素材等があり得る)。そうすると、前記固着手段としてボルトを用い、グロメット鍔部とそこに当接する隔壁とを直接ボルト締めする態様の場合、素材の柔軟性から確実な締着が得られないこともあり得る。このような場合は、例えば鍔部の上に硬性の固定板(実施形態例に示す固定枠2が具体例)をあてがい、その上からボルト締めすればよい。もちろん、直接グロメット鍔部と隔壁とを固着して問題なければ(例えば素材自体問題ない場合、あるいは接着剤や両面テープなどで直接接着する等)、前記固定板のような補助具は用いなくても良い。
以上説明したように、この発明に係るグロメットを用いれば、クリップを要さずにハーネスをしっかり固定でき、かつグロメットの固着も極めて容易なので、例えばハーネスを挿通しようとする隔壁の周辺が狭隘な場所であっても、隔壁に対するハーネスの挿通作業が著しく向上する。
また、どのような状況の隔壁にも簡単に取り付けることができることから、設計意図どおりのハーネスルートを形成させることができ、フレーム内の部材の配置の自由度が増して、もって車両全体の品質の向上に寄与できるものとなる。
本発明の具体的実施形態例を図面に基づき説明する。
図1は本形態例のグロメット1を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。本形態例のグロメット1は、一般的な硬質ゴム系素材よりなる。図示のように、グロメット1は本体部10と鍔部11とからなり、本体部10は、当該グロメット1を嵌め込むべき隔壁挿通穴(図3中の30)に隙間なく嵌合する形状に形成され、また、その厚み方向に貫通するハーネス用挿通穴12が対角上に2箇所穿設されている。その本体部10の一端側には、平面視で方形状の鍔部11が形成され、その対角上の角部二箇所に固着用ボルト穴13が穿設されている。鍔部11は表面がフラットに形成され、図3に示すように、本体部10が隔壁挿通穴30に嵌合された際、その貫通穴30周縁の隔壁面と全面に亘って隙間なく当接するものとなっている。なお、その嵌合状態において、鍔部11のボルト穴13に対応する位置となる隔壁挿通穴30周縁の箇所にもボルト穴31が穿設される。前記挿通穴12は、それぞれ径が異なるが、各径はそれぞれ、そこを挿通させるハーネスの径よりも若干小さいものの挿通させることが可能な大きさに設定されている。このため、各挿通穴12に対応するハーネスを挿通させると、ハーネスは緩むことなく挿通穴12で固定される。また、本形態例では、図3に示すように、固着しようとする隔壁3の厚みよりも本形態例のグロメット1の厚みの方を厚く形成させている。このため、前記挿通穴12に傾斜を形成させてハーネスの向きを所定方向に規制させようとする場合、その厚み分だけ、規制能力が向上することになる。
図2はグロメット1の固定を確実にするための固定枠2を示し、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。図示のように、外形が前記グロメット1と同形状であり、グロメット1底面に重ね合わせてボルト締めができるように、前記ボルト穴12と対応する位置にボルト穴22が穿設されている。また、中央には大きな窓21が形成され、図3に示すように、グロメット1とともに隔壁3に固着された際、その窓21からハーネス4を通すようになっている。
図3は本形態例のグロメット1の固着状態を示した断面図である(ただし、ハーネス4のみ端面)。同図と図1及び図2を用いて、グロメット1の固着工程例を説明する。まず、グロメット1の各挿通穴12にそれぞれ対応するハーネス4を挿通させ、その状態のグロメット1本体部10を、固着しようとする隔壁3の挿通穴30に嵌め込む。本体部10を奥まで嵌め込むと、鍔部11が隔壁挿通穴30の周縁壁面に隙間なく当接する。この状態で、グロメット1底面から固定枠2(ただし、その窓21からあらかじめハーネス4を通しておく)を重ね、両者のボルト穴13,22を合わせる。グロメット1のボルト穴13は隔壁3に穿設されるボルト穴31に対応した位置に形成されているので、固定枠2のボルト穴22からボルト5を締め付けていけば鍔部11は隔壁3に螺着され、本体部10の嵌合作用と相まってグロメット1は固定枠2の上から隔壁挿通穴30にしっかり固定されることになる。
以上のように、本形態例のグロメット1はきわめて簡単に隔壁3に固着することができ、またそこに挿通されたハーネス4はしっかり固定されることになる。
なお、本発明が上記説明した形態例に限定されるものでないことは当然であり、さらに嵌め込むべき隔壁3の状況や形状、挿通させるべきハーネス4の大きさ・本数・規制方向などの種々の条件に適応させるため、グロメット1の形状や厚み、挿通穴12の位置・大きさ・数など適宜変更すべきことは当然である。
この発明は、ハーネスが各所に配置される建設機械のような車両等に適用されるものである。
本発明に係る具体的実施形態の一例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 図1の形態例に用いる固定具を示し、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。 本形態例の使用状態を示す断面図である。 特開2001−288781号に開示されたグロメットを示し、(a)はグロメットの斜視図、(b)は使用状態の断面図である。 特開2001−176346号に開示されたグロメットの取付状態を示し、(a)は部分構成図、(b)は平面図、(c)は断面図である。
符号の説明
1 グロメット
2 固定枠
3 隔壁
4 ハーネス
5 ボルト(固定手段)
10 グロメット本体部
11 グロメット鍔部

Claims (1)

  1. 隔壁挿通穴をすべて覆うように嵌め込まれる本体部と、該本体部の一端側にのみ形成される鍔部とからなり、前記本体部に、そこに挿通されるべきハーネスの外径より小さい径であって、ハーネスを挿通させることのできる径の挿通用穴を形成させるとともに、前記本体部を隔壁挿通穴に嵌め込んだ際、当接する鍔部と隔壁面とを固着手段により固着自在に形成させたことを特徴とするグロメット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2878493A1 (en) 2013-11-29 2015-06-03 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Holder for cord-like member for working machine
CN105782586A (zh) * 2016-04-22 2016-07-20 安徽捷迅光电技术有限公司 一种色选机穿线孔的密封装置

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