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JP2005221449A - 電子時計、電子時計の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

電子時計、電子時計の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型、携帯型の電子時計を装着あるいは携行して飛行機で移動する場合でもローカル時間を自動的に表示する。
【解決手段】 圧力測定部61は、所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する。
CPU51は、今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する。CPU51および時刻情報更新部70は、航空機による移動がなされていると判別された場合に、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子時計、電子時計の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に係り、特にGPS受信機を用いて時刻補正を行う電子時計、電子時計の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関する。
従来よりGPS(Global Positioning System)衛星から高精度時刻情報を含むGPS測位電波を用いて海外旅行などにおける移動先のローカル時間情報を取得する方法が様々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
特開2003−114290号公報 特開平8−110230号公報 特開2003−161792号公報 特開2003−139875号公報
しかしながら、移動先におけるローカル時間情報を得る際には、GPSによる計測をユーザが意識的に行う必要があり、不便であった。
これを解決すべく、GPSによる計測を自動で行う装置を考えた場合には、GPSによる計測を行う計測間隔を短くしておくのが好ましいが、GPS内蔵腕時計などのように電源容量が小さな電子時計においては、電力消費量が多すぎて実用にはならないという問題点があった。
また、電力消費量を抑制すべく、計測を電波時計のように1日1回もしくは2回にしたような場合には、飛行機などで移動した場合には、飛行機における移動中や現地到着時にローカル時間と一致しないため、結局ユーザが手動で計測を指示しなければならないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、飛行機で移動する場合でもローカル時間を自動的に表示することができるとともに、消費電力の低減を図ることができる電子時計、電子時計の制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する圧力測定部と、今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する航空機移動判別部と、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する時間情報取得部と、
航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記時間情報取得部に前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる更新制御部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、圧力測定部は、所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する。
航空機移動判別部は、今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する。
時間情報取得部は、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する。
これらの結果、更新制御部は、航空機による移動がなされていると判別された場合に、時間情報取得部に時間情報を取得させ、時間情報の更新を行わせる。
この場合において、前記航空機移動判別部は、前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別するようにしてもよい。
また、前記基準圧力差は、所定の高度差に相当するものであるようにしてもよい。
さらに、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より減少している場合には、前記時間情報取得部における受信間隔を所定の通常時間間隔より短い時間間隔とする受信間隔制御部を備えるようにしてもよい。
さらにまた、前記受信間隔制御部は、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より増加している場合には、前記時間情報取得部における受信間隔を前記通常時間間隔とするようにしてもよい。
また、電子時計の制御方法は、所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する圧力測定過程と、今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する航空機移動判別過程と、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する時間情報取得過程と、航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記時間情報取得過程により前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる更新制御過程と、を備えたことを特徴としている。
この場合において、前記航空機移動判別過程は、前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別するようにしてもよい。
また、外部の気体の圧力を測定する圧力測定部と、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得するGPS受信機と、を備えた電子時計をコンピュータにより制御するための制御プログラムは、前記圧力測定部に所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定させ、今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別させ、所定の受信間隔で前記GPS受信機にGPS衛星からのGPS測位電波を受信させて時間情報を取得させ、時間情報を更新させ、航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記GPS受信機に前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる、ことを特徴としている。
この場合において、前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別させるようにしてもよい。
また、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より減少している場合には、前記GPS受信機における受信間隔を所定の通常時間間隔より短い時間間隔とさせるようにしてもよい。
さらに、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より増加している場合には、前記GPS受信機における受信間隔を前記通常時間間隔とさせるようにしてもよい。
また、上記各制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録するようにしてもよい。
本発明によれば、腕時計型電子時計のように、小型、携帯型の電子時計を装着あるいは携行して飛行機で移動する場合でもローカル時間を自動的に表示することができるとともに、消費電力の低減を図ることができる。
次に図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は実施形態の電子時計であるいわゆるダイブコンピュータの外観正面図である。
また、図2はダイブコンピュータの概要構成ブロック図である。
ダイブコンピュータ1は、潜水中のダイバーの深度や潜水時間を計算して表示するとともに、潜水中に体内に蓄積される不活性ガス量(主として窒素ガス量)を計測し、この計測結果から潜水後に水からあがった状態で体内に蓄積された窒素が排出されるまでの時間などを表示するように構成されている。
ダイブコンピュータ1は、円盤状の装置本体2に対して、図面上下方向に腕バンド3,4がそれぞれ連結され、この腕バンド3,4によって腕時計と同様にユーザの腕に装着されて使用されるようになっている。
装置本体2は、上ケースと下ケースとが完全水密状態でビス止めなどの方法で固定され、図示しない各種電子部品が内蔵されている。装置本体2の図面正面側には、液晶表示パネル11を有する表示部10が設けられている。
さらに装置本体2の図面下側にはダイブコンピュータ1における各種動作モードの選択/切替を行うための操作部5が形成され、操作部5は、プッシュボタン形式の二つのスイッチA、Bを有している。装置本体2の図面左側には潜水を開始したか否かを判別するために用いられる導通センサを用いた潜水動作スイッチ30が構成されている。この潜水動作監視スイッチ30は、装置本体2の図面正面側に設けられた電極31,32を有し、電極31,32間が海水などにより導通状態となることにより、電極31,32間の抵抗値が小さくなった場合に入水したと判断するものである。しかしながら、この潜水動作スイッチ30は、あくまで入水したことを検出してダイブコンピュータ1の動作モードをダイビングモードに移行させるために用いるだけであり、実際に潜水(ダイビング)を開始した旨を検出するために用いられる訳ではない。すなわち、ダイブコンピュータ1を装着したユーザの腕が海水に浸かっただけの場合もあり、このような状態で潜水を開始したの判断するのは好ましくないからである。
このため、本ダイブコンピュータにおいては、装置本体2に内蔵した圧力センサによって水圧(水深)が一定値以上、より具体的には、水圧が水深にして1.5[m]相当以上となった場合にダイビングを開始したものとみなし、かつ、水圧が水深にして1.5[m]未満となった場合にダイビングが終了したものとみなしている。
図2に示すように、ダイブコンピュータ1は、大別すると、各種操作を行うための操作部5、各種情報を表示する表示部10、潜水動作監視スイッチ30、ブザーなどのアラーム音によりユーザに告知を行う報音装置37、振動によりユーザに告知を行う振動発生装置38、ダイブコンピュータ全体の制御を行う制御部50、気圧あるいは水圧を計測するための圧力計測部61および各種計時処理を行う計時部68を備えて構成されている。表示部10は、各種の情報を表示するための液晶表示パネル11および液晶表示パネル11を駆動するための液晶ドライバ12を備えて構成されている。
制御部50は、スイッチA、B(=操作部5)および潜水動作監視スイッチ30、報音装置37および振動発生装置38が接続されるとともに、装置全体の制御を行うCPU51と、CPU51の制御下で、各動作モードに対応した表示を液晶表示パネル11に行わせるため液晶ドライバ12を制御し、あるいは、後述の時刻用カウンタ33における各動作モードにおける処理を行う制御回路52と、制御用プログラムおよび制御用データを格納したROM53と、各種データを一時的に格納するRAM54と、を備えて構成されている。
また、圧力計測部61は、ダイブコンピュータ1においては水深(水圧)を計測、表示するとともに、水深および潜水時間からユーザの体内に蓄積される不活性ガス量(主として窒素ガス量)を計測することが必要であるため、気圧および水圧を計測している。圧力計測部61は、半導体圧力センサにより構成される圧力センサ34と、この圧力センサ34の出力信号を増幅するための増幅回路35と、増幅回路35の出力信号のアナログ/ディジタル変換を行い、制御部50に出力するA/D変換回路36と、を備えて構成されている。計時部68は、ダイブコンピュータ1においては通常時刻の計測や潜水時間の監視をおこなうために、所定の周波数を有するクロック信号を出力する発振回路31と、この発振回路31からのクロック信号の分周を行う分周回路32と、分周回路32の出力信号に基づいて1秒単位での計時処理を行う時刻用カウンタ33と、を備えて構成されている。
さらに時刻情報更新部70は、GPS衛星からのGPS測位電波を受信するGPS受信部71と、GPS測位電波に含まれる測位データから現在位置情報を抽出する位置検出部72と、GPS測位電波に含まれる測位データから時間情報(現在時刻情報)を抽出する時刻検出部73と、GPS測位電波の受信タイミング、現在位置情報の抽出タイミング、時間情報の抽出タイミングなどを制御するタイミング回路74と、を備えている。
次に表示部の構成について図1を参照して詳細に説明する。
表示部10を構成する液晶表示パネル11の表示面は、9つの表示領域で構成されている。液晶表示パネル11の表示面11Aは、8つの表示領域で構成されている。なお、本実施形態では、表示面11Aが円形の例を示したが、円形に限定されるものではなく、楕円形状、トラック形状、多角形状など他の形状であってもかまわない。
表示面11Aのうち、図面上部左側に位置する第1の表示領域111は、各表示領域のうちで最も大きく構成され、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモード等の各種動作モードにおいて、それぞれ、現在水深、現在月日、水深ランク、潜水月日(ログ番号)が表示される。
第2の表示領域112は、第1の表示領域111の図面右側に位置し、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードにおいて、それぞれ潜水時間、現在時刻、無減圧潜水可能時間、潜水開始時刻(潜水時間)が表示される。
第3の表示領域113は、第1の表示領域111の図面下側に位置し、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードにおいて、それぞれ、最大水深、体内窒素排出時間、セーフティレベル、最大水深(平均水深)が表示される。
第4の表示領域114は、第3の表示領域113の図面右側に位置し、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードにおいて、それぞれ無減圧潜水可能時間、水面休止時間、温度、潜水終了時刻(最大水深時水温)が表示される。
第5の表示領域115は、第3の表示領域113の図面下側に位置し、電源容量切れを表示する電源容量切れ警告表示部104やユーザの現在の高度の属する高度ランクを表示する高度ランク表示部103が設けられている。
第6の表示領域116は、表示領域11Aのうち図面下部左側に位置し、体内窒素量がグラフ表示される。
第7の表示領域117は、第6の表示領域116の図面右側に位置し、ダイビングモードで減圧潜水状態になった場合に、窒素ガス(不活性ガス)が吸収傾向にあるのか、排出傾向にあるかを示す領域(図中、上下方向矢印が図示されている)と、浮上速度が高すぎる場合に浮上速度違反警告のひとつとして減速を指示するための「SLOW」を表示する領域と、潜水中に減圧潜水を行わなければならない旨を警告するための「DECO」を表示する領域と、を備えて構成されている。
第8の表示領域118は、第2の表示領域112および第4の表示領域114の図面右側に位置し、浮上速度が9個のセグメントによりグラフ表示され、例えば、浮上速度が現水深域における浮上上限速度を超過している場合には、9個全てのセグメントが点滅表示となり、現水深域における浮上上限速度を超えている旨をダイバーに通知するようになっている。
図3は、ダイブコンピュータの時刻更新概要処理フローチャートである。
CPU51は、10分毎の計測タイミングに至ると(ステップS1)、圧力計測部61を駆動し、気圧(高度)を計測させる(ステップS2)。
具体的には、圧力計測部61の圧力センサ34は、気圧(あるいは水圧)を計測し、計測圧力値に対応する電圧を有する出力信号を増幅回路35に出力する。
増幅回路35は、圧力センサ34の出力信号を増幅して増幅出力信号としてA/D変換回路36に出力する。これにより、A/D変換回路36は、増幅出力信号のアナログ/ディジタル変換を行い、制御部50のCPU51に気圧(高度)計測データとして出力する。
これによりCPU51は、気圧計測データ(今回の測定圧力に相当)をRAM54に記憶する(ステップS3)。
続いてCPU11は、RAM54から、1時間前の気圧計測データ(前回の測定圧力に相当)をRAM54から読み出し、今回の気圧計測データと比較して(ステップS4)、その圧力差が航空機による移動がなされている場合に生じ得る圧力差(基準圧力差)以上であるか否かを判別する(ステップS5)。
具体的には、例えば、圧力差が高度2000m差に相当する基準圧力差以上であるか否かを判別する。ここで基準圧力差としては、高度0mで気圧が1013hPaであるとすると、高度1000mでは気圧が900hPa、高度2000mでは気圧が800hPa程度であると考えられるので、高度差2000mでは200hPa程度となる。
ステップS5の判別において、圧力差が高度差2000m以上に相当する以上の変化があった場合、すなわち、1時間で高度差2000m以上というのは航空機による移動がなされている可能性が非常に高い場合であるので、CPU51は、タイミング回路74を介してGPS受信部71にGPS衛星からのGPS測位電波を受信させる(ステップS6)。
これにより位置検出部72は、GPS測位電波に含まれる測位データから現在位置情報を抽出する。また、時刻検出部73は、GPS測位電波に含まれる測位データから時間情報(現在時刻情報)を抽出する。CPU51は、得られた時間情報(現在時刻情報)および位置情報に基づいて現在位置におけるローカル時間を算出し、算出したローカル時間をRAM54に記憶する(ステップS7)。なお、この時点では、表示部10に表示しているローカル時間の更新は行わず、航空機による移動前のローカル時間の表示をそのまま継続している。
次に、ステップS4において検出した圧力差、すなわち、高度差が2000m以上の増加に相当するのか否かを判別する(ステップS8)。
ステップS8の判別において、高度差が2000m以上の増加に相当する場合には(ステップS8;Yes)、航空機により移動がなされており、ユーザが時差のある場所へ移動しているものと判別し、タイミング回路74は、GPS受信部71が1時間毎に測定を行うようにタイミング変更を行う。
すなわち、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、今回の測定圧力が前回の測定圧力より減少している場合には、GPS受信部における受信間隔を所定の通常時間間隔(本実施形態では、AM2:00を起点時刻とする24時間)より短い時間間隔(本実施形態では1時間)とするのである。
これにより、飛行機で移動している間の現在位置をトレースし、時差を考慮した時刻計算を行うこととなる。ただし、この場合には、表示部10の液晶表示パネルの表示は変更せず、飛行機搭乗前に継続する時刻表示を行っている。
ステップS8の判別において、高度差が2000m以上の減少に相当する場合には(ステップS8;No)、航空機が目的地に到着したものと判別し、CPU51は、ステップS7においてRAM54に記憶していたローカル時間を読み出し、表示部10の液晶表示パネル11に正確なローカル時間を表示する(ステップS10)。
さらに、タイミング回路74は、GPS受信部71が通常のAM2:00を起点時刻とする24時間毎に測定を行うようにタイミング変更を行う(ステップS11)。
以上の説明のように、本実施形態によれば、時差のある場所に移動する場合に、航空機搭乗を圧力センサ34により検出し、GPS受信部71を利用して、移動先の場所、ローカル時間に合わせて表示を自動的に更新するので、ユーザが意識することなくローカル時間の表示を行うことができ、利便性が向上する。
また、GPS受信部における受信は、必要最低限程度に抑えているので、消費電力の低減が図れる。
以上の説明においては、基準圧力差を高度差2000mとしていたが、航空機で移動していると判断できる圧力差に相当する高度差であれば、適宜変更することが可能である。
以上の説明においては、電子時計としてのダイブコンピュータを制御するための制御プログラムが予めROMに記憶されている場合について説明したが、各種磁気ディスク、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に制御用プログラムをあらかじめ記録し、これらの記録媒体から読み込み、インストールするように構成することも可能である。また、通信インターフェースを設け、インターネット、LANなどのネットワークを介して制御用プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。このように構成することにより、ソフトウェア的により高機能としたり、より信頼性の高い電子時計を構成することが可能となる。
以上の説明においては、電子時計の一例としてダイブコンピュータの場合について説明したが、これに限られるものではなく、自動時刻合わせ機能を有する一般的な電子時計(ディジタルおよびアナログ)であれば適用が可能である。
以上の説明においては、電子時計(ダイブコンピュータ)が腕装着型の場合について説明したが、これに限られるものではなく、ペンダント型、、ネックレス型、胴部装着型(ベルト型)、あるいは、指輪型、懐中時計型などの変形が考えられる。
ダイブコンピュータの外観正面図である。 ダイブコンピュータの概要構成ブロック図である。 時刻情報更新制御処理の概要処理フローチャートである。
符号の説明
1…ダイブコンピュータ(電子時計)、5…操作部、10…表示部、11…液晶表示パネル、12…液晶ドライバ、30…潜水動作監視スイッチ、37…報音装置、38…振動発生装置、50…制御部、51…CPU(航空機移動判別部)、61…圧力計測部(圧力測定部)、68…計時部、70…時刻情報更新部(更新制御部)、71…GPS受信部(時間情報取得部)、72…位置検出部、73…時刻検出部、74…タイミング回路。

Claims (12)

  1. 所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する圧力測定部と、
    今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する航空機移動判別部と、
    所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する時間情報取得部と、
    航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記時間情報取得部に前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる更新制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1記載の電子時計において、
    前記航空機移動判別部は、前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別することを特徴とする電子時計。
  3. 請求項2記載の電子時計において、
    前記基準圧力差は、所定の高度差に相当するものであることを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子時計において、
    航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より減少している場合には、前記時間情報取得部における受信間隔を所定の通常時間間隔より短い時間間隔とする受信間隔制御部を備えたことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項4記載の電子時計において、
    前記受信間隔制御部は、航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より増加している場合には、前記時間情報取得部における受信間隔を前記通常時間間隔とすることを特徴とする電子時計。
  6. 所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定する圧力測定過程と、
    今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別する航空機移動判別過程と、
    所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得し、時間情報を更新する時間情報取得過程と、
    航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記時間情報取得過程により前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる更新制御過程と、
    を備えたことを特徴とする電子時計の制御方法。
  7. 請求項6記載の電子時計の制御方法において、
    前記航空機移動判別過程は、前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別することを特徴とする電子時計の制御方法。
  8. 外部の気体の圧力を測定する圧力測定部と、所定の受信間隔でGPS衛星からのGPS測位電波を受信して時間情報を取得するGPS受信機と、を備えた電子時計をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記圧力測定部に所定時間間隔毎に外部の気体の圧力を測定させ、
    今回の測定圧力と前回の測定圧力との差である圧力差に基づいて、航空機による移動がなされているか否かを判別させ、
    所定の受信間隔で前記GPS受信機にGPS衛星からのGPS測位電波を受信させて時間情報を取得させ、時間情報を更新させ、
    航空機による移動がなされていると判別された場合に、前記GPS受信機に前記時間情報を取得させ、前記時間情報の更新を行わせる、
    ことを特徴とする制御プログラム。
  9. 請求項8記載の制御プログラムにおいて、
    前記圧力差が所定の基準圧力差以上である場合に前記航空機による移動がなされていると判別させることを特徴とする制御プログラム。
  10. 請求項8または請求項9記載の制御プログラムにおいて、
    航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より減少している場合には、前記GPS受信機における受信間隔を所定の通常時間間隔より短い時間間隔とさせることを特徴とする制御プログラム。
  11. 請求項10載の制御プログラムにおいて、
    航空機による移動がなされていると判別され、かつ、前記今回の測定圧力が前記前回の測定圧力より増加している場合には、前記GPS受信機における受信間隔を前記通常時間間隔とさせることを特徴とする制御プログラム。
  12. 請求項8ないし請求項11の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。

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