JP2005216054A - 貼り換え防止用icラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】ラベルに設けた切り込みがきっかけとなってICチップの交信用アンテナが破断してラベルが破壊し、商品本体やケースの開封部分を再封印した場合に識別情報の読み取りが不能となり不正開封されたことを明確に識別できるようにするラベルを提供する。
【解決手段】ラベル基材層1の裏面に粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部はアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ラベル基材層1の裏面に粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部はアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種商品の真贋判定用のラベルであって、特に、商品のラベルとして封印ラベルや封印シールの貼り換えを防止するための貼り換え防止用ICラベルに関する。
従来より、各種の食料品関連商品やトイレタリー関連商品等の各種商品をはじめとして比較的高価な商品等においては、その商品の真贋を判定するために、商品本体や商品を包装したケース等には、商品の造贋や偽造等を防止し、商品の真贋を判定するために、封印ラベルや封印シールが貼着されている。
この封印ラベルや封印シールは、そのラベルやシールを剥がして商品やケース等を不正開封し、中身の商品にいたずらをしたり、偽物の商品と交換したりするのを防止するために、商品やケースの開封部分にオーバーラップさせて貼着使用されている。
このような従来の封印ラベルやシールは、例えば、通常のラベルに、切り込みを入れたり、ラベル基材に脆質性のフィルムを使用して、ラベルを剥がして開封しようとすると、そのラベルの切り込みがきっかけとなって、また、脆質性のフィルムであるために、容易にラベル基材に亀裂や切目が生じて破壊する。
そのために、開封された商品本体やケースを封印するために、再度、その封印ラベルを貼着しようとしても、ラベル基材が破壊しているために使用できず、また、貼着したとしても、そのラベルには外観上、亀裂や切目が生じているために、明確に開封されていることを目視にて識別することができる。
しかしながら、上記封印されているラベルやシールと外観的に同じような偽物の封印ラベルやシールによって、その商品本体やケースの開封部分を封印した場合には、一見してラベルが剥がされ不正開封されているとは識別できない場合がある。
特開平7−146651号公報
本発明の課題は、封印されるラベルやシールの偽造を防止するために真贋判定用の識別情報が書き込まれたICチップを組み込んだ各種商品の封印ラベル又はシールであって、封印ラベル又はシールを剥がして不正開封しようとすると、ラベルに設けた切り込みがきっかけとなって、ICチップに接続する交信用アンテナが破断してICチップ組み込みラベルが破壊し、そのラベルにて商品本体やケースの開封部分を再封印した場合には、識別情報の読み取りが不能となり、不正開封されているとを明確に識別できるようにしたラベルを提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、図1、図2に示すように、ラベル基材層1の裏面に粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所に、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに亘ってラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向
に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の請求項2に係る発明は、図2に示すように、上記請求項1に係る貼り換え防止用ICラベルにおいて、前記ラベルシート10のラベル識別情報交信シート20周囲外側の粘着剤層2には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする請求項1記載の貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の請求項3に係る発明は、図1、図3に示すように、第1ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、第2ラベル基材層6の裏面に第2粘着剤層7を設けた補強シート30が、その第2ラベル基材層6を第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の請求項4に係る発明は、図3に示すように、上記請求項3に係る貼り換え防止用ICラベルにおいて、前記補強シート30の第2粘着剤層7には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の請求項5に係る発明は、図4、図5に示すように、ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小さいサイズ又は同一サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成し、そのアンテナ支持基材層3の裏面に第2粘着剤層7を設けたラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所に、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに亘ってラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の請求項6に係る発明は、図5に示すように、上記請求項5に係る貼り換え防止用ICラベルにおいて、前記アンテナ支持基材層3の裏面の第2粘着剤層7には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベルである。
本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、図1〜図5に示すように、ラベルシート10に導電性のアンテナ線4とICチップ5とを組み込んだラベル識別情報交信シート20が積層形成されており、図8(a)〜(b)に示すように、各種商品本体Bや商品本体を包装した包装ケースB等の商品の開封部分に、不正に開封ができないように、裏面の粘着剤を介して封印ラベルやシートとして貼着封印でき、ラベルに搭載するICチップ5と直線状又はコイル状のアンテナ4から発信されるその商品に関するラベル識別情報信号を、リーダーライター手段Cにより受信して読み取りすることができ、また、その商品に関する必要なラベル識別情報を信号として書き込みすることができる。
また、本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、図1、図2に示すように、ラベルAの端縁部の数個所に、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20の直線状又はコイル状のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられている。
また、本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、図1、図3に示すように、ラベルAの端縁部の数個所に、第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに、ラベル識別情報交信シート20の直線状又はコイル状のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられている。
また、本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、図4、図5に示すように、ラベルAの端縁部の数個所に、第1ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20の直線状又はコイル状のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられている。
図8(a)〜(b)に示すように、各種商品本体Bや商品本体を包装した包装ケースB等の商品の開封部分に封印ラベルやシートとして不正開封ができないように貼着封印した本発明の貼り換え防止用ICラベルAを商品Bの表面から手指にて引き剥がそうとした際には、該ラベルAは、その引き剥がし力により、図7(a)に示すラベルAに設けたアンテナ線4と交差(横断)する方向の切り込み線9をきっかけとして、図7(b)に示すように該切り込み線9と連続する切り裂き線40にて、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4が容易に破断(断線)するとともに、ラベルA1 とラベルA2 とに分断されて切り離される。
そのために、ラベルAに搭載する直線状又はコイル状のアンテナ線4の正規の長さが変動し、また、ICチップ5と直線状又はコイル状のアンテナ線4から発信されるその商品に関するラベル識別情報信号の波長が変動して、ICチップ5及びアンテナ線4と、リーダーライター手段Cとの交信のプロトコルが不調となり、リーダーライター手段CによるICチップ5からのラベル情報の読み取りや書き込みが不可能となって、再使用が不可能となるものである。
このように、本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、ラベルやシールの偽造を防止するための真贋判定用の識別情報の読み取りや、書き込みができるICチップ5が組み込まれており、封印ラベル又はシールを剥がして不正開封しようとすると、ラベルAに設けた切り込み線9がきっかけとなって、ICチップ5に接続する交信用アンテナ線4が破断して、ICチップ組み込みラベルAが破壊し、その破壊したラベルAにて、商品本体やケースの開封部分を再封印した場合には、識別情報の読み取りが不能となり、不正開封されているとを明確に識別できるものである。
本発明の請求項1に係る貼り換え防止用ICラベルAは、その実施の形態を、図1(a)〜(b)の平面図、及び図2の積層側断面図に基づいて、以下に詳細に説明すれは、ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20とを重ね合わせて貼着して形成されている。
ラベルシート10は、透明乃至不透明なラベル基材層1の裏面に粘着剤層2を設けたものであり、ラベル識別情報交信シート20は、該ラベルシート10よりも小サイズの透明
乃至不透明なアンテナ支持基材層3の表面に、所定幅の導電性の直線状又はコイル状(図6参照)のアンテナ線4(例えば、アルミニウム又は銅等による導電性層)と、それに接続したICチップ5(情報記憶用メモリ、プロトコル用のCPU等を搭載)とを積層形成したものである。
乃至不透明なアンテナ支持基材層3の表面に、所定幅の導電性の直線状又はコイル状(図6参照)のアンテナ線4(例えば、アルミニウム又は銅等による導電性層)と、それに接続したICチップ5(情報記憶用メモリ、プロトコル用のCPU等を搭載)とを積層形成したものである。
ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20とは、その交信シート20のICチップ5側をラベルシート10の粘着剤層2側に重ね合わせて貼着されており、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、図2に示すように、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに達するように、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられている。
そして、該切り込み線9の内端部は、図1(a)に示すようにアンテナ線4が通電可能な状態で、該アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられているか、又は/及び、図1(b)に示すようにアンテナ線4の領域手前のアンテナ支持基材層3の領域内に掛かるように設けられているものである。なお、本発明において好ましくは、該切り込み線9の内端部の全てが、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けることがよい。
なお、上記請求項1に係る貼り換え防止用ICラベルにおいては、図2に示すように、前記ラベルシート10のラベル識別情報交信シート20周囲外側の粘着剤層2には、剥離シート8(粘着剤層2側にシリコーン樹脂等の離型剤層がコーティング等にて積層されている)が仮貼着されていて、ラベルAを使用する際には、粘着剤層2から剥離シート8を剥がし、その粘着剤層2にて、所定の封印すべき物品や商品Bの開封部分に貼着して使用される。また、図2に示すアンテナ支持基材層3の裏面(剥離シート8と接する面)にも上記の粘着剤層2と同様の粘着剤層(図示せず)をコーティング等にて設けてもよい。
本発明の請求項3に係る貼り換え防止用ICラベルAは、その実施の形態を、図1の平面図及び図3の積層側断面図に基づいて、以下に詳細に説明すれは、ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20と補強シート30とを重ね合わせて貼着して形成されている。
ラベルシート10は、図3に示すように、第1ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたものであり、ラベル識別情報交信シート20は、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に、導電性の直線状又はコイル状(図6参照)のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したものであり、補強シート30は、第2ラベル基材層6の裏面に第2粘着剤層7を設けたものである。
ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20とは、その交信シート20のICチップ5側をラベルシート10の第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、補強シート30は、その第2ラベル基材層6側をラベル識別情報交信シート20の裏面側の第1粘着剤層2とアンテナ支持基材層3に重ね合わせて貼着されている。
図3に示すように、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに達するように、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられている。
そして、該切り込み線9の内端部は、図1(a)に示すようにアンテナ線4が通電可能な状態で、該アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられているか、又は/及び、図1(b)に示すようにアンテナ線4の領域手前のアンテナ支持基材層3の領域内に掛かるように設けられているものである。なお、本発明において好ましくは、該切り込み線9の内端部の全てが、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けることがよい。
なお、上記請求項3に係る貼り換え防止用ICラベルにおいては、図3に示すように、前記補強シート30の第2粘着剤層7には、剥離シート8(粘着剤層2側にシリコーン樹脂等の離型剤層がコーティング等にて積層されている)が仮貼着されていて、ラベルAを使用する際には、粘着剤層2から剥離シート8を剥がし、その第2粘着剤層7にて、所定の封印すべき物品や商品Bの開封部分に貼着して使用される。
本発明の請求項5に係る貼り換え防止用ICラベルAは、その実施の形態を、図4の平面図及び図5の積層側断面図に基づいて、以下に詳細に説明すれは、ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20とを重ね合わせて貼着して形成されている。
ラベルシート10は、ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたものであり、ラベル識別情報交信シート20は、該ラベルシート10と同一サイズのアンテナ支持基材層3の表面に導電性の直線状又はコイル状(図6参照)のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成し、そのアンテナ支持基材層3の裏面に第2粘着剤層7を設けたものである。
ラベルシート10とラベル識別情報交信シート20とは、その交信シート20のICチップ5側をラベルシート10の第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着されており、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、図5に示すように、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられている。
そして、該切り込み線9の内端部は、図1(a)に示すようにアンテナ線4が通電可能な状態で、該アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられているか、又は/及び、図1(b)に示すようにアンテナ線4の領域手前のアンテナ支持基材層3の領域内に掛かるように設けられているものである。なお、本発明において好ましくは、該切り込み線9の内端部の全てが、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けることがよい。
なお、本発明の請求項6に係る貼り換え防止用ICラベルAは、図5に示すように、前記アンテナ支持基材層3の裏面の第2粘着剤層7に剥離シート8(粘着剤層2側にシリコーン樹脂等の離型剤層がコーティング等にて積層されている)が仮貼着されていて、ラベルAを使用する際には、粘着剤層2から剥離シート8を剥がし、その第2粘着剤層7にて、所定の封印すべき物品や商品Bの開封部分に貼着して使用される。
図6は、本発明の貼り換え防止用ICラベルAにおいて、ICチップ5に接続して搭載する導電性のアンテナ線4をコイル状にした場合の平面図である。
図1〜図5に示す本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、ラベルシート10に導電性のアンテナ線4とICチップ5とを組み込んだラベル識別情報交信シート20が積層形成されており、図8(a)〜(b)に示すように、各種商品本体Bや商品本体を包装した包装ケースB等の商品の開封部分に、不正に開封ができないように、ラベル裏面の粘着剤層2、7を介して封印ラベルやシートとして貼着して、商品Bを封印するものである。
本発明のラベルAに搭載するICチップ5と直線状又はコイル状のアンテナ4から発信されるその商品に関するラベル識別情報信号は、図8(a)に示すように、リーダーライター手段Cにより受信して読み取りすることができ、また、その商品に関する必要なラベル識別情報を信号として書き込みすることができる。
本発明の貼り換え防止用ICラベルAは、ラベルAの端縁部の数個所に、図1〜図2に示すようにラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、又は図1、図3に示すよう
に第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに、又は図4、図5に示すように、第1ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20の直線状又はコイル状のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられている。
に第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに、又は図4、図5に示すように、第1ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに、ラベル識別情報交信シート20の直線状又はコイル状のアンテナ線4と交差(横断)する方向に向かう切り込み線9が設けられている。
そして、該切り込み線9の内端部は、図1(a)に示すようにアンテナ線4が通電可能な状態で、該アンテナ線4の領域内に掛かるように設けられているか、又は/及び、図1(b)に示すようにアンテナ線4の領域手前のアンテナ支持基材層3の領域内に掛かるように設けられているものである。なお、本発明において好ましくは、該切り込み線9の内端部の全てが、アンテナ線4の領域内に掛かるように設けることがよい。
図8(a)に示すように、各種商品本体Bや商品本体を包装した包装ケースB等の商品の開封部分に封印ラベルやシートとして不正開封ができないように貼着封印した本発明の貼り換え防止用ICラベルAを、商品Bの表面から手指にて引き剥がそうとした際には、該ラベルAは、その引き剥がし力により、図7(a)に示すラベルAに設けたアンテナ線4と交差(横断)する方向の切り込み線9をきっかけとして、図7(b)に示すように該切り込み線9と連続する切り裂き線40にて、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4が容易に破断(断線)し、ラベルA1 とラベルA2 とに分断されて切り離される。
そして、ラベルAに搭載する直線状又はコイル状のアンテナ線4は、その正規の長さが変動し、また、ICチップ5と直線状又はコイル状のアンテナ線4から発信されるその商品に関するラベル識別情報信号の波長が変動して、ICチップ5及びアンテナ線4と、リーダーライター手段Cとの交信のプロトコルが不調となる。
そして、リーダーライター手段CによるICチップ5からのラベル情報の読み取りや書き込みが不可能となって、破断したラベルAの再使用は不可能となる。
A…貼り換え防止用ICラベル B…商品(又は物品)
1…ラベル基材層(又は第1ラベル基材層) 2…粘着剤層(又は第1粘着剤層)
3…アンテナ支持基材 4…アンテナ線 5…ICチップ 6…第2ラベル基材層
7…第2粘着剤層 8…剥離シート 9…切り込み線
10…ラベルシート 20…ラベル識別情報交信シート 30…補強シート
40…切り裂き線
1…ラベル基材層(又は第1ラベル基材層) 2…粘着剤層(又は第1粘着剤層)
3…アンテナ支持基材 4…アンテナ線 5…ICチップ 6…第2ラベル基材層
7…第2粘着剤層 8…剥離シート 9…切り込み線
10…ラベルシート 20…ラベル識別情報交信シート 30…補強シート
40…切り裂き線
Claims (6)
- ラベル基材層1の裏面に粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所に、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに亘ってラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベル。
- 前記ラベルシート10のラベル識別情報交信シート20周囲外側の粘着剤層2には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする請求項1記載の貼り換え防止用ICラベル。
- 第1ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成したラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、第2ラベル基材層6の裏面に第2粘着剤層7を設けた補強シート30が、その第2ラベル基材層6を第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所には、第1ラベル基材層1から第2ラベル基材層6までに、ラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベル。
- 前記補強シート30の第2粘着剤層7には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする請求項3記載の貼り換え防止用ICラベル。
- ラベル基材層1の裏面に第1粘着剤層2を設けたラベルシート10と、該ラベルシート10よりも小さいサイズ又は同一サイズのアンテナ支持基材層3の表面に直線状又はコイル状のアンテナ線4とICチップ5とを積層形成し、そのアンテナ支持基材層3の裏面に第2粘着剤層7を設けたラベル識別情報交信シート20とが、そのICチップ5を第1粘着剤層2側に重ね合わせて貼着され、前記ラベルシート10のシート端縁部の数個所に、ラベル基材層1からアンテナ支持基材層3までに亘ってラベル識別情報交信シート20のアンテナ線4と交差する方向に向かう切り込み線9が設けられ、該切り込み線9の内端部は、アンテナ線4が通電可能な状態でアンテナ支持基材層3の領域内、又は/及びアンテナ線4の領域内に掛かるように設けられていることを特徴とする貼り換え防止用ICラベル。
- 前記アンテナ支持基材層3の裏面の第2粘着剤層7には、剥離シート8が仮貼着されていることを特徴とする請求項5記載の貼り換え防止用ICラベル。
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