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JP2005209373A - 加熱調理器および調理器具 - Google Patents

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JP2005209373A JP2004011753A JP2004011753A JP2005209373A JP 2005209373 A JP2005209373 A JP 2005209373A JP 2004011753 A JP2004011753 A JP 2004011753A JP 2004011753 A JP2004011753 A JP 2004011753A JP 2005209373 A JP2005209373 A JP 2005209373A
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Abstract

【課題】 調理器具6をセット姿勢に配慮して使用する不便さを解消すること。
【解決手段】 調理器具6には複数の赤外線LED39が装着されており、複数の赤外線LED39は調理器具6のセット状態で円環状に繋がる360°の赤外線送信領域を形成する。このため、調理器具6をどのような角度でセットしたときでも赤外線受光回路48が赤外線送信領域内に収まるので、調理器具6のセット角度に気を使う必要がなくなる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、加熱調理器に温度情報を無線で送信する調理器具および調理器具から無線で送信される温度情報に基いて調理内容を制御する加熱調理器に関する。
上記加熱調理器においては、調理器具から無線で送信される温度情報に基いて加熱内容を制御することが提案されている。この構成の場合、調理器具の温度をリアルタイムに直接的に検出することができるので、調理器具内の調理物の実状に合致した高精度な加熱制御が可能になる。
特開2003−139385号公報
上記加熱調理器の場合、温度情報の受信手段が送信手段の送信範囲から外れたときには温度情報を受信することができず、加熱内容を無線温度情報に基いて制御することができない。このため、調理器具をセット姿勢に配慮して使用する不便さがある。
請求項1〜9に係る各発明は調理器具をセット姿勢に配慮して使用する不便さを緩和することを共通の課題とするものであり、共通の課題を解決するための手段は請求項1・2・5に記載した通りである。以下、主な請求項に係る発明を用語の意義と共に説明する。
<請求項1および2に係る発明の説明>
請求項1および2に係る発明は加熱調理器側に複数の受信部を設け、調理器具から無線送信される温度情報を調理器具のセット姿勢に応じた一部または全部の受信部で受信するものである。
1)受信手段:複数の受信部の集合体を称する。これら受信部は外部から磁気および電磁波等で無線送信される温度情報を受信可能なものであり、温度情報の受信対象が共通の1個の送信源または共通の複数個の送信源であることが要件である。この温度情報は調理器具そのものの温度情報または調理器具内の調理物の温度情報を称するものであり、調理器具の絶対的な温度・調理器具の基準値を比較対象とする相対的な温度・調理器具の温度変化率・調理物の絶対的な温度・調理物の基準値を比較対象とする相対的な温度・調理物の温度変化率は温度情報の一例である。
2)制御手段:加熱手段を駆動制御することに基いて調理内容を制御するものであり、直流電源を高周波電源に変換するインバータ回路をスイッチング制御することでインバータ回路から加熱手段に与えられる電力量を制御するものであることが好ましい。この制御手段は加熱手段を受信手段の受信結果に基いて制御するものであり、調理内容は外部からの温度情報に基いて制御されることになる。
<請求項3〜4に係る発明の説明>
請求項3〜4に係る発明は複数の温度情報を同時に受信した場合の対応を言及したものである。この場合には複数の温度情報のうちから1つを選定し、温度情報の選定結果だけを制御データとして有効に扱う。
<請求項5に係る発明の説明>
請求項5に係る発明は送信部が非正規な無線温度情報を受信することを遮蔽することによって防止するものである。この非正規な無線温度情報とは加熱手段の加熱対象ではない調理器具からの温度情報であり、例えば隣の調理器具からの無線温度情報が非正規な無線温度情報に該当する。
<請求項6に係る発明の説明>
請求項6に係る発明は調理器具に複数の送信部を設け、加熱調理器の受信部を調理器具のセット姿勢に応じて複数の送信部の送信範囲のいずれかに収めるものである。
1)容器部:調理物が投入される投入部を称する。
2)温度検出手段:調理器具に機械的に接続されたものであり、容器部の温度または調理物の温度を調理温度として検出するものである。
3)送信手段:複数の送信部の集合体を称する。これら送信部は温度情報を磁気および電磁波等で無線送信可能なものであり、温度情報の送信対象が共通の1個の受信源または共通の複数個の受信源であることが要件である。この温度情報とは調理温度の検出結果に基いて生成されるものであり、温度情報の詳細は上述した通りである。
<請求項7に係る発明の説明>
請求項7に係る発明は複数の送信部を同一の高さに円形状に配列したものである。この円形状の配列とは円形状の容器部に沿って配列することを称するものであり、真円形状に配列することに限定解釈されるものではない。
<請求項8に係る発明の説明>
請求項8に係る発明は調理器具を加熱調理器にセットした状態で環状に繋がる送信領域を形成し、加熱調理器の受信部を調理器具のセット姿勢に拘らず送信領域内に収めるものであり、送信領域とは温度情報の通信可能エリアを称する。
<請求項9に係る発明の説明>
請求項9に係る発明は複数の送信部を順に駆動するものである。即ち、複数の送信部を同時駆動することなく時間差をおいて順に駆動し、複数の送信部からの温度情報の送信タイミングをずらすものである。
請求項1〜5に係る発明によれば、調理器具から無線送信される温度情報を調理器具のセット姿勢に応じた受信部で受信することができるので、調理器具をセット姿勢に配慮して使用する不便さが緩和される。
請求項6〜9に係る発明によれば、加熱調理器の受信部を調理器具のセット姿勢に応じた送信範囲のいずれかに収めることができるので、調理器具をセット姿勢に配慮して使用する不便さが緩和される。
<実施例1>
システムキッチン1の内部には、図1に示すように、キャビネット2が固定されている。このキャビネット2の上面には耐熱ガラス製のトッププレート3が固定されており、トッププレート3はシステムキッチン1の上面から露出している。このトッププレート3は有色不透明に着色されたものであり、キャビネット2の内部はトッププレート3を通して視覚的に認識不能にされている。
トッププレート3には円形状の左マーク4および円形状の右マーク5が形成されている。これら左マーク4および右マーク5は残余部分と異なる色彩に着色されたものであり、調理器具6の載置領域を使用者に表示する目印として機能する。この調理器具6は磁性材製の片手鍋からなるものであり、図2に示すように、容器部8および容器部8から側方に突出する取手部9を有している。前者の容器部8は調理物が投入されるものであり、水平断面が円形状をなしている。
キャビネット2の前面には、図1に示すように、操作パネル10が固定されており、操作パネル10には左操作部11が装着されている。この左操作部11は左マーク4上に調理器具6を載置して調理を行う場合に調理条件を入力するものであり、自動湯沸しキー13と左火力ダイアル14と天ぷらキー15とタイマ16とを有している。また、操作パネル10には右操作部12が装着されている。この右操作部12は右マーク5上に調理器具6を載置して調理を行う場合に調理条件を入力するものであり、右火力ダイアル17とタイマ18とを有している。
キャビネット2の内部には、図3に示すように、左コイル19および右コイル20が収納されている。これら左コイル19および右コイル20は、図2に左コイル19を代表して示すように、円環状のコイルベース21の上面に固定されたものであり、左マーク4の下方および右マーク5の下方に配置されている。
キャビネット2の内部には、図2に示すように、左マーク4の下方に位置してサーミスタからなる左内部温度センサ22が収納されており、左内部温度センサ22の感温部はセンサスプリングのばね力でトッププレート3の下面に押付けられている。この左内部温度センサ22は調理器具6の表面温度Tsをトッププレート3を介して間接的に検出する間接温度検出手段に相当するものであり、左内部温度センサ22のリード線24は左コイル19の内周部およびコイルベース21の内周部に挿入されている。
キャビネット2の内部には、図3に示すように、右マーク5の下方に位置して右内部温度センサ23が収納されており、右内部温度センサ23の感温部はセンサスプリングのばね力でトッププレート3の下面に押付けられている。この右内部温度センサ23はサーミスタから構成されたものであり、調理器具6の表面温度Tsをトッププレート3を介して間接的に検出する。
キャビネット2の内部には、図3に示すように、整流回路25が収納されており、整流回路25の入力端子には商用交流電源26が電気的に接続されている。この整流回路25は交流電源26を直流電源に変換するものであり、ダイオードをブリッジ接続してなるブリッジ回路と平滑コンデンサとから構成されている。
整流回路25の出力端子には2個のインバータ回路27が電気的に接続されている。これら各インバータ回路27は整流回路25からの直流電源を高周波電圧に変換するものであり、ハーフブリッジ形に接続されたスイッチング素子を主体に構成されている。これらインバータ回路27の出力端子には左コイル19および右コイル20が個別に接続されており、左コイル19および右コイル20はインバータ回路27から高周波電流が与えられることに基いて上方の調理器具6を誘導加熱する。
調理器具6の外周面には、図2に示すように、電装品ケース28が固定されている。この電装品ケース28内には外部温度センサ29が固定されており、外部温度センサ29の感温部は容器部8の外周面に上下方向中央部で密着している。この外部温度センサ29は温度検出手段および直接温度検出手段に相当するものであり、容器部8の表面温度Toを直接的に検出するサーミスタから構成されている。
電装品ケース28内には9Vの一次電池からなる鍋側電源30が固定されている。また、電装品ケース28には電池交換口が形成されており、電池交換口には電池カバーが開閉可能に装着されている。この電池交換口は鍋側電源30を交換するための開口部を称するものであり、電池カバーを操作することに基いて開閉される。
鍋側電源30には電源スイッチ31を介して温度データ送信部32が電気的に接続されている。この電源スイッチ31は電装品ケース28に固定された自己保持形のスライドスイッチからなるものであり、プランジャ33がスライド操作されることに基いて給電路を閉成するオン状態および給電路を開放するオフ状態に機械的に保持される。即ち、電源スイッチ31がオン操作されたときには鍋側電源30から温度データ送信部32に9Vの主電源Vinが与えられ、電源スイッチ31がオフ操作されたときには主電源Vinが遮断される。
温度データ送信部32は電装品ケース28内に固定されたものであり、鍋側電源30から主電源Vinが与えられることに基いて自動的に起動し、主電源Vinが遮断されることに基いて自動的に停止する。この温度データ送信部32には電装品ケース28内で外部温度センサ29が電気的に接続されており、温度データ送信部32は外部温度センサ29からの温度信号を検出し、温度信号の検出結果に応じた調理情報を赤外線で送信する。即ち、温度データ送信部32は電源スイッチ31のオン操作に基いて自動的に調理情報の送信動作を開始し、電源スイッチ31のオフ操作に基いて自動的に調理情報の送信動作を停止するものである。
温度データ送信部32は、図4に示すように、電源回路34と電圧検出回路35と発振回路36と温度検出回路37とLED駆動回路38と4個の赤外線LED39と制御回路40とを赤外線送信可能な完成形態に電気的に相互接続することから構成されたものである。この温度データ送信部32は物理的に独立したユニットとして取扱うことが可能な赤外線送信モジュールに相当するものであり、電源回路34は鍋側電源30からの主電源Vinを降圧することに基いて5Vの安定化電源Voを生成する。この電源回路34はシリーズレギュレータから構成されたものであり、温度データ送信部32は電源回路34が生成する安定化電源Voを電源として駆動する。
電圧検出回路35は主電源Vinのレベルに応じた電圧信号を生成するものであり、電圧信号は制御回路40に与えられる。温度検出回路37は外部温度センサ29の抵抗変化に応じたレベルの電圧信号を生成するものであり、電圧信号は制御回路40に与えられる。制御回路40は発振回路36からの8MHzのパルス信号を動作周波数とするマイクロコンピュータからなるものであり、CPU・ROM・RAM・I/Oを有している。尚、制御回路40は送信制御手段に相当するものである。
4個の赤外線LED39は送信手段を構成するものであり、図5に示すように、容器部8の外周部に同一高さに位置して配置されている。これら赤外線LED39は容器部8の外周面に沿って円形状に等角度間隔で配列されたものであり、各赤外線LED39は、図12に示すように、電装品ケース28の窓部を通して容器部8の外周側へ赤外線を斜めに投射するように傾斜配置されている。これら赤外線LED39は1個の赤外線受光回路48を共通の送信対象とするものであり、送信部および赤外線素子に相当する。
図13は赤外線LED39のパルス電流(mA)と調理器具6の載置角度(θ°)との関係を調理器具6の高さ(th)毎に示すものであり、載置角度「0」とは赤外線LED39が赤外線受光回路48に正対した状態を称し(図12参照)、パルス電流とは赤外線LED39を通信可能レベルに発光させるための電流値を称する。このパルス電流は調理器具6の高さ寸法thが大きくなるのに応じて高くなり、載置角度のずれ量θがプラス方向およびマイナス方向へ増えるのに応じて高くなる。このパルス電流は鍋側電源30の電池寿命の関係から50mA程度しか確保することができない。各赤外線LED39の指向角2θ°は高さ寸法thが「5cm」の浅鍋の調理器具6から高さ寸法thが「20cm」の深鍋の調理器具6の全てに対して50mA程度のパルス電流で赤外線通信することを目的に設定されたものであり、各赤外線LED39の指向角2θは共通値「140°」に設定され、4個の赤外線LED39の赤外線通信可能な合計領域は調理器具6を左マーク4上に載置した状態で円環状に繋がるように設定されている。
制御回路40のROMには制御プログラムが記録されている。この制御プログラムは制御回路40のタイマ回路からINT信号が出力されることに基いて起動するものであり、1)電圧検出処理・2)温度検出処理・3)データ送信処理を有している。このINT信号の出力は設定時間毎(具体的には1sec毎)に行われるものであり、制御回路40は制御プログラムを設定時間毎に起動することに基いて1)電圧検出処理〜3)データ送信処理を設定時間毎に当該順序で実行する。以下、1)電圧検出処理〜3)データ送信処理について説明する。
1)電圧検出処理
制御回路40のCPUは電圧検出回路35からの電圧信号をA/D変換する。この電圧信号のA/D変換結果に基いて主電源Vinの電圧レベルを検出し、電圧レベルの検出結果をROMに予め記録された判定値と比較する。そして、電圧レベルの検出結果が判定値を上回ることを検出したときには主電源Vinが正常レベルにあると判断し、電圧レベルの検出結果が判定値を下回ることを検出したときには主電源Vinが異常レベルにあると判断する。この異常レベルとは制御回路40が正常に処理動作を行うことができなくなる直前の電圧レベルを称するものであり、電圧検出処理とは鍋側電源30の消耗の有無を設定期間毎に判定する処理である。
2)温度検出処理
制御回路40のROMには、図6に示すように、温度検出回路37からの電圧信号(V)と調理器具6の表面温度To(°C)との関係が記録されており、制御回路40のCPUは温度検出回路37からの電圧信号をA/D変換し、電圧信号のA/D変換結果に応じた表面温度ToをROMの記録データから取得することに基いて調理器具6の直接的な表面温度Toを検出する。例えば電圧信号のA/D変換結果が「4.1V」であるときには表面温度Toとして「75°C」を検出する。即ち、温度検出処理とは調理器具6の直接的な表面温度Toを設定期間毎に検出する処理である。
3)データ送信処理
制御回路40には、図4に示すように、LED駆動回路38を介して4個の赤外線LED39が電気的に接続されており、制御回路40のCPUは1)電源電圧Vinの検出結果および2)表面温度Toの検出結果に基いて駆動信号を生成する。そして、LED駆動回路38を駆動信号に基いて駆動制御することで4個の赤外線LED39を循環的な設定順序で発光制御し、4個の赤外線LED39から1)電源電圧Vinの検出結果および2)表面温度Toの検出結果を含む調理情報を赤外線で順に送信する。このデータ送信処理は制御プログラムが起動する毎に実行されるものであり、4個の赤外線LED39は第1の赤外線LED39→第2の赤外線LED39→第3の赤外線LED39→第4の赤外線LED39→第1の赤外線LED39・・・の順序で1sec毎に順に発光することに基いて調理情報を赤外線で無線送信する。
LED駆動回路38の駆動信号は制御回路40が設定周波数(具体的には「31.25kHz」)および設定デューティ比のキャリア信号を変調することで生成するものであり、キャリア信号の変調はオンオフ期間を変更することで行われる。即ち、データ送信処理とは駆動信号を生成し、4個の赤外線LED39を駆動信号に基いて発光制御することで4個の赤外線LED39から調理情報を設定順序で無線送信する処理である。
図7の(a)および(b)は制御回路40が生成する駆動信号を示すものであり、駆動信号はヘッダS1と電池残量データS2と鍋データS3と温度データS4とストップビットS5とから構成されている。ヘッダS1は駆動信号の送信開始を通知するものであり、キャリア信号を5msecオンおよび3msecオフすることで生成される。ストップビットS5は駆動信号の送信終了を通知するものであり、キャリア信号を1msecオンおよび3msec以上オフすることで生成される。電池残量データS2〜温度データS4はビット「0」およびビット「1」の組合せでデータの内容を特定するものであり、ビット「0」はキャリア信号を1msecオンおよび1msecオフすることで生成され、ビット「1」はキャリア信号を1msecオンおよび2msecオフすることで生成される。
電池残量データS2は鍋側電源30の消耗の有無を特定する1ビットデータからなるものであり、制御回路40のCPUは1)電圧検出処理で主電源Vinが正常レベルにあることを判断したときには直後の3)データ送信処理で電池残量データS2として「0」を設定し、主電源Vinが異常レベルにあることを判断したときには直後の3)データ送信処理で電池残量データS2として「1」を設定する。鍋データS3は調理器具6の種類・材質・大きさ等を特定する固有データであり、制御回路40のROMに予め記録されている。この鍋データS3は3ビットデータからなるものであり、制御回路40のCPUは3)データ送信処理毎に鍋データS3として同一の記録データを設定する。温度データS4は調理器具6の表面温度Toを特定する8ビットデータからなるものであり、制御回路40のCPUは2)温度検出処理の検出結果Toを直後の3)データ送信処理で温度データS4に設定する。この温度データS4は温度情報に相当するものであり、例えば2)温度検出処理の検出結果Toが「75°C」であるときには温度データS4として「11010010」が設定される。
キャビネット2の内部には、図3に示すように、インバータ制御部41が収納されている。このインバータ制御部41は両インバータ回路27を個別にスイッチング制御するものであり、制御回路42・駆動回路43・駆動回路44・温度検出回路45・カレントトランス46・入力電流検出回路47・赤外線受光回路48を有している。
制御回路42はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPU・ROM・RAM・I/Oを有している。この制御回路42には左操作部11が電気的に接続されており、制御回路42は左操作部11の操作内容に応じて調理条件を設定し、調理条件の設定結果に基いて駆動信号を生成する。この制御回路42には駆動回路43を介して一方のインバータ回路27が電気的に接続されており、駆動回路43は制御回路42からの駆動信号に基いて一方のインバータ回路27をスイッチング制御し、左コイル19に高周波電流を流すことに基いて調理器具6を左操作部11の操作内容に応じた態様で誘導加熱する。尚、制御回路42は加熱制御手段に相当するものである。
制御回路42には右操作部12が電気的に接続されており、制御回路42は右操作部12の操作内容に応じて調理条件を設定し、調理条件の設定結果に基いて駆動信号を生成する。この制御回路42には駆動回路44を介して他方のインバータ回路27が電気的に接続されており、駆動回路44は制御回路42からの駆動信号に基いて他方のインバータ回路27をスイッチング制御し、右コイル20に高周波電流を流すことに基いて調理器具6を右操作部12の操作内容に応じた態様で誘導加熱する。
温度検出回路45は左内部温度センサ22および右内部温度センサ23の抵抗変化に応じたレベルの左電圧信号および右電圧信号を生成するものであり、制御回路42は温度検出回路45からの左電圧信号および右電圧信号をA/D変換することに基いて調理器具6の表面温度Tsを間接的に検出し、表面温度Tsの検出結果に基いて駆動信号のパルス幅を制御する。
カレントトランス46は交流電源26から整流回路25に与えられる入力電流Iinを検出する電流検出手段として機能するものであり、カレントトランス46には入力電流検出回路47が電気的に接続されている。この入力電流検出回路47は入力電流Iinに応じたレベルの電圧信号を生成するものであり、制御回路42は入力電流検出回路47からの電圧信号をA/D変換することに基いて入力電流Iinの大きさを検出する。
制御回路42は入力電流Iinの検出結果を時間的に積分することに基いて誘導加熱に使用された電気的エネルギー量を検出し、電気的エネルギー量の検出結果と間接的な表面温度Tsの検出結果とをソフトウェア的に処理することに基いて加熱情報を取得する。この表面温度Tsの検出結果は電気的エネルギーの消費結果に相当するものであり、制御回路42は両者の相関関係に基いて調理器具6の材質・重量・大きさ等を加熱情報として取得し、駆動信号のパルス幅を加熱情報の取得結果に基いて制御する。この入力電流Iinの検出結果に応じた加熱情報の取得処理は右コイル20を使用して調理を行う場合に実行されるものであり、左コイル19を使用して調理を行うときには赤外線調理情報の鍋データS3に基いて調理器具6の材質・重量・大きさ等の加熱情報が取得され、駆動信号のパルス幅が加熱情報の赤外線取得結果に基いて制御される。
赤外線受光回路48は赤外線センサおよび信号出力回路をモジュール化してなるものであり、窓部49の下方に配置されている。この窓部49は、図1に示すように、トッププレート3に左マーク4の外周部に位置して形成された透光部分を称するものであり、赤外線受光回路48は、図12に示すように、赤外線の受光面が赤外線LED39に正対するように傾斜配置されている。この赤外線受光回路48は温度データ送信部32からの赤外線調理情報を窓部49を通して受光することに基いて調理データを生成するものである。この調理データは調理情報の認識結果を称するものであり、図7の(c)に示すように、赤外線調理情報の受光結果を包絡検波することで生成される。この赤外線受光回路48は、図4に示すように、制御回路42の割込端子INTに接続されており、制御回路42は調理データのヘッダS1を検出することに基いて割込プログラムを起動し、割込プログラムでヘッダS1に続く電池残量データS2と鍋データS3と温度データS4とをRAMに調理情報として時系列的に格納する。尚、赤外線受光回路48は1個の受信部を有する受信手段・1個の受光部を有する受光手段に相当するものである。
制御回路42には、図3に示すように、報知手段に相当するLED50が電気的に接続されている。このLED50は、図1に示すように、操作パネル10に固定されたものであり、制御回路42のCPUは電池残量データS2として鍋側電源30の消耗「1」を検出したときにはLED50を継続的に発光させることに基いて使用者に鍋側電源30の消耗および交換を報知する。
制御回路42のROMには自動湯沸し調理用のメインプログラムが記録されており、制御回路42のCPUは自動湯沸しキー13のオン操作を検出したときには自動湯沸し調理用のメインプログラムを起動し、メインプログラムに基いて調理内容を制御する。以下、自動湯沸し調理用のメインプログラムについて説明する。
制御回路42は自動湯沸しキー13のオン操作を検出すると、図8のステップS1でRAMをクリアし、調理フラグを昇温処理にリセットする。そして、ステップS2で火力を定格値の3kWに設定し、自動湯沸し調理を3kWの強火力で開始する。この火力は左コイル19の単位時間当りの通電時間をインバータ回路27のオンオフ比によって制御することに基いて調整されるものであり、制御回路42は自動湯沸し調理を3kWのハイパワーで開始すると、ステップS3へ移行する。
制御回路42はステップS3へ移行すると、調理フラグの設定状態を判断する。この調理フラグは自動湯沸し調理の開始に基いて昇温処理にセットされ、昇温処理の終了に基いて保温処理にセットされるものであり、制御回路42はステップS3で調理フラグが昇温処理にセットされていることを検出したときにはステップS4の昇温処理を実行し、ステップS3で調理フラグが保温処理にセットされていることを検出したときにはステップS5の保温処理を実行する。
制御回路42はステップS4の昇温処理へ移行すると、図9のステップS11で赤外線調理情報の有無を判断する。例えば調理器具6の非使用状態ではRAMに赤外線調理情報が存在しないので、制御回路42はステップS11で汎用の調理器具が使用されていることを認識してステップS12へ移行し、汎用の湯沸し調理を行う。
1.汎用の湯沸し調理について
制御回路42はステップS12へ移行すると、左内部温度センサ22からの出力信号を有線で取得することに基いて調理器具の間接的な表面温度Tsを検出する。このステップS12の表面温度Tsの検出処理は設定期間毎(具体的には1sec毎)に行われるものであり、制御回路42はステップS12で表面温度Tsを検出したときには表面温度Tsの検出結果をRAMに有線調理情報として時系列的に格納し、ステップS13へ移行する。
制御回路42はステップS13へ移行すると、RAMから表面温度Tsの最新の格納結果を検出し、ROMに予め記録された判定値Thと比較する。ここで「Ts≦Th(具体的には80°C)」を検出したときにはステップS14へ移行し、表面温度Tsの最新の格納結果をROMに予め記録された判定値Tl(具体的には50°C)と比較する。
制御回路42はステップS14で「Tl≦Ts」を検出すると、ステップS15で火力を2kWに中設定する。即ち、左内部温度センサ22からの出力信号に基いて調理器具の表面温度Tsが判定値Tlに昇温したことが検出されたときには火力が3kWから2kWに下げられ、調理器具が2kWの火力で継続的に加熱される。
制御回路42はステップS13で「Ts>Th」を検出すると、ステップS16で左コイル19を1kWの弱火力で運転する。即ち、左内部温度センサ22からの出力信号に基いて調理器具の表面温度Tsが判定値Th(>Tl)に昇温したことが検出されたときには火力が2kWから1kWに下げられ、調理器具が1kWの火力で継続的に加熱される。
制御回路42はステップS16で火力を弱設定すると、ステップS17で温度変化率ΔTsを演算する。この温度変化率ΔTsは調理器具の単位時間当りの温度上昇度に相当するものであり、制御回路42はRAMから最新の表面温度Tsおよび前回の表面温度Tsを検出し、表面温度Tsの最新の検出結果と前回の検出結果との差を温度変化率ΔTsとして演算する。
制御回路42はステップS17で温度変化率ΔTsを演算すると、ステップS18で温度変化率ΔTsの演算結果をROMに予め記録された判定値ΔTと比較する。ここで「ΔTs<ΔT」を検出したときには調理器具が湯沸し認識温度Twに到達したと判断し、ステップS19で調理フラグに保温処理をセットする。即ち、汎用の自動湯沸し調理は、図10に示すように、左内部温度センサ22からの出力信号に基いて火力を強・中・弱に段階的に変更することに基いて調理器具の加熱状態を段階的に弱めるものであり、調理器具の昇温度ΔTsが鈍ることに基いて終了する。
2.専用の湯沸し調理について
制御回路42は図9のステップS11でRAMに無線調理情報が格納されていることを検出すると、ステップS20へ移行する。この無線調理情報は調理器具6の温度データ送信部32が設定期間毎に赤外線で送信するものであり、制御回路42が外部割込み処理で格納するものである。即ち、RAMに無線調理情報が格納されているときには専用の調理器具6の使用が認識され、専用の調理器具6に応じた態様の自動湯沸し調理が行われる。
制御回路42はステップS20へ移行すると、RAMから最新の無線調理情報の電池残量データS2を検出する。ここで電池残量データS2が「0」であることを検出したときには鍋側電源30が正常レベルにあると判断し、ステップS21でLED50をオフする。また、電池残量データS2が「1」であることを検出したときには鍋側電源30が異常降下していると判断してステップS22へ移行し、LED50をオンすることに基いて使用者に電池切れを報知する。即ち、電池切れ表示は鍋側電源30の異常降下状態で調理が開始されたときは勿論のこと、調理途中で鍋側電源30が異常降下した場合にもオンされる。
制御回路42はステップS23へ移行すると、RAMから最新の無線調理情報の温度データS4を検出する。この温度データS4は温度データ送信部32から赤外線で送信された調理器具6の直接的な表面温度Toであり、制御回路42はステップS23で表面温度Toを検出すると、ステップS24で温度変化率ΔToを演算する。この温度変化率ΔToは調理器具6の単位時間当りの温度上昇度に相当するものであり、制御回路42はRAMから前回の無線調理情報の表面温度Toを検出し、表面温度Toの最新の検出結果と前回の検出結果との差を温度変化率ΔToとして演算する。
制御回路42はステップS24で温度変化率ΔToを演算すると、ステップS25で温度変化率ΔToの演算結果をROMに予め記録された判定値ΔTと比較する。ここで「ΔTo<ΔT」を検出したときには専用の調理器具6が湯沸し認識温度Twに到達したと判断し、ステップS19で調理フラグに保温処理をセットする。即ち、専用の湯沸し調理は、図11に示すように、3kWの強火力で調理器具6を加熱しながら直接的な表面温度Toの赤外線送信結果を検出するものであり、調理器具6の昇温度ΔToが鈍ることに基いて終了する。
制御回路42は図8のステップS3で調理フラグが保温処理にセットされていることを検出すると、ステップS5の保温処理で火力を保温値(<1kW)に初期設定する。そして、無線調理情報が存在するときには無線表面温度Toが湯沸し認識温度Twに保持されるように火力を保温値付近で調整し、無線調理情報が存在しないときには有線表面温度Tsが湯沸し認識温度Twに保持されるように火力を保温値付近で調整する。
上記第1実施例によれば次の効果を奏する。
左コイル19からの磁界の影響を受けず温度勾配の生成物であるトッププレート3が介在されない調理器具6に外部温度センサ29を設け、外部温度センサ29の検出結果に応じた調理情報を無線送信することに基いて調理内容を制御したので、火力の段階的な下降制御を行うことなく調理器具6の現実温度を高精度に検出することができる。このため、調理器具6を強火力で継続的に加熱することができるので、調理物を短時間で目的の状態に仕上げることが可能になる。
調理器具6に複数の赤外線LED39を装着し、キャビネット2内の赤外線受光回路48を調理器具6の載置角度に応じて複数の赤外線LED39の送信範囲のいずれかに収めた。このため、調理器具6を左マーク4上に載置するときに調理器具6の載置角度に気を使う必要がなくなるので、使い勝手が向上する。しかも、複数の赤外線LED39の送信領域の合計を調理器具6の載置状態で360°以上に設定した。このため、調理器具6を左マーク4上にどのような角度で載置したときでも赤外線受光回路48が送信領域内に収まるので、調理器具6の載置角度に全く気を使う必要がなくなる。
複数の赤外線LED39を同時駆動することなく時間差をおいて順に駆動し、複数の赤外線LED39からの調理情報の送信タイミングをずらした。このため、使用電力量が低減されるので、鍋側電源30の電池寿命が長くなる。
上記第1実施例においては、調理器具6および加熱調理器に複数の赤外線LED39および1個の赤外線受光回路48を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば1個の赤外線LED39および複数の赤外線受光回路を設けても良い。以下、当該構成の具体例を図面に基いて説明する。
<実施例2>
キャビネット2内には、図14に示すように、第1の赤外線受光回路51と第2の赤外線受光回路52と第3の赤外線受光回路53と第4の赤外線受光回路54とが収納されている。これら第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54は赤外線センサおよび信号出力回路をモジュール化してなるものであり、左マーク4の外周部に左マーク4と同心状に周方向に等角度間隔で配置されている。これら第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54は1個の赤外線LED39から送信される調理情報を共通の受信対象とするものであり、1個の赤外線LED39から送信される調理情報を上方の窓部49を通して受信する。尚、第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54は受信手段を構成する受信部に相当するものである。
第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54は調理器具6からの調理情報を受信することに基いて異なる電圧レベルのパルス状の包絡信号を出力するものであり、具体的には第1の赤外線受光回路51の出力信号および第2の赤外線受光回路52の出力信号は5Vおよび4.5Vに設定され、第3の赤外線受光回路53の出力信号および第4の赤外線受光回路54の出力信号は4Vおよび3.5Vに設定されている。
第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54は、図15に示すように、選定回路55を介して制御回路42の割込み端子INTに電気的に接続されている。この選定回路55は第1の赤外線受光回路51からの出力信号〜第4の赤外線受光回路54からの出力信号のうち電圧レベルが最高のものを制御回路42の割込み端子INTに選択的に伝達するものであり、制御回路42は選定回路55からの出力信号に基いて図8および図9の処理動作を実行する。この選定回路55は選定手段に相当するものであり、第1のショットキーバリアダイオード56〜第4のショットキーバリアダイオード59および第1の電流制限抵抗60〜第4の電流抵抗63から構成されている。即ち、選定回路55は最高電圧レベルの出力信号によって逆バイアスを発生させ、残りの出力信号をブロックするものである。
キャビネット2内には、図14に示すように、第1の赤外線受光回路51の右端部〜第4の赤外線受光回路54の右端部に位置して遮蔽部材に相当する遮光板64が収納されている。これら各遮光板64は有色不透明に着色された垂直な板状をなすものであり、右マーク5上に調理器具6が載置されたときに調理器具6から投射された赤外線を遮蔽し、第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54が右マーク5上の調理器具6からの調理情報を受信することを防止する。
上記第2実施例によれば次の効果を奏する。
加熱調理器側に第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54を設けたので、調理器具6からの無線調理情報を第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54のうち調理器具6の載置角度に応じたもので選択的に受信することができる。このため、調理器具6を左マーク4上に載置するときに調理器具6の載置角度に気を使う必要がなくなるので、使い勝手が向上する。
第1の赤外線受光回路51の受信結果〜第4の赤外線受光回路54の受信結果のうちから1つを選定した。このため、制御回路42が第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54毎に割込み端子を持つ必要がなくなるので、制御回路42の処理的負担が低減される。
第1の赤外線受光回路51の右端部〜第4の赤外線受光回路54の右端部に遮光板64を配置した。このため、第1の赤外線受光回路51〜第4の赤外線受光回路54が右マーク5上の調理器具6からの調理情報を受信することがなくなるので、例えば左マーク4上および右マーク5上に汎用の調理器具および専用の調理器具6を載置して同時に調理を行う場合に汎用の調理器具が専用の調理器具6からの調理情報に基いて誤制御されることが防止される。
上記第1〜第2実施例においては、調理情報を赤外線で送受信する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば磁気で送受信する構成としても良い。
上記第1〜第2実施例においては、調理情報を自動湯沸し調理に利用したが、これに限定されるものではなく、天ぷら調理・湯煎調理・炒め物調理等、調理器具6を設定温度に加熱して行われる自動調理に利用することができる。
上記第1〜第2実施例においては、外部温度センサ29によって調理器具6の表面温度Toを検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば調理器具6内の調理物の温度を検出し、調理物の温度を調理情報として送信しても良い。この場合、容器部8の内周面に外部温度センサ29を固定すると良い。
本発明の第1実施例を示す図(クッキングヒータの外観を示す斜視図) 専用の調理器具を電装品ケースの破断状態で示す図 インバータ回路部およびインバータ制御部の電気的構成を示すブロック図 温度データ送信部の電気的構成を示すブロック図 専用の調理器具を電装品ケースの除去状態で示す図(aは上面図、bは側面図) 制御回路の検出電圧と認識温度との関係を示す図 (a)は赤外線LEDの駆動信号を示す図、(b)は赤外線LEDから投光される無線調理情報の内容を示す図、(c)は赤外線受光回路から出力される無線調理情報の検波信号を示す図 制御回路の制御内容を示すフローチャート 制御回路の制御内容を示すフローチャート 無線通信機能を持たない汎用の調理器具を使用した場合の自動湯沸し調理内容を示す図 無線通信機能を有する専用の調理器具を使用した場合の自動湯沸し調理内容を示す図 赤外線LEDおよび赤外線受光回路の配置関係を示す図(aは上面図、bは側面図) 調理器具の載置角度と赤外線LEDの駆動電流との関係を示す図 本発明の第2実施例を示す図5の(a)相当図 選定回路を示す図
符号の説明
6は調理器具、8は容器部、19は左コイル(加熱手段)、29は外部温度センサ(温度検出手段)、39は赤外線LED(送信部)、40は制御回路(送信制御手段)、42は制御回路(加熱制御手段)、51〜54は赤外線受光回路(受信部)、55は選定回路(選定手段)、56〜59はショットキーバリアダイオード、64は遮光板(遮蔽部材)を示している。

Claims (9)

  1. 調理器具を加熱する加熱手段と、
    外部から無線で送信される調理器具の温度情報または調理器具内の調理物の温度情報を受信可能な受信手段と、
    前記受信手段の受信結果に基いて前記加熱手段を駆動制御する加熱制御手段とを備え、
    前記受信手段は、温度情報の受信対象が共通な複数の受信部から構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理器具を加熱する加熱手段と、
    外部から無線で送信される調理器具の一の温度情報または調理器具内の調理物の一の温度情報を受信可能な受信手段と、
    前記受信手段の受信結果に基いて前記加熱手段を駆動制御する加熱制御手段とを備え、
    前記受信手段は、複数の受信部から構成され、前記調理器具の一の温度情報または前記調理器具内の調理物の一の温度情報を受信可能に配置されていることを特徴とする加熱調理器。
  3. 前記複数の受信部の受信結果のうちから一つを選定する選定手段を備え、
    前記加熱制御手段は、前記選定手段の選定結果に基いて前記加熱手段を駆動制御することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の加熱調理器。
  4. 前記複数の受信部は、受信結果の出力電圧レベルが相違し、
    前記選定手段は、前記複数の受信部の受信結果のうちから電圧レベルが最高のものを選定するショットキーバリアダイオードを含んで構成されていることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 非正規な方向から送信される温度情報を遮蔽する遮蔽部材を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 調理物が投入される容器部と、
    前記容器部の温度または前記容器部内の調理物の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を無線で送信する送信手段とを備え、
    前記送信手段は、温度情報の送信対象が共通な複数の送信部から構成されていることを特徴とする調理器具。
  7. 前記複数の送信部は、同一の高さに円形状に並べて設けられていることを特徴とする請求項6記載の調理器具。
  8. 前記複数の送信部は、前記容器部を加熱調理器にセットした状態で環状に繋がる送信領域を形成することを特徴とする請求項6〜7のいずれかに記載の調理器具。
  9. 前記複数の送信部を順に駆動することに基づいて温度情報をタイミングをずらして送信する送信制御手段を備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の調理器具。


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