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JP2005286987A - 薄型筐体の支持構造および薄型表示装置 - Google Patents

薄型筐体の支持構造および薄型表示装置 Download PDF

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JP2005286987A
JP2005286987A JP2004222351A JP2004222351A JP2005286987A JP 2005286987 A JP2005286987 A JP 2005286987A JP 2004222351 A JP2004222351 A JP 2004222351A JP 2004222351 A JP2004222351 A JP 2004222351A JP 2005286987 A JP2005286987 A JP 2005286987A
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太祐 佐伯
Yoshito Fujii
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Abstract

【課題】 本体表示部の下方にスタンドがなくても自立させることができ、構成を簡単にできると共に独創的なデザインを可能とする薄型テレビ装置を提供する。
【解決手段】 薄型テレビ装置T1は、液晶表示装置、プラズマディスプレイ等の表示部を薄型筐体である前面ケース2と後面ケース3に収容した本体表示部1と、この本体表示部を設置面から離間した状態で支持する支持体10とを備え、支持体は板状体を水平方向に湾曲あるいは屈曲し、左右の両側部11,12と中心部13とを前後方向にずらして形成され、支持体の底面を設置面に対接させスタンドに兼用している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄型表示装置およびこの種装置の薄型筐体を支持する構造に係り、特に、スタンド等の自立用の部材を備えなくても自立させることができる薄型表示装置および薄型筐体を支持する構造と、DVD(Digital Versatile Disc)、VTR(Video Tape Recorder)、CD(Compact Disc)等の他のAV機器の機能部を並設することで多機能とすることができる薄型表示装置に関する。
従来、この種の薄型表示装置としては、液晶パネル、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescence)パネル等の薄型ディスプレイを備えるテレビ本体部と、このテレビ本体部の下方に固定されたスタンドとを備えている。すなわち、薄型ディスプレイを備えるテレビ本体部は、奥行きが小さいため自立することができず、本体部の筐体の下方にスタンドを連結し、このスタンド部でテレビ本体部を垂直状態に支持している。
近年、液晶テレビ等の平面型表示装置が普及し、表示性能の向上とともに大型化する傾向がある。このような平面型表示装置を直立させて設置面に設置するためには、支持装置が必要とされる。平面型表示装置の支持装置としては、安定性を確保するため、設置面に対する設置部が平面形状をなし平面型表示装置の前方へ突出するような構成のものが知られている(特許文献1)。
また、従来のスタンド一体型液晶テレビとして、特許文献2に記載のDVD一体型液晶テレビは、前キャビネットと後キャビネットから構成される筐体内に液晶パネルユニットが収納され、筐体を保持するスタンドを備えている。そして、前キャビネットの下部言い換えれば液晶ユニットの下部にDVDが収納されている。
さらに、特許文献2に記載のDVD一体型液晶テレビと同様に、例えば薄型テレビ装置とDVD、VTR等を一体化した複合機や、薄型テレビ装置とサラウンド機能を有するオーディオ機器とを一体化した複合型のAV機器等がある。
特開2002−215053号公報 特開2001−332074号公報([0013]〜[0015])
ところで、前記構造の薄型テレビ装置は、液晶表示部を備えるテレビ本体部の下方に、テレビ本体部を自立させるためのスタンド部を備えており、薄型テレビ装置の外装構造はテレビ本体部とスタンド部とを備え、構成が複雑となっていた。また、薄型のテレビ本体部を安定した状態で自立させるには、スタンドの奥行きを大きくとる必要があり、特に大型の薄型テレビになる程この奥行き寸法を大きくして安定支持するようにしている。このため、薄型テレビの特徴である本体部の薄型のデザインの特徴が十分生かしきれていない課題があった。そして、スタンド部は上部のテレビ本体部を支持するため、前方あるいは後方に大きく突出し、突出するスタンド部によりテレビ本体部の前方に物を置くことは不可能であった。さらに、テレビ本体部に衝撃等が加わると、その荷重はスタンド部と筐体との連結部分に集中するため、この連結部分を補強するための特別な機構が必要であった。
また、表示画面が大型になるとユーザーが使用時の視線位置が高くなってしまうので、表示パネルの真下ではなく該表示パネルの背面にスタンドを取り付けて薄型テレビ装置の全高長を低く抑えるようにしたとき、該表示パネル部の重量が重いために該表示パネルの重心センターと背面のスタンド部の重心センターとがずれる。このため該表示パネル部が前方向に傾くのを抑制するためにスタンド部の構造を特殊構造にして強度と安定性とを維持する課題を有していた。
また、前記の薄型テレビ装置は、梱包して運送する場合に例えばテレビ本体部とスタンド部とを分離して収納し、ユーザー宅で再度組み立てる作業が必要となる。しかるに、大型機器になるとテレビ本体部の重量が重いために一般のユーザーでは組み立てができなかったり、サービスマンが組み立てる場合でも組立作業時におけるビスの取り付け、取り外し作業が煩雑となり、作業時間コストも高くかかる等の課題があった。
そして、薄型テレビ装置と一緒に他のAV機器を使用するシステムを構築するときに、薄型テレビ装置用のスタンド形状を生かした一体的な収納スタンド構造の必要性が高まってきた。さらに、複合機一体型テレビ装置では、例えば内蔵のVTRが故障したときには、修理の際テレビ装置ごと修理する必要があり、ユーザーはその間テレビ装置を使用できず非合理的であり、サービス時のユーザーの不便さを解消するスタンド一体型薄型テレビ装置が望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、薄型テレビ装置等に好適に用いることができ、薄型筐体の下方にスタンドがなくても自立させることができ、構成を簡単にできる薄型筐体を支持する構造を提供することにある。また、自立させるスタンドを不要とし、薄型テレビの有する本来の特徴を維持したままスタンド一体型デザインの自由度を高めることができ、独創的なデザインを可能とする薄型筐体の支持構造を提供することにある。さらに、テレビの本体表示部の下方空間を、VTR等の他のAV機器を置くためのスペースとして有効利用できる薄型テレビ等の薄型表示装置を提供することにある。そして、薄型テレビ装置をスタンドに取り付ける場合でも、ユーザー自身が特別な取り付け工具を使用しないで簡単に着脱できるようにして、テレビ本体部とスタンド部の組み立てコストを限りなく安価にすることにある。また、複合機の場合でも、故障した機器のみを取外して修理することができ、ユーザーやサービスマンにとって都合のよい複合機を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る薄型筐体の支持構造は、底面をフロア面等の設置面との対接部とし水平方向に湾曲あるいは屈曲した板状の支持体と、該支持体に支持された薄型筐体とを備えることを特徴としている。
このように構成された本発明に係る薄型筐体の支持構造は、水平方向に湾曲あるいは屈曲した板状の支持体の底面をフロア面等の設置面としているため、支持体の底面で薄型筐体を支持して別部材のスタンドを備える必要がなく構成を簡単とすることができる。また、機能重視のスタンドを不要にできるため、薄型テレビ装置のデザインの特徴を十分に生かした、独創的なデザインを可能とすることができる。また、支持体への薄型筐体の支持手段は固定ビス等で可能なため、組み立て作業が容易で、作業時間を短縮することができる。
本発明に係る薄型筐体の支持構造の他の態様としては、薄型筐体を設置面から離間して支持する支持構造であって、板状体を水平方向に湾曲あるいは屈曲して支持体を形成し、該支持体の水平方向の両側部に対して中心部を後退させて凹部を形成し、該凹部内に前記薄型筐体を支持することを特徴とする。板状体の外形は正面視で長方形状が好ましく、湾曲あるいは屈曲したとき自立できる強度を備える合成樹脂の板材で、4つの角部にアールをつけることが好ましい。
前記のごとく構成された本発明の薄型筐体の支持構造は、例えば矩形状の板状体を湾曲あるいは屈曲し、左右の両側部と中心部とを奥行き方向にずらして支持体を構成しており、左右の縦辺の下端と中央部の下端で自立するため、別部材のスタンドを備える必要がなく構成を簡単とすることができる。このように機能重視のスタンドを不要にできるため、薄型テレビ装置のデザインの制約を除くことができ、独創的なデザインを可能とすることができる。例えば板状体を湾曲させて略円筒面の一部で支持体を構成すると、この支持体は下端の円弧状の底面をフロア面等の設置面に対接して自立することができ、湾曲した板だけの独創的なデザインを有する薄型テレビ装置の構成が可能となる。また、支持される薄型筐体の重心を支持体の前後方向の中央部に設定することができ、支持状態を安定させることができる。さらに、支持体への薄型筐体の支持は特殊構造とする必要がなく、容易に支持させることができると共に、コストダウンを達成できる。
また、本発明に係る薄型筐体の支持構造の好ましい具体的な態様としては、前記支持体は、円筒面の一部で形成され、この円筒面の凹部内に前記薄型筐体を支持することを特徴としている。この構成によれば、薄型筐体を電気機器に使用する場合、重量の大きい薄型筐体部分の重力は円筒面の凹部内に作用し重心が安定するため、薄型テレビ装置等の安定性を増すことができる。薄型筐体と支持体との支持固定は広い範囲でできるため、固定状態が安定する。
前記支持体は、両側部が前出すると共に中心部が後退し、中心部から前方に両側部を結ぶ線より突出して延出する前方延出部、および/または中心部から後方に延出する後方延出部とを備え、前方延出部および後方延出部の少なくとも先端部を設置面に対接させるように構成すると好適である。このように構成すると、前方延出部および後方延出部が支持体の前後方向の倒れを防止し、スタンド機能を安定させることができるため、薄型筐体を有する液晶テレビ等を安定して自立させることができる。すなわち、薄型筐体の重心を支持体の前方延出部と後方延出部との間に位置させることができ、薄型電気機器等の薄型筐体の重心と接近あるいは一致させることができる。
薄型筐体の後部と支持体との間に、上下に連通する間隙を形成すると好ましい。このように薄型筐体の後部と支持体との間に間隙を形成すると、薄型筐体を電気機器等のケースとして用いたとき、電気機器から発生する熱気を上下に連通する間隙を利用して、効率良く排気することができる。
さらに、本発明に係る薄型筐体の支持構造の好ましい具体的な他の態様としては、前記薄型筐体の支持構造は、薄型電気機器の支持構造であることを特徴とし、前記薄型電気機器は、薄型筐体内に液晶表示装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、LEDディスプレイ等の薄型表示部を備えることを特徴としている。この構成によれば、液晶テレビ等の薄型電気機器を安定した状態で立たせることができ、構成を簡単にできる。また、機能重視のスタンドを省略でき、デザインの制約を取去ることができる。
また、本発明に係る薄型筐体の支持構造において、前記支持体は、少なくとも内面側に棚状の板部材を有するように構成すると好ましい。そして、前記支持体は、開口部が設けられていると好適であり、前記開口部は、前記板部材の上方位置に設けられていることが好ましい。このように構成すれば、支持体の内面側に設けた棚状の板部材を利用してVTR等の他の機器を設置することができ、板部材の上方に位置する開口部から接続用のコード類を通して支持体に支持された薄型電気機器等に接続することができる。また、設置された他の機器が故障したときは、この機器のみを取外して修理に出すことができ、サービスマンにとって好都合となる。そして、支持体に支持された薄型テレビ等の薄型電気機は使用することができるため、ユーザーにとって好都合となる。
本発明に係る薄型表示装置は、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、LEDディスプレイ等を筐体に収容した本体表示部と、この本体表示部を設置面から離間した状態で支持する支持体とを備え、この支持体は板状体を水平方向に湾曲あるいは屈曲し、左右の両側部と中心部とを前後方向にずらして形成され、この支持体の底面を設置面に対接させスタンドに兼用したことを特徴とする。この構成によれば、薄型の本体表示部を安定した状態で自立させることができ、独創的なデザインを可能とする。また、別体のスタンドが不要であり、構成を簡単にできると共に、薄型本体部の重心を支持体の前後方向にずらした左右の両側部と中心部との間に位置させて、支持状態を安定させることができる。
また、前記薄型の本体表示部に並べて支持体を湾曲あるいは屈曲して形成した空間内に他の機能部を配置することが好ましい。本体表示部や他の機能部を、上下に並べて配置することが好ましく、単独で取外すことができると好ましい。他の機能部としては、薄型表示装置と連携してまたは単独で作動するAV機器および/または付属機器がある。
このように構成された薄型テレビ装置は、本体表示部に並べて他の機能部を並設することができ、設置面積を増やすことなく他の機能部を配置することができる。特に、複数の機能部を並設するときには、設置面積が過大とならず好ましい。また、支持体の、湾曲あるいは屈曲して形成した空間内に他の機能部を配置するため、他の機能部の重心も支持体の前後方向にずらした左右の両側部と中心部との中間に位置させることができ、転倒等を確実に防止することができる。
前記の薄型表示装置において、前記支持体は、少なくとも内面側に棚状の板部材を有することが好ましく、前記支持体は、開口部が設けられているとより好ましい。そして、前記開口部は、前記板部材の上方位置に設けられていると好適である。このように構成された薄型表示装置では、支持体の内面側に設けた棚状の板部材を利用してVTR等の他の機器を設置し、板部材の上方に位置する開口部から接続用のコード類を通して支持体に支持された薄型電気機器等に接続することができ、他の機能部を効率良く設置することができる。
本発明によれば、例えば液晶テレビ装置等の薄型表示部を収容した薄型筐体を、板材を湾曲あるいは屈曲した支持体に支持させることによりスタンド部分を省略でき、構成を簡単にすることができる。また、板材を湾曲あるいは屈曲したシンプルなデザインの支持体を使用しており、独創的なデザインの薄型テレビ装置とすることができる。そして、支持される薄型筐体部や薄型表示部の重心を、支持体の前後方向の中間に位置させることができ、転倒等を防止して安定させることができる。さらに、付属機器等を効率良く配置することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る薄型筐体を支持する支持構造を薄型電気機器として薄型テレビ装置に用いた第1の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本実施形態に係る薄型テレビ装置の斜視図、図2は図1の正面図とその中央縦断面図、図3は図2の平面図、図4は図2の背面図、図5は取付け部の要部拡大断面図、図6はスタンド機能を模式的に示す説明図である。
図1〜6において、薄型テレビ装置T1は、液晶ディスプレイを備える薄型の本体表示部1と、この本体表示部を支持する支持体10とを備えている。本体表示部1は、液晶ディスプレイの画面が30インチの場合、縦横の寸法は45cm×75cm程度で厚さは9cm程度の薄型の直方体状をしている。本体表示部1は液晶ディスプレイの前面の外周に位置する前面ケース2と、この後ろ側に位置する後面ケース3とを連結して筐体として構成されている。
両ケース2,3内には、液晶ディスプレイやバックライト、回路部品等の図示していない種々の機能部品が収容されている。後面ケース3の上部壁面には、内蔵される液晶ディスプレイやバックライト用の光源等から発生する熱を排出するためのスリット3aが形成されている。また、図示していないが、後面ケースの下方には通気用のスリットが形成され、スリット3aと共に、ケース2,3内の内部換気を行う。なお、換気用のファンを備えて強制換気することが好ましい。
支持体10は、一例として1辺が0.8〜1m程度の長方形状あるいは正方形状の透明アクリル板を、水平方向に湾曲させて形成しており、この実施形態では厚さが10mm程度で曲率半径を50〜60cm程度に設定した緩やかな曲面として曲成され、円筒面の一部で形成されている。支持体は両側部11,12が前出し、中心部13が後退するように湾曲され、水平方向断面が前方に開くように湾曲し前方側に空間として凹部14が形成されている。この結果、支持体10は左右の端辺が直線状であり、両側部11,12と中心部13とを前後方向にずらして形成される。このように形成された支持体10は、前後方向の奥行き幅Hが25〜30cm程度と大きくなるように設定され、底面をフロア面やテーブル等の設置面に対接させて自立できる形状をしている。
支持体10と本体表示部1との連結は、支持体の凹面と本体表示部1の後面ケース3の傾斜面とが対接した状態で支持体を水平方向に貫通する取付け孔に固定用のボルト5…等を貫通させ、本体表示部1のケース内のフレーム6等に強固に固定している。本実施形態では4本のボルト5…を貫通させて、支持体に本体表示部を支持固定している。固定用のボルト5…の固定位置は、本体表示部1の外周側に位置して幅W1が大きく、上下の幅はSに大きく設定され、本体表示部1は凹部14の奥行きの略中央H1に位置している。固定用のボルト5…の外周には、保護と装飾を兼ねるキャップ7が装着されている。なお、固定用のボルト5…はフレームではなく、直接ケースにねじ込んでもよい。
このように、本体表示部1は支持体10の凹部14内で支持体に側方から対接し、固定用のボルト5…等を側方から貫通させて支持固定されている。このため本体表示部1の全荷重はスタンド機能を有する支持体10の板面で支持され、支持体はスタンドを兼用して底面が設置面に対接する。そして、支持体10の奥行きHが前記のように大きく設定され、筐体を構成する前面ケース2と後面ケース3とが薄型であるため、本体表示部1の後面ケース3と支持体10との間に上下に連通する間隙8が形成される。この実施形態では、本体表示部1は凹部14内に完全に位置している。すなわち、凹部14は図3において両側部11、12を結ぶ線と外装体10の凹面とで画成され、この範囲内に本体表示部1は位置して支持されている。
支持体10の底面が例えばフロア面と対接し、薄型テレビ装置T1はフロア面上に設置される。この設置された状態では、図6に示すように、支持体10の両側部11,12と中心部13を結ぶ概略二等辺三角形15の設置範囲が規定される。この二等辺三角形は幅がWであり、その高さ(すなわち奥行きに相当する)Hが大きくなると、支持体10の奥行きが大きくなり、設置状態が安定する。支持体10の底面の両側部と中心部の3個所にゴム脚等の突起部を固定してもよい。前後方向の奥行き幅が大きくなるとフロア面等に設置したときに安定度が増すが、設置範囲は大きくなる。
支持体10の中心部、すなわち、本体表示部1の背面の正面から見えにくい位置には、本体表示部への電源の供給、信号線の供給や、他のビデオ機器へのコードを接続するためのケーブル孔を形成すると好ましい。なお、このケーブル孔は必ずしも必要でなく、ワイヤレスで供給する場合には不要となる。
前記の如く構成された本実施形態の薄型テレビ装置の作用について以下に説明する。この実施形態の薄型テレビ装置T1は、板状体を水平方向に湾曲させた支持体10と、この支持体に支持固定された本体表示部1とから構成され、支持体を貫通する取付け孔に固定用のボルト5…を通して本体表示部1の後面ケース3を固定する。支持体10の凹部14に支持された本体表示部1は、上下に連通する間隙8がケース2,3の後部に形成される。このように本体表示部1を支持体10に固定すると、本体表示部1の重心が前記した二等辺三角形15の内部に位置するため、設置状態が良好となる。また、本体表示部1が設置面(支持体10の底面)から浮いた状態に見え、スタンド部分がなく、支持体10が透明で見えないため、独創的なデザインを可能とする。
本体表示部1と支持体10とを固定するボルト5…から鉛直方向に下ろした垂線が支持体10の底面と交差する作用点Xを基準として、後方側の中心部13までの距離と、前方側の支持体両側部11,12との距離が略等しくなるように設定すると、すなわち、支持体10の前後方向の奥行きHの略中心に前記の作用点Xが位置するように設定すると、薄型テレビ装置T1は安定性が良くなって好ましい。反対に、作用点が前方側に位置すると前方側に倒れやすく、作用点が後方側に位置すると後方側に倒れやすくなる。
このように、本実施形態の薄型テレビ装置T1は、本体表示部1がスタンド機能を有する支持体10で支持されており、支持体は長方形状の平板を水平方向に湾曲させた形状をしているため、支持体の湾曲した底面でフロア面や床面と対接して本体表示部1をフロア面から所定の距離だけ持ち上げた状態に安定して支持することができる。このように本体表示部1の下方にスタンドがないため、本体表示部の下方空間を有効に利用することができる。例えば、この空間部分に増設用のスピーカ装置や、薄型テレビ装置T1と連携して作動させる各種のAV機器、付属機器等を設置することができる。
本実施形態の薄型テレビ装置T1は、支持体10と本体表示部1の後面ケース3とが複数の個所で固定され、複数の個所が本体表示部の背面の上下左右の端部に散在し、水平方向の幅がW1に、垂直方向の幅がSに設定されているため、従来のスタンドを有するテレビ装置のように本体表示部の底面の狭い面積の中心部の1点を支持する構成と比較して支持状態が安定している。このため、本体表示部1に予期しない力や衝撃が加わったときでも、支持部分が破損することを防止できる。また、支持体10への本体表示部1の支持は、ボルト等で容易に固定でき、組み立てる際の作業時間を短縮できる。そして、特殊な結合構造を必要とせず、構成を簡略化できる。さらに、一般ユーザーでも、支持体10と本体部1とを容易に着脱できて好ましい。
本体表示部1は上部に排熱用のスリット3aが形成されており、薄型テレビ装置の観賞時にこのスリットから排出された熱気は支持体10に沿って上昇する。後面ケース3と支持体10との間には間隙8が形成され、この間隙は上下方向に連通して上下が開放されているため、熱気の放出が効率良く行える。また、薄型テレビ装置を壁面に接近させて設置しても、排熱用のスリット3aが壁面と離れるため、上昇気流を妨げず、排熱の上昇気流による壁面の汚損を防止することができる。
(第2の実施形態)
つぎに、本発明の第2の実施形態を図7〜9に基づき詳細に説明する。図7は本発明に係る薄型筐体を支持する構造を薄型テレビ装置に適用した第2の実施形態の正面図、図8は図7の平面図、図9は図7の中央縦断面図である。なお、この実施形態は前記した実施形態に対し、薄型テレビ装置は本体表示部に並べて他の機能部を配置していると共に、支持体は前後に延出する延出体を備えていることを特徴とする。他の機能部は複数配置してもよい。そして、他の実質的に同等の構成については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態に示す薄型テレビ装置T2は、本体表示部1Aを支持する支持体20を備えており、この支持体は板状体を水平方向に湾曲して形成され、両側部21,22が前出すると共に中心部23が後退し、支持体の前方が空間となっており、凹部24が形成されている。そして、支持体20は中心部23から前方に両側部21,22を結ぶ線より突出して延出する前方延出体25と、中心部23から後方に延出する後方延出体26とを備えている。前方延出部25および後方延出部26は、少なくとも先端部を設置面に対接させるものであり、図示の例では全面が設置面に対接している。この前方延出部25および後方延出部26は、奥行き幅を増すことでスタンドとして機能する支持体20が前後方向に倒れるのを防止する機能を有する。
すなわち、支持体20の下端には、比較的厚手の強度を有する金属板材を直角に屈成して固定部を形成した前方延出部25と、同様に固定部を形成した後方延出部26とがボルト等で前後方向に延出した状態で固定されている。ボルトは1ヶ所のみ図示しているが、正面から見た幅方向の複数個所で固定しており、前方延出部25および後方延出部26を支持体20に強固に結合している。前方延出部25は、支持体の両側部を結ぶ線より突出し支持体の奥行きを増やしており、突出量が大きいほど支持体の奥行きが大きくなって安定性が増す。前方延出部および後方延出部の上部にはカバー25a,26aが装着され、ボルト部分を覆うと共に装飾を施すものである。また、後方延出部26も同様に支持体20の後方の奥行きを増やすために固定され、安定性の向上に寄与している。前方延出部25および後方延出部26は、一方のみを固定することでも支持体20の安定性を向上させることができる。
このように支持体20の底面から延出する前方延出部25および後方延出部26を備えるように構成すると、支持体20自体の湾曲度合い、すなわち曲率半径が小さくて奥行きが小さい場合でも、支持体20を安定した状態で自立させることができる。このため、支持体20の曲率半径を小さくでき、製造が容易となる。なお、図示の例では、前方延出部25および後方延出部26は平面視で外周側が円弧でアーク状に形成されているが、直線状でもよく、長方形状に延出するものでもよい。また、前方延出部および後方延出部の上面を平坦とすることで、ビデオ機器等の他の機器を載置する台として機能させることもできる。
この第2の実施形態では、本体表示部1Aは凹部24内に完全に位置している。すなわち、凹部24は図8,9において両側部21、22を結ぶ線と外装体20の凹面とで画成され、この範囲内において、本体表示部1Aはその前端が凹部24の前端と一致するように位置して支持されている。なお、本体表示部は、その一部が凹部内に位置するように支持されていればよく、例えば本体表示部の前端が凹部から僅かに突出するように支持されている場合でも、本発明が構成される。
また、支持体20には、他の機能部として、増設用のスピーカ部27が本体表示部1Aの下方空間に並べて配置され、本体表示部1Aと共に支持体を湾曲あるいは屈曲して形成した空間内に配置されている。このスピーカ部27は本体表示部1Aの左右に設置した本体スピーカ部1a,1bと共に出力するもので、例えばサブウーハとして機能し、2.1ch(チャンネル)サラウンドのスピーカ装置とするものである。スピーカ部27は本体表示部1Aと接するように配置してもよい。
なお、サブウーハに限らず、センタースピーカの機能を有するスピーカ部を備え、3.1chのスピーカ装置としてもよい。スピーカ部27は本体表示部1Aと同様に、支持体20を貫通する取付け孔が形成され、この取付け孔を通して固定用ボルト等を用いて支持体に固定され、キャップ7でボルトを隠している。この固定状態も、スピーカ部の外周近傍を固定できるため、支持体に安定して固定できる。
この実施形態においては、支持体20に支持された本体表示部1Aの上部や下部に、必要に応じて他の機能部を配置することができ、ビデオデッキやハードディスク装置等の複数の機能部を装着しても設置面積が増えず、機能的に配置することができると共に、デザイン的にも一体感があって好ましい。また、ビデオデッキ等の付属機器が故障したときには、固定用のボルトを緩めて故障した機器のみを取外すことができ、ユーザーはテレビを観賞することができるため好都合となる。そして、修理する場合には、付属機器のみを外した状態で修理できるため、修理作業が容易に行える。
(第3の実施形態)
さらに、本発明の第3の実施形態を図10に基づき詳細に説明する。図10は本発明に係る薄型筐体の支持構造を薄型テレビ装置に適用した第3の実施形態の斜視図である。なお、この実施形態は前記した実施形態に対し、薄型テレビ装置は水平方向に屈曲した支持体を備えることを特徴としている。そして、他の実質的に同等の構成については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態の薄型テレビ装置T3は、薄型の本体表示部1と、この本体表示部を支持する支持体30とを備えている。支持体30は、厚さが10mm程度の板状体の両端部を水平方向に45〜50度程度の角度で屈曲している。これにより、支持体30は両側部31,32が前方に突出し、中心部33が後退する形状となっている。そして、両側部31,32と中心部33に囲まれた空間部分が凹部34となっており、この凹部内に本体表示部1が支持固定されている。
この実施形態においても、本体表示部1の凹部内の下方には空間が形成されており、この空間部にビデオデッキ等の他の付属機器35が固定されているため、設置面積が増えることはない。また、スタンドが不要で、構成を簡単にでき、独創的なデザインが可能となる。この実施形態の場合も、本体表示部1や他の付属機器35が故障したときには、故障した部分のみを容易に取外すことができ、その部分のみを修理できるため、ユーザーに好都合であると共に、修理も容易に行える。
この実施形態においては、本体表示部1と支持体30との間に、上下方向に貫通する間隙が形成されないが、本体表示部1のスリット3aから排出される熱気は支持体30の表面に沿って上昇することができ、効率の良い排気が可能となる。また、上昇気流に伴う壁面への汚れの付着は、支持体によって防止される。
(第4の実施形態)
図11〜15に、本発明の第4の実施形態に係る薄型表示装置の支持体および平面型表示装置を示す。図11は平面型表示装置の斜視図、図12は正面図、図13は側面図、図14は背面図、図15は上面図である。
支持体41は、透明で湾曲した板状部材で構成されているが、勿論透明でなくてもかまわないものである。平面型表示装置42は、支持体41の内面側に、取付部43でネジ等により取付けられている。なお、支持体41は平面型表示装置42の背板等の筐体の一部として構成することもできる。
第4の実施形態において、支持体41は、図12に示す幅aが1060mm、高さbが1180mm、重量が11kg、湾曲形状が半径1050mmの円弧の一部として構成され、平面型表示装置42は、図12に示す幅cが980mm、高さdが630mm、重量が20kgの37型の液晶ワイドテレビとして構成されている。このような構成により、平面型表示装置42を、直立させた状態で安定して設置することができる。
なお、支持体41の大きさ、重量、湾曲形状は、上記例に限られるものではなく、平面型表示装置42の大きさ、重量等に応じて適宜選定することができるものである。また、取付部43での取付けは、4本のネジの例を示したが、下側の2本を例えば引掛け部とし、上側の2本のネジで固定する等、適宜の変更が可能である。
このように、湾曲した板状部材のみで平面型表示装置42を直立させて設置面に設置することができるので、支持体41は、平面形状の設置部を必要とせず、構成が簡単で、デザイン的にも優れ、薄型の平面型表示装置42に非常に適したものである。
なお、支持体41の形状は、湾曲形状に限定されるものではなく、屈曲させた形状でもよい。例えば、図16に示す支持体44のような多角形状、図17に示す支持体45のような三角形状のように曲折した形状でもよい。いずれの支持体においても、支持体の水平方向の両側部に対して中心部を後退させて形成した凹部内に平面型表示装置42を支持しているため、平面型表示装置42の重心は両側部と中心部との間に位置して安定しており、転倒が防止される。
また、図11に示す支持体41は、平面型表示装置42の背面全体を覆う形状となっているが、図18に示すように平面型表示装置42の背面の一部を覆うような支持体46として構成することもできる。
(第5の実施形態)
図19〜23に、本発明の第5の実施形態に係る薄型表示装置の支持体および平面型表示装置を示す。図19は平面型表示装置の斜視図、図20は正面図、図21は側面図、図22は背面図、図23は上面図である。
第5の実施形態における支持体47および平面型表示装置42は、第4の実施形態とほぼ同様の構成であり、平面型表示装置42は支持体47に取付部51でネジ等により取付けられている。
第5の実施形態において第4の実施形態と異なる点は、まず、板部材48,49が支持体47に設けられている点である。板部材48は、図24の上面図に示すように、曲線部53,54を有する平面状の部材で構成されている。曲線部53は、支持体47の湾曲形状と同じ形状を有しており、支持体47の内面部に取付部52でネジ等により取付けられる。板部材49は、図25の上面図に示すように、曲線部55,56を有する平面状の部材で構成されている。板部材49の上面には、支持体47の湾曲形状と同じ形状の溝57が形成されており、支持体47の設置部が溝57にはまり込む構成となっている。なお、板部材49は、溝57を設けずに、溝57の部分で2つに分割して、支持体47の前面、後面にそれぞれ配置するような構成にしてもよいし、または、前面だけに配置をしてもよい。
更に、第5の実施形態において第4の実施形態と異なる点は、支持体47に開口部50が設けられている点である。板部材48,49は、例えば、図26に示すように、DVDプレーヤやビデオデッキ等のAV機器58,59を設置するための棚板として用いることができる。従って、板部材48,49の上方位置に開口部50をそれぞれ設けておくことにより、AV機器58,59の配線コード類を支持体47の背面方向へ引き出すことができ使い勝手のよいものとなる。
このように構成された第5の実施形態では、AV機器58,59が故障したときには、故障した機器のみを容易に取外すことができ、薄型テレビ等の平面型表示装置は、そのまま使用することができ、ユーザーは薄型テレビ等を観賞することができるため好ましい。また、故障を修理するサービスマンにとっても、故障した機器のみの点検ですむため作業時間を短縮できて好ましい。
なお、板部材および開口部の数、形状、設ける位置等については、必要に応じて適宜選定することができるものである。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、支持体は透明の樹脂から形成したが、透明でなくてもよく、薄く着色した透明体や、不透明のものでもよい。
また、支持体は正面視で長方形としたが、上部を緩やかに湾曲させたり、底面の両側部および中心部を除く部分を窪ませるように段差面にしたり、適宜の形状変更をしてもよい。支持体としては金属板材等の他の材料を湾曲あるいは屈曲したものでもよい。さらに、支持体を湾曲あるいは屈曲するとき、2個所に限らず3個所以上の複数個所で屈曲してもよい。本体表示部等の薄型筐体と支持体との固定はボルトに限らず、他の適宜の固定手段を用いてもよい。
本発明の活用例として、薄型筐体として掛時計や額縁等を支持することができ、他の機器や機材を取り付けることによって電気機器等の筐体や家具等を支持する用途にも適用できる。
本発明に係る薄型筐体を支持する外装構造を、薄型電気機器として薄型テレビ装置に適用した第1の実施形態の斜視図。 (a)は図1の正面図、(b)はその中央縦断面図。 図2の平面図。 図2の背面図。 図3の本体表示部と支持体との取付け部を示す要部拡大図。 スタンド機能を模式的に示す説明図。 本発明に係る薄型筐体を支持する構造を薄型テレビ装置に適用した第2の実施形態の正面図。 図7の平面図。 図7の中央縦断面図。 本発明に係る薄型筐体を支持する構造を薄型テレビ装置に適用した第3の実施形態の斜視図。 本発明の第4の実施形態を示す平面型表示装置の斜視図。 図11の正面図。 図11の側面図。 図11の背面図。 図11の上面図。 第4の実施形態の変形例の上面図。 第4の実施形態の他の変形例の上面図。 第4の実施形態のさらに他の変形例の斜視図。 本発明の第5の実施形態を示す平面型表示装置の斜視図。 図19の正面図。 図19の側面図。 図19の背面図。 図19の上面図。 図19に示す平面型表示装置で使用する一方の板部材の上面図。 図19に示す平面型表示装置で使用する他方の板部材の上面図。 本発明の第5の実施形態の平面型表示装置にAV機器を設置した状態を示す斜視図。
符号の説明
T1,T2,T3:薄型テレビ装置(薄型表示装置)、1,1A:本体表示部、2:前面ケース(薄型筐体)、3:後面ケース(薄型筐体)、3a:スリット、8:間隙、10,20,30:支持体、11,12,21,22,31,32:両側部、13,23,33:中心部、14,24,34:凹部、25:前方延出部、26:後方延出部、27:増設用スピーカ部(他の機能部)35:付属機器(他の機能部)、41,44,45,46,47:支持体、42:平面型表示装置(薄型表示装置)、48,49:板部材、50:開口部、58,59:AV機器

Claims (16)

  1. 底面をフロア面等の設置面との対接部とし水平方向に湾曲あるいは屈曲した板状の支持体と、該支持体に支持された薄型筐体とを備える薄型筐体の支持構造。
  2. 薄型筐体を設置面から離間して支持する支持構造であって、
    板状体を水平方向に湾曲あるいは屈曲して支持体を形成し、該支持体の水平方向の両側部に対して中心部を後退させて凹部を形成し、該凹部内に前記薄型筐体を支持することを特徴とする薄型筐体の支持構造。
  3. 前記支持体は、円筒面の一部で形成され、該円筒面の前記凹部内に前記薄型筐体を支持することを特徴とする請求項1または2に記載の薄型筐体の支持構造。
  4. 前記支持体は、両側部が前出すると共に中心部が後退し、前記中心部から前方に前記両側部を結ぶ線より突出して延出する前方延出部、および/または前記中心部から後方に延出する後方延出部を備え、前記前方延出部および後方延出部の少なくとも先端部を前記設置面に対接させることを特徴とする請求項1〜3にいずれかに記載の薄型筐体の支持構造。
  5. 前記薄型筐体の後部と前記支持体との間に、上下に連通する間隙を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薄型筐体の支持構造。
  6. 前記薄型筐体の支持構造は、薄型電気機器の支持構造であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の薄型筐体の支持構造。
  7. 前記薄型電気機器は、前記薄型筐体内に液晶表示装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、LEDディスプレイ等の薄型表示部を備えることを特徴とする請求項6に記載の薄型筐体の支持構造。
  8. 前記支持体は、少なくとも内面側に棚状の板部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の薄型筐体の支持構造。
  9. 前記支持体は、開口部が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の薄型筐体の支持構造。
  10. 前記開口部は、前記板部材の上方位置に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の薄型筐体の支持構造。
  11. 液晶表示装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、LEDディスプレイ等の表示部を薄型筐体に収容した薄型の本体表示部と、該本体表示部を設置面から離間した状態で支持する支持体とを備える薄型表示装置であって、
    前記支持体は板状体を水平方向に湾曲あるいは屈曲し、左右の両側部と中心部とを前後方向にずらして形成され、該支持体の底面を前記設置面に対接させスタンドに兼用したことを特徴とする薄型表示装置。
  12. 前記本体表示部に並べて前記支持体を湾曲あるいは屈曲して形成した空間内に他の機能部を配置することを特徴とする請求項11に記載の薄型表示装置。
  13. 前記他の機能部は、薄型表示装置と連携してまたは単独で作動するAV機器および/または付属機器であることを特徴とする請求項12に記載の薄型表示装置。
  14. 前記支持体は、少なくとも内面側に棚状の板部材を有することを特徴とする請求項111〜13のいずれかに記載の薄型表示装置。
  15. 前記支持体は、開口部が設けられていることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の薄型表示装置。
  16. 前記開口部は、前記板部材の上方位置に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の薄型表示装置。
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