JP2005276638A - コネクタボックスの液密構造、及び液体噴射ヘッド - Google Patents
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Abstract
簡単な構造で、ボックス区画壁の導入口から導入した信号伝達部材の周囲を簡単な構造で液密化でき、液体噴射ヘッドを備えたモバイル電子機器にも対応しうるコネクタボックスの液密構造を提供する。
【解決手段】
ボックス区画壁42に形成した導入口43から導入した信号伝達部材35の接点部36を接続するコネクタ端子32を内部に収納して成るコネクタボックス41の液密構造であって、導入口43を信号伝達部材35を通過させるスリット状挿通部56を有するシール部材51で覆うと共に、シール部材51上に信号伝達部材35を通過させる開口部66を備えたキャップ部材61を被せ、コネクタボックス41に備えた係止手段71でキャップ部材61を拘束してシール部材51を押え、シール部材51の着座部54を導入口周辺のボックス区画壁42の上面に密着させると共に、シール部材51のスリット状挿通部56を狭めて信号伝達部材35に密着させる。
【選択図】 図3
Description
弾性材から作製され、前記信号伝達部材を挿通させるスリット状挿通部を頂部に有し、下端に着座部を有し、前記導入口を覆うシール部材と、
該シール部材上に被せられ、前記信号伝達部材を通過させる開口部を頂部に有し、中空な内部にテーパー部を有するキャップ部材と、
該キャップ部材を前記シール部材に被せた状態でコネクタボックスに止める係止手段と、
を備え、
該係止手段がキャップ部材をシール部材に対して押圧する押圧力によりシール部材の着座部を導入口周辺のボックス区画壁に密着させると共に、前記テーパー部によりシール部材を押圧してスリット状挿通部を狭めて信号伝達部材に密着させるようにしたことを特徴とする。
シール部材51は、断面略凸状(横長ハット状)を呈しており、中央の凸部52は上方内側へ向かって傾斜した側壁部53を有し、該側壁部53の上端部分には、後述するキャップ部材61の内面に形成したテーパー部が当接する位置(外面)に、側壁部53の傾斜よりも傾斜させた傾斜部52´が面取りしたように形成され、側壁部53の下端に形成されて上記ボックス区画壁42の上面に当接する着座部54はフランジ状に周囲に張り出して形成されている。また、このシール部材51の側壁部53の上端を閉塞する上部55(頂部)には、上記信号伝達部材35を通過させるためのスリット状挿通部56が上面の長手方向に沿って開口されており、このスリット状挿通部56の両端部58には、他の部分よりも狭く線状のスリットが形成されている。信号伝達部材35の挿通後の液密性については、当該両端部58が線状で形成されているため、十分に確保される。スリット状挿通部56にはフレキシブルフラットケーブル等の信号伝達部材35を通過させるので、その開口長さLは信号伝達部材35の横幅よりも若干狭く設定されている。また、上記中央部分のスリット幅Wは、上記信号伝達部材35の挿通の容易性を考慮して、信号伝達部材35の厚みよりも若干厚く設定したとしても、キャップ部材61の締付けで液密性、固定性は確保されるが、信号伝達部材35の厚みよりも若干小さく設定されていた方が、信号伝達部材35がシール部材51によって固定され、液密状態になるため、キャップ部材61にシール部材51を嵌合させる際にシール部材51に取り付けられた信号伝達部材35が不用意にずれることがなく、液密性の更なる向上が図れる。そして、このシール部材51は、ゴムやエラストマー等の柔軟性を有する軟質材料により形成されている。
キャップ部材61は、断面略凸状(横長山形状)を呈した中空な部材であり、凸部62は上方内側へ向かって傾斜した側壁部63を有し、この側壁部63の下端は上記シール部材51の着座部54上に当接することになる。また、このキャップ部材61の側壁部63の上端を閉塞する上部65(頂部)には、上記信号伝達部材35を通過させるための開口部66が上部の長手方向に沿って長孔状に開口されている。そして、この開口部66はフレキシブルフラットケーブル等の信号伝達部材35を通過させるので、その開口長さSは信号伝達部材35の横幅よりも若干大きく設定されている。また、このキャップ部材61の内面(長手方向の内面)には、信号伝達部材35に対向する位置にテーパー部64を形成してある。テーパー部64の傾斜角度αは、キャップ部材61を止着した際にシール部材51の傾斜部52´を押圧してスリット状挿通部56の幅を狭めて振動伝達部材35の表裏面に密着させ得るに過不足ない角度(例えば約60度)に設定されている。また、キャップ部材61の長手方向の両端部には、上記コネクタボックス41に備えた係止手段71を係止するための係止部72が上部65よりも下方で突設した凹状段部として形成されている。なお、キャップ部材61の幅方向両端部には、長手方向に沿って肉厚の補強部68が形成されており、樹脂材料により一体成型されても十分な剛性が確保されている。
そして、この様な構成からなるキャップ部材61は、前記シール部材に被せた状態で係止手段71によりコネクタボックスに止着される。
4 ヘッドユニット、 5 中継ケーブル、 6 配線基板、 7 ケース、 8 供給針ベース部、 9 ヘッドユニット取付部、 10 基板ベース部、 18 アクチュエータユニット、 19 流路ユニット、 22 供給口プレート、 24 リザーバプレート、 26 ノズルプレート、 28 ヘッドカバー、 30 中継ケーブルの一端側のコネクタ端子、 31 中継ケーブルの他端側のコネクタ端子、 32 コネクタ端子、 35 信号伝達部材、 36 接点部、 41 コネクタボックス、 42 ボックス区画壁、 43 導入口、 51 シール部材、 52 凸部、 53 側壁部、 54 着座部、 56 スリット状挿通部、 58 両端部、 61 キャップ部材、 62 凸部、 63 側壁部、 64 テーパー部、 65 上部、 66 開口部、 68 補強部、 71 係止手段、 72 係止部、
W スリット幅、 L スリット長さ、 S 開口長さ、
Claims (7)
- ボックス区画壁に板状の信号伝達部材を導入する導入口を有し、該導入口から導入した前記信号伝達部材の接点部を電気的に接続するコネクタ端子を内部に収納して成るコネクタボックスの液密構造であって、
弾性材から作製され、前記信号伝達部材を挿通させるスリット状挿通部を頂部に有し、下端に着座部を有し、前記導入口を覆うシール部材と、
該シール部材上に被せられ、前記信号伝達部材を通過させる開口部を頂部に有し、中空な内部にテーパー部を有するキャップ部材と、
該キャップ部材を前記シール部材に被せた状態でコネクタボックスに止める係止手段と、
を備え、
該係止手段がキャップ部材をシール部材に対して押圧する押圧力によりシール部材の着座部を導入口周辺のボックス区画壁に密着させると共に、前記テーパー部によりシール部材を押圧してスリット状挿通部を狭めて信号伝達部材に密着させるようにしたことを特徴とするコネクタボックスの液密構造。 - 前記キャップ部材のテーパー部を信号伝達部に対向する内面に配置し、このテーパー部が当接するシール部材の外面に傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタボックスの液密構造。
- 前記シール部材のスリット状挿通部の長さが前記信号伝達部材の幅よりも狭く設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタボックスの液密構造。
- 前記信号伝達部材は、フレキシブル基板であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコネクタボックスの液密構造。
- 前記信号伝達部材は、硬質基板であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコネクタボックスの液密構造。
- 前記弾性材は、軟質弾性材であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコネクタボックスの液密構造。
- 共通液体室及び圧力室を通ってノズル開口に至る一連の液体流路が形成された流路ユニットをケースに設け、液体導入口から導入した液体を圧力室の圧力発生素子を駆動することにより液滴として前記ノズル開口から吐出する液体噴射ヘッドであって、
前記ケースに、請求項1から請求項6のいずれかに記載のコネクタボックスを設け、該コネクタボックス内に収納された配線基板上にコネクタ端子を設け、該コネクタ端子と前記圧力発生素子との間を中継ケーブルにより電気的に接続し、この中継ケーブル及び信号伝達部材を介して圧力発生素子に駆動信号を供給することを特徴とする液体噴射ヘッド。
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