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JP2005274994A - 3次元地図データの生成方法 - Google Patents

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JP2005274994A JP2004088326A JP2004088326A JP2005274994A JP 2005274994 A JP2005274994 A JP 2005274994A JP 2004088326 A JP2004088326 A JP 2004088326A JP 2004088326 A JP2004088326 A JP 2004088326A JP 2005274994 A JP2005274994 A JP 2005274994A
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Abstract

【課題】 現実に即した3次元地図データを生成する。
【解決手段】 生成装置100は、メッシュ単位で標高を与える標高データ、市街地図データ、写真データ、道路ネットワークデータなどを併用して3次元の地図データを生成する。掘下処理部122は、海面、河川などを含むメッシュの標高値を、その近傍の陸地の標高値に修正した3次元モデルを生成した上で、海面、河川などのポリゴンに対応する部分を所定の標高まで強制的に掘り下げることにより、桟橋などの鉛直に切り落とした面を適切に表現したモデルを生成する。立体交差処理部124は、上記各データを併用して、立体交差の形式、即ち高架、盛り土、切土の区別を行う。同様に、高架形式処理部126は、高架形式、即ち並列型、縦型の区別を行う。これらの各処理によって、現実に即した3次元地図データを比較的軽い負荷で生成することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2次元の地図データ、高所から地形を撮影した写真データ、および道路ネットワークデータの少なくとも一部を利用して、3次元の電子地図データを生成する技術に関する。
近年、コンピュータで利用可能に電子化された地図データ(以下、「電子地図データ」と呼ぶ)の利用が広まっている。電子地図データは、いわゆるパーソナルコンピュータでの地図表示、車載用のナビゲーションシステム、インターネットを介した地図提供および印刷物としての地図の版下作成などに利用される。また、ナビゲーションシステムでは、運転者が進路を直感的に判断することができるよう、3次元表示が用いられつつある。3次元表示では、ビルや家屋などの3次元データの他、地形や高架道路などについても、現実に即した3次元データが要求される。3次元表示を可能とするための3次元地図データを軽い負荷で生成するために種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1記載には、所定のメッシュで用意された標高データと地形データを合成して、海岸線のポリゴンデータを生成する方法が開示されている。
特開2002−306073号公報
しかし、従来技術のみでは3次元地図データの効率的な生成には不十分であり、更に、多面にわたる効率化が必要である。例えば、従来技術は、港の桟橋のように鉛直な切り落としを有する地形のデータ生成には、適用できなかった。本発明は、3次元地図データ生成の更なる効率化を図ることを目的とする。
本発明は、3次元地図データを生成する生成装置として構成することができる。以下では、第1〜第4の生成装置を例示する。第1の生成装置は、港の桟橋のように鉛直に切り落とした部分が存在する地形のモデリング(以下、掘下処理と呼ぶ)を行う。第2の生成装置は、3次元的に交差する交通路について、高架、盛り土、切土などの交差形式を特定する。本明細書において、交通路とは、道路、歩道、および鉄道など、交通に利用される通路の総称である。第3の生成装置は、トンネルの位置を特定する。第4の生成装置は、高架交通路について、上下線が並列に構成されているか、縦方向に重ねて構成(以下、かかる構造を縦型高架路と称する)されているかを判断する。これらは、4種類の独立した生成装置として構成してもよいし、1台の生成装置に適宜組み合わせて統合することも可能である。
各生成装置では、標高データ、地図データ、交通路ネットワークデータ、写真データのいずれかを使用する。標高データとは、地表面を所定領域に区切って定義されたメッシュに対して与えられる標高値である。地図データとは、地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを意味する。写真データとは、航空写真など、地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真の電子データである。交通路ネットワークデータとは、経路探索に用いられるデータであり、交通路のつながりをリンクおよびノードで表したデータである。これらのデータは、生成装置が内部にデータベースとして格納していてもよいし、サーバや記録媒体などに格納されたものを生成装置が参照するようにしてもよい。
第1の生成装置は、以下の手順で掘下処理を実現する。生成装置は、地図データ中のポリゴンのうち、掘下処理の対象とすべき対象ポリゴンを選択する。そして、対象ポリゴンの境界線を含む各メッシュに対して、その近傍に位置する対象ポリゴン外のメッシュの標高データを割り当てた上で、メッシュおよび標高データに基づいて地表面の3次元データを生成する。このことで、対象ポリゴンの境界線を含む各メッシュの標高データは、強制的に近傍のメッシュに合わせられることになる。その後、地表面の3次元データに対し、対象ポリゴンに対応する領域の標高値を、標高データに関わらず設定された所定値に修正する。こうすることで、対象ポリゴンの領域について、その他の領域から不連続的に標高が変わるため、対象ポリゴンの境界線には鉛直面が現れる。対象ポリゴンの境界を含むメッシュには近傍の標高が与えられているため、対象ポリゴンの形状とメッシュ形状とがずれている場合でも、対象ポリゴンの境界に沿った鉛直面を適切に形成することができる。
対象ポリゴンは、例えば、海面を表すポリゴンとすることができる。この場合、対象ポリゴンに与える標高は、予め設定された固定値、例えば値0とすることができる。こうすることで、港の桟橋や、断崖などの3次元モデルを生成することができる。この他、対象ポリゴンは、鉄道の駅構内の敷設線路を表すポリゴンとし、標高は、駅を含むメッシュの標高の平均値を用いてもよい。こうすることで、駅のホームの3次元モデルを適切に生成することができる。
対象ポリゴンは、河川を表すポリゴンとしてもよい。河川は、一般に、内陸部では標高が高く、海岸に近づくほど標高が低くなる。従って、河川に対する標高は、その対象ポリゴン近傍の標高に対する所定の相対値で与える方法を採ることができる。相対値で対象ポリゴンの標高を設定する方法は、河川に限らず、湖や池など種々の対象ポリゴンに対して適用可能である。
河川には、橋がかかっていることが多い。橋に包含されるメッシュが存在しない場合には、橋の標高が不明となることもある。かかる場合には、河川両脇の地上部分に対する標高を橋に与えてもよい。河川の両脇に河原、および堤防が存在する場合には、橋には河原ではなく堤防に対応する標高を与えることが望ましい。かかる処理を実現するため、橋にそって標高分布を求め、その最大値に基づいて橋の標高を設定してもよい。
対象ポリゴンに隣接するポリゴンには、標高が、対象ポリゴンから連続的に変化すべきポリゴン(以下、被接続ポリゴンと称する)が存在する場合がある。一例として、河川のポリゴンに対する海面のポリゴン、駅構内の敷設線路のポリゴンに対する駅構外の線路のポリゴンなどが挙げられる。第1の生成装置においては、掘下処理の結果、対象ポリゴンとこれらの被接続ポリゴンとの間で、標高に不連続性が生じる場合がある。かかる場合には、対象ポリゴンと被接続ポリゴンとの間に、標高の連続性を確保するための連結ポリゴンを生成するようにしてもよい。連結ポリゴンは、対象ポリゴンまたは被接続ポリゴンの一部を分割または変形させて生成してもよいし、新規に生成してもよい。連結ポリゴンを規定する各頂点のうち、対象ポリゴンまたは被接続ポリゴンの境界上に位置する頂点には、これらのポリゴンの標高が与えられる。両者の境界以外に存在する頂点の標高は、対象ポリゴンと被接続ポリゴンの標高を補間するように設定すればよい。この補間は、線形としてもよいが、対象ポリゴンと被接続ポリゴンを滑らかに連結するためには、ベジェ曲線やスプライン曲線を用いることが好ましい。
第2の生成装置は、3次元的に交差する交通路について、高架、盛り土、切土などの交差形式を特定する。第2の生成装置は、地図データと、写真データを参照する。そして、地図データに基づき、3次元的に交差している複数の交通路を処理対象として抽出する。例えば、地図データにおいて、第1の交通路の境界線が第2の交通路の境界線によって分断されている場合には、第1の交通路よりも上を第2の交通路が通過していることが分かる。但し、この状態では、第1の交通路が地下に潜っている状態、即ち切土となっているのか、第2の交通路が高架または盛り土によって地表面よりも高い位置に配置されているのかを特定することができない。第2の生成装置は、処理対象について、次に、写真データに基づいて、処理対象の交通路の影および交通路にできる影の少なくとも一方と交通路との位置関係を特定し、この位置関係に基づいて、交通路の交差形式を特定する。切土、高架、盛り土では、影のでき方が異なるため、このように影を参照することによって、交差形式を特定することができる。
例えば、自身の影が外部にはみ出している交通路については、高架または盛り土であると判断することができる。高架または盛り土と判断された交通路については、地図データを参照し、交通路に隣接する建造物と交通路との距離に基づいて高架および盛り土のいずれに該当するかを判断してもよい。盛り土の場合には、交通路の下側に空間が存在しないことから、必然的に建造物と交通路の距離が大きくなる一方、高架の場合にはこの距離は比較的小さくなることが多い。かかる判断の他、影が薄い場合には盛り土であると判断する方法を採っても良い。
切土に関しては、処理対象のうち、自身の影が内部に収まっている交通路について、切土であると判断する方法を採ることができる。その他、自身の上方を通過する交通路の影が、自身の内部に収まっていることによって切土であると判断することも可能である。
第3の生成装置は、トンネルの位置を特定する。第3の生成装置は、地図データと交通路ネットワークデータを参照する。そして、交通路ネットワークデータのリンクに対応する交通路について、地図データにおいて破線で表されている部分には、トンネルが設けられているものと特定する。地図データにおいて、更に、坑口を表す線の有無を参照してもよい。
第4の生成装置は、地図データと写真データを用いて縦型高架路を特定する。そして、両者の比較により、上下線数が異なる交通路を、上下線が異平面に設けられた縦型高架路であると特定する。縦型高架路について、地図データでは、上下線を判別できるように左右にずらして表記するのに対し、写真データには、上下線のいずれかしか写らない。従って、地図データと写真データで上下線数が異なる交通路は、縦型高架路であると判断することができる。上記判断を簡素化する方法として、例えば、地図データと写真データでの、交通路幅の相違に基づいて、上下線数の相違を判断するようにしてもよい。
本発明は、上述した生成装置の他、コンピュータにより3次元地図データを生成する生成方法として構成してもよい。また、3次元地図データの生成をコンピュータに行わせるためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体として構成することもできる。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.装置構成:
B.地表ポリゴン生成処理:
C.掘下処理:
D.立体交差処理:
E.高架形式特定処理:
F.トンネル処理:
G.仕上げ処理:
A.装置構成:
図1は実施例における3次元地図データの生成装置の概略構成を示す説明図である。生成装置100は、汎用のパーソナルコンピュータに、図示する各機能ブロックを実現するためのコンピュータプログラムをインストールし、それぞれのデータベースを用意することによって構成される。データベースは、例えば、サーバからオンラインで提供する方法、CD−ROMなどの記録媒体によって提供する方法を採っても良い。また、以下で説明する各機能ブロックは、本実施例では、上述の通り、パーソナルコンピュータのCPUがコンピュータプログラムを実行することによってソフトウェア的に構成されるが、それぞれハードウェア的に構成することも可能である。
本実施例で利用する図中の各データベースについて説明する。標高データ140は、地表面を一定の区画に区切って定義された各メッシュに対応づけて標高値を格納したデータベースである。一例として、国土地理院が発行しているデータを利用することができる。この場合、標高は、必ずしもメッシュ内の平均値や最大値を指しているとは限らず、メッシュ内のいずれか一点がこの標高値を有していることを意味するに過ぎない。
市街地図データ142は、道路、建造物その他の地物、地形をポリゴンで表した2次元の地図データである。ポリゴンと対応づけて、地物等の属性も格納している。例えば、道路については、国道、県道などの道路種別や、車線数、交通規制などが属性として、格納されている。
写真データ144は、高所から地形を撮影した画像データである。本実施例では、いわゆる航空写真を用いるものとした。写真データ144は、アフィン変換などの変換処理によって、市街地図データ142と統一した座標系で平面形状を表すデータとなっている。
道路ネットワークデータ146は、道路のつながり状態をリンク、ノードの集合として表した、経路探索に利用可能なデータである。道路ネットワークデータ146では、道路が同一平面で交差している場合には、その交差点には、必ずノードが設定されている。立体交差のように異平面で公差している場合には、ノードが設定されていない。
地物3次元データ148は、3次元地図データに表される各地物の形状を表す3次元モデルを格納している。例えば、街路樹、信号などの標準的な地物については、基準となる3次元モデルを格納している。特徴的な形状を有する建造物については、個別に生成された3次元モデルを格納している。これらの3次元モデルの生成方法には、周知の種々の技術を適用可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
テクスチャデータ150は、3次元地図データにおいて各ポリゴンの表面に貼り付けられる画像データを格納している。テクスチャデータとしては、例えば、ビルの外観を表す画像、道路表面や海表面を表す画像、看板を表す画像などが含まれる。
生成装置100において、コマンド入力部102は、キーボード、マウスなどに対するユーザによる操作を通じて、各種コマンドを入力する。ユーザが、処理対象となる地域を指定して、3次元地図データの生成コマンドを入力すると、3次元地図データ生成部110は、先に説明した各種データベースを利用しながら、以下に示す各機能ブロックを連係動作させて、3次元地図データを生成する。出力部104は、生成された3次元地図データを、ネットワーク経由でサーバ等に出力したり、CD−Rなどの記録媒体に書き込んだりする。
本実施例では、3次元地図データの作成過程では、地表ポリゴン生成処理、掘下処理、立体交差処理、高架形式特定処理、トンネル処理、仕上げ処理という大きく6種類の処理を実行する。地表ポリゴン生成処理とは、標高を考慮して、起伏を有する地表面の3次元的なポリゴンデータを生成する処理である。この処理は、標高データ140を用いて地表ポリゴン生成部120によって実行される。
掘下処理とは、港の桟橋や駅のプラットホームのように、ほぼ鉛直に切り落とした面を有する地形や地物の3次元的なポリゴンデータを生成するための処理である。この処理は、標高データ140および市街地図データ142を用いて掘下処理部122によって実行される。
立体交差処理とは、道路や鉄道が立体交差している箇所について、高架、盛り土、切土などの交差形式を特定し、これらの形式を反映した3次元モデルを生成するための処理である。この処理は、市街地図データ142、写真データ144を用いて、立体交差処理部124によって実行される。
高架形式特定処理とは、高架になっている道路について、上下線が並列になっている並列形式、上下線が上下に重なっている縦型形式のいずれかを選択して、3次元モデルを生成するための処理である。この処理は、市街地図データ142、写真データ144を用いて、高架形式処理部126によって実行される。
トンネル処理とは、トンネルが設けられている箇所を特定し、3次元モデルを生成するための処理である。この処理は、市街地図データ142、道路ネットワークデータ146を用いてトンネル処理部128によって実行される。
仕上げ処理とは、以上の各処理の結果を用いると共に、建造物などの配置、テクスチャの貼り付け等を行って、3次元地図データを完成させるための処理である。仕上げ処理は、次の各機能ブロックによって実行される。地物配置部130は、地物3次元データに格納された各3次元モデルを配置する処理を実行する。街路樹配置部132は、ユーザから指定された区間に、街路樹の3次元モデルを配置する。テクスチャ貼付部134は、テクスチャデータ150に格納されたテクスチャを、3次元モデルの表面に貼り付ける。3次元地図データの作成には、要求される正確性に応じて、ここで例示した機能ブロックの一部を省略してもよいし、例示した以外の機能ブロックを更に設けてもよい。
B.地表ポリゴン生成処理:
図2は地表ポリゴン生成処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが実行する処理であり、地表ポリゴン生成部120の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは、まず標高データを入力する(ステップS1)。図中に標高データの例を模式的に示した。先に説明した通り、標高データは、メッシュM1ごとに高さP1を与えるデータである。この高さP1に基づいて、xz平面に規定された各メッシュ表面を高さ方向に平行移動することにより、図中に示す階段状の地表ポリゴンM2を生成することができる。
CPUは、次に、高さP1は、各メッシュの重心位置での高さを表しているものと仮定して、各重心を通過する三角形のポリゴンを定義する(ステップS2)。こうすることにより、図示する通り、連続的な起伏を有する地表ポリゴンGSが形成される。
C.掘下処理:
図3は掘下処理の概要を示す説明図である。図の上方には、港の桟橋を含む2次元地図を例示した。白の部分が陸地であり、ハッチングを施した部分が海面である。破線は、標高データを与えるメッシュである。ここでは、海面に相当する領域を掘り下げることによって、桟橋のように鉛直な切り落とし側面を有する地形を表現する場合について説明する。
この2次元地図において、A−A線に沿った標高分布を図の中段に示した。メッシュa1には、陸地と海面が混在しているため、標高は必ずしも陸地部分の値を表しているとは限らない。また、標高が海面に対応する値となっている場合であっても、必ずしも海抜0mとなっているとは限らない。ここでは、仮に破線で示すように、海面相当の比較的低い標高値が設定されているものとする。メッシュa2、a3、a5は大部分が海面であるため、同様に、比較的低い標高値が設定されているものとする。メッシュa4は、図中に実線で示すように、桟橋表面に相当する比較的高い標高値が設定されているものとする。
この例では、海面のポリゴンが掘下処理の対象ポリゴンとなる。本実施例では、掘下処理に先だって、海面に対応するメッシュに対し、そこに隣接するメッシュのうち、陸地を含むメッシュの標高値を与える。隣接するメッシュも海面である場合には、この処理は省略する。このように、対象ポリゴンに対応するメッシュのうち、隣接するメッシュが陸地を含むものを、境界メッシュと呼ぶものとする。
上述の処理例として、例えば、上段の図中に示す通り、メッシュa1には、メッシュb1、c1のいずれかの標高値を与える。同様に、メッシュa2にはメッシュb2、メッシュa3にはメッシュc3、メッシュa5にはメッシュa4の標高値を与える。隣接するメッシュは、任意の方法で選択可能であり、例えば、メッシュa3に対してメッシュa4の標高値を与えるものとしてもよい。この結果、中段の図に示すように、メッシュa1〜a5の標高値は矢印の通り修正され、ハッチングで示すように一定の標高値となる。
次に、この状態から、海面のポリゴンに相当する部分を掘り下げる。即ち、このポリゴンに対応する領域を、標高値0に設定する。この結果、図中の下段に示すように、A−Aライン上では、桟橋に相当する部分を除いて、標高値が0となり、桟橋に相当する部分には鉛直な切り落とし面が現れることになる。
下段の図中の破線は、上述した掘り下げ処理を行わない場合の地表面を表している。掘り下げ処理を行わない場合には、桟橋に相当する部分が適切に表現されない可能性があることが分かる。また、上述した標高値の修正を施さない場合には、仮に海面に相当する部分のみを強制的に標高値0に設定したとしても、破線Bに示すように、桟橋の上面に非現実的なエッジが現れることとなる。本実施例の掘下処理は、かかる弊害を回避し、鉛直な切り落としを有する地形を適切に3次元モデル化することができる。
図4は掘下処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが実行する処理であり、掘下処理部122の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは、標高データおよび市街地図データを読み込む(ステップS10)。そして、市街地図データに基づき、掘下処理を行うべき対象ポリゴンを選択する(ステップS12)。対象ポリゴンとしては、海面、河川、駅構内の敷設線路などを属性に基づいて選択する方法を採ることができる。
次に、CPUは対象ポリゴンに含まれるメッシュのうち、境界メッシュを選択し、その標高を修正する(ステップS14)。修正方法は、先に図3で説明した通りである。なお、境界メッシュに限らず、対象ポリゴンに含まれる全メッシュについて、標高を修正するようにしてもよい。
標高の修正が完了すると、CPUは、対象ポリゴンに相当する部分を掘り下げる(ステップS16)。本実施例では、絶対掘下、相対掘下という二通りの掘り下げ方法のいずれかを選択して実行する。絶対掘下とは、ポリゴンの表面が指定された標高値AHとなるよう掘り下げを行う処理である。図3で説明した例、即ち海面部分を標高値0に掘り下げる処理がこれに相当する。相対掘下とは、ポリゴンの表面を掘り下げ前の標高値から指定された値DHだけ掘り下げる処理である。この処理は、河川や駅構内の敷設線路を対象ポリゴンとする場合に適している。対象ポリゴンの属性と対応づけて掘下方法を予め指定しておくことにより、絶対掘下、相対掘下の使い分けを比較的容易に実現することができる。CPUは、以上の処理を、全対象ポリゴンについて完了するまで(ステップS18)、繰り返し実行する。
本実施例では、上述の掘下処理を実行した後、更に、後述する連結処理、橋梁設置処理を実行する。連結処理とは、掘下処理の結果、本来、標高が連続的に変化すべきポリゴン間で、標高の不整合が生じた場合に、両者を連続的につなげるための処理である。例えば、河川のポリゴンと、海面のポリゴンとの間で、標高の不整合が生じた場合に適用することができる。橋梁設置処理とは、河川にかかる橋梁の高さを決定する処理である。先に説明した通り、標高データは、橋梁位置とは無関係に設定されたメッシュに基づいて与えられるため、必ずしも橋梁の高さを与えるとは限らない。橋梁は、河川の両端に設けられた堤防間にかけられるのが通常である。橋梁設置処理では、こうした事情を考慮し、河川両端の高さ分布に基づいて堤防高さを求め、橋梁の高さを設定する。連結処理および橋梁設置処理は、ユーザからの指示などに応じて、省略しても良い。
図5は連結処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが、掘下処理(図4)の後に実行する処理であり、掘下処理部122の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは掘り下げ処理で生成された地表面データを読み込む(ステップS20)。次に、掘り下げ処理の対象となった対象ポリゴンに隣接する隣接ポリゴンを選択し(ステップS22)、連結処理の必要性を判断する(ステップS24)。本実施例では、対象ポリゴンと隣接ポリゴンが同じ属性を有する場合には、連結処理不要と判断し、両者が異なる場合に連結処理必要と判断するものとした。
連結処理が必要と判断すると、CPUは、対象ポリゴンと隣接ポリゴンとの間に、両者の標高を連続的に連結するための連結ポリゴンを生成する(ステップS26)。図中に、連結ポリゴンの生成方法を例示した。図の右側に位置するポリゴンP2が対象ポリゴン、例えば、海面であるとする。図の左側に位置するポリゴン「P1+P31」が隣接ポリゴン、例えば河川であるとする。図示する通り、当初、両者間には、不連続的な標高差H1が存在する。
本実施例では、対象ポリゴンP2に比較的近い頂点Ep1で隣接ポリゴンをポリゴンP1、P31に分断し、このポリゴンP31の一部の頂点の標高を修正することにより、両者を連結する連結ポリゴンP32を設定する。本実施例では、ポリゴンP1、P32は別々のポリゴンとして定義されるが、両者を結合し、一つのポリゴンとして定義してもよい。
ポリゴンP32について、ポリゴンP1と接続する頂点Ep1と、ポリゴンP2と接続する頂点Ep2を結ぶ辺E1の形状は種々の設定が可能である。図の右側に細い実線で示すように、頂点Ep1からEp2に至るまで標高が線形的に変化するように設定しても良いし、太線で示すように曲線、特にベジェ曲線またはスプライン曲線で変化するように設定してもよい。ポリゴンP1、P2を円滑に連結するという観点からは、曲線状に設定することが好ましい。CPUは、以上の処理を、全ポリゴンについて完了するまで実行する(ステップS28)。
図6は橋梁設置処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが、掘下処理(図4)の後に実行する処理であり、掘下処理部122の機能に相当する。橋梁設置処理と連結処理(図5)は、いずれを先に実行しても構わない。
この処理が開始されると、CPUは掘り下げ処理で生成された地表面データを読み込む(ステップS30)。次に、市街地図データの属性を参照して、橋梁ポリゴンを選択し(ステップS32)、橋梁高さを設定する(ステップS34)。図中に、橋梁高さの設定例を示した。上方には、市街地図データを示した。この例では、河川R3をまたいで、橋梁Brgがかかっており、その両端に道路Ro1、Ro2が続いている。河川R3の両側には、川原R2、R4および堤防R1、R5が存在する。道路Ro1、Ro2は、両端からそれぞれ堤防R1、R5に向かって登り坂となっている。橋梁は、堤防R1、R5の高さにかけられている。
下段には、直線Liに沿った高さ分布を示した。図中の破線がメッシュの区切りを表している。河川R3および川原R4の部分は、比較的低い標高値となっており、堤防R1,R5の部分は比較的高い値となっている。本実施例では、橋梁Brgの高さは、このように橋梁Brgを含む道路に沿って得られた高さ分布のうち、最も高い値に一致させるものとした。こうすることにより、図中の実線B2に示すように、堤防にかかった橋梁を実現することができる。仮に、高さ分布に基づき、地表面ポリゴンと同じ方法で橋梁Brgの高さを設定すると、破線B1で示すように非現実的な状態となるが、上述した本実施例の方法によれば、こうした状態を回避し、適切な橋梁のモデルを実現することが可能となる。CPUは以上の処理を、全橋梁について完了するまで実行する(ステップS36)。
D.立体交差処理:
図7は立体交差処理の概要を示す説明図である。道路、鉄道の立体交差の形式には、高架、盛り土、切土の3通りが存在する。高架とは、上側の道路OPが橋脚BPによって支えられている形式を言う。下側の道路UPは地平面上に存在することが多い。盛り土とは、上側の道路OPが、土を盛り上げた上面に形成されている形式を言う。下側の道路UPは、地平面上に位置し、盛り土に設けられたトンネルを通過するように設けられていることが多い。切土とは、下側の道路UPが、地平面を削って構成された溝状の部分を通過する形式である。上側の道路は、地平面上に位置し、切土部分の上は、橋梁Brg1によって通過するようになっている。
本実施例では、立体交差近傍での影の様子および近傍の建造物の位置に基づいて、上述の3つの形式を判別する。図示する通り、高架の場合は、上側の道路OPの影S1は、道路の少なくとも一方の側において道路外にできる。盛り土の場合も同様である。但し、盛り土の影S2は、高架の影S1と異なり、境界線が波打つことが多い。
高架と盛り土は、近傍の建造物によっても判別することができる。例えば、高架の場合には、上側の道路OPの下の空間は空いていることが多いため、平面的に見れば、建造物と上側の道路OPとの距離d1は、比較的小さいことが多い。盛り土の場合には、上側の道路OPの下は土で埋まっているため、建造物と上側の道路OPとの距離d2は、比較的大きいことが多い。従って、例えば、建造物と上側の道路OPとの距離dと、d1より大きくd2よりも小さい範囲で任意に設定された閾値Thとの大小関係に基づいて、高架、盛り土の区別をすることができる。つまり、d<Thであれば高架;d>Thであれば盛り土と判断することができる。
一方、切土の場合、下側の道路UPの影S3は、道路からはみ出すことはない。また、上側の道路OPの影S4も、下側の道路UPからはみ出すことはない。
図8は切土の判断例を示す説明図である。切土の写真を例示している。この写真では、下側を通る道路R13の上側を、道路R11、R12が通過している。道路R13、R11,R12の影S13、S11,S12は、いずれも道路R13からはみ出してはいない。従って、これらの影の状態から、道路R13は切土であると判断することができる。
図9は立体交差処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが実行する処理であり、立体交差処理部124の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは市街地図データおよび写真データを読み込む(ステップS40)。そして、市街地図データに基づき、立体交差の箇所を抽出する(ステップS42)。
図中に、立体交差の箇所の抽出例を示した。図の例は、市街地図データの一部を示しており、道路R41〜R44がそれぞれC1〜C4で交差している状態を示している。交差C2では、道路R42、R44の境界線が描かれていないことから、通常の交差点であると判断される。交差C1,C3,C4は、境界が描かれている側の道路が上側を通り、境界が分断されている側の道路がその下側を通る立体交差であると判断される。例えば、交差C1は、道路R43が上側、道路R42が下側を通る立体交差である。立体交差は、このように道路の境界線の有無、および分断状況に基づいて抽出することができる。
次に、CPUはこれらの立体交差について、先に図7で説明した条件に基づいて、その形式を特定する(ステップS44)。影が道路からはみ出しているか否かの判断や、建造物と道路との距離の決定には、周知の種々の画像処理技術を適用可能である。形式の特定は、完全に自動で行うようにしてもよいし、半自動、即ち、影の場所や建造物の位置などをユーザがポインタで指定した上で、この指定に基づいて判断するようにしてもよい。
本実施例では、立体交差の形式を判定した後、高架、盛り土、切土に該当する道路に沿って標高を滑らかに変化させるための傾斜調整処理を実行する。傾斜調整処理では、チェックポイントを用いる。チェックポイントとは、道路の標高がほぼ確定できる地点であり、例えば、立体交差している地点、道路の形式が切土から、高架または盛り土に変化する区切点が挙げられる。
図10はチェックポイント例を示す説明図である。道路RO近辺の写真データを簡略化して示した。この道路ROは、地平面上の道路UP1、UP2を高架で通過し、その後、地平面上の道路OP1、OP2の下を切土で通過する。これらの道路の通過点、P51、P52、P54、P55は、それぞれチェックポイントとなる。
区切点は次の手順で求める。図の例からは、道路ROの影S51が、道路RO外に出来ている区間D1が高架区間と特定できる。また、影S52が道路RO内に収まっている区間D2が切土区間と特定できる。区切点は、区間D1、D2の境界に相当する地点である。従って、本実施例では、区間D1、D2の間隙の中点P51を区切点として用いるものとした。例えば、図の例において、影S51、S52から、高架区間D1、切土区間D2を特定できない場合には、チェックポイントP52、P54の中点を、区切点としてもよい。本実施例では、傾斜調整処理として、これらのチェックポイントで道路ROの標高を与えた上で、これらのチェックポイントをスプライン曲線で結ぶことにより、各地点の標高を設定する方法を採った。
図11は傾斜調整処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが、立体交差処理(図9)の後に実行する処理であり、立体交差処理部124の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは市街地図データ、および立体交差形式の特定結果を読み込み(ステップS50)、処理対象となる道路を選択する(ステップS51)。そして、この道路に沿って、チェックポイントを特定し、その標高を設定する(ステップS52,S53)。本実施例では、地平面上の道路上を高架または盛り土で立体交差地点の標高値は、地平面の高さに規定値H、例えば11mを加えた値とした。地平面上の道路下を切土で通過する立体交差地点の標高値は、地平面の高さから規定値Hを引いた値とした。また、区切点の標高値は、地平面高さとした。
CPUは、こうして設定されたチェックポイントの標高値を、スプライン曲線で結ぶことにより、その他の各地点の標高を求める(ステップS54)。図中に傾斜調整処理の例を示した。この図は、道路に沿った標高分布を示している。処理前は、仮に、チェックポイントに該当しない地点Pa1、Pb1、Pc1は高架相当の標高値Hに設定されているものとして説明する。先に説明した通り、処理対象となっている道路が、高架地点であることが明確な地点では、その標高値はHに設定される。切土であることが明確な地点では、その標高値は「−H」に設定される。区切点では、標高値は0に設定される。CPUは、これらの各点を通過するスプライン曲線を求めることにより、実線で示す高さ分布を得る。そして、道路上の各地点Pa1、Pb1、Pc1に対しては、このスプライン曲線上の点Pa2、Pb2、Pc2の標高値を与える。こうすることにより、道路の高さを滑らかに変化させることができ、現実に即した道路の3次元モデルを作成することができる。CPUは、以上の処理を全道路について完了するまで実行する(ステップS55)。
E.高架形式特定処理:
図12は高架形式特定処理の概要を示す説明図である。高架形式には、並列型と縦型とが存在する。並列型とは、図の下方に示すように、上下線が左右に並列に配置された道路を言う。縦型とは、図の上方に示すように上下線が上下に配置された道路を言う。上り線と、下り線の配置は、図示した例と逆であっても構わない。
高架形式の判定は、次の手順で行う。図の中段左側に、縦型の高架道路についての地図表示例を示し、右側に写真例を示した。図示する通り、縦型道路であっても上下線を視覚的に区別することができるよう、市街地図データ、道路ネットワークデータなどの地図データでは敢えて両者をずらして表記してあることが多い。これに対し、写真データでは、いずれか一方の車線のみが写ることになる。本実施例では、このように、地図データで、上下線に別れて記載されている高架道路のうち、写真データでは双方の車線が確認できない部分を、縦型道路と判断し、その他の部分を並列型と判断する。例えば、地図データに基づいて特定される道路幅と、写真データから特定される道路幅との差違が所定値以上の場合に、地図データと写真データが不一致、即ち縦型道路と判定する方法を採ることができる。このように地図データと写真データを併用することにより、現実に即した高架形式で3次元モデルを生成することが可能となる。
図13は高架形式特定処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが実行する処理であり、高架形式処理部126の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは市街地図データおよび写真データを読み込む(ステップS60)。市街地図データに変えて、道路ネットワークデータを用いても良い。そして、市街地図データに基づき、高架形式の特定を行う処理対象となる任意の対象高架区間を選択し(ステップS61)、市街地図データおよび写真データから、それぞれ対象高架区間の車線数を特定する(ステップS62)。CPUは、両者が一致した場合には、並列型の高架形式で3次元モデルを生成し、不一致の場合には縦型の高架形式で3次元モデルを生成する(ステップS63〜S65)。例えば、ステップS64、S65の処理には、並列型、縦型について、それぞれ基本的な3次元モデルを予め用意しておき、対象高架区間にこの3次元モデルを配置する方法を採ることができる。CPUは、全道路について完了するまで以上の処理を実行する(ステップS66)。
F.トンネル処理:
図14はトンネル処理のフローチャートである。トンネル処理とは、トンネルが設けられている箇所を特定し、3次元モデルを生成するための処理である。生成装置100のCPUが実行する処理であり、トンネル処理部128の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは道路ネットワークデータおよび市街地図データを読み込む(ステップS70)。そして、道路ネットワークデータから、処理対象としていずれか任意のリンクを選択する(ステップS71)。次に、市街地図データにおいて、このリンクに対応する箇所が、陰線処理されているか否かを判定する(ステップS72)。図の右側に、陰線処理の例を示した。市街地図データでは、道路Rb1は通常、図示するように実線の境界線からなるポリゴンで表記され、トンネル区間では、破線で表記される。トンネルの入口には坑口を表す記載TNが施されている場合もある。このように、道路のリンクに対応する箇所が、市街地図データで陰線処理されている場合、CPUはその区間はトンネルであると判断し(ステップS72)、トンネルの3次元モデルを生成する(ステップS73)。陰線処理の有無に加えて、坑口を表す記載TNの有無を判断条件に含めても良い。この処理には、例えば、トンネルの形状を表す基本的な3次元モデルを予め用意しておき、これをトンネル区間分配置する方法を採ることができる。CPUは以上の処理を、全道路について完了するまで実行する(ステップS74)。
G.仕上げ処理:
図15は仕上げ処理のフローチャートである。生成装置100のCPUが実行する処理であり、地物配置部130、街路樹配置部132、テクスチャ貼付部134の機能に相当する。この処理が開始されると、CPUは、3次元地表面データおよび市街地図データを読み込む(ステップS80)。3次元地表面データとは、地表ポリゴン生成処理、掘下処理、立体交差処理、高架形式特定処理、トンネル処理によって生成された3次元モデルを意味する。これらの処理の結果、3次元地表面データでは、起伏のある地表面、海面、河川などの地形、高架道路やトンネルを含む道路全般が表されている。
CPUは、この3次元地表面データに対して、市街地図データを参照しながら地物の3次元モデルを配置する(ステップS81)。地物の3次元モデルは、先に説明した通り、地物3次元データ148に格納されている。ステップS81の処理時に、地物の3次元モデルを改めて生成するものとしてもよい。
ユーザが街路樹の配置区間を指定すると、CPUはこの指定を入力し(ステップS82)、街路樹モデルを生成する(ステップS83)。本実施例では、街路樹の基本的な3次元モデルを予め用意しておき、この高さおよび配置を1/fゆらぎに基づいて変化させる方法を採った。図中に街路樹の配置例を示した。基本モデルの高さをH1とし、配置区間として図中の直線が指定されているものとする。CPUは、この基本モデルを拡大、縮小することによって、高さを変化させ、直線に交差する方向のずれを変化させる。この結果、2本目の街路樹は、基本モデルとは異なる高さH2となり、直線からのずれEpを含む位置に配置されることになる。配置については、直線に交差する方向のみならず、直線に沿う方向についてずらしても良い。このように、高さ、配置をずらすことにより、自然な街路樹モデルを実現することができる。高さおよび配置については、1/fゆらぎに関わらず、乱数を利用して決定するようにしてもよい。
次に、CPUは、テクスチャデータ150を利用して、テクスチャの貼り付けを行う(ステップS84)。図中に、ビルのポリゴンPOLにテクスチャTEXを貼り付ける例を示した。このように、各ポリゴンの表面に、適切なテクスチャを貼り付けることにより、現実に即した3次元モデルを生成することができる。ここでは、ビルのポリゴンPOLを例示したが、道路表面、歩道、看板など種々のテクスチャを貼り付けることが可能である。
本実施例の生成装置100によれば、以上で説明した各処理によって、より現実に即した3次元地図データを、比較的軽い負荷で生成することができる。実施例で説明した処理については、必ずしも全てを行う必要はなく、3次元地図データ正確さに対する要望に基づいて、適宜、一部の処理を省略しても構わない。実施例で説明した処理は、半自動型、即ちこれらの処理の一部を、ユーザによる指定、コマンド入力などに基づいて実行するようにしてもよい。以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
実施例における3次元地図データの生成装置の概略構成を示す説明図である。 地表ポリゴン生成処理のフローチャートである。 掘下処理の概要を示す説明図である。 掘下処理のフローチャートである。 連結処理のフローチャートである。 橋梁設置処理のフローチャートである。 立体交差処理の概要を示す説明図である。 切土の判断例を示す説明図である。 立体交差処理のフローチャートである。 チェックポイント例を示す説明図である。 傾斜調整処理のフローチャートである。 高架形式特定処理の概要を示す説明図である。 高架形式特定処理のフローチャートである。 トンネル処理のフローチャートである。 仕上げ処理のフローチャートである。
符号の説明
100...生成装置
102...コマンド入力部
104...出力部
110...3次元地図データ生成部
120...地表ポリゴン生成部
122...掘下処理部
124...立体交差処理部
126...高架形式処理部
128...トンネル処理部
130...地物配置部
132...街路樹配置部
134...テクスチャ貼付部
140...標高データ
142...市街地図データ
144...写真データ
146...道路ネットワークデータ
150...テクスチャデータ

Claims (19)

  1. 3次元地図データを生成する生成装置であって、
    地表面を所定領域に区切って定義されたメッシュに対して与えられた標高データを参照する標高データ参照部と、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する地図データ参照部と、
    前記地図データ中のポリゴンのうち、掘下処理の対象とすべき対象ポリゴンを選択する対象ポリゴン選択部と、
    該対象ポリゴンの境界線を含む各メッシュに対して、その近傍に位置する前記対象ポリゴン外のメッシュに与えられた標高データを割り当てるとともに、前記メッシュおよび標高データに基づいて前記地表面の3次元データを生成する地表面データ生成部と、
    前記地表面の3次元データに対し、前記対象ポリゴンに対応する領域の標高値を、前記標高データに関わらず設定された所定値に修正する掘下処理を実行する掘下処理部とを備える生成装置。
  2. 請求項1記載の生成装置であって、
    前記対象ポリゴンは、海面を表すポリゴンであり、
    前記所定値は、予め設定された固定値である生成装置。
  3. 請求項1記載の生成装置であって、
    前記対象ポリゴンは、河川を表すポリゴンであり、
    前記所定値は、前記対象ポリゴン近傍の標高に対する所定の相対値で与えられる生成装置。
  4. 請求項1記載の生成装置であって、
    前記掘下処理部は、
    前記対象ポリゴンに隣接するポリゴンのうち、標高が、前記対象ポリゴンから連続的に変化すべきポリゴンを被接続ポリゴンとして選択する選択部と、
    前記掘下処理の後、前記対象ポリゴンと前記被接続ポリゴンとの間に、標高の連続性を確保するための連結ポリゴンを生成する連結処理部とを備える生成装置。
  5. 3次元地図データを生成する生成装置であって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する地図データ参照部と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する写真データ参照部と、
    前記地図データに基づき、3次元的に交差している複数の交通路を処理対象として抽出する抽出部と、
    前記写真データに基づいて、前記処理対象の交通路の影および該交通路にできる影の少なくとも一方と、該交通路との位置関係を特定し、該位置関係に基づいて、前記処理対象の交通路の交差形式を特定する交差形式特定部とを備える生成装置。
  6. 請求項5記載の生成装置であって、
    前記交差形式特定部は、前記処理対象のうち、自身の影が外部にはみ出している交通路について、高架または盛り土であると判断する生成装置。
  7. 請求項6記載の生成装置であって、
    前記交差形式特定部は、更に前記地図データを参照して、前記高架または盛り土であると判断された交通路のうち、該交通路に隣接する建造物と該交通路との距離に基づいて高架および盛り土の区別を行う生成装置。
  8. 請求項5記載の生成装置であって、
    前記交差形式特定部は、前記処理対象のうち、自身の影が内部に収まっている交通路について、切土であると判断する生成装置。
  9. 3次元地図データを生成する生成装置であって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する地図データ参照部と、
    交通路のつながりをリンクおよびノードで表した交通路ネットワークデータを参照する交通路ネットワークデータ参照部と、
    前記交通路ネットワークデータのリンクに対応する交通路について、前記地図データにおいて破線で表されている部分には、トンネルが設けられていると特定するトンネル特定部とを備える生成装置。
  10. 3次元地図データを生成する生成装置であって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する地図データ参照部と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する写真データ参照部と、
    前記地図データと写真データとの比較により、上下線数が異なる交通路を、上下線が異平面に設けられた縦型高架路であると特定する高架形式特定部とを備える生成装置。
  11. 請求項10記載の生成装置であって、
    前記高架形式特定部は、前記地図データと写真データにおける前記交通路幅の相違に基づいて、前記上下線数の相違を判断する生成装置。
  12. コンピュータにより3次元地図データを生成する生成方法であって、
    前記コンピュータが実行する工程として、
    地表面を所定領域に区切って定義されたメッシュに対して与えられた標高データを参照する工程と、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する工程と、
    前記地図データ中のポリゴンのうち、掘下処理の対象とすべき対象ポリゴンを選択する工程と、
    該対象ポリゴンの境界線を含む各メッシュに対して、その近傍に位置する前記対象ポリゴン外のメッシュに与えられた標高データを割り当てるとともに、前記メッシュおよび標高データに基づいて前記地表面の3次元データを生成する工程と、
    前記地表面の3次元データに対し、前記対象ポリゴンに対応する領域の標高値を、前記標高データに関わらず設定された所定値に修正する掘下処理を実行する工程とを備える生成方法。
  13. コンピュータにより3次元地図データを生成する生成方法であって、
    前記コンピュータが実行する工程として、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する工程と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する工程と、
    前記地図データに基づき、3次元的に交差している複数の交通路を処理対象として抽出する工程と、
    前記写真データに基づいて、前記処理対象の交通路の影および該交通路にできる影の少なくとも一方と、該交通路との位置関係を特定し、該位置関係に基づいて、前記処理対象の交通路の交差形式を特定する工程とを備える生成方法。
  14. コンピュータにより3次元地図データを生成する生成方法であって、
    前記コンピュータが実行する工程として、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する工程と、
    交通路のつながりをリンクおよびノードで表した交通路ネットワークデータを参照する工程と、
    前記交通路ネットワークデータのリンクに対応する交通路について、前記地図データにおいて破線で表されている部分には、トンネルが設けられていると特定する工程とを備える生成方法。
  15. コンピュータにより3次元地図データを生成する生成方法であって、
    前記コンピュータが実行する工程として、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する工程と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する工程と、
    前記地図データと写真データとの比較により、上下線数が異なる交通路を、上下線が異平面に設けられた縦型高架路であると特定する工程とを備える生成方法。
  16. 3次元地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、
    地表面を所定領域に区切って定義されたメッシュに対して与えられた標高データを参照する機能と、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する機能と、
    前記地図データ中のポリゴンのうち、掘下処理の対象とすべき対象ポリゴンを選択する機能と、
    該対象ポリゴンの境界線を含む各メッシュに対して、その近傍に位置する前記対象ポリゴン外のメッシュに与えられた標高データを割り当てるとともに、前記メッシュおよび標高データに基づいて前記地表面の3次元データを生成する機能と、
    前記地表面の3次元データに対し、前記対象ポリゴンに対応する領域の標高値を、前記標高データに関わらず設定された所定値に修正する掘下処理を実行する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  17. 3次元地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する機能と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する機能と、
    前記地図データに基づき、3次元的に交差している複数の交通路を処理対象として抽出する機能と、
    前記写真データに基づいて、前記処理対象の交通路の影および該交通路にできる影の少なくとも一方と、該交通路との位置関係を特定し、該位置関係に基づいて、前記処理対象の交通路の交差形式を特定する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  18. 3次元地図データを生成する生成ためのコンピュータプログラムであって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する機能と、
    交通路のつながりをリンクおよびノードで表した交通路ネットワークデータを参照する機能と、
    前記交通路ネットワークデータのリンクに対応する交通路について、前記地図データにおいて破線で表されている部分には、トンネルが設けられていると特定する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  19. 3次元地図データを生成するためのコンピュータプログラムであって、
    地形を表すポリゴンデータおよびその属性データを含む2次元の地図データを参照する機能と、
    前記地図データに対応する地域を高所から撮影して得られる写真データを参照する機能と、
    前記地図データと写真データとの比較により、上下線数が異なる交通路を、上下線が異平面に設けられた縦型高架路であると特定する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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