JP2005265038A - 真空断熱材及び真空断熱材用無機繊維シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の真空断熱材は、無機繊維を主体として湿式抄造した無機繊維シートを複数枚積層したものを芯材として用いてなる真空断熱材であって、前記無機繊維中の粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下であり、前記無機繊維の平均繊維径が0.2〜6μmであり、前記無機繊維がシート面に対して水平方向に配列されていることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
前記無機繊維からなる真空断熱材の断熱性を高めるために、無機繊維中のショット(未繊維化粒状物)の含有率を低下させた断熱材や、無機繊維を伝熱方向に対して垂直方向に配列させた断熱材など、様々な真空断熱材が提案されている。
また、前記特許文献3に記載されている真空断熱材は、例えば、平均繊維長2mmのガラス繊維を圧縮脱水した真空断熱材については、真空熱伝導率が0.015W/m・Kと、繊維長1mmのガラス繊維を圧縮脱水した真空断熱材の真空熱伝導率0.007W/m・Kと比較して、熱伝導率が高くなることが記載されている。これは、比較的長い繊維を圧縮脱水した場合は、繊維構造が粗であるために真空加熱時に繊維の構造が変形し、断熱性が低下したものと推測され、前記特許文献3に記載の方法を用いても、確実にガラス繊維が伝熱方向に対して垂直方向に配列されているものではないと推測される。
また、前記特許文献4に記載の真空断熱材のように、湿潤状態のシート中のガラス繊維を破壊せずに加圧により繊維を移動させようとする場合、通常、ガラス繊維の構造体の空間量は90%以上あるため、シート水分量で80%以上、つまりガラス繊維の8倍以上の水分量を必要とするが、特許文献4の真空断熱材の場合は、高温圧縮の際に最大2倍量の水分しか付着させていないので、加圧によりガラス繊維が水平方向に移動するとは考えられず、加圧によってガラス繊維が折れて短くなり、細かく折れたガラス繊維が密な構造となって断熱性が高められており、繊維の構造(繊維の配列)による断熱効果は少ないと推測される。
また、前記特許文献5に記載の真空断熱材では、湿式抄造によって得た無機質繊維ペーパーを複数層重ね合わせることで真空断熱材全体として、無機質繊維が真空断熱材の厚さ方向に対して垂直方向に配列するようにしたものであるが、ペーパーの湿式抄造時において繊維をペーパー面に対して水平方向に配列するための特別な制御(ジェット/ワイヤ比の特殊制御など)は行っていないことから、ペーパー単位で見た場合には、繊維がペーパー面に対して水平方向に確実に配列されているわけではない。
そこで、本発明は、断熱効果を高める繊維の構造(繊維の配列)に着目し、ショットを著しく低減するとともに、繊維径の小さい無機繊維を用いて、シートの表面から裏面へと伝熱する方向に対して垂直方向、即ち、シート面に対して水平方向に繊維を配列させて、断熱効果を向上させた真空断熱材及び真空断熱材用無機繊維シートの製造方法を提供することを目的とする。
また、請求項2記載の真空断熱材は、請求項1記載の真空断熱材において、前記無機繊維シートが無機繊維のみで構成されていることを特徴とする。
また、請求項3記載の真空断熱材は、請求項1または2記載の真空断熱材において、前記無機繊維の平均繊維径が2μm以下であることを特徴とする。
また、請求項4記載の真空断熱材は、請求項1乃至3の何れかに記載の真空断熱材において、前記無機繊維がガラス繊維であることを特徴とする。
本発明の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法は、前記目的を達成するべく、請求項5に記載の通り、一定方向に走行するフォーミングワイヤ上に、分散媒体中に無機繊維を分散させた抄紙原料液を噴出し、該抄紙原料液を脱水しつつ前記フォーミングワイヤ上に無機繊維を堆積させて湿式抄造する真空断熱材用無機繊維シートの製造方法であって、前記無機繊維として、平均繊維径が0.2〜6μmで、粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下である無機繊維を使用するとともに、前記抄紙原料液の流れる速度と前記フォーミングワイヤの走行速度の速度比率であるジェット/ワイヤ比率を0.5〜0.8としたことを特徴とする。
また、請求項6記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法は、請求項5記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法において、前記無機繊維の平均繊維径が2μm以下であることを特徴とする。
また、請求項7記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法は、請求項5または6記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法において、前記無機繊維がガラス繊維であることを特徴とする。
また、前記無機繊維としてガラス繊維を用いた場合は、微細径のガラス繊維を工業的に容易に得られるため有用性が高い。ガラス繊維を湿式抄造したシートは、ガラスウールからなる集綿積層体を圧縮して形成したものよりも、厚さや密度の精度を高められ、安定した品質の真空断熱材用無機繊維シートとすることができる。
また、本発明の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法は、一定方向に走行するフォーミングワイヤ上に、分散媒体中に無機繊維を分散させた抄紙原料液を噴出し、該抄紙原料液を脱水しつつ前記フォーミングワイヤ上に無機繊維を堆積させて湿式抄造する製造方法であって、前記無機繊維として、平均繊維径が0.2〜6μmで、粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下である無機繊維を使用するとともに、前記抄紙原料液の流れる速度と前記フォーミングワイヤの走行速度の速度比率であるジェット/ワイヤ比率を0.5〜0.8としているため、抄紙原料液の流速よりも、フォーミングワイヤの走行速度の方が速く、抄紙原料液中の無機繊維がフォーミングワイヤの走行方向に引っ張られる形となり、無機繊維をシート面に対して水平方向に配列させることができる。
前記無機繊維は、無機繊維シートのシート面に対して水平方向に配列されていることが必要である。このようにすることで、断熱材の伝熱方向に対して、繊維を垂直方向に配列することができるので、熱伝導性を阻害して、結果として、真空断熱材の断熱性能を向上させることができる。
前記無機繊維は、平均繊維径が0.2〜6μmのものを用いる必要がある。なぜならば、平均繊維径が0.2μm未満であると、湿式抄造によるシート化自体は可能であるが、材料コストが高くなり、工業製品として実用に適さなくなるという不都合があり、6μmを超えると、繊維同士の交絡構造が少なくなり十分なシート強度が得られなくなるという不都合があるからである。尚、前記無機繊維の平均繊維径は、より小さい方が、無機繊維シートの空隙を微細化することができ、気体熱伝導が低減されるので、真空断熱材の断熱性能は向上する。この点から、前記無機繊維の平均繊維径は、2μm以下であることが好ましい。
前記微細径の無機繊維には、その製法上、通常ショットと呼ばれる非繊維状粒子が含まれているが、これらショットは、繊維としての機能を果たさないばかりか、熱伝導率も高くなるため無い方が望ましい。特に、粒子径が30μm以上の大きなショットは、断熱材に大きな気孔を生じ、気体の対流伝熱、気体分子の衝突による伝熱を促進するため、断熱材の断熱性能を大きく阻害する。このため、本発明の真空断熱材に用いる無機繊維としては、粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下のものを用いるようにする。
本発明においては、特に、表面凹凸等を生じない高品質の無機繊維シートを得るために、従来主流であった乾式法(集綿積層法など)ではなく、湿式抄造法により製造するようにしている。例えば、無機繊維を分散媒体に分散させた抄紙原料液の遠心分離を行い、スクリーン・フィルタを通過させる等すれば、無機繊維中の粒子径30μm以上のショット含有率を実質上ゼロとなる0.1質量%以下にまで低減することができる。
前記ガラス繊維としては、例えば、耐酸性のCガラスを溶融、紡糸後、バーナの火炎でエネルギを与え、吹き飛ばして得られるガラス短繊維や、Cガラスを溶融した後、紡糸したガラス長繊維が好適に用いられる。このような火炎法や、その他遠心法等の製法によって得られるガラス繊維は、その繊維構造が表面積の小さい円柱状に形成されており、パルプ繊維等のように枝分かれ(フィブリル化)していないため、湿式抄造の際に、抄紙原料液中の繊維が一定方向に走行するフォーミングワイヤに引っ張られても、繊維が引っ掛かってシート表面の地合が崩れたり、孔が開いたりする等の不都合がない。
以下、一例として、図1に示すポンドレギュレータを備えた密閉式傾斜抄紙機を用いて、本発明の真空断熱材用無機繊維シートを製造する具体的な方法を図面に基づき説明する。
(1)先ず、原料として、例えば、平均繊維径1μmの微細ガラス繊維を所定量計量し、ミキサ、パルパ等の分離機により前記繊維を水中に均一に分散・混合して、抄紙原料液を得る。尚、ガラス繊維はパルプと異なりフィブリル化はしないため、ビータのような刃物を備えた叩解機を使用すると折れて粉状となるため、パルパを使用する。この抄紙原料液を貯蔵タンクに輸送、貯蔵する。
(2)次に、前記抄紙原料液中のガラス繊維には、ショットが少量混入していることが推測されるため、前記抄紙原料液を遠心分離機にて遠心分離した後、スクリーン・フィルタを通過させて、抄紙原料液に含まれるガラス繊維中の粒子径30μm以上のショット含有量を0.1質量%以下にする。
(3)次に、図略の種口弁・白水バルブで抄紙原料液の供給量を制御し、ステップディフューザ等を介してヘッドボックス3から抄紙原料液を噴出し、抄紙原料液のプール(水溜まり)5を形成する。このプール5内のガラス繊維4が斜め上方に走行するフォーミングワイヤ6上に堆積し、下方から脱水されて、湿紙状態のガラス繊維シート2が形成される。密閉式傾斜抄紙機1は、ポンドレギュレータ8でプール5の液面を押さえてヘッドボックス3の原料投入開口部の面積を調整し、抄紙原料液の流れる速度を容易に調整することができる。この流速に対してフォーミングワイヤ6の走行速度を調整することにより、抄紙原料液の流れる速度とフォーミングワイヤ6の走行速度の速度比率であるジェット/ワイヤ比率を0.5〜0.8の範囲に調整することができる。
(4)次に、前記湿紙状態のガラス繊維シート2を水分を乾燥させるドライヤを通過させて、真空断熱材用無機繊維シートの原紙を得、これをロール状に巻き取る。この原紙を展開して所望の大きさに裁断すれば、真空断熱材用無機繊維シートが得られる。
(実施例)
平均繊維径1μmのCガラスからなるガラス短繊維100質量%をパルパ装置を用い、水中で分散・混合後、抄紙原料液として貯蔵タンクに貯蔵する。その後、前記抄紙原料液を遠心分離機により遠心分離し、スクリーン・フィルタを通過させて、前記抄紙原料液中のショットを除去する。次いで、前述のポンドレギュレータを備えた密閉式傾斜抄紙機を用いて、前述のジェット/ワイヤ比率が0.7となるように調整し、フォーミングワイヤ上にガラス繊維シートの湿紙を形成し、220℃の熱風乾燥機を通して乾燥させて、厚さ2.0mm、密度0.18g/cm3の真空断熱材用無機繊維シートを得た。尚、前記ジェット/ワイヤ比率を0.7とするには、種口弁・白水バルブを調整して、ヘッドボックスからフォーミングワイヤ上に噴出される抄紙原料液の噴出量を70m3/分とし、ポンドレギュレータでヘッドボックスの原料投入開口部の面積が10m2となるよう調整して抄紙原料液の流速を7m/分とする一方、前記フォーミングワイヤの走行速度を10m/分に調整して、ジェット/ワイヤ比率を0.7に調整した。
得られた真空断熱材用無機繊維シートの繊維の方向性を観察すると、ほとんど全ての繊維がシート面に対して水平方向に配列していた。
次に、前記真空断熱材用無機繊維シートを5枚重ねて厚さ10mmの積層体とし、この積層体を真空断熱材用芯材としてガスバリアフィルム袋に挿入し、10-3Torrまで真空排気して、真空断熱材を得た。このとき真空断熱材の外観に波打ちやシワは観察されなかった。この真空断熱材について、室温での熱伝導率を測定すると、0.0020W/m・Kであった。また、前記真空断熱材用芯材中のショット含有率を30μmフルイ残存量で測定すると、0.01質量%以下であった。
平均繊維径2μmの遠心法で得られた樹脂を付着してないガラスウールの表面にイオン交換水を2倍量噴霧し、前記ガラスウールをSUS板に挟んで加圧し、これを380℃の加熱炉で60分間加熱後、冷却して、厚さ10mm、密度0.20g/cm3の真空断熱材用無機繊維シートを得た。
得られた真空断熱材用無機繊維シートの繊維の方向性を観察すると、明確な繊維の方向性は見られず、加圧により繊維間が加圧前より狭くなっていた。
次に、前記真空断熱材用無機繊維シートを真空断熱材用芯材としてガスバリアフィルム袋に挿入し、10-3Torrまで真空排気して、真空断熱材を得た。このとき真空断熱材の外観に波打ちやシワは観察されなかった。この真空断熱材について、室温での熱伝導率を測定すると、0.0030W/m・Kであった。また、前記真空断熱材用芯材中のショット含有率を30μmフルイ残存量で測定すると、0.5質量%であった。
ジェット/ワイヤ比率を1.0としたこと以外は、実施例1と同様にして、厚さ2.0mm、密度0.14g/cm3の真空断熱材用無機繊維シートを得た。尚、前記ジェット/ワイヤ比率を1.0とするには、ヘッドボックスからフォーミングワイヤ上に噴出される抄紙原料液の噴出量を100m3/分とし、ポンドレギュレータでヘッドボックスの原料投入開口部の面積が10m2となるよう調整して抄紙原料液の流速を10m/分とする一方、前記フォーミングワイヤの走行速度を10m/分に調整して、ジェット/ワイヤ比率を1.0に調整した。
得られた真空断熱材用無機繊維シートの繊維の方向性を観察すると、繊維は、シート面に対して垂直方向及び水平方向にランダムに配向していた。
次に、前記真空断熱材用無機繊維シートを5枚重ねて厚さ10mmの積層体とし、この積層体を真空断熱材用芯材としてガスバリアフィルム袋に挿入し、10-3Torrまで真空排気して、真空断熱材を得た。このとき真空断熱材の外観に波打ちやシワは観察されなかった。この真空断熱材について、室温での熱伝導率を測定すると、0.0030W/m・Kであった。また、前記真空断熱材用芯材中のショット含有率を30μmフルイ残存量で測定すると、0.01質量%以下であった。
(1)実施例の真空断熱材に用いた無機繊維シートでは、大きな空隙を形成する要因となる粒子径30μm以上のショット含有率が0.01質量%以下と実質的にゼロであるため、空気の対流による熱伝達が少なく、また、ほとんど全てのガラス繊維がシート面に対して水平方向に配列しているため、真空断熱材の表面から裏面への伝熱を阻害することができるとともに、伝熱経路となる繊維の間隙が複雑化、迷路化されていることから、熱伝導率が低く、優れた断熱性を持つ真空断熱材が得られることが確認できた。
(2)従来例の真空断熱材に用いた無機繊維シートでは、ショット含有率が比較的高く、また繊維がシート面に対して水平方向に配列する明確な繊維配向性がないため、実施例と比較して真空断熱材の熱伝導率が高く、断熱性が劣っていた。また、シート製法上、ガラスウールに水を付着させた後、加熱炉でバッチ式に前記ガラスウールの付着水分を蒸発させる工程が必要となるため、製造コストが高くなることが推測された。
(3)比較例の真空断熱材に用いた無機繊維シートでは、ショット含有率は少ない(実質的にゼロ)が、繊維がシート面に対して方向性を持たずランダムな配向をしており、シート面に対して垂直あるいはそれに近い方向に配向した繊維が比較的多く存在するため、断熱材の表面から裏面へと形成された繊維間隙が伝熱経路となって熱が伝わり易くなり、実施例と比較して真空断熱材の熱伝導率が高く、断熱性が劣っていた。
2 湿紙状態のガラス繊維シート
3 ヘッドボックス
4 ガラス繊維
5 プール
6 フォーミングワイヤ
8 ポンドレギュレータ
Claims (7)
- 無機繊維を主体として湿式抄造した無機繊維シートを複数枚積層したものを芯材として用いてなる真空断熱材であって、前記無機繊維中の粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下であり、前記無機繊維の平均繊維径が0.2〜6μmであり、前記無機繊維がシート面に対して水平方向に配列されていることを特徴とする真空断熱材。
- 前記無機繊維シートが無機繊維のみで構成されていることを特徴とする請求項1記載の真空断熱材。
- 前記無機繊維の平均繊維径が2μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の真空断熱材。
- 前記無機繊維がガラス繊維であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の真空断熱材。
- 一定方向に走行するフォーミングワイヤ上に、分散媒体中に無機繊維を分散させた抄紙原料液を噴出し、該抄紙原料液を脱水しつつ前記フォーミングワイヤ上に無機繊維を堆積させて湿式抄造する真空断熱材用無機繊維シートの製造方法であって、前記無機繊維として、平均繊維径が0.2〜6μmで、粒子径30μm以上のショット含有率が0.1質量%以下である無機繊維を使用するとともに、前記抄紙原料液の流れる速度と前記フォーミングワイヤの走行速度の速度比率であるジェット/ワイヤ比率を0.5〜0.8としたことを特徴とする真空断熱材用無機繊維シートの製造方法。
- 前記無機繊維の平均繊維径が2μm以下であることを特徴とする請求項5記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法。
- 前記無機繊維がガラス繊維であることを特徴とする請求項5または6記載の真空断熱材用無機繊維シートの製造方法。
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