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JP2005262264A - 消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法 - Google Patents

消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法 Download PDF

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JP2005262264A
JP2005262264A JP2004077364A JP2004077364A JP2005262264A JP 2005262264 A JP2005262264 A JP 2005262264A JP 2004077364 A JP2004077364 A JP 2004077364A JP 2004077364 A JP2004077364 A JP 2004077364A JP 2005262264 A JP2005262264 A JP 2005262264A
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Tetsuo Era
哲生 恵良
Toshiro Uesono
敏郎 上園
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Daihen Corp
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Abstract

【課題】消耗電極ガスシールドアーク溶接において、アークスタート後溶接トーチを移動開始するまでの初期時間Tiをビード形状が良好になるように自動設定する。
【解決手段】本発明は、アークスタート時に溶接電流Ioが通電を開始し、それから初期時間Ti[s]が経過した後に予め定めた溶接速度vw[mm/s]で溶接トーチの移動を開始する消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法において、初期時間Tiを、溶接電流Ioが通電を開始した時点からの溶接ワイヤの初期溶着量Yiが溶接長さ1cm当りの定常溶着量に係数αを乗じた基準値Ytに達するまでの時間に設定し、係数αをアークスタート部のビード形状が所望形状になるように0.5を中心値として微調整する消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、アークスタート部の溶接品質を向上させるための消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法に関するものである。
図6は、溶接ロボットを使用した消耗電極ガスシールドアーク溶接装置の構成図である。マニピュレータ6は、溶接トーチ4及び溶接ワイヤ1を送給するための送給モータWMを搭載している。ロボット制御装置7は、教示データに基づいて上記のマニピュレータ6の複数軸のサーボモータを制御するための動作制御信号Mcを出力する。さらに、このロボット制御装置7は、溶接開始信号St、溶接速度設定信号vwsを含む溶接条件設定信号を溶接電源5へ送信し、溶接電源5からアークスタート時に溶接トーチ4の移動を開始するための移動許可信号Wcrを受信する。すなわち、上記のマニピュレータ6は、溶接トーチ4をアークスタート位置まで移動させた後に停止し、溶接を開始した後に上記の移動許可信号Wcrが入力されると溶接トーチ4を溶接送度vwで移動させる。
溶接電源5は、消耗電極ガスシールドアーク溶接用の一般的な電源であり、アーク3を発生させるための溶接電圧Vo及び溶接電流Ioを出力する。さらに、この溶接電源5は、上記の溶接開始信号St及び溶接速度設定信号vwsを含む溶接条件設定信号を受信し上記の移動許可信号Wcrを送信すると共に、、送給モータWMの回転を制御するための送給制御信号Fcを出力し送給速度検出信号Fdを受信する。溶接ワイヤ1は送給モータWMによって送給されて母材2との間にアーク3が発生する。
図7は、上述した溶接装置おけるアークスタート時のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの、同図(B)は送給制御信号Fcの、同図(C)は溶接電流Ioの、同図(D)は移動許可信号Wcrの、同図(E)は溶接速度(溶接トーチ移動速度)vwの時間変化を示す。以下,同図を参照して説明する。
時刻t1において、同図(A)に示すように、溶接開始信号StがHighレベルになると、同図(B)に示すように、送給制御信号Fcは初期送給速度Fiに相当する値となり、溶接ワイヤは初期送給速度Fiでの送給が開始される。時刻t2においてワイヤ先端が母材に到達し接触すると、同図(C)に示すように、溶接電流Ioの通線が開始する。この電流通電開始から予め定めた初期時間Tiが経過した時刻t3において、同図(D)に示すように、移動許可信号WcrがHighレベルに変化する。これに応動して、同図(E)に示すように、溶接トーチは予め定めた溶接速度設定信号vwsによって定まる溶接速度vwで移動を開始する。同時に、同図(B)に示すように、送給制御信号Fcは定常送給速度Faに相当する値になり、溶接ワイヤは定常送給速度Faで送給される。このように、時刻t2において溶接電流Ioが通電してアークが発生した後も初期時間Tiが経過するまでは溶接トーチはアークスタート位置に停止した状態にある。
上記において、時刻t1〜t2の期間中の送給速度を上記の初期送給速度Fiよりもさらに低速な値(スローダウン速度)に設定することも多い。また、初期送給速度Fiと定常送給速度Faを同一値に設定することも多い。
上記の初期時間Tiを設ける理由は主に2つある。第1の理由は、特許文献1に記載するように、電流通電後のアーク状態が安定状態になるまで溶接トーチの移動を待機させるためである。アーク状態が安定する前に溶接トーチが移動を開始すると、アーク状態がそれを起因として不安定状態になることがあり、これを防止するためである。第2の理由は、アークスタート部のビード形状を良好にするためである。図8は、アークスタート部のビード形状を横断面から見た模式図である。同図(A)は初期時間Tiが零のときであり、同図(B)は初期時間Tiが適正値のときである。同図(A)の場合、アークスタート部のビード2aはワイヤ溶着量が不足するために定常部のビード2bに比べて高さがなだらかなスロープ状になる。すなわち、ビード形状が定常形状になるまでのビード長さが長くなっている。他方,同図(B)の場合、初期時間Ti中溶接トーチは停止しているのでアークスタート部に溶接ワイヤが送給されて初期溶着量が適正になる。このために、アークスタート部のビード2aは直ぐに定常部のビード2bと同様になる。
特許第2988176号公報
図9は、溶接条件を変化させたときのアークスタート部のビード形状図である。同図(A)は初期時間Tiが適正なときであり、同図(B)は初期時間Tiを固定して溶接速度を速くしたときであり、同図(C)は初期時間Tiを固定して開先形状を広くしたときである。同図(A)に示すように、初期時間Tiが適正値であればアークスタート部のビード2aは良好になる。しかし、同図(B)に示すように、初期時間Tiを固定して溶接速度を速くすると、アークスタート部のビード2aはスロープ状となり溶接品質が悪くなる。同様に、同図(C)に示すように、初期時間Tiを固定して溶接継手部の開先を広くすると、アークスタート部のビード2aはスロープ状となり溶接品質が悪くなる。したがって従来は、溶接速度、開先形状、定常送給速度等の溶接条件が変化すると、初期時間Tiを試行錯誤しながら適正値に設定しなければならなかった。このために、溶接前の準備時間に多くの時間がかかり生産効率を低下させていた。
そこで、本発明は、溶接条件が変化しても初期時間Tiを適正値に自動設定することができる消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法を提供する。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、アークスタート時に溶接電流が通電を開始し、それから初期時間Ti[s]が経過した後に予め定めた溶接速度vw[mm/s]で溶接トーチの移動を開始する消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法において、
前記初期時間Tiを、前記溶接電流が通電を開始した時点からの溶接ワイヤの初期溶着量Yiが溶接長さ1cm当りの定常溶着量Ycに係数αを乗じた基準値Ytに達するまでの時間に設定し、前記係数αをアークスタート部のビード形状が所望形状になるように0.5を中心値として微調整することを特徴とする消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法である。
また、第2の発明は、前記初期時間Ti中の溶接ワイヤの初期送給速度Fi[mm/s]と前記初期時間Ti経過後の溶接ワイヤの定常送給速度Fa[mm/s]とを同一値に設定し、前記初期時間Tiを前記係数α及び前記溶接速度vwによってTi=10・α/vwに設定することを特徴とする第1の発明記載の消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法である。
上記第1の発明によれば、アークスタート後に溶接トーチが移動を開始するまでの初期時間Tiを初期溶着量Yiが基準溶着量Ytに達するまでの時間に設定することによって、溶接条件が変化しても初期時間Tiは適正値に自動設定されるので、常にアークスタート部のビード形状を良好にすることができる。初期時間Tiは溶接条件に応じて自動設定されるので、従来必要であった初期時間Tiの適正値を求めるための試験等の時間が不要となり、生産効率が向上する。
上記第2の発明によれば、上記の効果に加えて、初期送給速度Fiと定常送給速度Faが同一値である場合、係数α及び溶接速度vwによって初期時間TiはTi=10・α/vwとして演算することができる。このために、初期時間Tiを演算するための回路構成が簡単になるので、溶接装置のコストを安価にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るアークスタート時のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの、同図(B)は送給制御信号Fcの、同図(C)は溶接電流Ioの、同図(D)は移動許可信号Wcrの、同図(E)は溶接速度(溶接トーチの移動速度)vwの、同図(F)は初期溶着量Yiの時間変化を示す。同図は上述した図7と対応しており、以下図7と異なる部分についてのみ説明する。
同図において時刻t2までの動作は上述した図7と同一である。時刻t2において、同図(B)に示すように、溶接電流Ioの通電が開始すると、同図(F)に示すように、初期溶着量Yiの演算を開始する。ここで溶接ワイヤの直径d[mm]、送給速度検出値Fd[mm/s]とすると初期溶着量Yi[mm]は下式となる。
Yi=∫π・(d/2)・Fd・dt …(1)式
したがって、時刻t2から上記積分を開始して初期溶着量Yiを刻々と演算する。同図(F)に示すように、この初期溶着量Yiが基準溶着量Ytに達した時刻t3で初期時間Ti[s]を終了する。これに応動して、同図(E)に示すように、溶接トーチの移動を開始すると共に、同図(B)に示すように、送給制御信号Fcは定常送給速度Faに相当する値に変化する。
上記の基準溶着量Ytは、溶接長さ1cm当りの定常溶着量Yc(以下,単に定常溶着量という)に係数αを乗じた値となる。すなわち、Yt=α・Ycとなる。この定常溶着量Yc[mm/mm]は、溶接ワイヤの直径d[mm]、定常送給速度Fa[mm/s]及び溶接速度vw[mm/s]によって下式で演算される。
Yc=10・π・(d/2)・Fa/vw …(2)式
この式において、直径d、定常送給速度Fa及び溶接速度vwは溶接前に予め定められた溶接条件であるので、定常溶着量Ycは所定値となる。
図2は、上記の係数αを説明するためのアークスタート部のビード形状の概念図である。溶接長さ1cm当りの定常溶着量Ycと略同一のビード形状をアークスタート部に形成するためには、初期溶着量Yi=0.5・Ycであれば良い。したがって、係数α=0.5となる。ただし、係数αを微調整することによってアークスタート部のビード形状を微調整して所望形状にすることができる。微調整幅は0.5±0.2程度である。
ここで、初期送給速度Fiと定常送給速度Faとが同一値である場合を考える。初期時間Ti中の送給速度検出値Fd=Fi=Faとなるので、上記(1)式は下式となる。
Yi=π・(d/2)・Fa・Ti
初期時間Ti経過時点でYi=α・Ycが成立するので、これに上式及び(2)式を代入して整理すると下式となる。
Ti=10・α/vw …(3)式
したがって、初期送給速度Fiと定常送給速度Faとが同一値である場合には上記(3)式によって適正な初期時間Tiを演算することができる。
図3は、溶接速度vw及び定常送給速度Faを変化させたときにアークスタート部のビード形状が所望形状になる初期時間Tiを試験によって求めた図である。同図は初期送給速度Fiと定常送給速度Faとが同一値であり、溶接ワイヤに直径1.2mmの軟鋼ワイヤを使用し、T字すみ肉継手を炭酸ガスアーク溶接した場合である。同図に示すように、Fa=8m/min及びFa=15m/minの場合も、初期時間Tiは曲線L1で近似することができる。そして、曲線L1はTi[s]=10・0.5/vw[mm/s]として表わすことができる。これは上記(3)式と一致するので、試験によっても係数α=0.5が裏付けられたことになる。
本発明の実施の形態に係るアークスタート方法を実施するための溶接装置は、上述した図6と同一である。ただし、溶接電源5の構成は図4の構成にしたものを使用する。以下、同図を参照して各回路について説明する。
電源主回路MCは、交流商用電源(3相200V等)を入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御等の出力制御を行い、溶接電圧Vo及び溶接電流Ioを出力する。電圧設定回路VSは、予め定めた電圧設定信号Vsを出力する。電圧検出回路VDは、溶接電圧Voを検出して、電圧検出信号Vdを出力する。電圧誤差増幅回路EVは、上記の電圧設定信号Vsと上記の電圧検出信号Vdとの誤差を増幅して、電圧誤差増幅信号Evを出力する。この回路によって消耗電極ガスシールドアーク溶接のための定電圧特性が形成される。駆動回路DVは、外部からの溶接開始信号Stが入力されると上記の電源主回路MCのインバータ回路を駆動するための駆動信号Dvを出力する。
初期送給速度設定回路FISは、予め定めた初期送給速度設定信号Fisを出力する。定常送給速度設定回路FASは、予め定めた定常送給速度設定信号Fasを出力する。切換回路SWは、後述する移動許可信号WcrがLowレベルのときはa側に切り換わり上記の初期送給速度設定信号Fisを送給速度設定信号Fsとして出力し、Highレベルのときはb側に切り換わり上記の定常送給速度設定信号Fasを送給速度設定信号Fsとして出力する。送給誤差増幅回路EFは、この送給速度設定信号Fsと送給モータWMからの送給速度検出信号Fdとの誤差を増幅して、送給誤差増幅信号Efを出力する。送給制御回路FCは、外部からの溶接開始信号Stが入力されると上記の送給誤差増幅信号Efに従って送給モータWMを制御するための送給制御信号Fcを出力する。
基準溶着量演算回路YTは、上記の定常送給速度設定信号Fas、予め定めたワイヤ直径φd、予め定めた係数α及び外部からの溶接速度設定信号vwsを入力として、上記(2)式に基づいて演算し、基準溶着量信号Ytを出力する。電流検出回路IDは、溶接電流Ioを検出して、電流検出信号Idを出力する。初期溶着量演算回路YIは、上記の電流検出信号Idがしきい値以上になると電流通電開始と判別し、上記の送給速度検出信号Fdを入力として上記(1)式の演算を開始し、その値が上記の基準溶着量信号Ytの値に達した時点で移動許可信号Wcrを出力(Highレベル)する。
[効果]
図5は、本発明の効果の一例を示すアークスタート部のビード形状図である。同図は上述した図9に対応している。同図(A)の場合を基準溶接条件として、同図(B)は溶接速度を速くした場合であり、同図(C)は開先形状を広くし定常送給速度を速くした場合である。本発明では溶接速度、定常送給速度等の溶接条件が変化しても初期時間Tiが自動的に適正値に設定されるので、同図に示すように、アークスタート部のビード形状は常に良好になる。
本発明は、鉄鋼だけでなくアルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム等の種々の金属材料の消耗電極ガスシールドアーク溶接に適用することができる。また、初期時間Tiの演算処理をロボット制御装置で行っても良い。また、ロボットの代わりに自動台車等を使用することもできる。
本発明の実施の形態に係る消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る初期溶着量Yiと定常溶着量Ycとの関係を示すビード形状概念図である。 本発明の実施の形態に係る溶接速度vw及び定常送給速度Faと初期時間Tiとの関係図である。 本発明に係る溶接電源のブロック図である。 本発明の効果の一例を示すアークスタート部のビード形状図である。 従来の消耗電極ガスシールドアーク溶接装置の構成図である。 従来のアークスタート方法を示すタイミングチャートである。 従来のアークスタート部のビード形状を示す図である。 課題を説明するためのアークスタート部のビード形状図である。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
2 母材
2a アークスタート部のビード
2b 定常部のビード
3 アーク
4 溶接トーチ
5 溶接電源
6 マニピュレータ
7 ロボット制御装置
d 直径
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
EF 送給誤差増幅回路
Ef 送給誤差増幅信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
Fa 定常送給速度
FAS 定常送給速度設定回路
Fas 定常送給速度設定信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
Fd 送給速度検出(値/信号)
Fi 初期送給速度
FIS 初期送給速度設定回路
Fis 初期送給速度設定信号
Fs 送給速度設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
Io 溶接電流
L1 曲線
MC 電源主回路
Mc 動作制御信号
St 溶接開始信号
SW 切換回路
Ti 初期時間
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vo 溶接電圧
VS 電圧設定回路
Vs 電圧設定信号
vw 溶接送度
vws 溶接速度設定信号
Wcr 移動許可信号
WM 送給モータ
Yc 定常溶着量
YI 初期溶着量演算回路
Yi 初期溶着量
YT 基準溶着量演算回路
Yt 基準溶着量
Yt 基準溶着量信号
α 係数

Claims (2)

  1. アークスタート時に溶接電流が通電を開始し、それから初期時間Ti[s]が経過した後に予め定めた溶接速度vw[mm/s]で溶接トーチの移動を開始する消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法において、
    前記初期時間Tiを、前記溶接電流が通電を開始した時点からの溶接ワイヤの初期溶着量が溶接長さ1cm当りの定常溶着量に係数αを乗じた基準値に達するまでの時間に設定し、前記係数αをアークスタート部のビード形状が所望形状になるように0.5を中心値として微調整することを特徴とする消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法。
  2. 前記初期時間Ti中の溶接ワイヤの初期送給速度Fi[mm/s]と前記初期時間Ti経過後の溶接ワイヤの定常送給速度Fa[mm/s]とを同一値に設定し、前記初期時間Tiを前記係数α及び前記溶接速度vwによってTi=10・α/vwに設定することを特徴とする請求項1記載の消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート方法。

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