JP2005260454A - 終端器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 線路導体と、線路導体の端部に接続され、当該線路導体よりも線路幅の広い薄膜抵抗体とを備えて、線路導体は、薄膜抵抗体の接続部よりも手前の所定長さに亘って一定の線路幅を有することによって、線路導体における特性インピーダンスの変化を小さくし、広範な周波数帯域に対して良好な反射特性を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
図1はこの発明の実施の形態1に係る終端器の構成を示す図である。図1(a)は終端器を備えた誘電体基板の平面図、図1(b)はその側面図である。
図において、誘電体基板1は、上面に線路導体2が設けられ、下面に地導体3が設けられている。線路導体2と地導体3はマイクロストリップ線路を構成している。線路導体2は、終端器に要求された任意の特性インピーダンスに基づく一定の幅で構成されている。例えば、特性インピーダンスは50Ωである。誘電体基板1の端部周辺における上面の一部と、側面に、導体5が付設されている。地導体3の端部は、この側面に設けられた導体5に接続されている。
例えば、図1(a)に示した形状の場合、所望の薄膜抵抗4の面積S(正しくは体積だが、膜厚一定として,便宜上Sとする)、線路の特性インピーダンスと等しくなるような抵抗値R(通常50Ω)、及び薄膜抵抗材料に基づく単位面積当たりの抵抗値Rs(通常、50Ω/mm2が多い)が与えられた場合、抵抗体の開き角θにより形状が一意に決定できる。また、開き角θの可変範囲が同時に決定される。この上でシミュレーションを行うことによって、最適なθを決定することが出来る。なお、薄膜抵抗4の形状は、S、R、Rsを満足するような範囲で適宜設定することができる(例えば扇形状や、三角形状など)。
図1(a)の例では、誘電体基板1をアルミナセラミックで構成して、その比誘電率を9.8、基板厚を0.38mmとしている。また、線路導体2の幅を0.36mm、薄膜抵抗4の長さLを2.6mm、幅dを4mmとして、抵抗値Rを50Ωとしており、このときの開き角θは150°程度となる。なお、薄膜抵抗4の幅dが、線路幅に対して2倍を超えるようなインピーダンスの変化が無視できなくなる場合に、この実施の形態による発明は有効である。この例では、線路導体2に対して、薄膜抵抗4の幅dを10倍程度に広げている。これによって、数十Wレベルの高周波信号を終端できる。
線路導体3から入力したマイクロ波やミリ波などの高周波信号は、薄膜抵抗4を通過して導体5側へ進行する。薄膜抵抗4は高周波信号の電力を吸収し、かつ線路導体側へ反射させないことで、終端器として動作する。ここで薄膜抵抗4は高周波信号の進行方向に対して、幅を変化または維持させている。
図に示すように、5GHz〜20GHzに亘って、終端器の反射特性(SパラメータのS11)は−15dB以下であり、良好な反射特性が得られているのが分かる。
図2(a)は従来型の終端器を示す上面図、図2(b)はその側面図である。図において、誘電体基板1は、上面に線路導体20が設けられ、下面に地導体3が設けられる。線路導体20と地導体3はマイクロストリップ線路を構成している。線路導体20は、特性インピーダンスが50Ωである。線路導体20は、誘電体基板1の上面で一旦線路幅が拡がる。線路導体20は、この線路幅の拡がった部分で、誘電体基板1の上面に設けられた薄膜抵抗40の一端部と接続される。この接続の前後で、線路導体20と薄膜抵抗4とは同一の線路幅を有している。薄膜抵抗40の他の端部は導体5に接続される。薄膜抵抗40は導体5を介して地導体3に接続される。線路導体20、薄膜抵抗4、地導体3及び導体5は、マイクロストリップ線路上で従来型の終端器を構成する。
このように構成された終端器の反射特性を、図2(c)に示す。図に示すように、周波数が5GHzを超えると、終端器の反射特性は−15dBよりも大きくなり、より周波数の高い領域では、反射特性が著しく劣化しているのが分かる。
図3(a)は従来型の終端器を示す上面図、図3(b)はその側面図である。図において、誘電体基板1は、上面に線路導体20が設けられ、下面に地導体3が設けられる。線路導体20と地導体3はマイクロストリップ線路を構成している。線路導体20は、線路幅の拡がった部分で、薄膜抵抗40の一端部と接続される。図2(a)、(b)の構成に加えて、この例では更に整合用スタブ6を設けている。整合用スタブ6は線路導体20の側面で接続される。
このように構成された終端器の反射特性を、図3(c)に示す。図に示すように、周波数が5GHzを超えると、終端器の反射特性は−10dBよりも大きくなる。12GHz〜13GHzの領域では、一旦反射特性が−15dB以下となって反射特性の改善が見られる。しかし、それよりも周波数の高い領域では、反射特性が−10dBよりも大きくなって、再び反射特性が著しく悪化しているのが分かる。
図4はこの発明の実施の形態2による終端器の構成を示す図である。
図4(a)(b)において、誘電体基板1は、上面に線路導体2が設けられ、下面に地導体3が設けられている。線路導体2と地導体3はマイクロストリップ線路を構成している。線路導体2は、終端器に要求された任意の特性インピーダンスに基づく一定の幅で構成されている。例えば、特性インピーダンスは50Ωである。誘電体基板1の端部周辺における上面の一部と、側面に、導体5が付設されている。地導体3の端部は、この側面に設けられた導体5に接続されている。
この実施の形態では、図1の例と比べて、線路導体2と薄膜抵抗45の接続点で急激にインピーダンス変化が生じることになる。しかしながら、薄膜抵抗4の内部領域でインピーダンスが変化するので、仮に反射信号が発生したとしても、薄膜抵抗4の抵抗作用によって発生した反射信号をロスさせることができる。
なお、上記実施の形態1では、薄膜抵抗4の一部は線路導体3に接続され、他の一部は導体5を経て地導体2に接続されるように構成した。しかしながら、マイクロ波波長に対して薄膜抵抗4が十分に大きい場合は、薄膜抵抗4の一部が線路導体3に接続するように構成すれば、薄膜抵抗4の他の一部を、導体5を経て地導体2に接続しなくてもよい。このような構成によっても、同様の動作を実現することができる。
Claims (4)
- 線路導体と、
上記線路導体の端部に接続され、当該線路導体よりも線路幅の広い薄膜抵抗体と、
を備え、
上記線路導体は、上記薄膜抵抗体の接続部よりも手前の所定長さに亘って一定の線路幅を有したことを特徴とする終端器。 - 上記薄膜抵抗体は、上記線路導体との接続部から所定の比率で線路幅が拡がることを特徴とする請求項1記載の終端器。
- 上記線路導体は、所定長さに亘ってインピーダンスが50Ωであって、上記薄膜抵抗体は、インピーダンスが50Ωとなるように長さと幅が設定されたことを特徴とする請求項1記載の終端器。
- 上記薄膜抵抗体は、端末が接地されたことを特徴とする請求項1記載の終端器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067292A JP2005260454A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 終端器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004067292A JP2005260454A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 終端器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005260454A true JP2005260454A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35085776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004067292A Pending JP2005260454A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 終端器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005260454A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013187839A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波終端器 |
JP7442476B2 (ja) | 2021-03-05 | 2024-03-04 | 三菱電機株式会社 | マイクロ波終端器 |
-
2004
- 2004-03-10 JP JP2004067292A patent/JP2005260454A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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