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JP2005258340A - デジタル地図情報配信システム - Google Patents

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JP2005258340A
JP2005258340A JP2004073267A JP2004073267A JP2005258340A JP 2005258340 A JP2005258340 A JP 2005258340A JP 2004073267 A JP2004073267 A JP 2004073267A JP 2004073267 A JP2004073267 A JP 2004073267A JP 2005258340 A JP2005258340 A JP 2005258340A
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Abstract

【課題】 メンテナンスの容易なデジタル地図情報データ配信システムを提供することにある。
【解決手段】デジタル地図情報を無線で配信するデジタル地図情報配信システム20である。第1のコンピュータシステム100は、属性データ及び形状データがオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶された第1空間情報データベース312と、描画データが領域単位で更新可能に記憶された第1のキャッシュ情報データベース322と、属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取り、差分更新情報に基づき、第1空間情報データベースの対応するオブジェクトの属性データ及び形状データを更新し、更新後の形状データに基づきデジタル地図の描画データを生成し、変化が生じる描画データの変化領域を抽出し、変化領域の描画データに基づき第1キャッシュ情報データベース対応する領域の描画データを更新し、変化領域の描画データを差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、デジタル地図情報配信システムに関する。
従来のGIS(地図情報システム)の空間データ(主に地図データ)は、メッシュ及びレイアで管理されたフォーマット形式で提供されていた。
ここで一般的なGIS用の空間データは建物の新築、取壊し、改築、及び居住者の移動、自治体の統合による行政界の変更、道路の新設等にともない、年月と共に古いものとなってしまう。このため、定期的(例えば1年毎)に更新した空間データの内容をユーザーに提供する必要があった。
例えば空間データ提供会社等でメッシュ及びレイアで管理された空間データは、現地調査等の結果により定期的にメンテナンスして更新する必要がある。そして、更新データが反映された時点で、更新済みの全空間データが新たな提供データとして作成される。
空間データ提供会社等は各種GISベンダー及びGISユーザ企業の要求により、使用されているGISで内部形式に取り込める外部形式のデータフォーマット(一般的にこのデータも、メッシュ及びレイアで管理される)に編集して、更新済みの全空間データを新たな提供データとして、各種媒体に格納して提供する。それを受け取った各種GISベンダー及びGISユーザ企業は、外部形式の空間データを内部形式に変換して各種GISベンダーやGISユーザー企業で利用する。
例えばカーナビゲーションシステムにおいては、現在ナビ地図データは描画データ、道路データ、検索データよりなる。これらはKIWIフォーマット又はAフォーマット又はIフォーマット等で格納される為、地図の更新方法はその媒体の取替えまたは、車載機データ格納部の全データの入替えが主である。
また、その地図データの作成方法も、航空写真や収集情報による地図データの編集処理、道路データの接続性等のチェック処理、オーサリング処理(KIWIフォーマット又はAフォーマット又はIフォーマット等の形式で作成)と、各処理はそれぞれバッチ処理により行われ、それらの処理時間は数週間から2ヶ月程度の期間が必要となっている。
ここにおいて建物の新築、取壊し、改築、及び居住者の移動、自治体の統合による行政界の変更、道路の新設等によるデータの変更部分は全体の約3%ほどであるにも関わらず、全データの入れ替えを行っているのが現状である。
しかしながら定期的なメンテナンスのたびにメッシュ及びレイヤで管理された空間データの総入れ替えが生じ、時間的にも費用的にも無駄な作業が発生する。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、メンテナンスの容易なデジタル地図情報データ配信システムを提供することにある。
(1)本発明は、デジタル地図情報の提供を行う第1のコンピュータシステムがデジタル地図情報を使用して所定の処理を行う第2のコンピュータシステムに対しデジタル地図情報を無線で配信するデジタル地図情報配信システムであって、
第1のコンピュータシステムは、
デジタル地図情報の属性データ及び形状データがデジタル地図上のオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶された第1空間情報データベースと、
デジタル地図情報の描画データを複数の領域に分割し、分割単位である領域単位で更新可能に記憶された第1のキャッシュ情報データベースと、
属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取る手段と、
受け取った差分更新情報に基づき、第1空間情報データベースの対応するオブジェクトの属性データ及び形状データを更新する手段と、
更新後の形状データに基づきデジタル地図の描画データを生成する手段と、
前記差分更新情報によって変化が生じる描画データの変化領域を抽出する変化領域抽出手段と、
抽出された変化領域の描画データに基づき第1キャッシュ情報データベース対応する領域の描画データを更新する手段と、
抽出した変化領域の描画データを差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信するための配信用差分データを生成する配信用差分データ生成手段と、
配信用差分データを第2のコンピュータシステムに無線で送信する送信手段と、
を含むことを特徴とする。
第1のコンピュータシステムは例えばカーナビシステムのホストコンピュータであり、第2のコンピュータシステムは例えば車搭載のカーナビゲーションシステムでもよい。
属性データとは、オブジェクトの属性を定義するデータで例えば住所や名前や道路の交通規制データ等のデータである。
形状データとは、オブジェクトの形状を定義するデータであり、形状データに基づき地図画像の描画データを生成することができる。
本発明では第1の地図情報データベースはデジタル地図情報の更新情報を属性データ及び形状データの差分データとして受け取り、受け取った差分データに基づき、属性データ及び形状データを更新し、更新後の形状データに基づき変更が反映された描画データを生成する。
そして描画データの変化のあった領域(タイル)を抽出する。タイルとは例えば描画データを複数のメッシュに分割した場合の1つ1つの編み目に該当する領域である。
そして更新後の描画データの更新された領域(タイル)を抽出する。例えばオブジェクトの形状データとして、各オブジェクトと当該オブジェクトが含まれる描画データの領域(タイル)の関連づけが定義されている場合には、変化対象オブジェクトが関連付けられている区分(タイル)を抽出するようにしてもよい。
送信手段は、例えばデジタル波、無線LAN、広域エリアネットワーク等により無線でデータの送信を行う。
本発明によれば第2のコンピュータに対して更新後の描画データのなかで変化のあった領域(タイル)が差分データとして送信される。更新後の描画データは更新後の形状データに基づき作成されたものであるため、各領域間の地物(道路や河川等)の接続性(シームレス)は保証されている。
すなわち、第2のキャッシュデータベースでも第1のキャッシュデータベースと同様に描画データを複数の領域(タイル)に分割すれば分割単位である領域(タイル)単位で差し替えれば各領域間の描画データの接続性は保証されることになる。
また描画データでおくるのでデータ量が少なくてすむとともに、第2のコンピュータシステム側でメタファイルを生成する処理が不要となるため第2のコンピュータシステム側の処理負担が少ない。
なお第1のコンピュータシステムは、抽出した変化領域の描画データとともに、変化のあった属性データも差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信するようにしてもよい。
(2)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第2のコンピュータシステムは、
デジタル地図情報の属性データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義でオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶された第2の空間情報データベースと、
デジタル地図情報の描画データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義で前記領域単位で更新可能に記憶された第2キャッシュ情報データベースと、
第1のコンピュータシステムから無線で配信された配信用差分データを受信する手段と、
受信した配信用差分データに含まれた変化領域の描画データに基づき、第2のキャッシュ情報データベースの対応する領域の描画データを更新する描画データ更新手段と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル地図上のオブジェクトに変化があった場合に、第2のコンピュータシステムは、デジタル地図情報の描画データの変化のあった領域の描画データを受信して、第2のキャッシュ情報データベースの対応する領域の描画データを受信したデータと差し替えるだけで描画データの更新を行うことができる。
しかも既に第1のコンピュータシステムで形状データに基づき行がデータを生成するという行程を経ていることから、差し替え対象となる領域の描画データは、差し替えられない領域の描画データとの接続性については保証されている。
また第2のコンピュータシステム側で形状データに基づき描画データ(メタファイル)を生成する処理が不要となるため第2のコンピュータシステム側の処理負担が少ない。
(3)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第1のコンピュータシステムは、
配信用差分データ生成手段が差分データに元データの更新日時情報を付与した配信用差分データを生成し、
第2のコンピュータシステムは、
受信した配信用差分データの前記更新日時情報と自己の最新の更新に用いた差分データの更新日時情報を比較して、受信した差分データの更新日時情報が新しい場合には受信した差分データを用いた更新処理を行うことを特徴とする。
(4)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第1のコンピュータシステムは、
配信用差分データ生成手段が、更新予定時期情報を付与した配信用差分データを生成することを特徴とする。
更新予定時期情報とは例えばデータベースのデータを更新するデータベース更新予定時期情報でもよいし、更新されたデータベースのデータを有効として例えばアプリケーション(カーナビゲーションプログラム等)からアクセス可能にする更新反映時期情報でもよい。またデータベース更新予定時期情報及び更新反映時期情報の両者を付与するようにしてもよい。
(5)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第2のコンピュータシステムは、
描画データ更新手段が、受信した配信用差分データに含まれた更新予定時期情報に基づきキャッシュ情報データベースの描画データの更新又は更新された描画情報のアクセス許可設定処理を行うことを特徴とする。
例えば更新予定時期情報がデータベース更新予定時期情報である場合には、現在時刻(システムの内部時計や電波時計や無線で受信した時刻等により取得された現在時刻)がデータベース更新予定時期であるか否か判断し、現在時刻がデータベース更新予定時期をすぎている場合には、受信した差分データでキャッシュ情報データベースの描画データを更新するように構成してもよい。
また例えば更新予定時期情報が更新反映時期情報である場合には、現在時刻(システムの内部時計や電波時計や無線で受信した時刻等により取得された現在時刻)がデータベース更新予定時期であるか否か判断し、現在時刻が更新反映時期に達した場合には、既に受信した差分データで更新されているキャッシュ情報データベースの描画データを有効にするようにしてもよい(この場合データベースが更新された時点では更新された描画データは有効になっていない(アプリケーションからはアクセス不可の状態)。
(6)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第1のコンピュータシステムは、
配信用差分データ生成手段が元データの更新時期の異なる複数の差分データについて更新順位を特定するための更新順位特定情報を付加して送信用差分データを生成し、
差分データ送信手段が、更新時期の異なる差分データを含む複数の送信用差分データを平行して又は所定の間隔で繰り返し無線で送信することを特徴とする。
本発明によれば、第1のコンピュータシステム側では、更新時期の異なる複数の差分データを、平行して、又は所定の間隔で繰り返し無線で送信する(所定の期間内に生成された更新時期の異なる複数の差分データを垂れ流しにする)だけでよいので更新データの送信管理が簡単である。
(7)本発明のデジタル地図情報配信システムは、
第2のコンピュータシステムは、
描画データ更新手段が、受信した差分データに含まれた更新順位特定情報により特定される更新順位が、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有しているか否か判断し、
判断結果に基づき、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有している差分データを選択し、選択した差分データを用いてキャッシュ情報データベースの描画データの更新を行うことを特徴とする。
第1のコンピュータは不特定多数の第2のコンピュータに対し差分データを配信するが、不特定多数の第2のコンピュータの中には何らかの事情で、長期間データの更新が行えない場合もなる。しかし本発明では、第1のコンピュータシステム側では、更新時期の異なる複数の差分データを、平行して、又は所定の間隔で繰り返し無線で送信する(所定の期間内に生成された更新時期の異なる複数の差分データを垂れ流しにする)だけでよいので更新データの送信管理が簡単である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
1. デジタル地図情報配信システム
図1は、本実施の形態のデジタル地図情報配信システムの構成について説明するための図である。
本実施形態のデジタル地図情報配信システム(狭義の地図情報配信システム20)は、少なくとも第1のコンピュータシステム100とを含む。
第1のコンピュータシステム100は、第2のコンピュータシステムに対し、無線で差分データを送信可能に構成されている。
また所与のサーバ装置50や所与の情報通信端末60とネットワーク(インターネット、LAN等)40を介して接続可能に構成されていてもよい。
第1のコンピュータシステム100は、無線でデータの送信を行う通信装置110、ワークステーション等のホストコンピュータ120、データベース150を含む。
通信装置110は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等を含み、無線(無線LAN、デジタル波、広域エリアネットワーク等)で、第2のコンピュータシステムに対し、差分データを送信する処理を行う。
本実施形態のデジタル地図情報配信システム(広義の地図情報配信システム10)は、第1のコンピュータシステム100と第2のコンピュータシステム200とを含む。
第2のコンピュータシステム200は、第1のコンピュータシステムから無線で送信される差分データ90を受信可能に構成されている。
第2のコンピュータシステム200は、無線データの受信を行う通信装置210、ワークステーション等のホストコンピュータ220、データベース250を含む。
通信装置210は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等を含み、無線(無線LAN、デジタル波、広域エリアネットワーク等)で、第1のコンピュータシステムが送信した差分データを受信する処理を行う。
図2は本実施形態の第1のコンピュータシステムの機能ブロック図の一例である。なお以下に説明する本システムの機能は、例えば物理的に複数のコンピュータに分散して持たせて実行させるようにしてもよい。
第1のコンピュータシステム(サーバ装置)100は、ホストコンピュータ120、データベース150を含んでいる。
ホストコンピュータは120は、処理部130と記憶部122と情報記憶媒体126と送受信部124を含んでいる。
送受信部124は、情報通信端末60や他のサーバ装置40や通信装置110、データベース150等とデータのやり取りをするもので送信機能と受信機能の両方を有するが、送信手段と受信手段とに分散して送受信機能を実現してもよい。
記憶部122は処理部130や送受信部124などのワーク領域となるものでありその機能は例えばRAM等のハードウエアにより実現される。
処理部130は受信した処理要求に基づきどの端末によって送信されたものであるかやどのような配信要求であるか判別し各種処理を行うもので、その機能は、ハードウェア(CPU、DSP等のプロセッサ又はゲートアレイ等のASIC)とプログラム(ゲームプログラム、又はファームウェア等)との組み合わせにより実現される。但し、処理部100の機能の全てを、ハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプログラムにより実現してもよい。
処理部130は、地図情報更新処理132、描画データ生成処理部134、変化タイル抽出処理部136,配信用差分データ生成処理部138を含む。
地図情報更新処理132は、属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取り、受け取った差分更新情報に基づき、第1空間情報データベースの対応するオブジェクトの属性データ及び形状データを更新する。
また地図情報更新処理132は抽出された変化領域の描画データに基づき第1キャッシュ情報データベース対応する領域の描画データを更新する。
描画データ生成処理部134は、更新後の形状データに基づきデジタル地図の描画データを生成する。
変化タイル抽出処理部136は,前記差分更新情報によって変化が生じる描画データの変化領域を抽出する。
配信用差分データ生成処理部138は、抽出した変化領域の描画データを差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信するための配信用差分データを生成する。
また配信用差分データ生成部136は、差分データに元データの更新日時情報を付与した配信用差分データを生成するようにしてもよい。
また配信用差分データ生成部136は、更新予定時期情報を付与した配信用差分データを生成するようにしてもよい。
また配信用差分データ生成部136は、元データの更新時期の異なる複数の差分データについて更新順位を特定するための更新順位特定情報を付加して送信用差分データを生成するようにしてもよい。
通信装置110は配信用差分データを第2のコンピュータシステムに無線で送信する。
通信装置110は更新時期の異なる差分データを含む複数の送信用差分データを平行して又は所定の間隔で繰り返し無線で送信するようにしてもよい。
情報記憶媒体(コンピュータにより使用可能な記憶媒体)126は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
処理部130は、この情報記憶媒体126に格納される情報に基づいて本発明(本実施形態)の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体126には、本発明(本実施形態)の手段(特に処理部110に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
なお、上述したその他の機能も情報記憶媒体126から情報を読み取って実現することも可能である。
また情報記録媒体126に格納されるプログラム、データ等は、その一部もしくは全部をネットワーク回線などの伝送媒体を介して受信する構成にしてもよい。
またデータベース150は、ホストコンピュータ120とデータの送受信を行う送受信部152と、各種情報を利用可能な状態で記憶した情報記憶部160を含んで構成されている。
情報記憶部160は磁気的、光学的記録媒体や半導体メモリ等のCPUで読み取り可能な記憶媒体であり、例えばRAM、ハードディスク(磁気ディスク)やフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等により実現される。
情報記憶部160には、属性データ記憶部170、描画データ記憶部180、形状データ記憶部190を含む。
属性データ記憶部170、形状データ記憶部190は第1の空間情報データベースとして機能し、デジタル地図情報の属性データ及び形状データがデジタル地図上のオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶されている。
描画データ記憶部180は第1のキャッシュ情報データベースとして機能し、デジタル地図情報の描画データを複数の領域に分割し、分割単位である領域単位で更新可能に記憶されている。
図3は本実施形態の第2のコンピュータシステムの機能ブロック図の一例である。なお以下に説明する本システムの機能は、例えば物理的に複数のコンピュータに分散して持たせて実行させるようにしてもよい。
コンピュータシステムのサーバ装置200は、ホストコンピュータ220、データベース250を含んでいる。
ホストコンピュータは220は、処理部230と記憶部222と情報記憶媒体226と送受信部224を含んでいる。
送受信部224は、他の情報通信端末や他のサーバ装置や通信装置210、データベース250等とデータのやり取りをするもので送信機能と受信機能の両方を有するが、送信手段と受信手段とに分散して送受信機能を実現してもよい。
記憶部222は処理部130や送受信部224などのワーク領域となるものでありその機能は例えばRAM等のハードウエアにより実現される。
処理部230は受信した処理要求に基づきどの端末によって送信されたものであるかやどのような配信要求であるか判別し各種処理を行うもので、その機能は、ハードウェア(CPU、DSP等のプロセッサ又はゲートアレイ等のASIC)とプログラム(ゲームプログラム、又はファームウェア等)との組み合わせにより実現される。但し、処理部100の機能の全てを、ハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプログラムにより実現してもよい。
処理部130は、地図情報更新処理232、ナビゲーション処理部234を含む。
地図情報更新処理部232は、第1のコンピュータシステムから無線で配信された配信用差分データを受信し、受信した配信用差分データに含まれた変化領域の描画データに基づき、第2のキャッシュ情報データベースの対応する領域の描画データを更新する。
地図情報更新処理部232は、受信した配信用差分データの前記更新日時情報と自己の最新の更新に用いた差分データの更新日時情報を比較して、受信した差分データの更新日時情報が新しい場合には受信した差分データを用いた更新処理を行うようにしてもよい。
地図情報更新処理部232は、受信した配信用差分データに含まれた更新予定時期情報に基づきキャッシュ情報データベースの描画データの更新又は更新された描画情報のアクセス許可設定処理を行うようにしてもよい。
地図情報更新処理部232は、受信した差分データに含まれた更新順位特定情報により特定される更新順位が、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有しているか否か判断し、判断結果に基づき、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有している差分データを選択し、選択した差分データを用いてキャッシュ情報データベースの描画データの更新を行うようにしてもよい。
ナビゲーション処理部234は、属性データ及び描画データに基づきカーナビゲーション用の各種処理(例えば地図上の現在位置表示処理や経路探索処理等)を行う。
情報記憶媒体(コンピュータにより使用可能な記憶媒体)226は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
処理部230は、この情報記憶媒体226に格納される情報に基づいて本発明(本実施形態)の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体226には、本発明(本実施形態)の手段(特に処理部210に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
なお、上述したその他の機能も情報記憶媒体226から情報を読み取って実現することも可能である。
また情報記録媒体226に格納されるプログラム、データ等は、その一部もしくは全部をネットワーク回線などの伝送媒体を介して受信する構成にしてもよい。
またデータベース250は、ホストコンピュータ220とデータの送受信を行う送受信部252と、各種情報を利用可能な状態で記憶した情報記憶部260を含んで構成されている。
情報記憶部260は磁気的、光学的記録媒体や半導体メモリ等のCPUで読み取り可能な記憶媒体であり、例えばRAM、ハードディスク(磁気ディスク)やフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等により実現される。
情報記憶部260には、属性データ記憶部270,描画データ記憶部280を含む。
属性データ記憶部270は第2の空間情報データベースとして機能し、デジタル地図情報の属性データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義でオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶されている。
描画データ記憶部280は第2のキャッシュ情報データベースとして機能し、デジタル地図情報の描画データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義で前記領域単位で更新可能に記憶されている。
図4(A)(B)は本実施の形態の空間データベースの構成について説明するための図である。
図4(A)は空間データベースの形状データについて説明するための図である。
形状データとは、オブジェクト(下線や道路や構造物等の地物)の形状(形状や代表点等の座標データ、道路のノードやリンク情報等の経路探索データ(リージョン)をふくむようにしてもよい)を表すデータである。形状データに基づき、地図の描画データ(メタファイル、パーセル)を生成することができる。
本実施の形態の空間データベースでは、図4(A)に示すようにオブジェクト単位に形状データを有しており、オブジェクト単位に関連づけて更新が可能に構成されている。例えば形状や座標のように形状データの異なる要素については、オブジェクトの要素単位に更新できるようにしてもよい。
属性データとは、オブジェクト(河川や道路や構造物等の地物)の属性(地物の名称等)を表すデータである。属性データに基づき、地図の描画データ(メタファイル)に名称等を表示することができる。
本実施の形態の空間データベースでは、図4(B)に示すようにオブジェクト単位に属性データを有しており、オブジェクト単位に関連づけて更新が可能に構成されている。例えば名称や行政区分のように属性データの異なる要素については、オブジェクトの要素単位に更新できるようにしてもよい。
図5は、従来の地図情報システムの構成について説明するための図である。
従来電子地図は、紙地図1枚毎にあたるメッシュ10と、地物(交差点、道路(交差点と交差点の間)、家、行政界、河川、文字、記号等)を管理する画層(レイヤ)で別々に管理されていた。
例えば図5に示すように地図を構成する水平面をメッシュ10で分割し、地図上のフィーチャー管理を複数のレイヤにわけて行っていた。例えば22はメッシュ20の3層のレイヤに分けて管理している様子を表し、32はメッシュ30の3層のレイヤに分けて管理している様子を表し、42はメッシュ40の3層のレイヤに分けて管理している様子を表している。
このようにメッシュとレイヤで地図上のフィーチャー管理を行う場合には、更新や排他制御等はメッシュ単位(例えば図5のメッシュ10の1マス)で行う。従って複数のメッシュをまたがるオブジェクトの排他制御や更新時の使い勝手が悪かったり、複数のメッシュをまたがるオブジェクトの接続に不具合が生じる場合があった。
本実施の形態では第1の空間情報データベースの形状データ及び属性データ及び第2の空間情報データベースの属性データは、オブジェクト単位で更新又は排他制御を実行可能に構成されている。
本実施の形態の空間情報データベースは従来のメッシュやレイヤの考え方ではなく、地物(交差点、道路(交差点と交差点の間)、家、行政界、河川、文字、記号等)単位に全図をシームレスに管理することができる。すなわち地物(交差点、道路(交差点と交差点の間)、家型、行政界、河川等)の連続性を保証しながら、その形状データと属性データを一元的に管理することができる。
空間データはフィーチャーで管理されるようにしてもよい。フィーチャーはオブジェクト番号で管理され、そのオブジェクト番号には空間データのフィーチャーの形状及び属性管理番号が関連づけられている。またオブジェクト番号には付加情報も関連付けられている。
本実施の形態ではメンテナンス用の差分更新データはオブジェクト番号に関連づけて提供することが出来る。そしてオブジェクト番号によって、地図情報データベースの対象フィーチャーを特定し、削除、更新、追加を行うことが可能となる。
ここにおいてフィーチャーとは、地図上の地物(人為的地物や自然地物等)でもよいし、地物を特定するためのシンプルフィーチャー(点と線と面)でもよい。
図6は本実施の形態のキャッシュ情報データベースについて説明するための図である。
本実施の形態のキャッシュ情報データベースには、図6に示すように複数の領域に分割されたデジタル地図情報の描画データが、分割単位である領域をタイル410としてタイル単位で更新可能に記憶されている。
図7は、本実施の形態のオブジェクト(地物)と関連タイルの関係を表すデータ構造について説明するための図である。
例えば、空間情報データベースに図7に示すようにオブジェクト関連タイル情報テーブル175を持たせ、オブジェクトIDと、当該オブジェクトが属するタイル情報を関連付けてきおくさせるようにしてもよい。
このようにすると第1のコンピュータシステムが、属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取った場合、当該更新により影響を受けるタイル(描画データに変化が生じるファイル)を、変化対象になったオブジェクトに対応した関連タイル情報を当該オブジェクト関連タイル情報テーブル175から読み出すことができる。
図8は、本実施の形態の特徴について説明するための図である。
第1のコンピュータシステム100は例えば、カーナビゲーションに対し地図データを無線で配信するホストシステムであり、第2のコンピュータシステム200はカーナビゲーション装置(車載機)である。
第1のコンピュータシステム100は、地図情報(形状データと属性データ)をオブジェクト単位に管理する空間情報データベース312とその管理サーバ310と、地図情報を描画データ(メタファイル、イメージデータ)としてタイル単位(メッシュの1区分の単位)で管理するキャッシュ情報データベース322とその管理サーバー320を含む。
第2のコンピュータシステム200は、地図情報(属性データ)をオブジェクト単位に管理するための空間情報データベース344と、地図情報を描画データ(メタファイル、イメージデータ)としてタイル単位で管理する描画情報データベース342を含む。タイル単位の描画データと属性データはオブジェクト番号でリンクするように構成してもよい。
例えば描画データが4枚のタイル324−1、324−2、324−3、324−4で構成されている場合、タイル324’−1、324’−2、324’−4に変更箇所があった場合には、これらのタイルが抽出して、無線(形態通信やデジタルラジオ波等)で第2のコンピュータシステム200に送信される。
第2のコンピュータシステムでは変化のあったタイルにかかる描画データを受信すると、描画情報データベース342の対応するタイルの描画データを受信した描画データで更新する(入れ替える)。
このようにすることにより、変化のあった形状データを送信する場合に比べ、送信するデータ量を削減することができる。
また第2のコンピュータシステムでは、受け取った描画データのタイルを入れ替えるだけでよいので、形状データから描画データを生成する処理が不要となり第2のコンピュータシステムの処理負荷を削減することができる。
また本実施の形態では、地図情報(属性データ)に変化があった場合、第1のコンピュータシステムは第2のコンピュータシステムに対し、変化のあった属性データをオブジェクトに関連づけて無線で送信するようにしてもよい。
第2のコンピュータシステムでは変化のあったオブジェクトにかかる属性データを受信すると、属性情報データベース344の対応するオブジェクトの属性データを受信した属性データで更新する。
図9は第1のコンピュータシステムの処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
まず他のコンピュータシステムや情報通信端末や本システムに接続された入力部から属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取る(ステップS10)。
次に受け取った差分更新情報に基づき、第1空間情報データベースの対応するオブジェクトの属性データ及び形状データを更新する(ステップS20)。
次に更新後の形状データに基づきデジタル地図の描画データを生成する(ステップS30)。
次に差分更新情報によって変化が生じる描画データのタイルを抽出する(ステップS40)。
次に抽出された変化タイルの描画データに基づき第1キャッシュ情報データベース対応するタイルの描画データを更新する(ステップS50)。
次に抽出した更新対象タイルの描画データ及び変化したオブジェクトの属性データを差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信する(ステップS60)。
図10は第2のコンピュータシステムの処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
第1のコンピュータシステムから無線で配信された差分データ(更新対象タイルの描画データ及び更新対象オブジェクトの属性データ)を受信する(ステップS110)。
受信した更新対象タイルの描画データに基づき、第2のキャッシュ情報データベースの対応するタイルの描画データを更新する(ステップS120)。
受信した更新対象オブジェクトの属性データに基づき、第2の属性情報データベースの対応するオブジェクトの属性データを更新する(ステップS130)。
図11は、本実施の形態における地図情報の更新時期について説明するための図である。
地図の変更要因は例えば自然災害による地形や道路や建物等の破壊や人為的活動による道路や建物の構築や取り壊し等により発生する。ここにおいて人為的活動による道路や建物の構築や取り壊し等については、構築計画や取り壊し計画について予め計画や予定図面が取得できる場合がある。
たとえばある建物の構築予定として時期P1(発生開始)に構築工事を開始し、時期P2(発生決定)に完成する計画があるとする。
本実施の形態ではかかる場合に、予め取得した建物の構築予定に基づき第1のコンピュータシステムから第2のコンピュータシステムに対し更新予定差分データを含む送信用差分データを送信し、第2のコンピュータシステムでは、第1のタイミングで更新予定差分データに基づいて地図情報を更新し、第2のタイミングで更新された地図情報を反映した処理(例えばカーナビゲーション処理)を行うように構成することもできる。
図12は、更新予定差分データを含む送信用差分データについて説明するための図である。
送信用差分データ310は、更新予定時期情報320、更新予定差分データ330を含む。更新予定時期情報320は、開始時期322、終了時期324,発生/消滅区分326を含む。
発生/消滅区分326は建造物等の構築に関する情報であるのか取り壊し等に関する情報であるのかを示す区分である。
発生/消滅区分326が建造物等の構築に関する情報である場合には開始時期322、終了時期324はそれぞれ構築開始(図11のP1)及び構築終了(図11のP2)の時期に関する情報である。
また発生/消滅区分326が建造物等の取り壊しに関する情報である場合には開始時期322、終了時期324はそれぞれ取り壊し開始(図11のP1)、取り壊し終了(図11のP4)の時期に関する情報である。
更新予定差分データ330は、発生/消滅区分326が建造物等の構築に関する情報である場合には、構築後の建造物等が反映された変更タイルの描画データである。
また更新予定差分データ330は、発生/消滅区分326が建造物等の取り壊しに関する情報である場合には、取り壊し後後の建造物等の消滅が反映された変更タイルの描画データである。
図13(A)(B)は、更新予定時期情報が付加された差分データを受信した場合の第2のコンピュータの処理の流れにつて説明するためのフローチャート図である。
第2のコンピュータは更新予定時期情報が付加された差分データを受信した場合には以下の処理を行う。
まずシステムの内部時計等から現在日時を取得する(ステップS220)。
そして更新予定時期情報の開始時期情報が示す開始時期と現在日時とを比較し、すでに開始時刻が到来している場合には、データべースに更新情報を作成する(ステップS240)。ただしこの時点では更新前の情報(該当タイルの更新前の描画データ)が有効になっており(更新前の該当タイルの有効フラグがON)、更新後の情報(該当タイルの更新後の描画データ)有効になっていない(更新前の該当タイルの有効フラグがOFF)。
また第2のコンピュータは、以下の処理を定期的に行う。
有効フラグがOFFのデータが有る場合には、システムの内部時計等から現在日時を取得する(ステップS250、S260)。
そして更新予定時期情報の終了時期情報が示す終了時期と現在日時とを比較し、すでに終了時刻が到来している場合には、データべースの該当するタイルの有効フラグをOFFにする(ステップS270、S280)。
図14は、更新順位特定情報を含む送信用差分データについて説明するための図である。
本実施の形態では、第1のコンピュータは更新時期の異なる差分データを含む複数の送信用差分データ350−1、350−2、・・・を平行して第2のコンピュータシステムに対し無線で送信する。データの更新は、定期又は不定期に所定の間隔(例えば毎日であったり、月1回や半年に1回であったり)で行われる。これに対し第1のコンピュータシステムでは、定期又は不定期に所定の間隔(例えば毎日であったり、月1回や半年に1回であったり)で、第2のコンピュータシステムに配信する差分データを編集生成する。そして定期又は不定期に所定の間隔で編集生成された更新時期の異なる複数の差分データは、平行して、又は所定の間隔で繰り返し無線で送信される。
送信用差分データは350−1、350−2、・・は、更新順位特定情報360−1、360−2、・・・、第n回目の差分データ350−1、350−2、・・・を含む。
更新順位特定情報360−1、360−2、・・・は、更新時期の異なる複数の差分データについて更新順位を特定するための情報であり、例えば連番等の連続して順序が判定可能な情報である。
第n回目の差分データ350−1、350−2、・・・は、更新時期の異なる複数の差分データ(当該更新時の変更タイルの差分データ)である。
図15は、更新順位特定情報が付加された差分データを受信した場合の第2のコンピュータの処理の流れにつて説明するためのフローチャート図である。
第2のコンピュータは更新順位特定情報が付加された差分データを受信した場合には以下の処理を行う。
受信した差分データに含まれた更新順位特定情報により特定される更新順位が、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有しているか否か判断し、次の更新順位を有している場合には差分データを用いてキャッシュ情報データベースの描画データの更新を行う(ステップS320、S330)。
第1のコンピュータは不特定多数の第2のコンピュータに対し差分データを配信するが、不特定多数の第2のコンピュータの中には何らかの事情で、長期間データの更新が行えない場合もなる。しかし本実施の形態では、第1のコンピュータシステム側では、更新時期の異なる複数の差分データを、平行して、又は所定の間隔で繰り返し無線で送信する(所定の期間内に生成された更新時期の異なる複数の差分データを垂れ流しにする)だけでよいので更新データの送信管理が簡単である。
2. 空間情報データベースの構成
図16は、本実施の形態の地図情報データベースの空間データのデータ構造を定義するための地物UMLクラス図である。各クラス301〜338毎にオブジェクトを生成するようにしてもよい。
図17は、各オブジェクトのデータ定義の一例について説明するための図である。「都道府県界」410、「市町村特別区界」420、「政令指定都市区界」430、「大字・町界」440、「小字・丁界」450、「街区界」460、「建物」470は、いずれも1つのオブジェクトを構成する単位(クラス)である。なお「都道府県界」410、「市町村特別区界」420、「政令指定都市区界」430、「大字・町界」440、「小字・丁界」450、「街区界」460、「建物」470は、オブジェクトの属性データである。
例えば「都道府県界」オブジェクトは、各都道府県毎に生成され、管理番号412、名称414,代表点416等の情報を含む。ここで管理番号412がオブジェクト番号に相当し、各オブジェクトはこの管理番号によって一義的に特定することが出来る。代表点416は、各オブジェクトのローカル座標系における代表点(例えば中心点)である。
本実施の形態では、第1のコンピュータシステムから第2のコンピュータシステムに対して図16に示すような空間データのデータ構造と、図17に示すような空間データのデータ定義を、データと共に提供する。
また差分更新データはオブジェクト単位で生成して、オブジェクト番号に関連づけて提供するようにしてもよい。
以下図18〜図25を用いて、本実施の形態において使用されるオブジェクト単位で地図情報の更新又は排他制御を実行可能である地図情報データベースのデータ構造及びデータ定義の詳細な具体例について説明する。
図18は、地図情報データベースに格納されるオブジェクトの空間データ構造(スキーマ)の一例を表す図である。
地物は同図のように定義されるが、地物タイプの詳細については、クラス設計にて定義されている。同図は、地物の空間属性について定義するものである。空間データは、そのオブジェクトの位置情報を表す為の構造を持っており、当該構造は空間属性スキーマテーブル500で定義される。
図19は、空間属性について説明するための図である。
空間属性とは、各地物の幾何要素を定義したもので、点、線、面で構成される。空間属性は、クラス図にて、GISへ拡張させる為のステレオタイプを付加したものである。各地物のオブジェクトは、RDBMS(リレーショナルデータベース)510に格納される。空間属性スキーマテーブル500は、RDBの各テーブルスキーマに格納される。その際、各フィーチャーの空間属性は、GISエンジン520の実装機能によってリレーショナルデータベース510の各テーブル(空間属性スキーマテーブル500の501〜506に格納される。
図20は、空間属性スキーマの空間属性テーブルの一例である。
空間属性テーブルは、全てのフィーチャーをデータベースへ一意に格納するテーブルである。
図21は、空間属性スキーマの空間属性テーブルの一例である。
フィーチャーの座標値をデータベースへ一意に格納するテーブルである。例えば1レコード6個までの構成点(X,Y座標)を格納し、7個以上のフィチャーは、SEQレコードの通し番号(1〜N)が付与されるようにしてもよい。
図22(A)(B)は、空間属性スキーマの空間位相テーブルについて説明するための図である。
図22(A)の208のフィチャーは、1、2、3、4の線フィチャーに囲まれている。1の線フィチャーは208と386のフィチャーで共有されている。図22(B)の空間位相テーブルこれらのフィチャーの位相関係を格納するテーブルである。
図23(A)(B)は、空間属性スキーマの空間クラステーブルについて説明するための図である。
空間クラステーブルは図23(A)に示すように地物タイプのクラスを格納するテーブルであって、クラスと主題属性テーブルを関係付けるものであり、具体的には例えば図23(B)に示すような構成を有している。
図24(A)(B)は、空間属性スキーマの空間オブジェクトテーブルについて説明するための図である。
空間オブジェクトテーブルは図24(A)に示すように地物タイプで分類されたクラスのオブジェクトを格納するテーブルであって、具体的には例えば図24(B)に示すような構成を有している。
図25は、空間属性スキーマの空間インデックステーブルの一例である。空間インデックステーブルは、各フィチャーに一意のインデックスを付与するテーブルである。インデックスは、GISエンジンに使用されるものである。
以上本発明を適用した好適な実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変形実施が可能である。
本実施の形態のデジタル地図情報配信システムの構成について説明するための図である。 本実施形態の第1のコンピュータシステムの機能ブロック図の一例である。 本実施形態の第2のコンピュータシステムの機能ブロック図の一例である。 図4(A)(B)は本実施の形態の空間データベースの構成について説明するための図である。 従来の地図情報システムの構成について説明するための図である。 本実施の形態のオブジェクト(地物)と関連タイルの関係を表すデータ構造について説明するための図である。 本実施の形態のオブジェクト(地物)と関連タイルの関係を表すデータ構造について説明するための図である。 本実施の形態の特徴について説明するための図である。 第1のコンピュータシステムの処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。 第2のコンピュータシステムの処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態における地図情報の更新時期について説明するための図である。 更新予定差分データを含む送信用差分データについて説明するための図である。 図13(A)(B)は、更新予定時期情報が付加された差分データを受信した場合の第2のコンピュータの処理の流れにつて説明するためのフローチャート図である。 更新順位特定情報を含む送信用差分データについて説明するための図である。 更新順位特定情報が付加された差分データを受信した場合の第2のコンピュータの処理の流れにつて説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の地図情報データベースの空間データのデータ構造を定義するための地物UMLクラス図である。 本実施の形態の各オブジェクトのデータ定義の一例について説明するための図である。 本実施の形態の地図情報データベースに格納されるオブジェクトの空間データ構造(スキーマ)の一例を表す図である。 本実施の形態の空間属性について説明するための図である。 本実施の形態の空間属性スキーマの空間属性テーブルの一例である。 本実施の形態の空間属性スキーマの空間属性テーブルの一例である。 図22(A)(B)は、本実施の形態の空間属性スキーマの空間位相テーブルについて説明するための図である。 図23(A)(B)は、本実施の形態の空間属性スキーマの空間クラステーブルについて説明するための図である。 図24(A)(B)は、本実施の形態の空間属性スキーマの空間オブジェクトテーブルについて説明するための図である。 本実施の形態の空間属性スキーマの空間インデックステーブルの一例である。
符号の説明
10 広義のデジタル地図情報提供システム
20 狭義のデジタル地図情報提供システム
100 第1のコンピュータシステム
110 通信装置
120 ホストコンピュータ
132 地図情報更新処理部
134 描画データ生成処理部
136 変化タイル抽出処理部
138 配信用差分データ生成処理部
150 データベース
160 情報記憶部
170 属性データ記憶部
180 描画データ記憶部
190 形状データ記憶部
200 第2のコンピュータシステム
210 通信装置
220 ホストコンピュータ
232 地図情報更新処理部
234 ナビゲーション処理部
250 データベース
270 属性データ記憶部
280 描画データ記憶部
310 送信用差分データ
320 更新予定時期情報
322 開始時期
324 終了時期
326 発生/消滅区分
330 更新予定差分データ
350−n 第n回目の更新の送信用差分データ
360−n 更新順位特定情報
370−n 第n回目の差分データ
410 タイル

Claims (7)

  1. デジタル地図情報の提供を行う第1のコンピュータシステムがデジタル地図情報を使用して所定の処理を行う第2のコンピュータシステムに対しデジタル地図情報を無線で配信するデジタル地図情報配信システムであって、
    第1のコンピュータシステムは、
    デジタル地図情報の属性データ及び形状データがデジタル地図上のオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶された第1空間情報データベースと、
    デジタル地図情報の描画データを複数の領域に分割し、分割単位である領域単位で更新可能に記憶された第1のキャッシュ情報データベースと、
    属性データ及び形状データの差分更新情報をオブジェクトに関連づけて受け取る手段と、
    受け取った差分更新情報に基づき、第1空間情報データベースの対応するオブジェクトの属性データ及び形状データを更新する手段と、
    更新後の形状データに基づきデジタル地図の描画データを生成する手段と、
    前記差分更新情報によって変化が生じる描画データの変化領域を抽出する変化領域抽出手段と、
    抽出された変化領域の描画データに基づき第1キャッシュ情報データベース対応する領域の描画データを更新する手段と、
    抽出した変化領域の描画データを差分データとして第2のコンピュータシステムに無線で配信するための配信用差分データを生成する配信用差分データ生成手段と、
    配信用差分データを第2のコンピュータシステムに無線で送信する送信手段と、
    を含むことを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  2. 請求項1において、
    第2のコンピュータシステムは、
    デジタル地図情報の属性データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義でオブジェクトに関連付けて更新可能に記憶された第2の空間情報データベースと、
    デジタル地図情報の描画データが第1のデータベースと同じデータ構造及びデータ定義で前記領域単位で更新可能に記憶された第2キャッシュ情報データベースと、
    第1のコンピュータシステムから無線で配信された配信用差分データを受信する手段と、
    受信した配信用差分データに含まれた変化領域の描画データに基づき、第2のキャッシュ情報データベースの対応する領域の描画データを更新する描画データ更新手段と、
    を含むことを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  3. 請求項2において、
    第1のコンピュータシステムは、
    配信用差分データ生成手段が差分データに元データの更新日時情報を付与した配信用差分データを生成し、
    第2のコンピュータシステムは、
    受信した配信用差分データの前記更新日時情報と自己の最新の更新に用いた差分データの更新日時情報を比較して、受信した差分データの更新日時情報が新しい場合には受信した差分データを用いた更新処理を行うことを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    第1のコンピュータシステムは、
    配信用差分データ生成手段が、更新予定時期情報を付与した配信用差分データを生成することを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  5. 請求項2に従属する請求項4において、
    第2のコンピュータシステムは、
    描画データ更新手段が、受信した配信用差分データに含まれた更新予定時期情報に基づきキャッシュ情報データベースの描画データの更新又は更新された描画情報のアクセス許可設定処理を行うことを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    第1のコンピュータシステムは、
    配信用差分データ生成手段が元データの更新時期の異なる複数の差分データについて更新順位を特定するための更新順位特定情報を付加して送信用差分データを生成し、
    差分データ送信手段が、更新時期の異なる差分データを含む複数の送信用差分データを平行して又は所定の間隔で繰り返し無線で送信することを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
  7. 請求項2に従属する請求項6において、
    第2のコンピュータシステムは、
    描画データ更新手段が、受信した差分データに含まれた更新順位特定情報により特定される更新順位が、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有しているか否か判断し、
    判断結果に基づき、最も最近の更新済みの差分データが有する更新順位特定情報により特定される更新順位の次の更新順位を有している差分データを選択し、選択した差分データを用いてキャッシュ情報データベースの描画データの更新を行うことを特徴とするデジタル地図情報配信システム。
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