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JP2005136252A - Led取付構造 - Google Patents

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JP2005136252A
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lead
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led
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JP2003371675A
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Masafumi Oi
雅史 大井
Kazuhiro Aso
和裕 麻生
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract


【課題】 作業負担を軽減することを目的とする。
【解決手段】 ベース部20にはボス23が立てられている。平板状のリード12とバスバー30との間には双方を厚み方向に貫通する連通孔50が設けられる。ボス23を連通孔50に貫通させ、連通孔50から突き出るボス23の先端部を熱かしめして膨大部90を形成し、この膨大部90を冷却硬化することにより、バスバー30とLED10の双方をベース部20に固定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば車両用灯具の光源として好適に用いられる発光ダイオード(LED)取付構造に関する。
この種のLED取付構造は、以下の特許文献1に開示されている。このものは、金属で形成される正負極のバスバーをケースとレンズとにより構成された灯室内に配したものである。バスバーには発光ダイオードのリードがレーザー溶接により接続固定され、その発光ダイオードが実装されたバスバーはケースにねじ締め固定されるようになっている。
特開2000−222915公報
上記の場合、発光ダイオードをバスバーにレーザー溶接で固定したあとそのバスバーをケースにねじ締め固定していたから、2回の固定作業が必要とされて作業負担が大きいという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、発光ダイオードを取付ける際の作業負担を軽減することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、発光ダイオード及びこの発光ダイオードに通電する金属製のバスバーの双方を合成樹脂製のベース部に取付け固定するためのLED取付構造であって、前記発光ダイオードには前記バスバーの平面方向に沿って同バスバーに接続される平板状のリードが設けられ、このリード及び前記バスバーには双方を厚み方向に連通して開口する連通孔が設けられ、前記ベース部にはボスが立てられ、このボスを前記連通孔に貫通させて前記ボスの先端部を熱かしめすることにより、前記発光ダイオード及び前記バスバーの双方を前記ベース部に固定してなる構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記リードが前記バスバーと前記ベース部との間に挟まれた状態で固定されるものであり、前記ベース部には前記リードを嵌め込むことによりリード全体を位置決めする位置決め凹部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記熱かしめによって前記連通孔の孔周りには膨大部が形成され、この膨大部に覆われる前記連通孔の孔縁にはバーリング筒が立ち上げ形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記バスバー及び前記リードのうちいずれか一方には前記連通孔を中心とした環状をなす環状凸部が設けられ、他方には前記突部と対応した形態の環状凹部が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ベース部に立てられたボスを連通孔に貫通させてボスの先端部を熱かしめすることにより、発光ダイオード及びバスバーの双方をベース部に固定するようにしているから、一回のかしめ作業で発光ダイオード及びバスバーの双方を一挙に固定でき、従来と比べて作業負担を大幅に軽減できる。
<請求項2の発明>
リードを位置決め凹部に位置決めさせた状態でかしめ作業を行えるから、作業中に発光ダイオードがぶれたりすることがなく、かしめ作業の信頼性を確保できる。
<請求項3の発明>
ボスの先端部を熱かしめする際に、溶融した樹脂が連通孔の孔壁を伝って流れる懸念があるものの、本発明においては、膨大部によって覆われる連通孔の孔縁にバーリング筒が立ち上げられているから、そのような樹脂流れを食い止めることができる。また、バーリング筒は、バーリング加工にともない形成されるから、特別な形成工程が必要とされず、手間がかからない。
<請求項4の発明>
バスバーにおける連通孔から突出するボスの先端部を熱かしめする際に、溶融した樹脂がバスバーとリードとの間の隙間を伝って流れる懸念があるものの、本発明においては、バスバー及びリードのうちのいずれか一方に環状凸部が設けられ、他方に環状凸部と対応した形態の環状凹部が設けられているから、これらの凹凸の嵌め合い構造でそのような樹脂流れを食い止めることができる。
本発明の実施形態を図1ないし図5によって説明する。図1は、本実施形態を適用した車両用の灯具、例えばテールランプの灯室内に配された発光ダイオード(以下、LEDと言う)の斜視図であって、図中符号10は、LEDの全体を示す。
灯室は、透明樹脂よりなるレンズ部(図示せず)の照射面と対向する位置にベース部20を備えている。ベース部20は、熱可塑性の合成樹脂により平板状に形成され、その上面に複数のLED10が所定の配列で載設されている。
LED10は、図2に示すように、発光源たるLED本体11とそのLED本体11の方形枠の両端縁の夫々から延出されるカソードリード及びアノードリード12とを備えている。各リード12は、導電性の金属板を打ち抜いたあと曲げ加工して平板状に形成され、LED本体11の両端縁の夫々から下方へ僅かに延出される垂直部12Aとその垂下端から互いに離れる方向へ延出される水平部12Bとにより構成され、LED本体11の軸線を間に挟んで互いが対称形となっている。リード12の水平部12Bは、ベース部20の平面方向に沿うような幅広の方形板状をなし、その中央部には円形の貫通孔12Eが開口して設けられている。
一方、ベース部20にはLED10の一部を嵌め込んでLED10全体を位置決めする位置決め凹部21が設けられている。詳しくは位置決め凹部21は、カソードリード及びアノードリード12の各水平部12Bと対応する形態をなし、各水平部12Bの延出端縁と両側端縁とに当接可能とされている。各水平部12Bは、位置決め凹部21に嵌め込まれることにより、図3に示すように、その上面がベース部20の上面と面一状に連なるようになっている。ベース部20にはLED本体11の下方に位置してLED10の長さ方向と直交する方向(後述するバスバー30の延出方向)に延びる溝部22が設けられ、この溝部22に位置決め凹部21が開口している。
ベース部20の上面のうち位置決め凹部21の底面を構成する部分には、図2に示すように、ボス23が立ち上げ形成されている。ボス23は、円柱状をなしてほぼ垂直に立ち上げられ、リード12の水平部12Bが位置決め凹部21に対して上方から嵌め込まれると、水平部12Bの貫通孔12Eを貫通して上方へ突き出るようになっている。
また、ベース部20には導電性の金属板よりなる1対のバスバー30が配置されている。各バスバー30は、直線帯状をなして互いに平行に配されており、カソードリード12と対応するカソードリード接続用のバスバー30とアノードリード12と対応するアノードリード接続用のバスバー30とから構成される。各バスバー30は、対応するリード12の水平部12Bの上面に載せられることにより、該リード12との間に良好な接続状況を実現している。一方、各LED10は、バスバー30の延出方向に一定の間隔を置いて並設されており、夫々がバスバー30を介して連繋された状態で、レンズ部の照射面に向かって設置されている。
バスバー30においてボス23と対向する位置には挿通孔31が開口して設けられており、バスバー30をリード12の水平部12Bの上に載せると、バスバー30の挿通孔31とリード12の貫通孔12Eとが整合して連通孔50を構成し、この連通孔50にボス23が貫通するようになっている(図3参照)。バスバー30は、リード12の水平部12Bに載せられる過程で、ボス23により姿勢が矯正され、ベース部20に正規の姿勢で保持される。そして、図5に示すように、バスバー30の上面における連通孔50の孔縁からは円筒状のバーリング筒60が立ち上げ形成されている。バーリング筒60は、バーリング加工により下から上へ穴空けする際に形成されるものである。
また、バスバー30とリード12の互いの対向面間には凹凸の嵌め合い構造が形成されている。詳しくはバスバー30に連通孔50を中心とした環状をなす環状凸部70が突設され、リード12の水平部12Bに環状凸部70と対応する形態の環状凹部80が凹み形成されている。バスバー30とリード12の水平部12Bとが互いの対向面を合致させた状態で密接されると、環状凹部80に環状凸部70が密嵌されるようになっている。
次に、LED10とバスバー30とをベース部20に組付ける手順を説明する。まず、リード12の水平部12Bをベース部20の位置決め凹部21に上方から嵌め込み、LED10の全体をベース部20に位置決めした状態で保持させる。このとき、水平部12Bの貫通孔12Eからはボス23が上方へ向けて突き出る。続いて、ボス23をバスバー30の挿通孔31に貫通させつつ各バスバー30を対応する水平部12Bの上に載せる。すると、挿通孔31と貫通孔12Eとから連通孔50が構成されるとともに、この連通孔50からボス23が上方へ向けて突き出る。
その後、この連通孔50から突き出るボス23の先端部を熱かしめするわけであるが、具体的には、ボス23の先端部を加熱し押圧しながら溶融して連通孔50の直径より大きい直径を有する扁平円盤状の膨大部90を形成する(図1参照)。そして、この膨大部90を冷却硬化させることにより、膨大部90とベース部20との間にバスバー30とリード12の水平部12Bを挟み込む態様で、バスバー30及びLED10の双方をベース部20に固定する。
冷却硬化させる間、溶融樹脂が連通孔50の孔壁を伝って流れ出る懸念がある。しかるに、本実施形態の場合には膨大部90によって覆われる連通孔50の孔縁にバーリング筒60が立ち上げ形成されているから、このバーリング筒60によって樹脂流れを食い止めることができる。また、万一、バーリング筒60によって樹脂流れを完全に食い止めることができなくとも、溶融樹脂がバスバー30とリード12の水平部12Bとの間を伝って流れる途中で環状凸部70と環状凹部80とによる凹凸の嵌合構造に塞き止められるから、これによって樹脂流れが食い止められる。
以上のように、本実施形態によれば、ベース部20に立てられたボス23をLED10のリード12とバスバー30との間を連通する連通孔50に貫通させてボス23の先端部を熱かしめすることにより、LED10及びバスバー30の双方をベース部20に固定するようにしているから、従来2回必要とされた固定作業を1回のかしめ作業で済ませることができ、作業負担を大幅に軽減できる。
また、熱かしめ時の熱の影響がLED10に直接及ぶことがないため、熱からLED10が保護される。
さらに、リード12を位置決め凹部21に位置決めさせた状態でかしめ作業を行えるから、作業中にLED10がぶれたりすることがなく、かしめ作業の信頼性を確保できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ベース部、LED、バスバーの順に下から上へ積層されていたが、本発明においては、ベース部、バスバー、LEDの順に下から上へ積層されていても構わない。この場合に、樹脂流れを防止するには、リードの水平部の上面における連通孔の孔縁にバーリング筒が立ち上げ形成されているとよい。
(2)上記実施形態では、環状凸部がバスバーに、環状凹部がリードに設けられていたが、本発明においては、環状凸部がリードに、環状凹部がバスバーに設けられていても構わない。
(3)本発明においては、バーリング筒と環状凸部及び環状凹部よりなる嵌合構造のいずれか一方もしくは両方を無くしても構わない。
(4)本発明においては、バスバーは、直線状に限らず、例えばSの字形などの曲線状であっても構わない。
(5)本発明は、LED灯具に広く適用できる。
本発明の実施形態に係るLED取付構造の斜視図 その分解斜視図 その断面図 その分解断面図 その要部拡大断面図
符号の説明
10…LED(発光ダイオード)
12…リード
20…ベース部
21…位置決め凹部
23…ボス
30…バスバー
50…連通孔
90…膨大部

Claims (4)

  1. 発光ダイオード及びこの発光ダイオードに通電する金属製のバスバーの双方を合成樹脂製のベース部に取付け固定するためのLED取付構造であって、
    前記発光ダイオードには前記バスバーの平面方向に沿って同バスバーに接続される平板状のリードが設けられ、このリード及び前記バスバーには双方を厚み方向に連通して開口する連通孔が設けられ、
    前記ベース部にはボスが立てられ、このボスを前記連通孔に貫通させて前記ボスの先端部を熱かしめすることにより、前記発光ダイオード及び前記バスバーの双方を前記ベース部に固定してなるLED取付構造。
  2. 前記リードが前記バスバーと前記ベース部との間に挟まれた状態で固定されるものであり、前記ベース部には前記リードを嵌め込むことによりリード全体を位置決めする位置決め凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のLED取付構造。
  3. 前記熱かしめによって前記連通孔の孔周りには膨大部が形成され、この膨大部に覆われる前記連通孔の孔縁にはバーリング筒が立ち上げ形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED取付構造。
  4. 前記バスバー及び前記リードのうちいずれか一方には前記連通孔を中心とした環状をなす環状凸部が設けられ、他方には前記突部と対応した形態の環状凹部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のLED取付構造。
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