JP2005187502A - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 衣料に対して優れた洗浄力を示すと共に、洗浄後の衣料の肌すべり感等の着用風合い性が良好な衣料用液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/またはその塩である有機アミン化合物(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを含有すると共に、(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))が1〜100であり、pHが4〜8であることを特徴とする。
【選択図】 なし
【解決手段】 本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/またはその塩である有機アミン化合物(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを含有すると共に、(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))が1〜100であり、pHが4〜8であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、衣料用液体洗浄剤組成物に関するものである。
おしゃれ着等の衣料用の液体洗浄剤組成物では、汚れを落とす洗浄機能に加えて、着用時の快適性向上のため、洗い上がりの衣料に対して心地よい着用風合い性を付与する機能が求められる。特に、化学繊維製の衣料では、着用時の肌すべり感が良いことが求められる。また、おしゃれ着素材として多用されているウール等の獣毛繊維はフェルト収縮等による縮みや型崩れが起きやすく、かかる変形を抑制する機能も求められる。
しかしながら、一般に、洗浄力と、着用風合い性や洗濯縮み等とは互いに背反する特性であり、これらを両立することは難しい。そこで、従来は、洗浄剤と仕上げ剤とを併用することで、良好な着用風合い性を得ることが一般的であった。しかしながら、かかる技術では洗浄剤の他に別剤を用いなければならないといった煩雑さがあり、洗浄剤単独で、被洗物に対して良好な仕上がり感を付与できることが望ましい。
さらに、通常の家庭洗濯では、洗浄力の観点から、洗濯液のpHが弱アルカリ性となる洗浄剤が用いられることが一般的である。しかしながら、獣毛繊維等の素材の縮みや型崩れの抑制には、素材へのダメージの小さい中性〜弱酸性領域の洗浄剤が好適である。そして、近年では、中性〜弱酸性領域の洗浄剤にも、優れた洗浄力が求められるようになってきている。
さらに、通常の家庭洗濯では、洗浄力の観点から、洗濯液のpHが弱アルカリ性となる洗浄剤が用いられることが一般的である。しかしながら、獣毛繊維等の素材の縮みや型崩れの抑制には、素材へのダメージの小さい中性〜弱酸性領域の洗浄剤が好適である。そして、近年では、中性〜弱酸性領域の洗浄剤にも、優れた洗浄力が求められるようになってきている。
かかる背景下、柔軟性付与効果を示す液体洗浄剤組成物として、(1)非イオン性界面活性剤/アニオン性界面活性剤/長鎖アルキル型カチオン性界面活性剤を組み合わせた洗浄剤組成物(特許文献1〜7等)、(2)非イオン性界面活性剤/長鎖アミンを組み合わせた洗浄剤組成物(特許文献8、9等)が開示されている。
その他、(3)非イオン性界面活性剤/3級アミンまたは4級アンモニウム塩化合物/シリコーン化合物を組み合わせた洗浄剤組成物、例えば、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物を用いた組成物(特許文献10、11等)、水不溶性シリコーン化合物を用いた組成物(特許文献12等)が開示されている。
さらに、洗濯縮みを抑制するために、(4)pHを9以下とすることが開示されている(特許文献13等)。
特開昭56−152898号公報
特開昭61−97396号公報
特開昭61−60796号公報
特開昭62−223299号公報
特開昭62−70498号公報
特開平7−166190号公報
特開平10−88187号公報
特表昭63−500104号公報
特表平10−509468号公報
特開2002−249799号公報
特開平10−60483号公報
特開2002−180092号公報
特開平6−256793号公報
その他、(3)非イオン性界面活性剤/3級アミンまたは4級アンモニウム塩化合物/シリコーン化合物を組み合わせた洗浄剤組成物、例えば、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物を用いた組成物(特許文献10、11等)、水不溶性シリコーン化合物を用いた組成物(特許文献12等)が開示されている。
さらに、洗濯縮みを抑制するために、(4)pHを9以下とすることが開示されている(特許文献13等)。
しかしながら、柔軟性付与成分として、(1)アニオン性界面活性剤/カチオン性界面活性剤を用いた特許文献1〜7等に記載の組成物では、衣料への肌すべり感付与については不充分であった。加えて、該組成物では、カチオン性界面活性剤と複合体を生成するアニオン性界面活性剤の配合が難しく、製造プロセスが煩雑となる上、コスト面でもデメリットがあった。(2)長鎖アミンを用いた特許文献8、9等に記載の組成物においても、衣料への肌すべり感付与等、衣料への風合い性向上効果は不充分であった。
(3)有機アミン化合物とシリコーン化合物を併用した組成物では、以下のような問題があった。
窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物を用いた特許文献10、11等に記載の組成物では、繰返し洗濯等によって洗剤成分が衣料に多く残留すると、衣料の色調が褐色化する、いわゆる黄変を招くことがあった。水不溶性シリコーン化合物を用いた特許文献12等に記載の組成物では、pHが高く、ウール等の獣毛繊維を使用するおしゃれ着等の洗濯には不向きであった。
(4)洗濯縮み抑制について言及した特許文献13等では、良好な着用風合い性については言及がなく、着用風合い性と洗濯縮み抑制を両立した例は報告されていない。
(3)有機アミン化合物とシリコーン化合物を併用した組成物では、以下のような問題があった。
窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物を用いた特許文献10、11等に記載の組成物では、繰返し洗濯等によって洗剤成分が衣料に多く残留すると、衣料の色調が褐色化する、いわゆる黄変を招くことがあった。水不溶性シリコーン化合物を用いた特許文献12等に記載の組成物では、pHが高く、ウール等の獣毛繊維を使用するおしゃれ着等の洗濯には不向きであった。
(4)洗濯縮み抑制について言及した特許文献13等では、良好な着用風合い性については言及がなく、着用風合い性と洗濯縮み抑制を両立した例は報告されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、衣料に対して優れた洗浄力を示すと共に、洗浄後の衣料の肌すべり感等の着用風合い性が良好で、しかも洗濯縮みや型崩れを抑制することができ、さらには、製造が容易で、被洗物の黄変を抑制することが可能な衣料用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討し、洗浄成分である非イオン性界面活性剤に対して、特定の有機アミン化合物と特定のシリコーン化合物とを配合し、さらにアミン化合物とシリコーン化合物の配合比を特定することで、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/またはその塩である有機アミン化合物(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを含有すると共に、(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))が1〜100であり、pHが4〜8であることを特徴とする。
すなわち、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/またはその塩である有機アミン化合物(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを含有すると共に、(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))が1〜100であり、pHが4〜8であることを特徴とする。
(B)成分としては、特に下記一般式(II)で表わされる3級アミン及び/またはその塩が好適である。
R3R4R5N (II)
(式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基、R4は炭素数1〜25の炭化水素基である。R3、R4は置換基を含むものであっても良く、連結基をその鎖中に有するものであっても良い。R5は炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、エチレンオキサイド付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基である。)
R3R4R5N (II)
(式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基、R4は炭素数1〜25の炭化水素基である。R3、R4は置換基を含むものであっても良く、連結基をその鎖中に有するものであっても良い。R5は炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、エチレンオキサイド付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基である。)
本発明によれば、衣料に対して優れた洗浄力を示すと共に、洗浄後の衣料の肌すべり感等の着用風合い性が良好で、しかも洗濯縮みや型崩れを抑制することができ、さらには、製造が容易で、被洗物の黄変を抑制することが可能な衣料用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)に対して、特定の有機アミン化合物(B)と、特定のシリコーン化合物(C)とを配合してなる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)に対して、特定の有機アミン化合物(B)と、特定のシリコーン化合物(C)とを配合してなる。
「非イオン性界面活性剤(A)」
非イオン性界面活性剤(A)は、洗浄機能を担う成分であり、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明で用いる非イオン性界面活性剤(A)としては特に限定されないが、例えば、下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤が好適に用いられる。
R1−X−(EO)n(PO)m−R2 (I)
但し、式中、R1は炭素数8〜20、好ましくは10〜16の疎水基であり、直鎖であっても分岐鎖であっても良い。疎水基としては、1級もしくは2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等を原料とするものが具体的に挙げられる。−X−は、−O−、−COO−、−CONH−等の官能基である。
EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドである。n及びmは平均付加モル数を表し、nは3〜20、好ましくは5〜15、mは0〜6、好ましくは0〜3である。R2は、水素原子、または炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキル基またはアルケニル基である。EOの平均付加モル数nが20を超えると、衣類への洗浄液の浸透性が低下し洗浄機能が低下する傾向にあり、EOの平均付加モル数nが3未満又は、POの平均付加モル数mが6を超えると、組成物の高温下での保存安定性が低下する傾向にあり、好ましくない。
EOまたはPOの付加モル数分布は、非イオン性界面活性剤(A)製造時の反応方法によって変動し、特に限定されない。例えば、EOまたはPOの付加モル数分布は、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的広い分布となり、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的狭い分布となる傾向にある。
非イオン性界面活性剤(A)は、洗浄機能を担う成分であり、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明で用いる非イオン性界面活性剤(A)としては特に限定されないが、例えば、下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤が好適に用いられる。
R1−X−(EO)n(PO)m−R2 (I)
但し、式中、R1は炭素数8〜20、好ましくは10〜16の疎水基であり、直鎖であっても分岐鎖であっても良い。疎水基としては、1級もしくは2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等を原料とするものが具体的に挙げられる。−X−は、−O−、−COO−、−CONH−等の官能基である。
EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドである。n及びmは平均付加モル数を表し、nは3〜20、好ましくは5〜15、mは0〜6、好ましくは0〜3である。R2は、水素原子、または炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキル基またはアルケニル基である。EOの平均付加モル数nが20を超えると、衣類への洗浄液の浸透性が低下し洗浄機能が低下する傾向にあり、EOの平均付加モル数nが3未満又は、POの平均付加モル数mが6を超えると、組成物の高温下での保存安定性が低下する傾向にあり、好ましくない。
EOまたはPOの付加モル数分布は、非イオン性界面活性剤(A)製造時の反応方法によって変動し、特に限定されない。例えば、EOまたはPOの付加モル数分布は、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的広い分布となり、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的狭い分布となる傾向にある。
上記式(I)で表される非イオン性界面活性剤の具体例としては、
(i)三菱化学(株)製:商品名Diadol(C13(Cは炭素数を示す。以下、同様))、Safol製:商品名Safol23(C12/C13混合物)等のオキソ法により得られた合成アルコール、若しくはP&G製C12〜14アルコール、エコグリーン製:商品名Ecorol(C12/C14混合物)等の天然アルコールに対して、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(ii)新日本理化(株)製:商品名Conol(C12)等の天然アルコールに、9モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(iii)ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコール1モルに、7モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF製:商品名Lutensol TO7)、
(iv)ラウリン酸メチルエステルに、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(v)ヘキサノールをガーベット反応に供して得られるC12アルコール1モルに、10モル相当の酸化エチレンを付加したもの(CONDEA製:商品名ISOFOL12−10EO)、
(vi)C12〜14の第2級アルコールに、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(日本触媒(株)製:商品名ソフタノール150)、
(vii)ラウリン酸メチルに、アルコキシル化触媒を用いて15モル相当の酸化エチレンと3モル相当の酸化プロピレンを付加したもの等が挙げられる。
(i)三菱化学(株)製:商品名Diadol(C13(Cは炭素数を示す。以下、同様))、Safol製:商品名Safol23(C12/C13混合物)等のオキソ法により得られた合成アルコール、若しくはP&G製C12〜14アルコール、エコグリーン製:商品名Ecorol(C12/C14混合物)等の天然アルコールに対して、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(ii)新日本理化(株)製:商品名Conol(C12)等の天然アルコールに、9モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(iii)ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコール1モルに、7モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF製:商品名Lutensol TO7)、
(iv)ラウリン酸メチルエステルに、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(v)ヘキサノールをガーベット反応に供して得られるC12アルコール1モルに、10モル相当の酸化エチレンを付加したもの(CONDEA製:商品名ISOFOL12−10EO)、
(vi)C12〜14の第2級アルコールに、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(日本触媒(株)製:商品名ソフタノール150)、
(vii)ラウリン酸メチルに、アルコキシル化触媒を用いて15モル相当の酸化エチレンと3モル相当の酸化プロピレンを付加したもの等が挙げられる。
(A)成分としては、上記式(I)で示される非イオン性界面活性剤が好適であることを述べたが、他の非イオン性界面活性剤を用いることもできる。用いて好適な他の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)ソルビタン脂肪酸(C10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)ソルビット脂肪酸(C10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)グリコール脂肪酸(C10〜22)エステル、グリセリン脂肪酸(C10〜22)エステル、アルキル(C10〜22)グリコシド等が挙げられる。
本発明において、(A)成分の配合量(2種以上を併用する場合は合計量を意味するものとする。なお、後記する他の成分についても同様。)は、組成物中10〜50質量%が好ましく、15〜40質量%が特に好ましい。(A)成分の配合量が10質量%未満では洗浄力が不充分となる恐れがあり、50質量%を超えると組成物の粘度が増加し取り扱い性の面で好ましくない。
「有機アミン化合物(B)」
本発明の組成物では、有機アミン化合物(B)として、直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を1〜3個含む3級アミン及び/又はその塩を配合する。特に、炭素数8〜25の炭化水素基を1〜3個、好ましくは1〜2個含む3級アミン及び/又はその塩を配合するものが好ましい。
ここで、「置換基」としては、ヒドロキシ基、アミノ基等が具体的に挙げられ、「連結基」としては、アミド基、エステル基、エーテル基等が具体的に挙げられる。
3級アミン塩としては、3級アミンを酸で中和した酸塩等が具体的に挙げられる。中和に用いる酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、ポリアクリル酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸等が挙げられ、これらは1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
かかる特定の有機アミン化合物(B)を配合することで、衣料に柔軟性を付与し、着用風合い性を向上させることができる。また、該成分は、衣料の肌すべり感向上にも寄与する。これは、(B)成分が、衣料に対し良好な肌すべり感を付与する(C)成分を引き付けて衣料に共同吸着することで、(C)成分の衣料への吸着性が高まるためと推察される。
本発明の組成物では、有機アミン化合物(B)として、直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を1〜3個含む3級アミン及び/又はその塩を配合する。特に、炭素数8〜25の炭化水素基を1〜3個、好ましくは1〜2個含む3級アミン及び/又はその塩を配合するものが好ましい。
ここで、「置換基」としては、ヒドロキシ基、アミノ基等が具体的に挙げられ、「連結基」としては、アミド基、エステル基、エーテル基等が具体的に挙げられる。
3級アミン塩としては、3級アミンを酸で中和した酸塩等が具体的に挙げられる。中和に用いる酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、ポリアクリル酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸等が挙げられ、これらは1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
かかる特定の有機アミン化合物(B)を配合することで、衣料に柔軟性を付与し、着用風合い性を向上させることができる。また、該成分は、衣料の肌すべり感向上にも寄与する。これは、(B)成分が、衣料に対し良好な肌すべり感を付与する(C)成分を引き付けて衣料に共同吸着することで、(C)成分の衣料への吸着性が高まるためと推察される。
有機アミン化合物(B)としては特に、下記一般式(II)で表わされる3級アミン及び/又はその塩が好適である。
R3R4R5N (II)
式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基、R4は炭素数1〜25の炭化水素基である。R3、R4は直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を含むものであっても良い。また、R3、R4はアミド基、エステル基またはエーテル基等の連結基をその鎖中に有するものであっても良い。R5は炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、EO付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基である。
R3R4R5N (II)
式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基、R4は炭素数1〜25の炭化水素基である。R3、R4は直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を含むものであっても良い。また、R3、R4はアミド基、エステル基またはエーテル基等の連結基をその鎖中に有するものであっても良い。R5は炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、EO付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基である。
(B)成分の好適な具体例としては、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン等の脂肪族アミドアルキル3級アミン又はその塩、パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルアルキル3級アミン又はその塩等が挙げられる。
中でも、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン等、あるいはその塩が特に好ましい。
中でも、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン等、あるいはその塩が特に好ましい。
なお、上記例中の「脂肪族アミドアルキル3級アミン」は、例えば、脂肪酸、あるいは脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体と、ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとを脱水縮合反応させ、その後、未反応のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンを、減圧または窒素ブローにて留去することにより得られる。
他方、「脂肪族エステルアルキル3級アミン」は、例えば、脂肪酸、あるいは脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体と、ジアルキルアミノアルコールとを脱水縮合させるエステル化反応により得られる。
他方、「脂肪族エステルアルキル3級アミン」は、例えば、脂肪酸、あるいは脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体と、ジアルキルアミノアルコールとを脱水縮合させるエステル化反応により得られる。
ここで、脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等、またはこれらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライド等が具体的に挙げられ、中でも特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等が特に好ましい。これら脂肪酸又は脂肪酸誘導体は1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
「ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミン」としては、ジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン等が具体的に挙げられ、中でも特にジメチルアミノプロピルアミンが好ましい。
「ジアルキルアミノアルコール」としては、例えばジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノアルコール等が挙げられ、中でも特にジメチルアミノエタノールが好ましい。
「ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミン」としては、ジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン等が具体的に挙げられ、中でも特にジメチルアミノプロピルアミンが好ましい。
「ジアルキルアミノアルコール」としては、例えばジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノアルコール等が挙げられ、中でも特にジメチルアミノエタノールが好ましい。
なお、脂肪族アミドアルキル3級アミンを製造する際のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し、0.9〜2.0倍モルが好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。反応温度は、通常100〜220℃、好ましくは150〜200℃である。反応温度が100℃未満では反応が遅くなりすぎ、220℃超では得られる3級アミンの着色が顕著となる恐れがあり、好ましくない。
脂肪族エステルアルキル3級アミンを製造する際のジアルキルアミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対して、0.1〜5.0倍モルが好ましく、0.3〜3.0倍モルが特に好ましい。反応温度は、通常100〜220℃であり、好ましくは120〜180℃である。反応温度が100℃未満では反応が遅くなりすぎ、220℃超では得られる3級アミンの着色が顕著となる恐れがあり、好ましくない。
脂肪族アミドアルキル3級アミン、脂肪族エステルアルキル3級アミンの上記以外の製造条件は同様であり、反応時の圧力は常圧でも減圧でも良く、反応時に窒素等の不活性ガスを導入することも可能である。また、脂肪酸を用いる場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸触媒、脂肪酸誘導体を用いる場合は、ナトリウムメチラート、苛性カリ、苛性ソーダ等のアルカリ触媒を用いることで、より効率良く反応を進行させることができる。また、得られる3級アミンが融点が高い長鎖アミンの場合には、ハンドリング性を向上させるため、反応後、フレーク状またはペレット状に成形することが好ましい。
(B)成分のその他の好適な具体例としては、ラウリルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、椰子アルキルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、硬化牛脂アルキルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化牛脂アルキルアミン(ライオンアクゾ(株)製 商品名:ETHOMEEN HT/14等)、又はこれらの塩等が挙げられる。
本発明において、(B)成分の配合量は特に限定されないが、組成物中0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%が特に好ましい。(B)成分の配合量が0.1質量%未満では、(B)成分の配合効果が顕著に発現せず、肌すべり感向上効果が十分に発現しない恐れがある。他方、(B)成分を10質量%超配合しても、それ以上の肌すべり感向上効果が得られないため、経済的に不利である。
「シリコーン化合物(C)」
本発明では、シリコーン化合物(C)として、エポキシ基含有シリコーン化合物を配合する。該成分は、上記したように、衣料への肌すべり感を向上する機能を担う成分である。シリコーン化合物(C)は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
エポキシ基を有するシリコーン化合物は、特にポリエステル等の化繊衣料に対し、先行技術で用いられている窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物と同等以上の肌すべり感を呈する。しかも、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物に比して、繰り返し洗濯を行ってもシリコーン化合物の残留による黄変の恐れが著しく小さい。加えて、エポキシ基は親水性であるため、組成物への分散性も比較的良好で、余程多量に配合しない限り、相分離等の外観不良を起こす恐れもない。
本発明では、シリコーン化合物(C)として、エポキシ基含有シリコーン化合物を配合する。該成分は、上記したように、衣料への肌すべり感を向上する機能を担う成分である。シリコーン化合物(C)は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
エポキシ基を有するシリコーン化合物は、特にポリエステル等の化繊衣料に対し、先行技術で用いられている窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物と同等以上の肌すべり感を呈する。しかも、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物に比して、繰り返し洗濯を行ってもシリコーン化合物の残留による黄変の恐れが著しく小さい。加えて、エポキシ基は親水性であるため、組成物への分散性も比較的良好で、余程多量に配合しない限り、相分離等の外観不良を起こす恐れもない。
(C)成分としては特に限定されないが、ジメチルポリシロキサン骨格にエポキシ基が導入されたものが好適に用いられる。かかるエポキシ基含有シリコーン化合物としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF8411、SF8413、BY16−839、BY16−875、BY16−855、BY16−855B、信越化学工業(株)製のKF1001、KF101、KF102、PolonMF−11C、PolonMF−18、PolonMF−24等(いずれも商品名)が市販されている。
(C)成分としては、上記を基本とし、さらにポリエーテル変性部位を有するものも好適に用いられる。かかるシリコーン化合物としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF8421、BY16−845等(いずれも商品名)が市販されている。
例示した中でも特に、組成物の保存安定性の観点から、後者のポリエーテル変性部位を有するエポキシ基含有シリコーン化合物が好適に用いられる。
シリコーン化合物(C)の組成物中への添加方法は特に限定されず、オイルやエマルジョンといった市販の形態のまま直接添加することもできるし、これらを溶解又は媒散し得る本発明の組成物に適応可能な媒体に混合した後、これを添加することもできる。
(C)成分としては、上記を基本とし、さらにポリエーテル変性部位を有するものも好適に用いられる。かかるシリコーン化合物としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF8421、BY16−845等(いずれも商品名)が市販されている。
例示した中でも特に、組成物の保存安定性の観点から、後者のポリエーテル変性部位を有するエポキシ基含有シリコーン化合物が好適に用いられる。
シリコーン化合物(C)の組成物中への添加方法は特に限定されず、オイルやエマルジョンといった市販の形態のまま直接添加することもできるし、これらを溶解又は媒散し得る本発明の組成物に適応可能な媒体に混合した後、これを添加することもできる。
本発明において、(C)成分の配合量は特に限定されないが、組成物中0.1〜1.5質量%が好ましく、0.1〜1質量%が特に好ましい。(C)成分の配合量が0.1質量%未満では、(C)成分の配合効果(肌すべり感向上効果)が顕著に発現せず、特に化繊衣料の着用風合い性向上効果が十分に発現しない恐れがある。他方、(C)成分を1.5質量%超配合しても、それ以上の肌すべり感向上効果が得られないため、経済的に不利である。加えて、(C)成分の配合量が1.5質量%を超えると、オイル成分である(C)成分の分散性が低下して外観安定性が低下する傾向にあり、長期保存中に相分離等を招く恐れがある。
上記したように、衣料への着用風合い性を良好なものとするには、肌すべり感を向上する(C)成分と、これを良好に衣料に吸着させる(B)成分の配合バランスが重要であると推察される。具体的には本発明では、上記(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))を1〜100、好ましくは2〜25とする。
(B)成分と(C)成分の配合比が100超では、(C)成分の量が不十分となり、特に化繊衣料の着用風合い性向上効果が十分に発現しない恐れがある。他方、(B)成分と(C)成分の配合比が1未満では、(C)成分が衣料に対して良好に吸着せず、特に化繊衣料の着用風合い性向上効果が十分に発現しない恐れがあり、さらにはオイル成分である(C)成分の分散性が低下して外観安定性が低下する恐れもある。
(B)成分と(C)成分の配合比が100超では、(C)成分の量が不十分となり、特に化繊衣料の着用風合い性向上効果が十分に発現しない恐れがある。他方、(B)成分と(C)成分の配合比が1未満では、(C)成分が衣料に対して良好に吸着せず、特に化繊衣料の着用風合い性向上効果が十分に発現しない恐れがあり、さらにはオイル成分である(C)成分の分散性が低下して外観安定性が低下する恐れもある。
本発明の組成物では、pHを4〜8に調整する。pHがこの範囲外では、ウール等の獣毛繊維製の衣料に対して、洗濯縮みや型崩れを生じさせる恐れがあり、好ましくない。pHを上記範囲内に調整するには、pH調整剤を適宜配合すれば良い。pH調整剤としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて随意であるが、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等が配合安定性の面から好ましい。
本発明の組成物は、上記(A)〜(C)成分を必須とするものであるが、これら成分に加えて、必要に応じて他の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
配合可能な他の成分としては、例えば、洗浄性能向上や配合安定性向上等を目的として、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等)、安定化剤(安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム等)、防腐剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、酸化防止剤、ソイルリリース剤等を配合することができる。
その他、商品の付加価値向上等を目的として、着色剤や着香剤を配合することもできる。着色剤としては、アシッドレッド138、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青1号、青色205号、ターコイズP−GR等(いずれも商品名)の色素や顔料が使用でき、その好ましい配合量は、0.00005〜0.0005質量%程度である。着香剤としては「実施例」の項において挙げる香料P1〜P4等が使用でき、その好ましい配合量は、0.1〜1質量%である。
配合可能な他の成分としては、例えば、洗浄性能向上や配合安定性向上等を目的として、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等)、安定化剤(安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム等)、防腐剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、酸化防止剤、ソイルリリース剤等を配合することができる。
その他、商品の付加価値向上等を目的として、着色剤や着香剤を配合することもできる。着色剤としては、アシッドレッド138、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青1号、青色205号、ターコイズP−GR等(いずれも商品名)の色素や顔料が使用でき、その好ましい配合量は、0.00005〜0.0005質量%程度である。着香剤としては「実施例」の項において挙げる香料P1〜P4等が使用でき、その好ましい配合量は、0.1〜1質量%である。
本発明の組成物の調製方法は特に制限されるものではなく、通常の液体洗浄剤組成物と同様、例えば上記必須成分(A)〜(C)、必要に応じて上記任意成分、さらに必要に応じて水を配合し、これらを混合することによって、調製することができる。
本発明の組成物は樹脂製等の容器に充填して、使用に供することができる。
本発明の組成物の使用方法は特に限定されないが、通常の衣料用液体洗浄剤組成物と同様、例えば、洗濯機内に被洗物を投入した後、洗濯機槽内に水を充満させ、さらに適当な濃度になるように本発明の組成物を添加、溶解させて洗濯液を得、これによって被洗物を洗浄することができる。
本発明の組成物は樹脂製等の容器に充填して、使用に供することができる。
本発明の組成物の使用方法は特に限定されないが、通常の衣料用液体洗浄剤組成物と同様、例えば、洗濯機内に被洗物を投入した後、洗濯機槽内に水を充満させ、さらに適当な濃度になるように本発明の組成物を添加、溶解させて洗濯液を得、これによって被洗物を洗浄することができる。
本発明によれば、洗浄機能を担う非イオン性界面活性剤(A)に対して、肌すべり感向上機能を担う特定のシリコーン化合物(C)を配合し、さらには、それ自身衣料の柔軟性を向上させる機能を有し、(C)成分の吸着性を高める機能をも有する特定の有機アミン化合物(B)を配合する構成を採用したので、優れた洗浄力を呈しつつ、洗浄後の衣料の肌すべり感等の着用風合い性が良好な衣料用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
また、本発明の組成物ではpHを4〜8としたので、ウール等の獣毛繊維製の衣料における洗濯縮みや型崩れを抑制することもできる。
さらに、本発明の組成物では、アニオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤を配合することなく、着用風合い性を向上できるので、カチオン性界面活性剤と複合体を生成するアニオン性界面活性剤の配合等に注意を払う必要がなく、簡易に製造できる利点もある。加えて、本発明で用いるシリコーン化合物(C)は、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物と異なり、繰返し洗濯等を行っても黄変の恐れがなく、好適である。
さらに、本発明の組成物では、アニオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤を配合することなく、着用風合い性を向上できるので、カチオン性界面活性剤と複合体を生成するアニオン性界面活性剤の配合等に注意を払う必要がなく、簡易に製造できる利点もある。加えて、本発明で用いるシリコーン化合物(C)は、窒素含有置換基にて変性されたシリコーン化合物と異なり、繰返し洗濯等を行っても黄変の恐れがなく、好適である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下に記載の実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1〜44、比較例1〜7)
各例においては、配合組成を変えた以外は同様として衣料用液体洗浄剤組成物を調製した。各例の配合組成を表1〜6に示す。表中の配合量の単位は質量%を示す。
表には、(A)成分、(B)成分又はその比較用の(D)成分、(C)成分又はその比較用の(E)成分についてのみ詳細に記載してある。これらに合わせて、共通成分X又はYを下記組成で配合し、全成分の合計が100質量%となるように、水量を適宜調整した。また、組成物のpHが同表に示すものとなるように、硫酸、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、シュウ酸(いずれも関東化学製)のいずれかをpH調整剤として添加した。同表には、(B)又は(D)成分と(C)又は(E)成分の質量比((B)又は(D)/(C)又は(E))、及び用いた香料の種類についても記載してある。
なお、共通成分X及びYでは、各成分の配合量は有り姿としての配合量を示し、共通成分以外の成分の配合量は純分換算量を示す。
(実施例1〜44、比較例1〜7)
各例においては、配合組成を変えた以外は同様として衣料用液体洗浄剤組成物を調製した。各例の配合組成を表1〜6に示す。表中の配合量の単位は質量%を示す。
表には、(A)成分、(B)成分又はその比較用の(D)成分、(C)成分又はその比較用の(E)成分についてのみ詳細に記載してある。これらに合わせて、共通成分X又はYを下記組成で配合し、全成分の合計が100質量%となるように、水量を適宜調整した。また、組成物のpHが同表に示すものとなるように、硫酸、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、シュウ酸(いずれも関東化学製)のいずれかをpH調整剤として添加した。同表には、(B)又は(D)成分と(C)又は(E)成分の質量比((B)又は(D)/(C)又は(E))、及び用いた香料の種類についても記載してある。
なお、共通成分X及びYでは、各成分の配合量は有り姿としての配合量を示し、共通成分以外の成分の配合量は純分換算量を示す。
<共通成分X>
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
クエン酸3ナトリウム 0.2質量%
パラトルエンスルホン酸 5.0質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.03質量%
香料 0.2質量%
イソチアゾロン液 0.01質量%
色素(商品名アシット゛イエロー203) 0.0001質量%
pH調整剤 適 量
水 バランス
<共通成分Y>
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
クエン酸3ナトリウム 0.2質量%
パラトルエンスルホン酸 5.0質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.03質量%
香料 0.2質量%
イソチアゾロン液 0.01質量%
色素(商品名アシット゛レット゛138) 0.0003質量%
ポリスチレンエマルション 0.2質量%
pH調整剤 適 量
水 バランス
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
クエン酸3ナトリウム 0.2質量%
パラトルエンスルホン酸 5.0質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.03質量%
香料 0.2質量%
イソチアゾロン液 0.01質量%
色素(商品名アシット゛イエロー203) 0.0001質量%
pH調整剤 適 量
水 バランス
<共通成分Y>
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
クエン酸3ナトリウム 0.2質量%
パラトルエンスルホン酸 5.0質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.03質量%
香料 0.2質量%
イソチアゾロン液 0.01質量%
色素(商品名アシット゛レット゛138) 0.0003質量%
ポリスチレンエマルション 0.2質量%
pH調整剤 適 量
水 バランス
なお、共通成分X、Yにおいて、各成分の詳細は以下の通りである。
安息香酸ナトリウム:東亞合成製 商品名安息香酸ナトリウム
クエン酸3ナトリウム:マイルス社(米国)製 商品名クエン酸ソーダ
パラトルエンスルホン酸:協和発酵工業(株)製 商品名PTS酸
ジブチルヒドロキシトルエン:住友化学工業製 商品名SUMILIZER BHT-R
イソチアゾロン液:ローム・アンド・ハース社製 商品名ケーソンCG(5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液)
色素(アシット゛イエロー203):中央合成化学製 商品名キノリンイエローWG-G CONC
色素(アシット゛レット゛138):住友化学工業製 商品名スミノールミーリング ブリリアントレッドBS
ポリスチレンエマルション:サイデン化学(株)製 商品名サイビノールRPX−196PEエマルション、固形分40%
また、香料としては、下記香料組成物を用いた。
香料P1:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A
香料P2:同公報の表11〜18に記載の香料組成物B
香料P3:同公報の表11〜18に記載の香料組成物C
香料P4:同公報の表11〜18に記載の香料組成物D
安息香酸ナトリウム:東亞合成製 商品名安息香酸ナトリウム
クエン酸3ナトリウム:マイルス社(米国)製 商品名クエン酸ソーダ
パラトルエンスルホン酸:協和発酵工業(株)製 商品名PTS酸
ジブチルヒドロキシトルエン:住友化学工業製 商品名SUMILIZER BHT-R
イソチアゾロン液:ローム・アンド・ハース社製 商品名ケーソンCG(5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液)
色素(アシット゛イエロー203):中央合成化学製 商品名キノリンイエローWG-G CONC
色素(アシット゛レット゛138):住友化学工業製 商品名スミノールミーリング ブリリアントレッドBS
ポリスチレンエマルション:サイデン化学(株)製 商品名サイビノールRPX−196PEエマルション、固形分40%
また、香料としては、下記香料組成物を用いた。
香料P1:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A
香料P2:同公報の表11〜18に記載の香料組成物B
香料P3:同公報の表11〜18に記載の香料組成物C
香料P4:同公報の表11〜18に記載の香料組成物D
(A)成分としては下記化合物を用いた。
(a−1):C13H27O(EO)15H、日本触媒(株)製、三菱化学(株)製 商品名Diadolアルコール(分岐率50%)の平均EO15モル付加物
(a−2):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品
(a−3):CnH2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品
(a−4):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/14混合物(質量比71/29))、合成品
(a−5):CnH2n+1CH CmH2m+1O(EO)15H(n+m=11〜13)、日本触媒(株)製 商品名ソフタノール150
(a−6):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品
(a−7):CnH2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品
(a−8):C11H23COO(EO)15CH3、合成品
(a−9):C13H27O(EO)12(PO)2H、合成品
(a−10):C13H27O(EO)10H(C鎖長:分岐型)、BASF社製LutensolTO 10
(a―11):C13H27O(EO)7H(C鎖長:分岐型)、BASF社製LutensolTO 7
(a−12):C13H27O(EO)15H、合成品
(a−1):C13H27O(EO)15H、日本触媒(株)製、三菱化学(株)製 商品名Diadolアルコール(分岐率50%)の平均EO15モル付加物
(a−2):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品
(a−3):CnH2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品
(a−4):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/14混合物(質量比71/29))、合成品
(a−5):CnH2n+1CH CmH2m+1O(EO)15H(n+m=11〜13)、日本触媒(株)製 商品名ソフタノール150
(a−6):CnH2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品
(a−7):CnH2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品
(a−8):C11H23COO(EO)15CH3、合成品
(a−9):C13H27O(EO)12(PO)2H、合成品
(a−10):C13H27O(EO)10H(C鎖長:分岐型)、BASF社製LutensolTO 10
(a―11):C13H27O(EO)7H(C鎖長:分岐型)、BASF社製LutensolTO 7
(a−12):C13H27O(EO)15H、合成品
(B)成分としては下記化合物を用いた。
(b−1):C9H19CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−2):C11H23CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−3):C15H31CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−4):C17H35CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−5):C21H43CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−6):C17H33CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−7):C17H35COO(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−8):C16H33N(CH3)2、ライオンアクゾ(株)製 商品名アーミンDM16D
(b−9):C18H37N(CH3)2、ライオンアクゾ(株)製 商品名アーミンDM18D
(b−10):CxH2x+1CONH(CH2) 3N(CH3)2(X=15/17混合物(質量比3/7))、東邦化学(株)製 商品名カチナールMPAS-R
また、(B)成分の比較として、下記(D)成分を用いた。
(d−1):(C2H5)3N、関東化学(株)製 トリエチルアミン
(b−1):C9H19CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−2):C11H23CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−3):C15H31CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−4):C17H35CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−5):C21H43CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−6):C17H33CONH(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−7):C17H35COO(CH2) 3N(CH3)2、合成品
(b−8):C16H33N(CH3)2、ライオンアクゾ(株)製 商品名アーミンDM16D
(b−9):C18H37N(CH3)2、ライオンアクゾ(株)製 商品名アーミンDM18D
(b−10):CxH2x+1CONH(CH2) 3N(CH3)2(X=15/17混合物(質量比3/7))、東邦化学(株)製 商品名カチナールMPAS-R
また、(B)成分の比較として、下記(D)成分を用いた。
(d−1):(C2H5)3N、関東化学(株)製 トリエチルアミン
(C)成分としては下記化合物を用いた。
(c−1):エポキシ・ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名SF8421
(c−2):エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名SF8411
(c−3):エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名BY16−855B
また、(C)成分の比較として、非エポキシ基含有シリコーン化合物である下記(E)成分を用いた。
(e−1):アルキル変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名BY16−8416
(c−1):エポキシ・ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名SF8421
(c−2):エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名SF8411
(c−3):エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名BY16−855B
また、(C)成分の比較として、非エポキシ基含有シリコーン化合物である下記(E)成分を用いた。
(e−1):アルキル変性ジメチルポリシロキサン、東レダウコーニング・シリコーン(株)製 商品名BY16−8416
合成品の製造方法を以下に示す。
(a−2):
Safol製 商品名Safol23アルコール(分岐率50%)224.4g、30%NaOH水溶液2.0gを耐圧型反応容器中に採取し、容器内を窒素置換した。次に温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水してから、温度を160℃まで昇温した。アルコールを攪拌しながら酸化エチレン(ガス状)763.6gを吹き込み管を使って、反応温度が180℃を越えないように添加速度を調節しながらアルコールの液中に徐々に加えた。酸化エチレンの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間未反応の酸化エチレンを留去した。次に温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1%水溶液のpHが約7になるように、70%p-トルエンスルホン酸を加えて中和し、(a−2)を得た。
(a−2):
Safol製 商品名Safol23アルコール(分岐率50%)224.4g、30%NaOH水溶液2.0gを耐圧型反応容器中に採取し、容器内を窒素置換した。次に温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水してから、温度を160℃まで昇温した。アルコールを攪拌しながら酸化エチレン(ガス状)763.6gを吹き込み管を使って、反応温度が180℃を越えないように添加速度を調節しながらアルコールの液中に徐々に加えた。酸化エチレンの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間未反応の酸化エチレンを留去した。次に温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1%水溶液のpHが約7になるように、70%p-トルエンスルホン酸を加えて中和し、(a−2)を得た。
(a−3):
Safol製 商品名Safol23アルコール265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−4):
P&G製C12−14アルコール(分岐率0%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−6):
シェルケミカルズ製 商品名Neodol23アルコール(分岐率20%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−7):
シェルケミカルズ製 商品名Neodol23アルコール(分岐率20%)265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−8):
特開2000−186296号公報記載の製造例3と同様にして合成した。
Safol製 商品名Safol23アルコール265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−4):
P&G製C12−14アルコール(分岐率0%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−6):
シェルケミカルズ製 商品名Neodol23アルコール(分岐率20%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−7):
シェルケミカルズ製 商品名Neodol23アルコール(分岐率20%)265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−8):
特開2000−186296号公報記載の製造例3と同様にして合成した。
(a−9):
溶液S1として、硝酸マグネシウム6水和物68.03g(0.265モル)、硝酸アルミニウム9水和物47.69g(0.127モル)、硝酸マンガン6水和物24.33g(0.085モル)を450gの脱イオン水で溶解した。一方、溶液S2として、炭酸ナトリウム13.47g(0.127モル)を450gの脱イオン水で溶解した。
溶液S1と溶液S2とを、予め1800gの脱イオン水を仕込んだ触媒調整槽に、2NのNaOHによりpHを9、温度を40℃に保ちながら1時間で滴下し、滴下終了後、1時間熟成させた。母液を濾過により除き、沈殿を6Lの脱イオン水で洗浄し、噴霧乾燥することにより30gの複合水酸化物を得た。この複合水酸化物を、窒素雰囲気下800℃で3時間焼成して、Mg、Al、Mnの複合酸化物触媒(Mg:Al:Mn(原子比)=0.56:0.26:0.18)19gを得た。この触媒を用いて以下の合成を行った。
ラウリルアルコール186gを耐圧反応容器に入れ、上記の手法で生成した触媒0.8gを添加し、180℃で0.3MPa、回転翼回転数500rpmで1時間攪拌した後、まずエチレンオキサイド528gを2時間かけて導入し、完全に導入した後、1時間熟成を行った。その後180℃に加温しプロピレンオキサイド116gを1時間かけて導入し、1時間熟成した後、冷却して、(a−9)を得た。
溶液S1として、硝酸マグネシウム6水和物68.03g(0.265モル)、硝酸アルミニウム9水和物47.69g(0.127モル)、硝酸マンガン6水和物24.33g(0.085モル)を450gの脱イオン水で溶解した。一方、溶液S2として、炭酸ナトリウム13.47g(0.127モル)を450gの脱イオン水で溶解した。
溶液S1と溶液S2とを、予め1800gの脱イオン水を仕込んだ触媒調整槽に、2NのNaOHによりpHを9、温度を40℃に保ちながら1時間で滴下し、滴下終了後、1時間熟成させた。母液を濾過により除き、沈殿を6Lの脱イオン水で洗浄し、噴霧乾燥することにより30gの複合水酸化物を得た。この複合水酸化物を、窒素雰囲気下800℃で3時間焼成して、Mg、Al、Mnの複合酸化物触媒(Mg:Al:Mn(原子比)=0.56:0.26:0.18)19gを得た。この触媒を用いて以下の合成を行った。
ラウリルアルコール186gを耐圧反応容器に入れ、上記の手法で生成した触媒0.8gを添加し、180℃で0.3MPa、回転翼回転数500rpmで1時間攪拌した後、まずエチレンオキサイド528gを2時間かけて導入し、完全に導入した後、1時間熟成を行った。その後180℃に加温しプロピレンオキサイド116gを1時間かけて導入し、1時間熟成した後、冷却して、(a−9)を得た。
(a−12):
特開平1−164437号公報、特開平10−7620号公報、特開2000−61304号公報等に記載された方法にて合成した。なお、得られた化合物の特開2001−164298号公報にて定義されたナロー率は55%以上であった。
特開平1−164437号公報、特開平10−7620号公報、特開2000−61304号公報等に記載された方法にて合成した。なお、得られた化合物の特開2001−164298号公報にて定義されたナロー率は55%以上であった。
(b−1):
1リットルの四つ口フラスコに、カプリン酸224gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2hかけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し7h熟成した。酸価から算出したカプリン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、(b−1)を得た。
1リットルの四つ口フラスコに、カプリン酸224gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2hかけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し7h熟成した。酸価から算出したカプリン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、(b−1)を得た。
(b−2):
カプリン酸の代わりにラウリン酸261gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したラウリン酸の転化率は98%であった。
(b−3):
カプリン酸の代わりにパルミチン酸334gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したパルミチン酸の転化率は98%であった。
(b−4):
カプリン酸の代わりにステアリン酸370gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したステアリン酸の転化率は98%であった。
(b−5):
カプリン酸の代わりにベヘニン酸444gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したベヘニン酸の転化率は98%であった。
(b−6):
カプリン酸の代わりにオレイン酸368gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したオレイン酸の転化率は98%であった。
カプリン酸の代わりにラウリン酸261gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したラウリン酸の転化率は98%であった。
(b−3):
カプリン酸の代わりにパルミチン酸334gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したパルミチン酸の転化率は98%であった。
(b−4):
カプリン酸の代わりにステアリン酸370gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したステアリン酸の転化率は98%であった。
(b−5):
カプリン酸の代わりにベヘニン酸444gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したベヘニン酸の転化率は98%であった。
(b−6):
カプリン酸の代わりにオレイン酸368gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したオレイン酸の転化率は98%であった。
(b−7):
1リットル四つ口フラスコに、パルミチン酸メチル386g、ジメチルアミノエタノール200g、及び、触媒としてp−トルエンスルホン酸を2g仕込み、窒素置換を2回行った。反応温度140〜150℃で、副生するメタノールを留去させながら10h脱水縮合反応させた。鹸化価から算出したパルミチン酸メチルの転化率は99%であった。その後、減圧して未反応のジメチルアミノエタノールとメタノールを留去し、(b−7)を得た。
1リットル四つ口フラスコに、パルミチン酸メチル386g、ジメチルアミノエタノール200g、及び、触媒としてp−トルエンスルホン酸を2g仕込み、窒素置換を2回行った。反応温度140〜150℃で、副生するメタノールを留去させながら10h脱水縮合反応させた。鹸化価から算出したパルミチン酸メチルの転化率は99%であった。その後、減圧して未反応のジメチルアミノエタノールとメタノールを留去し、(b−7)を得た。
(評価方法)
以下、評価方法について説明する。
<洗浄処理>
1.洗浄力評価用
10cm角に裁断した100番手の綿平織り布に顔面の皮脂汚れを擦りつけて調製した皮脂汚れ布10枚および市販のTシャツ(綿100%、B.V.D社製)あわせて1kgを、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、標準水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、標準水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
2.ポリエステルブラウスの肌すべり感評価用
長袖ポリエステルブラウス(ポリエステル100%、株式会社セシール製)5枚を、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、弱水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、弱水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
3.セーターの着用風合い性評価用
タートルネックセーター(ウール100%、株式会社セシール製)5枚を、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、弱水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、弱水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
以下、評価方法について説明する。
<洗浄処理>
1.洗浄力評価用
10cm角に裁断した100番手の綿平織り布に顔面の皮脂汚れを擦りつけて調製した皮脂汚れ布10枚および市販のTシャツ(綿100%、B.V.D社製)あわせて1kgを、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、標準水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、標準水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
2.ポリエステルブラウスの肌すべり感評価用
長袖ポリエステルブラウス(ポリエステル100%、株式会社セシール製)5枚を、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、弱水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、弱水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
3.セーターの着用風合い性評価用
タートルネックセーター(ウール100%、株式会社セシール製)5枚を、三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入し、各例で調製した液体洗浄剤組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、弱水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、弱水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
<洗浄力の評価>
皮脂汚れ布の反射率を、未汚染布、汚染布(洗浄処理前)、洗浄布(洗浄処理後)について、各々日本電色(株)製の色差計(SE200型)にて測定し、洗浄率(%)を下記式に基づいて算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100
なお、式中、K/Sは(1−R/100)2/(2R/100)を示す(但し、Rは反射率(%))を示す。
判定基準を以下に示す。
1点:洗浄率が60%未満
2点:洗浄率が60%以上〜65%未満
3点:洗浄率が65%以上〜70%未満
4点:洗浄率が70%以上
皮脂汚れ布の反射率を、未汚染布、汚染布(洗浄処理前)、洗浄布(洗浄処理後)について、各々日本電色(株)製の色差計(SE200型)にて測定し、洗浄率(%)を下記式に基づいて算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100
なお、式中、K/Sは(1−R/100)2/(2R/100)を示す(但し、Rは反射率(%))を示す。
判定基準を以下に示す。
1点:洗浄率が60%未満
2点:洗浄率が60%以上〜65%未満
3点:洗浄率が65%以上〜70%未満
4点:洗浄率が70%以上
<肌すべり感の評価>
上記の洗浄処理を施したポリエステルブラウスをハンガーに吊るし、陰干しにて12時間乾燥させた。その後、25℃65%RHの恒温恒湿室に2日間放置し、これを試験衣料として各々肌すべり感の評価に供した。
なお、評価対照衣料として、非イオン性界面活性剤(ラウリルアルコール1モルに対し、平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20%水溶液を用いて上記と同じ洗浄処理を施したポリエステルブラウスを同様に肌すべり感の評価に供した。
女性専門パネラー10人が自らの前腕部上で各衣料を滑らせる行為を数回行い、その時の触感を官能評価し、評価対照衣料に対して下記基準に基づく一対比較を行い、専門パネラーの評点の平均値を求めた。点数が高いほど、肌すべり感が良好なことを示す。
1点:対照衣料と同等
2点:対照衣料より若干すべりが良い
3点:対照衣料よりすべりが良い
4点:対照衣料より非常にすべりが良い
上記の洗浄処理を施したポリエステルブラウスをハンガーに吊るし、陰干しにて12時間乾燥させた。その後、25℃65%RHの恒温恒湿室に2日間放置し、これを試験衣料として各々肌すべり感の評価に供した。
なお、評価対照衣料として、非イオン性界面活性剤(ラウリルアルコール1モルに対し、平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20%水溶液を用いて上記と同じ洗浄処理を施したポリエステルブラウスを同様に肌すべり感の評価に供した。
女性専門パネラー10人が自らの前腕部上で各衣料を滑らせる行為を数回行い、その時の触感を官能評価し、評価対照衣料に対して下記基準に基づく一対比較を行い、専門パネラーの評点の平均値を求めた。点数が高いほど、肌すべり感が良好なことを示す。
1点:対照衣料と同等
2点:対照衣料より若干すべりが良い
3点:対照衣料よりすべりが良い
4点:対照衣料より非常にすべりが良い
<着用風合い性の評価>
上記の洗浄処理を施したタートルネックセーターを平置きにして12時間陰干し、乾燥させた。その後、25℃65%RHの恒温恒湿室に2日間静置して、これを試験衣料として着用風合い性の評価に供した。評価対照衣料として、非イオン界面活性剤(ラウリルアルコール1モルあたり平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20%水溶液を用いて、上記と同様に洗浄処理したタートルネックセーターを同様に着用風合い性の評価に供した。
着用風合い性の評価は、各衣料を女性専門パネラーが着用し、その時の着心地を官能評価し、評価対照衣料に対して下記の基準による一対比較を行い、専門パネラーの評点の平均値を求めた。点数が高いほど、着用風合い性が良好なことを示す。
1点:対照衣料と同等もしくはそれ以下
2点:対照衣料より若干着心地がよい
3点:対照衣料より着心地が良い
4点:対照衣料より非常に着心地が良い
上記の洗浄処理を施したタートルネックセーターを平置きにして12時間陰干し、乾燥させた。その後、25℃65%RHの恒温恒湿室に2日間静置して、これを試験衣料として着用風合い性の評価に供した。評価対照衣料として、非イオン界面活性剤(ラウリルアルコール1モルあたり平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20%水溶液を用いて、上記と同様に洗浄処理したタートルネックセーターを同様に着用風合い性の評価に供した。
着用風合い性の評価は、各衣料を女性専門パネラーが着用し、その時の着心地を官能評価し、評価対照衣料に対して下記の基準による一対比較を行い、専門パネラーの評点の平均値を求めた。点数が高いほど、着用風合い性が良好なことを示す。
1点:対照衣料と同等もしくはそれ以下
2点:対照衣料より若干着心地がよい
3点:対照衣料より着心地が良い
4点:対照衣料より非常に着心地が良い
(結果)
得られた結果を表1〜6に合わせて示す。
表1〜5に示すように、非イオン性界面活性剤(A)と、炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを配合すると共に、(B)成分と(C)成分の配合比を1〜100とし、pHを4〜8とした実施例1〜44では、得られた組成物はいずれも、良好な洗浄力を有するものであり、洗浄後のポリエステルブラウスは肌すべり感が良好で、洗浄後のセーターは縮み等がなく良好な着用風合い性を呈するものであった。また、洗浄/乾燥を繰り返し行っても、黄変はなく、良好であった。中でも、(A)成分を10〜50質量%、(B)成分を0.1〜10質量%、(C)成分を0.1〜1.5質量%配合した実施例1〜42では、特に良好な結果が得られた。
加えて、いずれの組成物も、構成成分を配合し攪拌するだけで、相分離等がなく、均一な液状の組成物を調製することができ、製造も容易であった。
得られた結果を表1〜6に合わせて示す。
表1〜5に示すように、非イオン性界面活性剤(A)と、炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン(B)と、エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを配合すると共に、(B)成分と(C)成分の配合比を1〜100とし、pHを4〜8とした実施例1〜44では、得られた組成物はいずれも、良好な洗浄力を有するものであり、洗浄後のポリエステルブラウスは肌すべり感が良好で、洗浄後のセーターは縮み等がなく良好な着用風合い性を呈するものであった。また、洗浄/乾燥を繰り返し行っても、黄変はなく、良好であった。中でも、(A)成分を10〜50質量%、(B)成分を0.1〜10質量%、(C)成分を0.1〜1.5質量%配合した実施例1〜42では、特に良好な結果が得られた。
加えて、いずれの組成物も、構成成分を配合し攪拌するだけで、相分離等がなく、均一な液状の組成物を調製することができ、製造も容易であった。
これに対して、表6に示すように、(C)成分を配合しなかった比較例1、(B)成分を配合しなかった比較例2、(C)成分の代わりに非エポキシ基含有シリコーン化合物(E)を用いた比較例3、(B)成分の代わりに炭化水素基の炭素数がいずれも8未満の3級アミン(D)を用いた比較例5では、洗浄後のポリエステルブラウスの肌すべり感、及び/又は洗浄後のセーターの着用風合い性が不良であった。
(B)成分と(C)成分の配合比を1未満とした比較例4では、(C)成分を実施例1〜39よりも多く配合したにもかかわらず、洗浄後のポリエステルブラウスは肌すべり感が不良であり、洗浄後のセーターは着用風合い性が不良であった。
また、組成物のpHを8超又は4未満とした比較例6、7では、洗浄性、ポリエステルブラウスの肌すべり感は良好であったが、セーターの着用風合い性が不良であった。
(B)成分と(C)成分の配合比を1未満とした比較例4では、(C)成分を実施例1〜39よりも多く配合したにもかかわらず、洗浄後のポリエステルブラウスは肌すべり感が不良であり、洗浄後のセーターは着用風合い性が不良であった。
また、組成物のpHを8超又は4未満とした比較例6、7では、洗浄性、ポリエステルブラウスの肌すべり感は良好であったが、セーターの着用風合い性が不良であった。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、衣料に対して優れた洗浄力を示すと共に、洗浄後の衣料の肌すべり感等の着用風合い性が良好で、しかも洗濯縮みや型崩れを抑制することができるものであるので、ポリエステル製ブラウス等のおしゃれ着や、ウール等の獣毛繊維素材のセーター等の被洗物の洗浄に好適に用いられる。
Claims (2)
- 非イオン性界面活性剤(A)と、
置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数8〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/またはその塩である有機アミン化合物(B)と、
エポキシ基含有シリコーン化合物(C)とを含有すると共に、
(B)成分と(C)成分の質量基準の配合比((B)/(C))が1〜100であり、
pHが4〜8であることを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。 - (B)成分が、下記一般式(II)で表わされる3級アミン及び/またはその塩であることを特徴とする請求項1に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
R3R4R5N (II)
(式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基、R4は炭素数1〜25の炭化水素基である。R3、R4は置換基を含むものであっても良く、連結基をその鎖中に有するものであっても良い。R5は炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、エチレンオキサイド付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基である。)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008202007A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 繊維製品用洗浄剤 |
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-
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