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JP2005186642A - 車両用シート - Google Patents

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JP2005186642A
JP2005186642A JP2003427061A JP2003427061A JP2005186642A JP 2005186642 A JP2005186642 A JP 2005186642A JP 2003427061 A JP2003427061 A JP 2003427061A JP 2003427061 A JP2003427061 A JP 2003427061A JP 2005186642 A JP2005186642 A JP 2005186642A
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JP2003427061A
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Toshiyasu Tsuboi
俊靖 坪井
Yuichi Hashizume
優一 橋爪
Masaaki Takii
正明 瀧井
Yukihiro Hase
幸弘 長谷
Hisashi Takemoto
尚志 竹本
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Toyota Boshoku Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Somic Ishikawa KK
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Somic Ishikawa KK
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Abstract

【課題】 車両用シートに備えられた回動リンクの回動速度を、該回動リンクのどのような回動条件であっても常に安心感のある速度に制御する。
【解決手段】 回動可能なリンク機構を有する車両用シート10のシート支持具30の所定の位置に、シート支持具30に対して回動方向に回動力を附勢するスパイラルスプリング60と、シート支持具30の回動を制御する方向に働く流動体を用いたダンパー手段70とが備えられ、シート支持具30の回動が許容された状態時にスパイラルスプリング60とダンパー手段70との両者が機能してシート支持具30の回動が制御される車両用シート10であって、流動体の流れを制御することでシート支持具30の回動速度を所定の速度以下に制御するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、回動力を附勢してシートを着座位置から格納位置まで回動させるタイプの車両用シートに関し、その回動速度を所定の速度に制御することの可能な車両用シートに関する。
近年、自動車等の車内居住環境を快適化させるという目的に対して、シート部分に関して言えば、前後方向へのスライド機構やシート(シートクッション及びこれに折畳み可能なシートバック)を格納するための回動リンク機構(跳ね上げ用のタンブル機構や傾倒用の平行リンク機構)等を採用することにより、限られた居住空間をより効率的に利用することが図られている。前者のスライド機構は、シートのシートクッションを前後方向にスライド可能に支持する支持具を配して、その四隅をレッグによって下方側から支持するようにしている。そして、この支持具に対する相対的位置を変化させるようにしてシートを前後方向に移動させる。また、後者の回動リンク機構は、シートクッションの前方または後方を回動中心として、シートを使用状態の着座位置から上方向に回動させて前方(シートが略直立状態となる位置)または後方(後方フロア)に向けて跳ね上げ、又は下方向に傾倒させることにより、格納位置に移動(回動)させるようにしている。
また、この回動リンク機構には、その回動基部となる節部において上記した回動力を回動リンクに附勢する附勢部材が備えられているものもある。例えば、シートを前方向に跳ね上げるタンブル機構の場合、前側のレッグとの連結位置近傍においてスパイラルスプリング等の跳ね上げ(附勢)部材が設けられて、後側のレッグにはシートバックの折畳み操作に連動するなどしてストライカとの連結状態を解除可能なロック機構が設けられている。そして、この跳ね上げ部材の附勢によって、前側のレッグとの連結位置近傍を回動中心とした跳ね上げが行えるようになっている。
また、上述した附勢によって回動速度が加速し過ぎる場合を鑑みて、例えば後記特許文献1に開示されているように回動速度をダンパーによって抑えるようにしたものもある。この開示では、ダンパーを回動中心(回動基部)に設けて、シートの跳ね上げ時等における回動運動エネルギーを内部的に変形エネルギーとして吸収させることにより、回動速度をある程度低減させるようにしている。
特開2002−321553号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、附勢された跳ね上げ回動速度自体をある程度低減させるようにはしていたが、その跳ね上げ挙動に関して言えば、従来の如く次第に加速されるものであった。そのため、車両用シートが取り得る各種形態での回動に対して、所望の速度以下に回動速度を制御することは困難であった。一般に、このようなダンパーが作用しない状況下においては、回動中心とシートの重心位置との間の幾何学的関係から自明のように、シートが着座位置から格納位置に向けて跳ね上げられると、附勢される回動力が段階的に強められて回動速度は次第に高くなる。すなわち、従来のものは、次第に高められる回動速度に対しても、ダンパーによってある程度速度を低減させるに留まっていた。
また、前述したスライド機構とタンブル機構とを組合せたものの場合には、上述したような跳ね上げに伴う回動速度の増大作用に加えて、スライドによる重心位置の変化に伴う作用も加わるため、回動力は更に広い範囲に亘って強められて回動速度を高めることになった。すなわち、シートを前方向にスライドさせて、その重心位置を回動中心に接近させることにより、附勢される回動力は更に強められて跳ね上げ回動速度は高くなる。また、シートを後方向にスライドさせた場合には、跳ね上げ回動速度は低くなる。つまり、シートのスライドされた位置によって、その跳ね上げ回動速度は大きな差異を生じるものとなり、常に所望の速度以下に回動速度を制御することは困難であった。
すなわち、このような回動速度の変化に対応して、回動速度を所定の速度以下となるように制御することができなかった。したがって、このような回動速度が高められた状態で格納位置に到達すると、シートは衝打を伴いながら止まることになり、その挙動は非常に圧迫感のあるものとなる。そして、このような挙動は、自動車の車内居住環境を快適化させるという要求に対して、充分に対応できないばかりでなく、操作者や乗員に対しても不快感を与えることにもつながる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートに備えられた回動リンクの回動速度を、該回動リンクのどのような回動条件であっても常に所望の速度以下に制御することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、本発明の第1の発明は、回動可能なリンク機構を有する車両用シートの回動リンクの所定の位置に、該回動リンクに対して回動方向に回動力を附勢する回動附勢手段と、該回動リンクの回動を制御する方向に働く流動体を用いたダンパー手段とが備えられ、該回動リンクの回動が許容された状態時に回動附勢手段とダンパー手段との両者が機能して該回動リンクの回動が制御される車両用シートであって、ダンパー手段は、流動体の流れを制御することで回動リンクの回動速度を所定の速度以下に制御するものである。
ここで、回動可能なリンク機構を有する車両用シートとは、例えば、所望の方向にシートを跳ね上げて(回動させて)格納するためのタンブル機構や、シートを傾倒させて(回動させて)格納するための平行リンク機構等が挙げられる。これらは、その配設位置や利用目的に応じて、リンク機構を使用状態の着座位置に保持するロック機構等を解除すること(回動が許容された状態)により、前後左右等のいずれかの方向に回動可能な構成とされる。また、タンブル機構は、シートの跳ね上げ方向側において、回動可能なリンク機構が設けられて、この回動リンクの所望の位置(例えば回動中心となる節部など)に備えられた回動附勢手段によって回動力が附勢されることでシートが跳ね上げられる。そして、平行リンク機構は、シート及びこれを回動可能に支持する対向一対のレッグによって平行リンクが形成されており、このいずれかに備えられた回動附勢手段の附勢により、レッグを傾倒させるようにしてシートが沈下される。
次に、回動リンクの回動速度は、回動附勢手段によって附勢される回動力の大きさによって得られるものであり、回動附勢手段に作用する抵抗力(シートの自重など)が小の場合には、回動力が大きく附勢されて回動速度は高くなる。したがって、シートが着座位置から格納位置に向けて跳ね上げられる場合、その回動中心とシートの重心位置との間の幾何学的関係から、初期位置(着座位置)近傍における回動速度は比較的低い状態となり、格納位置に近づくに連れて回動速度は次第に高くなる。
また、回動リンクに対して回動方向に回動力を附勢する回動附勢手段としては、例えば、回動中心に公知のスパイラルスプリングやトーションスプリング等の弾性体を取付けて、この復元力による附勢を利用して回動力を附勢できるようにしたものが挙げられる。なお、この他のものであっても回動リンクを附勢可能なものであればよく、その構成について特に限定はされない。
更に、ダンパー手段とは、入力された回動エネルギーを、内部において流動体の流動エネルギーとして変換し、この際生じるエネルギー損失によって、結果的に減衰された回動エネルギーを出力するように構成されたものである。ここで、エネルギー損失の程度は、流動体の動粘性や流路形状の他、流動速度の変化によって異なることは良く知られている。
加えて、回動リンクの予め定められた所定速度とは、回動リンクの回動速度を制御することにより、操作者や乗員等の見るものにとって安心感のある速度(所望の速度)のことである。具体的には、特に回動速度が高くなる格納位置近傍において減速させることにより、その係止時において衝打を伴わない優しい挙動にすること等が挙げられる。
この第1の発明によれば、回動可能なリンク機構を有する車両用シートの所望の位置に備えられた回動附勢手段は、この回動リンクに対して回動方向に回動力を附勢している。そして、回動リンクの回動が許容された状態になると、この附勢を受けている回動リンクは、回動角度を増加させるとともに受ける回動力が次第に強められて回動速度を高めようとする。一方で、回動附勢手段が附勢する回動力は、回動附勢手段又は回動リンクの強制変位に伴って流動体を用いたダンパー手段に入力される。そして、ダンパー手段は、この入力された回動力を減衰させて出力する。これにより、ダンパー手段に入力された回動速度は、所定の速度以下に制御される。すなわち、回動附勢手段とダンパー手段との両者が相乗的に機能することにより、回動リンクの回動速度が予め定められた所定の速度以下に制御される。また、回動角度の増加に伴って回動リンクの回動速度が次第に高められる場合においても、流動体の流動作用によって効果的に減衰されるため、所定の速度以下に制御される。
次に、本発明の第2の発明は、上述した第1の発明において、ダンパー手段は、オリフィス流路と該オリフィス流路に入出する流動体の流れを制御する弁部材とを有し、該弁部材が回動リンクの回動速度による流動体の圧力変化により撓み変形を生じて、該回動リンクの回動速度が所定の速度以下となるように該流動体の流れを制御するものである。
ここで、オリフィス流路は、ダンパー手段に入力された回動力に伴って流動する流動体の流路を絞り形状にしたものである。
この第2の発明によれば、回動角度の増加に伴って回動リンクの回動速度が高められると、ダンパー手段の内部では流動体の流動圧力が増大し、この作用を受けて弁部材が流動体のオリフィス流路を制御するように働く。すなわち、ダンパー手段による回動速度の制御は、オリフィス流路による流れ制御に加えて、弁部材の撓み変形によるオリフィス流路の流れ制御により更に効率的に行われる。したがって、より高い回動リンクの回動速度に対しても所定の速度以下に制御することが効果的になされる。
更に、本発明の第3の発明は、上述した第1または第2の発明において、車両用シートのリンク機構はシートの使用状態の着座位置から格納位置まで跳ね上げるタンブル機構であって、該タンブル機構の跳ね上げ回動リンクの所定の位置に回動附勢手段とダンパー手段とが備えられ、且つ、該跳ね上げ回動リンク上に該シートのシートクッションが該跳ね上げ回動リンクの長手方向に移動可能に載置されているものである。
ここで、シートのシートクッションを跳ね上げ回動リンクの長手方向に移動させた場合、すなわちシートの重心位置を回動附勢手段の位置に対して変化させた場合、跳ね上げ回動リンクに附勢される回動力の大きさは、その移動位置によって異なる。例えば、シートを回動附勢手段の位置から離間させる方向に移動させた場合には、その幾何学的な位置関係からシートの自重による回動附勢手段への負荷(回動方向に対する抵抗)は大となる。また、回動附勢手段に接近させる方向に移動させた場合には、かかる負荷は小となる。すなわち、回動附勢手段にかかる負荷は、シートの着座位置と格納位置との間で変動する他に、シートの移動位置によっても変動することになる。
この第3の発明によれば、シートクッションを跳ね上げ回動リンクの長手方向に移動させると、回動附勢手段の位置に対するシートの重心位置が変化する。すなわち、シートクッションの移動された位置によって、跳ね上げ回動リンクが附勢される回動力が異なり、これにより跳ね上げ回動速度も変化する。しかしながら、このシートクッションの移動によって、例えば強い回動力が附勢されて跳ね上げ回動速度が高められる場合には、ダンパー手段によって所定の速度以下となるように制御される。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、本発明の第1の発明によれば、回動可能なリンク機構を有する車両用シートは、所定の位置に備えられた回動附勢手段とダンパー手段との両者の相乗的な作用によって、回動速度を予め定められた所定の速度以下に制御することができる。また、附勢されて特に回動速度が高くなる格納位置近傍における減速の効果が期待できるため、格納位置における係止時には、衝打を伴わない優しい挙動となる。
次に、本発明の第2の発明によれば、回動速度を制御するためのダンパー手段は、一定の入力(回動力)に対して、高い制御能力を発揮することができる。したがって、例えば、重量の比較的軽いシートを適用する場合などの、高い回動速度が発生し易い条件下においても、その回動速度を所定の速度以下に制御することができる。すなわち、一定の回動速度制御を目的とした様々な機構に対して汎用的に適用され得る。また、使用条件等に合わせて、弁部材の作用する程度や流動体の粘性抵抗等を設定すれば、更に高機能な速度制御が期待できる。
更に、本発明の第3の発明によれば、シートを着座位置から格納位置まで跳ね上げるタンブル機構とシートクッションを移動可能な機構とを兼ね備えたものであっても、その移動位置に拘わらず所定の回動速度以下となるように制御することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
図1〜図11は、車両用シート10の一実施例を示すものである。図1は車両用シート10の右側要部分解斜視図、図2は車両用シート10の左側要部正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5はダンパー手段70の正面図、図6はダンパー手段70の背面図、図7は図6のC−C線断面図、図8は図6のD−D線断面図、図9はダンパー手段70の左側断面図、図10はプレート100の正面図、図11はプレート100の側面図、図12及び図13は車両用シート10の使用状態を示す説明図である。
なお、本実施例の車両用シート10は、シート20を前方向(図12及び図13における矢印方向)に回動させて使用状態の着座位置から格納位置まで跳ね上げ可能に構成されたタンブル機構(リンク機構)を備えている。そして、このタンブル機構によるシート20の跳ね上げ時における回動中心(所定の位置)において、回動力を附勢するためのスパイラルスプリング60と回動を制御するためのダンパー手段70なるものとが備えられている。ここで、スパイラルスプリング60が回動附勢手段に相当する。
続いて、上記車両用シート10の各部の構成について更に詳細に説明する。
図1に良く示されるように、車両用シート10のタンブル機構は、シート20を長手方向に移動可能に載置するシート支持具30と、シート支持具30の前側において回動自在に連結されてこれを支持する一対のフロントレッグ40とを含んで構成され、更に一対のリアレッグ50がシート支持具30の後側に連結されて(取付孔32,51)これを支持している。より詳しくは、シート支持具30及びフロントレッグ40には軸孔31,41がそれぞれ形成されており、後述する回動軸部90をこれら軸孔31,41に連通させて、シート支持具30とフロントレッグ40とを回動自在に軸支している。すなわち、回動軸部90がタンブル機構の回動基部(回動中心)とされて、この回動軸部90には更にスパイラルスプリング60とダンパー手段70とが連結される。ここで、図12及び図13に示されるように、シート20は、シートクッション21及びシートバック22を含んで構成されているものである。
次に、シート支持具30の構成について説明する。シート支持具30は、上述した構成に加えて、更に、ダンパー手段70をシート支持具30に取付けるためのブラケット33を備え、このブラケット33を締着するための締着孔34が形成されている。より詳しくは、ブラケット33は、ボルト等80によってダンパー手段70を締着させるための締着孔33aと、回動軸部90を連通させる軸孔33bと、ブラケット33をシート支持具30に締着するための締着孔33cとが形成された構成となっている。そして、ダンパー手段70とシート支持具30の取付状態について述べると、ダンパー手段70のハウジング71がブラケット33に対して相対回転不可状態に取付けられ、このブラケット33がシート支持具30に対して相対回転不可状態に取付けられて固定されている。すなわち、ダンパー手段70のハウジング71とシート支持具30とがブラケット33を介して一体的な構成とされている。
次に、スパイラルスプリング60は、図1〜図3に良く示されるように、周知の渦巻き状に形成された弾性バネであって、その外至端61側がシート支持具30に固持されて、内至端62側が回動軸部90に固持されている。すなわち、スパイラルスプリング60は、外至端61側がシート支持具30に、内至端62側が回動軸部90に、それぞれ相対回転不可状態に固持されている。
次に、回動軸部90は、図1及び図3に良く示されるように、スパイラルスプリング60の内至端62側を固持する固持部91と、断面六角形状に形成され後述するプレート100に挿嵌可能な軸ピン92と、軸ピン92を係止するための係止鍔93と、を有している。詳しくは、係止鍔93は、軸ピン92を軸孔41,33bに挿通させた状態でフロントレッグ40に溶接されて一体的とされているため、回動軸部90とフロントレッグ40とは相対回転不可の状態になっている。したがって、スパイラルスプリング60は、この固持された内至端62側を不動の基端として、外至端61側がシート支持具30と一体的となって回動するようになっている。また、断面六角形状に形成された軸ピン92は、プレート100に挿嵌接続されて相対回転不可状態になっている。
次に、プレート100は、図1、図3、図10、及び図11に良く示されるように、内部中央が軸方向に貫通され回動軸部90の軸ピン92を挿嵌接続可能な六角形状の貫通孔101と、後述するダンパー手段70のロータ73に嵌着接続可能なアウターセレーション102とが形成されている。
次に、ダンパー手段70は、図1、及び図5〜図9に良く示されるように、ボルト等80を挿通させてシート支持具30のブラケット33に締着させるための締着孔71aが形成されたハウジング71と、ハウジング71内部に軸回動可能に配設されたロータ73と、ハウジング71の内部に充満されたシリコーン系の粘性素材からなる流動体72と、ロータ73の回動範囲を規制するために内壁71bを内側に突出させるようにして形成された規制部位74とを備えている。また、ロータ73には、プレート100のアウターセレーション102と嵌着接続可能なインナーセレーション73aが形成されている。したがって、ロータ73にプレート100が嵌着接続された状態では、フロントレッグ40に溶接された回動軸部90とプレート100とロータ73とが一体的となって、相対回転不可状態になっている。そして、前述した規制部位74のそれぞれには、流動体72の流動可能な小流路74aが形成されている。ここで、小流路74aが本発明のオリフィス流路に相当する。すなわち、ロータ73の回動圧力によって流動体72が小流路74aに対して入出すると、その際の粘性抵抗によってエネルギー損失を生じるようになっている。また、良く知られているように、ロータ73に入力された回動圧力(回動速度)が高くなると、流動体72の動粘性の作用によって前述したエネルギー損失量も大きくなる。換言すると、入力される回動圧力が高いほど制御効果は高くなる。
更に、図6〜図8に良く示されるように、規制部位74の小流路74aの出入り口近傍においては、この小流路74aを開閉可能な弁部材75が配設されている。詳しくは、弁部材75は、一般的なバネ鋼板(SUS301)等から構成されたものであり、上記流動体72の流動圧を受けることによる撓み変形を生じて小流路74aの開度調整を行うようにしている。具体的に述べると、弁部材75は、初期状態(ロータ73の回動しない無負荷状態)において、小流路74aを開口状態にしている。そして、ロータ73の回動圧力を受ける(ロータ73が図6の紙面時計回りに回転した状態)と、弁部材75は、小流路74aを閉鎖する方向に撓み変形し、所定の回動圧力以上(ロータ73が所定の回動速度以上)になると、小流路74aを閉鎖した状態にする。そして、小流路74aが閉鎖されると、ロータ73の回動は急激に抑止されるが、これにより再び弁部材75が開くことになるため、ロータ73が回動される。このようにして、弁部材75による流路の開度調整が行われ、更に効果的な回動速度制御が行われる。すなわち、入力された回動力が強い場合であっても、これらの構成によって効果的に制御が行われることになる。なお、所定の回動速度とは、ロータ73の回動速度を制御することにより、シート20の跳ね上げが操作者や乗員等の見るものにとって安心感のある挙動となる速度(所望の速度)のことである。
すなわち、上記構成は、シート支持具30がタンブル機構の回動リンク(跳ね上げ回動リンク)とされて、シート支持具30とフロントレッグ40とを連結する回動軸部90が回動中心(回動基部)とされる。そして、このシート支持具30がスパイラルスプリング60によって回動力を附勢されることにより、シート20とシート支持具30とが一体的となって回動するようになっている。
以上のように本実施例の車両用シート10が構成されている。続いて、車両用シート10の使用方法について、シート20を使用状態における着座位置から格納位置まで跳ね上げるという例に基づいて図12及び図13を用いて説明する。なお、スパイラルスプリング60は、その復元力によって、シート20を格納位置まで跳ね上げ可能な回動力を附勢できる程度まで巻上げられて取付けられている。また、シート20は、リアレッグ50のロック機構52によって使用状態の着座位置に保持されており、このロック機構52は、シート20のシートバック22をシートクッション21に向けて折畳む操作に連動して解除されるようになっている。そして、シート20は、シート支持具30によって長手方向に移動可能な状態とされて、初期状態では最後方側に移動されている。すなわち、この状態において、シート支持具30(回動リンク)は、スパイラルスプリング60によって跳ね上げ方向に回動力が附勢されているが、上述したロック機構52によって、回動が規制されている。
始めに、図12に良く示されるように、シートバック22をシートクッション21に向けて折畳む操作を行う。これにより、リアレッグ50のロック機構52が解除されて、回動力が附勢された状態のシート支持具30が回動を始める(跳ね上げられる)。
この際、シート支持具30が回動する回動変位に伴って、このシート支持具30に締着されたダンパー手段70のハウジング71と不動のフロントレッグ40に一体的に接続されたロータ73との間に相対変位が発生し、これに合わせてダンパー手段70に回動力が入力される。すなわち、固定状態のロータ73に対してハウジング71が相対回転することにより回転力が入力される。そして、ダンパー手段70においては、入力された回動力によってロータ73が相対回転し、これに伴って流動体72が小流路74aを流動することにより、入力された回動力が減衰されて出力される。つまり、ロータ73を介してシート支持具30の回動速度が所定の速度以下に制御される。
その後、シート支持具30が回動されて回動角度(タンブル角度)が増大すると、回動基部とシート20(シート20及びシート支持具30)の重心位置との間の幾何学的関係から、シート支持具30に附勢される回動力が更に強められようと作用する。その一方で、強められた回動力はダンパー手段70に入力されることにより、効果的に減衰される。すなわち、強い回動力が入力されると、ダンパー手段70の内部においては、流動体72のエネルギー損失量が増大し、更に、弁部材75による流路制御が相乗的に行われて回動力が減衰する。したがって、回動力の附勢が最も強められる格納位置近傍においては、シート支持具30の回動速度が特に効果的に制御される。これにより、シート支持具30は、格納位置近傍において、衝打を伴うことなく優しく止まることとなる。
続いて、図13に良く示されるように、シート20をシート支持具30の長手方向の最前方向に移動させ、この位置から跳ね上げを行うという使用例について説明する。シート20が前方向に移動されることで、その重心位置と回動基部との間の相対的離間寸法は狭くなる。したがって、前述した場合(シート20が最後方側に位置する場合)と比べると、シート支持具30に附勢される回動力は強くなり、跳ね上げ回動速度が更に高められるように作用する。しかしながら、ダンパー手段70によって、回動力の大きさに合わせた減衰が効果的に行われるため、シート支持具30の回動速度は所定の速度以下に制御される。また、格納位置近傍において附勢される強い回動力に対しても、ダンパー手段70の弁部材75が小流路74aを閉鎖するなどして更に効果的な制御が行われる。
このようにして、シート支持具30の回動速度が制御され、常に所望の速度以下にシート20が跳ね上げられる。
このように、上記実施例の車両用シート10は、回動基部となる回動軸部90に連結されたスパイラルスプリング60とダンパー手段70とが相乗的に作用することにより、回動リンクとなるシート支持具30に附勢される回動力の大きさに拘わらず、常に所望の速度以下に制御することができる。すなわち、ダンパー手段70は、入力された回動力が一定の大きさを超えた場合に、更に効果的に制御が働くように作用するため、例えば重量の比較的軽いシートを適用したり、強い回動力を附勢可能な回動力附勢手段を適用したりした場合であっても、常に所定の速度以下となるように制御が行える。加えて、特に回動速度が高くなる格納位置近傍においては効果的に減速が行われるため、衝打の伴わない優しい挙動にすることができる。
更に、シート20の跳ね上げ挙動に関して言えば、シート20を回動させて跳ね上げようとする領域と回動を止めようとする領域とを感覚的に認識できる、いわゆるノッチ感を出すことができるため、操作者や乗員等に対して、より高性能なイメージを与えることができる。
また、例えば、上記実施例で用いられたスパイラルスプリング60等によってシート支持具30に跳ね上げ回動力を附勢すると、車両用シート10各部における取付け精度等によって回動速度にバラツキが生じることがあり、跳ね上げ挙動が滑らかにならないことがある。しかしながら、ダンパー手段70によってこの速度差を吸収することができるため、滑らかな跳ね上げ速度によって安定した挙動とすることができる。
そして、例えば、ダンパー手段70の弁部材75や小流路74aの形状等を変化させることにより、回動力を減衰させる量や、制御が効果的に作用する入力条件等を調整することができる。したがって、利用目的や利用場所等に合わせてこれらを適度に設定すれば、更に好適な速度制御が期待できる。
加えて、本実施例で示したような、タンブル機構とシート20の重心位置を移動可能な機構とを兼ね備えたものであっても、その移動した位置に拘わらず、常に所定の回動速度以下となるように制御することができる。
以上、本発明の実施形態を一実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、本実施例においては、シート20を前方向に回動させて格納位置に跳ね上げるタンブル機構を備えたものについて説明したが、シートの跳ね上げ方向について、シートクッションの後方を回動中心として180度後転させる(後方フロアに格納させる)タイプのものに適用することもできる。また、その他にも、シートを傾倒させるようにして着座位置から格納位置に回動させるタイプのものにも適用することができる。すなわち、シートの四隅が回動自在となるようにレッグを連結させた周知の平行リンク機構を備えた構成に対して、その回動基部のいずれかにスパイラルスプリング等の回動附勢手段及びダンパー手段を備えるようにすればよい。このような構成の場合には、使用状態の着座位置からレッグを傾倒させるようにしてシートを沈めた格納位置まで回動させるようにすれば、同様の回動速度制御を行うことができる。
また、本実施例においては、スパイラルスプリング60による回動力の附勢がシート20の跳ね上げ時に作用するような構成としたが、シートの格納位置から着座位置に下げ降ろすように附勢するような構成にして、このときの回動速度を制御するようにしてもよい。なお、この場合には、格納位置において回動力の附勢を受けることになるため、ロック機構等により格納位置に保持するようにすればよい。また、このような構成は、上述した平行リンク機構を備えたものに対しても適用でき、同様の作用及び効果が得られる。
更に、シリコーン系の粘性素材からなる流動体72を示したが、以上の如く回動速度を制御するための作用及び効果を奏するものであれば、その素材については限定されない。すなわち、利用目的や利用場所に合わせて好適に回動速度を制御できる粘性を有した素材を適宜選択して利用すれば良い。
更に、シート20の跳ね上げ回動力を附勢するための手段としてスパイラルスプリング60を用いたものを示したが、同様の作用効果を奏するものであれば、その構成等は特に限定されるものではない。例えば、同様にして弾性による復元力を作用させるトーションスプリングや圧縮バネといったものでも構わない。
また、ダンパー手段70の弁部材75を取付ける配置も限定されない。例えば、ロータ73の回動速度を制御する所定の速度に合わせて、弁部材の数を増やしたり配置を変化させたりして、好適な制御を行えるようにすればよい。加えて、弁部材と小流路の入出口との当接状態を変化させればシートの跳ね上げ挙動を様々に調整することができる。例えば、本実施例で示したように弁部材によって小流路を閉鎖するようにしたものの他にも、弁部材の形状によって閉鎖状態においても微小な流れが生じるようにして、制御が滑らかに作用するようにしてもよい。
本発明の一実施例を示す車両用シートの右側要部分解斜視図である。 車両用シートの左側要部拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 ダンパー手段の正面図である。 ダンパー手段の背面図である。 図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。 ダンパー手段の左側断面図である。 プレートの正面図である。 プレートの側面図である。 車両用シートの使用状態を示す説明図である。 車両用シートの使用状態を示す説明図である。
符号の説明
10 車両用シート
20 シート
21 シートクッション
22 シートバック
30 シート支持具(回動リンク、跳ね上げ回動リンク)
31 軸孔
32 取付孔
33 ブラケット
33a 締着孔
33b 軸孔
33c 締着孔
34 締着孔
40 フロントレッグ
41 軸孔
50 リアレッグ
51 取付孔
52 ロック機構
60 スパイラルスプリング(回動附勢手段)
61 外至端
62 内至端
70 ダンパー手段
71 ハウジング
71a 締着孔
71b 内壁
72 流動体
73 ロータ
73a インナーセレーション
74 規制部位
74a 小流路(オリフィス流路)
75 弁部材
80 ボルト等
90 回動軸部
91 固持部
92 軸ピン
93 係止鍔
100 プレート
101 貫通孔
102 アウターセレーション

Claims (3)

  1. 回動可能なリンク機構を有する車両用シートの回動リンクの所定の位置に、該回動リンクに対して回動方向に回動力を附勢する回動附勢手段と、該回動リンクの回動を制御する方向に働く流動体を用いたダンパー手段とが備えられ、該回動リンクの回動が許容された状態時に前記回動附勢手段と前記ダンパー手段との両者が機能して該回動リンクの回動が制御される車両用シートであって、
    前記ダンパー手段は、前記流動体の流れを制御することで前記回動リンクの回動速度を所定の速度以下に制御することを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記ダンパー手段は、オリフィス流路と該オリフィス流路に入出する前記流動体の流れを制御する弁部材とを有し、該弁部材が前記回動リンクの回動速度による前記流動体の圧力変化により撓み変形を生じて、該回動リンクの回動速度が所定の速度以下となるように該流動体の流れを制御することを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シートであって、
    前記車両用シートのリンク機構はシートの使用状態の着座位置から格納位置まで跳ね上げるタンブル機構であって、該タンブル機構の跳ね上げ回動リンクの所定の位置に前記回動附勢手段と前記ダンパー手段とが備えられ、且つ、該跳ね上げ回動リンク上に該シートのシートクッションが該跳ね上げ回動リンクの長手方向に移動可能に載置されていることを特徴とする車両用シート。
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