JP2005160873A - Hand drier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、洗浄後の濡れた手を衛生的に乾燥させることができる手乾燥装置に関するものである。 The present invention relates to a hand drying apparatus that can hygienically dry wet hands after washing.
洗浄後の濡れた手に付着した水滴を高速空気流によって吹き飛ばして乾燥させる手乾燥装置がある。箱体には処理空間としての凹状の手挿入部が設けられ、その上部には箱体の幅方向に長いスリット状の吹出し孔を一列形成した吹出しノズルが配設され、吹出しノズルにはブロアーに接続されたエアーダクトが繋がれて、手挿入部の上部から手挿入部内に高速空気流を噴出する。
手乾燥装置の手挿入部に手を挿入すると、手に付着した水滴は吹出しノズルから吹き出した高速空気流によって吹き飛ばされ、手挿入部の底部に設けられた排水口から手挿入部の下方に備えられたドレン容器に滴下して受容される。こうして、手の乾燥処理が行われる(例えば、特許文献1参照)。
There is a hand-drying device that blows off water droplets adhering to wet hands after washing by high-speed airflow to dry them. The box is provided with a concave manual insertion portion as a processing space, and an upper part thereof is provided with blow nozzles formed in a row of slit-like blow holes which are long in the width direction of the box. The connected air duct is connected, and a high-speed air flow is ejected from the upper part of the hand insertion part into the hand insertion part.
When a hand is inserted into the hand insertion part of the hand dryer, the water droplets adhering to the hand are blown away by the high-speed air flow blown from the blow-out nozzle, and prepared from the drain port provided at the bottom of the hand insertion part below the hand insertion part. Dropped into the drainage container and received. Thus, the hand drying process is performed (see, for example, Patent Document 1).
上記のように構成した従来の手乾燥装置によれば、濡れた手は高速空気流の運動エネルギーによって素早く乾燥されるが、吹出しノズルの吹出し孔から吹出した気流が手挿入部に差し入れた手全体に当たらず、乾燥効率が良くなかった。ここで、吹出し孔の幅を広くすると、手の乾燥範囲を広くできるが、気流の速度が遅くなってしまう。一方、吹出し孔の幅を狭くして流速を上げ、手表面の水滴を吹飛ばす力を大きくすると、騒音が大きくなってしまう。 According to the conventional hand drying apparatus configured as described above, the wet hand is quickly dried by the kinetic energy of the high-speed airflow, but the entire hand in which the airflow blown from the blowout hole of the blowout nozzle is inserted into the hand insertion portion The drying efficiency was not good. Here, if the width of the blowout hole is increased, the drying range of the hand can be increased, but the speed of the airflow is decreased. On the other hand, if the width of the blowout hole is narrowed to increase the flow velocity and the force to blow off water droplets on the hand surface is increased, the noise will increase.
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、吹出し孔から吹出される高速気流の風速を落とすことなく乾燥効率を向上させ、騒音を低減させることができ、使用感が良好な手乾燥装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems. It is possible to improve the drying efficiency without reducing the wind speed of the high-speed airflow blown from the blowout hole, to reduce noise, and to have a good usability. An object is to provide a drying apparatus.
本発明に係る手乾燥装置は、手を出し入れする処理空間と、作動気流を吹き出す高圧空気流発生装置と、処理空間の幅方向に配向する円孔列からなる吹出し孔を複数箇所に備え前記高圧空気流発生装置からの作動気流を該吹出し孔から前記処理空間に吹き出す吹出しノズルとを備えたものである。 The hand drying device according to the present invention includes a processing space for putting in and out the hand, a high-pressure airflow generating device for blowing out the working airflow, and a plurality of blowout holes formed of circular hole rows oriented in the width direction of the processing space. A blowout nozzle that blows the working airflow from the airflow generator into the processing space from the blowout hole is provided.
乾燥効率を向上し、騒音を低減し、使用感を向上させて、洗浄後の濡れた手を衛生的に乾燥させる。 Improve drying efficiency, reduce noise, improve usability, and dry wet hands after cleaning.
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の縦断面図、図2は図1の吹出し孔の平面図である。図に示すように、外殻をなす箱体1は、正面に手挿入口2を有し、手挿入口2に続く処理空間として手挿入部3を備えており、手を挿抜できるようにしてある。手挿入部3は、箱体1の正面下部に、正面と両側面が開放した開放シンク状の凹部として形成され、下部を形成する水受け部4と奥側とにはその端縁部に曲面構成の立上がりによる防壁構造5が設けられ、側方や前方に水が飛散しないようになっている。水受け部4の底部は前方に向かって下傾していて、その傾斜下端に排水口6が設けられている。
[Embodiment 1]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a hand dryer according to
水受け部4の下方には排水口6から滴下する水を貯留するドレン容器7が抜き差し自在に設けらている。なお、手挿入部3の内面には、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コーティング、酸化チタン等の親水性を有するコーティング、又は抗菌剤が含浸され、内面に汚れが付着するのを軽減したり、細菌が繁殖するのを低減するようにしてある。
A
箱体1内には高圧空気流発生装置8が組み込まれており、DCブラシレスモーター(通常の整流子モーター又は誘導電動機であってもよい)と、これを駆動させる駆動回路及びDCブラシレスモーターによって回転するターボファンとにより構成されて、箱体1の手挿入部3の真上に取り付けられている。高圧空気流発生装置8の吸気側は、箱体1の背面側であって手挿入部3の奥側背面に近接して縦方向に設けられた下端の開放した吸気通路10に臨んでおり、吸気通路10の下端から着脱可能のエアーフィルター11を通じて空気を吸込むことができるようになっている。
A high pressure air flow generator 8 is incorporated in the
高圧空気流発生装置8の吹出口は、円形カップ状のファンケーシングの外周に、周方向に間隔を置いて、複数個が半径方向に向かって開設されている。このファンケーシングの外側は、ターボファンの回転方向に沿う方向に誘導路を設けた円形カップ状のケーシング9によって覆われ、ケーシング9の誘導路の端に、高圧空気流発生装置8から送られてくる高圧空気を高速の気流に変換して手挿入部3に吹出す吹出しノズル12が接続されている。
A plurality of air outlets of the high-pressure airflow generator 8 are opened in the radial direction at intervals in the circumferential direction on the outer periphery of the circular cup-shaped fan casing. The outside of the fan casing is covered with a circular cup-
吹出しノズル12は、手挿入部3の手挿入口近傍の上部に噴出口を下向きにして取付けっており、吹出しノズル12に形成された吹出し孔13から手挿入部3内に挿入した手に付着した水分を吹飛ばす高速の気流を吹付け、手を摺り合わせることなく水滴を手の表面から剥離して吹飛ばす。
なお、吹出しノズル12の背後には、手挿入部3に面して手の挿抜を検知する手検知センサー14が設けられている。
The
Note that a
吹出しノズル12に形成された吹出し孔13は、箱体1の幅方向(図1の紙面の前後方向、又は図2の紙面の左右方向)に配向した複数の円孔からなる円孔列を構成し、箱体1の前後方向(図1の紙面の左右方向、又は図2の紙面の上下方向)に複数列、本実施の形態1では2列設けられて、第1、第2の吹出し孔13a、13bを構成している。
The blow-out
上記のように構成した本実施の形態1の作用を説明する。手を手挿入口2から手挿入部3内に手首付近まで入れると、手検知センサー14によって手の挿入が検知され、制御回路の処理により高圧空気流発生装置8が作動し、吹出しノズル12から高い運動エネルギーを持つ高速空気流が手挿入部3内に吹き出される。この際、図2、図3に示すように、複数の円孔からなる円孔列によって構成された吹出し孔、すなわち第1、第2の吹出し孔13a、13bから吹出した高速の気流、すなわち第1、第2の気流15a、15bは、周囲の空気を巻込みながら気流幅を広げ、やがて互いの気流が合流し、一体化した幅広い高速気流15cを形成する。
The operation of the first embodiment configured as described above will be described. When the hand is inserted from the
こうして、幅広い高速気流15cが挿入された手に当たり、手に付着した水分を手挿入部3の水受け部4に吹き飛ばす。さらに、手挿入部3内で手を挿抜させることによって、手全体に付着していた水滴がすべて排除され、手が乾燥処理される。そして、手の乾燥処理終了後、手を手挿入部3から抜き出すと手検知センサー14がこれを検知し、高圧空気流発生装置8が停止する。手から吹き飛ばされた水滴は、前傾構造の水受け部4において排水口6に向かって流下し、排水口6からドレン容器7に収容される。
In this way, a wide range of high-
こうして、一体化した幅広い高速気流15cによって手乾燥範囲が広がり、高速の気流を手全体に当てることができるため、乾燥効率が向上する。また、必要以上に流速を高める必要がないため、発生騒音を抑えることができる。
これに対して、従来のように、吹出し孔が前後方向に一列しか設けていない場合は、吹出し孔の幅を広くすると手乾燥範囲を広くできるが、気流の流速が遅くなって乾燥性能が低下する。また、吹出し孔の幅を狭くして流速を大きくし、手表面の水滴吹飛ばし力を上げると乾燥効率を向上できるが、吹出された気流騒音と気流が手に衝突する際に発生する気流衝突騒音が増大する。これらの気流騒音と気流衝突騒音は流速のおよそ6乗に比例するため、僅かな流速増加によって大幅に騒音が上昇する。
Thus, the hand drying range is widened by the wide integrated high-
On the other hand, when there are only one row of blow holes in the front-rear direction as in the past, widening the width of the blow holes can widen the hand drying range, but the air flow rate becomes slow and the drying performance decreases. To do. Also, if the width of the blowout hole is narrowed to increase the flow velocity and the water droplet blowing force on the hand surface is increased, the drying efficiency can be improved, but the airflow collision that occurs when the blown airflow noise and airflow collide with the hand. Noise increases. Since these airflow noise and airflow collision noise are proportional to the sixth power of the flow velocity, the noise increases significantly by a slight increase in the flow velocity.
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態2に係る手乾燥装置の吹出し孔の平面図である。なお、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態2では、手乾燥装置の円孔列によって構成される吹出し孔13を、千鳥状に配置にしたものである。すなわち、箱体1の幅方向に複数の円孔を配向させて円孔列を構成した吹出し孔13を3箇所に設けたもので、箱体1の前後方向の前側第1列目に第1の吹出し孔13aを1箇所設け、後側第2列目の前後方向同一位置に第2、第3の吹出し孔13b、13cを2箇所設けたものである。この場合、第2列目に位置する第3の吹出し孔13cの円孔端部と第1列目に位置する第1の吹出し孔13aの円孔端部との間、及び第1列目に位置する第1の吹出し孔13aの円孔端部と第2列目に位置する第2の吹出し孔13bの円孔端部との間は、それぞれ幅方向にほぼ同じ距離だけ離してある。
本実施の形態2におけるその他の作用、効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
[Embodiment 2]
FIG. 4 is a plan view of the blowout hole of the hand dryer according to
In the second embodiment, the
Other operations and effects in the second embodiment are substantially the same as those shown in the first embodiment, and thus the description thereof is omitted.
[実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の吹出し孔の平面図である。なお、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態3では、手乾燥装置の円孔列によって構成される吹出し孔13を、千鳥状に配置したものである。すなわち、箱体1の幅方向に円孔を配向させて円孔列を構成した吹出し孔13を3箇所設けたもので、箱体1の前後方向の前側第1列目に第1の吹出し孔13aを1箇所設け、後側第2列目の前後方向同一位置に第2、第3の吹出し孔13b、13cを2箇所設けたものである。この場合、第2列目に位置する第3の吹出し孔13cと第1列目に位置する第1の吹出し孔13aの端部近傍と、第1列目に位置する第1の吹出し孔13aと第2列目に位置する第2の吹出し孔13bの端部近傍がそれぞれほぼ同じ長さだけ幅方向に重なり合うように配設してある。
[Embodiment 3]
FIG. 5 is a plan view of the blowout hole of the hand dryer according to
In this
上記のように構成した本実施の形態3によれば、吹出し孔13が重なり合う部分に相当する気流分布は、図6に示すように、局部的に厚い気流幅15cを形成する。局部的に厚い部分は他の部分に比べて水滴の吹飛ばし力が強いため、例えば水滴が残りやすい指先に当てて選択的に使用すると使用感が向上し、乾燥効率が向上する。
本実施の形態3における他の作用、効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
According to the third embodiment configured as described above, the airflow distribution corresponding to the portion where the blowout holes 13 overlap forms a locally
The other operations and effects in the third embodiment are substantially the same as those shown in the first embodiment, and thus description thereof is omitted.
3 手挿入部(処理空間)、8 高圧空気流発生装置、12 吹出しノズル、13、13a〜13c 吹出し孔、15a〜15c 気流。
3 manual insertion part (processing space), 8 high-pressure airflow generator, 12 blowing nozzle, 13, 13a-13c blowing hole, 15a-15c airflow.
Claims (4)
The hand dryer according to claim 2 or 3, wherein the blowout holes overlap in the width direction of the processing space.
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