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JP2005159850A - 画像と文字列の合成 - Google Patents

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JP2005159850A
JP2005159850A JP2003397400A JP2003397400A JP2005159850A JP 2005159850 A JP2005159850 A JP 2005159850A JP 2003397400 A JP2003397400 A JP 2003397400A JP 2003397400 A JP2003397400 A JP 2003397400A JP 2005159850 A JP2005159850 A JP 2005159850A
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JP2003397400A
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Takashi Hiuga
崇 日向
Toshinori Nagahashi
敏則 長橋
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 対象画像の適切な位置に文字列を重ねることのできる技術を提供する。
【解決手段】 まず、対象画像MFを解析することによって注目領域PAが検出される。そして、この注目領域PAを避けるように文字枠領域CAの位置が決定され、文字枠領域CA内に文字列を配置することによって、対象画像MFの上に文字列が重ねられた合成画像が生成される。
【選択図】 図3

Description

この発明は、対象画像上に文字列を配置する技術に関する。
デジタルカメラなどの画像生成装置で生成された画像を印刷したり表示したりする際に、文字列を重ねて配置したい場合がある。画像に文字列を配置する技術としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2003−67175号公報
この従来技術では、複数の文字サイズを予め設定しておき、画面表示の際に、この中から適切なサイズを選択することによって、印刷時と画面表示時における文字列と画像との配置関係の不一致を緩和している。
ところで、一般に、文字列を画像(特に写真画像)に重ねる場合には、画像内の重要な部分に文字列が重ならないように配置したいという要望がある。このため、従来から、このような配置を実現できる技術が望まれていた。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、対象画像の適切な位置に文字列を重ねることのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の装置は、対象画像に文字列を重ねて配置するための画像処理装置であって、
対象画像を解析することによって注目領域を検出する注目領域検出部と、
前記注目領域を避けるように文字枠領域の位置を決定する文字枠領域決定部と、
前記文字枠領域内に文字列を配置することによって、前記対象画像の上に前記文字列が重ねられた合成画像を生成する画像合成部と、
を備える。
この装置では、対象画像を解析して注目領域を検出し、この注目領域を避けるように文字枠領域の位置を決定するので、対象画像の適切な位置に文字列を重ねることができる。
前記文字枠領域決定部は、前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じないように前記文字枠領域の位置を決定するようにしてもよい。
この構成によれば、文字列と注目領域とが全く重ならないので、対象画像の重要な部分を文字列で隠してしまうことを防止できる。
前記文字枠領域決定部は、
前記文字枠領域に相当する位置における前記対象画像の色の変化が小さいほど良好な値を示す色変化指標を算出し、
前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じず、かつ、前記色変化指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定するようにしてもよい。
画像の色変化が小さいところは画像としての重要性が低い場合が多い。従って、この構成によれば、文字列を、注目領域以外の位置であって、かつ、画像の重要性が低いところに配置することができる。
前記文字枠領域決定部は、前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じないように前記文字枠領域と各文字の大きさを決定するようにしてもよい。
この構成によれば、文字列と注目領域とが全く重ならないので、対象画像の重要な部分を文字列で隠してしまうことを防止できる。
前記文字枠領域決定部は、
前記文字枠領域と前記注目領域とが部分的に重なる場合には、前記文字枠領域と前記注目領域の重なり量が少ないほど良好な値を示す重なり評価指標を算出し、
前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定するようにしてもよい。
この構成によれば、文字列と注目領域との重なりが小さい位置に文字列を配置することができる。
前記文字枠領域決定部は、
前記文字枠領域に相当する位置における前記対象画像の色の変化が小さいほど良好な値を示す色変化指標を算出し、
前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取り、かつ、前記色変化評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定するようにしてもよい。
この構成によれば、文字列と注目領域との重なりが比較的小さく、また、比較的画像としての重要性の低い位置に文字列を配置することができる。
前記注目領域検出部は、人間の顔を含む領域を第1種の注目領域として検出することが可能であるものとしてもよい。
この構成によれば、通常最も重要とされる人間の顔を避けるように文字列を配置することができる。
前記注目領域検出部は、さらに、前記対象画像の画像部分の重要度が高いほど良好な値を示す重要度指標を算出し、前記重要度指標の良好な領域を第2種の注目領域として検出することが可能であるものとしてもよい。
この構成によれば、顔以外の他の重要な画像部分を避けるように文字列を配置することができる。
前記文字枠領域決定部は、前記第1種と第2種の注目領域が存在する場合に、
(i)前記文字枠領域と前記第1種の注目領域とに重なりが生じず、かつ、
(ii)前記文字枠領域と前記第2種の注目領域の重なりが少ないほど良好な値を示す重なり評価指標を算出し、前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように、
前記文字枠領域の位置を決定するものとしてもよい。
この構成によれば、顔を含む第1種の注目領域には文字列が重ならず、また、第2種の注目領域との重なりが小さくなるように文字列を配置することができる。
前記対象画像は、印刷領域内の一部に配置されており、
前記文字枠領域決定部は、前記印刷領域内で前記文字枠を配置するものとしてもよい。
この構成によれば、対象画像の領域内に限らず、印刷領域内に文字列を配置できるので、文字列をより適切な位置に配置することが可能である。
上記画像処理装置は、さらに、
前記文字枠領域内における前記対象画像の色に応じて前記文字列の色を決定する文字色決定部を備えるものとしてもよい。
この構成によれば、文字列を明瞭に表示することが可能である。
前記文字色決定部は、前記文字列の色相が、前記文字枠領域内における前記対象画像の平均色の色相と異なるように前記文字列の色を決定するようにしてもよい。
あるいは、前記文字色決定部は、各文字の色相と、各文字に接する位置における前記対象画像の色相とが異なるように各文字の色を決定する、画像処理装置。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、対象画像に文字列を重ねて配置するための画像処理方法および装置、画像処理システム、対象画像と文字列とが合成された画像を出力するための画像出力方法および装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の態様で実現することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての画像処理システムを示す説明図である。この画像処理システムは、デジタルカメラ100とコンピュータ200とカラープリンタ300とを備えている。コンピュータ200は、対象画像に文字列を重ねる処理を実行する画像処理部210を備えている。この画像処理部210は、デジタルカメラ100に設けられていてもよく、また、カラープリンタ300に設けられていてもよい。
画像処理部210は、文字入力受信部220と、画像選択部230と、注目領域検出部232と、文字枠領域決定部234と、文字色決定部236と、画像合成部238と、画像データ出力部240と、装飾画像格納部250と、装飾画像選択部252とを有している。装飾画像格納部250は、例えばコンピュータ200のハードディスク内に設けられている。画像処理部210の他の構成要素の機能は、コンピュータプログラムによって実現される。
図2は、第1実施例における処理手順を示すフローチャートである。図3は、実施例の処理内容を示す説明図である。ステップS1では、画像選択部230(図1)が、処理対象となる対象画像MFを読み込む。この対象画像MFは、デジタルカメラ100からコンピュータ200に供給されたものでもよく、あるいは、コンピュータ200のメモリ(ハードディスクや携帯型記憶媒体)に格納されていた複数の画像の中からユーザによって選択されたものでもよい。後者の場合には、画像選択部230が所定の選択画面を表示してユーザに対象画像MFを選択させる。
図3(A)は、対象画像MFの一例を示している。この対象画像MFは、2人の人物を含む写真画像である。なお、対象画像MFとしては、写真画像を選択することが好ましい。
図2のステップS2では、画像選択部230が、対象画像MFを所望の大きさにリサイズ(拡大または縮小)する。例えば、対象画像MFの全体を定型サイズ(例えばはがきサイズ)の印刷媒体の全面に印刷する場合には、対象画像MFが印刷媒体のサイズに一致するように拡大または縮小される。なお、いわゆる縁なし印刷を行う際には、縁に白抜けが発生することを防止するために、対象画像MF全体が印刷媒体のサイズよりも若干大きく設定されることが多い。本明細書において「対象画像MF全体が印刷媒体のサイズと一致する」という文言は、このような場合も含む広い意味を有している。
ステップS3では、装飾画像の選択と文字列の入力が行われる。装飾画像の選択時には、装飾画像選択部252が画面に複数の装飾画像を表示し、ユーザがその中から所望の装飾画像を指定する。図3(E)は、対象画像MFの外周に装飾画像FMが付加された状態を示している。なお、装飾画像FMの付加の有無は任意である。以下では、装飾画像FMが付加されていない対象画像MFに対して文字列を合成する処理を説明する。
文字列の入力時には、ユーザがキーボードなどの入力手段を用いて所望の文字列CINを入力し、文字入力受信部220がこの入力文字列CINを受信する。この際、入力文字列CINのフォントの種類やサイズも入力される。なお、画像処理部210は、ユーザによる入力文字列CINの代わりに、予め設定された所定の標準文字列を用いて対象画像と文字列の合成を行うようにしてもよい。例えば、年賀状の印刷の際には「あけましておめでとう」という標準文字列を使用することが可能である。また、入力文字列CINと標準文字列の両方を用いて対象画像と文字列の合成を行うようにしてもよい。なお、本明細書において「文字列」とは、1つ以上の文字の連なりを意味している。
ステップS4では、注目領域検出部232が、対象画像MFの画像データを解析することによって、対象画像MFの中で注目領域を検出する。「注目領域」としては、典型的には目立ち易い領域である。第1実施例では、人間の顔を含む領域を注目領域として検出する。図3(B)は、対象画像MFの中で2つの注目領域PAが検出された状態を示している。この注目領域PAは、顔領域を包含する所定の幾何形状(例えば矩形)に設定することが好ましい。
なお、画像内の顔領域を検出する方法としては、例えば信学技報(Technical Report of IEICE),PRMU2001-217,pp.87-94(2002−1),「背景と顔の方向に依存しない顔の検出と顔方向の推定」に記載された方法を利用することができる。この資料では、顔領域の検出だけでなく、顔方向の推定についても記載されているが、本実施例では顔領域の検出だけを行えば良い。また、他の種々の顔領域検出方法を利用することも可能である。
ステップS5では、文字枠領域決定部234が、注目領域PAを考慮して文字枠領域の位置を決定する。第1実施例では、図3(C)に示すように、まず、文字枠配置可能領域PCAが決定され、この領域PCAの中に文字枠領域CAが配置される。文字枠配置可能領域PCAは、顔領域を含む注目領域PAと重なりが生じない領域である。また、本実施例では、文字枠配置可能領域PCAは矩形形状の領域として検出される。図3(A)の対象画像MFに関しては、図3(C)に示した文字枠配置可能領域PCA以外にも種々の形状や大きさの文字枠配置可能領域が存在し得るが、図3(C)ではその中の最も大きなものだけが図示されている。文字枠領域CAは、この文字枠配置可能領域PCAの中に配置される。「文字枠領域」とは、配置すべき文字列の外枠の領域である。本実施例では、ステップS3において文字列のフォントの種類やサイズが予め指定されており、これらに応じて文字枠領域CAのサイズが決定されている。
文字枠配置可能領域PCAの中における文字枠領域CAの位置の決定方法としては、以下のような種々の方法を採用することができる。
(A−1)文字枠配置可能領域PCAの中央に配置する。
(A−2)文字枠領域CAの内部に相当する位置における対象画像MFの色の変化が最も少ない位置に決定する。
方法(A−2)は、簡単に言えば、対象画像MFがほぼ一様な色を有する位置に文字枠領域CAを配置する、という意味である。具体的には、例えば、色相の分散が小さい領域に文字枠領域CAを配置すれば良い。この方法(A−2)を利用すれば、重要性の低い画像部分に文字列を配置することができる。一方、方法(A−1)を採用すれば、簡単な演算でバランスの良い位置に文字列を配置することが可能である。なお、方法(A−2)は、より一般的には以下の方法(A−2’)のように記載できる。
(A−2’)文字枠領域CAの内部に相当する位置における対象画像MFの色の変化が小さいほど良好な値を示す色変化指標CCIを算出し、この色変化指標CCIが最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように文字枠領域CAの位置を決定する。
ここで、色変化指標CCIとしては、例えば、文字枠領域CA内における対象画像MFの色の分散や標準偏差などの統計値を用いることができる。具体的には、例えば色相値の分散を色変化指標CCIとして用いることができる。上記方法(A−2’)において、「色変化指標CCIが最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように」という文言は、文字枠領域CAが取りうる種々の位置の中で、色変化指標CCIが最も良好な値を取る位置に限らず、この最も良好な値に近い所定範囲の値を取る位置を採用できることを意味している。このような場合には、他の指標(例えば印刷領域の左右の中心に近い、など)を用いて文字枠領域CAの位置を決定することが好ましい。
ところで、場合によっては、文字枠領域CAを文字枠配置可能領域PCAの内部に配置できないことがある。この場合には、以下のような種々の方法で文字枠領域CAの配置とサイズを決定することが可能である。
(A−3)文字枠領域CAと注目領域PAとが重ならないように文字枠領域CAと各文字の大きさを決定する。
(A−4)文字枠領域CAと注目領域PAの重なりが多くなるほど値が増大するような重なり評価指標を算出し、この重なり評価指標が最も小さくなるように文字枠領域CAの位置を決定する。
この重なり評価指標としては、例えば、文字枠領域CAと注目領域PAとが重なる部分の面積を利用することができる。また、注目領域PA内で所定の肌色範囲の色を有する画素と、文字枠領域CAの画素(または文字の外形そのものを構成する画素)とが重なる位置の画素数を重なり評価指標として使用してもよい。すなわち、重なり評価指標としては、文字枠領域CAと注目領域PAの重なりの程度を示す任意の指標を使用することができる。これらの方法(A−3)や方法(A−4)を利用すれば、可能な限り文字枠領域CAが注目領域に重ならないように、文字枠領域CAの位置および/またはサイズを決定することができる。なお、方法(A−4)を使用する場合に、上記方法(A−2’)も併用して文字枠領域CAの位置を決定してもよい。なお、方法(A−4)は、より一般的には以下の方法(A−4’)のように記載できる。
(A−4’)文字枠領域CAと注目領域PAの重なりが多くなるほど値が増大するような重なり評価指標OEIを算出し、この重なり指標OEIが最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように文字枠領域CAの位置を決定する。
なお、重なり評価指標OEIが良好な値を取るように文字枠領域CAの位置を決定すると、通常は文字枠領域CAと注目領域PAとが部分的に重なることになる。本明細書において、「注目領域PAを避けるように文字枠領域CAを配置する」とは、このような場合も含む広い意味を有している。
ステップS6では、文字色決定部236が、文字枠領域CA内に配置される文字の色を、対象画像MFの色に応じて決定する。文字色の決定方法としては、例えば以下の方法を採用可能である。
(B−1)文字列の色相が、文字枠領域CA内における対象画像MFの平均色の色相と異なる色相となるように文字列の色を決定する。
(B−2)各文字の色相と、各文字に接する位置における対象画像MFの色相とが異なるように各文字の色を決定する。
(B−3)各文字の輪郭部分の色相を,対象画像MFの色相と異なる値に設定する。
なお、文字の色相値を対象画像MFの色相値と異なる値に設定する際には、例えば、まず、文字の色データと対象画像MFの色データを色相を含む3属性(例えば明度、彩度、色相)の値に必要に応じてそれぞれ変換する。そして、対象画像MFの色相値に所定の値を加算することによって、文字の色相値を決定することができる。こうすれば、文字の色と対象画像MFの色が同系色にならないように文字色を決定できる。文字の色は、文字列全体で同じ色を使用することができる。また、各文字毎に異なる色を設定するようにしてもよい。あるいは、文字列全体で次第に色が変化するグラデーションとなるように、各文字内の各画素の色を決定してもよい。また、これらの文字色決定モードのいずれかをユーザが指定できるようにしてもよい。これらの方法(B−1)〜(B−3)や他の類似の方法を利用すれば、文字の背景となっている対象画像MFの中に文字がとけ込んでしまい、文字が見にくくなる現象を緩和することができる。但し、ステップS6を省略し、文字色を変更しないようにしてもよい。
ステップS7では、画像合成部238が、対象画像MFの上に文字列を重ねて配置した画像を合成して表示する。図3(D)は、こうして表示された合成画像の一例を示している。ステップS8では、ユーザが好ましい仕上がか否かを判断し、好ましく無い場合にはステップS9で文字列の内容や文字枠領域CAの位置を変更する。そして、好ましい合成画像が得られるまでステップS6〜S8が繰り返される。好ましい合成画像が完成すると、ステップS10でこの合成画像がカラープリンタ300で印刷される。このとき、画像データ出力部240は、合成画像の画像データから印刷データPDを作成してプリンタ300に供給する。この画像データ出力部240は、いわゆるプリンタドライバとしての機能を有している。但し、画像データ出力部240は、印刷データPDとして出力する代わりに、他の形式のカラー画像データ(例えばRGBデータ)で表現された合成画像を外部に出力することも可能である。
なお、文字列の入力をステップS3で行う代わりに、ステップS10で文字列を合成する前に文字列の入力を行うようにしてもよい。
この第1実施例では、顔領域を含む注目領域PAを避けるように文字列が配置されるので、人物を含む写真画像の中で重要性の高い顔の部分が文字列で隠されてしまう状態を抑制することができる。この結果、文字列を対象画像MFの適切な位置に重ねることが可能である。
B.第2実施例:
図4は、第2実施例の処理内容を示す説明図である。第2実施例の装置構成と処理手順は、第1実施例と同じである。第2実施例では、注目領域PAの検出方法と、文字枠領域CAの配置方法とが第1実施例と異なる。
図4(A)は第2実施例で使用する対象画像MFを示しており、図4(B)は2種類の注目領域PA1,PA2を示している。第1種の注目領域PA1は、人間の顔領域を含む領域であり、第1実施例で使用した注目領域PAと同じ方法で検出されたものである。第2種の注目領域PA2は、対象画像MFの画像部分の重要度を示す重要度指標MIを所定の算出方法で算出し、この重要度指標MIの高い領域として検出されたものである。
重要度指標MIの算出方法としては、例えば特開2001−126070号公報に記載されている方法を採用可能である。この公報に記載されている方法では、「誘目度」を、重要度指標MIとして採用する。この誘目度は、人間の主観に合ったパラメータであり、対象画像MFの画像位置における物理的(特徴色の異質度、テクスチャの異質度、形の異質度および面積の異質度など)に基づいて定量的に決定される値である。この方法では、誘目度が閾値以上である画像部分(あるいはその画像部分を包含する矩形領域)が第2種の注目領域PA2として検出される。
この方法や他の方法を用いて重要度指標MIを算出すれば、定量的な指標である重要度指標MIを用いて第2種の注目領域PA2を検出することができる。
図4(C)は、第2実施例における文字枠配置可能領域PCAおよび文字枠領域CAの例を示している。文字枠配置可能領域PCAは、第1実施例と同様に、第1種と第2種の注目領域PA1,PA2のいずれとも重なりが生じない領域として決定される。文字枠配置可能領域PCAよりも文字枠領域CAが小さい場合には、第1実施例で説明した方法(A−1),(A−2),(A−2’)等に従って文字枠領域CAの位置が決定される。
一方、文字枠領域CAを文字枠配置可能領域PCAの内部に配置できない場合には、例えば以下の条件1〜3を満たすように文字枠領域CAの配置を決定することが可能である。
(条件1)文字枠領域CAが第1種の注目領域PA1と重ならない位置とする。
(条件2)文字枠領域CAが第2種の注目領域PA2を可能な限り避ける位置とする。
(条件3)文字枠領域CAが第2種の注目領域PA2と重なる場合には、文字枠領域CAと第2種の注目領域PA2の重なりが多くなるほど値が増大するような重なり評価指標OEI’を算出し、この重なり評価指標OEI’が最も小さくなるように文字枠領域CAの位置を決定する。
第2実施例の重なり評価指標OEI’としては、例えば、第2種の注目領域PA2の重要度指標MIに、文字枠領域CAと第2種の注目領域PA2とが重なる面積Rを乗じた値(MI×R)を利用することができる。あるいは、文字枠領域CAと第2種の注目領域PA2とが重なる面積Rそのものを重なり評価指標OEI’として用いてもよい。
なお、上記条件3は、より一般的には以下の条件3’のように記載できる。
(条件3’)文字枠領域CAが第2種の注目領域PA2と重なる場合には、文字枠領域CAと第2種の注目領域PA2の重なりが多くなるほど値が増大するような重なり評価指標OEI’を算出し、この重なり指標OEI’が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように文字枠領域CAの位置を決定する。
第2実施例では、顔領域を含む第1種の注目領域PA1には文字列が重ならず、また、顔領域以外の第2種の注目領域PA2の上にはなるべく文字列が重ならないように文字列を配置するので、人物以外の重要な被写体を含むような画像においても、文字列を適切な位置に配置することができる。
なお、第2実施例における文字色の決定方法としては、第1実施例と同じ方法(B−1)〜(B−3)などを採用することが可能である。
C.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記各実施例における各種の指標の計算方法は例示であり、これら以外の種々の方法で各種の指標を計算するようにしてもよい。
C2.変形例2:
第2実施例では、第1種の注目領域PA1と第2種の注目領域PA2がそれぞれ1つずつ検出されていたが、これらはそれぞれ複数個検出される場合がある。また、2種類の注目領域PA1,PA2のいずれか一方のみが検出され、他方が検出されない場合もあり得る。これらの場合にも、上述した方法に従って、文字列の位置を決定することが可能である。
C3.変形例3:
上記実施例では、対象画像MFが、印刷媒体の領域(印刷領域)の全体を覆うように拡大または縮小されていたが、この代わりに、印刷領域の一部のみに対象画像MFが配置されるようにしてもよい。この場合には、文字枠領域決定部234は、文字枠領域CAが印刷領域の中のいずれかの位置に配置されるように、文字枠領域CAを設定することができる。
本発明の第1実施例としての画像処理システムを示す説明図。 第1実施例における処理手順を示すフローチャート。 第1実施例の処理内容を示す説明図。 第2実施例の処理内容を示す説明図。
符号の説明
100…デジタルカメラ
200…コンピュータ
210…画像処理部
220…文字入力受信部
230…画像選択部
232…注目領域検出部
234…文字枠領域決定部
236…文字色決定部
238…画像合成部
240…画像データ出力部
250…装飾画像格納部
252…装飾画像選択部
300…カラープリンタ
CA…文字枠領域
CIN…入力文字列
FM…装飾画像
MF…対象画像
PA…注目領域
PA1…第1種注目領域
PA2…第2種注目領域
PCA…文字枠配置可能領域

Claims (15)

  1. 対象画像に文字列を重ねて配置するための画像処理装置であって、
    対象画像を解析することによって注目領域を検出する注目領域検出部と、
    前記注目領域を避けるように文字枠領域の位置を決定する文字枠領域決定部と、
    前記文字枠領域内に文字列を配置することによって、前記対象画像の上に前記文字列が重ねられた合成画像を生成する画像合成部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じないように前記文字枠領域の位置を決定する、画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、
    前記文字枠領域に相当する位置における前記対象画像の色の変化が小さいほど良好な値を示す色変化指標を算出し、
    前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じず、かつ、前記色変化指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定する、画像処理装置。
  4. 請求項2または3記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、前記文字枠領域と前記注目領域との重なりが生じないように前記文字枠領域と各文字の大きさを決定する、画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、
    前記文字枠領域と前記注目領域とが部分的に重なる場合には、前記文字枠領域と前記注目領域の重なり量が少ないほど良好な値を示す重なり評価指標を算出し、
    前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定する、画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、
    前記文字枠領域に相当する位置における前記対象画像の色の変化が小さいほど良好な値を示す色変化指標を算出し、
    前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取り、かつ、前記色変化評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように前記文字枠領域の位置を決定する、画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記注目領域検出部は、人間の顔を含む領域を第1種の注目領域として検出することが可能である、画像処理装置。
  8. 請求項7記載の画像処理装置であって、
    前記注目領域検出部は、さらに、前記対象画像の画像部分の重要度が高いほど良好な値を示す重要度指標を算出し、前記重要度指標の良好な領域を第2種の注目領域として検出することが可能である、画像処理装置。
  9. 請求項8記載の画像処理装置であって、
    前記文字枠領域決定部は、前記第1種と第2種の注目領域が存在する場合に、
    (i)前記文字枠領域と前記第1種の注目領域とに重なりが生じず、かつ、
    (ii)前記文字枠領域と前記第2種の注目領域の重なりが少ないほど良好な値を示す重なり評価指標を算出し、前記重なり評価指標が最も良好な値に近い所定範囲の値を取るように、
    前記文字枠領域の位置を決定する、画像処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに画像処理装置であって、
    前記対象画像は、印刷領域内の一部に配置されており、
    前記文字枠領域決定部は、前記印刷領域内で前記文字枠を配置する、画像処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記文字枠領域内における前記対象画像の色に応じて前記文字列の色を決定する文字色決定部を備える、画像処理装置。
  12. 請求項11記載の画像処理装置であって、
    前記文字色決定部は、前記文字列の色相が、前記文字枠領域内における前記対象画像の平均色の色相と異なるように前記文字列の色を決定する、画像処理装置。
  13. 請求項11記載の画像処理装置であって、
    前記文字色決定部は、各文字の色相と、各文字に接する位置における前記対象画像の色相とが異なるように各文字の色を決定する、画像処理装置。
  14. 対象画像に文字列を重ねて配置するための方法であって、
    (a)コンピュータが、対象画像を解析することによって注目領域を検出する工程と、
    (b)コンピュータが、前記注目領域を避けるように文字枠領域の位置を決定する工程と、
    (c)コンピュータが、前記文字枠領域内に文字列を配置することによって、前記対象画像の上に前記文字列が重ねられた合成画像を生成する工程と、
    を備える方法。
  15. 対象画像に文字列を重ねて配置するためのコンピュータプログラムであって、
    対象画像を解析することによって注目領域を検出する機能と、
    前記注目領域を避けるように文字枠領域の位置を決定する機能と、
    前記文字枠領域内に文字列を配置することによって、前記対象画像の上に前記文字列が重ねられた合成画像を生成する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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