JP2006332908A - カラー画像表示装置、カラー画像表示方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲の色の色相の影響を受けて実際とは異なった色に見えてしまう色相対比現象により、重要な色の見た目の色が異なって見えてしまう場合に、周囲の色のエリアが画像の最も外側に位置していないときには、適切な補正ができず好ましい色再現を実現できなかった。
【解決手段】複数の領域に対するそれぞれの色相データを格納する格納手段51と、補正する対象色相を指定する対象色相指定手段58と、対象色相のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ対象領域の周囲に接している周囲領域の色相データを取得する周囲色相取得手段59と、周囲領域の色相データに基づいて対象色相のデータを補正する色相補正手段63と、補正後の対象色相のデータを含めて、複数の領域のそれぞれの色相データに基づいてカラー表示する表示手段65とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】複数の領域に対するそれぞれの色相データを格納する格納手段51と、補正する対象色相を指定する対象色相指定手段58と、対象色相のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ対象領域の周囲に接している周囲領域の色相データを取得する周囲色相取得手段59と、周囲領域の色相データに基づいて対象色相のデータを補正する色相補正手段63と、補正後の対象色相のデータを含めて、複数の領域のそれぞれの色相データに基づいてカラー表示する表示手段65とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法に関するものである。例えば、一つの画素が3原色の色で表示可能であり、3原色の色の混合比に対応する色信号を入力し表示するカラー画像表示装置およびカラー画像表示方法に関するものである。
カラー表示用のデバイスとしてCRT、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP等が使用されており、一般的な基本色としてはRGB(赤緑青)3原色が用いられている。
こうした表示装置において、入力画像を忠実に再現させることは重要な要素である。入力画像を忠実に再現させる補正は、従来から種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1では、色相対比現象を解消する発明が開示されている。
色相対比現象とは、ある色がその周りにある他の色の色相の影響を受け、実際とは異なった色に見える現象を言う。特許文献1では、前景部が背景部の色相によってその色の見え方が異なるという課題を解消する手法が提案されており、背景色および前景色を抽出し、背景色に応じて前景色を補正することで、人間の視覚特性として背景部の画像によって生じる前景部の色みの変化を補正することができ、視覚的に正確な色みを再現可能としている。
図8に、特許文献1に開示された手法における色相の補正手順を示す。図8を用いて、従来の色相の補正処理方法について説明する。
まず、背景色の色相HBを抽出する(S801)。そして、背景色の色相HBの色差軸方向の補正レベルΔHBを抽出する(S802)。次に、前景色の色相HFを抽出し(S803)、HF+ΔHBを前景色の新たな色相HFとする(S804)。
図8の処理を行なうことで、前景部が視覚的に背景色の補色方向に色味を帯びてくる現象(色相対比現象)を相殺することができ、忠実な色味の伝達が可能となる。
図9は、図8で示した従来の色相の補正方法における、ある画像のヒストグラム例を示している。「th」は、補正を行なうか否かの判断基準となる「閾値」である。B0、BG、GB、GY、Y0、R0は、いずれも、この閾値thを超える色相であり、次に説明する前景/背景判別に用いられる。
図10は、特許文献1に開示された従来の前景/背景の判別部の色相補正手順を示している。図10を用いて、従来の前景/背景の判別方法を説明する。
まず、ある画像について、色相のヒストグラムを作成し、閾値th以上の色相を抽出する(S901)。そして、抽出した閾値th以上の各色相について、画像のX方向及びY方向について頻度ヒストグラムをそれぞれ作成する(S902)。これらの頻度ヒストグラムから、X方向及びY方向のそれぞれについての分布のアドレスを抽出し(S903)、それらの分布の中から最大/最小アドレスを抽出する(S903)。これにより、画像面における各色相の分布を把握することができる。なお、X方向及びY方向のアドレスとは、画素位置を示すX軸上およびY軸上の位置(座標)のことを言う。
そして、抽出された最大アドレスと最小アドレスが同一色相のアドレスか否かを判断する(S905)。抽出された最大/最小アドレスが同一色相のアドレスであれば、その色相を有する領域を背景画像とし(S906)、次に、その背景画像に包含される色相の領域があるか否かを判断する(S907)。背景画像に包含される色相があれば、それを前景画像とする(S908)。そして、この前景画像に対して色補正する(S909)。
図11では、ある画像について、色相GY、B0について頻度ヒストグラムを作成した例を示している。色相GYは、X0´〜X1´、Y0´〜Y1´の位置に分布し、色相B0は、X0〜X1、Y0〜Y1の位置に分布している。これらから、外側に分布している色相B0を有する部分を背景画像、内側に分布している色相GYを有する部分を前景画像とすることができる。このようにして、従来は、X方向及びY方向の頻度ヒストグラムから、背景画像と前景画像を判別していた。
つまり、上記の従来技術においては、ある閾値以上の色相の頻度値を持ち、X方向、Y方向の最も外側に分布している画素の集合を、背景部と決定している。そして、背景部に包含される他の色相の画素の集合を前景部と決定し、その決定した前景部に対して色補正を行っていた。
特開2001−292333号公報
しかしながら、上記の従来の補正方法では、表示領域内の最も外側(背景部)に分布している色相以外の色相を有する部分に包含される部分については補正ができなかった。
従来の補正方法では、表示領域内の最も外側に分布する色相を有する部分を背景部とし、その背景部に包含される前景部に対してのみ色補正処理を行なっていた。したがって、背景部に包含される部分(前景部)にさらに包含される部分については、色補正処理を行なうことができなかった。
しかし、表示領域内のある色相を持つ部分が、他の色相を持つ部分で囲まれた場合、他の色相を持つ部分がその表示領域内の最も外側の色相の部分で無い場合でも、ある色相を持つ部分は、その周りにある他の色相の影響を受け、実際とは異なった色に見える場合がある。上記の従来の補正方法では、このようなある色相を持つ部分について、その周りの他の色相の影響による色補正を行なうことはできなかった。
図3に、このような、他の色相を持つ部分で囲まれたある色相を持つ部分を有している表示例を示す。この表示例は、文字20、対象画像21、周辺画像22、エリア23、背景24で構成されており、ある色相を持つ対象画像21が、他の色相を持つ周辺画像22で囲まれている。
この表示例において、この資料の作成者が対象画像21の部分の色の見え方が重要だと考えたとする。しかし対象画像21は、周辺画像22の色相に影響され、対象画像21は周辺画像22の補色方向に色味を帯びて見えてしまう。ところが、周辺画像22は、背景24、エリア23よりも内側に存在し、周辺画像22の面積は、背景24、エリア23の面積よりも小さい。したがって、上記の従来の補正方法を用いた場合には、背景部としては周辺画像22が抽出されず、背景24が抽出されてしまう。その結果、周辺画像22の影響による対象画像21の色の補正を行なうことができない。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、ある色相を有する部分が、表示領域の最外部に分布していない他の色相を有する部分に囲まれている場合でも、ある色相を有する部分の見え方の違和感を減少させる、カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法を提供することを目的とするものである。
また、別の本発明は、ある領域が、そのある領域とは異なる明度や彩度を有する、表示領域の最外部に分布していない部分に囲まれている場合でも、そのある領域の見え方の違和感を減少させる、カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
複数の領域に対するそれぞれの色相データを格納する格納手段と、
補正する対象色相を指定する対象色相指定手段と、
前記対象色相のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の色相データを取得する周囲色相取得手段と、
前記周囲領域の色相データに基づいて前記対象色相のデータを補正する色相補正手段と、
補正後の前記対象色相のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色相データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
複数の領域に対するそれぞれの色相データを格納する格納手段と、
補正する対象色相を指定する対象色相指定手段と、
前記対象色相のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の色相データを取得する周囲色相取得手段と、
前記周囲領域の色相データに基づいて前記対象色相のデータを補正する色相補正手段と、
補正後の前記対象色相のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色相データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
また、第2の本発明は、
前記色相補正手段は、前記対象色相のデータを、前記周囲領域の色相データの色差方向に補正する、第1の本発明のカラー画像表示装置である。
前記色相補正手段は、前記対象色相のデータを、前記周囲領域の色相データの色差方向に補正する、第1の本発明のカラー画像表示装置である。
また、第3の本発明は、
前記色相補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象色相のデータを補正する、第1の本発明のカラー画像表示装置である。
前記色相補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象色相のデータを補正する、第1の本発明のカラー画像表示装置である。
また、第4の本発明は、
複数の領域に対するそれぞれの明度データを格納する格納手段と、
補正する対象明度を指定する対象明度指定手段と、
前記対象明度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の明度データを取得する周囲明度取得手段と、
前記周囲領域の明度データに基づいて前記対象明度のデータを補正する明度補正手段と、
補正後の前記対象明度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの明度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
複数の領域に対するそれぞれの明度データを格納する格納手段と、
補正する対象明度を指定する対象明度指定手段と、
前記対象明度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の明度データを取得する周囲明度取得手段と、
前記周囲領域の明度データに基づいて前記対象明度のデータを補正する明度補正手段と、
補正後の前記対象明度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの明度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
また、第5の本発明は、
前記明度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象明度のデータを補正する、第4の本発明のカラー画像表示装置である。
前記明度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象明度のデータを補正する、第4の本発明のカラー画像表示装置である。
また、第6の本発明は、
複数の領域に対するそれぞれの彩度データを格納する格納手段と、
補正する対象彩度を指定する対象彩度指定手段と、
前記対象彩度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の彩度データを取得する周囲彩度取得手段と、
前記周囲領域の彩度データに基づいて前記対象彩度のデータを補正する彩度補正手段と、
補正後の前記対象彩度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの彩度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
複数の領域に対するそれぞれの彩度データを格納する格納手段と、
補正する対象彩度を指定する対象彩度指定手段と、
前記対象彩度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の彩度データを取得する周囲彩度取得手段と、
前記周囲領域の彩度データに基づいて前記対象彩度のデータを補正する彩度補正手段と、
補正後の前記対象彩度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの彩度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置である。
また、第7の本発明は、
前記彩度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象彩度のデータを補正する、第6の本発明のカラー画像表示装置である。
前記彩度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象彩度のデータを補正する、第6の本発明のカラー画像表示装置である。
また、第8の本発明は、
複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する格納ステップと、
補正する対象を、色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する補正対象指定ステップと、
前記1つの要素のデータが前記特定の値である対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域を検出し、前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する周囲領域要素値取得ステップと、
前記周囲領域の前記1つの要素のデータに基づいて、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する要素値補正ステップと、
補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する表示ステップとを備えたカラー画像表示方法である。
複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する格納ステップと、
補正する対象を、色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する補正対象指定ステップと、
前記1つの要素のデータが前記特定の値である対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域を検出し、前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する周囲領域要素値取得ステップと、
前記周囲領域の前記1つの要素のデータに基づいて、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する要素値補正ステップと、
補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する表示ステップとを備えたカラー画像表示方法である。
また、第9の本発明は、
第8の本発明のカラー画像表示方法の、複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する前記格納ステップ、補正する対象を色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する前記補正対象指定ステップ、周囲領域を検出し前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する前記周囲領域要素値取得ステップ、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する前記要素値補正ステップ、補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する前記表示ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラムである。
第8の本発明のカラー画像表示方法の、複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する前記格納ステップ、補正する対象を色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する前記補正対象指定ステップ、周囲領域を検出し前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する前記周囲領域要素値取得ステップ、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する前記要素値補正ステップ、補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する前記表示ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、第10の本発明は、
第9の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
第9の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明により、ある色相を有する部分が、表示領域の最外部に分布していない他の色相を有する部分に囲まれている場合でも、ある色相を有する部分の見え方の違和感を減少させる、カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法を提供することができる。
また、別の本発明により、ある領域が、そのある領域とは異なる明度や彩度を有する、表示領域の最外部に分布していない部分に囲まれている場合でも、そのある領域の見え方の違和感を減少させる、カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の第1の実施の形態の表示装置66の構成図を示す。
図1に、本発明の第1の実施の形態の表示装置66の構成図を示す。
本実施の形態1の表示装置66は、書き込み手段50、画像メモリ51、色相信号作成手段52、色相別頻度算出手段53、色相抽出手段54、色相別XY方向ヒストグラム作成手段56、最大/最小アドレス抽出手段57、色変換対象色相指定手段58、周囲色相抽出手段59、補正レベル抽出手段60、色相変換手段61、対象画像判定手段62、RGB信号補正手段63、読み込み手段64、RGB表示手段65から構成される。
以下、本実施の形態1の表示装置66の各構成部分の動作について説明する。
書き込み手段50は、時系列で入力されるRGB信号を画像メモリ51に記録する手段である。画像メモリ51は、入力されたRGB信号を画面の位置に対応したアドレスに格納するメモリであり、色補正を行おうとする1フレームの画像が記録される。アドレスを指定して、RGB信号を書き込みまたは読み出すことができる。
色相信号作成手段52は、RGB信号から色相データを演算し作成する手段である。
色相別頻度算出手段53は、画像メモリ51に記録された1フレームの画像に対して、色相別にヒストグラムを作成する手段である。画面の全画素を色相別に分類することで、図9のようなヒストグラムが作成される。
色相抽出手段54は、色相別頻度算出手段53で作成されたヒストグラムより、閾値以上の色相を抽出する手段である。この色相の抽出方法は、従来技術と同様の方法である。図9のヒストグラム例で説明すると、「th」が、補正を行なうか否かの判断基準となる「閾値」であり、B0、BG、GB、GY、Y0、R0が、この閾値thを超える色相であり、これらの色相が色相抽出手段54によって抽出される。
色相別XY方向ヒストグラム作成手段56は、画像のX方向及びY方向に対する頻度ヒストグラムをそれぞれ作成する手段である。色相抽出手段54によって抽出された色相データを有する画素が、画面のX方向ライン及びY方向ラインにどれだけあるかを調べることにより、これらの頻度ヒストグラムを作成できる。
最大/最小アドレス抽出手段57は、色相別XY方向ヒストグラム作成手段56によって作成された頻度ヒストグラムより、各色相のX方向及びY方向での分布の最大/最小アドレスを抽出する手段である。
色変換対象色相指定手段58は、補正を行いたい対象色相を指定する手段である。
周囲色相抽出手段59は、色変換対象色相指定手段58によって指定された対象色相の範囲を含む領域であり、それらの中で最小範囲の領域が有する色相(以降、周囲色相と呼ぶ)を抽出する手段である。
補正レベル抽出手段60は、周囲色相の色差軸方向の補正レベルを抽出する手段である。色相変換手段61は、「対象色相+補正レベル」を対象色相の新たな色相(以降、補正色相と呼ぶ)とする手段である。
対象画像判定手段62は、周囲色相抽出手段59より与えられる対象色相の位置情報が、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスと等しいかどうかを判定する手段である。読み込みアドレスと等しいとき、対象画像判定手段62は、その読み込みアドレスの画素の色相データが対象色相のデータであると判断し、RGB信号補正手段63への判定信号を1(True)とする。なお、周囲色相抽出手段59は、色相抽出手段54で抽出された色相データに対象色相のデータが含まれており、かつ、対象色相の範囲を含む領域の周囲色相がある場合にのみ、対象画像判定手段62に対象色相の位置情報を与える。
RGB信号補正手段63は、対象画像判定手段62から通知される判定信号と、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスによって画像メモリ51から読み出されるRGB信号と、色相変換手段61から取得する補正色相とから、色相データを補正したRGB信号を作成する手段である。RGB信号補正手段63は、判定信号が1(True)のとき、画像メモリ51から読み出されるRGB信号を変更し、その色相データが補正色相のデータとなるようにRGB信号を作成する。
読み込み手段64は、アドレスを指定して、画像メモリ51に記録されているRGB信号を取り出す手段である。画像メモリ51から読み出されるRGB信号は、RGB信号補正手段63を経て読み込み手段64に入力される。また、読み込み手段64は、RGB信号補正手段63を経て入力されたRGB信号から、RGB表示手段65に映像を表示させるための形式に合わせた同期信号とRGB信号を作成し、出力する手段でもある。
RGB表示手段65は、読み込み手段64から入力される同期信号とRGB信号から、映像を表示する手段である。
なお、表示装置66が、本発明のカラー画像表示装置の一例にあたる。また、画像メモリ51が、本発明の格納手段の一例にあたり、色変換対象色相指定手段58が、本発明の対象色相指定手段の一例にあたる。また、色相信号作成手段52、色相別頻度算出手段53、色相抽出手段54、色相別XY方向ヒストグラム作成手段56、最大/最小アドレス抽出手段57、周囲色相抽出手段59を組み合わせたものが、本発明の周囲色相取得手段の一例にあたる。また、補正レベル抽出手段60、色相変換手段61、RGB信号補正手段63を組み合わせたものが、本発明の色相補正手段の一例にあたる。また、読み込み手段64とRGB表示手段65を組み合わせたものが、本発明の表示手段の一例にあたる。
次に、本実施の形態1の表示装置66において色相を補正する動作について説明する。
図3に、本実施の形態1で色補正を行いたい画面の例を示す。ここでは、図3の画面について色相を補正する場合について説明する。図3の表示例は、文字20、対象画像21、周辺画像22、エリア23、背景24で構成されており、ある色相を持つ対象画像21が、周辺画像22で囲まれている。
図2は、本実施の形態1の色相の補正手順を示している。
まず、色変換対象色相指定手段58で、補正を行いたい対象色相を指定する(S201)。ここでは、対象色相として、図3の対象画像21の部分が有する色相を指定したものとする。なお、対象色相を有している対象画像21の部分が、本発明の対象領域の一例にあたる。また、S201の処理が、本発明の補正対象指定ステップの一例にあたる。そして、本実施の形態1における色相が、本発明の色の3要素のうちの1つの要素の一例にあたり、対象色相として指定される色相の値が、本発明の特定の値の一例にあたる。
次に、書き込み手段50が、時系列で入力されるRGB信号を画像メモリ51に記録する。なお、この画像メモリ51にRGB信号を格納する処理が、本発明の格納ステップの一例にあたる。
そして、色相別頻度算出手段53によって、色補正を行いたいある画面(ここでは図3の画面)について色相のヒストグラムを作成し、色相抽出手段54で、所定の閾値以上の色相を抽出する(S202)。ここでは、図3の画面内の、対象画像21、周辺画像22、エリア23の3つの領域がそれぞれ有している色相データが抽出される。
色相別XY方向ヒストグラム作成手段56は、色相抽出手段54で抽出された色相データに対象色相のデータが含まれていた場合には(S203)、それらの抽出された各色相データについて、画像のX方向及びY方向に対する頻度ヒストグラムをそれぞれ作成する(S204)。S203の処理で、色相抽出手段54で抽出された色相データに対象色相のデータが含まれていなかった場合には、対象色相の補正は行なわない。したがって、その場合には、S204〜S208の処理は行なわれない。
図4は、色相別XY方向ヒストグラム作成手段56で作成される、図3の画面で抽出されたそれぞれの色相データについてのX方向及びY方向に対する頻度ヒストグラムの例を示している。画面の下に、X方向に対する各色相データの頻度ヒストグラムを、画面の右側に、Y方向に対する各色相データの頻度ヒストグラムを、それぞれ示している。
図4に示すように、X方向については、対象画像21の色相、すなわち対象色相のデータは、X11〜X12の範囲に分布している。周辺画像22の色相データおよびエリア23の色相データは、X21〜X22、およびX31〜X32の範囲にそれぞれ分布している。また、Y方向については、対象色相のデータ、周辺画像22の色相データ、エリア23の色相データは、それぞれ、Y11〜Y12、Y21〜Y22、Y31〜Y32の範囲に分布している。
最大/最小アドレス抽出手段57は、色相別XY方向ヒストグラム作成手段56によって作成されたこれらの頻度ヒストグラムより、各色相のX方向及びY方向での分布の最大/最小アドレスを抽出する(S205)。これにより、画像面における各色相の分布を把握することができる。
図4に示す頻度ヒストグラムより、X方向についての、対象画像21の色相、すなわち対象色相のデータの最大/最小アドレスは、X12およびX11となる。周辺画像22の色相データの最大/最小アドレスはX22およびX21であり、エリア23の色相データの最大/最小アドレスは、X32およびX31である。また、Y方向については、対象色相のデータの最大/最小アドレスはY12およびY11であり、周辺画像22の色相データの最大/最小アドレスはY22およびY21であり、エリア23の色相データの最大/最小アドレスはY32およびY31である。
次に、周囲色相抽出手段59が、対象色相の範囲を含む領域で、最小範囲の領域が有する周囲色相を抽出する(S206)。
図4において、X方向についての周辺画像22の色相データの最大アドレスX22は、対象色相のデータの最大アドレスX12よりも大きく、周辺画像22の色相データの最小アドレスX21は、対象色相のデータの最小アドレスX11よりも小さいので、周辺画像22は対象色相の領域を含む範囲であると判断できる。また、エリア23の色相データの最大アドレスX32は、対象色相のデータの最大アドレスX12よりも大きく、エリア23の色相データの最小アドレスX31は、対象色相のデータの最小アドレスX11よりも小さいので、エリア23も対象色相の領域を含む範囲であると判断できる。ここで、X22<X32、かつ、X21>X31なので、X方向について、エリア23は周辺画像22を含む範囲であると判断される。したがって、X方向についての、対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲の領域は、周辺画像22であることがわかる。
同様にして、Y方向についても各画像の最大/最小アドレスを比較することにより、Y方向においても、エリア23は周辺画像22を含む範囲であると判断されるので、対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲の領域は周辺画像22であることがわかる。
X方向、Y方向のいずれにおいても、対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲の領域は周辺画像22なので、周辺画像22が、対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲の領域であると判断できる。ここで、もし、X方向とY方向で、対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲の領域が異なっていた場合には、「対象色相の範囲を含む領域の中で最小範囲となる領域は無い」ということになる。
なお、ここで抽出された周辺画像22の部分が、本発明の、対象領域の外側にありかつ対象領域の周囲に接している周囲領域の一例にあたる。また、S206の処理が、本発明の周囲領域要素値取得ステップの一例にあたり、周辺画像22の有する周囲色相の値が、本発明の、周囲領域の1つの要素のデータの一例にあたる。
次に、補正レベル抽出手段60が、周囲色相の色差軸方向の補正レベルを抽出し(S207)、色相変換手段61は、「対象色相+補正レベル」を対象色相を有する領域の新たな色相(補正色相)とする(S208)。
そして、対象画像判定手段62は、周囲色相抽出手段59より与えられる対象色相の位置情報が、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスと等しいかどうかを判定し、等しいときには、判定信号を1(True)として出力する。
RGB信号補正手段63は、判定信号と、画像メモリ51から読み出されるRGB信号と、補正色相とから、読み込み手段64に入力するRGB信号を作成する。RGB信号補正手段63は、判定信号が1(True)のとき、画像メモリ51から読み出されるRGB信号を変更し、色相データを補正色相のデータとしたRGB信号を作成する。なお、ここで、RGB信号補正手段63が、対象色相のデータを有するRGB信号から補正色相のデータを有するRGB信号を作成する処理が、本発明の要素値補正ステップの一例にあたる。
読み込み手段64は、読み込みアドレスを指定して画像メモリ51に記録されているRGB信号を取り出す。画像メモリ51から読み出されるRGB信号は、RGB信号補正手段63を経て、読み込み手段64に入力される。読み込み手段64は、入力されたRGB信号から、RGB表示手段65によって表示させるための同期信号及びRGB信号を作成し、RGB表示手段65に入力する。
RGB表示手段65は、読み込み手段64から入力された同期信号及びRGB信号から、映像を表示する。なお、RGB表示手段65が映像を表示する処理が、本発明の表示ステップの一例にあたる。
ここで、本実施の形態1の表示装置66における、具体的な色相補正手法の一例について説明しておく。
図5に、Y(黄色)とB(青色)の色差軸上での補正手法を示す。これは、図8を用いて説明した特許文献1の補正手法(図10に示すS909の処理)と同じ方法である。
実際の色差がB0で、視覚的な色差がB'0であるとしたとき、その差ΔB分だけ実際の色差より視覚的な色差方向とは逆方向に補正し、出力色差B"0(補正後)を取る。
上記した本実施の形態1の動作例にあてはめると、補正レベル抽出手段60で抽出する色差軸方向の補正レベルが図5のΔBに相当し、色相変換手段61で作成する補正色相が、出力色差B"0(補正後)に相当する。
ただし、本発明は、上記の色相補正手法に限定されるものではなく、その他の手法で色相を補正するようにしてもよい。
また、色変換対象色相指定手段58で、補正を行いたい対象色相を指定する方法として、例えば、対象色相とする色相をカラーチャートから選択するようにしてもよいし、補正を行わせたい画像全体を表示させて対象色相とする領域を選択させるようにしてもよい。対象色相が指定できさえすれば、どのような方法で指定するようにしてもよい。また、指定された色相のみを対象色相とするのではなく、指定された色相を中心にある幅を持たせた範囲の値を持つ色相データを対象色相として処理するようにしてもよい。
また、色相抽出手段54が色相を抽出する際の所定の閾値は、予め固定値を決めておいてもよいし、画像全体に対する所定の割合(面積)以上などとしてもよく、その所定の割合を任意に設定できるようにしてもよい。
なお、本実施の形態1では、対象色相と周囲色相がいずれも閾値以上分布している場合に対象色相を補正することとしたが、対象色相と周囲色相の面積を比較して、対象色相を補正するか否かを判断するようにしてもよい。周囲色相の領域の面積が、対象色相の領域の面積に比べてあるレベル以上小さいと、対象色相が周囲色相によって受ける影響を無視できる。したがって、例えば、対象色相の領域の面積に対する周囲色相の領域の面積の比が所定値以上の場合にのみ対象色相の補正を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、各色相の分布の最大/最小アドレスに基づいて、周囲色相および周囲領域の有無を判定したが、その他の方法で周囲色相および周囲領域の有無を判定してもよい。例えば、対象領域の周囲に隣接している全ての画素の色相データをチェックし、それらが全て同じ色相のデータであると判断した場合に、その色相データを周囲色相とする周囲領域が存在する、と判定するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施の形態1の表示装置を用いることにより、対象色相の色について、周囲色相の色の領域で囲まれた場合、周囲色相の領域が表示画面の最も外側に分布している場合でなくとも、対象色相が視覚的に周囲色相の補色方向に色味を帯びてくる現象(色相対比現象)を相殺することができ、忠実な色味の伝達が可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6に、本実施の形態2の表示装置70の構成図を示す。実施の形態1の表示装置66と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
実施の形態1の表示装置66が、補正対象領域の色相を補正したのに対し、本実施の形態2の表示装置70は、補正対象領域の明度を補正する点が異なる。
本実施の形態2の表示装置70は、書き込み手段50、画像メモリ51、明度信号作成手段71、明度別頻度算出手段72、明度抽出手段73、明度別XY方向ヒストグラム作成手段74、最大/最小アドレス抽出手段75、色変換対象明度指定手段76、周囲明度抽出手段77、補正レベル抽出手段78、明度変換手段79、対象画像判定手段62、RGB信号補正手段80、読み込み手段64、RGB表示手段65から構成される。
以下、本実施の形態2の表示装置70の各構成部分のうち、実施の形態1の表示装置66と異なる部分の動作について説明する。
明度信号作成手段71は、RGB信号から明度データを演算し作成する手段である。
明度別頻度算出手段72は、画像メモリ51に記録された1フレームの画像に対して、明度別にヒストグラムを作成する手段である。
明度抽出手段73は、明度別頻度算出手段72で作成されたヒストグラムより、閾値以上の明度を抽出する手段である。
明度別XY方向ヒストグラム作成手段74は、画像のX方向及びY方向に対する頻度ヒストグラムをそれぞれ作成する手段である。明度抽出手段73によって抽出された明度データを有する画素が、画面のX方向ライン及びY方向ラインにどれだけあるかを調べることにより、これらの頻度ヒストグラムを作成できる。
最大/最小アドレス抽出手段75は、明度別XY方向ヒストグラム作成手段74によって作成された頻度ヒストグラムより、各明度のX方向及びY方向での分布の最大/最小アドレスを抽出する手段である。
色変換対象明度指定手段76は、補正を行いたい対象明度を指定する手段である。
周囲明度抽出手段77は、色変換対象明度指定手段76によって指定された対象明度の範囲を含む領域であり、それらの中で最小範囲の領域が有する明度(以降、周囲明度と呼ぶ)を抽出する手段である。
補正レベル抽出手段78は、周囲明度の明度軸方向の補正レベルを抽出する手段である。明度変換手段79は、「対象明度+補正レベル」を対象明度の新たな明度(以降、補正明度と呼ぶ)とする手段である。
対象画像判定手段62は、周囲明度抽出手段77より与えられる対象明度の位置情報が、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスと等しいかどうかを判定する手段である。読み込みアドレスと等しいとき、対象画像判定手段62は、その読み込みアドレスの画素の明度データが対象明度のデータであると判断し、RGB信号補正手段80への判定信号を1(True)とする。なお、周囲明度抽出手段77は、明度抽出手段73で抽出された明度データに対象明度のデータが含まれており、かつ、対象明度の範囲を含む領域の周囲明度がある場合にのみ、対象画像判定手段62に対象明度の位置情報を与える。
RGB信号補正手段80は、対象画像判定手段62から通知される判定信号と、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスによって画像メモリ51から読み出されるRGB信号と、明度変換手段79から取得する補正明度とから、明度データを補正したRGB信号を作成する手段である。RGB信号補正手段80は、判定信号が1(True)のとき、画像メモリ51から読み出されるRGB信号を変更し、その明度データが補正明度のデータとなるようにRGB信号を作成する。
なお、表示装置70が、本発明のカラー画像表示装置の一例にあたる。また、画像メモリ51が、本発明の格納手段の一例にあたり、色変換対象明度指定手段76が、本発明の対象明度指定手段の一例にあたる。また、明度信号作成手段71、明度別頻度算出手段72、明度抽出手段73、明度別XY方向ヒストグラム作成手段74、最大/最小アドレス抽出手段75、周囲明度抽出手段77を組み合わせたものが、本発明の周囲明度取得手段の一例にあたる。また、補正レベル抽出手段78、明度変換手段79、RGB信号補正手段80を組み合わせたものが、本発明の明度補正手段の一例にあたる。また、読み込み手段64とRGB表示手段65を組み合わせたものが、本発明の表示手段の一例にあたる。
本実施の形態2の表示装置70における明度を補正する動作は、実施の形態1において色相を補正する動作の色相データを明度データに置き換えた場合と同様の動作なので、その説明は省略する。
本実施の形態2は、実施の形態1の色相対比現象についての補正を、明度対比現象に応用したものである。
明度対比現象とは、対象明度をもつ画像が、周辺画像の明度に影響され、実際の明度と異なった明度に見える現象である。周辺画像の明度より対象明度をもつ画像の方が、明度が低い場合、視覚的に見える明度は、実際の明度より暗くなる。そこでこの場合、対象明度を持つ画像の明度データを明るいものに補正することで、明度対比現象を抑えることができる。
逆に、周辺画像の明度が対象明度のデータを持つ画像の明度よりも暗い場合、視覚的に見える明度は、実際の明度より明るくなるので、この場合は、対象明度を持つ画像の明度データを暗いものに補正することで、明度対比現象を抑えることができる。
本実施の形態2の表示装置70は、周辺画像の明度に応じて対象画像の明度データを上記のように補正することで、明度対比現象を抑えて対象画像の見え方の違和感を減少させる。
本実施の形態2の表示装置を用いることにより、対象明度の色について、周囲明度の色の領域で囲まれた場合、周囲明度の領域が表示画面の最も外側に分布している場合でなくとも、対象明度が視覚的に周囲明度の影響を受けて実際の明度と異なった明度に見える現象(明度対比現象)を相殺することができ、忠実な色味の伝達が可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図7に、本実施の形態3の表示装置90の構成図を示す。実施の形態1の表示装置66と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
実施の形態1の表示装置66が、補正対象領域の色相を補正したのに対し、本実施の形態3の表示装置90は、補正対象領域の彩度を補正する点が異なる。
本実施の形態3の表示装置90は、書き込み手段50、画像メモリ51、彩度信号作成手段91、彩度別頻度算出手段92、彩度抽出手段93、彩度別XY方向ヒストグラム作成手段94、最大/最小アドレス抽出手段95、色変換対象彩度指定手段96、周囲彩度抽出手段97、補正レベル抽出手段98、彩度変換手段99、対象画像判定手段62、RGB信号補正手段100、読み込み手段64、RGB表示手段65から構成される。
以下、本実施の形態3の表示装置90の各構成部分のうち、実施の形態1の表示装置66と異なる部分の動作について説明する。
彩度信号作成手段91は、RGB信号から彩度データを演算し作成する手段である。
彩度別頻度算出手段92は、画像メモリ51に記録された1フレームの画像に対して、彩度別にヒストグラムを作成する手段である。
彩度抽出手段93は、彩度別頻度算出手段92で作成されたヒストグラムより、閾値以上の彩度を抽出する手段である。
彩度別XY方向ヒストグラム作成手段94は、画像のX方向及びY方向に対する頻度ヒストグラムをそれぞれ作成する手段である。彩度抽出手段93によって抽出された彩度データを有する画素が、画面のX方向ライン及びY方向ラインにどれだけあるかを調べることにより、これらの頻度ヒストグラムを作成できる。
最大/最小アドレス抽出手段95は、彩度別XY方向ヒストグラム作成手段94によって作成された頻度ヒストグラムより、各彩度のX方向及びY方向での分布の最大/最小アドレスを抽出する手段である。
色変換対象彩度指定手段96は、補正を行いたい対象彩度を指定する手段である。
周囲彩度抽出手段97は、色変換対象彩度指定手段96によって指定された対象彩度の範囲を含む領域であり、それらの中で最小範囲の領域が有する彩度(以降、周囲彩度と呼ぶ)を抽出する手段である。
補正レベル抽出手段98は、周囲彩度の彩度軸方向の補正レベルを抽出する手段である。彩度変換手段99は、「対象彩度+補正レベル」を対象彩度の新たな彩度(以降、補正彩度と呼ぶ)とする手段である。
対象画像判定手段62は、周囲彩度抽出手段97より与えられる対象彩度の位置情報が、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスと等しいかどうかを判定する手段である。読み込みアドレスと等しいとき、対象画像判定手段62は、その読み込みアドレスの画素の彩度データが対象彩度のデータであると判断し、RGB信号補正手段100への判定信号を1(True)とする。なお、周囲彩度抽出手段97は、彩度抽出手段93で抽出された彩度データに対象彩度のデータが含まれており、かつ、対象彩度の範囲を含む領域の周囲彩度がある場合にのみ、対象画像判定手段62に対象彩度の位置情報を与える。
RGB信号補正手段100は、対象画像判定手段62から通知される判定信号と、読み込み手段64から指定される読み込みアドレスによって画像メモリ51から読み出されるRGB信号と、彩度変換手段99から取得する補正彩度とから、彩度データを補正したRGB信号を作成する手段である。RGB信号補正手段100は、判定信号が1(True)のとき、画像メモリ51から読み出されるRGB信号を変更し、その彩度データが補正彩度のデータとなるようにRGB信号を作成する。
なお、表示装置90が、本発明のカラー画像表示装置の一例にあたる。また、画像メモリ51が、本発明の格納手段の一例にあたり、色変換対象彩度指定手段96が、本発明の対象彩度指定手段の一例にあたる。また、彩度信号作成手段91、彩度別頻度算出手段92、彩度抽出手段93、彩度別XY方向ヒストグラム作成手段94、最大/最小アドレス抽出手段95、周囲彩度抽出手段97を組み合わせたものが、本発明の周囲彩度取得手段の一例にあたる。また、補正レベル抽出手段98、彩度変換手段99、RGB信号補正手段100を組み合わせたものが、本発明の彩度補正手段の一例にあたる。また、読み込み手段64とRGB表示手段65を組み合わせたものが、本発明の表示手段の一例にあたる。
本実施の形態3の表示装置90における彩度を補正する動作は、実施の形態1において色相を補正する動作の色相データを彩度データに置き換えた場合と同様の動作なので、その説明は省略する。
本実施の形態3は、実施の形態1の色相対比現象についての補正を、彩度対比現象に応用したものである。
彩度対比現象とは、対象彩度をもつ画像が、周辺画像の彩度に影響され、実際の彩度と異なった彩度に見える現象である。周辺画像の彩度より対象彩度をもつ画像の方が、彩度が低い場合、視覚的に見える彩度は、実際の彩度より低くなる。そこでこの場合、対象彩度を持つ画像の彩度データを高いものに補正することで、彩度対比現象を抑えることができる。
逆に、周辺画像の彩度が対象彩度のデータを持つ画像の彩度よりも低い場合、視覚的に見える彩度は、実際の彩度より高くなるので、この場合は、対象彩度を持つ画像の彩度データを低いものに補正することで、彩度対比現象を抑えることができる。
本実施の形態3の表示装置90は、周辺画像の彩度に応じて対象画像の彩度データを上記のように補正することで、彩度対比現象を抑えて対象画像の見え方の違和感を減少させる。
本実施の形態3の表示装置を用いることにより、対象彩度の色について、周囲彩度の色の領域で囲まれた場合、周囲彩度の領域が表示画面の最も外側に分布している場合でなくとも、対象彩度が視覚的に周囲彩度の影響を受けて実際の彩度と異なった彩度に見える現象(彩度対比現象)を相殺することができ、忠実な色味の伝達が可能となる。
なお、実施の形態1における色相、実施の形態2における明度、実施の形態3における彩度が、それぞれ本発明の、色の3要素のうちの1つの要素にあたる。また、色変換対象色相指定手段58で指定される対象色相の値、色変換対象明度指定手段76で指定される対象明度の値、色変換対象彩度指定手段96で指定される対象彩度の値が、それぞれ本発明の、補正対象ステップで指定される特定の値の一例にあたる。
プレゼンテーション用の資料を作成するような場合、強調させる部分の領域の色を決めておいて作成する場合も多い。本発明のカラー画像表示装置およびカラー画像表示方法では、強調させる部分の領域の色を対象領域の色に指定しておくことにより、その強調させる領域を見る人にとって違和感無く見ることができる資料を作成できるので、このような場合に非常に有用である。
なお、各実施の形態では、色の3要素である色相、明度、彩度のいずれか一つについて補正することとしたが、これらの色の3要素のうちのいくつかの組み合わせで補正対象を決め、補正するようにしてもよい。例えば、色相+明度で補正対象を決めて、色相と明度を補正するようにしてもよいし、色相、明度、彩度の全てで補正対象を指定して、色相、明度、彩度の全てを補正するようにしてもよい。
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明のカラー画像表示方法の、格納ステップ、補正対象指定ステップ、周囲領域要素値取得ステップ、要素値補正ステップ、表示ステップ、の全部又は一部のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明のカラー画像表示方法の、格納ステップ、補正対象指定ステップ、周囲領域要素値取得ステップ、要素値補正ステップ、表示ステップ、の全部又は一部のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
なお、上記本発明の上記「一部のステップ」とは、それらの複数のステップの内の、一つ又は幾つかのステップを意味する。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明に係るカラー画像表示装置およびカラー画像表示方法は、ある領域が、そのある領域とは異なる色相や明度や彩度を有する、表示領域の最外部に分布していない部分に囲まれている場合でも、そのある領域の見え方の違和感を減少させる効果を有し、3原色の色の混合比に対応する色信号を入力し表示するカラー画像表示装置およびカラー画像表示方法等として有用である。
50 書き込み手段
51 画像メモリ
52 色相信号作成手段
53 色相別頻度算出手段
54 色相抽出手段
56 色相別XY方向ヒストグラム作成手段
57 最大/最小アドレス抽出手段
58 色変換対象色相指定手段
59 周囲色相抽出手段
60 補正レベル抽出手段
61 色相変換手段
62 対象画像判定手段
63 RGB信号補正手段
64 読み込み手段
65 RGB表示手段
66 表示装置
51 画像メモリ
52 色相信号作成手段
53 色相別頻度算出手段
54 色相抽出手段
56 色相別XY方向ヒストグラム作成手段
57 最大/最小アドレス抽出手段
58 色変換対象色相指定手段
59 周囲色相抽出手段
60 補正レベル抽出手段
61 色相変換手段
62 対象画像判定手段
63 RGB信号補正手段
64 読み込み手段
65 RGB表示手段
66 表示装置
Claims (10)
- 複数の領域に対するそれぞれの色相データを格納する格納手段と、
補正する対象色相を指定する対象色相指定手段と、
前記対象色相のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の色相データを取得する周囲色相取得手段と、
前記周囲領域の色相データに基づいて前記対象色相のデータを補正する色相補正手段と、
補正後の前記対象色相のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色相データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置。 - 前記色相補正手段は、前記対象色相のデータを、前記周囲領域の色相データの色差方向に補正する、請求項1に記載のカラー画像表示装置。
- 前記色相補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象色相のデータを補正する、請求項1に記載のカラー画像表示装置。
- 複数の領域に対するそれぞれの明度データを格納する格納手段と、
補正する対象明度を指定する対象明度指定手段と、
前記対象明度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の明度データを取得する周囲明度取得手段と、
前記周囲領域の明度データに基づいて前記対象明度のデータを補正する明度補正手段と、
補正後の前記対象明度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの明度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置。 - 前記明度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象明度のデータを補正する、請求項4に記載のカラー画像表示装置。
- 複数の領域に対するそれぞれの彩度データを格納する格納手段と、
補正する対象彩度を指定する対象彩度指定手段と、
前記対象彩度のデータを有している対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域の彩度データを取得する周囲彩度取得手段と、
前記周囲領域の彩度データに基づいて前記対象彩度のデータを補正する彩度補正手段と、
補正後の前記対象彩度のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの彩度データに基づいてカラー表示する表示手段とを備えたカラー画像表示装置。 - 前記彩度補正手段は、前記対象領域に対する前記周囲領域の面積の比が予め決められた所定値以上の場合にのみ前記対象彩度のデータを補正する、請求項6に記載のカラー画像表示装置。
- 複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する格納ステップと、
補正する対象を、色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する補正対象指定ステップと、
前記1つの要素のデータが前記特定の値である対象領域の外側にあり、かつ前記対象領域の周囲に接している周囲領域を検出し、前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する周囲領域要素値取得ステップと、
前記周囲領域の前記1つの要素のデータに基づいて、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する要素値補正ステップと、
補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて、前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する表示ステップとを備えたカラー画像表示方法。 - 請求項8に記載のカラー画像表示方法の、複数の領域に対するそれぞれの色の3要素のデータを格納する前記格納ステップ、補正する対象を色の3要素のうちの1つの要素の特定の値で指定する前記補正対象指定ステップ、周囲領域を検出し前記周囲領域の前記1つの要素のデータを取得する前記周囲領域要素値取得ステップ、前記対象領域の前記1つの要素のデータを補正する前記要素値補正ステップ、補正後の前記対象領域の前記1つの要素のデータを含めて前記複数の領域のそれぞれの色の3要素のデータに基づいてカラー表示する前記表示ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項9に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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