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JP2005152599A - 強化ボーリング用ボール及びその製造方法 - Google Patents

強化ボーリング用ボール及びその製造方法 Download PDF

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JP2005152599A
JP2005152599A JP2004233709A JP2004233709A JP2005152599A JP 2005152599 A JP2005152599 A JP 2005152599A JP 2004233709 A JP2004233709 A JP 2004233709A JP 2004233709 A JP2004233709 A JP 2004233709A JP 2005152599 A JP2005152599 A JP 2005152599A
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ISHIKAWA SANGYO KK
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Abstract

【課題】 本発明は、ボーリング用ボールの外皮層に亀裂が生じにくい強化ボーリング用ボール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の強化ボーリング用ボール1は、ボール基体13、繊維層12及び外皮層11を備える。ボール基体は発泡ポリウレタンからなり、繊維層12はポリエステル製軍手用編み織物生地をウレタン樹脂接着剤でこのボール基体に接着してなる。外皮層はポリウレタン樹脂で構成される。他の本発明の強化ボーリング用ボールは、ボール基体と外皮層を備え、このボール基体には、長さ3mmの木綿糸がボール基体に対して5質量%含有される。この製造方法はボール基体を支持棒で金型の球状キャビティーの中心に支持し、注入口からポリウレタン樹脂を注入する。本発明は特に軽量ボーリング用ボールの製造に好ましく適用される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、強化ボーリング用ボール及びその製造方法に関する。更に詳しくはボール基体を繊維層で被覆し、この繊維層を外皮層で被覆することにより、この外皮層に亀裂が生じにくい強化ボーリング用ボール、及びボーリング用ボールのボール基体に繊維を含有させ、この基体を外皮層で被覆して、外皮層に亀裂が生じにくい強化ボーリング用ボール、並びにその製造方法に関する。
従来のボーリング用ボール(以下単に「ボール」とも言う)は、ボール基体と外皮層で形成されていて、このボーリング用ボールは使用中に外皮層に亀裂が発生する場合が多く、外皮層の材質の改良に多くの努力がなされていた(特許文献1)。特に軽量のボーリング用ボール、即ち3.63kg以下のボーリング用ボール(以下「軽量ボーリング用ボール」ともいう)の場合は、ボールの軽量化を図るためにボール基体を発泡樹脂のみで構成されている場合が多く、使用時の衝撃により、ボールの外皮層に亀裂が発生する場合が特に多かった。 しかし、この軽量ボールは、外皮層の材質を改良することではこの亀裂を無くすことができなかった。
また、いったん外皮層に亀裂が発生したボーリング用ボールの再生において、この亀裂の入った外皮層を削除して、この上に新たに外皮層を形成して、外皮層に亀裂の入ったボーリング用ボールを再生する方法も知られている(特許文献2)が、この再生したボーリング用ボールは使用されたときに外皮層に再度亀裂が生じやすい等の欠点を有していた。
特開昭59−171565号公報 特開昭48−94779号公報
本発明は、ボーリング用ボールの外皮層に亀裂が生じにくい強化ボーリング用ボール及びその製造方法を提供することを目的とする。
本願発明者は、ボーリング用ボールの外皮層に亀裂の生じる原因の研究をした結果、ボール基体を繊維層で被覆すること等により、この亀裂の発生を防止する発明を完成した。
本発明は以下に示す通りである。
1.ボール基体、該ボール基体を被覆する繊維層及び該繊維層を被覆する外皮層を備えることを特徴とする強化ボーリング用ボール。
2.上記ボール基体は、発泡ポリウレタン樹脂より構成される上記1に記載の強化ボーリング用ボール。
3.上記ボール基体は、繊維を含有する上記1又は2記載の強化ボーリング用ボール。
4.上記繊維層が、編み織物、織布及び不織布の少なくとも1種で構成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の強化ボーリング用ボール。
5.上記外皮層がポリウレタン樹脂より構成される上記1乃至4のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
6.上記ボール基体が、亀裂を有するボーリング用ボールの外皮層を削除して該亀裂を消滅せしめたものである上記1乃至5のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
7.上記ボール基体、上記繊維層及び上記外皮層の合計質量が1.36〜3.36kgである上記1乃至6のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
8.表面硬度が50〜60度である上記1乃至7のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
9.ボール基体、及び該ボール基体を被覆する外皮層を備えるボーリング用ボールであって、該ボール基体は繊維を含有することを特徴とする強化ボーリング用ボール。
10.上記繊維は、木綿、麻、羊毛、及び絹の繊維の群から選ばれる少なくとも1種である上記9記載の強化ボーリング用ボール。
11.上記繊維がリサイクル品である上記9又は10記載の強化ボーリング用ボール。
12.上記ボール基体は、発泡ポリウレタン樹脂より構成され、上記外皮層がポリウレタン樹脂より構成される上記9乃至11のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
13.表面硬度が50〜60度である上記9乃至12のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
14.上記1乃至13のいずれかに記載の強化ボーリング用ボールの製造方法であって、該ボール基体に支持棒挿入穴を形成する工程と、該支持棒挿入穴に該ボール基体を支持するための支持棒を挿入するとともに、該支持棒を支持する支持棒固定孔を備える下型及びエア抜き孔を備える上型により形成される球状キャビティの中央に、該ボール基体を該支持棒を介して支持配置する工程と、上記上下型内に樹脂原料を注入し、硬化させる工程とを備えることを特徴とする強化ボーリング用ボールの製造方法。
本発明の繊維層を備える強化ボーリング用ボールはボールの外皮層の亀裂の発生を抑制する。
また、ボール基体が発泡ポリウレタン樹脂で構成される場合は、ボール基体の軽量化が図れるとともに外皮層に亀裂が生じにくい。
更に、ボール基体が繊維を含有する場合は、ボール基体はさらに軽量化及び強度を大きくすることができるとともに、外皮層に亀裂が生じにくい。
また、上記繊維層が編み織物、織布及び不織布のうちの少なくとも1種で構成される場合は、ボールの外皮層に亀裂が生じにくい。
更に、ボールの外皮層がウレタン樹脂である場合は、ボールに亀裂が生じにくい。
また、上記基体が表面に亀裂を有する疵つきボーリング用ボールの外皮層を削除したものである場合は、廃棄すべきボールが再利用できるため、資源の節約となる。
更に、上記ボール基体を被覆する繊維層及び上記繊維層を被覆する外皮層の合計質量が1.36〜3.36kgである強化ボーリング用ボールの場合は、従来から外皮層に亀裂の発生が多かった欠陥を是正できる。
また、23℃における、デユロメーターDの硬度計により測定した場合の表面硬度が、50〜60である場合は、特にボールに亀裂が生じにくい。
他の本発明である、ボール基体に繊維を含有する強化ボーリング用ボールはボールの外皮層の亀裂の発生を抑制する。
また、この繊維が木綿等である場合は、特に効果的に外皮層の亀裂の発生を抑制する。
更に、上記繊維がリサイクル品である場合は安価にすることができる。
また、ボール基体が発泡ポリウレタン樹脂から構成され、外皮層がポリウレタン樹脂から構成される場合は、特に外皮層に亀裂が生じにくい。
更に、23℃における、デユロメーターDの硬度計により測定した場合の表面硬度が、50〜60である場合は、特にボールに亀裂が生じにくい。
本発明の強化ボーリング用ボールの製造方法によると、容易に強化ボーリング用ボールを製造できる。
本発明について、以下詳細に説明する。
[1]ボール基体、繊維層及び外皮層を備える強化ボーリング用ボール
本発明の強化ボーリング用ボールは、ボール基体、このボール基体を被覆する繊維層及びこの繊維層を被覆する外皮層を備えることを特徴とする(図1、2及び3参照)。
このボール基体の材質は特に限定されない。例えば、合成樹脂及びゴム等が使用される。これらのうちで合成樹脂が好ましく用いられる。この合成樹脂としては、熱硬化性樹脂及、熱可塑性樹脂及びエラストマー等が使用できる。熱硬化性樹脂としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂及びメラミン樹脂等が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、オレフィン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリレート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリロニトリル系樹脂及びナイロン系樹脂等が挙げられる。更に、エラストマーとしてはスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン系エラストマー、オレフィンエラストマー、ポリアミドエラストマー及びジエン系エラストマー(1,2−ポリブタジエン等)等が挙げられる。これらのうちで熱硬化性樹脂であるウレタン樹脂が好ましく用いられる。
本願発明の強化ボーリング用ボールを構成するボール基体は発泡ポリウレタン樹脂より構成されることが好ましい。特に硬質発泡ポリウレタン樹脂が好ましい。このボール基体が発泡ポリウレタン樹脂で構成される場合は軽量で且つ強度の大きいボール基体を得ることができるためである。特に軽量ボーリング用ボールを製造する場合に好適である。
このボール基体に種々のものを含有させることができる。例えば、繊維、コルク粉、プラスチック粉、木粉及びゴム粉等が挙げられる。これらのものは1種のみ用いてもよいが2種以上を併用してもよい。これらのうちで、繊維が好ましく用いられる。
このボール基体は繊維を含有することが好ましい。この繊維の種類は特に限定されない。例えば、合成繊維、天然繊維及び無機繊維等が挙げられる。これらの繊維を1種または2種以上併用することもできる。
この合成繊維の具体例としては、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン等のポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン等の繊維が挙げられる。これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。これらの繊維のうちでポリアミド及びポリエステル繊維が好ましい。
また、天然繊維としては綿、羊毛、麻、しゅろ及びココヤシ等の繊維が挙げられる。
これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。これらのうちで綿及び羊毛繊維が好ましい。
更に、無機繊維の具体例としては、ガラス繊維、炭素繊維及び金属繊維等が挙げられる。これらの繊維は1種のみ使用してもよいが2種以上を併用してもよい。
このボール基体に含有される繊維の形態は特に限定されない。繊維自身、フィラメント(モノフィラメント及びマルチフィラメントの両方を含む)、及び糸等が挙げられる。本発明における繊維には、これらの繊維自身、フィラメント及び糸等を含む。これらのうちで糸が好ましく用いられる。
この繊維の長さは特に限定されないが、好ましくは5〜50mm、より好ましくは7〜30mm、更に好ましくは10〜15mmである。繊維のうちで、長繊維、フィラメント及び糸等の長尺のものは通常切断等されて上記範囲の長さのものが使用される。上記長さの範囲であるとボール基体の強度が増し、耐衝撃性が大きくなり、ボーリング用ボールの外皮層の亀裂の発生が少なくなる。
更にこれらの繊維の太さも制限されない。これらの繊維が紡糸である場合は好ましくは10〜500テックス(テックスは長さ1000mあたりのグラム質量を表す)、より好ましくは20〜150テックス、更に好ましくは30〜100テックスである。
また、この繊維の含有量も特に限定されない。ボール基体を100質量%とした場合に好ましくは1〜50質量%、より好ましくは2〜40質量%、更に好ましくは3〜30質量%である。
上記ボール基体は、外皮層に亀裂又は疵等を有する従来型のボール基体と外皮層のみからなるボーリング用ボール(以下「疵付きボーリング用ボール」ともいう)の外皮層の一部又は全部を削除したものとすることができる。ボーリング用ボールは単一の合成樹脂素材で構成されていないため、廃棄後にこれを溶かして素材として再利用することが困難であり、資源の循環利用に適しない。
従って、この疵付きボーリング用ボールの外皮層を削除して、該亀裂等を消滅させたものをボール基体として用いることは、資源及び環境保護の観点から好ましい。
また、必ずしも外皮層の全てを削除する必要はなく、亀裂等がなくなるまで球状に外皮層を研削したものをボール基体(この場合はボール基体は2層構造となる)として用い、これに繊維層を被覆し、この繊維層を被覆する外皮層を備えることができる。
更に、このボール基体に、ボールの重さを調整するため及び回転を調整する等の目的のために種々のものを加えることができる。例えば、ボール基体の中心部付近に比重の大きい樹脂球、セラミックス及びガラス等を用いることができる。
また、ボール基体の形状は特に限定されないが、通常は球状である。また、このボール基体の直径は特に限定はない。強化ボーリング用ボールの直径、繊維層の厚さ、被覆層の厚さから決定される。例えば、5ポンド用のボールでは、好ましくは150〜200mm、より好ましくは160〜190mmである。
本発明の強化ボーリング用ボールは、ボール基体を被覆する繊維層を備える。ボール基体に繊維層が被覆されている場合は、この繊維層を被覆する外皮層の樹脂が繊維層に含浸して、繊維層と外皮層とが強固に接着されて、外皮層の亀裂等の発生を抑制することができる。
このボール基体を被覆する繊維層を構成する繊維の材質は特に限定されない。例えば、合成繊維、天然繊維及び無機繊維が挙げられる。これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。これらのうちで合成繊維及び天然繊維が好ましい。
この合成繊維の具体例としては、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン等のポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン等からなる繊維が挙げられる。これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。これらのうちでポリアミド及びポリエステルからなる繊維が好ましい。
また、天然繊維としては綿、麻、羊毛繊維、しゅろ繊維及びココヤシ繊維等が挙げられる。これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。これらのうちで、綿、麻、羊毛繊維が好ましい。
更に、無機繊維の具体例としては、ガラス繊維、炭素繊維及び金属繊維が挙げられる。これらの繊維を1種又は2種以上併用することもできる。
この繊維層を構成する繊維の形態は特に限定されない。例えば、繊維自身、ステープル、フィラメント、これらを紡糸した糸、編み織物、織布、不織布及びフェルト等が挙げられる。また、この繊維層には網状体からなるものを含む。これらの1種のみ使用してもよいが2種以上を併用することができる。これらのうちで編み織物、織布及び不織布が好ましく用いられる。また、これらの繊維は市販のものを使用できる。
編み織物とは、糸を湾曲させた形状のループをよこ方向又はたて方向に連絡させた布地をいう。例えば、軍手用生地、メリヤス生地及びセーター生地等が挙げられる。また、織布とはタテ糸とヨコ糸を交差させ作った布地をいう。この織布としては例えば天然繊維の織布及び合成繊維の織布が挙げられる。また、不織布とは織ったり、編んだりすることなく繊維同士を結合させたものを言う。この不織布としては、例えば天然繊維、合成繊維の不織布、ガラス繊維及びカーボン繊維等の無機繊維で作られる不織布等が挙げられる。また、フェルトとは、羊毛等を湿気、熱及び圧力を加えて縮絨したものである。
上記繊維層はボール基体の表面に上記繊維が接着され、被覆されてなることが好ましい。また、接着することなく例えば、袋等の形態の繊維でボール基体を包む等をすることもできる。ボール基体と繊維とを接着する接着剤は両者を接着できれば材質は特に限定されない。一般には合成樹脂接着剤が用いられる。例えば、熱可塑性樹脂接着剤、熱硬化性樹脂接着剤及びゴム接着剤が使用される。熱可塑性樹脂接着剤としては、酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、ポリビニルアセタール系、塩化ビニル系、アクリル系、ポリアミド系、ポリエチレン系及びセルロース系等の接着剤が使用される。相溶性があれば2種以上を併用することができる。
また、熱硬化性樹脂接着剤としてはユリア系、メラミン系、フェノール系、エポキシ系、ポリエステル系、ポリウレタン系及びポリイミド系樹脂等の接着剤が挙げられる。これらのうち相溶性があれば、2種以上を併用することができる。更に、ゴム接着剤としてはクロロプレン系、ニトリルゴム系、スチレンゴム系、ポリサルファイド系ゴム、ブチルゴム系及びシリコンゴム系等の接着剤が挙げられる。これらのうち、相溶性があれば2種以上を併用することができる。上記の接着剤のうちでウレタン系接着剤が好ましく用いられる。
図2及び図3に示すように、繊維層は必要に応じて、この繊維層の上に更に他の繊維層(上記繊維層の材質と同一でもよいし、異なった材質でもよい)を積層することができる。又、この内側の繊維層と外側の繊維層の間に樹脂層を介して離れた態様の繊維層とすることができる(図示せず)。繊維層を積層することにより、ボーリング用ボールの外皮層に亀裂の発生が少なくなる。即ち要求される強度により複数の層を積層することができる。通常は1層又は2層である。1層又は2層で外皮層の亀裂の発生は充分に抑制できる。この複数の層は異なる種類の繊維で構成することができる。例えば、図2において1層目の繊維層121に綿布を使用し、2層目の繊維層12には編み織物を使用することができる。
この繊維層の厚さは特に制限されない。ボールに要求される強度により適宜選択できる。通常は0.1〜1.2mm、好ましくは0.2〜1mm、より好ましくは0.3〜0.8mmである。
本発明の強化ボーリング用ボールの外皮層の材質は、特に限定されず公知のものを使用することができる。例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、エラストマー及びゴム等が使用される。熱硬化性樹脂としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂及びメラミン樹脂等が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、オレフィン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリレート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリロニトリル系樹脂及びナイロン系樹脂等が挙げられる。更に、エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー及びジエン系エラストマー(1,2−ポリブタジエン等)等が挙げられる。更に、ゴムとしてはエボナイト等が挙げられる。これらのうちでウレタン樹脂が好ましく用いられる。
この外皮層には、種々のものを含有させることができる。例えば、繊維、コルク粉、プラスチック粉、木粉及びゴム粉等が挙げられる。これらのものは1種のみ用いてもよいが2種以上を併用してもよい。これらのうちで、ボールの外皮層の亀裂の発生を抑制するために、繊維が好ましく用いられる。この繊維の材質、形態及び長さ等は特に制限されない。例えば材質は、合成樹脂繊維、天然繊維及び無機繊維等が挙げられる。また、繊維の形態としては、繊維自身、フィラメント、モノヒラメント、及び糸等が挙げられる。これらのうちでポリエステル及びナイロン等のモノフィラメント、綿及び羊毛等のモノフィラメント並びに炭素及びガラスのモノフィラメントが好ましい。この繊維の径は好ましくは1〜500μm、より好ましくは10〜250μmである。長さは好ましくは1〜20mm、より好ましくは2〜15mmである。また、この繊維の含有量は外皮層を100質量%とした場合に、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましくは1〜8質量%である。上記範囲であるとボールの外皮層の亀裂の発生が少なくなると共に、外皮層の表面仕上がりが美しい。
この外皮層の厚さは特に限定されない。強化ボーリング用ボールの径、ボール基体の径及び繊維層の厚さから決定される。外皮層の厚さは好ましくは5〜40mm、より好ましくは10〜35、より好ましくは15〜30である。
本願発明の強化ボーリング用ボールを構成するボール基体、繊維層及び外皮層の合計質量は好ましくは1.36〜3.36kg(3〜8ポンド)、より好ましくは1.82〜3.18kg(4〜7ポンド)、更に好ましくは1.82〜2.72kg(4〜6ポンド)である。従来は上記範囲のボーリング用ボールは、軽量化を図るために、通常発泡樹脂から構成されるボール基体と外皮層とからのみ構成されているために、亀裂等の発生が多発していた。本願発明を軽量ボーリング用ボールに適用するとこの亀裂等の発生が抑制される。
本願発明の強化ボーリング用ボールの表面硬度は、23℃において、デユロメーターDの硬度計により測定した場合の表面硬度が、好ましくは50〜60度、より好ましくは51〜59度、更に好ましくは52〜58度である。軽量ボーリング用ボールについては、表面硬度が上記範囲であると、破損しにくい。通常ボーリング用ボールの上記硬度は72以上である。この硬度の調整方法は特に限定されない。公知の方法を使用できる。例えば樹脂の重合度、架橋率等の調整により所望の硬度を得ることができる。
本発明の強化ボーリング用ボールは、前記ボール基体、繊維層及び外皮層を備えるが、これら以外に、他の部材等を内設することができる。例えば、このボールの製造時に繊維層が被覆されたボール基体に外皮層を被覆するために、金型キャビティーの中央にボール基体を支持するために使用した支持部材及び釣支部材等の一部又は全部を内設することができる(図7参照)。
[2]ボール基体に繊維を含有する強化ボーリング用ボール
他の本発明の強化ボーリング用ボールは、ボール基体、及び外皮層を備え、このボール基体は繊維を含有する(図6参照)。
このボール基体の材質、形状、及び径等は特に限定されない。前記した繊維層を備える強化ボーリング用ボールのボール基体に使用したものをそのまま適用できる。
このボール基体に含有される繊維は特に限定されない。この繊維の材質、形態、長さ、径
及び含有量は、前記した繊維層を備える強化ボーリング用ボールのボール基体に使用したものをそのまま適用できる。
上記繊維の材質の中で、特に木綿、麻、羊毛及び絹が好ましく用いられる。
上記繊維は、リサイクル品が好ましく用いられる。この繊維のリサイクル品の形態は、木綿糸屑、麻の糸屑、羊毛糸屑、及び絹の糸屑リサイクル品が好ましく用いられる。これらのリサイクル品を使用した場合は、資源の有効活用になり、安価であるうえに、新たに製造した木綿糸等と同様の効果があるためである。
上記外皮層は特に限定されない。外皮層の材質、形状、大きさ及び重量及び他の含有物は前記繊維層を備える強化ボーリング用ボールのものをそのまま適用できる。
特に、上記ボール基体は、発泡ポリウレタン樹脂より構成され、且つ上記外皮層がポリウレタン樹脂より構成される強化ボーリング用ボールが好ましい。このボール基体を構成する発泡ポリウレタンの気泡は独立泡であることが好ましい。独立泡であると、ボーリングボールの軽量化が、用意であり且つ強度も大きくすることができる。
また、この強化ボーリング用ボールの表面硬度は50〜60度であることが好ましい。
[3]強化ボーリング用ボールの製造方法
本発明の強化ボーリング用ボールの製造方法は特に限定されないが、本願の製造方法は主に以下の方法による。
(1)ボール基体の作製
ボール基体は、前述した樹脂等の原料を所定の大きさのボール基体用金型に注入する。ボール基体に繊維を含有させる場合は、ボール基体用金型へ注入前に、原料樹脂に繊維を混合することができる。金型に注入後好ましくは12時間以上、より好ましくは13時間以上熟成する。
ボール基体と外皮層のみからなる従来型の疵付きボールを再生して、このボール基体を作成する場合は、外皮層の一部又は全部を削除してボール基体とすることができる。また、上記疵付きボールの外皮層を全部削除することなく亀裂等がなくなるまで、球状に研削したものをボール基体として用いることもできる。
(2)繊維層の作製
金型からとり出したボール基体を必要に応じて研磨等の表面処理をして、前記詳述した編み織物等の繊維をこのボール基体の全面を均一に被覆する(図1参照)。通常はこの編み織物等の繊維をボール基体に接着剤を用いて接着する。必要に応じて、更に他の繊維層を積層することができる(図2及び3参照)。繊維及び接着剤は前記詳述したものが適用できる。
(3)外皮層の作製
以下に、繊維層が被覆された基体上に、外皮層を作成する方法を述べるが、繊維層が被覆されていない基体上に、外皮層を作成する方法も同様とすることができる。
図4に示すように、繊維層12が被覆されたボール基体13に、中心に向けて好ましくは直径5〜20mm、深さ20〜100mmの支持棒挿入穴131を設ける。
該支持棒挿入穴131に、ポリウレタン等の樹脂製であって、支持棒挿入穴131と同程度の直径である支持棒を、支持棒挿入穴131に嵌合し、固定する。この支持棒の固定は接着剤を使用することが好ましい。この支持棒はボール基体13の表面から好ましくは10〜50mm程度突出させる。
支持棒5の長さは、上型7と下型6により形成される球状キャビティの半径と、上記ボール基体13の半径、繊維層の厚さ及び下型6の支持棒固定孔61の下型6の内面からの深さから決定される。
所定の長さに調節された支持棒5を、図5に示すように、下型6の支持棒固定孔61に固定し、下型6上に繊維層で被覆されたボール基体13を支持する。その後、上型7を下型6と組み合わせる。ボール基体13は、図5に示すように、上型7と下型6により形成される球状キャビティの中心に支持される。
下型6の最下部近辺にある樹脂注入口62から球状キャビティへ、外皮層となる樹脂原料を、所定量だけ注入する。球状キャビティへの上記樹脂原料の注入は下型6の最下部近辺から行われ、球状キャビティ内の空気は上型7のエア抜き穴71から排出されるため、注入される樹脂に空気が混入するのを防止することができる。注入樹脂が、熱硬化性樹脂である場合は、金型内の温度を好ましくは105〜120℃、より好ましくは108〜115℃とし、硬化時間は好ましくは80〜140分、より好ましくは110〜130分とする。
冷却後、上型7及び下型6を除去すると、外皮層11を有する球体が得られる。この得られた球体を上記温度で好ましくは、10〜15時間、より好ましくは11〜14時間熟成する。
この球体には、支持棒5の支持棒固定孔61との嵌合部分並びに樹脂注入口62及びエア抜き穴71部分等の樹脂材料が固化した突起が、球体表面から突出している。それらの突起部分を除去し、研磨して、強化ボーリング用ボールを得る(図7参照)。得られた強化ボーリング用ボールは、上記支持棒の一部51を内設する。
(4)破損強化ボーリング用ボールの修復
更に、本願発明の強化ボーリング用ボールの外皮層に亀裂及び傷等が発生した場合、外皮層の全部又は一部を亀裂等がなくなるまで削除して、上記方法を用いて、これに繊維層及び外皮層で被覆することができる。また、外皮層及び繊維層の全部又は一部を削除して、上記方法を用いて、これに繊維層及び外皮層で被覆することができる。
以下実施例に基づいて本発明を説明する。
(1)実施例1(繊維層を備える強化ボーリング用ボール)
A液としてスクロール系ポリエーテルポリオール(OHV450)100質量部、蒸留水1質量部、アミン触媒(ジメチルシクロヘキシルアミン)1.5質量部およびシリコン整泡剤0.5質量部、B液としてポリメリックMDI(イソシアネートインデックス105)を準備した。
市販の木綿糸くずを長さ3mmに裁断した。この木綿糸くずをボール基体100質量%とした場合に5質量%になるようにA液に加えて攪拌機で攪拌した。その後上記A液及びB液を混合ノズルを用いて2.27kg(5ポンド)用の球状のキャビティー内に注入した。室温で12時間熟生した後、型から取り出してボール基体を作製した。このボール基体の直径は210mmであった。
その後、このボール基体に市販の厚さ0.5mmの軍手用ポリエステル編み織物生地をウレタン系接着剤でボール基体の全面を被覆するように接着した。
その後、図4に示すように、繊維層12で被覆されたボール基体13に、中心に向けて直径10mm、深さ50mm支持棒挿入穴131を設けた。
該支持棒挿入穴131に、直径10mm、長さ100mmのポリウレタン樹脂製の支持棒5を差し込み、接着剤で固定した。
この支持棒5を、図4(尚、図には含有する糸屑の表示を省略してある。図5及び図7も同様である)に示すように、下型6の支持棒固定孔61に固定し、下型6上にボール基体13を支持した。その後、上型7を下型6と組み合わせる。繊維層で被覆されたボール基体13は、図5に示すように、上型7と下型6により形成される球状キャビティの中心に支持した。この外皮層の厚さは20mmであった。
下型6の最下部近辺にある樹脂注入口62から球状キャビティへポリエステルトリオール150質量部、粗MDI100質量部及びジブチルスズラウレ−ト0.2質量部を混合して注入口62より注入した。その後モウルド内の温度を110℃として2時間硬化させた。
次いで、モウルドを冷却して、成形物を取り出して110℃で10時間熟成した。その後、外皮層状に形成された注入口等の突起部分をカットして、外皮層を研磨して、強化ボーリング用ボールを得て試料1とした(図7参照)。
(2)実施例2(繊維層を備える強化ボーリング用ボール)
ボール基体に繊維を含有しないボーリング用ボールであって、外皮層の表面に亀裂を有する5ポンドボーリング用ボールの外皮層を削除して、亀裂をなくしたものをボール基体としたこと以外は実施例1と同一にして試料2を得た。
(3)実施例3(繊維層を備えず、ボール基体に繊維を含有する強化ボーリング用ボール)
ボール基体に繊維層を被覆しないこと以外は、実施例1と同様にして試料3を得た(図6参照)。
(4)比較例1
ボール基体に木綿糸屑を含有させないこと及びボール基体に繊維層を被覆しないこと以外は実施例1と同様にして、試料4を得た。
(5)強度テスト1
ボーリング用ボールを2mの高さから、厚さ150mmの鉄板上に落下させて、外皮層の損傷を調べた。
(a)実施例1の試料1は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。
(b)実施例2の試料2は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。
(c)実施例3の試料3は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。(d)比較例1の試料4は、3回落下させた結果、深さ23mm、長さ93mmの亀裂が1個生じた。
(6)強度テスト2
ボーリングボールを3mの高さから厚さ150mmの鉄板上に落下させて、外皮層の損傷を調べた。
(a)実施例1の試料1は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。
(b)実施例2の試料2は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。
(c)実施例3の試料3は、12回落下させた結果、深さ18mm、長さ102mmの亀裂が1個生じた。
(d)比較例1の試料4は、2回落下させた結果、深さ18mm、長さ65mmの亀裂が1個生じた。
(7)強度テスト3
ボーリングボールを5mの高さから厚さ150mmの鉄板上に落下させて、外皮層の損傷を調べた。
(a)実施例1の試料1は、20回落下させた結果、亀裂及び傷の発生は見られなかった。
(b)実施例2の試料2は、8回落下させた結果、深さ15mm、長さ73mmの亀裂が1個生じた。
(c)実施例3の試料3は、1回落下させた結果、深さ20mm、長さ93mmの亀裂が1個生じた。
(d)比較例1の試料4は、1回落下させた結果、深さ20mm、長さ125mmの亀裂と深さ16mm、長さ160mmの亀裂の合計2個の亀裂が生じた。
(8)実施例の効果
上記強化テストの結果から以下のことがわかる。ボール基体に繊維を含有し、且つ繊維層を有するもの(試料1)は、いかなる強度テストにおいても、亀裂が生じることなく非常に強度が大きいことがわかる。また、繊維層を有するもの (試料2)は、繊維層を有さないもの(試料3及び試料4)に比較して強度がおおきい。従って、一旦外皮層に亀裂が生じたボーリング用ボールから亀裂を削除して得られる基体を使用する場合であっても、繊維層を備えることにより、従来にない強度の大きい再生ボーリング用ボールを得ることができる。
更に、ボール基体に繊維を含有し、繊維層を有さないもの(試料3)は、ボール基体に繊維を含有せず、且つ繊維層を有さないもの(試料4;比較例)に比べて強度がおおきい。
本発明は、強化ボーリング用ボールの製造に広く利用される。特に軽量ボーリング用ボールに好適に利用できる。
繊維層が1層である本発明の強化ボーリング用ボールの断面図である。 繊維層が2層である本発明の強化ボーリング用ボールの断面図である。 繊維層が3層である本発明の強化ボーリング用ボールの断面図である。 支持棒を介してボール基体を下型上に支持配置した状態を示す説明図である。 下型及び上型により形成される球状キャビティーの中央に、ボール基体を支持配置した状態を示す説明図である。 繊維層を備えず、ボール基体に繊維を含有する本発明の強化ボーリング用ボールの断面図である。 支持棒の一部を備える強化ボーリング用ボールの断面図である
符号の説明
1;強化ボーリング用ボール、11;ボールの外皮層、12、121、123;ボールの繊維層、13;ボール基体、131;支持棒挿入穴、132;繊維、5;支持棒、51;支持棒の一部、6;下型、61;支持棒固定孔、62;樹脂注入口、7;上型、71;エア抜き穴

Claims (14)

  1. ボール基体、該ボール基体を被覆する繊維層及び該繊維層を被覆する外皮層を備えることを特徴とする強化ボーリング用ボール。
  2. 上記ボール基体は、発泡ポリウレタン樹脂より構成される請求項1に記載の強化ボーリング用ボール。
  3. 上記ボール基体は、繊維を含有する請求項1又は2記載の強化ボーリング用ボール。
  4. 上記繊維層が、編み織物、織布及び不織布の少なくとも1種で構成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の強化ボーリング用ボール。
  5. 上記外皮層がポリウレタン樹脂より構成される請求項1乃至4のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  6. 上記ボール基体が、亀裂を有するボーリング用ボールの外皮層を削除して該亀裂を消滅せしめたものである請求項1乃至5のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  7. 上記ボール基体、上記繊維層及び上記外皮層の合計質量が1.36〜3.36kgである請求項1乃至6のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  8. 表面硬度が50〜60度である請求項1乃至7のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  9. ボール基体、及び該ボール基体を被覆する外皮層を備えるボーリング用ボールであって、該ボール基体は繊維を含有することを特徴とする強化ボーリング用ボール。
  10. 上記繊維は、木綿、麻、羊毛、及び絹の繊維の群から選ばれる少なくとも1種である請求項9記載の強化ボーリング用ボール。
  11. 上記繊維がリサイクル品である請求項9又は10記載の強化ボーリング用ボール。
  12. 上記ボール基体は、発泡ポリウレタン樹脂より構成され、上記外皮層がポリウレタン樹脂より構成される請求項9乃至11のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  13. 表面硬度が50〜60度である請求項9乃至12のいずれかに記載の強化ボーリング用ボール。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の強化ボーリング用ボールの製造方法であって、該ボール基体に支持棒挿入穴を形成する工程と、該支持棒挿入穴に該ボール基体を支持するための支持棒を挿入するとともに、該支持棒を支持する支持棒固定孔を備える下型及びエア抜き孔を備える上型により形成される球状キャビティの中央に、該ボール基体を該支持棒を介して支持配置する工程と、上記上下型内に樹脂原料を注入し、硬化させる工程とを備えることを特徴とする強化ボーリング用ボールの製造方法。
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