JP2005144798A - ファイルや紙類の出し入れが容易なl字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶着線が破れ難くファイルの出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法を提供する。
【解決手段】ブロー成型したプラスチックフィルムをロール状に巻き、該袋状となったプラスティックフィルムの正面を線A、Aに沿って切り取り、更にヒートプレスにより溶着線11、111により袋状に溶着し、強化溶着線13,131を形成する。該ロールからこれを切り離すことで半製品の一対のファイルホルダ10とし、該一対のファイルホルダ10の縦向きの溶着線11,111には、袋口に最も接近した個所に約5cmの未溶着個所を残すことで該ファイルホルダ10袋口12にL字型に開口する開口部121を形成してファイルの出し入れの便を向上し、また、中央の一枚のシートによって表紙に溶着して製本をすることにより、より多くのホルダを設けることが出来る。
【選択図】 図7
【解決手段】ブロー成型したプラスチックフィルムをロール状に巻き、該袋状となったプラスティックフィルムの正面を線A、Aに沿って切り取り、更にヒートプレスにより溶着線11、111により袋状に溶着し、強化溶着線13,131を形成する。該ロールからこれを切り離すことで半製品の一対のファイルホルダ10とし、該一対のファイルホルダ10の縦向きの溶着線11,111には、袋口に最も接近した個所に約5cmの未溶着個所を残すことで該ファイルホルダ10袋口12にL字型に開口する開口部121を形成してファイルの出し入れの便を向上し、また、中央の一枚のシートによって表紙に溶着して製本をすることにより、より多くのホルダを設けることが出来る。
【選択図】 図7
Description
本発明はファイルや紙類の出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法に係り、特にP.P(ポリプロピレン)やP.E(ポリエチレン)などのプラスティック材質に対し、ブロー成型を行い、これをロール状に巻いたものに対し裁断と溶着を施すことで製造を容易にし、同時に各ホルダにはそれぞれL字型開口部を設けることにより、完成したホルダに紙やファイルを出し入れする際に出し入れが容易且つ破れにくい効果をもたらすL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法に関わる。
従来の技術として、ファイルの保存や整理に便利で本のようにめくってファイルを見ることのできる「クリアホルダ」とよばれる透明なプラスティックによるファイルホルダがあり、これは多数の該クリアホルダが一冊に装丁されていることで本のような構造を呈しているものである。
上述における製造方法を詳細に説明すると、先ずプラスティック材質のフィルムの片側を上向きに、もう片側を下向きに折り、更にヒートプレス方式により溶着を行うことで、二つの独立した袋状のホルダを形成するが、上下両側のホルダが重なる位置には一定の厚みができている。
上述における製造方法を詳細に説明すると、先ずプラスティック材質のフィルムの片側を上向きに、もう片側を下向きに折り、更にヒートプレス方式により溶着を行うことで、二つの独立した袋状のホルダを形成するが、上下両側のホルダが重なる位置には一定の厚みができている。
上述の製法によると、各ホルダの構造中に一定の厚みが形成されることより、該ホルダを幾層にも重ねることで更に厚みが増し、これを表紙とともに溶着して装丁すると、厚さが原因となって溶着し難く、結果として溶着不良が発生し易い。また完成したホルダにおいて、特に厚みのあるものや幅の広いファイルなどを該ホルダから出し入れしようと袋口を開くと、出し入れが不便であったり、該ホルダの袋口から溶着線が破れやすいといった欠点もある。
そこで上述の欠点に鑑み、溶着線が破れ難くファイルの出し入れが容易な本発明のファイルや紙類の出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法を提供する。
そこで上述の欠点に鑑み、溶着線が破れ難くファイルの出し入れが容易な本発明のファイルや紙類の出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法を提供する。
P.PやP.Eなどのプラスティック材質をブロー成型したものをロール状に巻き、これを引っ張った後に定位及び裁断するが、先ず該袋状となったプラスティックフィルムの正面を縦方向にブレードで約1.5cm幅切り取ると同時に背面にもブレードにより一本の切り込みを入れ、更にヒートプレスにより縦三本と下部二本の溶着線を付け、該ロールからこれを切り離すことで半製品の一対のファイルホルダが完成するが、尚該一対のファイルホルダの縦向きの溶着線には、ファイルの出し入れを容易にするべく、袋口に最も接近した個所に約5cmの未溶着個所を残すことで該ファイルホルダの袋口に開口部を設けると同時に、該未溶着個所に最も接近した溶着線末端個所には更に強化溶着点を設けて溶着線から起こり易い破れに対する強化を図る。
本発明によると、直接プラスティック材質をブロー成型したものがロール状に巻かれ、これが裁断及び溶着作業を経ることにより完成品となるため、製造工程が簡易化されたと同時にコストが下げられ、更に完成したファイルホルダにはそれぞれL字型開口部を具有することから、使用時に破れ難くファイルの出し入れが容易であるなどの目的も達成された。
図1から図8の各図に示すように、本発明における製造方法における手順は、先ず手順一としてプラスティックフィルム(P.PやP.Eなど)を材料としてブロー成型により袋状にし、これをロール状に巻き、該ロール状に巻かれた材料を引っ張って定位し、裁断するための準備を行う。
次に手順二として、上述のごとく二枚のブレードにより、定位した後に該袋状のプラスティックフィルムの正面部分のみを約1.5cm幅切り取り、同時に該袋状のプラスティックフィルムの背面部分にも一本の切り込みを入れる。図3,4中に示すように、二本の実線Aは幅約1.5cmで切り取られた部分を示す線であり、つまり該ロール状に巻かれた袋状のプラスティックフィルムの中央には、表紙と溶着される区域となる一枚のフィルムの区域が残される。
この点を公知の方法と比較すると、ファイルホルダと表紙とを一体にするべく超音波溶着加工を行うとき、該プラスティックフィルムと表紙とを溶着する区域は、従来の半分の量のフィルムで済み、つまり製品にするべく多数のプラスティックフィルムを重ねて表紙と一体にする際、従来と同じ厚さのフィルムと表紙との溶着を行うことで、従来の二倍の量のホルダを溶着できることになる。
この点を公知の方法と比較すると、ファイルホルダと表紙とを一体にするべく超音波溶着加工を行うとき、該プラスティックフィルムと表紙とを溶着する区域は、従来の半分の量のフィルムで済み、つまり製品にするべく多数のプラスティックフィルムを重ねて表紙と一体にする際、従来と同じ厚さのフィルムと表紙との溶着を行うことで、従来の二倍の量のホルダを溶着できることになる。
また破線部分Bは背面に入れられた一本の切り込みを表すが、該切り込みの後段部に切り込みが入れられる際には、実際には前段はすでにヒートプレスの段階に入っている。手順三として、上述のごとく裁断された後の袋状を呈したフィルムに対し、図5に示すように、縦に三本と下部に二本のヒートプレスを行い、同時にもう一つのブレードによって該ロールより切り離す。
図5から図7に示すように、両側の縦の該溶着線11,111はフィルムを二つの袋に分けると同時にその上部に約5cmの溶着されない個所である袋口12を残しており、該溶着線11,111の末端、即ち該袋口12付近に強化溶着ポイント13,131が設けられ、こうすることにより図7に示すように左側開口部121が形成されるため、該左側開口部121の開きを利用し、ファイルや紙類を袋口12より出し入れする。中間に設けられている溶着線14は、両サイドの二つのホルダを結合させ、定位や切断の過程で離れないようにしている。上述の該左側開口部121により、開口部全体はL字型となって大幅に該袋口12の開き幅が増加され、ファイル30の出し入れが便利になったほか、該溶着線11,111の末端に設けられた該強化溶着ポイント13,131の設置により、ホルダ10をめくったり開いたりする際に力がかかっても破れ難い構造となっている。
図5から図7に示すように、両側の縦の該溶着線11,111はフィルムを二つの袋に分けると同時にその上部に約5cmの溶着されない個所である袋口12を残しており、該溶着線11,111の末端、即ち該袋口12付近に強化溶着ポイント13,131が設けられ、こうすることにより図7に示すように左側開口部121が形成されるため、該左側開口部121の開きを利用し、ファイルや紙類を袋口12より出し入れする。中間に設けられている溶着線14は、両サイドの二つのホルダを結合させ、定位や切断の過程で離れないようにしている。上述の該左側開口部121により、開口部全体はL字型となって大幅に該袋口12の開き幅が増加され、ファイル30の出し入れが便利になったほか、該溶着線11,111の末端に設けられた該強化溶着ポイント13,131の設置により、ホルダ10をめくったり開いたりする際に力がかかっても破れ難い構造となっている。
最後の手順として、L字型開口部を具有するファイルホルダ10を複数重ね、表紙20と合わせた後、超音波を利用して該L字型開口部を具有するファイルホルダ10中間個所に合わせて該表紙20と共に溶着して(図8参照)本発明が完成する。
図9,10に示すように、本発明を使用する際、該L字型開口部を具有するファイルホルダ10の上部袋口12には約5cmの溶着されていない部分による左側開口部121が残されていること、ならびに該袋口12に最も近い個所の該溶着線11,111上には更に強化溶着点13,131が設けられていることより、該ホルダ10の袋口12は該左側開口部121を少しめくり、ファイル30を該袋口12より出し入れし易く、且つ該強化溶着点13,131の構造により、やや強い力がかかっても破れにくくなっている。また該ファイル30の幅と該ファイルホルダ10の幅とが殆ど等しい場合にも、該左側開口部121の構造により該ホルダ30が該溶着線11,111より破れ難くなっている。
A 実線部分
B 破線部分
10 L字型開口部を具有するファイルホルダ
11,111 溶着線
12 袋口
121 左側開口部
13,131 強化溶着点
14 中間の溶着線
20 表紙
30 ファイル
B 破線部分
10 L字型開口部を具有するファイルホルダ
11,111 溶着線
12 袋口
121 左側開口部
13,131 強化溶着点
14 中間の溶着線
20 表紙
30 ファイル
Claims (2)
- ブロー成型により形成したP.PやP.Eなどのプラスティック製袋状フィルムをロール状に巻き、引っ張って定位した後に裁断を行うファイルホルダの製造方法において、
該プラスティック袋正面側を縦向きに約1.5cm幅でプラスティックフィルムを切り取り、背面にも同時にブレードにより立て向きに一本の切り込みを入れ、更にヒートプレスにより三本の縦線と下部の二本の横線の溶着線を形成して該溶着線により形成された一対のファイルホルダを切り離し、
該半製品ファイルホルダの複数と外表紙とを重ね合わせ、超音波溶着により該ファイルホルダの中間位置にて溶着して該ファイルホルダと該外表紙とを一体にし、完成品とすることを特徴とするファイルや紙類の出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法。 - 該ヒートプレス溶着構造において該ロール状のプラスティック袋に対し縦方向に三本、及び下部に二本のヒートプレスを行う際に、
該ホルダの縦向きの溶着線の内、両脇の二本の溶着線には袋口に隣接する個所に約5cmの未溶着個所を残すことで該袋口付近にL字型開口部を形成し、ファイルを出し入れする際に、該L字型開口部をめくることにより、該袋口に適度な開きを与え、出し入れを行い易くすることを特徴とする請求項1記載のファイルや紙類の出し入れが容易なL字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003383676A JP2005144798A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | ファイルや紙類の出し入れが容易なl字型開口部を具有するファイルホルダの製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102602191A (zh) * | 2011-01-21 | 2012-07-25 | 国誉株式会社 | 文件夹 |
JP2020040305A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 株式会社リヒトラブ | 書類ホルダ及び書類ホルダの製造方法 |
US20230331026A1 (en) * | 2022-04-19 | 2023-10-19 | Ming-Han Wu | Folding structure for a plastic plural-sheet stationary |
-
2003
- 2003-11-13 JP JP2003383676A patent/JP2005144798A/ja active Pending
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