JP2005019539A - 希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザ - Google Patents
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Abstract
【課題】励起効率に優れ、光ファイバレーザの小型化を可能とする希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザを提供する。
【解決手段】希土類元素が添加された石英ガラスからなる中心コア11および外側コア12と、中心コア11および外側コア12の周囲に設けられ、これらよりも屈折率の低い材料からなる内側クラッド13と、内側クラッド13の周囲に設けられ、これよりも屈折率の低い材料からなる外側クラッド14とを有する希土類添加ファイバ10を提供する。中心コア11および外側コア12のうち少なくとも1つを、内側クラッド13における希土類添加ファイバ10の中心からの距離が内側クラッド13の半径の0.71倍以上の領域に配置する。希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】希土類元素が添加された石英ガラスからなる中心コア11および外側コア12と、中心コア11および外側コア12の周囲に設けられ、これらよりも屈折率の低い材料からなる内側クラッド13と、内側クラッド13の周囲に設けられ、これよりも屈折率の低い材料からなる外側クラッド14とを有する希土類添加ファイバ10を提供する。中心コア11および外側コア12のうち少なくとも1つを、内側クラッド13における希土類添加ファイバ10の中心からの距離が内側クラッド13の半径の0.71倍以上の領域に配置する。希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバレーザに適用される希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の光ファイバレーザの構成例を示す模式図である。
図4中、符号101は励起用レーザダイオード、102は光フィルタ、103は希土類添加ファイバ、104は希土類添加ファイバ103の先端部を示している。
この光ファイバレーザでは、希土類添加ファイバ103の一方の端面には、励起用レーザダイオード101からのレーザ光を透過し、希土類添加ファイバ103からのレーザ光を反射する光フィルタ102が接続されており、この光フィルタ102には希土類添加ファイバ103にレーザ光を入射するための励起用レーザダイオード101が接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図5は、図4に示す希土類添加ファイバ103の先端部104を拡大した図であり、(a)は希土類添加ファイバ103の中心軸に沿った概略断面図、(b)は(a)のA−A線に沿った概略断面図である。
図5中、符号111は希土類添加ファイバ103からのレーザ光の一部を透過し、一部を反射する鏡、112は希土類元素が添加された希土類添加ファイバ103のコア、113はコア112よりも屈折率の低い内側クラッド、114は内側クラッド113よりも屈折率の低い外側クラッドを示している。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6、347、100号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示したように、従来の光ファイバレーザでは、1本の希土類添加ファイバ103は、コア112を1つのみ有している。一般的に、レーザ光を単一モード化するために、コア112の直径は数μm程度である。なぜならば、コア112が多モード導波路である場合、希土類添加ファイバ103を用いた光ファイバレーザも多モード発振をして、動作が不安定になるからである。
【0006】
また、コア112の直径が数μm程度であると、希土類添加ファイバ103の単位長さ当たりにおけるコアの体積も小さい。その結果、希土類添加ファイバ103の単位長さあたりにおける希土類元素の含有量も少なくなる。そのため、大きな出力の光ファイバレーザを構成するには、長尺の希土類添加ファイバ103が必要となり、光ファイバレーザに係る装置を小型化するのが難しかった。
【0007】
さらに、図6に矢印で示すように、希土類添加ファイバ103では、スキューモードと呼ばれるコア112を通過しない励起光(レーザ光)のモードが存在するため、コア112に含まれる希土類元素の励起効率が悪いという問題もあった。
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、単位長さ当たりの希土類元素の含有量が多く、励起効率に優れる希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、希土類元素が添加された石英ガラスからなる複数のコアと、該コアの周囲に設けられ、該コアよりも屈折率の低い材料からなる内側クラッドと、該内側クラッドの周囲に設けられ、該内側クラッドよりも屈折率の低い材料からなる外側クラッドとを有する希土類添加ファイバを提供する。
【0010】
上記構成の希土類添加ファイバにおいて、前記複数のコアの少なくとも1つは、前記内側クラッドにおける前記希土類添加ファイバの中心からの距離が前記内側クラッドの半径の0.71倍以上の領域に配置されていることが好ましい。
【0011】
本発明は、上記希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の希土類添加ファイバの一例を示す概略断面図である。
この例の希土類添加ファイバ10は、中心設けられた中心コア11と、この中心コア11の周囲、かつ、内側クラッド13と外側クラッド14との境界に近い側に、中心コア11と中心軸を同じくして等間隔に配置された6個の外側コア12と、中心コア11および外側コア12の周囲、かつ、中心コア11と同心円状に設けられた内側クラッド13と、内側クラッド13の周囲に設けられた外側クラッド14とから概略構成されている。
【0013】
希土類添加ファイバ10の外径は200μm〜1000μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
【0014】
中心コア11と外側コア12の外径は、2μm〜12μmである。
また、中心コア11および外側コア12は、希土類元素が1,000〜40,000ppm(重量比)程度添加された石英ガラスで形成されている。希土類元素としては、例えば、エルビウム、イットリウム、イッテルビウム、ネオジウム、ホルミウム、プラセオジムなどが用いられる。中心コア11および外側コア12は、これらの希土類元素が添加されていることにより、希土類イオンが励起光を吸収して、高エネルギー状態となり、励起光とは別の波長の光を放出できるようになる。
【0015】
内側クラッド13の外径は100μm〜600μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
また、内側クラッド13は、中心コア11および外側コア12をなす希土類が添加された石英ガラスよりも屈折率の低い材料で形成されている。中心コア11および外側コア12をなす石英系ガラスよりも屈折率の低い材料としては、例えば、フッ素添加石英ガラスがある。また、中心コアおよび外側コアに、例えばゲルマニウムなどの屈折率を上昇させるドーパントが添加されている場合は、石英ガラスがクラッド材料となり得る。
【0016】
外側クラッド14の外径は200μm〜800μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
また、外側クラッド14は、内側クラッド13をなす材料よりも屈折率の低い材料で形成されている。外側クラッド14をなす材料としては、例えば、フッ素系樹脂が挙げられる。
【0017】
なお、この例では、内側クラッド13内に、中心コア11と、この中心コア11の周囲に、中心コア11と中心軸を同じくして等間隔に配置された6個の外側コア12とが設けられた希土類添加ファイバ10を示したが、本発明の希土類添加ファイバはこれに限定されず、ファイバの中心にコアが配置されていなくてもよい。本発明の希土類添加ファイバにあっては、内側クラッド内に、複数のコアが任意の配置で設けられていればよい。
【0018】
また、この例では、希土類添加ファイバ10として、被覆層が設けられていない裸線ファイバを示したが、本発明はこれに限定されない。本発明の希土類添加ファイバは、クラッドの周囲に被覆層が設けられた光ファイバ素線または光ファイバ心線であってもよい。
【0019】
このような希土類添加ファイバを製造するには、まず、コア母材よりも屈折率の低い内側クラッド母材の所定位置に、長手方向と平行に複数の貫通穴を設け、この貫通穴内に希土類元素が添加されたコア母材を挿入して光ファイバ母材とする。次いで、この光ファイバ母材を所定の外径となるまで線引きした後、内側クラッドを形成する材料よりも屈折率の低い樹脂で被覆することにより、希土類添加ファイバを得る。
【0020】
中心コアおよび外側コアと、内側クラッドとの屈折率の差、および、内側コアおよび外側コアの直径の大きさは、希土類元素が発光する波長において、すなわちレーザ発振する波長において、個々のコアにおいて単一モード動作するように選ばれている。これにより、この希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザにおいて、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0021】
希土類添加ファイバ10は、複数の希土類元素が添加された石英ガラスからなるコアを有するから、コア全体としての体積も大きくなり、単位長さ当たりにおける希土類元素の添加量が多くなる。したがって、短尺の希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザによっても、大きな出力を得ることができるから、小型化することが可能となる。
また、希土類添加ファイバ10は、複数のコア(中心コア11および外側コア12)を有するから、コア全体としてのモードフィールド径(以下、「MFD」と略す。)が大きくなり、この希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザでは、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0022】
また、希土類添加ファイバ10は、ファイバの中心に配された中心コア11以外にも希土類元素が添加された外側コア12を有するから、励起光のスキューモードも有効に活用されるようになり、励起効率が向上する。
【0023】
ところで、光ファイバにあっては、いかなるモードの光もコアとクラッドとの境界で全反射しており、スキューモードの光も例外ではない。したがって、本発明において、内側クラッド13を導波する励起光のうち、より多くのモードの光が、外側コア12を通過するようにするためには、外側コア12は、出来る限りファイバの中心から離れた位置に配されることが望ましい。
【0024】
ここで、図2に示すように、内側クラッド13の半径をr、内側クラッド13と外側クラッド14との境界におけるスキューモードの励起光の反射角を希土類添加ファイバ10の断面に投影したときの角度をθとする。この反射角θは0〜+90°までの値を取り得る。反射角θのスキューモードは、半径がrsinθの円17の外側のみを通過する。スキューモードの半分はθ≦45°の範囲に存在している。したがって、スキューモードの半分以上を有効に利用するためには、外側コア12は、内側クラッド13における半径がrsin45°≒約0.71rの円の外側の領域、すなわち、内側クラッド13におけるファイバの中心からの距離が半径rの0.71倍以上の領域に配置されていることが好ましい。
【0025】
なお、外側クラッド12の全てが、内側クラッド13におけるファイバの中心からの距離が半径rの0.71倍以上の領域に配置されている必要はなく、少なくとも1つの外側クラッド12がこの領域内に配置されていればよい。
【0026】
さらに、複数のコア(中心コア11および外側コア12)が内側クラッド13を共有するため、1つの光源から励起光を希土類添加ファイバ10内に導入することにより、複数のコアを励起することができる。したがって、希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザによれば、従来の複数本の希土類添加ファイバを用いた高出力光ファイバレーザに比べて、励起光の導入部を減らすことが可能となり、安価に高出力の光ファイバレーザを作製することができる。
【0027】
ここで、図1に示す希土類添加ファイバ10と、図5に示した希土類添加ファイバ103とを比較する。両者の外径を125μmとし、希土類添加ファイバ10の中心コア11と外側コア12のそれぞれの直径および希土類元素添加濃度と、希土類添加ファイバ103のコア112の直径および希土類元素添加濃度とが等しいとする。このとき、希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザは、それと同じ長さの希土類添加ファイバ103を用いた光ファイバレーザの7倍の出力を得ることができる。なぜなら、希土類添加ファイバ10は、希土類添加ファイバ103と同一のコアを7つ有しているからである。
【0028】
図3は、本発明の光ファイバレーザの一例を示す模式図である。
図3中、符号21は励起用レーザダイオード、22は光フィルタ、10は希土類添加ファイバを示している。
この光ファイバレーザでは、希土類添加ファイバ10の一方の端面には、励起用レーザダイオード21からのレーザ光を透過し、希土類添加ファイバ10からのレーザ光を反射する光フィルタ22が接続されており、この光フィルタ22には希土類添加ファイバ10にレーザ光を入射するための励起用レーザダイオード21が接続されている。
【0029】
この例の光ファイバレーザは、上述の希土類添加ファイバ10を用いているから、多モード光ファイバレーザに見られる発振の不安定性がなく、動作が安定する。また、この例の光ファイバレーザによれば、大きな出力を得ることができる上に、励起効率が向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、希土類添加ファイバが、希土類元素が添加された石英ガラスからなる複数のコアを有するから、コア全体としてのMFDが大きくなり、この希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザにおいて、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0031】
また、希土類添加ファイバでは、コア全体としての体積が大きくなり、単位長さあたりにおける希土類元素の添加量も多くなるから、短尺の希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザによっても、大きな出力を得ることができるので、小型化することが可能となる。
【0032】
また、希土類添加ファイバは、ファイバの中心以外にも希土類元素が添加されたコアを有するから、励起光のスキューモードも有効に活用されるようになり、励起効率が向上する。
【0033】
さらに、複数のコアが内側クラッドを共有するため、1つの光源から励起光をファイバ内に導入することにより、複数のコアを励起することができる。したがって、本発明の希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザは、複数本の希土類添加ファイバを用いた高出力光ファイバレーザに比べて、励起光の導入部を減らすことが可能となり、安価に高出力の光ファイバレーザを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希土類添加ファイバの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の希土類添加ファイバの断面において、スキューモードを示す概略断面図である。
【図3】本発明の光ファイバレーザの一例を示す模式図である。
【図4】従来の光ファイバレーザの構成例を示す模式図である。
【図5】図3に示す希土類添加ファイバの先端部を拡大した図であり、(a)は希土類添加ファイバの中心軸に沿った概略断面図、(b)は(a)のA−A線に沿った概略断面図である。
【図6】従来の希土類添加ファイバの断面におけるスキューモードを示す模式図である。
【符号の説明】
10・・・希土類添加ファイバ、11・・・中心コア、12・・・外側コア、13・・・内側クラッド、14・・・外側クラッド、21・・・励起用レーザダイオード、22・・・光フィルタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバレーザに適用される希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の光ファイバレーザの構成例を示す模式図である。
図4中、符号101は励起用レーザダイオード、102は光フィルタ、103は希土類添加ファイバ、104は希土類添加ファイバ103の先端部を示している。
この光ファイバレーザでは、希土類添加ファイバ103の一方の端面には、励起用レーザダイオード101からのレーザ光を透過し、希土類添加ファイバ103からのレーザ光を反射する光フィルタ102が接続されており、この光フィルタ102には希土類添加ファイバ103にレーザ光を入射するための励起用レーザダイオード101が接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図5は、図4に示す希土類添加ファイバ103の先端部104を拡大した図であり、(a)は希土類添加ファイバ103の中心軸に沿った概略断面図、(b)は(a)のA−A線に沿った概略断面図である。
図5中、符号111は希土類添加ファイバ103からのレーザ光の一部を透過し、一部を反射する鏡、112は希土類元素が添加された希土類添加ファイバ103のコア、113はコア112よりも屈折率の低い内側クラッド、114は内側クラッド113よりも屈折率の低い外側クラッドを示している。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6、347、100号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示したように、従来の光ファイバレーザでは、1本の希土類添加ファイバ103は、コア112を1つのみ有している。一般的に、レーザ光を単一モード化するために、コア112の直径は数μm程度である。なぜならば、コア112が多モード導波路である場合、希土類添加ファイバ103を用いた光ファイバレーザも多モード発振をして、動作が不安定になるからである。
【0006】
また、コア112の直径が数μm程度であると、希土類添加ファイバ103の単位長さ当たりにおけるコアの体積も小さい。その結果、希土類添加ファイバ103の単位長さあたりにおける希土類元素の含有量も少なくなる。そのため、大きな出力の光ファイバレーザを構成するには、長尺の希土類添加ファイバ103が必要となり、光ファイバレーザに係る装置を小型化するのが難しかった。
【0007】
さらに、図6に矢印で示すように、希土類添加ファイバ103では、スキューモードと呼ばれるコア112を通過しない励起光(レーザ光)のモードが存在するため、コア112に含まれる希土類元素の励起効率が悪いという問題もあった。
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、単位長さ当たりの希土類元素の含有量が多く、励起効率に優れる希土類添加ファイバおよびこれを用いた光ファイバレーザを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、希土類元素が添加された石英ガラスからなる複数のコアと、該コアの周囲に設けられ、該コアよりも屈折率の低い材料からなる内側クラッドと、該内側クラッドの周囲に設けられ、該内側クラッドよりも屈折率の低い材料からなる外側クラッドとを有する希土類添加ファイバを提供する。
【0010】
上記構成の希土類添加ファイバにおいて、前記複数のコアの少なくとも1つは、前記内側クラッドにおける前記希土類添加ファイバの中心からの距離が前記内側クラッドの半径の0.71倍以上の領域に配置されていることが好ましい。
【0011】
本発明は、上記希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の希土類添加ファイバの一例を示す概略断面図である。
この例の希土類添加ファイバ10は、中心設けられた中心コア11と、この中心コア11の周囲、かつ、内側クラッド13と外側クラッド14との境界に近い側に、中心コア11と中心軸を同じくして等間隔に配置された6個の外側コア12と、中心コア11および外側コア12の周囲、かつ、中心コア11と同心円状に設けられた内側クラッド13と、内側クラッド13の周囲に設けられた外側クラッド14とから概略構成されている。
【0013】
希土類添加ファイバ10の外径は200μm〜1000μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
【0014】
中心コア11と外側コア12の外径は、2μm〜12μmである。
また、中心コア11および外側コア12は、希土類元素が1,000〜40,000ppm(重量比)程度添加された石英ガラスで形成されている。希土類元素としては、例えば、エルビウム、イットリウム、イッテルビウム、ネオジウム、ホルミウム、プラセオジムなどが用いられる。中心コア11および外側コア12は、これらの希土類元素が添加されていることにより、希土類イオンが励起光を吸収して、高エネルギー状態となり、励起光とは別の波長の光を放出できるようになる。
【0015】
内側クラッド13の外径は100μm〜600μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
また、内側クラッド13は、中心コア11および外側コア12をなす希土類が添加された石英ガラスよりも屈折率の低い材料で形成されている。中心コア11および外側コア12をなす石英系ガラスよりも屈折率の低い材料としては、例えば、フッ素添加石英ガラスがある。また、中心コアおよび外側コアに、例えばゲルマニウムなどの屈折率を上昇させるドーパントが添加されている場合は、石英ガラスがクラッド材料となり得る。
【0016】
外側クラッド14の外径は200μm〜800μmであり、内側クラッド13内に設けられる中心コア11および外側コア12の数に応じて、適宜設定される。
また、外側クラッド14は、内側クラッド13をなす材料よりも屈折率の低い材料で形成されている。外側クラッド14をなす材料としては、例えば、フッ素系樹脂が挙げられる。
【0017】
なお、この例では、内側クラッド13内に、中心コア11と、この中心コア11の周囲に、中心コア11と中心軸を同じくして等間隔に配置された6個の外側コア12とが設けられた希土類添加ファイバ10を示したが、本発明の希土類添加ファイバはこれに限定されず、ファイバの中心にコアが配置されていなくてもよい。本発明の希土類添加ファイバにあっては、内側クラッド内に、複数のコアが任意の配置で設けられていればよい。
【0018】
また、この例では、希土類添加ファイバ10として、被覆層が設けられていない裸線ファイバを示したが、本発明はこれに限定されない。本発明の希土類添加ファイバは、クラッドの周囲に被覆層が設けられた光ファイバ素線または光ファイバ心線であってもよい。
【0019】
このような希土類添加ファイバを製造するには、まず、コア母材よりも屈折率の低い内側クラッド母材の所定位置に、長手方向と平行に複数の貫通穴を設け、この貫通穴内に希土類元素が添加されたコア母材を挿入して光ファイバ母材とする。次いで、この光ファイバ母材を所定の外径となるまで線引きした後、内側クラッドを形成する材料よりも屈折率の低い樹脂で被覆することにより、希土類添加ファイバを得る。
【0020】
中心コアおよび外側コアと、内側クラッドとの屈折率の差、および、内側コアおよび外側コアの直径の大きさは、希土類元素が発光する波長において、すなわちレーザ発振する波長において、個々のコアにおいて単一モード動作するように選ばれている。これにより、この希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザにおいて、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0021】
希土類添加ファイバ10は、複数の希土類元素が添加された石英ガラスからなるコアを有するから、コア全体としての体積も大きくなり、単位長さ当たりにおける希土類元素の添加量が多くなる。したがって、短尺の希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザによっても、大きな出力を得ることができるから、小型化することが可能となる。
また、希土類添加ファイバ10は、複数のコア(中心コア11および外側コア12)を有するから、コア全体としてのモードフィールド径(以下、「MFD」と略す。)が大きくなり、この希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザでは、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0022】
また、希土類添加ファイバ10は、ファイバの中心に配された中心コア11以外にも希土類元素が添加された外側コア12を有するから、励起光のスキューモードも有効に活用されるようになり、励起効率が向上する。
【0023】
ところで、光ファイバにあっては、いかなるモードの光もコアとクラッドとの境界で全反射しており、スキューモードの光も例外ではない。したがって、本発明において、内側クラッド13を導波する励起光のうち、より多くのモードの光が、外側コア12を通過するようにするためには、外側コア12は、出来る限りファイバの中心から離れた位置に配されることが望ましい。
【0024】
ここで、図2に示すように、内側クラッド13の半径をr、内側クラッド13と外側クラッド14との境界におけるスキューモードの励起光の反射角を希土類添加ファイバ10の断面に投影したときの角度をθとする。この反射角θは0〜+90°までの値を取り得る。反射角θのスキューモードは、半径がrsinθの円17の外側のみを通過する。スキューモードの半分はθ≦45°の範囲に存在している。したがって、スキューモードの半分以上を有効に利用するためには、外側コア12は、内側クラッド13における半径がrsin45°≒約0.71rの円の外側の領域、すなわち、内側クラッド13におけるファイバの中心からの距離が半径rの0.71倍以上の領域に配置されていることが好ましい。
【0025】
なお、外側クラッド12の全てが、内側クラッド13におけるファイバの中心からの距離が半径rの0.71倍以上の領域に配置されている必要はなく、少なくとも1つの外側クラッド12がこの領域内に配置されていればよい。
【0026】
さらに、複数のコア(中心コア11および外側コア12)が内側クラッド13を共有するため、1つの光源から励起光を希土類添加ファイバ10内に導入することにより、複数のコアを励起することができる。したがって、希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザによれば、従来の複数本の希土類添加ファイバを用いた高出力光ファイバレーザに比べて、励起光の導入部を減らすことが可能となり、安価に高出力の光ファイバレーザを作製することができる。
【0027】
ここで、図1に示す希土類添加ファイバ10と、図5に示した希土類添加ファイバ103とを比較する。両者の外径を125μmとし、希土類添加ファイバ10の中心コア11と外側コア12のそれぞれの直径および希土類元素添加濃度と、希土類添加ファイバ103のコア112の直径および希土類元素添加濃度とが等しいとする。このとき、希土類添加ファイバ10を用いた光ファイバレーザは、それと同じ長さの希土類添加ファイバ103を用いた光ファイバレーザの7倍の出力を得ることができる。なぜなら、希土類添加ファイバ10は、希土類添加ファイバ103と同一のコアを7つ有しているからである。
【0028】
図3は、本発明の光ファイバレーザの一例を示す模式図である。
図3中、符号21は励起用レーザダイオード、22は光フィルタ、10は希土類添加ファイバを示している。
この光ファイバレーザでは、希土類添加ファイバ10の一方の端面には、励起用レーザダイオード21からのレーザ光を透過し、希土類添加ファイバ10からのレーザ光を反射する光フィルタ22が接続されており、この光フィルタ22には希土類添加ファイバ10にレーザ光を入射するための励起用レーザダイオード21が接続されている。
【0029】
この例の光ファイバレーザは、上述の希土類添加ファイバ10を用いているから、多モード光ファイバレーザに見られる発振の不安定性がなく、動作が安定する。また、この例の光ファイバレーザによれば、大きな出力を得ることができる上に、励起効率が向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、希土類添加ファイバが、希土類元素が添加された石英ガラスからなる複数のコアを有するから、コア全体としてのMFDが大きくなり、この希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザにおいて、発振の不安定性がなく、動作が安定する。
【0031】
また、希土類添加ファイバでは、コア全体としての体積が大きくなり、単位長さあたりにおける希土類元素の添加量も多くなるから、短尺の希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザによっても、大きな出力を得ることができるので、小型化することが可能となる。
【0032】
また、希土類添加ファイバは、ファイバの中心以外にも希土類元素が添加されたコアを有するから、励起光のスキューモードも有効に活用されるようになり、励起効率が向上する。
【0033】
さらに、複数のコアが内側クラッドを共有するため、1つの光源から励起光をファイバ内に導入することにより、複数のコアを励起することができる。したがって、本発明の希土類添加ファイバを用いた光ファイバレーザは、複数本の希土類添加ファイバを用いた高出力光ファイバレーザに比べて、励起光の導入部を減らすことが可能となり、安価に高出力の光ファイバレーザを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希土類添加ファイバの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の希土類添加ファイバの断面において、スキューモードを示す概略断面図である。
【図3】本発明の光ファイバレーザの一例を示す模式図である。
【図4】従来の光ファイバレーザの構成例を示す模式図である。
【図5】図3に示す希土類添加ファイバの先端部を拡大した図であり、(a)は希土類添加ファイバの中心軸に沿った概略断面図、(b)は(a)のA−A線に沿った概略断面図である。
【図6】従来の希土類添加ファイバの断面におけるスキューモードを示す模式図である。
【符号の説明】
10・・・希土類添加ファイバ、11・・・中心コア、12・・・外側コア、13・・・内側クラッド、14・・・外側クラッド、21・・・励起用レーザダイオード、22・・・光フィルタ。
Claims (3)
- 希土類元素が添加された石英ガラスからなる複数のコアと、該コアの周囲に設けられ、該コアよりも屈折率の低い材料からなる内側クラッドと、該内側クラッドの周囲に設けられ、該内側クラッドよりも屈折率の低い材料からなる外側クラッドとを有することを特徴とする希土類添加ファイバ。
- 前記複数のコアの少なくとも1つは、前記内側クラッドにおける前記希土類添加ファイバの中心からの距離が前記内側クラッドの半径の0.71倍以上の領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の希土類添加ファイバ。
- 請求項1または2に記載の希土類添加ファイバを用いたことを特徴とする光ファイバレーザ。
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