JP2005017519A - Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device - Google Patents
Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005017519A JP2005017519A JP2003179853A JP2003179853A JP2005017519A JP 2005017519 A JP2005017519 A JP 2005017519A JP 2003179853 A JP2003179853 A JP 2003179853A JP 2003179853 A JP2003179853 A JP 2003179853A JP 2005017519 A JP2005017519 A JP 2005017519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- coupler
- optical fiber
- station
- wiring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、局内に設置された伝送装置と、ユーザ等の端末との間に配線された光ファイバを介して光伝送を行う光配線方法、光伝送システムおよび光配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、伝送装置を備えた局(中継局)とユーザとの間の伝送路として光ファイバを配線する光伝送システムとしては、伝送装置として、各ユーザの端末と対応させて設けられたメディアコンバータ(MC:Media Converter)を用い、MCと端末の間を分岐のない光ファイバにより1:1で対応させて接続する方式(いわゆるSS方式。SS:Single Star)や、伝送装置側の1本の光ファイバとユーザの端末側の複数の伝送路との間に光カプラを介在させ、該光カプラによって伝送装置側の光ファイバ(装置側光ファイバ)を分岐して複数のユーザで共用できるようにした方式(いわゆるPDS方式。PDS:Passive Double Star)などがある。
【0003】
SS方式の場合、伝送装置とユーザの端末との間に、ユーザ数と同数の伝送路を配線する必要があるので、伝送装置の個数が増大して局内での設置面積を広く確保せねばならず、しかも、伝送路の本数が増大して配線や維持等に要するコストの点で不満があった。これに対して、PDS方式の場合、一の伝送装置を複数のユーザで共用するようにしたので、伝送装置と光カプラとの間の装置側光ファイバの心数が少なくて済み、伝送装置を小型化および高密度化できる上、伝送装置から端末までの伝送路が、光ファイバや光カプラなど、稼動に電源などのエネルギーを要しない受動素子のみで構築できるので、配線や維持等に要するコストを低減できるという利点がある。PDS方式で構築された光伝送システムの場合、光カプラは、局内に設置したカプラ収納部を有する光配線盤に収納することもあり、伝送路の途中に設置した光クロージャなどの光接続箱に収納することもある(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3007074号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
光伝送システムの構築に際しては、ユーザの増加に合わせて所要の伝送路を増設する必要がある。光カプラとしては、例えば32分岐のものが使用されるが、伝送装置を例えば1台増設したときに、必ずしも32回線を増設するとは限らず、開通が不要な回線は、光コネクタ等で成端して、今後の回線増加に備えて保留しておく(保留回線)こともある。光カプラを局内に設置した場合、保留回線の開通などの配線作業を局内で実施できるが、局内に引き込まれる光ファイバの本数が保留回線の分も含めて多くなり、局内に光ファイバを配線するためのスペースが、ユーザの増加数に比べて過剰に必要になり、経済性が悪い。
これに対して、光カプラを局外の光接続箱に設置した場合、局内に引き込まれる光ファイバの本数は少なくできるが、伝送装置側の1本の光ファイバが複数のユーザに共用されるので、すでに当該伝送装置を利用しているユーザとの接続を断絶することなく、保留回線を開通させて伝送装置を利用するユーザ数を途中で増やすためには、保留回線の開通などの配線作業を屋外で行わねばならず、手間がかかって非効率である。
【0006】
従って、本発明の課題は、ユーザ数の増加に対応して、光ファイバを効率的かつ経済的に増設することが可能な光配線方法、光伝送システムおよび光配線装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、伝送装置に光接続された装置側光ファイバを、カプラ収納部に収納された局側光カプラを介して複数本の外線側光ファイバに分岐し、これら外線側光ファイバのそれぞれを、光接続箱に収納された分配用光カプラまで布線して、該分配用光カプラによって複数本の分配用光ファイバに分岐し、これら分配用光ファイバのそれぞれを端末まで布線した光伝送システムにおける光配線方法において、
前記カプラ収納部に、分岐数の異なる複数種類の局側光カプラを収納するとともに、前記局側光カプラを介して一の伝送装置に光接続される分配用光カプラの分岐数を、該分配用光カプラと光接続される局側光カプラの分岐数に応じて、異なる数とすることを特徴とする光配線方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、伝送装置に光接続された装置側光ファイバを、カプラ収納部に収納された局側光カプラを介して複数本の外線側光ファイバに分岐し、これら外線側光ファイバのそれぞれを、光接続箱に収納された分配用光カプラまで布線して、該分配用光カプラによって複数本の分配用光ファイバに分岐し、これら分配用光ファイバのそれぞれを端末まで布線した光伝送システムにおいて、
前記カプラ収納部に、分岐数の異なる複数種類の局側光カプラが収納されているとともに、前記局側光カプラを介して一の伝送装置に光接続される分配用光カプラの分岐数が、該分配用光カプラと光接続された局側光カプラの分岐数に応じて、異なる数となっていることを特徴とする光伝送システムを提供する。
【0009】
さらに本発明は、伝送装置に光接続された装置側光ファイバを、カプラ収納部に収納された局側光カプラを介して複数本の外線側光ファイバに分岐し、これら外線側光ファイバのそれぞれを、光接続箱に収納された分配用光カプラまで布線して、該分配用光カプラによって複数本の分配用光ファイバに分岐し、これら分配用光ファイバのそれぞれを端末まで布線した光伝送システムに用いられ、前記カプラ収納部を具備する光配線装置において、
前記局側光カプラの1個または複数個が、ケースに収容されてカプラモジュールを構成しているとともに、前記カプラ収納部が、前記局側光カプラの分岐数が異なる複数種類のカプラモジュールを収納可能になっていることを特徴とする光配線装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光伝送システムの一例を示す図である。また、図2は、本発明の光配線方法によって光伝送システムの回線を増設する方法を説明する模式図である。
【0011】
図1に示す光伝送システム10において、符号11は、ネットワークNとの光通信を中継する中継局である。中継局11には伝送装置1が配置されており、該伝送装置1によって、中継局11とユーザ等の端末19(ユーザ等の加入者)との間で光伝送を行うようになっている。
中継局11と端末19との間には、配線の分岐や切替などを行うための光配線盤などの光配線装置2が設置された端局13が設けられている。中継局11と端局13との間には、光ファイバケーブル12(以下、光ファイバケーブルを光ケーブルと略記する)が布設されている。この光ケーブル12の光ファイバによって、伝送装置1と光配線装置2とが光接続されている。
【0012】
光配線装置2から端末19に向けて、外線用の光ケーブル14が1本またはそれ以上、布設されている。光ケーブル14の途中や末端には、光クロージャ等の光接続箱16が設けられている。光接続箱16内に引き通された光ケーブル14は、該光ケーブル14の側面から、一部または全部の光ファイバが引き出されて(後分岐)され、分配用光ファイバ17に接続される。分配用光ファイバ17は、光接続箱16と端末19との間を光接続している。
端末19は通常、多数が広範囲にわたって散在しているので、端末19のある地域を一定の範囲で区画して管理するようにしている。本発明では、端末19のある地域の区画された範囲をセル18と呼ぶことにする。それぞれのセル18には、少なくとも1個の光接続箱16が割り当てられる。
なお、人口が多い地域などで、端末19の数が極めて多い場合には、端局13と光接続箱16との間に、さらに端局15が設けられることがある。
【0013】
上述のような光伝送システム10において、光ファイバや光ケーブルなどの光伝送路を配線する際、本発明の光配線方法では、図2に示すように、中継局11または端局13,15に設置される伝送装置1や光配線装置2等の装置に付随して、光カプラ5を収納可能なカプラ収納部4を設け、伝送装置1と光カプラ5とを光ファイバ3(装置側光ファイバ)によって光接続する。また、光接続箱16には分配用の光カプラ7(分配用光カプラ)を収納する。そして、装置側光ファイバ3を、光カプラ5を介して複数本の外線側光ファイバ6に分岐し、これら外線側光ファイバ6のそれぞれを分配用光カプラ7まで布線して、該分配用光カプラ7によって複数本の分配用光ファイバ17に分岐し、これら分配用光ファイバ17をそれぞれの端末19まで布線する。外線側光ファイバ6としては、例えば外線側の光ケーブル14に収容された光ファイバを用いることができる。
【0014】
PDS方式の伝送装置では、一の伝送装置1で処理できる回線数は、最大32回線である。なお、ここでいう伝送装置の最大処理回線数は、特に本発明を限定するものではなく、最大回線数が8回線、16回線、64回線など、他の数であっても、本発明を適用することが可能である。
本発明において、カプラ収納部4に、分岐数の異なる複数種類の局側光カプラ5を収納し、前記局側光カプラ5を介して一の伝送装置1に光接続される分配用光カプラ7の分岐数を、該分配用光カプラ7と光接続される局側光カプラ5の分岐数に応じて、異なる数とする。例えば、一の局側光カプラ5と接続される分配用光カプラ7の分岐数がすべて等しい場合には、局側光カプラ5の分岐数と、分配用光カプラ7の分岐数との積が、一の伝送装置1に光接続される回線数に等しくなるから、この回線数が、一の伝送装置1で処理できる最大回線数を超えないようにする。
【0015】
具体的に説明すれば、図2(a)に示すように、一回の増設工事で増設される回線が少なく、増設すべき回線が接続される端末19が多数のセル18に散らばっている場合、分配用光カプラ7の分岐数を少なく(例えば2分岐や4分岐など)し、代わりに、局側光カプラ5の分岐数を多くする(例えば16分岐や8分岐など)。この場合、一つの伝送装置1を、多数のセル18で共有することができ、増設される回線が少ないときでも、回線を効率よく利用することができる。
さらに、図2(a)の状態から図2(b)に示す状態になるように、端末19の数が多く、比較的少数のセル18だけで、増設すべき端末19の数が十分に多い場合、分配用光カプラ7の分岐数を多く(例えば16分岐や8分岐など)し、代わりに、局側光カプラ5の分岐数を少なくする(例えば2分岐や4分岐など)。この場合、一つの伝送装置1を共有するセル18の個数は少なくなるが、セル18当たりの回線数を多くすることができ、端末19の増加に対応した回線を確保できる。
【0016】
もし、一回の増設工事で増設が必要な端末数(増設すべき回線数)が、伝送装置の最大処理回線数に等しいか或いはその倍数である場合、増設する伝送装置1の個数を、増加する回線数を伝送装置の最大処理回線数で割った商に等しくすることにより、増設した伝送装置の処理能力を最大限に活用することができることになる。もちろん、増設すべき回線数が伝送装置の最大処理回線数の倍数(1倍を含む)になるとは限らないが、その場合でも、増設すべき回線数を伝送装置の最大処理回線数で割った商を繰上げにより整数値として求めれば、その数が増設すべき伝送装置の最小個数になる。従って、なるべく最小個数の伝送装置を増設するようにすると、伝送装置の費用などを削減できるから経済的である。
増設作業により増加しうる回線数は、伝送装置の最大処理回線数と増設した伝送装置の個数との積に等しい。増加しうる回線数と、増設すべき回線数との差は、余りとなるが、このような回線は、周知の光コネクタなどで成端して保留しておき、必要なときに光コネクタや融着接続などを介して、回線を開通できるようにしておくと、回線の無駄を抑制することができ、好ましい。
【0017】
上述の光配線方法において、局側光カプラ5は、中継局11に設置してもよく、また、端局13,15に設置してもよい。
局側光カプラ5を端局13に設置すると、伝送装置1と局側光カプラ5との間に布線される装置側光ファイバ3の本数は、分岐前の少ない本数であるため、中継局11と端局13の間に布設される連絡用光ケーブル12の心数を低減することができる。また、局側光カプラ5によって分岐された外線側光ファイバ6の配線切替を端局13で行うことができるので、中継局11で行うべき配線作業を少なくし又は省略して、主な作業あるいはすべての作業を端局13で行うことができるので、作業者が中継局11と端局13とを行き来する手間が省け、能率が向上する。しかも、伝送装置1の入出力端(後述の伝送装置31の入出力端31a等)と1対1で対応した装置側光ファイバ3が、端局13まで引き込まれることにより、回線の照合も容易となる。
これに対して、局側光カプラ5を中継局11に設置する利点としては、例えば端局13,15が既存の施設を利用した場合などで、新たに利用できる空きの床面積が十分には広くない場合、局側光カプラ5を収納するカプラ収納部4を備えた伝送装置1や光配線装置2を中継局11に設置することにより、端局13,15に必要な床面積を少なくし、伝送装置1や光配線装置2の設置に必要な床面積の確保が容易になることが挙げられる。
【0018】
以下、中継局11および端局13における伝送装置1から外線用光ケーブル14までの間の光配線の構成を具体的に説明する。
図3は、中継局11と端局13における光配線構成の一例を示す概略図である。この配線例では、中継局11に伝送装置を収納したラック40が設置され、端局13には光配線装置2が設置され、中継局11と端局13との間には連絡用光ケーブル12が布設されている。ラック40は、SS方式の伝送装置31(メディアコンバータなど)と、PDS方式の伝送装置21とを備えている。
【0019】
伝送装置21は、両端に光コネクタ22a,22b(光コネクタプラグ)が取り付けられた光ファイバコード22によって、カプラユニット23と接続されている。このカプラユニット23は、1入力多出力の光カプラである局側光カプラ5と、局側光カプラ5の入力端子に一端が接続された光ファイバ23bと、光ファイバ23bの局側光カプラ5と反対側の他端がコネクタ接続された光コネクタアダプタ23aと、局側光カプラ5の各出力端子に接続された光ファイバ23cと、光ファイバ23cの局側光カプラ5と反対側の他端がコネクタ接続された光コネクタアダプタ23dとを有している。
【0020】
光ファイバコード22は、一方の光コネクタ22aが伝送装置21の入出力端21aにコネクタ接続され、他方の光コネクタ22bがカプラユニット23の上流側(伝送装置側)の光コネクタアダプタ23aにコネクタ接続されることにより、伝送装置21と局側光カプラ5とを光接続する。
光コネクタとしては、JIS C 5973などに規定されたSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)や、JIS C 5983などに規定されたMU形光コネクタ(MU:Miniature−Unit coupling)、いわゆるSC2形光コネクタなどの光コネクタプラグおよび光コネクタアダプタが採用できる。
【0021】
カプラユニット23の下流側の光コネクタアダプタ23dには、ファンアウトコード24の光コネクタ24aがコネクタ接続されている。なお、ファンアウトコードとは、多心光ファイバから個々の単心光ファイバに単心分離され、各単心光ファイバの先端に光コネクタプラグが取り付けられた光ファイバコードである。ファンアウトコード24の多心光ファイバ側は、連絡用光ケーブル12の伝送装置側の端12aに露出された連絡用光ファイバ12cと融着接続され、その融着部25(融着接続された箇所)は、ケースやカード状の収納部である融着ユニット41に収納されている。
【0022】
伝送装置31の入出力端31aには、ファンアウトコード32の光コネクタ32aがコネクタ接続されている。ファンアウトコード32の多心光ファイバ側は、連絡用光ケーブル12の伝送装置側の端12aに露出された他の連絡用光ファイバ12dと融着接続され、該融着部33は、前記融着ユニット41に収納されている。
【0023】
連絡用光ケーブル12の伝送装置側と反対側の端12bは、光配線装置2に引き込まれている。光配線装置2は、光伝送路の配線切替を行うための成端ユニット42を備えている。成端ユニット42は、ケース内にファンアウト心線43を収容し、ファンアウト心線43の単心分離された側を光コネクタ43aでコネクタ成端して、該光コネクタ43aを光コネクタアダプタ42aと接続したユニットである。前記連絡用光ファイバ12c,12dの他端は、前記光ケーブル12の端12bに露出され、ファンアウト心線43の多心光ファイバの端と融着接続されている。この融着部44は、融着ユニット41内に収納されている。
成端ユニット42の光コネクタアダプタ42aには、ファンアウトファイバ45(ファンアウトコードまたはファンアウト心線)の光コネクタ45aがコネクタ接続されている。ファンアウトファイバ45の多心光ファイバ側は、外線用光ケーブル14の一端に露出された光ファイバ14aと融着接続され、その融着部47は、融着ユニット46に収納されている。
【0024】
上記配線例においては、局側光カプラ5と光接続される伝送装置1は、伝送装置21であり、局側光カプラ5を収納したカプラ収納部4は、カプラユニット23であり、伝送装置1とカプラ収納部4とを光接続する装置側光ファイバ3は、光ファイバコード22および光ファイバ23bであり、外線側光ファイバ6は、光ファイバ23c、ファンアウトコード24、連絡用光ファイバ12c、ファンアウト心線43、ファンアウトファイバ45、および外線用光ケーブル14の光ファイバ14aである。
【0025】
このような配線例によれば、伝送装置21と接続された回線の配線切替も、伝送装置31と接続された回線の配線切替も、端局13側の成端ユニット42によって行うことができる。外線ケーブル14の光ファイバ14aをファンアウトファイバ45と融着接続して光コネクタ45aによってコネクタ成端しておけば、上述したように、増設により余りとなった回線を成端ユニット42の光コネクタアダプタ42aとコネクタ接続することなく保留しておき、必要なときに回線を開通できるようになる。保留された回線は、ファンアウトファイバ45を光配線装置2内またはその近傍の適当な箇所に引き出して保管しておくとよい。
【0026】
図4は、中継局11と端局13における光配線構成の第2例を示す概略図である。図4において、図1〜図3と同一の符号は、図1〜図3に示す構成と同様のものであることを示し、重複する説明を省略する。
この配線例では、カプラユニット23は、端局13に設置された光配線装置2に収容されている。また、外線用光ケーブル14の光ファイバ14aを他の光ファイバと融着接続した融着部47,48を収納する融着ユニット46は、光配線装置2と隣接または近接した融着架49に収容されている。
【0027】
伝送装置21は、一端に光コネクタ26a(光コネクタプラグ)が取り付けられた光ファイバコード26によって、連絡用光ケーブル12と接続されている。すなわち、光ファイバコード26の光コネクタ26aが伝送装置21の入出力端21aにコネクタ接続されるとともに、他端が連絡用光ケーブル12の伝送装置側の端12aに露出された連絡用光ファイバ12cと融着接続されている。光ファイバコード26と連絡用光ファイバ12cとの融着部27は、融着ユニット41に収納されている。
【0028】
連絡用光ファイバ12cは、光ケーブル12によって、端局13側の光配線装置2に引き込まれ、さらにカプラユニット23内の局側光カプラ5の伝送装置1側の光ファイバ23bと融着接続されている。連絡用光ファイバ12cと光ファイバ23bとの融着部23eはカプラユニット23内に収納されている。
カプラユニット23の下流側の光コネクタアダプタ23aには、ファンアウトファイバ45の光コネクタ45aがコネクタ接続されている。ファンアウトファイバ45は光配線装置2と融着架49とを渡して配線されている。ファンアウトファイバ45の多心光ファイバ側は、外線用光ケーブル14の一端に露出された光ファイバ14aと融着接続され、その融着部47は、融着ユニット46に収納されている。
【0029】
SS方式の伝送装置31と外線用光ケーブル14の光ファイバ14aとの光接続は、連絡用光ファイバ12cや成端ユニット42内のファンアウト心線43などを介して、図3に示す配線と同様に行うことができる。
なお、成端ユニット42を介した配線切替が不要である場合には、連絡用光ケーブル12を、ラック40から直接、融着架49に引き込み、該連絡用光ケーブル12の光ファイバ12eを介して、ファンアウトコード32と外線用光ケーブル14の光ファイバ14aとを接続するようにすることもできる。この場合、コネクタ接続の代わりに融着接続で済むので、伝送損失を低減することができる。光ファイバ12eとファンアウトコード32の多心光ファイバ側との融着部34は、ラック40内の融着ユニット41に収納し、光ファイバ12eの他端と外線用光ケーブル14の光ファイバ14aとの融着部48は、融着架49内の融着ユニット46に収納することができる。
【0030】
このように、図4に示す配線例では、伝送装置21と接続された回線の配線切替も、伝送装置31と接続された回線の配線切替も、端局13側の成端ユニット42によって行うことができる。しかも、伝送装置21から外線用光ケーブル14の光ファイバ14aまでのコネクタ接続の数が、図3に示す配線例よりも少なくすむため、伝送装置21と接続された光伝送路の伝送損失を低減することができる。
【0031】
図5は、中継局11と端局13における光配線構成の第3例を示す概略図である。図5において、図1〜図4と同一の符号は、図1〜図4に示す構成と同様のものであることを示し、重複する説明を省略する。
この配線例では、カプラユニット23と成端ユニット42を備えた光配線装置2は、中継局11に、伝送装置21,31を備えたラック40と隣接または近接して設置されている。そして、端局13には、外線用光ケーブル14の光ファイバ14aを他の光ファイバと融着接続した融着部を収納する融着ユニット53a,53bを備えた融着架54が設置されている。
【0032】
伝送装置21は、一端に光コネクタ26a(光コネクタプラグ)が取り付けられた光ファイバコード26によって、局側光カプラ5の光ファイバ23bと融着接続されている。光ファイバコード26と光ファイバ23bとの融着部23fは、カプラユニット23内に収納されている。
カプラユニット23の下流側の光コネクタアダプタ23aには、ジャンパコード50の一端の光コネクタ50aがコネクタ接続されており、該ジャンパコード50の他端の光コネクタ50bは、成端ユニット42の光コネクタアダプタ42aにコネクタ接続されている。
また、伝送装置31の入出力端31aには、ジャンパコード35の一端の光コネクタ35aがコネクタ接続されており、該ジャンパコード35の他端の光コネクタ35bは、成端ユニット42の光コネクタアダプタ42aにコネクタ接続されている。
ここで、ジャンパコード35,50とは、両端に光コネクタが取り付けられて成端された単心の光ファイバコードである。光コネクタとしては、SC形光コネクタやMU形光コネクタ、SC2形光コネクタなどが採用できる。
【0033】
連絡用ケーブル12の光ファイバ12fは、成端ユニット42に収納されたファンアウト心線43の多心側に融着接続され、この融着部51は、成端ユニット42に収納されている。連絡用光ファイバ12fは、中継局11と端局13との間に布線された光ケーブル12によって、端局13側の融着架54に引き込まれ、融着架54内に備えられた接続用の光ファイバ52と融着部52aにより融着接続されている。接続用の光ファイバ52の融着部52aと反対側の他端は、外線用光ケーブル14の一端に露出された光ファイバ14aと融着部52bによって融着接続されている。融着部52a,52bは、それぞれ融着架54内の融着ユニット53a,53bに収納されている。
図5に示す配線例によれば、端局13側に設置する装置が融着架54のみでよいので、設置面積が少なくて済み、端局13の空き面積が少ない場合にも対応できる。
【0034】
図6は、中継局11、端局13、および端局15における光配線構成の第4例を示す概略図である。図5において、図1〜図3と同一の符号は、図1〜図3に示す構成と同様のものであることを示し、重複する説明を省略する。
この配線例は、図1に示すように、端局13と端末19との間に、さらに他の端局15が設置されている場合に用いられる光配線の一例である。
【0035】
この配線例では、端局13,15のそれぞれに成端ユニット42と融着ユニット46を有する光配線装置2が設置されており、端局13,15間には外線用光ケーブル14が布設されている。端局13,15間の外線用光ケーブル14の光ファイバ14bは、図3に示す配線例と同様の手法により、融着接続やコネクタ接続によって、伝送装置21,31と端末19との間を光接続する役割を担っている。
また、下流側の端局15においては、端局13,15間の外線用光ケーブル14の光ファイバ14bと、端末19に向かう外線用光ケーブル14の光ファイバ14aとを、直接融着接続してもよい。端局15における配線切替が不要の場合、コネクタ接続の代わりに融着接続を行うことによって、伝送損失を低減することができる。
【0036】
次に、上記カプラユニット23および成端ユニット42の構成の具体例を説明する。図7は、モジュール収納棚の一例を示す斜視図である。
図8は、カプラモジュールの第1の実施の形態の構成例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。図9は、図8のカプラモジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)ケース全体の断面図、および(c)蓋の正面図である。図10は、図8のカプラモジュール内の配線例を示す図である。
図11は、カプラモジュールの第2の実施の形態の構成例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。図12は、図11のカプラモジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)プレートを省略した状態を示す図、および(c)全体の断面図である。
図13は、カプラモジュールの改変例および成端モジュールの一例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。
図14は、図13に示す成端モジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)プレートを省略した状態を示す図、および(c)全体の断面図である。
図15は、モジュールの融着部収納部を示す(a)端面図、および(b)正面図である。図16は、モジュールの融着部収納部の改変例を示す(a)端面図、および(b)正面図である。
図17は、モジュール収納棚における光ファイバの配線例を示す正面図である。図18は、モジュール収納棚の他の例を示す斜視図である。
【0037】
図7に示すモジュール収納棚60(シャーシ)は、背板62を介してつながった両側板61,61と、操作側の前面(図7の左下側)を除く三方にて前記背板62および側板61,61と連結された天板63および底板64と、天板63と底板64との間に架設された棚板65とにより、3段の棚として構成されている。それぞれの板としては、例えば、ステンレス板や鋼板などの適宜の材料を折り曲げ成形したものを用いることができる。
【0038】
側板61の前面側の端縁部61aは、互いに他方の側板61の側と反対側である外方に折り曲げられている。この端縁部61aには、モジュール収納棚60をラック等にボルトやナットなどで取り付けるための取付溝61bが刻設されている。
棚板65と天板63の間は、カプラモジュール70を収納するためのモジュール収納領域66となっている。カプラモジュール70を棚板65上に固定するため、棚板65の前縁部65aには、所定の間隔で取付穴65b(ネジ穴)が穿設されており、また、背板62には、嵌合用のスリット62aが設けられている。
【0039】
天板63上は、カプラモジュール70に引き込まれる伝送装置1側の光ファイバ67を配線するための配線領域となっている。天板63の前面の両側には、光ファイバ67を挟み込んで保持するためのクリップ63bが取り付けられている。背板62と両側の側板61,61とは一枚板となっており、その上部が天板63上に突出して、上枠部63aとなっている。上枠部63aの両側部(側板61の延長部)には、天板63上に配線された光ファイバ67が上枠部63aからはみ出すことを抑制するため、突片部63cが配線領域の内方に向かって突出形成されている。
【0040】
光ファイバ67は、詳しくは後述するが、光コネクタ67aによって成端されてカプラモジュール70の光コネクタアダプタ74にコネクタ接続される(例えば図8〜図10に示す第1の実施の形態)か、または、光ファイバ挿入口となる切欠き溝71bからカプラモジュール内に引き込まれて光ファイバ79aと融着接続される(例えば図11,図12に示す第2の実施の形態)ことにより、カプラモジュール内に収納された光カプラ78の伝送装置側の光ファイバ79aと光接続される。
【0041】
光ファイバ68は、カプラモジュール70から端末19側に向かう光ファイバである。光ファイバ68は、光コネクタ68aによりコネクタ成端され、底板64上に湾曲して余長が吸収された状態で配線される。底板64の前面の両側には、光ファイバ68を押さえ込んで保持するための押さえ部材64aが取り付けられている。
【0042】
第1の実施の形態に係るカプラモジュール70は、概略、図8,図9に示すように、矩形薄板状のケース71の前面部71a(図8の左側)に光コネクタアダプタ74が取り付けられた構成となっている。
光コネクタアダプタ74は、これと光接続される光コネクタプラグ(光コネクタ68a,79d等)を両側から挿入することにより、光コネクタプラグの対を相互に位置決めして固定する中継部品である。ここでは、光コネクタアダプタ74として、光コネクタプラグの対を位置決めする接続部74a(光プラグ挿入穴)を複数有した多連の光コネクタアダプタが用いられている。もちろん、複数の光コネクタアダプタをケース71に取り付けてもよく、また、同じケース71に取り付けられる光コネクタアダプタの接続部の数は揃えてもよく、揃えなくてもよい。光コネクタアダプタとしては、SC形光コネクタやMU形光コネクタ、SC2形光コネクタなどの光コネクタアダプタが採用できる。
光コネクタプラグが挿入されていない空きの接続部74aには、該接続部74aの汚れなどを抑制するため、キャップ69(栓)などで塞いでおくとよい。
【0043】
ケース71は、底面部72bと該底面部72bの四方を取り囲むような形状の側面部72aとを有し、底面部72bの反対側(図7の紙面手前側)に開口したケース本体72と、このケース本体72の開口部72cを覆う蓋73とを有し、それぞれステンレスや鋼板などの板状材料から構成されている。ケース71の前面部71aは、ケース本体72の側面部72aの一面である。
【0044】
ケース71内には光カプラ78が設けられており、光カプラ78は光ファイバ79a,79bと接続されている。
なお、図8〜図10の記載と、図3〜図6の記載との対応をつけるのであれば、光カプラ78は、局側光カプラ5として用い得るものである。また、光ファイバ79aは、局側光カプラ5よりも伝送装置1に近い側の光ファイバ23bである。光ファイバ79bは、局側光カプラ5よりも端末19に近い側に配線された光ファイバ23cである。
光ファイバ67は、図3の符号22、図4の符号12c、図5の符号26、図6の符号22などでありうる。光ファイバ68は、図3の符号24、図4の符号45、図5の符号50、図6の符号24などでありうる。
【0045】
ケース本体72の側面部72aには、前面部71a寄りの位置に内方に突出した嵌合片72dが形成されている。また、ケース本体72の底面部72bには、開口部72cに向かって立設されたネジ穴付きのボス72eが設けられている。
蓋73には、ケース本体72の嵌合片72dに対応する位置に、部分的に段をなして屈曲された凹陥部73aが形成されている。この凹陥部73aは、蓋73をケース本体72の開口部72cにあてがったときに、蓋73が嵌合片72dの下をくぐって差し入れられるようにしたものである。また、蓋73にはケース本体72のボス72eに対応する位置に穴73bが形成されている。この穴73bにネジ71cを通してボス72eのネジ穴に締め付けることにより、ケース本体72と蓋73とが一体化される。
【0046】
ケース71の前面部71aの一端(図9(a)の下側)には取付穴71eを有して突出した取付部71dが形成されている。また、蓋73の前面側と反対の背面側(図9(c)の右側)には、モジュール収納棚60のスリット62aに差し込むための差込片73cが突設されている。
図7に示すように、モジュール70は、差込片73cを、モジュール収納棚60の背板62のスリット62aに差し込み、取付部71dを棚板65の前縁部65aに当接させて、取付穴65b,71e同士を位置合わせしてネジ71fで締めることにより、棚板65上のモジュール収納領域66にしっかりと固定される。
【0047】
図9に示すように、ケース本体72の底面部72b内側には、円形状の光ファイバガイド75と、半円形状の光ファイバガイド76とが接着剤などにより取り付けられている。これら光ファイバガイド75,76は、スポンジなどの柔軟材からなる。
一方の光ファイバガイド75は、ケース本体72の底面部72bと反対側の頂部75aに、舌片状の突片75bが複数周設されている。該光ファイバガイド75の側面75cの周りに光ファイバ79a,79bを巻き回すことにより、該光ファイバ79a,79bは一定以上の曲げ半径を確保でき、また、突片75bとケース本体72の底面部72bとの間で保持されて、蓋73を開けたときでも、光ファイバ79a,79bが光ファイバガイド75から予期せずに外れるおそれがない。
他方の光ファイバガイド76の底面部72bと反対側の頂部76aには、舌片状の突片76bは、光コネクタアダプタ74の側に設けられている。該光ファイバガイド76の円弧状の側面76cには、光ファイバは、光コネクタアダプタ74側の約半周分だけ配置される。
【0048】
両光ファイバガイド75,76の間には、舌片77a,77b,77c,77dを有するプラスチックシート77が設けられている。プラスチックシート77は、PETなどの剛性のあるシート材である。舌片77a,77b,77c,77dは、該シート材の折り曲げにより、ケース本体72の底面部72bに敷かれたシート状の本体77から立設されているとともに、舌片77aと77bとの先端部同士、ならびに舌片77cと77dとの先端部同士が、互いに向かい合う方向に屈曲しており、光ファイバがケース本体72の上方に出てこないように、抱え込む役割を果たしている。
【0049】
ケース71内での光ファイバ79a,79bの配線は、例えば、図9(a)に示すように、それぞれの先端に取り付けられた光コネクタ79c,79dを、光コネクタアダプタ74にケース71の内側からコネクタ接続し、余長を光ファイバガイド75の周りに巻き回すことにより行うことができる(例えば、図3,図6に示したカプラユニット23内の光ファイバ23b,23cに相当する)。
【0050】
特に、光コネクタアダプタ74として10連のもの(一対の光コネクタプラグをコネクタ接続させる接続部を10個有し、10対の光コネクタプラグをコネクタ接続できる光コネクタアダプタ)を用いると、光カプラ78の分岐数が異なるカプラモジュール70を、共通のケース71を用いて製造したときに、光コネクタアダプタ74の空き(光ファイバ79aまたは79bの接続に用いられない接続部)を少なくして使用できる。なお、図10(a)〜(c)に示す構成は一例であり、本発明を特に限定するものではない。
【0051】
光カプラ78の分岐数が8である場合には、図10(a)に示すように、伝送装置側の光ファイバ79aを1本とし、端末側の光ファイバ79bを8本とすれば、光コネクタアダプタ74の空きは光コネクタ1個分となる。
また、光カプラ78の分岐数が4である場合には、図10(b)に示すように、光カプラ78を2個用い、伝送装置側の光ファイバ79aを2本とし、端末側の光ファイバ79bを8本とすれば、光コネクタアダプタ74の空きをなくすことができる。
また、光カプラ78の分岐数が2である場合には、図10(c)に示すように、光カプラ78を3個用い、伝送装置側の光ファイバ79aを3本とし、端末側の光ファイバ79bを6本とすれば、光コネクタアダプタ74の空きは光コネクタ1個分となる。
【0052】
図11,図12に、カプラモジュールの第2の実施の形態を示す。このカプラモジュール70Fは、図12(c)に示すように、ケース本体72にトレー状のプレート81が着脱可能に収納されており、このプレート81の上下で2層の配線が可能に構成されている。また、ケース本体72の前面部71aには、融着接続などのため、直接ケース71内に差し入れられる光ファイバ67を挿通するための光ファイバ挿入口71bとして、切欠き溝が形成されている。光ファイバ挿入口71bを通して導入される光ファイバ67は、1本でも2本以上でもよい。
プレート81は、ケース本体72や蓋73と同様、ステンレス(SUS)や鋼板(SPCC等)などから形成したものを用いることができる。
【0053】
図12(b)に示すように、本カプラモジュール70Fにおいてプレート81の下の層は、図8〜10に示すカプラモジュール70とほぼ同様に構成されている。ここでは、さらに、ネジ穴を有するボス83が、光ファイバガイド75に形成された穴を通して、ケース本体72の底面部72bから立設されており、ここに前記プレート81をネジ82締めして固着し、支持できるようになっている。
【0054】
図12(a)に示すように、プレート81は、余長処理用配線部81aと、融着用配線部81bと、覆い部81cと、仕切り片81dとを有しており、また、プレート81とケース本体72の一側面部72aとの間には、プレート81の上下に渡る光ファイバ配線のための隙間81eが形成されている。
【0055】
余長処理用配線部81aには、円形状の光ファイバガイド85と、該光ファイバガイド85の両側に対向して配置された正面視略弓形の光ファイバガイド86,87とが接着剤などにより取り付けられている。これらの光ファイバガイド85,86,87は、スポンジなどの柔軟な材料から構成するとよい。
これらの光ファイバガイド85,86,87は、プレート81下に配置される光ファイバガイド75,76と同様に、頂部85a,86a,87aに、舌片状の突片85b,86b,87bが複数周設されている。
光ファイバガイド85,86,87の円弧状の側面85c,86c,87cの周りに光ファイバを巻き回すことにより、該光ファイバは一定以上の曲げ半径を確保して余長を処理することができる。また、光ファイバが、突片85b,86b,87bとプレート81との間で保持されるので、蓋73を開けたときでも、光ファイバが光ファイバガイド85,86,87から予期せずに外れるおそれがない。なお、さらに、配線後、蓋73を閉める前に、光ファイバガイド85,86,87や光ファイバなどを覆うように、PETシート(PET:ポリエチレンテレフタレート)などの保護シート(図示せず)を被せておいてもよい。
【0056】
プレート81の融着用配線部81bは、光ファイバ67,79a同士を融着した融着部91を収容するための融着部収納部90を有している。融着部収納部90は、U字板92と、U字板92の長手方向(図12(a)の左右方向)の両側に立設された2対のピン93を有する。ピン93には光ファイバの保護のため、エラストマー等のチューブ94が被せられている。融着部収納部90の詳細については後述する。
本実施の形態のカプラモジュール70Fでは、融着用配線部81bはカプラ78の上方に位置しており、プレート81は、融着用配線部81bと余長処理用配線部81aとの間で折り曲げ成形されることによって、余長処理用配線部81aより若干、段が高くなっている。このため、カプラモジュール70Fのケース71が薄型であっても、カプラ78の配置に必要な高さを十分に確保することができる。
【0057】
覆い部81cは、プレート81の折り曲げにより、余長処理用配線部81aよりも高い段として、光コネクタアダプタ74の側に形成されている。プレート81をケース本体72に収納したとき、該覆い部81cは、光コネクタアダプタ74に接続された光コネクタ79dの後端側に露出されている光ファイバ79bを上方で覆うようになっている。
【0058】
仕切り片81dは、ここでは、プレート81の端部を切り欠き、折り曲げて立てたものであり、図示しないエラストマー等のチューブが被せられている。仕切り片81dは、光ファイバガイド85よりも切欠き溝71b(光ファイバ挿入口)の側と、プレート81の隙間81eの側との合計2箇所に形成されている。これにより、光ファイバガイド85の周りに配線された光ファイバ67,79aの余長(融着接続のための引き出し余長など)が配線される領域が、切欠き溝71bから光ファイバガイド85までの光ファイバ67の配線領域ならびに光ファイバガイド85からプレート81の隙間81eまでの光ファイバ79aの配線領域と仕切られる。
【0059】
光ファイバ67,79a,79bは、ケース71内で、図12(a),(b)に示すように配線される。この配線作業は、例えば、以下の手順によって行うことができる。まず、光ファイバ79bの先端に取り付けられた光コネクタ79dを光コネクタアダプタ74にコネクタ接続し、途中で光カプラ78を経由し、余長を光ファイバガイド75の周りに巻き回して、光ファイバ79aをプレート81の隙間81eから引き出す。さらにプレート81上に引き出された光ファイバ79aを、ケース71外から中に引き込まれる光ファイバ67と融着接続し、光ファイバ67,79aの融着部91を融着部収納部90に収納するとともに、光ファイバ67,79aの余長を光ファイバガイド85,86,87の周りに巻き回す。さらに、光ファイバ67を光ファイバ挿入口71bから引き出したのち、蓋73をケース本体72にネジ締めして閉める。
【0060】
上述のカプラモジュール70,70Fでは、光ファイバアダプタ74の個数は、10連のものを1個としていたが、これは、特に本発明を限定するものではない。例えば、図13に示すカプラモジュール70Bのように、光コネクタアダプタ74をケース71の前面部71aに横並び(図13(a)の左右方向)に複数(ここでは2個)備えた構成とすることができる。
本カプラモジュール70Bのケース71内の構成は、上述のカプラモジュール70,70Fと同様とすることができる。なお、光ファイバ挿入口となる切欠き溝71bは、分岐前の光ファイバ67を光コネクタアダプタ74を介して光カプラ78と光接続する場合には、省略できる。
【0061】
ここでは光コネクタアダプタ74は10連のものであり、カプラモジュール70Bは最大で20回線を光接続できるようになっている。ケース71の厚み(図13(a)の左右方向の寸法)は、光コネクタアダプタ74を1個有するカプラモジュール70のほぼ倍である。正確には、モジュール収納棚60にカプラモジュール70を2個横並びに収納したときに、カプラモジュール70,70同士の隙間に相当するだけ、厚みが大きくなっている。つまり、カプラモジュール70Bは、モジュール収納棚60に収納されたときに、カプラモジュール70のちょうど2個分の空間を使用するようになっている。
カプラモジュール70Bをモジュール収納棚60に固定するための取付部71dの取付穴71eの位置や差込片73cの位置も、それぞれ、モジュール収納棚60の棚板前縁部65aの取付穴65bの位置や背板62のスリット62aの位置に合わせられている。
このようなカプラモジュール70Bは、例えば、光カプラ78が16分岐の場合などに好適である。もちろん分岐数が8以下の光カプラ78であっても、光カプラ78を複数収納することにより、光コネクタアダプタ74の空きを少なくして使用できる。
【0062】
図13〜図15に、モジュール収納棚60を成端ユニット42として用いるための成端モジュール80の具体例を示す。図13〜15において、図7〜図12と同一の符号は、図7〜図12に示す構成と同様のものであることを示し、重複する説明を省略する。
この成端モジュール80は、ケース71内に、ファンアウト心線89が収納されるとともに、該ファンアウト心線89の多心光ファイバ側と、ケース71外から中に引き込まれる他の光ファイバ88とを融着接続した融着部91を収納できる融着部収納部90を備えて構成されている。ファンアウト心線89の単心光ファイバ側の先端には、図12(b)に示すように光コネクタ89aが取り付けられており、これらの光コネクタ89aはそれぞれ光コネクタアダプタ74の接続部74aに挿入されている。
【0063】
成端モジュール80は、光コネクタアダプタ74のいずれかの接続部74aに、光コネクタ89aと反対側(成端モジュール80の前面側、図13(b)の左側)から、光コネクタ84aで成端された光ファイバ84をコネクタ接続することにより、光ファイバ89と84とを光接続することができるように構成されている。
なお、図13〜15の記載と、図3〜図6の記載との対応をつけるのであれば、成端モジュール80内に収納されたファンアウト心線89は、成端ユニット42内に収納されたファンアウト心線43でありうる。ファンアウト心線89と融着接続される他の光ファイバ88は、符号12c,12d,12fの光ファイバでありうる。光ファイバ84は、ファンアウトファイバ45やジャンパコード35,50などでありうる。
【0064】
成端モジュール80において、ケース71は、光カプラが収納されていないことを除いて、上述のカプラモジュールとほぼ同様の構成となっている。
例えば、ファンアウト心線89として、4心の多心光ファイバを4本の単心光ファイバに分離するものを用いた場合、ファンアウト心線89は1個のケース71に最大で5組収納できる。もちろん、これは例示に過ぎず、光コネクタアダプタ74やファンアウト心線89等の構成は任意である。
【0065】
ファンアウト心線89の単心光ファイバ側の先端には、それぞれ光コネクタ89aが取り付けられている。これらの光コネクタ89aは、光コネクタアダプタ74の接続部74aに挿入されることにより成端される。この光コネクタアダプタ74の接続部74aに、光コネクタ84aで成端された他の光ファイバ84を挿入することにより、ファンアウト心線89の各単心光ファイバを、光ファイバ84と光接続することができる。
ここでは、プラスチックシート77は、舌片77a,77b(図9(a)参照)の代わりに、ファンアウト心線89の単心部の配線方向(図13(b)の左右方向)にほぼ直交した幅広の折曲げ部77eを有しており、多数のファンアウト心線89の上方に覆い被さって、それらの浮き上がりをより確実に防止できるようになっている。
【0066】
図15(a),(b)に示すように、融着部収納部90は、底部92bとその両側の側部92a,92aを有して断面U字溝状に形成されたU字板92と、U字板92の長手方向(図15(b)の上下方向)の両側に、ケース本体72の底面部72bから立設されたピン93と、ピン93に被せられたチューブ94とを有する。U字板92やピン93は、ステンレスやスチールなどから構成することができる。チューブ94の材質としては、光ファイバを傷つけないように、シリコーンゴムなどの柔軟な材質が好ましい。
ファンアウト心線89と他の光ファイバ88との融着部91は、U字板92内に収納される。光ファイバ89,88は、ピン93の両側(図15(a)の左右の両側)それぞれを通って配線される。これにより、ピン93の両側に2列に融着部91を収納でき、融着部収納部90の高さ(図15(a)の上下の寸法)を抑制できる。
【0067】
なお、融着部収納部90は、ピン93をケース本体72から突設した構成に限定されない。例えば、図16に示す融着部収納部90では、U字板92の底部92bの幅方向の中央部から延長部92cを突出させ、該延長部92cをU字板92の長手方向の両側に延長し、さらに該延長部92cの先端部92dを折り曲げて、ケース本体72の底面部72bに略垂直な方向に立てている。そして延長部92cの先端部92dにチューブ94を被せている。
このような融着部収納部90によっても、チューブ94を被せた延長部92cの先端部92dによって、光ファイバ89,88の経路を仕切ることができ、ピン93を設けた構成と同様の作用および効果を奏する。
【0068】
光ファイバ88,89は、ケース71内で、図14(a),(b)に示すように配線される。この配線作業は、例えば、以下の手順によって行うことができる。まず、ファンアウト心線89の単心光ファイバ側の先端に取り付けられた光コネクタ89aを光コネクタアダプタ74にコネクタ接続し、余長を光ファイバガイド75の周りに巻き回して、ファンアウト心線89の多心側をプレート81の隙間81eから引き出す。さらにプレート81上に引き出された光ファイバ89を、ケース71外から中に引き込まれる光ファイバ88と融着接続し、光ファイバ89,88の融着部91を融着部収納部90に収納するとともに、光ファイバ89,88の余長を光ファイバガイド85,86,87の周りに巻き回す。さらに、光ファイバ88を光ファイバ挿入口71bから引き出したのち、蓋73をケース本体72にネジ締めして閉める。
【0069】
上述のようなカプラモジュール70,70B,70Fや、成端モジュール80は、いずれも図7に示したモジュール収納棚60に収納することができる。カプラモジュール70,70B,70F等に接続される光ファイバは、例えば伝送装置側の光ファイバ67をモジュール収納棚60の天板63側に配線し、端末側の光ファイバ68をモジュール収納棚60の底板64側に配線するようにすれば、光ファイバを振り分けて配線を整然と行うことができる。
【0070】
図5に示すように、カプラユニット23と成端ユニット42との間をジャンパコード50で配線するような場合には、例えば、カプラユニット23として、カプラモジュール70,70B,70Fを収納した一のモジュール収納棚60を用い、成端ユニット42として、成端モジュール80を収納した他のモジュール収納棚60を用い、これらモジュール収納棚60,60の間にジャンパコード50を配線して接続してもよい。
また、図17に示すように、一つのモジュール収納棚60に、カプラモジュール70,70B,70Fと成端モジュール80とを収納し、カプラモジュール70,70Bと成端モジュール80との間にジャンパコード50を配線して接続してもよい。
【0071】
図18に、モジュール収納棚の改変例を示す。このモジュール収納棚100(シャーシ)は、両側の側部101,101と、背面部102と、操作側の前面(図16の左下側)を除く三方にて前記背面部102および側部101,101と連結された棚板103により、トレー状の棚として構成されている。モジュール収納棚100としては、例えば、ステンレス板や鋼板などの適宜の材料を折り曲げ成形したものを用いることができる。
【0072】
側部101の前面側の端縁部101aは、互いに他方の側部101の側と反対側である外方に折り曲げられている。この端縁部101aには、モジュール収納棚100をラック等にボルトやナットなどで取り付けるための溝状または穴状の取付部101bが設けられている。また、背面部102には、嵌合用のスリット102aが設けられている。
棚板103の上は、カプラモジュール70や成端モジュール80を収納するためのモジュール収納領域106となっている。カプラモジュール70を棚板103上に固定するため、棚板103の前縁部103aには、取付穴104a(ネジ穴)が穿設された取付部104が立設されている。
【0073】
棚板103の前面側には、伝送装置側の光ファイバ67を挟み込んで保持するクリップ107と、端末置側の光ファイバ68を挟み込んで保持するクリップ108とが、モジュール収納領域106の左右に分かれて設けられている。
ここでは、取付部104およびスリット102aは、棚板103の幅方向(図18の左右方向)に一定の間隔で設けられており、モジュール70を棚板103の幅方向に並べて配置できるようになっている。ここではモジュール70は、蓋73を上に向けて、棚板103上に平置きにされている。
【0074】
モジュール70は、差込片73cを、モジュール収納棚100の背面部102のスリット102aに差し込むとともに、モジュール70の取付部71dを、棚板103に設けられた取付部104aに当接させて、取付穴104a,71e同士を位置合わせしてネジで締めることにより、棚板103上のモジュール収納領域106にしっかりと固定することができる。
このような構成のモジュール収納棚100によれば、光配線装置などを構成するためのラックの高さ方向のスペースをあまり必要とせずに、必要な個数のモジュール70をコンパクトかつ高密度に設置することができる。
【0075】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、光ファイバとしては、単心または多心の光ファイバ心線、光ファイバコードなどを適宜使用可能であり、補強および取扱性向上のため、エラストマーなどからなる周知の保護チューブなどを必要に応じて適用してもよい。また、光ファイバケーブルの収容心数なども、何ら限定されるものではない。光ファイバカプラとしては、融着延伸カプラ、基板型光導波路カプラなど、公知の種々のものを特に限定されることなく採用することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光伝送システムのユーザ数(端末数)の増加に対応して、光ファイバを効率的かつ経済的に増設することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光伝送システムの一例を示す模式図である。
【図2】本発明の光配線方法によって光伝送システムの回線を増設する方法を説明する模式図であり、(a)は増設前、(b)は増設後の状態の一例を示す図である。
【図3】本発明の光伝送システムにおいて、中継局と端局における光配線の第1例を示す概略構成図である。
【図4】本発明の光伝送システムにおいて、中継局と端局における光配線の第2例を示す概略構成図である。
【図5】本発明の光伝送システムにおいて、中継局と端局における光配線の第3例を示す概略構成図である。
【図6】本発明の光伝送システムにおいて、中継局と端局における光配線の第4例を示す概略構成図である。
【図7】モジュール収納棚の一例を示す斜視図である。
【図8】カプラモジュールの第1の実施の形態の構成例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。
【図9】図8のカプラモジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)全体の断面図、および(c)蓋の正面図である。
【図10】図8のカプラモジュール内の配線例を示し、(a)装置側光ファイバの本数を1、外線側光ファイバの本数を8とした配線例を示す正面図である。(b)装置側光ファイバの本数を2、外線側光ファイバの本数を8とした配線例を示す正面図である。(c)装置側光ファイバの本数を3、外線側光ファイバの本数を6とした配線例を示す正面図である。
【図11】カプラモジュールの第2の実施の形態の構成例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。
【図12】図11のカプラモジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)プレートを省略した状態を示す図、および(c)全体の断面図である。
【図13】カプラモジュールの改変例および成端モジュールの一例を示す(a)正面図、および(b)側面図である。
【図14】図13に示す成端モジュールの(a)蓋を開けた状態を示す正面図、(b)プレートを省略した状態を示す図、および(c)全体の断面図である。
【図15】成端モジュールの融着部収納部を示す(a)端面図、および(b)正面図である。
【図16】成端モジュールの融着部収納部の改変例を示す(a)端面図、および(b)正面図である。
【図17】カプラ収納部における光ファイバの配線例を示す正面図である。
【図18】モジュール収納棚の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…伝送装置、2…光配線装置、3…装置側光ファイバ、4…カプラ収納部、5…局側光カプラ、6…外線側光ファイバ、7…分配用光カプラ、10…光伝送システム、16…光接続箱、17…分配用光ファイバ、19…端末、60…モジュール収納棚(カプラ収納部)、70,70B,70F…、カプラモジュール、71…ケース、100…モジュール収納棚(カプラ収納部)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical wiring method, an optical transmission system, and an optical wiring device that perform optical transmission via an optical fiber wired between a transmission device installed in a station and a terminal such as a user.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an optical transmission system in which an optical fiber is wired as a transmission path between a station (relay station) provided with a transmission device and a user, a media converter (corresponding to each user terminal) MC (Media Converter) is used to connect the MC and the terminal in a 1: 1 correspondence with an optical fiber without branching (so-called SS method: SS: Single Star), or one light on the transmission device side An optical coupler is interposed between the fiber and a plurality of transmission lines on the user terminal side, and the optical fiber on the transmission device side (device side optical fiber) is branched by the optical coupler so that it can be shared by a plurality of users. There is a method (so-called PDS method, PDS: Passive Double Star).
[0003]
In the case of the SS system, it is necessary to wire the same number of transmission paths as the number of users between the transmission apparatus and the user terminal, so the number of transmission apparatuses must be increased to secure a large installation area in the station. In addition, the number of transmission lines has increased, and there has been dissatisfaction with the cost required for wiring and maintenance. On the other hand, in the case of the PDS system, since one transmission device is shared by a plurality of users, the number of optical fibers on the device side between the transmission device and the optical coupler can be reduced. In addition to miniaturization and high density, the transmission path from the transmission device to the terminal can be constructed with only passive elements that do not require energy, such as optical fiber or optical coupler, so the cost required for wiring and maintenance There is an advantage that can be reduced. In the case of an optical transmission system constructed by the PDS method, the optical coupler may be housed in an optical wiring board having a coupler housing portion installed in the station, and may be stored in an optical connection box such as an optical closure installed in the middle of the transmission path. It may be stored (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3007074
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When constructing an optical transmission system, it is necessary to add a required transmission path in accordance with the increase in users. For example, a 32-branch optical coupler is used. However, when one transmission apparatus is added, for example, 32 lines are not necessarily added. Lines that do not need to be opened are terminated with optical connectors or the like. In some cases, the line is reserved for future line increase (hold line). When an optical coupler is installed in a station, wiring work such as opening a hold line can be performed in the station, but the number of optical fibers drawn into the station, including the number of hold lines, increases, and the optical fiber is wired in the station. Therefore, an excessive space is required as compared with the increase in the number of users, which is not economical.
On the other hand, when the optical coupler is installed in the optical junction box outside the station, the number of optical fibers drawn into the station can be reduced, but one optical fiber on the transmission device side is shared by a plurality of users. In order to increase the number of users who use the transmission device by opening the reserved line without breaking the connection with the user who already uses the transmission device, wiring work such as opening the reserved line is required. It must be done outdoors, which is time consuming and inefficient.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an optical wiring method, an optical transmission system, and an optical wiring device capable of efficiently and economically adding an optical fiber in response to an increase in the number of users.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention branches a device-side optical fiber optically connected to a transmission device into a plurality of outside-side optical fibers via a station-side optical coupler housed in a coupler housing section. Each of the outside-side optical fibers is routed to a distribution optical coupler housed in an optical junction box, and is branched into a plurality of distribution optical fibers by the distribution optical coupler. In the optical wiring method in the optical transmission system wired up to the terminal,
A plurality of types of station-side optical couplers having different numbers of branches are housed in the coupler housing section, and the number of branches of a distribution optical coupler optically connected to one transmission device via the station-side optical coupler There is provided an optical wiring method characterized in that the number is different depending on the number of branches of the station-side optical coupler optically connected to the service optical coupler.
[0008]
Also, the present invention branches the device-side optical fiber optically connected to the transmission device into a plurality of outside-line optical fibers via the station-side optical coupler housed in the coupler housing section. Each is routed to a distribution optical coupler housed in an optical junction box, branched to a plurality of distribution optical fibers by the distribution optical coupler, and each of these distribution optical fibers is wired to a terminal. In optical transmission systems,
A plurality of types of station-side optical couplers with different numbers of branches are stored in the coupler storage unit, and the number of branches of the distribution optical coupler optically connected to one transmission device via the station-side optical coupler is: There is provided an optical transmission system characterized in that the number is different depending on the number of branches of the distribution side optical coupler and the station side optical coupler optically connected.
[0009]
Further, according to the present invention, the device side optical fiber optically connected to the transmission device is branched into a plurality of outside line side optical fibers via the station side optical coupler housed in the coupler housing portion, Is distributed to a distribution optical coupler housed in an optical junction box, branched into a plurality of distribution optical fibers by the distribution optical coupler, and each of the distribution optical fibers is wired to a terminal. In an optical wiring device that is used in a transmission system and includes the coupler housing,
One or a plurality of the station-side optical couplers are housed in a case to form a coupler module, and the coupler housing section houses a plurality of types of coupler modules having different branch numbers of the station-side optical coupler. Provided is an optical wiring device characterized by being enabled.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments.
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of an optical transmission system according to the present invention. FIG. 2 is a schematic diagram for explaining a method of adding an optical transmission system line by the optical wiring method of the present invention.
[0011]
In the
Between the
[0012]
One or more external
Since a large number of
When the number of
[0013]
In the
[0014]
In a PDS transmission apparatus, the maximum number of lines that can be processed by one
In the present invention, a plurality of types of station-side
[0015]
More specifically, as shown in FIG. 2 (a), the number of lines to be added in one extension work is small, and the
Further, the number of
[0016]
If the number of terminals (number of lines to be added) that need to be added in one extension work is equal to or the multiple of the maximum number of transmission lines of the transmission equipment, increase the number of
The number of lines that can be increased by the expansion work is equal to the product of the maximum number of transmission lines of the transmission apparatus and the number of transmission apparatuses added. The difference between the number of lines that can be increased and the number of lines that should be added is not enough, but such lines are terminated and held with known optical connectors, etc. It is preferable that the line can be opened through fusion splicing or the like, because it is possible to suppress the waste of the line.
[0017]
In the above optical wiring method, the station side
When the station-side
On the other hand, as an advantage of installing the station-side
[0018]
Hereinafter, the configuration of the optical wiring between the
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of an optical wiring configuration in the
[0019]
The
[0020]
In the
As an optical connector, an SC type optical connector (SC) defined in JIS C 5973 or the like, an MU type optical connector (MU: Specified in JIS C 5983), or so-called SC2 type. An optical connector plug such as an optical connector and an optical connector adapter can be employed.
[0021]
The
[0022]
An
[0023]
An
An
[0024]
In the above wiring example, the
[0025]
According to such a wiring example, the switching of the line connected to the
[0026]
FIG. 4 is a schematic diagram illustrating a second example of the optical wiring configuration in the
In this wiring example, the
[0027]
The
[0028]
The communication
The
[0029]
The optical connection between the
In addition, when the wiring switching through the
[0030]
As described above, in the wiring example shown in FIG. 4, the wiring switching of the line connected to the
[0031]
FIG. 5 is a schematic diagram illustrating a third example of the optical wiring configuration in the
In this wiring example, the
[0032]
The
An optical connector 50 a at one end of the
The
Here, the
[0033]
The
According to the wiring example shown in FIG. 5, since only the
[0034]
FIG. 6 is a schematic diagram illustrating a fourth example of the optical wiring configuration in the
This wiring example is an example of optical wiring used when another
[0035]
In this wiring example, the
Further, at the
[0036]
Next, a specific example of the configuration of the
FIG. 8A is a front view and FIG. 8B is a side view illustrating a configuration example of the first embodiment of the coupler module. 9A is a front view showing the coupler module of FIG. 8 with the lid opened, FIG. 9B is a sectional view of the entire case, and FIG. 9C is a front view of the lid. FIG. 10 is a diagram illustrating an example of wiring in the coupler module of FIG.
FIG. 11A is a front view and FIG. 11B is a side view illustrating a configuration example of the coupler module according to the second embodiment. 12A is a front view showing a state where the lid of the coupler module of FIG. 11 is opened, FIG. 12B is a view showing a state where the plate is omitted, and FIG. 12C is a sectional view of the whole.
13A is a front view and FIG. 13B is a side view showing a modified example of the coupler module and an example of the termination module.
FIG. 14: is the front view which shows the state which opened the cover of the termination | terminus module shown in FIG. 13, (b) The figure which shows the state which abbreviate | omitted the plate, (c) It is sectional drawing of the whole.
FIGS. 15A and 15B are (a) an end view and (b) a front view showing a fused part storage part of the module. FIGS. 16A and 16B are (a) an end view and (b) a front view showing a modified example of the fused portion storage portion of the module.
FIG. 17 is a front view showing an example of optical fiber wiring in the module storage shelf. FIG. 18 is a perspective view showing another example of a module storage shelf.
[0037]
The module storage shelf 60 (chassis) shown in FIG. 7 includes the
[0038]
The
Between the
[0039]
On the
[0040]
As will be described in detail later, the
[0041]
The
[0042]
In the
The
The
[0043]
The
[0044]
An
The
The
[0045]
On the
The
[0046]
A mounting
As shown in FIG. 7, the
[0047]
As shown in FIG. 9, a circular
One
On the top 76a opposite to the
[0048]
A
[0049]
For example, as shown in FIG. 9A, the
[0050]
In particular, when an
[0051]
When the number of branches of the
When the number of branches of the
When the number of branches of the
[0052]
11 and 12 show a second embodiment of the coupler module. As shown in FIG. 12C, the
The
[0053]
As shown in FIG. 12B, the layer below the
[0054]
As shown in FIG. 12A, the
[0055]
In the extra length
These optical fiber guides 85, 86, 87 have a plurality of tongue-
By winding the optical fiber around the arc-shaped side surfaces 85c, 86c, 87c of the optical fiber guides 85, 86, 87, the optical fiber can secure a bend radius of a certain level or more to process the extra length. . Further, since the optical fiber is held between the projecting
[0056]
The fused
In the
[0057]
The
[0058]
Here, the
[0059]
The
[0060]
In the above-described
The configuration of the coupler module 70B in the
[0061]
Here, there are ten
The position of the mounting
Such a coupler module 70B is suitable, for example, when the
[0062]
FIGS. 13 to 15 show specific examples of the
In this
[0063]
The
13 to 15 and the description of FIGS. 3 to 6, the fan-
[0064]
In the
For example, when a fan-
[0065]
An
Here, the
[0066]
As shown in FIGS. 15 (a) and 15 (b), the fused
The fused
[0067]
In addition, the fusion | fusion
Also with such a fused
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
As shown in FIG. 5, when the
As shown in FIG. 17, the
[0071]
FIG. 18 shows a modification example of the module storage shelf. The module storage shelf 100 (chassis) includes the
[0072]
The
On the
[0073]
On the front side of the
Here, the mounting
[0074]
The
According to the
[0075]
Although the present invention has been described based on the preferred embodiment, the present invention is not limited to this embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
For example, as an optical fiber, a single-core or multi-core optical fiber, an optical fiber cord, or the like can be used as appropriate, and a known protective tube made of an elastomer or the like is used as necessary for reinforcement and improved handling. May be applied. Further, the number of optical fiber cables that can be accommodated is not limited. As the optical fiber coupler, various known ones such as a fusion-stretching coupler and a substrate type optical waveguide coupler can be adopted without particular limitation.
[0076]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to efficiently and economically add an optical fiber in response to an increase in the number of users (number of terminals) of an optical transmission system.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of an optical transmission system of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are schematic diagrams for explaining a method of adding a line of an optical transmission system by the optical wiring method of the present invention, in which FIG. 2A is a diagram showing an example of a state before the addition and FIG. .
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a first example of optical wiring in a relay station and a terminal station in the optical transmission system of the present invention.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing a second example of optical wiring in a relay station and a terminal station in the optical transmission system of the present invention.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram showing a third example of optical wiring in a relay station and a terminal station in the optical transmission system of the present invention.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram showing a fourth example of optical wiring in a relay station and a terminal station in the optical transmission system of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a module storage shelf.
FIG. 8A is a front view and FIG. 8B is a side view showing a configuration example of a first embodiment of a coupler module.
9A is a front view showing a state where the lid of the coupler module of FIG. 8 is opened, FIG. 9B is a sectional view of the whole, and FIG. 9C is a front view of the lid.
10 is a front view showing an example of wiring in the coupler module of FIG. 8, wherein (a) the number of device side optical fibers is 1 and the number of outside line side optical fibers is 8. FIG. (B) It is a front view which shows the example of a wiring which made the number of the apparatus side
11A is a front view illustrating a configuration example of a second embodiment of a coupler module, and FIG. 11B is a side view thereof.
12A is a front view showing a state in which the lid of the coupler module of FIG. 11 is opened, FIG. 12B is a view showing a state in which a plate is omitted, and FIG.
13A is a front view and FIG. 13B is a side view showing a modified example of a coupler module and an example of a termination module. FIG.
14A is a front view showing a state in which the lid is opened in the termination module shown in FIG. 13, FIG. 14B is a view showing a state in which a plate is omitted, and FIG. 14C is a sectional view of the whole.
15A is an end view and FIG. 15B is a front view showing a fused portion storage portion of the termination module. FIG.
FIGS. 16A and 16B are an end view and a front view of a modified example of the fused portion storage portion of the termination module. FIGS.
FIG. 17 is a front view showing an example of optical fiber wiring in the coupler housing.
FIG. 18 is a perspective view showing another example of a module storage shelf.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記カプラ収納部に、分岐数の異なる複数種類の局側光カプラを収納するとともに、前記局側光カプラを介して一の伝送装置に光接続される分配用光カプラの分岐数を、該分配用光カプラと光接続される局側光カプラの分岐数に応じて、異なる数とすることを特徴とする光配線方法。The device-side optical fiber (3) optically connected to the transmission device (1) is connected to a plurality of outside-side optical fibers (6) via the station-side optical coupler (5) housed in the coupler housing (4). Each of these outer-side optical fibers is branched to the distribution optical coupler (7) housed in the optical connection box (16), and a plurality of distribution optical fibers (17) are distributed by the distribution optical coupler. In the optical wiring method in the optical transmission system (10) in which each of the distribution optical fibers is routed to the terminal (19),
A plurality of types of station-side optical couplers having different numbers of branches are housed in the coupler housing section, and the number of branches of a distribution optical coupler optically connected to one transmission device via the station-side optical coupler The optical wiring method is characterized in that the number is different depending on the number of branches of the station side optical coupler optically connected to the optical coupler for use.
前記カプラ収納部に、分岐数の異なる複数種類の局側光カプラが収納されているとともに、前記局側光カプラを介して一の伝送装置に光接続される分配用光カプラの分岐数が、該分配用光カプラと光接続された局側光カプラの分岐数に応じて、異なる数となっていることを特徴とする光伝送システム(10)。The device-side optical fiber (3) optically connected to the transmission device (1) is connected to a plurality of outside-side optical fibers (6) via the station-side optical coupler (5) housed in the coupler housing (4). Each of these outer-side optical fibers is branched to the distribution optical coupler (7) housed in the optical connection box (16), and a plurality of distribution optical fibers (17) are distributed by the distribution optical coupler. In the optical transmission system in which each of the distribution optical fibers is routed to the terminal (19),
A plurality of types of station-side optical couplers with different numbers of branches are stored in the coupler storage unit, and the number of branches of the distribution optical coupler optically connected to one transmission device via the station-side optical coupler is: The optical transmission system (10) is characterized in that the number is different depending on the number of branches of the optical coupler for optical connection to the optical coupler for distribution.
前記局側光カプラの1個または複数個が、ケース(71)に収容されてカプラモジュール(70,70B,70F)を構成しているとともに、前記カプラ収納部が、前記局側光カプラの分岐数が異なる複数種類のカプラモジュールを収納可能になっていることを特徴とする光配線装置(2)。The device-side optical fiber (3) optically connected to the transmission device (1) is connected to a plurality of outside-side optical fibers (6) via the station-side optical coupler (5) housed in the coupler housing (4). Each of these outer-side optical fibers is branched to the distribution optical coupler (7) housed in the optical connection box (16), and a plurality of distribution optical fibers (17) are distributed by the distribution optical coupler. In the optical wiring device including the coupler housing portion, the optical fiber is used for the optical transmission system (10) branched to the terminal (19).
One or a plurality of the station-side optical couplers are housed in a case (71) to form a coupler module (70, 70B, 70F), and the coupler housing portion is a branch of the station-side optical coupler. An optical wiring device (2) characterized in that a plurality of types of coupler modules having different numbers can be accommodated.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179853A JP2005017519A (en) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179853A JP2005017519A (en) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005017519A true JP2005017519A (en) | 2005-01-20 |
Family
ID=34181070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179853A Pending JP2005017519A (en) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005017519A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006340A (en) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Optical transmission system adopting pon |
JP2007006341A (en) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Channel assignment method for optical network |
JP2007067458A (en) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Distribution use optical coupler module and coupler module housing frame |
JP2007096885A (en) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Optical access system changeover method and optical transmission system |
JP2007306162A (en) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Kasaoka Hoso Kk | Method of constructing communication network |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179853A patent/JP2005017519A/en active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006340A (en) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Optical transmission system adopting pon |
JP2007006341A (en) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Channel assignment method for optical network |
JP4519014B2 (en) * | 2005-06-27 | 2010-08-04 | 中国電力株式会社 | Channel assignment method for optical network |
JP4519013B2 (en) * | 2005-06-27 | 2010-08-04 | 中国電力株式会社 | PON optical transmission system |
JP2007067458A (en) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Distribution use optical coupler module and coupler module housing frame |
JP4627703B2 (en) * | 2005-08-29 | 2011-02-09 | 中国電力株式会社 | Coupler module storage rack |
JP2007096885A (en) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Optical access system changeover method and optical transmission system |
JP4530963B2 (en) * | 2005-09-29 | 2010-08-25 | 中国電力株式会社 | Optical access method switching method |
JP2007306162A (en) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Kasaoka Hoso Kk | Method of constructing communication network |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US12092885B2 (en) | Optical fiber distribution systems and components | |
US11971599B2 (en) | Sealed optical fiber terminal | |
US20190339471A1 (en) | Integrated distribution enabling access apparatus | |
US7809234B2 (en) | Telecommunications cabinet with connector storage | |
US8285105B2 (en) | Optical fiber coupler module | |
US10031305B2 (en) | Distribution device with incrementally added splitters | |
US8606067B2 (en) | Pedestal terminal with swing frame | |
US6915057B2 (en) | Cassette for coiling and holding splices between conductors, and an organizer for a plurality of said cassettes | |
US20210088743A1 (en) | Fiber optic tray | |
JPH11167046A (en) | Optical switch device and adapter device | |
US20070280619A1 (en) | Multi-directional optical splice organizer | |
WO2009091457A1 (en) | Optical device holder | |
JP2005017519A (en) | Optical wiring method, optical transmission system, and optical wiring device | |
JP2006113380A (en) | Optical wiring board | |
JP2006201387A (en) | Optical splitter |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080401 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |