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JP2005013425A - 超音波手術装置 - Google Patents

超音波手術装置 Download PDF

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JP2005013425A JP2003181583A JP2003181583A JP2005013425A JP 2005013425 A JP2005013425 A JP 2005013425A JP 2003181583 A JP2003181583 A JP 2003181583A JP 2003181583 A JP2003181583 A JP 2003181583A JP 2005013425 A JP2005013425 A JP 2005013425A
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Abstract

【課題】水晶体核の硬さに応じた手術条件を適切に設定し、効率良く手術を行うことができる超音波手術装置を提供すること。
【解決手段】超音波チップを超音波振動させることにより患者眼の水晶体核を破砕する破砕手段を備える超音波手術装置において、患者眼の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段と、該検知又は入力された水晶体核の硬さ情報に基づいて前記破砕手段の破砕力に関連する手術条件を設定する条件設定手段と、を備える。また、条件設定手段により設定された手術条件を表示する表示手段を備える。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白内障等によって白濁した水晶体核を超音波振動により破砕して除去する超音波手術装置に関する。
【0002】
【従来技術】
白内障手術においては、ハンドピースに取付けられた管状の超音波チップ(以下、USチップ)を振動させることで、白濁した水晶体核を破砕乳化し、破砕した核を眼内に供給された灌流液ととも吸引除去する超音波手術装置が知られている。(特許文献1参照)。この種の装置では、USチップに与える超音波振動の出力(以下、USパワー)の最大値、USパワーのパルスデューティー比(USパワーの発振と休止の比率)、吸引圧等の手術条件を操作パネルに設けられたスイッチで設定している。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−313496
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
水晶体核の硬さは、患者の年齢や白内障の進行具合等で異なり、患者毎に個人差がある。しかしながら、従来は水晶体核の硬さに関係なく、同じ手術条件で手術を行っており、水晶体核の硬さの違いはフットペダルの操作によりUSパワーをコントロールして対応していた。また、水晶体核の硬さによってUSパワーやパルスデューティー比等の条件設定を変更することや、水晶体核の硬さの程度を判断することは、術者の経験に依存するところが大きく、操作パネルで個々に条件を設定するには手間が掛かるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点を鑑み、水晶体核の硬さに応じた手術条件を適切に設定し、効率良く手術を行うことができる超音波手術装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1) 超音波チップの超音波振動により患者眼の水晶体核を破砕する破砕手段を備える超音波手術装置において、患者眼の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段と、該検知又は入力された水晶体核の硬さ情報に基づいて前記破砕手段の破砕力に関連する手術条件を設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の超音波手術装置は、前記条件設定手段により設定された手術条件を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
(3) (1)の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段は、患者眼の水晶体核の色を検出する色検出手段と、該検出された色に基づいて硬さを判定する手段と、を有することを特徴とする。
(4) (1)の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段は、手術の初期段階における前記破砕手段の使用データに基づいて水晶体核の硬さを検知する手段であることを特徴とする。
(5) (1)の条件設定手段が設定する手術条件は、前記超音波振動の出力、パルスデューティー比、パルス数の内の一つ又は複数の条件であることを特徴とする。
(6) (1)の超音波手術装置は破砕された水晶体核を吸引する吸引手段を備え、前記条件設定手段が設定する条件は、前記吸引手段の吸引圧、吸引流量の内の一つ又は複数の条件を含むことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は超音波手術装置の外観略図、図2は主要な要素の構成図である。
【0009】
1は装置本体であり、本体1には装置全体の制御を行う制御部5が収納されている。2は術者に把持されるUSハンドピースである。USハンドピース2の先端には吸引孔を持つ管状のUSチップ2aが取り付けられている。USチップ2aには、USハンドピース2に内蔵された振動子により発生する超音波振動が増幅伝達される。これによりUSチップ2aは水晶体核を破砕乳化する。USハンドピース2の振動子には本体1に接続されたケーブルを介して駆動エネルギが供給される。USチップ2aの超音波振動は、連続発振とパルス発振が可能である。操作パネル3には灌流圧、吸引流量、吸引圧、USパワー等の手術条件を個々に設定するスイッチ、動作モードを選択するモードスイッチ、設定情報や術者への報知情報を表示する表示器3a等が設けられている。モードスイッチの中には、USハンドピース2の超音波使用時に各種の手術条件設定を異なるパターンに変更するUSモード切換えスイッチ(後述するUS1モード、US2モード)が用意されている。制御部5には手術時に得られたUSパワー等の使用データを記憶するメモリ7が接続されている。
【0010】
10は患者眼Eに供給するための生理食塩水等の灌流液が入れられた灌流瓶であり、11は灌流液を患者眼Eへ導くための灌流チューブである。灌流瓶10はポール12に吊り下げられており、ポール12は上下駆動装置13(又は手動)により上下動され、灌流瓶10の高さを変化できるようになっている。灌流瓶10の高さは患者眼E内の圧力を適度に維持するように設定される。灌流チューブ11の途中には制御弁14が設けられており、制御弁14の開閉により灌流液の流出制御が行われる。灌流チューブ11の一端は灌流瓶10側に接続され、他端は破砕用のUSハンドピース2側に接続される。
【0011】
16は吸引チューブであり、USハンドピース2に取り付けられたUSチップ2aの吸引孔から吸収される灌流液や破砕乳化した核等の廃液を体外に排出するために使用される。吸引チューブ16の途中には圧力センサ30に繋がる接続部32、蠕動型の吸引ポンプ18が設けられている。また、吸引チューブ16はバイパスチューブ19を介して灌流チューブ11と連通しており、バイパスチューブ19の流出制御は制御弁15により行われる。吸引チューブ16内の吸引圧は、圧力センサ30により常時検出されており、吸引圧が予め設定された上限の吸引圧に達したときは、制御部5は吸引ポンプ18を停止する。また、吸引圧を下げる必要があるときには、制御部5は制御弁15を開き、灌流液を灌流チューブ11からバイパスチューブ19を介して吸引チューブ16内に流入させて吸引圧を下げる。吸引圧の上限(最大吸引圧)は入力部3のスイッチ操作で設定される。
【0012】
6は、ペダル21の踏み込み量(操作位置)に応じて、灌流、吸引、超音波乳化の制御を行うフットスイッチである。ペダル21の後方は軸22によりベース部20に連結しており、ペダル21は軸22を中心として図上の矢印Aの方向に回転可能である。このような機構を持つフットスイッチ6は、図3に示すように、フットスイッチ6の踏み込みポジションの信号に対応して灌流、吸引、超音波乳化である超音波発振の各動作が制御されるようになっている。また、ポジション3におけるUSパワーの大きさは、ペダルの踏み込み量に応じて、リニアに大きくなるように設定されている。ペダル最大踏み込み時のUSパワーは、操作パネル3で設定される。
【0013】
次に、上記のような構成も持つ装置の動作を説明する。ここでは、水晶体核を分割して乳化吸引する術式において、水晶体核の分割時の手術段階で使用したUSパワー等のデータから水晶体核の硬さを検知し、その硬さに基づいて破砕力の条件を決定する例を説明する。
【0014】
まず、操作パネル3に設けられたスイッチにより、手術の初期段階では装置の動作モードをUS1モードとする。US1モードでは水晶体核の硬さの検知モードとされる。また、US1モードにすると、制御部5によってメモリ7に予め記憶されいるUSパワー等の手術条件が呼び出されて設定される。例えば、吸引圧20kPa(150mmHg)、吸引流量26mL/min、USパワー40%、USパルス数60pps、パルスデューティー比40%に設定される。なお、USパワーの設定値は、フットペダル21を最大に踏み込んだときに出力されるUSパワーである。各手術条件の設定値は、操作パネル3に設けられた表示器3aに表示される。また、各手術条件の設定値は、操作パネル3の個々の条件設定スイッチにより変更することも可能である。
【0015】
装置側の準備ができたら、術者は顕微鏡部で患者眼を観察しながらチップ2aを嚢内に挿入し、フットスイッチ6のフットペダル21をポジション3まで踏み込むことにより、灌流液の供給と吸引動作に加えてチップ2aに超音波振動を生じさせる。チップ2aの超音波振動により、手術の初期段階では水晶体核を図4のように分割する。図4においては、核を4分割しているが、2分割や8分割でもよい。ポジション3においてはフットペダル21の踏み込み量によりUSパワーがリニアに変化される。水晶体核の分割がある程度できたら、操作パネル3のスイッチにより動作モードをUS2モードに切り換える。制御部5は、US2モードへの切換え信号をトリガとして、US1モードにおけるUSパワーとUS時間(超音波振動を使用した時間)のデータを基に水晶体核の硬さ判定する。
【0016】
ところで、水晶体核の硬さは、一般に、最も軟らかい方から順にGrade1〜Grade5の5段階的に分けらている。さらに、Grade2.5というように、0.5毎にGrade分けが細分化される場合もある。本実施形態では細分化したグレード分けを組み合わせ、US1モードにおいて使用されたUSパワー等のデータによって次のように水晶体核の硬さを判定する(図5参照)。すなわち、US1モードにおいて使用された最大USパワーが10%以下の場合にはGrade2.5以下と判定し、使用された最大USパワーが11%から20%までの場合にはGrade3.0と判定し、使用された最大USパワーが21%から30%までの場合にはGrade3.5と判定し、使用された最大USパワーが31%から40%までの場合にはGrade4.0以上と判定する。さらに、Grade4.0以上においては、US時間が30秒以下の場合にはGrade4.0と判定し、US時間が30秒以上の場合にはGrade4.5以上であると判定する。
【0017】
なお、核の硬さの判定においては、上記のように最大USパワーによる判定ではなく、US1モードにおいて使用されたUSパワーの平均値によるものでも良い。あるいは、US1モードにおいて使用されたUSパワーの総和から硬さの判定を行っても良い。
【0018】
制御部5は核の硬さを判定した後、その硬さを基にUS2モード時の破砕力に関連した手術条件の設定を決定する。図6(a)は、核の硬さに応じて最大USパワーの設定条件を変える例である。核の硬さがGrade2.5以下であればUSパワー10%に設定され、Grade3.0であればUSパワー20%に設定され、Grade3.5であればUSパワー30%に設定され、Grade4.0であればUSパワー40%に設定され、Grade4.5以上であればUSパワー60%に設定される。このように設定がなされると、操作パネル3の表示器3aに設定された手術条件と核の硬さの判定結果が表示される。これにより、術者は核の硬さの判定結果とその硬さに応じて決定された手術条件を確認できる。この場合も個々の条件設定スイッチにより手術条件を変更するは可能である。
【0019】
図6(b)は、核の硬さに応じて最大USパワー及びパルスデューティー比の両者の条件設定を変える例である。最大USパワーの設定は、核が硬くなるに従って高い設定となるように変えられる。加えて、パルスデューテー比は、核が硬い時には発振の比率を増加させ、軟らかい時には発振の比率を下げるように変えられる。
【0020】
また、破砕力に関連した手術条件の設定としては、パルス数(1秒間当たりのパルス数)、吸引圧、吸引流量がある。これらについても核の硬さに応じて条件設定が変えられるようにしても良い。すなわち、パルス数については、核が硬くなるに従ってパルス数を増加させる。吸引圧及び吸引流量についても、核が硬くなるに従って各設定値を増加させる。なお、吸引圧及び吸引流量の設定値を増加させる場合には、サージ(前房の不安定)を減らすために、灌流圧(ボトルの高さ)も合わせて上げることが好ましい。
【0021】
上記のように、US2モードに切り換えると、US1モード時に検知された水晶体核の硬さに合ったUSパワー等の条件が自動的に設定される。このため、術者は分割後の残りの水晶体核を破砕乳化するに際して、余分な超音波振動を使用することなく、効率良く手術を行える。また、必要以上の過大な破砕力を使用しないで手術が可能になるので、創口の熱傷等の合併症を抑えることができる。
【0022】
図7は、水晶体核の硬さを色により検知する場合の装置例である。図2と同機能の要素には同一符号を付している。
図7において、40は手術顕微鏡の双眼の顕微鏡部、41は手術顕微鏡の対物レンズである。42は顕微鏡部40が持つ双眼光路の一方に配置されたハーフミラーである。ハーフミラー42の反射方向には可視域に感度を持つ撮像手段としてのCCDカメラ44が配置されている。図示を略す照明光源により照明された患者眼の水晶体は、CCDカメラ44により撮像される。CCDカメラ44の出力は画像処理部45に入力される。画像処理部45には、カラーモニタ46、マウスやキーボード等の入力手段47が接続されている。画像処理部45は制御部5に接続されている。画像処理部45及び入力手段47はパーソナルコンピュータが使用できる。画像処理部45の機能は、装置本体1が有する制御部5に持たせても良い。
【0023】
なお、CCDカメラ44は顕微鏡部40の光路を分けて患者眼を撮像するようにしたが、水晶体を撮像できる位置であればどこに配置されていてもよい。また、CCDカメラ44に代えて、デジタルカメラを用いても良い。
【0024】
このような構成の装置において、術者は患者眼の水晶体を顕微鏡部40により観察し、入力手段47の指示によりCCDカメラ44により撮像された患者眼の像を画像処理部45が持つ画像メモリに取り込む。画像処理部45により取り込まれた患者眼の像は、図8のようにモニタ50に表示される。術者はモニタ46に表示された患者眼像上の白濁した水晶体部分に色解析用の指定領域51を入力手段47により位置させた後、色解析を実行する。
【0025】
水晶体核の色に基づく水晶体核の硬さ検知について説明する。白内障にかかった水晶体核は、乳白色であれば軟らかく、茶褐色のような場合には硬い核であることが分かっている。これを基に画像処理部45は、指定領域51内におけるR(赤色成分)+G(緑色成分)+B(青色成分)に対するRの割合(R/(R+G+B))を解析し、その解析結果に基づいて水晶体核の硬さを判定する。
【0026】
図9は、R/(R+G+B)による核の硬さ判定と、核の硬さに応じて決定する最大USパワーを示した図である。ここでは、核の硬さを「軟らかい」、「標準」、「硬い」の3段階に分けている。R/(R+G+B)<40%の時、核の色は赤色の割合が少なく、「軟らかい」と判定される。R/(R+G+B)が40%から50%に該当するときには、「標準」であると判定される。R/(R+G+B)>45%のときには、核の色は赤色の割合が多く、「硬い」と判定される。
【0027】
水晶体核の硬さの判定結果は制御部5へ入力される(水晶体核の硬さの判定は制御部5側で行っても良い)。制御部5はフットペダルの最大踏み込み時の最大USパワーを核の硬さに基づいて設定する。最大USパワーは、「軟らかい」と判定された場合に30%とし、「標準」であると判定された時には40%とし、「硬い」と判定された時には50%と決定する。この決定情報はメモリ7に記憶される。手術時にUS2モードを選択すると、メモリ7から記憶情報が呼び出され、手術条件が自動的に設定される。
【0028】
なお、画像処理部45にて判定された核の硬さは、カラーモニタ46にも表示され、術者に報知されるので、上記のように判定結果が自動的に制御部5へと入力されるような構成でなくとも、術者がカラーモニタ46に表示される核の硬さの判定結果を確認し、判定結果を操作パネル3のスイッチによって入力するようにしてもよい。この場合、制御部5と画像処理部45を接続させておかなくても良い。
【0029】
このように設定された手術条件と核の硬さの判定結果は、操作パネル3の表示器3aにて表示される。術者は核の硬さと設定された手術条件との関係を確認でき、操作パネル3を操作することでさらに設定変更を行うことが可能となる
なお、水晶体核の硬さによって決定する手術条件としては、図2の構成の装置と同様に、USパワー、パルスデューテー比、USパルス数、吸引圧、吸引流量の内の一つ又は複数の条件が決定されるようにしても良い。
【0030】
また、モニタ46に表示される水晶体像又は顕微鏡部40により観察される水晶体像の色により、術者が水晶体核の硬さを判定し、その判定結果を操作パネル3に設けられたスイッチにより入力するように構成することもできる。この場合、水晶体核の硬さ分けを示す色サンプルを準備しておくと、水晶体核の硬さ分けの判定が容易になる。水晶体核の硬さ情報を入力すると、制御部5により手術条件が設定される。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、水晶体核の硬さに応じた適切な手術条件を設定することが可能になる。これにより、効率良く手術が行え、創口の熱傷等の合併症も軽減できる。また、手術条件の設定の手間を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波手術装置の外観略図である。
【図2】超音波手術装置の主要な要素の構成図である
【図3】フットスイッチの踏み込みポジションの信号に対応して灌流、吸引、超音波乳化の動作制御を説明する図である。。
【図4】手術の初期段階において、水晶体核が分割された状態を説明する図である。
【図5】US1モードにおいて、使用されたUSパワー等のデータによって水晶体核の硬さを判定する方法を説明する図である。
【図6】核の硬さに応じて破砕力に関連した手術条件の設定を決定する例を説明する図である。
【図7】水晶体核の硬さを色により検知する場合の装置の例である。
【図8】画像処理部により取り込まれた患者眼の像をモニタにより表示した時を示す図である。
【図9】R/(R+G+B)による核の硬さ判定と、核の硬さに応じて決定する最大USパワーの関係を示した図である。
【符号の説明】
2 USハンドピース
2a USチップ
3 パネル
5 制御部
6 フットスイッチ
40 顕微鏡部
44 CCDカメラ
45 画像処理部
46 モニタ
47 入力手段

Claims (6)

  1. 超音波チップの超音波振動により患者眼の水晶体核を破砕する破砕手段を備える超音波手術装置において、患者眼の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段と、該検知又は入力された水晶体核の硬さ情報に基づいて前記破砕手段の破砕力に関連する手術条件を設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とする超音波手術装置。
  2. 請求項1の超音波手術装置は、前記条件設定手段により設定された手術条件を表示する表示手段を備えることを特徴とする超音波手術装置。
  3. 請求項1の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段は、患者眼の水晶体核の色を検出する色検出手段と、該検出された色に基づいて硬さを判定する手段と、を有することを特徴とする超音波手術装置。
  4. 請求項1の水晶体核の硬さを検知又は入力する手段は、手術の初期段階における前記破砕手段の使用データに基づいて水晶体核の硬さを検知する手段であることを特徴とする超音波手術装置。
  5. 請求項1の条件設定手段が設定する手術条件は、前記超音波振動の出力、パルスデューティー比、パルス数の内の一つ又は複数の条件であることを特徴とする超音波手術装置。
  6. 請求項1の超音波手術装置は破砕された水晶体核を吸引する吸引手段を備え、前記条件設定手段が設定する条件は、前記吸引手段の吸引圧、吸引流量の内の一つ又は複数の条件を含むことを特徴とする超音波手術装置。
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