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JP2005012981A - ケーブルの固定構造 - Google Patents

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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
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Abstract

【課題】構造を単純化するとともに組付けを容易とした上で、軸線まわりの回転および軸線方向の移動を阻止しつつ、ケーブルを挿通せしめたクランプ部材を支持壁に固定する。
【解決手段】保持孔28と、該保持孔28に内端を連ならせるとともに外端を外方に開放したスリット29とが設けられた保持板部22を有するクランプ保持部材14が、ーブル11を貫通せしめるようにして支持壁13に設けられた取付け孔19に着脱可能に取付けられ、クランプ部材12には、保持板部22を係合するようにしてクランプ部材12の外周から凹んだ溝34と、弾性的に撓むことでスリット29から保持孔28への挿脱を可能として溝34で囲まれる挿入部31とが設けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿通せしめたケーブルを弾性的に担持する弾性材料製のクランプ部材を、前記ケーブルを貫通させる支持壁に固定するためのケーブルの固定構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルを弾性的に担持するクランプ部材に、ケーブルの軸線に沿う方向での相対移動ならびにケーブルの軸線まわりの回転を阻止するようにしてクランプ保持部材を装着し、そのクランプ保持部材を、車体に設けられた取付け孔に軸線まわりの回転ならびに軸方向移動を阻止しつつ挿通せしめるようにした、ケーブルの固定構造が、特許文献1により知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−69573号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記特許文献1で開示された固定構造では、クランプ保持部材は一対の半円筒体の一端がヒンジ部で連結されて成る形状を有するものであり、クランプ部材を挟み込んだ両半円筒体の他端を相互に接合することでクランプ部材を保持するものであり、クランプ部材をクランプ保持部材に組み込む作業が面倒である。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、構造を単純化するとともに組付けを容易とした上で、軸線まわりの回転および軸線方向の移動を阻止しつつ、ケーブルを挿通せしめたクランプ部材を支持壁に固定し得るようにしたケーブルの固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、挿通せしめたケーブルを弾性的に担持する弾性材料製のクランプ部材を、前記ケーブルを貫通させる支持壁に固定するためのケーブルの固定構造であって、保持孔と、該保持孔に内端を連ならせるとともに外端を外方に開放したスリットとが設けられた保持板部を有するクランプ保持部材が、前記ケーブルを貫通せしめるようにして前記支持壁に設けられた取付け孔に着脱可能に取付けられ、前記クランプ部材には、前記保持板部を係合するようにして前記クランプ部材の外周から凹んだ溝と、弾性的に撓むことで前記スリットから前記保持孔への挿脱を可能として前記溝で囲まれる挿入部とが設けられることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、クランプ保持部材の保持板部に設けられた保持孔に挿入部を挿通するとともに保持板部をクランプ部材の溝に係合した状態では、ケーブルの軸線方向へのクランプ部材の移動が阻止されることになる。すなわちクランプ部材およびクランプ保持部材以外の部品を不要として部品点数を少なくした単純な構造でクランプ部材を支持壁に固定することができる。しかもクランプ部材をクランプ保持部材に組付ける際には、保持板部側にクランプ部材を押しつける操作だけですみ、組付けを容易とすることができる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記保持板部に、前記スリットの外端を両側から挟む一対の受け部が、前記スリットへの前記挿入部の挿入方向と対向するようにして設けられ、前記クランプ部材には、前記挿入方向に沿う先端側に向かうにつれて細狭まりとなるようにして非円形の横断面形状に形成されて前記保持孔に挿通される前記挿入部と、前記スリットに挿通可能とした幅を有して前記挿入部の後端に連なる首部と、前記挿入部を前記保持孔に挿通した状態で前記両受け部に当接するようにして前記首部の後端に直角に連設される当接部と、前記挿入部および前記首部を囲むとともに前記当接部の両端部内側面で周方向両端を閉じるようにして円弧状に形成される前記溝とが設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、挿入部は、保持板部のスリットへの挿入方向に沿う先端側に向かうにつれて細狭まりとなるものであるので、スリットから保持孔に挿入部を押し込む作業が容易となる。また挿入部の後端に連なる首部の後端に、スリットを両側から挟むようにして保持板部に設けられる受け部に当接する当接部が直角に連設されるので、クランプ部材を一定の姿勢で保持板部に組付けることが可能であり、しかも当接部を受け部に押し当てたときには挿入部が保持孔に完全に挿通された状態となるので、作業者に対して挿入感を与えることができる。
【0009】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記クランプ保持部材に、前記保持板部に対して傾斜するとともに前記取付け孔の周囲で支持壁に当接、支持される支持面が形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、支持壁に対して傾斜した保持板部でクランプ部材を保持するようにして、支持壁に対するクランプ部材の取付け角度および取付け方向を容易に規制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1はケーブルが挿通されたクランプ部材、クランプ保持部材および支持壁の分解斜視図、図2はクランプ部材の側面図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4はクランプ保持部材にクランプ部材を組付けられる前の状態での縦断側面図、図5はクランプ部材がクランプ保持部材を介して支持壁に固定された状態での縦断側面図、図6は図5の6−6線拡大断面図、図7はクランプ保持部材へのクランプ部材の組付け過程を図3に対応した断面で順次示す図である。
【0012】
先ず図1において、たとえば車輪速度センサからの信号を導くケーブル11は、ゴム等の弾性材料から成るクランプ部材12に挿通されることにより該クランプ部材12で弾性的に担持されており、このクランプ部材12は、たとえば車体の一部である支持壁13にクランプ保持部材14を介して固定される。
【0013】
図2および図3において、クランプ部材12は、取付け部15と、取付け部15から離反するにつれて小径となる外周面を有して取付け部15に連なるテーパ状の支持筒部16とを一体に有するものであり、クランプ部材12の軸方向全長にわたって設けられる挿通孔17にケーブル11が挿通される。而して挿通孔17への挿通状態でケーブル11の外周面には挿通孔17の内周面全面が弾発的に密接しており、ケーブル11は、クランプ部材12との間に生じる摩擦力により、軸線まわりの回転および軸線方向の移動を阻止されるようにしてクランプ部材12に担持される。
【0014】
支持筒部16の外周には、複数条たとえば3条の環状溝18,18,18が軸方向に間隔をあけて設けられ、各環状溝18…によって支持筒部16の屈曲性を増すことができ、クランプ部材12を形成する材料を、より硬度の高いラバーまたは合成樹脂として、コスト低減を図ることができる。
【0015】
支持壁13には、半径方向外方側に凹んだ位置決め凹部19aを内周面の周方向1箇所に有して略円形に形成される取付け孔19が、ケーブル11を貫通せしめるようにして設けられており、クランプ保持部材14は、該取付け孔19に着脱可能に取付けられる。
【0016】
図4〜図6を併せて参照して、クランプ保持部材14は、前記取付け孔19に挿脱可能に筒状部20と、筒状部20の一端から外側方に張り出す鍔部21と、鍔部21に対して傾斜するようにして筒状部20の一端側に連設される保持板部22とを備える。
【0017】
前記筒状部20は、前記クランプ部材12の取付け部15を側方から挿脱可能に挿入するための開口部23を周方向両端間に形成するようにして横断面円弧状に形成されており、開口部23とは反対側で筒状部20の外周に、前記位置決め凹部19aに嵌合する突条20aが突設される。また鍔部21は、前記クランプ部材12の取付け部15を側方から挿脱可能に挿入し得るようにして略U字状に形成される。
【0018】
前記保持板部22は、前記開口部23側からの側面視では該開口部23に対応する位置で筒状部20の一端側外方に配置されるものであり、前記筒状部20の一端部の周方向両端に一端部が一体に連設される前記保持板部22は、その他端側に向かうにつれて前記鍔部21から離反するように傾斜しており、該保持板部22の他端および前記筒状部20の一端間は、横断面円弧状の連結部24で連結される。
【0019】
前記開口部23の両側で前記筒状部20には、前記鍔部21の一面に形成される平坦な支持面21aを取付け孔19の周囲で支持壁13に当接させるまで筒状部20を取付け孔19に挿入したときに、取付け孔19の周縁に弾発係合する係合爪25,25が、筒状部20の半径方向に沿って弾発的に撓むようにして設けられており、鍔部21には、それらの係合爪25,25の取付け孔19の周縁への弾発係合状態を解除するための操作を行うことを可能とした操作孔26,26が形成される。
【0020】
而して、筒状部20を取付け孔19に挿入することで、クランプ保持部材14は支持面21aを取付け孔19の周囲で支持壁13に当接、支持させるようにして支持壁13に取付けられることになり、この支持面21aは前記保持板部22に対して傾斜することになる。
【0021】
クランプ保持部材14の保持板部22には、保持孔28と、該保持孔28および前記保持板部22の一端間を結ぶスリット29とが設けられており、内端を保持孔28に連ならせたスリット29の外端は保持板部22の一端で外方に開放することになる。しかもスリット29の外端部両側面は、保持孔28から離反するにつれて相互に離反するように傾斜した傾斜面29a,29aとして形成される。
【0022】
一方、クランプ部材12の前記取付け部15は、支持筒部16と同軸のリング部分15aと、該リング部分15aの半径方向外方に向けてリング部分15aの外周から部分的に突出する方形部分15bとから成るものであり、この取付け部15には、該取付け部15を前記クランプ保持部材14の開口部23に挿入した状態で前記スリット29から前記保持孔28への挿脱を可能とするとともにクランプ保持部材14への挿入方向30に沿う先端側に向かうにつれて細狭まりとなるようにして非円形の横断面形状に形成される挿入部31と、前記スリット29に挿通可能とした幅を有して前記挿入部31の後端に連なる首部32と、該首部32の後端に直角に連設される当接部33と、前記挿入部31および前記首部32を囲むとともに前記当接部33の両端内側面で周方向両端を閉じるようにして円弧状に形成される溝34とが設けられる。
【0023】
前記挿入部31は、挿通孔17と同軸に配置されてスリット29の最小幅よりも大きな直径を有する第1の仮想円C1、第1の仮想円C1よりも小径である第2の仮想円C2、ならびに第1および第2仮想円C1,C2を結ぶ2つの接線で囲まれる形状を有するものであり、リング部分15aの略中央部に位置するように形成される。一方、保持板部22の保持孔28は、挿入部31の外形形状にほぼ対応した形状を有するように形成される。
【0024】
また当接部33は、前記方形部分15bの外端部の一部を構成するものであり、首部32と略T字状をなすようにして首部32の挿入方向30に沿う後端に直角に連設される。また首部32の幅は、前記第1仮想円C1の直径よりも小さく、かつ前記第2仮想円C2の直径よりも大きく設定される。
【0025】
前記溝34は、前記保持板部22を係合するようにして前記取付け部15の外周から凹むものであり、保持板部22の一端部は、前記スリット29の外端を両側から挟むようにして前記スリット29への前記挿入部21の挿入方向と対向する一対の受け部35,35を構成するようにして平坦に形成される。また前記クランプ部材12において首部32の後端に連なる当接部33の両端部内側面は、前記挿入部31を前記保持孔28に挿通した状態では前記両受け部35,35に当接するものである。
【0026】
また当接部33の外側面すなわち取付け部15における方形部分15bの外側面中央部には、挿入部31をスリット29から保持孔28に押し込む際に作業者の指を当てるための凹部36が設けられる。
【0027】
次にこの実施例の作用について図7を参照しながら説明すると、支持壁13の取付け孔19を貫通した状態にあるケーブル11を挿通せしめることで該ケーブル11を弾発的に担持したクランプ部材12をクランプ保持部材14に組付けるにあたっては、図7(a)で示すように、クランプ部材12の挿入部31を保持板部22の一端に対向させるようにしてクランプ保持部材14の開口部23に対応する位置にクランプ部材14を配置し、挿入方向30に沿うようにクランプ部材12を保持板部22側に押し込む。そうすると、図7(b)で示すように、挿入部31が弾性的に撓みつつスリット29を通過した後、図7(c)で示すように、挿入部31が保持孔28に挿通されることになり、この状態では、挿入部31が保持孔28およびスリット29の連設部に係合するので、前記挿入方向30とは逆方向にクランプ部材12が移動することはない。
【0028】
このようにしてクランプ部材12がクランプ保持部材14に組付けられるのであるが、クランプ部材12の挿入部31が、非円形の横断面形状を有するものであるので、クランプ保持部材14における保持板部22の保持孔28に挿入部31を挿通するとともに保持板部22をクランプ部材12の溝34に係合した状態では、クランプ部材12がケーブル11の軸線まわりに回転することが阻止されるとともにケーブル11の軸線方向へのクランプ部材12の移動が阻止されることになり、クランプ保持部材14を支持壁13に取付けことでケーブル11が支持壁13に固定されることになる。
【0029】
すなわちクランプ部材12およびクランプ保持部材14以外の部品を不要として部品点数を少なくした単純な構造で、軸線まわりの回転および軸線方向の移動を阻止しつつケーブル11を一定の姿勢で支持壁13に固定することができる。しかもクランプ部材12をクランプ保持部材14に組付ける際には、クランプ保持部材14の保持板部22側にクランプ部材12を押しつける操作だけですみ、クランプ保持部材14へのクランプ部材12の組付けを容易とすることができる。
【0030】
しかも挿入部31は、保持板部22のスリット29への挿入方向に沿う先端側に向かうにつれて細狭まりとなるものであるので、スリット29から保持孔28に挿入部31を押し込む作業が容易となり、特に、スリット29の外端部両側面が、保持孔28から離反するにつれて相互に離反するように傾斜した傾斜面29a,29aとして形成されているので、挿入部31を両傾斜面29a,29aでガイドすることによりスリット29から保持孔28へのクランプ部材12の押し込み作業がより一層容易となる。
【0031】
また、保持板部22の一端には、スリット29の外端を両側から挟む一対の受け部35,35が挿入方向30と対向するようにして設けられており、挿入部31の後端に連なる首部32の後端に、前記両受け部35,35に当接する当接部33が直角に連設されるので、クランプ部材12を一定の姿勢で保持板部22に組付けることが可能であり、しかも当接部33を受け部35,35に押し当てたときには挿入部31が保持孔28に完全に挿通された状態となるので、作業者に対して挿入感を与えることができる。
【0032】
またクランプ部材12において当接部33の外側面すなわち取付け部14における方形部分15bの外側面中央部には、挿入部31をスリット29から保持孔28に押し込む際に作業者の指を当てるための凹部36が設けられるので、クランプ部材12を保持板部22側に押し込む際に、押し込み荷重をクランプ部材12にかける位置が安定し、組付け作業の安定性向上を図ることができる。
【0033】
さらにクランプ保持部材14の鍔部21に、保持板部22に対して傾斜するとともに取付け孔19の周囲で支持壁13に当接、支持される支持面21aが形成されるので、支持壁13に対して傾斜した保持板部22でクランプ部材12を保持するようにして、支持壁13に対するクランプ部材12の取付け角度および取付け方向を容易に規制することができる。
【0034】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、クランプ部材およびクランプ保持部材以外の部品を不要として部品点数を少なくした単純な構造で、クランプ部材を支持壁に固定することができ、しかもクランプ部材のクランプ保持部材への組付けを容易とすることができる。
【0036】
また請求項2記載の発明によれば、スリットから保持孔に挿入部を押し込む作業が容易となり、クランプ部材を一定の姿勢で保持板部に組付けることが可能であり、しかも作業者に対して挿入感を与えることができる。
【0037】
さらに請求項3記載の発明によれば、支持壁に対するクランプ部材の取付け角度および取付け方向を容易に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルが挿通されたクランプ部材、クランプ保持部材および支持壁の分解斜視図である。
【図2】クランプ部材の側面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】クランプ保持部材にクランプ部材を組付けられる前の状態での縦断側面図である。
【図5】クランプ部材がクランプ保持部材を介して支持壁に固定された状態での縦断側面図である。
【図6】図5の6−6線拡大断面図である。
【図7】クランプ保持部材へのクランプ部材の組付け過程を図3に対応した断面で順次示す図である。
【符号の説明】
11・・・ケーブル
12・・・クランプ部材
13・・・支持壁
14・・・クランプ保持部材
19・・・取付け孔
21a・・・支持面
22・・・保持板部
28・・・保持孔
29・・・スリット
30・・・挿入方向
31・・・挿入部
32・・・首部
33・・・当接部
34・・・溝
35・・・受け部

Claims (3)

  1. 挿通せしめたケーブル(11)を弾性的に担持する弾性材料製のクランプ部材(12)を、前記ケーブル(11)を貫通させる支持壁(13)に固定するためのケーブルの固定構造であって、保持孔(28)と、該保持孔(28)に内端を連ならせるとともに外端を外方に開放したスリット(29)とが設けられた保持板部(22)を有するクランプ保持部材(14)が、前記ケーブル(11)を貫通せしめるようにして前記支持壁(13)に設けられた取付け孔(19)に着脱可能に取付けられ、前記クランプ部材(12)には、前記保持板部(22)を係合するようにして前記クランプ部材(12)の外周から凹んだ溝(34)と、弾性的に撓むことで前記スリット(29)から前記保持孔(28)への挿脱を可能として前記溝(34)で囲まれる挿入部(31)とが設けられることを特徴とするケーブルの固定構造。
  2. 前記保持板部(22)に、前記スリット(29)の外端を両側から挟む一対の受け部(35)が、前記スリット(29)への前記挿入部(31)の挿入方向(30)と対向するようにして設けられ、前記クランプ部材(12)には、前記挿入方向(30)に沿う先端側に向かうにつれて細狭まりとなるようにして非円形の横断面形状に形成されて前記保持孔(28)に挿通される前記挿入部(31)と、前記スリット(29)に挿通可能とした幅を有して前記挿入部(31)の後端に連なる首部(32)と、前記挿入部(31)を前記保持孔(28)に挿通した状態で前記両受け部(35)に当接するようにして前記首部(32)の後端に直角に連設される当接部(33)と、前記挿入部(31)および前記首部(32)を囲むとともに前記当接部(33)の両端部内側面で周方向両端を閉じるようにして円弧状に形成される前記溝(34)とが設けられることを特徴とする請求項1記載のケーブルの固定構造。
  3. 前記クランプ保持部材(14)に、前記保持板部(22)に対して傾斜するとともに前記取付け孔(19)の周囲で支持壁(13)に当接、支持される支持面(21a)が形成されることを特徴とする請求項1または2記載のケーブルの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102679042A (zh) * 2011-03-08 2012-09-19 西安宇能科技有限公司 安全型电缆卡
JP2013533501A (ja) * 2010-05-21 2013-08-22 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ マルチ・ビュー表示装置

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