JP2005009175A - 引戸錠のスイッチのオン・オフ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】戸先が戸枠に衝突した閉扉の際に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面或いはスイッチをオン・オフさせるための内端部を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成ることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸錠(片引戸、引き違い戸)の錠箱に内装されたスイッチをオン(ON)・オフ(OFF)させる引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
錠箱のフロントから受け金具に向かって突出するトリガー(水平進退動部材)と、このトリガーに連動する施錠片(例えば鎌片)を備えた建具用引戸錠は、例えば実開昭57−110260号公報に記載されている。
【0003】
この種の引戸錠は、引戸の閉戸時、トリガーはその先端面がストライクの表面に突き当たると後退し始め、鎌片は動力変換機構(例えばラック及びピニオン)を介して掛合の方向へと突出する。
【0004】
ところで、引戸を急激に閉めた時の「引戸の跳ね返り現象(跳ね返り)」によって引戸が戻るので、普通一般に、衝突する方の戸先と衝突される方の戸枠との間には、いわゆる「チリ(間隙)」を設定している。このチリは、例えば0.5mm〜5mm程度設けられている。
【0005】
また、跳ね返り現象は、錠前の施・解錠機構を構成する各部材に少なからず影響を与えるので、引戸の跳ね返りに対応して鎌片を錠箱側に多少後退するように工夫をしている(例えば特許願2001−125739号)。
【0006】
引戸錠のスイッチのオン・オフ機構もその例外ではなく、スイッチの設置箇所、スイッチの可動接触片に対するスイッチ保持機構など構成如何によっては、引戸の跳ね返り現象を受けやすい。特に、閉扉した際或いは閉戸時における施錠の信号をトリガーの動きを利用して拾う機構の場合には、トリガーは、鎌片が衝突によって回転した分だけ動力変換機構等を介してストライク側へ進出する関係にあるから、前述した0.5mm〜5mm程度のチリ寸法が変わっても確実かつ安定的に閉扉信号或いは閉戸時における施錠信号を取ることが要求される。
【0007】
なお、先行技術開示義務として、特開平3−12128号公報を記載する。この公報に記載の通電装置のスイッチは、錠箱にスイッチを内装するものではないが、スイッチは「可動接触体」を有し、引戸の上部または戸枠の何れか一方に設けられ、閉扉信号を拾うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、引戸を急激に閉めた時に発生する跳ね返りに対応してチリ寸法が変わっても、閉戸時における施錠信号又は閉扉信号を「確実かつ安定的」に取ることができることである。特に、本発明では、制御体をさらに押し込んでも或いは制御体がチリ寸法に対応して相前後しても、スイッチの可動接触片と制御体との接近関係がさほど変わらないことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の引戸錠のスイッチのオン・オフ機構は、戸先が戸枠に衝突した閉扉の際に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチをオン・オフさせる内端部を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成ることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の引戸錠のスイッチのオン・オフ機構は、戸先が戸枠に衝突した閉扉の際に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成ることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の引戸錠のスイッチのオン・オフ機構は、戸先が戸枠に衝突した閉扉時に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体とから成り、前記制御体の先端部は受け金具から所定量突出するように設けられ、閉戸時、制御体は錠箱の前面に押されると、チリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように内装バネのバネ力に抗して後退することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5に示す第1実施例を参照に本発明の引戸錠Xのスイッチのオン・オフ機構Zを説明する。
【0013】
(1)発明の実施の環境
まず、図1及び図2を参照に発明の実施の環境について説明する。Xは引戸1の中に収められる彫り込み型引戸錠である。一方、Yは戸枠2に固定的に取付けられた受け金具である。受け金具Yは、ボックス部を有するトロヨケ3と、このトロヨケ3の開口に重ね合わせられたストライク(受座)4とから成る。ストライク4は縦長板状に形成され、複数個の固着手段5を介してトロヨケ3の耳状の取り付け部に固定される。
【0014】
6は前記ストライク4に多少突出するように設けられたトリガー用押し込み突起である。この押し込み突起6はトリガーの先端面と当接可能である。この押し込み突起6は、「チリ」設定を考慮して設けたものであるが、基本的にはストライク4の一部を構成する。したがって、ストライク4は、引戸1を閉める際に該押し込み突起6を介してトリガーを後退させる。7は鎌片用縦長窓、8はスイッチをオン・オフさせる制御体用窓、9はブロック状の制御体用案内部(水平切欠、水平溝、水平突条など)である。
【0015】
(2)錠箱10
次に図3を参照に錠箱について説明する。10は引戸1の縦框に内装される錠箱である。この錠箱10は、ケース身10aと、このケース身10aの大きい開口部を閉鎖する板状のケース蓋10bとから成る。錠箱10も引戸錠Xの一部を成す。
【0016】
11は錠箱10の前側の開口に固定されたフロントである。このフロント11は、普通一般に錠箱10の長板状蓋板(或いは取付前壁)12に固定されている。13は錠箱を引戸1に固定するための複数個の第2固着手段である。14は縦長状の鎌片用出入り窓、一方、15は矩形状のトリガー用窓である。トリガー用窓15は、鎌片用出入り窓14と非連通状態に仕切られている。
【0017】
(3)ケース身10aとケース蓋10b
ケース身10aとケース蓋10bに形成された幾つかの案内部並びに支軸ついて説明する。まず錠箱10の下部に設けられた案内部等について説明すると、16はフロント11(取付前壁12も含む)の下部に形成された水平作動杆用案内窓、17は該水平作動杆用案内窓の付近のケース身10a又は/及びケース蓋10bに形成された水平作動杆用水平案内部(水平切欠、水平溝など)、18はこの水平案内部17を基準にしてケース身10a又は/及びケース蓋10bの後壁寄りの部位に形成されたスライド駆動板用案内軸、19は水平案内部17よりも多少上方の位置に設けられた揺動リンク用支軸である。
【0018】
次に錠箱10の上部に設けられた案内部等について説明すると、21は操作片用縦長窓、22はトリガー用の第1の案内部(例えば突起片)、23はトリガー用の第2の案内部(水平切欠、水平溝など)、24は鎌片用支軸である。鎌片用支軸24は鎌片自体に設けても良い。
なお、ケース身10a及びケース蓋10bには、その他に、図示しない施・解錠機構を構成する係止板を軸支するための固定軸用孔、仮施錠片用の案内孔、戸跳ね返り防止部材用の軸孔などが形成されているが、本発明の特定要件に関係ないので、図示及び説明を割愛する。
【0019】
(4)トリガー:水平進退動部材
次に図2を参照にトリガー(進退動部材)26について説明する。トリガー26は錠箱に複数個のトリガー案内部22.23を介して摺動自在に設けられている。トリガー26は、閉扉時に錠箱のフロント11から突出する水平突出杆部26aと、この水平突出杆部にやや幅広に連設する横杆状バネ収容部とを有する。
【0020】
前記バネ収容部には仮想線で示すようにトリガーバネ27が組込まれている。トリガーバネ27は、その後端部が図示しない垂直板に圧接し、常時水平突出杆部26aがフロント11から突出するように付勢する。進退動部材26の下部側壁には、動力変換機構の一部(本実施例ではラック)が形成されている。
【0021】
(5)鎌片:施錠対象
28は施錠対象の鎌片である。鎌片28は、基部に動力変換機構の一部(ピニオン)を備えると共に、錠箱10内に鎌片用支軸24を介して軸支され、かつ、トリガー26の後退動に連動してストライク4と掛合する方何へ回転する。
【0022】
鎌片28は、ピニオンを有する基部と、ストライク4と係合する鉤状先端部と、幅広後端部とから成り、前記幅広後端部の適宜部位には、仮施錠ないし本施錠時、図示しない係合可動部材の係合爪によって係止される連続的な係合歯が形成されている。
【0023】
(6)主たる部材
次にスイッチのオン・オフ機構Zを構成する主たる部材について説明する。図1は本発明の構成をブロック図で示したものであり、図2は、その適用例の引戸錠Xを示す概略説明図である。
【0024】
そこで、図4を参照にして本発明の主たる部材を説明する。スイッチ38は、マイクロスイッチが採用され、制御体用窓8の付近にやや斜めの状態で固定的に配設されている。スイッチ38は可動接触片39を有し、該可動接触片39は下向きである。制御体36は角型のプロック形態(例えば直方体)であり、内端部の上壁(一辺)は傾斜状の制御面36aとなっている。
【0025】
スイッチ38の可動接触片39は、閉扉時に該制御面36aに押圧され、制御装置40は制御体36の可動接触片39に対する押圧状態を施錠信号として拾う。制御体36の先端部の受け面36bは、本実施例ではストライク4と略面一である(若干突出しても良い)。
【0026】
制御体36の左右の側壁には、トロヨケの案内部9に係合する突起42.42が設けられている。これらの突起42.42は、ストライク4の内壁面に当接し、制御体36の停止位置を規制する。また、制御体36には。その内端部の端面から受け面36bに向かって内装バネ37の一端部を収納するバネ収納部43が形成されている。
【0027】
操作片31は、サムターンに相当する摘み操作部材の一種であり、操作片用縦長窓21を介して縦長状のスライド駆動片32の上端部に適宜結合している。スライド駆動片32は錠箱の機構部との関係で縦長状に形成されている。ライド駆動片32は、操作片31を持ち上げると案内軸18、垂直案内長孔45等に案内されながらスライド上昇し、一方、操作片31を押し下げるとスライド下降する。
【0028】
揺動リンク33は、錠箱10の内部空間に配設され、その中央部が支軸19に軸支されている。アングル状(端面L型状)に形成された一端部33aはスライド駆動板32の幅広下端部に設けられた突起軸46に枢支され、一方、段差状に形成された他端部33bは、水平作動杆35の後端部寄りの部位の切欠面に設けられた突起軸47に軸支されている。したがって、揺動リンク33は、スライド駆動板32が上下動すると、前記突起軸46を中心に左右に揺動する。
【0029】
水平作動杆35は、その後端部35aの両側壁に錠箱10の水平案内部17にそれぞれ係合する案内突起48.48を有すると共に、先端部35bは錠箱10の案内窓16に係合している。したがって、本実施例では、水平作動杆35は、スライド駆動板32が下方向へ移動すると、錠箱に軸支された揺動リンク33を介して錠箱10から所定量突出する。
【0030】
上記構成に於いて、図1を参照にして本発明の基本的な作用を説明する。第1実施例のスイッチのオン・オフ機構Zは、引戸1が戸枠2に衝突した閉扉の際に、例えば室内側から居住者が操作片31を操作し、これによりスライド駆動片32が下方方向へと駆動し、該駆動力により錠箱10に軸支された揺動リンク33が揺動し、該揺動により錠箱10の下部に設けた水平作動杆35が錠箱10から突出する方向へと移動し、該移動により受け金具Yに設けた制御体36が内装バネ37のバネ力に抗して後退し、この後退動によりトロヨケ3内に設けられたスイッチ38の可動接触片39が前記制御体36のスイッチオン・オフ用制御面36aにチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように押圧され、スイッチ38と電気的に接続する制御装置40は、制御体36の可動接触片39に対する押圧状態を施錠信号として拾うものである。
【0031】
図5は閉扉した際(上方の概略図)に於いて、スライド駆動片32が矢印Aで示す方向へと下降し、該スライド駆動片32の下降に伴い揺動リンク33が時計方向に回転し、これに連動して水平作動杆35が錠箱10から突出する方向へと移動し、制御体36が内装バネ37のバネ力に抗して後退した結果、スイッチ38の可動接触片39が前記制御体36に押されてスイッチがオン状態になった場合を示している。
【0032】
図6は、上記図5の態様に於いて、チリ寸法Sが「例えば0.5mm(チリ小)」の場合とチリ寸法Sが「例えば5mm(チリ大)」の場合をそれぞれ対比して示している。この説明図から明らかなように、チリ寸法の変化に対応して制御体36の位置がトロヨケ3内で多少相前後しても、制御体36の可動接触片39に対する押圧状態は、それほど変化はない。
【0033】
換言すれば、制御体36の傾斜状の制御面36aは可動接触片39の接線方向へチリ寸法の変化に対応して多少相前後動するから、スイッチ38は「オン」、「オフ」の状態を繰り返すような、いわゆる不安定な状態にはならない。
【0034】
【実施例】
本実施例のスイッチ38の一例として可動接触片を有するマイクロスイッチについて記述したが、スイッチは可動接触片を有するに限定されない。磁気感応スイッチであっても良い。スイッチ60が磁気感応スイッチの場合には、特に図示しないが、制御体(36.36A)の内端部に磁石が固定される。
【0035】
第1実施例のスイッチのオン・オフ機構Zの制御装置40は、制御体36の可動接触片39に対する押圧状態を施錠信号として拾うものであるが、この欄では、スイッチのオン・オフ機構Z1.Z2の制御装置40A.40Bが、それぞれ閉扉信号を拾う場合の各実施例について説明する。
【0036】
なお、以下の各実施例は、スライド駆動片32の駆動力により揺動する揺動リンク33、該揺動リンク33によって錠箱10から突出する方向へと移動する水平作動杆35は不要である以外は、第1実施例と同一なので、同一構成の部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を割愛する。
【0037】
図7及び図8は、第2実施例のスイッチのオン・オフ機構Z1である。このスイッチのオン・オフ機構Z1は、制御体36Aの先端部は受け金具Yから所定量突出するように設けられ、閉扉時、制御体36Aは錠箱10Aの前面11(或いは錠箱に設けられた固定部材も含む)に押されると、チリ寸法Sが変わってもスイッチ38がオン状態になるように内装バネ37のバネ力に抗して後退する。すなわち、制御装置40Aは、引戸1を閉めると同時に後退動する制御体36Aを介して閉扉信号を拾う。
【0038】
図9及び図10は、第2実施例のスイッチのオン・オフ機構Z2である。このスイッチのオン・オフ機構Z2は、制御体36Bの先端部は受け金具Yのストライク4から略突出しないように設けられ、閉戸時、制御体36Bは錠箱10Bの前面11に固定的に設けられた突起部材50に押されると、チリ寸法Sが変わってもスイッチ38がオン状態になるように内装バネ37のバネ力に抗して後退し、制御装置40Bは、可動接触片39が制御面36aに押圧された状態を閉扉信号として拾う。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面、或いはスイッチをオン・オフさせるための内端部を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成るので、引戸を急激に閉めた時に発生する跳ね返りに対応してチリ寸法が変わっても、制御装置は施錠信号を「確実かつ安定的」に取ることができる。
【0040】
また本発明にあっては、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面、或いはスイッチをオン・オフさせるための内端部を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体とから成り、前記制御体の先端部は受け金具から所定量突出するように設けられ、閉戸時、制御体は錠箱の前面に押されると、チリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように内装バネのバネ力に抗して後退するので、制御装置は閉扉信号を「確実かつ安定的」に取ることができる。後者の場合、錠箱の前面に制御体を押し込む固定突起を設けた場合にも同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図5は本発明の第1実施例を示す各説明図である。図6乃至図10は他の実施例を示す各説明図である。
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】その適用の一例である引戸錠を示す説明図。
【図3】錠箱及び受け金具の本発明の主要部に関連する部分の説明図。
【図4】本発明の主な部材の分解斜視図。
【図5】施錠信号を拾う場合の概略説明図(スライド駆動片が下降した場合)。
【図6】チリ寸法Sが「小さい」場合と「大きい」場合の対比を示す説明図。
【図7】第2実施例(制御装置40Aが閉扉信号を拾う場合)の説明図。
【図8】閉扉信号を拾う場合の概略説明図(閉扉時の場合)。
【図9】第3実施例(制御装置40Bが閉扉信号を拾う場合)の説明図。
【図10】閉扉信号を拾う場合の概略説明図(閉扉時の場合)。
【符号の説明】
X…引戸錠、1…引戸、Y…受け金具、Z.Z1.Z2…スイッチのオン・オフ機構、1…戸枠、3…トロヨケ、4…ストライク、10.10A.10B…錠箱、11…フロント、5,13…固着手段、26…トリガー、28…鎌片、31…操作片、32…スライド駆動片、33…揺動リンク、35…水平作動杆、36.36A.36B…制御体、36a…制御面、37…内装バネ、38…スイッチ、39…可動接触片、40.40A.40B…制御装置、42…突起、43…バネ収納部、S…チリ寸法。
Claims (6)
- 戸先が戸枠に衝突した閉扉の際に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチをオン・オフさせる内端部を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成ることを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
- 請求項1に於いて、制御体の内端部にスイッチをオン・オフさせるための磁石が設けられていることを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
- 戸先が戸枠に衝突した閉扉の際に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体と、錠箱に設けられ、閉戸時に操作片の操作に基づき移動するスライド駆動板と、この駆動板の駆動力により錠箱から進出するように該錠箱に設けられかつチリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように前記制御体を押し込む水平作動杆とから成ることを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
- 請求項3に於いて、スイッチは、可動接触片を有するマイクロスイッチであり、前記可動接触片は、閉戸時に制御体がトロヨケ内に後退すると、制御体の一辺に形成された傾斜状の制御面に押圧され、制御装置は、可動接触片が制御面に押圧された状態を施錠信号として拾うことを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
- 戸先が戸枠に衝突した閉扉時に、制御装置がスイッチの作動信号を拾う引戸錠のスイッチのオン・オフ機構に於いて、スイッチのオン・オフ機構は、トロヨケの内部に配設したスイッチと、このスイッチの可動接触片と摺接するオン・オフ用制御面を有すると共に、内装バネにより外方向に付勢された状態で受け金具に水平動自在に設けられた制御体とから成り、前記制御体の先端部は受け金具から所定量突出するように設けられ、閉戸時、制御体は錠箱の前面に押されると、チリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように内装バネのバネ力に抗して後退することを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
- 請求項4に於いて、制御体の先端部は受け金具のストライクから略突出しないように設けられ、閉戸時、制御体は錠箱に設けられた突起部材に押されると、チリ寸法が変わってもスイッチがオン状態になるように内装バネのバネ力に抗して後退し、制御装置は、可動接触片が制御面に押圧された状態を閉扉信号として拾うことを特徴とする引戸錠のスイッチのオン・オフ機構。
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