JP2005096269A - 積層材およびそれを使用した包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも、基材フィルムとバリア性層とからなり、更に、該バリア性層は、先に、2層以上のプラズマ化学気相成長法による多層の珪素酸化物層を設け、更に、該多層の珪素酸化物層の上に、物理気相成長法による金属酸化物層を設けた構成からなり、かつ、上記の多層の珪素酸化物層を構成する各珪素酸化物層は、炭素原子を含有し、かつ、各珪素酸化物層毎に上記の炭素原子の含有量が異なる構成からなるバリア性フィルムのバリア性層の上に、少なくとも、コ−ティング膜を設け、更に、該コ−ティング膜の上に、接着剤層を介して、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けたことを特徴とする積層材およびそれを使用した包装用袋に関するものである。
【選択図】 図4
Description
なお、本発明においては、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ−ティングしてプライマ−コ−ト剤層を形成することができ、而して、そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
而して、その製袋方法としては、上記の積層材を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル袋型、二方シ−ル袋型、三方シ−ル袋型、四方シ−ル袋型、封筒貼りシ−ル袋型、合掌貼りシ−ル袋型(ピロ−シ−ル袋型)、ひだ付シ−ル袋型、平底シ−ル袋型、角底シ−ル袋型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の形態の包装用袋を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明においては、上記の積層材を使用してチュ−ブ容器等も製造することができる。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
なお、本発明においては、上記のような包装用容器には、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けることができる。
また、その形状は、角形容器、丸形等の円筒状の紙缶等のいずれのものでも製造することができる。
而して、本発明においては、特に、例えば、醤油、ソ−ス、ス−プ等を充填包装する液体用小袋、餅を充填包装する小袋、生菓子等を充填包装する軟包装用袋、あるいは、ボイルあるいはレトルト食品等を充填包装する軟包装用袋等の飲食物等を充填包装する包装用容器として有用なものである。
まず、基材フィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを準備し、これを図1に示すような3室からなるプラズマ化学気相成長装置に装着した。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるヘキサメチルジシロキサン(以下、HMDSOという。)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
第1の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm、スタンダ−ドリッタ−ミニット)とし、また、第2の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slmとした。
なお、第3の製膜室は使用しなかった。
上記のような原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室および第2の製膜室にそれぞれ導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度200m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚65Å、第2層の膜厚65Å、総膜厚130Åからなる2層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
次いで、上記で2層の珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを、前述の図3に示す1室からなる真空蒸着機(PVD装置)装着した。
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の2層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、グロ−放電プラズマ発生装置を使用し、パワ−9kw、酸素ガス(O2 ):アルゴンガス(Ar)=7.0:2.5(単位:slm)からなる混合ガスを使用し、混合ガス圧6×10-5Torr、処理速度420m/minで酸素/アルゴン混合ガスプラズマ処理を行って、珪素酸化物層の膜面の表面張力を54dyne/cm以上向上させてたプラズマ処理面を形成した。
次に、上記で形成したプラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリウレタン系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリウレタン系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリウレタン系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、接着剤層(乾燥膜厚、1.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成した接着剤層の面に、低密度ポリエチレンを使用し、これを厚さ60μmに溶融押出コ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを製袋機に装着して製袋し、三方シ−ル型のプラスチック製小袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製小袋内に、クッキ−を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した包装製品を製造した。
上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるヘキサメチルジシロキサン(以下、HMDSOという。)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
第1の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm、スタンダ−ドリッタ−ミニット)とし、また、第2の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm)とし、更に、第3の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm)とした。
上記のような原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室、第2の製膜室、および、第3の製膜室にそれぞれ導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度300m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚45Å、第2層の膜厚40Å、第3層の膜厚45Å、総膜厚130Åからなる3層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
次いで、上記で3層の珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを、前述の図3に示す1室からなる真空蒸着機(PVD装置)装着した。
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の3層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、上記の実施例1と同様にして、プラズマ処理面を形成し、次いで、該プラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリエステル系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリエステル系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、ラミネ−ト用接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成したラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ40μmの低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを横ピロ−製袋機に装着して製袋し、ピロ−シ−ル袋型のプラスチック製袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製袋内に、ウエットティッシュを充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した横ピロ−型のプラスチック製包装製品を製造した。
上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、防湿性にも優れ、更に、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるHMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
次に、下記の表1に示すガス混合比からなる原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室および第2の製膜室にそれぞれに独立制御できる二つの供給パイプから導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度200m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚65Å、第2層の膜厚65Å、総膜厚130Åからなる2層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
┌───┬───────────────────────────┐ │ │ 第1室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:5:0.5 │ │第1室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第1室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:5:0.5 │ │第2室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │第3室│ 使用せず │ └───┴───────────────────────────┘
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の2層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、グロ−放電プラズマ発生装置を使用し、パワ−9kw、酸素ガス(O2 ):アルゴンガス(Ar)=7.0:2.5(単位:slm)からなる混合ガスを使用し、混合ガス圧6×10-5Torr、処理速度420m/minで酸素/アルゴン混合ガスプラズマ処理を行って、珪素酸化物層の膜面の表面張力を54dyne/cm以上向上させてたプラズマ処理面を形成した。
次に、上記で形成したプラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリエステル系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリエステル系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、グラビア印刷用インキ組成物を使用し、グラビア印刷方式で文字、図形、記号、絵柄からなる所望の印刷模様層を印刷した後、その印刷模様層を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成した接着剤層の面に、厚さ60μmの低密度ポリエチレン樹脂フィルムをドライラミネ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを横ピロ−製袋機に装着して製袋し、ピロ−シ−ル袋型のプラスチック製袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製袋内に、ウエットティッシュを充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した横ピロ−型のプラスチック製包装製品を製造した。
上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、防湿性にも優れ、更に、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるHMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
次に、下記の表2に示すガス混合比からなる原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室、第2の製膜室、および、第3の製膜室にそれぞれに独立制御できる二つの供給パイプから導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度300m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚45Å、第2層の膜厚45Å、第3層の膜厚45Å、総膜厚135Åからなる3層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
┌───┬───────────────────────────┐ │ │ 第1室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:5:0.5 │ │第1室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第1室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:5:0.5 │ │第2室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:5:0.5 │ │第3室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ └───┴───────────┴───────────────┘
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の3層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、上記の実施例8と同様にして、プラズマ処理面を形成し、次いで、該プラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリウレタン系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリウレタン系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリウレタン系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、ラミネ−ト用接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成したラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ60μmの低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを製袋機に装着して製袋し、三方シ−ル袋型のプラスチック製袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製袋内に、クッキ−を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した包装製品を製造した。
上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、防湿性にも優れ、更に、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるHMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)とTMOS(テトラメトキシシラン)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
次に、下記の表3に示すガス混合比からなる原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室、第2の製膜室、および、第3の製膜室にそれぞれに独立制御できる二つの供給パイプから導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度300m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚45Å、第2層の膜厚40Å、第3層の膜厚45Å、総膜厚130Åからなる3層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
┌───┬───────────────────────────┐ │ │ 第1室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TMOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第1室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第1室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TMOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第2室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TMOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第3室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ └───┴───────────┴───────────────┘
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の3層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、上記の実施例8と同様にして、プラズマ処理面を形成し、次いで、該プラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリウレタン系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリウレタン系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリウレタン系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、ラミネ−ト用接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成したラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ15μmの2軸延伸ナイロン6フィルムをドライラミネ−トし、次いで、更に、該2軸延伸ナイロン6フィルムの面に、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、ラミネ−ト用接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、しかる後、上記で形成したラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ60μmの低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを製袋機に装着して製袋し、三方シ−ル型のプラスチック製小袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製小袋内に、ドレッシングを充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した包装製品を製造した。 上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるHMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)とTMOS(テトラメトキシシラン)とTEOS(テトラエトキシシラン)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
次に、下記の表4に示すガス混合比からなる原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室、第2の製膜室、および、第3の製膜室にそれぞれに独立制御できる二つの供給パイプから導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度300m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ15μmの2軸延伸ナイロン6フィルムの一方のコロナ処理面の上に、第1層の膜厚45Å、第2層の膜厚40Å、第1層の膜厚45Å、総膜厚130Åからなる3層重層の珪素酸化物層を製膜化した。
┌───┬───────────────────────────┐ │ │ 第1室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TMOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第1室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第1室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TEOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第2室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第2室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TEOS │ 0.5:0:0.5 │ ├───┼───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ1 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ TMOS │ 0.5:2.5:0.5 │ │第3室├───────────┴───────────────┤ │ │ 第3室の供給パイプ2 │ │ ├───────────┬───────────────┤ │ │ 製膜用モノマ−ガス │ ガス混合比(単位:slm) │ │ ├───────────┼───────────────┤ │ │ HMDSO │ 0.5:0:0.5 │ └───┴───────────┴───────────────┘
次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ナイロン6フィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ナイロン6フィルムの上の3層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、上記の実施例8と同様にして、プラズマ処理面を形成し、次いで、該プラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリエステル系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリエステル系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、本発明にかかるバリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムの2軸延伸ナイロン6フィルムの面に、上記と同様に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤をロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、次いで、上記で形成した接着剤層の面に、厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルムをドラウイミネ−トし、他方、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、接着剤層(乾燥膜厚、1.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成した接着剤層の面に、低密度ポリエチレンを使用し、これを厚さ60μmに溶融押出コ−トして、本発明にかかる積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを製袋機に装着して製袋し、三方シ−ル型のプラスチック製小袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製小袋内に、ドレッシングを充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した包装製品を製造した。 上記の包装製品は、バリア性に優れ、また、匂い等の漏れも認められず、保香性に優れ、長期間の保存、貯蔵性に優れ、かつ、流通適性にも優れている結果を得た。
まず、基材フィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを準備し、これを図2に示すような3室からなるプラズマ化学気相成長装置に装着した。
次に、プラズマ化学気相成長装置のチャンバ−内を減圧した。
一方、原料である有機珪素化合物であるHMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)を原料揮発供給装置おいて揮発させ、ガス供給装置から供給された酸素ガスおよび不活性ガスであるヘリウムと混合させて原料ガスとした。
第1の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm、スタンダ−ドリッタ−ミニット)とした。
なお、第2の製膜室、第3の製膜室は使用しなかった。
上記のような原料ガスを使用し、その原料ガスをそれぞれ第1の製膜室に導入し、次いで、上記の厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをライン速度100m/minで搬送させながら、電力を印加させ、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方のコロナ処理面の上に、膜厚130Åからなる1層の珪素酸化物層を製膜化した。
次いで、上記で珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを、前述の図3に示す1室からなる真空蒸着機(PVD装置)装着した。 次に、チャンバ−内を減圧し、るつぼ内に充填したアルミニウムに電子銃で電子線を照射して、そのアルミニウムを加熱、蒸発させた。
他方、ガス吹き出し口から酸素ガスを導入して、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを400m/minの速度で搬送させながら、上記の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの上の3層の珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
次に、上記の金属酸化物層の面に、上記の実施例1と同様にして、プラズマ処理面を形成し、次いで、該プラズマ処理面の面に、シランカップリング剤1.0重量%、シリカ粉末1.0重量%、ポリエステル系樹脂13〜15重量%、ニトロセルロ−ス3〜4重量量%、トルエン31〜38重量%、メチルエチルケトン(MEK)29〜30重量%、イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)15〜16重量%からなるポリエステル系樹脂組成物を調製し、これを、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させ、上記のポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成し、バリア性フィルムを製造した。
更に、上記で製造したバリア性フィルムのコ−ティング薄膜の面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を、上記と同様に、ロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、熱乾燥させて、ラミネ−ト用接着剤層(乾燥膜厚、4.0g/m2 )を形成した。
しかる後、上記で形成したラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ40μmの低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネ−トして、積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、これを横ピロ−製袋機に装着して製袋し、ピロ−シ−ル袋型のプラスチック製袋を製造し、次いで、該そのプラスチック製袋内に、ウエットティッシュを充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして内容物を充填包装した横ピロ−型のプラスチック製包装製品を製造した。
上記の実施例1において、第1の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm、スタンダ−ドリッタ−ミニット)とし、また、第2の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm)とすることの代りに、第1の製膜室で使用する原料ガス、および、第2の製膜室で使用する原料ガスとして共に、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm)とし、その他は、上記の実施例1と全く同様にして、珪素酸化物層を形成した。
次いで、上記で珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、上記の実施例1と同様にして、上記の実施例1と同様に、上記で形成した珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
以下、上記の実施例1と同様にして、実施例1と同様に、積層材、包装用袋、および、包装製品を製造した。
上記の実施例2において、第1の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm、スタンダ−ドリッタ−ミニット)とし、また、第2の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm)とし、更に、第3の製膜室で使用する原料ガスとして、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:0:1(単位;slm)とすることの代りに、第1の製膜室で使用する原料ガス、第2の製膜室で使用する原料ガス、および、第3の製膜室で使用する原料ガスとして共に、原料ガスの混合比を、HMDSO:O2 :He=1:10:1(単位;slm)とし、その他は、上記の実施例2と全く同様にして、上記の実施例2と同様に、珪素酸化物層を形成した。
次いで、上記で珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、上記の実施例2と同様にして、上記の実施例2と同様に、上記で形成した珪素酸化物層の上に、膜厚150Åの酸化アルミニウムからなる金属酸化物層を積層した。
以下、上記の比較例1と同様にして、比較例1と同様に、積層材、包装用袋、および、包装製品を製造した。
上記の比較例1において、基材フィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用する代りに、基材フィルムとして、厚さ15μmの2軸延伸ナイロン6フィルムを使用し、その他は、上記の比較例1と全く同様にして、上記の比較例1と同様に、積層材、包装用袋、および、包装製品を製造した。
上記の比較例1において、基材フィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用する代りに、基材フィルムとして、厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、その他は、上記の比較例1と全く同様にして、上記の比較例1と同様に、積層材、包装用袋、および、包装製品を製造した。
上記の実施例1〜15、および、比較例1〜5で製造した積層材、包装用袋について、酸素透過度および水蒸気透過度を測定した。
(1).酸素透過度の測定
これは、積層材、包装用袋について、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクストラン(OX−TRAN2/20)〕にて測定した。
(2).水蒸気透過度の測定
これは、積層材、包装用袋について、温度40℃、湿度90%RHの条件で、米国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パ−マトラン(PERMATRAN3/31)〕にて測定した。
上記の測定結果について、下記の表5に示す。
┌─────┬────────────┬────────────┐ │ │ 積層材 │ 包装用袋 │ │ ├─────┬──────┼─────┬──────┤ │ │酸素透過度│水蒸気透過度│酸素透過度│水蒸気透過度│ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例1 │ 0.4 │ 1.3 │ 0.3 │ 0.7 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例2 │ 0.2 │ 0.7 │ 0.2 │ 0.4 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例3 │ 0.1 │ 1.0 │ 0.1 │ 0.8 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例4 │ 0.1 │ 0.9 │ 0.8 │ 0.6 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例5 │ 0.3 │ 1.3 │ 0.3 │ 0.6 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例6 │ 0.1 │ 0.7 │ 0.1 │ 0.5 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例7 │ 0.1 │ 0.4 │ 0.1 │ 0.3 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例8 │ 0.1 │ 0.4 │ 0.1 │ 0.3 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例9 │ 0.1 │ 0.3 │ 0.1 │ 0.2 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例10│ 0.1 │ 0.4 │ 0.1 │ 0.2 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例11│ 2.7 │ 3.8 │ 1.9 │ 1.7 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例12│ 0.1 │ 0.4 │ 0.1 │ 0.2 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例13│ 2.3 │ 3.5 │ 1.5 │ 1.5 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例14│ 8.5 │ 2.7 │ 4.8 │ 2.5 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │実施例15│ 8.1 │ 2.2 │ 4.1 │ 2.3 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │比較例1 │ 2.5 │ 3.3 │ 2.3 │ 2.6 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │比較例2 │ 2.2 │ 3.4 │ 2.0 │ 2.5 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │比較例3 │ 1.8 │ 2.8 │ 1.7 │ 2.2 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │比較例4 │ 4.5 │ 9.7 │ 3.8 │ 5.6 │ ├─────┼─────┼──────┼─────┼──────┤ │比較例5 │25.2 │ 4.6 │21.4 │ 3.0 │ └─────┴─────┴──────┴─────┴──────┘ 上記の表5において、酸素透過度の単位は、〔cc/m2 /day・23℃・90%RH〕であり、水蒸気透過度の単位は、〔g/m2 /day・40℃・90%RH〕である。
上記の実施例2、実施例8、比較例1、および、比較例3で製造した包装製品を40℃オ−ブンで1週間保存し、しかる後、その重量を測定した。
上記の測定結果について、下記の表6に示す。
┌─────┬────────────────┐ │ │ ウエットティッシュ │ │ ├───────┬────────┤ │ │ 保存前 │ 保存後 │ ├─────┼───────┼────────┤ │実施例2 │ 156.32│ 156.02 │ ├─────┼───────┼────────┤ │実施例8 │ 156.30│ 156.03 │ ├─────┼───────┼────────┤ │比較例1 │ 154.78│ 153.61 │ ├─────┼───────┼────────┤ │比較例3 │ 156.55│ 155.83 │ └─────┴───────┴────────┘
上記の表6において、重量の単位は、〔g〕である。
上記の実施例1、実施例9、および、比較例2で製造した包装製品について、40℃、90%RHの恒温恒室器で1週間保存し、重量を測定した。
上記の測定結果について、下記の表7に示す。
┌─────┬────────────────┐ │ │ クッキ− │ │ ├───────┬────────┤ │ │ 保存前 │ 保存後 │ ├─────┼───────┼────────┤ │実施例2 │ 9.73 │ 9.80 │ ├─────┼───────┼────────┤ │実施例8 │ 9.70 │ 9.76 │ ├─────┼───────┼────────┤ │比較例1 │ 9.55 │ 10.12 │ └─────┴───────┴────────┘ 上記の表7において、重量の単位は、〔g〕である。
上記の実施例1〜15、および、比較例1〜5で製造した積層材、および、それを使用して製袋した包装用袋について、ラミネ−ト強度を測定した。
これは、ラミネ−ト強度試験機〔オレエンテック株式会社製、機種名、テンシロン万能試験機〕を使用し、試料15mm幅×剥離角度90度、ロ−ドセル5kgF、剥離速度50mm/minの条件で行った。
上記の結果について、下記の表8に示す。
┌─────┬─────────┬────────────┐ │ │ 積層材の │ 包装用袋の │ │ │ ラミネ−ト強度 │ ラミネ−ト強度 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例1 │ 620 │ 610 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例2 │ 620 │ 610 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例3 │ 615 │ 620 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例4 │ 640 │ 590 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例5 │ 630 │ 620 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例6 │ 625 │ 615 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例7 │ 630 │ 590 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例8 │ 625 │ 615 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例9 │ 610 │ 635 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例10│ 600 │ 610 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例11│ 剥離不可 │ 剥離不可 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例12│ 610 │ 625 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例13│ 剥離不可 │ 剥離不可 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例14│ 250 │ 260 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │実施例15│ 255 │ 270 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │比較例1 │ 630 │ 635 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │比較例2 │ 620 │ 620 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │比較例3 │ 625 │ 610 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │比較例4 │ 剥離不可 │ 剥離不可 │ ├─────┼─────────┼────────────┤ │比較例5 │ 215 │ 230 │ └─────┴─────────┴────────────┘
上記の表8において、ラミネ−ト強度の単位は、〔gf/15mm〕である。
上記の実施例2、および、比較例1で製造したバリア性フィルムにおいて、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方の面に、珪素酸化物層を形成した後、その珪素酸化物層の深さ方向の構成成分の変化を測定した。
これは、珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムについて、X線光電子分光装置(Xray Photoelectron Spectroscopy:XPS)を用いて、珪素酸化物層の膜表面から深さ方向に元素分析を行い、その際に検出された珪素、酸素、および、炭素量を測定して評価した。
上記の結果について、下記の表9に示す。
また、実施例2、および、比較例1で製造したバリア性フィルムにおいて、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの一方の面に、珪素酸化物層を形成した後、その珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムについて、Si−O−Si伸縮振動に基づくIR吸収ピ−ク位置およびSi−CH3 伸縮振動に基づくIR吸収ピ−ク強度を測定した。
これは、珪素酸化物層を形成した厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムについて、多重反射測定装置(日本分光株式会社製、機種名、ATR−300/H)を備えたフ−リェ変換型赤外分光光度計(日本分光株式会社製、機種名、Herschel FT/IR−610)によって測定した。
なお、赤外吸収スペクトルにプリズムとしてゲルマニウム結晶を用い、入射角45度で測定した。
上記の結果について、下記の表9に示す。
┌───────┬──────────┬─────────┬──────┐ │ │ Si:O:C │Si−O−Siピ−│Si−CH3 │ │ │ │ ク位置〔cm-1〕│ 吸収強度│ ├─┬─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │ │1の層 │ │ │ │ │実│ (表層)│100:160:90│ 1038 │0.028 │ │施├─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │例│2の層 │100:185:13│ 1065 │0.010 │ │2├─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │ │3の層 │ │ │ │ │ │(基材側)│100:170:85│ 1040 │0.027 │ ├─┼─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │ │1の層 │ │ │ │ │比│ (表層)│100:180:17│ 1060 │0.012 │ │較├─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │例│2の層 │100:185:15│ 1065 │0.011 │ │1├─────┼──────────┼─────────┼──────┤ │ │3の層 │ │ │ │ │ │(基材側)│100:188:15│ 1065 │0.012 │ └─┴─────┴──────────┴─────────┴──────┘
61 基材フィルム
62 バリア性層
63a 珪素酸化物層
63b 珪素酸化物層
63c 珪素酸化物層
64 金属酸化物層
71 コ−ティング膜
72 接着剤層
73 ヒ−トシ−ル性樹脂層
Claims (19)
- 少なくとも、基材フィルムと、該基材フィルムの一方の面に設けたバリア性層とからなり、更に、該バリア性層は、先に、少なくとも2室以上の製膜室を使用し、かつ、各室毎に、少なくとも、有機珪素化合物の1種以上からなる製膜用モノマ−ガス、酸素ガス、および、不活性ガスを含有する製膜用混合ガス組成物の各ガス成分の混合比を変えて調製した2以上の製膜用混合ガス組成物を使用し、その各製膜用混合ガス組成物を使用して製膜した2層以上のプラズマ化学気相成長法による多層の珪素酸化物層を設け、更に、該多層の珪素酸化物層の上に、物理気相成長法による金属酸化物層を設けた構成からなり、かつ、上記の多層の珪素酸化物層を構成する各珪素酸化物層は、その膜中に炭素原子を含有し、かつ、各珪素酸化物層毎に上記の炭素原子含有量が異なる構成からなるバリア性フィルムのバリア性層の上に、少なくとも、シランカップリング剤と充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成物またはポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング膜を設け、更に、該コ−ティング膜の上に、接着剤層を介して、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けたことを特徴とする積層材。
- 基材フィルムが、その外層面上に、外装材を設けることを特徴とする上記の請求項1に記載する積装材。
- コ−ティング膜が、その膜面上に、印刷模様層を設けることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載する積層材。
- コ−ティング膜とヒ−トシ−ル性樹脂層とが、その層間に、中間基材を設けることを特徴とする上記の請求項1〜3のいずれか1項に記載する積層材。
- 基材フィルムが、2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルム、2軸延伸ポリアミド系樹脂フィルム、または、2軸延伸ポリオレフイン系樹脂フィルムからなることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する積層材。
- 有機珪素化合物が、1.1.3.3−テトラメチルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメチルシラン、メチルトリメチルシラン、ヘキサメチルジシラン、メチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、ジエチルシラン、プロピルシラン、フェニルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、または、オクタメチルシクロテトラシロキサンの1種以上からなることを特徴とする上記の請求項1〜5のいずれか1項に記載する積層材。
- 不活性ガスが、アルゴンガス、または、ヘリウムガスからなることを特徴とする上記の請求項1〜6のいずれか1項に記載する積層材。
- 1の製膜用混合ガス組成物が、製膜用モノマ−ガス:酸素ガス:不活性ガス=1:0〜5:1(単位:slm、スタンダ−ドリッタ−ミニットの略である。)のガス組成比からなることを特徴とする上記の請求項1〜7のいずれか1項に記載する積層材。
- 2の製膜用混合ガス組成物が、製膜用モノマ−ガス:酸素ガス:不活性ガス=1:6〜15:1(単位:slm、スタンダ−ドリッタ−ミニットの略である。)のガス組成比からなることを特徴とする上記の請求項1〜8のいずれか1項に記載する積層材。
- 珪素酸化物層は、Si原子数100に対しO原子数150〜200、C原子数50〜100の成分割合からなり、更に、1030cm-1〜1060cm-1の間にSi−O−Si伸縮振動に基づくIR吸収があり、かつ、1274±4cm-1にSi−CH3 伸縮振動に基づくIR吸収があることを特徴とする上記の請求項8に記載する積層材。
- 珪素酸化物層は、Si原子数100に対しO原子数150〜200、C原子数50以下の成分割合からなり、更に、1045cm-1〜1075cm-1の間にSi−O−Si伸縮振動に基づくIR吸収があり、かつ、1274±4cm-1にSi−CH3 伸縮振動に基づくIR吸収があることを特徴とする上記の請求項9に記載する積層材。
- 珪素酸化物層が、第1層を膜厚30Å〜300Å、第2層を30Å〜300Åに調製して製膜した珪素酸化物層、または、第1層を膜厚20Å〜200Å、第2層を20Å〜200Å、第3層を20Å〜200Åに調製して製膜した珪素酸化物層からなることを特徴とする上記の請求項1〜11のいずれか1項に記載する積層材。
- 珪素酸化物層が、その膜中に炭素原子を含有し、かつ、その膜中の炭素含有量が膜表面から深さ方向に向かって増加していることを特徴とする上記の請求項1〜12のいずれか1項に記載する積層材。
- プラズマ化学気相成長法が、低温プラズマ化学気相成長法からなることを特徴とする上記の請求項1〜13のいずれか1項に記載する積層材。
- 金属酸化物層が、酸化アルミニウムの蒸着膜からなることを特徴とする上記の請求項1〜14のいずれか1項に記載する積層材。
- 少なくとも、基材フィルムと、該基材フィルムの一方の面に設けたバリア性層とからなり、更に、該バリア性層は、先に、少なくとも2室以上の製膜室を使用し、かつ、各室毎に、少なくとも、有機珪素化合物の1種以上からなる製膜用モノマ−ガス、酸素ガス、および、不活性ガスを含有する製膜用混合ガス組成物の各ガス成分の混合比を変えて調製した2以上の製膜用混合ガス組成物を使用し、その各製膜用混合ガス組成物を使用して製膜した2層以上のプラズマ化学気相成長法による多層の珪素酸化物層を設け、更に、該多層の珪素酸化物層の上に、物理気相成長法による金属酸化物層を設けた構成からなり、かつ、上記の多層の珪素酸化物層を構成する各珪素酸化物層は、その膜中に炭素原子を含有し、かつ、各珪素酸化物層毎に上記の炭素原子の含有量が異なる構成からなるバリア性フィルムのバリア性層の上に、少なくとも、シランカップリング剤と充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成物またはポリエステル系樹脂組成物によるコ−ティング膜を設け、更に、該コ−ティング膜の上に、接着剤層を介して、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けた構成からなる積層材を使用し、そのヒ−トシ−ル性樹脂層の面を対向させて重ね合わせ、次いで、その外周周辺の端部をヒ−トシ−ルしてシ−ルを設けたことを特徴とする包装用袋。
- 基材フィルムが、その外層面上に、外装材を設けることを特徴とする上記の請求項16に記載する包装用袋。
- コ−ティング膜が、その膜面上に、印刷模様層を設けることを特徴とする上記の請求項16〜17のいずれか1項に記載する包装用袋。
- コ−ティング膜とヒ−トシ−ル性樹脂装とが、その層間に、中間基材を設けることを特徴とする上記の請求項16〜18のいずれか1項に記載する包装用袋。
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