JP2005088586A - インキ壺 - Google Patents
インキ壺 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005088586A JP2005088586A JP2004263015A JP2004263015A JP2005088586A JP 2005088586 A JP2005088586 A JP 2005088586A JP 2004263015 A JP2004263015 A JP 2004263015A JP 2004263015 A JP2004263015 A JP 2004263015A JP 2005088586 A JP2005088586 A JP 2005088586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- doctor
- ink fountain
- ink
- strip
- doctor blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
- B41F31/027—Ink rail devices for inking ink rollers
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】2つのドクタ条片3,4を有しており、これらのドクタ条片3,4にそれぞれ1つのドクタブレード5,6が固定されるようになっており、2つのドクタブレード5,6のエッジ間に開口8が形成されていて、この開口8を通ってインキ壺1からインキ渡しローラにインキが伝達されるようになっている形式のインキ壺1を改良して、場合によってはインキ壺内に残存するインキが印刷機内に滴り落ちることなしに、迅速かつ問題なく交換することができるようなものを提供する。
【解決手段】前記開口8が、ドクタ条片3,4の互いに相対運動によって閉鎖可能である。
【選択図】図1
【解決手段】前記開口8が、ドクタ条片3,4の互いに相対運動によって閉鎖可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、インキ室若しくはインキ壺であって、2つのドクタ条片を有しており、これらのドクタ条片にそれぞれ1つのドクタブレードが固定されるようになっており、2つのドクタブレードのエッジ間に開口が形成されていて、この開口を通ってインキ壺からインキ渡しローラにインキが伝達されるようになっている形式のものに関する。
このような形式のインキ壺は、従来技術において一般的に公知であり、このインキ壺からインキをドクタローラに引き渡すか、又は一般的に印刷機のインキ渡しローラに引き渡すために用いられる。このために、インキ渡しローラは2つのドクタブレードの2つの各エッジにプレロードを受けながら当接しており、この場合、インキ渡しローラの回転によって、作業ドクタを形成するドクタブレードにおいて回転するインキローラが形成され、このドクタローラからインキがインキ渡しローラに伝達されるようになっている。この作業ドクタブレードに向き合う(閉鎖)ドクタブレードは、この場合、インキ渡しローラの停止時、つまりインキ壺内に存在するインキがインキ壺内で完全に分配されている場合に、インキ壺の開口をインキ渡しローラに対してほぼシールするために用いられる。
印刷機においてインキを別のインキに変える必要があり、このことは、相応のインキ壺を完全に空にし、洗浄する必要がある、ということを意味する。これは、機械における作業的及び時間的なコストを高価なものにするか、又はインキ壺を、インキ壺内に残っているインキと共に交換する必要がある。インキ壺の交換は、特にインキ壺内にまだインキ量が残存している場合に問題がある。何故ならば、インキ壺をインキ渡しローラから持ち上げる際に、残存するインキが、ドクタブレードの両エッジ間のインキ壺の開口を通ってインキ渡しローラ上に、及び場合によっては印刷機のその他の内部部材上に滴り落ちるからである。
このような問題を避けるために、従来技術においては、インキ壺を交換する前に、インキ壺を完全に空にするか、或いはインキ壺の交換前に保守要員によってインキ壺内に残存するインキを手動で又は吸引によって取り除くことが公知である。しかしながらこのような作業過程は、作業的にまた時間的に手間がかかる。
そこで本発明の課題は、冒頭に述べた形式のインキ壺を改良して、場合によってはインキ壺内に残存するインキが印刷機内に滴り落ちることなしに、迅速かつ問題なく交換することができるようなものを提供することである。
この課題を解決した本発明によれば、インキ壺内のドクタブレードのエッジ間に形成された開口が、ドクタ条片の互いの相対運動によって閉鎖可能であるように、構成されている。
本発明によれば、両ドクタ条片は互いに相対的に移動可能であって、この場合2つのドクタ条片が同時に移動可能であってもよいし、或いは、一方のドクタ条片が定置に配置されていて、他方のドクタ条片が前記一方のドクタ条片に対して可動であってもよい。このような互いの相対運動可能性によって、2つのドクタ条片に固定されたドクタブレードがこの運動に直接追従する。それに応じて、この運動を適当に選択することによって、各ドクタ条片におけるドクタブレードの両エッジは互いに相対的に移動し合うので、この相対運動時に、ドクタブレードのエッジ間の開口はまず、ドクタブレードが接触し合って開口を完全に閉鎖するまで、縮小されるようになっている。
本発明によれば、ドクタブレードのエッジ間の開口が、少なくとも1つのドクタ条片の回転運動及び/又は平行移動運動(並進運動)によって閉鎖可能である。
この場合、回転運動の実施例に関連して、少なくとも1つのドクタ条片が、インキ壺の長手方向に延びる回転軸線を中心にして回転可能であって、この回転軸線がドクタブレードのエッジから間隔を保っている。回転軸線がドクタブレードのエッジから間隔を保っていることによって、この回転軸線を巡る円軌道に沿ってドクタブレードのエッジが移動する曲率半径が規定され、この場合、この円軌道は、回転軸線の位置を相応に選定することによって、ドクタブレードが接触し合ってドクタブレードのエッジが完全に閉鎖するまで、ドクタブレードのエッジ間の開口がまず小さくなるように、構成されている。この場合、1つのドクタ条片だけが回転軸線を中心にして回転可能であって、このドクタ条片若しくはこのドクタ条片に組み付けられたドクタブレードのエッジが、定置のドクタ条片における定置のドクタブレードに向かって移動するようになっている。
或いは、2つのドクタ条片が各回転軸線を中心にして回転可能に構成されていて、それによって2つのドクタブレードの両エッジが同時に互いに移動し合うようになっていてもよい。
前記回転運動時に、各運動軌道に沿った1つ又は2つのドクタブレードのエッジの運動によって、このエッジがインキ渡しローラから持ち上がる。このような形式の持ち上がりを、1つ又は2つのドクタ条片の回転調節可能性において補償することができるようにするために、本発明の別の実施例によれば、回転運動と同時にインキ壺がインキ渡しローラに向かって移動するようになっている。つまり印刷機内での重力に基づいて方向付けされた組み付けの際に、インキ壺がほぼインキ渡しローラに向かって下降するようになっている。このような少なくとも1つのドクタ条片の同時に行われる回転、及びインキ壺の下降は、2つの運動を同期的に実施する機構によって実現されるので、インキ写しローラに対するインキ壺のシール性は、ドクタブレード間の開口が完全に閉鎖されるまで、ドクタ条片の運動が行われる時間全体に亘って保証される。この機構は例えばレバー及び/又は伝動装置によって実現される。
回転運動時に、場合によってはドクタブレードのエッジがインキ渡しローラから持ち上がるという問題を避けるために、特に有利な実施例によれば、少なくとも1つのドクタ条片によって、開口を閉鎖するための平行移動運動が実施されるようになっている。この実施例においても、同様の形式で、平行移動運動によって2つのドクタ条片が同時に、互いに接近する方向で移動せしめられるか、又はインキ壺内に一方のドクタ条片が組み付けて構成されていて、他方のドクタ条片が平行移動運動によってこの定置のドクタ条片に向かって移動するようになっていてもよい。
例えば定置のドクタ条片に対して可動に配置されたドクタ条片の、前記のような平行移動運動を可能するために、本発明によるインキ壺の特に簡単な構成によれば、インキ壺が2つのサイドエレメントを有しており、これら2つのサイドエレメント間にドクタ条片が配置されていて、一方のドクタ条片がサイドエレメントに固定的に結合されていて、他方のドクタ条片がサイドエレメントにスライド可能に結合されている。
このような構造において、ほぼフレーム状のエレメント構造が得られ、この場合、2つのドクタ条片が、互いにほぼ平行な長い2つのフレームエレメントを形成し、2つのサイドエレメントが2つの短いフレームエレメントを形成している。この場合、2つのそれぞれのサイドエレメントに1つのドクタ条片を堅固に固定することによって、U字形のプロフィール(断面形状)が得られ、この場合、それぞれ2つのサイドエレメントが、一方側が開放したU字形のプロフィールの両脚部を形成しているので、本発明によれば、この2つのサイドエレメントによって形成された両脚部間に可動なドクタ条片がスライド可能に配置されている。
このような形式のスライド可能な配置は、例えばスライド可能なドクタ条片の両端部とサイドエレメントとの間にそれぞれ1つのガイド機構が係止絵されていることによって実現される。このようなガイド機構によって、相応に可動なドクタ条片が平行移動運動によって定置のドクタ条片に向かって移動することができ、それによって、それぞれドクタ条片に固定されたドクタブレードの相応のエッジは、これらのエッジ間の開口が完全に閉鎖してインキ壺が印刷機のインキ渡しローラから持ち上げられるまで、それぞれドクタ条片に固定されたドクタブレードに接近する方向に移動することができ、それによって印刷機内にインキが滴り落ちることがなくなる。
本発明によれば、ガイド機構は特に簡単かつ頑丈に構成されていて、スライド可能なドクタ条片が、サイドエレメントに向いた側の端部でそれぞれ少なくとも1つのガイドピンを有しており、このガイドピンは、サイドエレメントに形成された少なくとも1つのガイドスリット内に挿入されるようになっている。ガイド条片が平行移動運動の際にガイドピンを中心にして回転するのを避けるために、有利には、可動なドクタ条片の各端部には1つのガイドピンだけが設けられているのではなく、2つ又はそれ以上のガイドピンが設けられている。
本発明の特に有利な実施例によれば、各サイドエレメント内のガイドスリットの形状によって、スライド可能なドクタ条片の平行移動運動経路が規定されている。この場合、ガイドスリットは、直線形状とは異なる形状、特にインキ渡しローラの外周面の湾曲形状と同じ湾曲形状を有している。
これによって特に、スライド可能なドクタ条片が定置のドクタ条片に向かって平行移動運動する際に同時に、一緒に移動するドクタブレードのエッジが、平行移動運動中にインキ渡しローラから持ち上がることがないので、インキ渡しローラに対するインキ壺のシール性は、ドクタブレードのエッジ間の開口が完全に閉鎖されるまで維持される。
特にサイドエレメントに形成されたガイドスリットは、スライド可能なドクタ条片のスライド運動時に、スライドせしめられたドクタブレードのエッジが定置のドクタブレードのエッジ上に正確に載るように構成されているか、又は有利な実施例では、一方のドクタブレード特にスライドせしめられたドクタブレードのエッジが、他方のドクタブレード特に定置のドクタブレードの面上に載るように構成されている。これによって、インキ壺の特に良好なシール性が得られる。何故ならば、スライド可能なドクタブレードのエッジの端面側が、十分に大きい力で他方のドクタブレードの面に押し付けられるからである。
上記構造においてさらに、インキ渡しローラに対する開口若しくはドクタブレードのシール性と共に、インキ壺の側方の端部に対するシール性も得られるようにするために、各サイドエレメントに、例えば閉鎖部材として構成された相応のシール装置が配置されており、この閉鎖部材がインキ壺からインキが側方に流れ出さないようにインキ壺をシールするようになっている。この場合特に閉鎖部材にシールが設けられていて、このシールが、一方ではインキ渡しローラの外周面に当接し、他方では、少なくとも1つのドクタブレード有利には2つのドクタブレードの上側面に当接している。このような構造において、前記シールが閉鎖部材と協働して、側方をシールする壁部領域が形成され、この壁部領域が、インキ壺の側方からインキが漏れ出るのを阻止するようになっている。
可動なドクタブレードの運動時、及びひいてはこれと同時に行われる所属のドクタブレードの運動時に、インキ漏れ出しに対する側方のシールを得るために、このシールは、ドクタブレードの運動に合わせて撓むようになっているので、ドクタブレードの特に平行移動運動全体に亘って、可動なドクタブレードの上側面に対するシールの接触が維持される。
以下に本発明を図面に示した実施例を用いて具体的に説明する。
図1には本発明によるインキ室若しくはインキ壺1の斜視図が示されており、このインキ壺1は、図示の構成では主に2つのサイドエレメント2より構成されており、これらのサイドエレメント2間に2つのドクタ条片3及び4が延在していて、これらのドクタ条片3及び4は互いにほぼ平行に配置されている。
図示していないインキ渡しローラに向けられた、2つのドクタ条片3及び4のそれぞれ下端部において、相応の緊締条片3a及び4aによってドクタ条片3及び4にドクタブレード6及び5が固定されており、この場合、公知の形式で2つのドクタブレード間に、鈍角の大きい角度が形成されている。
これによって、2つのドクタ条片3と4との間、2つのサイドエレメント2の間、及びドクタ条片3及び4に配置された相応のドクタブレード5と6との間に、インキを受容するための中空室7が形成される。このインキは、ドクタブレード5及び6の両エッジ間の開口8を通って、図示していないインキ渡しローラに伝達される。
図3には、サイドエレメント2に配置された閉鎖部材9の側方から見た断面図が示されており、この閉鎖部材9内にドクタブレード5及び6の側方の端部が侵入している。さらに、閉鎖部材9の内部にはシール10が配置されており、このシール10は、定置の部分10aと、この定置の部分10aからほぼフィンガー状に延びる部分10bとを有している。
シール10は、その側方の領域が閉鎖部材9の後ろの壁部9aに当接していて、同時にその下方の領域が、各ドクタ領域5及び6の上側面にも、また図示していないインキ渡しローラの外周面にも当接している。それによって全体的にインキ壺システムの側方のシール性が得られる。閉鎖部材9の構成及び特にサイドエレメント2の構成は、図4に詳しく示されている。
すべての図面に関連して、各サイドエレメント2には、所属のドクタブレード6を備えたドクタ条片3が定置に、スライド不能に例えばねじによって固定されている。それに応じて2つのサイドエレメント2とドクタ条片3とから成る装置全体は、ほぼU字形の堅固なプロフィールを形成している。このプロフィールにおいて、インキ壺1内に向けられた、サイドエレメントの2つの面は、2つの脚を形成しており、この2つの脚間に、可動なドクタ条片4が所属のドクタブレード5と共にスライド可能に配置されている。
このスライド可能性は、図示の実施例では、ドクタ条片4のそれぞれ側方の端面内に、図示していない2つのガイドピンが挿入されており、これら2つのガイドピンが、サイドエレメント2の図示された細長い溝としてのガイドスリット11内に挿入されていることによって得られる。
相応に、可動なドクタ条片4は、このドクタ条片4に固定されたドクタブレード5と一緒に矢印20方向に、定置のドクタ条片3上で平行移動運動(translatorisch;並進運動)せしめられ、この場合、正確な運動軌道が、細長いガイドスリット11内のガイドピンの経路によって得られる。
この場合、ガイドスリット11はやや湾曲して構成されており、この湾曲は、図示していないインキ渡しローラの外周面の形状に少なくとも部分的に追従する。従って、ドクタブレード5のエッジは、ガイドスリット11内でのドクタ条片4の平行移動運動時にドクタ条片4の外周面から持ち上がらないか、又は過大な力をインキ渡しローラに加え、それによって開口8の閉鎖過程時にインキ渡しローラに対するインキ壺のシール性が維持される。
この閉鎖過程時に、シール10のフィンガ状の区分10bが、ドクタブレード5の圧力によって撓むが、その弾性に基づいて及び場合によっては付加的に作用するばねプレロードに基づいてドクタブレード5の上側面に接触維持されるので、サイド領域においてインキが漏れ出ることは避けられる。
ドクタ条片3に向かってドクタブレード4がスライドすることによって、有利にはドクタブレード5のエッジがドクタブレード6の上側面上に載り、2つのドクタブレード5及び6の互いに最適なシール性が得られるように構成されている。
インキ壺1の通常運転中に、可動なドクタ条片4が間違ってスライドするのを避けるために、サイドエレメント2にもまたドクタ条片4の端部領域にも相応の固定部材が設けられている。
図1及び図2に示した実施例では、ドクタ条片4の上側の各端部領域に、この端部領域内で可動な固定ピン13のためのホルダ12が設けられており、この場合、手動で又は自動的に作業員がホルダ12に設けられた固定ピン13を移動させて、固定ピンの一端部が、サイドエレメント2上の保持部材14に設けられた孔内に係合するようにし、それによってインキ壺をその作業位置で固定することができる。
例えば整備の際に、ドクタブレード5及び6の両エッジ間のインキ壺1の開口8を閉鎖するために、作業員はまずホルダ12の固定ピン13をスライドさせて、固定ピン13の一端部を保持部材14から係合解除し、それによってドクタ条片4をドクタ条片3に向かって移動させることができる。この場合、有利には2つのドクタ条片3と4との間の、インキ壺の長手方向に対して垂直方向の間隔は、2つのドクタ条片3及び4を作業員の手の指で掴むことができる程度に選定されており、それによって手を握って閉鎖運動させることによって2つのドクタ条片を互いに開く方向にスライドさせることができる。
選択的な実施例では、この運動は、手動でレバーを介して、或いは空圧式又はモータ式に、ドクタ条片3に向かってドクタ条片4を平行移動させることができる適当な機構によって構成されている。これは、スライド可能なドクタ条片が側方ガイド内で場合によっては傾くことを避けることができる、という付加的な利点を有している。この構成では、前記固定ピンの運動を同様に空圧式に又はモータ式に実施することができるという利点を有している。
さらに閉鎖されたインキ壺1の固定を保証するために、ホルダ12の固定ピン13は、この固定ピン13が閉鎖された位置に配属された保持部材14の第2の孔15に係合するようにスライドさせることできる。この孔15内に固定ピン13の端部が係合すると、インキ壺1の閉鎖状態でドクタ条片4がドクタ条片3に対して間違ってスライドせしめられることが避けられるので、インキ壺1は確実に閉鎖されたユニットを形成する。
2つのドクタ条片3及び4を互いに接近移動させる際に、容積が縮小されることによって、インキ壺1内に場合によって残存するインキの残りが、インキ室から上方に漏れ出るのを避けるために、別の実施例によれば、1つ又は2つのドクタ条片3,4が切欠16を有しており、この切欠16が残存するインキのための貯蔵室を形成するようになっている。
このような切欠16は、1つ又は2つのドクタ条片3,4において例えばインキ壺1の長手方向に延びる溝16によって形成されている。例えばこの溝16は、インキ壺1のいわゆる閉鎖ドクタに配属されたドクタ条片に配置することができるので、インキ壺1の運転中に回転するインキローラは、このインキローラに向き合うドクタ条片4で転動するようになっている。これと逆の配置も同様に可能である。
この切欠16の配置は、図2において、定置のドクタ条片3内に破線によって示されている。
図示のインキ壺を本発明に従って構成したことによって、簡単な形式で、運転中に印刷機のインキ壺を交換することができる。何故ならば、両ドクタ条片が互いにスライド可動であることによって、両ドクタブレードのエッジ間のインキ通路開口を閉鎖することができるからである。
1 インキ壺、 2 サイドエレメント、 3,4 ドクタ条片、 3a,4a 緊締条片、 5,6 ドクタブレード、 7 中空室、 8 開口、 9 閉鎖部材、 10 シール、 10a 定置の部分、 10b フィンガー状の部分、 11 溝、ガイドスリット、 12 ホルダ、 13 固定ピン、 14 保持部材、 15 第2の孔、 16 溝
Claims (10)
- インキ壺(1)であって、2つのドクタ条片(3,4)を有しており、これらのドクタ条片(3,4)にそれぞれ1つのドクタブレード(5,6)が固定されるようになっており、2つのドクタブレード(5,6)のエッジ間に開口(8)が形成されていて、この開口(8)を通ってインキ壺(1)からインキ渡しローラにインキが伝達されるようになっている形式のものにおいて、
前記開口(8)が、ドクタ条片(3,4)の互いの相対運動によって閉鎖可能であることを特徴とする、インキ壺。 - 前記開口(8)が、少なくとも1つのドクタ条片(4)の回転運動及び/又は平行移動運動によって閉鎖可能である、請求項1記載のインキ壺。
- 少なくとも1つのドクタ条片が、インキ壺の長手方向に延びる回転軸線を中心にして回転可能であって、この回転軸線がドクタブレードのエッジから間隔を保っている、請求項1又は2記載のインキ壺。
- インキ壺(1)内に可動に配置されたドクタ条片(4)が、平行移動運動によって、インキ壺(1)内に定置に配置されたドクタ条片(3)に向かって移動可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載のインキ壺。
- インキ壺(1)が2つのサイドエレメント(2)を有しており、これら2つのサイドエレメント(2)間にドクタ条片(3,4)が配置されていて、一方のドクタ条片(3)がサイドエレメント(2)に固定的に結合されていて、他方のドクタ条片(4)がサイドエレメント(2)にスライド可能に結合されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のインキ壺。
- スライド可能なドクタ条片(4)の両端部と、サイドエレメント(2)との間にそれぞれ1つのガイド機構(11)が形成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のインキ壺。
- スライド可能なドクタ条片(4)が、そのサイドエレメント(2)に向いた側の端部にそれぞれ少なくとも1つのガイドピンを有しており、このガイドピンが、少なくとも1つのガイドスリット(11)内に挿入され、該ガイドスリット(11)がそれぞれ1つのサイドエレメント(2)に形成されていて、このガイドスリット(11)の形状が、スライド可能なドクタ条片(4)の平行移動運動経路を規定するようになっている、請求項1から6までのいずれか1項記載のインキ壺。
- サイドエレメント(2)に形成されたガイドスリット(11)は、スライド可能なドクタ条片(4)のスライド運動時に一方のドクタブレード(5)のエッジが他方のドクタブレード(6)の面上に載るように構成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のインキ壺。
- 各サイドエレメント(2)に1つの閉鎖部材(9)が設けられており、該閉鎖部材(9)は、インキが漏れ出ないようにインキ壺(1)を側方でシールしており、閉鎖部材(9)にシール(10)が設けられていて、このシール(10)が、インキ渡しローラの外周面に、及び少なくとも1つのドクタブレード(5,6)の上側面に当接している、請求項1から8までのいずれか1項記載のインキ壺。
- シール(10)がドクタブレード(5)の運動をシールするように可撓性に構成されている、請求項9記載のインキ壺。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10342519 | 2003-09-12 | ||
DE10349053A DE10349053B4 (de) | 2003-09-12 | 2003-10-17 | Farbkammer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005088586A true JP2005088586A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34137327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004263015A Withdrawn JP2005088586A (ja) | 2003-09-12 | 2004-09-09 | インキ壺 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7234396B2 (ja) |
EP (1) | EP1514684B1 (ja) |
JP (1) | JP2005088586A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4368386B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2009-11-18 | 株式会社東京機械製作所 | 輪転機用インキレール |
DE102007027385B4 (de) * | 2007-06-11 | 2011-06-16 | Windmöller & Hölscher Kg | Farbkammer für ein Farbwerk einer Rotationsdruckmaschine und Verfahren zur Herstellung einer solchen Farbkammer |
DE102007041758A1 (de) * | 2007-09-04 | 2009-03-05 | Kba-Metronic Ag | Farbkammer |
DE102007041755B4 (de) * | 2007-09-04 | 2011-02-17 | Kba-Metronic Aktiengesellschaft | Farbkammer |
DE102007041756B4 (de) * | 2007-09-04 | 2010-10-21 | Kba-Metronic Aktiengesellschaft | Farbkammer |
DE102008011203B4 (de) * | 2008-02-26 | 2010-11-25 | Kba-Metronic Aktiengesellschaft | Druckverfahren und Druckwerk |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE294500C (ja) * | ||||
US2371223A (en) * | 1945-03-13 | Intaglio printing press | ||
US2783709A (en) * | 1951-04-19 | 1957-03-05 | Princeton Knitting Mills Inc | Stencil printing apparatus |
US4009657A (en) * | 1975-02-25 | 1977-03-01 | Scott Paper Company | Apparatus for applying fluid to an intaglio roll for transfer to a soft, absorbent fibrous web |
CA1108469A (en) | 1976-12-21 | 1981-09-08 | John Grosart | Inking device |
DE2929891A1 (de) | 1979-07-24 | 1981-02-12 | Roland Man Druckmasch | Farbkasten fuer eine rotationsdruckmaschine |
US4512254A (en) * | 1984-04-24 | 1985-04-23 | Motter Printing Press Co. | Foam ink fountain |
GB2257386B (en) * | 1991-06-24 | 1995-07-05 | Tani Denki Kogyo Kk | Screen printing apparatus |
JP3345653B2 (ja) * | 1993-05-12 | 2002-11-18 | 谷電機工業株式会社 | スクリーン版クリーニング装置 |
DE4320833C1 (de) * | 1993-06-23 | 1994-09-22 | Roland Man Druckmasch | Verfahren und Vorrichtung zum Austausch eines Rakelblattes einer Kammerrakel für Rotationsdruckmaschinen |
DE4425478A1 (de) * | 1994-07-19 | 1996-02-08 | Roland Man Druckmasch | Kammerrakel |
DE29602257U1 (de) * | 1996-02-09 | 1996-03-28 | MAN Roland Druckmaschinen AG, 63075 Offenbach | Kammerrakel |
US5967044A (en) | 1998-05-04 | 1999-10-19 | Marquip, Inc. | Quick change ink supply for printer |
ATE286809T1 (de) * | 1999-10-05 | 2005-01-15 | Gallus Ferd Rueesch Ag | Farbkammerrakel |
DE10028479A1 (de) | 2000-06-08 | 2001-12-13 | Roland Man Druckmasch | Kammerrakel |
AU2000265521A1 (en) | 2000-08-24 | 2002-03-04 | Gallus Ferd. Ruesch Ag | Chamber doctor blade |
EP1293342A1 (de) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Windmöller & Hölscher KG | Farbkammer für Rotationsdruckmaschinen mit stirnseitiger Abdichtung |
-
2004
- 2004-09-09 JP JP2004263015A patent/JP2005088586A/ja not_active Withdrawn
- 2004-09-10 US US10/939,323 patent/US7234396B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-09-10 EP EP04021523.8A patent/EP1514684B1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1514684A1 (de) | 2005-03-16 |
EP1514684B1 (de) | 2013-05-01 |
US20050081729A1 (en) | 2005-04-21 |
US7234396B2 (en) | 2007-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2612078B2 (ja) | 印刷機用インキダクト | |
JP2005088586A (ja) | インキ壺 | |
JPH08300616A (ja) | 回転印刷プレスのインク装置用ドクターブレード装置 | |
JP6613963B2 (ja) | 窓用装置 | |
US20240009992A1 (en) | Device for applying a fluid to a roller | |
JPH0655728A (ja) | 印刷機のための持運び可能、取外し可能、挿入可能なインキみぞボックス | |
JPH11227169A (ja) | 印刷機の胴を清掃する装置 | |
JP2001187443A (ja) | 印刷機のインキ装置のインキ供給装置において貯蔵インキを受容するための装置、ならびに、該インキ受容装置を備えたインキつぼ、インキ装置および印刷装置 | |
JP3192962U (ja) | ドクタ装置用のシール | |
US6053102A (en) | Chamber doctor with means for moving doctor blade | |
JP2006528563A (ja) | グラビア印刷及び散布組立体用のインク及びドクターユニット | |
US10394163B2 (en) | Toner cartridge with a toner switch assembly | |
JPH04224958A (ja) | ドクタ式インキ装置 | |
US5832828A (en) | Inking unit for a rotary printing press | |
CN108016128B (zh) | 具有用于抽吸开口的集成式闭锁滑块系统的页张输送元件 | |
KR101526707B1 (ko) | 차량용 에어클리너 | |
KR100755969B1 (ko) | 차량용 에어벤트 | |
US7997197B2 (en) | Closable ink cartridge for printer roll | |
US8360767B2 (en) | Device for avoiding the uncontrolled discharge of melt from a nozzle plate | |
CN215435670U (zh) | 自动沾印油的印章结构 | |
US5790148A (en) | Insertable printer head cap for an ink jet printer | |
KR20100057282A (ko) | 공기조화장치의 블레이드 도색 지그 | |
JPH035989B2 (ja) | ||
US2684028A (en) | Cylinder housing means for intaglio printing machines | |
US20030051619A1 (en) | Ink chamber for rotary printing machines with face-sided sealing lips, which are at an oblique angle to the axis of rotation of the inking roller |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070606 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090623 |